トガヒミコ(僕のヒーローアカデミア)

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&font(#6495ED){登録日}:2021/01/27 Wed 19:53:00 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 5 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- #center(){ &sizex(5){&bold(){&font(#ff0000,#ffdc00){さっきも思ったんですけど もっと血が出てた方がもっとカッコイイよ 出久くん!!}}}} トガヒミコは漫画『[[僕のヒーローアカデミア]]』の登場人物。 目次 #contents *プロフィール 誕生日:8月7日 身長:157cm 好きなもの:血、柘榴 性格:惚れっぽい CV:[[福圓美里]] ステージ版:[[伊波杏樹]] *概要 『[[敵連合>敵連合(僕のヒーローアカデミア)]]』の紅一点。 現在17歳のまさに女子高生で連合の面々の中では最年少。 本名も「&ruby(トガヒミコ){渡我被身子}」だが、中学生の頃から&bold(){“連続失血死事件”}を起こして警察に追われている凶悪犯。 未成年であるためにその名はメディアなどでは明かされていない。 敬語混じりだが、どこか言葉足らずな話し方が特徴的。 容姿は[[八重歯]]に隈のある目、金髪の両サイドをお団子頭にし、常に[[セーラー服]]を着用。 丈の短いミニスカートを履き、ベージュ色のセーターで[[萌え袖]]を作っている。 冬になると敵連合の僅かな資金を使って「カァイイコート」を買い込むなどお洒落にも気を遣う。 なんてフリーダム。 戦闘の際には自由自在にアームを伸ばせる注射器や口元を覆うフェイス、そして[[ナイフ>ナイフ(武器)]]を装備して戦っているが装備については「可愛くない」と不満を漏らしている。 因みにこの注射器などの装備品は闇のブローカーこと義欄に提供してもらったもの。 腰のベルトには採取した血液を保存するための冷却機能を備えたケースが装着されており、一ヶ月以上もの保管が可能な優れもの。 見た目によらず身体能力も高く、プロヒーローである[[イレイザーヘッド>相澤消太]]に拘束された時はその勢いを利用して彼の背後に回り込み、逆に刃物で刺すなど本人の戦闘力も決して侮れない。 また、警察に追われる日々や他人に化けて生きてきたことから観察力も優れており、入中の劣等感を煽って見せたりもした。 *人物 本人曰く「カァイイもの」や「血の香りがするボロボロの人」が大好きらしく、そんな大好きなものの「血を吸う」という常軌を逸した性癖を持っていた。 だがこの性癖は生来のもので、自身曰く「普通」。 [[出久>緑谷出久]]や[[スピナー>スピナー(僕のヒーローアカデミア)]]もそうだが、好きなものや憧れの存在に近づくために真似をすることはごく一般的な感性である。 しかし彼女の場合は“個性”によって『好きなものそのもの』に成ることができた。 結果として&bold(){『好きになる=近づきたい=“個性”で変身する=血を吸う』}という嗜好が結びついてしまった。 彼女にとって「血を吸うな」というのは「誰も好きになるな」と同義なのである。 しかし両親は理解を示すことはなく、社会に適応させるべく『矯正』という名の否定を行い、トガ自身は我慢に我慢を重ね偽りの笑顔を浮かべ続けていたが、 中学校の卒業式の際にとうとうその嗜好を抑えきれず片思いしていた相手を襲撃し、以来自身の個性も活用して行方を晦ませ、気に入った相手を襲撃しては血を吸う生活を送ってきた。 ゆえに今の世の中を生きにくいと感じており、好きに生きるために世界をぶっ壊すことを望んでいる。 [[ステイン>ステイン(僕のヒーローアカデミア)]]をカッコイイと評しており、敵連合に接触したのもステインありき。 だが「ステ様を殺したい!」と満面の笑顔で言ってのけるなど初対面にしてその歪みっぷりを[[死柄木>死柄木弔]]や読者に見せつけた。 また同時に接触してきた[[荼毘>荼毘(僕のヒーローアカデミア)]]からは「イカレ野郎」と呼ばれてしまうが本人は気にしていない。 最初は死柄木から認められず一触即発の殺し合いにまでもつれ込んだが、死柄木が信念を見出して以降は改めて敵連合に迎え入れられた。 自分を当たり前に受け入れてくれた連合には居心地の良さを感じており、また仲間達の特殊な事情にも理解を示すなど連合の仲間意識は強い。 そのため仲間として慕っていたマグネを殺したオーバーホールには愛嬌無しの怒りを見せたことも。 *◆[[個性>個性(僕のヒーローアカデミア)]]:「変身」 血を摂取する事で、その血の持ち主に変身する個性。 直接吸う必要はなく、保管しておいた血液を飲むことでも変身可能。 摂取した血の量に応じて変身時間が変わり、コップ一杯分で一日くらい変身できる。 また対象の服装もコピーしてしまうため、変身する際には&bold(){裸}になる必要がある。 そのため変身が解けると素っ裸に戻ってしまう((アニメでは首から下が白塗りの泥を被ったような状態で表現されている。))。 変身解除時は本人も恥ずかしいと語っているが、好きな相手や苦楽を共にしたメンバーの前ならまだ平気なようである。 この個性を活用するためにトガは刃物や注射器を武器としている。 元々は長い時間変身するために血液を入手しようとすると血を出しすぎてしまい、対象を殺してしまう結果となっていたが、 現在はブローカーから支給された注射器により効率的に血液を吸うことができる装備を持っている。 「異能解放軍編」では“個性”が成長し、&bold(){変身した相手の“個性”を使用できるようになっていたことが判明した}。 ただし、他人の“個性”を使用するのはトガの身体に大きな負担がかかるほか、&bold(){「心から好意を寄せた相手」}でなければ変身しても“個性”のコピーができない模様。 そのためコピー対象は現在では仲間である敵連合のメンバーかトガが(一方的に)気に入った相手のみとなる。 *来歴 開闢行動隊として参加した林間合宿襲撃では最低三人の血を吸うことを命じられていたようだが、[[お茶子>麗日お茶子]]の血しか採取出来なかった。 だが(彼女自身から見て)お茶子や[[梅雨>蛙吹梅雨]]とお友達になれたこと、そして何より自分にとってドストライクな[[出久>緑谷出久]]と知り合えたことで大満足していたので特に気にしていなかった。 やっぱりフリーダムなトガちゃんである。 その後は独断でヒーロー仮免試験に自身の個性を使って現見ケミィに化けて参加、出久の血を入手するなど本当にフリーダムに活動している。 &s(){上鳴と峰田からは変な誤解をされてしまいました。} [[オーバーホール>オーバーホール(僕のヒーローアカデミア)]]とのいざこざの際にはマグネを殺されたことによる怒りを見せ、更には出向組として[[死穢八斎會]]に組み込まれることを最初は拒否していた。 しかし死柄木のカリスマに飲まれ、今度はその指示を聞き入れて出向組として参加。 出久達ヒーローによるガサ入れの際にはロックロックを襲撃し彼に化けたり、出久に化けてヒーローや警察を手引きするなど存分に暗躍。 途中オーバーホールに仕返しをするべく[[トゥワイス>トゥワイス(僕のヒーローアカデミア)]]と共に死穢八斎會を裏切って内部から攪乱、八斎會壊滅に一役買ったり、トゥワイスの作戦を連合に伝えるなど死柄木からの「信頼」に応え、連合へと戻った。 [[異能解放軍>異能解放軍/超常解放戦線]]との闘いでは幹部のキュリオスと戦闘。 彼女の個性「地雷」によって血そのものも起爆剤にさせるという戦法に苦しめられるものの、最中にお茶子に化けた際、何と化けた人間の「個性」の使えるようになったことが発覚。 これによってキュリオス含め、複数の解放軍戦士を墜落死させて撃破した。 重傷を負ったために戦線から離脱して隠れていたが、[[スケプティック>スケプティック(僕のヒーローアカデミア)]]が生み出した人形たちに見つかり、殺されそうになってしまう。 しかし[[トラウマ]]を振り切ったトゥワイス達の複製達に助けられ、更には重傷を負ったことで失血死しそうになったところをトゥワイスがトガの複製から輸血させるという方法で何とか生き残る。 因みに女の子なので今までは中々採寸させてもらえなかったらしい。 その後は超常解放戦線にてスケプティックと共に開闢行動情報連隊「CARMINE」の隊長となった。 だが「全面戦争編」では[[コンプレス>Mr.コンプレス]]と共にヒーローたちの襲撃に追われてとあるヒーローに捕まりかけるも確保される直前でトゥワイスの分身に救われた。 だが彼の死を知ってしまった彼女は怒りに身を任せ、自身を襲ったヒーローの姿に化けて数々のヒーローを切り付けるという彼女らしくない大立ち回りを見せる。 その後は死柄木の指令を受けた[[ギガントマキア>ギガントマキア(僕のヒーローアカデミア)]]によって背中に乗せられ、他のメンバーと共に死柄木と合流を目指す。 しかしその途中でも多数のヒーローや雄英生徒らの妨害を受ける中で、ヒーローや現代社会に対する怒りと共に&bold(){「あくまで“普通”であろうとする自分は受け入れられないのか」「大切な仲間であったトゥワイスは本当に殺されなければならなかったのか」}という疑問が沸き上がる。 マキアが遂に市街に到達した辺りで自分が友達認定した梅雨とお茶子が近くにいることを知り、沸き上がった疑問を彼女たちにぶつけるべくコンプレスの静止も振り切って一人マキアの背中を降りていった。 この際、スピナーからは背中を押された上で「必ず戻って来い」との激励を受けており、トガは「敵連合こそが自分の居場所」と再認識した上でお茶子たちの元へと向かう。 適当な老婆の血を入手した((この老婆の生死は不明、アニメでは殺害した事になっている))上で変身し、要救助者がいると偽ることでお茶子を誘いだすことに成功。 自身の疑問をぶつけながらお茶子と交戦し、一進一退の攻防を繰り広げる。 お茶子はあくまでヒーローとして、「好き勝手に生きるのならその責任は受け入れなければならない」と断ずる。 それを受けたトガは…… #center(){&bold(){&font(#ff0000,#ffdc00){うん。そうだね}}} &bold(){自分たちは普通の社会からは決して受け入れられない存在である}と悟り、悲し気な笑みと涙を浮かべた。 お友達認定したお茶子と決別すべく止めを刺そうとするも、直前で梅雨の乱入を受けて撤退。 改めて自分の居場所である連合の元へと戻るべく逃走するのだった。 だが同じ頃、ようやく連合と合流した死柄木だが満身創痍だった上にその精神が個性因子内に宿っていた[[オール・フォー・ワン>オール・フォー・ワン(僕のヒーローアカデミア)]]の意識に乗っ取られるというまさかの事態が発生。 劣勢だったこともあり、彼はトガの到着を待つことなく生き残ったメンバーだけを連れて逃走してしまった上に潜伏してしまったために合流できない状況が続く。 その間もトガは逃亡生活を送り続けたが、死柄木やギガントマキアが齎した壊滅的な被害やタルタロス陥落を始めとした多数のヴィラン脱獄、荼毘の告発などもあって日本中の治安が崩壊。 ヒーローや警察の手が足りないことや持ち前の技術を駆使して彼女は捕まることなく彷徨い続けた。 一ヶ月以上が経過した頃、彷徨っていたトガはある場所へと辿り着く。 そこは嘗て自分が生まれ育った家。 しかし治安崩壊の影響を受けて当然家族は逃げ出してしまった後であり、何よりトガという[[殺人鬼]]を生み出してしまったことで家の壁には無数の誹謗中傷が書き込まれていた。 その上、嘗ての自分の部屋は空っぽになっていた。 トガの両親は犯罪者となってしまった娘の存在に耐え切れず、彼女を忘れようと&bold(){トガを感じさせるものすべてを捨ててしまっていたのである。} 普通の社会、ヒーロー、友達だと思っていたお茶子、そして家族――あらゆる者から受け入れられないと改めて悟ったトガが家を後にすると、そこには意外な人物が待っていた。 #center(){&bold(){&color(#00caff,purple){てめーのようなイカレ女にも、感傷に耽る心があるとはね}}} なんと連合の仲間であり、かつ最も仲間意識の低かった荼毘がいたのである。 彼はトガの迷いを断ち切るべく、火傷も厭わずに彼女の家を焼き払う。 この時トガは彼の本名を呼んだ上で迷いを断ち切らせてくれた荼毘を「優しいんだね」と称した。 荼毘はあくまで「エンデヴァーを苦しめたいから」と理由付けした上で、彼女に託していたあるものの使用を促す。 それはマキアに攫われる前に死体から採取していた&bold(){「本物のトゥワイスの血液」}であった。 荼毘は彼女の「変身」の個性を利用し、「二倍」による無限増殖を再現させようとしていたのである。 これの使用についてはその場では答えなかったが、何にせよトガは荼毘を通じて遂に連合との合流を果たし、最終決戦の場に姿を現すのだった。 第2次決戦にて、トゥワイスの血液を摂取して変身。「無限増殖 哀れな死の行進(サッドマンズデスパレード)」の能力を発動。 「殺意」が混ざったことで他者の増殖こそ不可能になっている(また、彼女の『個性』は声も『変身』した相手の声に変わるのだが、アニメ版では声もトゥワイスの声に変わらず彼女自身のままだった)ものの、分身体が返り血を摂取することで変身能力まで付与した「我々は大勢であるがゆえに(サッドマンズレギオン)」の圧倒的な物量と攪乱効果により多数のヒーロー達を戦闘不能に追い込み、その一帯どころか戦局全土の蹂躙すら目前とした。 そんな極限の状況下で唯一麗日お茶子が直接対峙に漕ぎ着けるものの、自身と世界の隔絶への怒りに燃えるトガの手によって、腹部をナイフで突き刺されてしまう。失血死寸前の重傷を負ったお茶子だったが、止めを刺そうと迫り来るトガに対して「敵対する異常者としてのヴィラン」ではなく、同じ目線を持った一人の人間として向き合う為に能力を行使、分身体を「無重力(ゼログラビティ)」の個性によって無力化し、本体との接触に成功する。 対話の中で、お茶子はトガの過去から現在に至るまでの全ての思いを受け止め、笑みを浮かべて「カァイイ(可愛い)?」と問いかけるトガに対して「世界一」と答える。 肉親からすら迫害され絶望していたトガは唯一の理解者を得た事で戦意を喪失、同時に時間制限によりトゥワイスの個性二倍も消滅して戦闘は終結する。 その後、戦闘の最中で大量に失血したお茶子は瀕死の状態となっていたが、今度はトガの方から歩み寄り、溢れ出たお茶子の血を摂取する事で血液まで含めて本人に変身。今まで吸血に用いていたツールによって輸血を試みる。制止するも体の動かないお茶子に、トガは自らに寄り添ってくれた事に対して感謝の思いを伝えながら輸血を強行、今までとは逆に血を分け与える事によって自らの親愛の対象と一つとなり、齢17歳にて生涯に幕を閉じた。 こうして、最終決戦で敵連合の幹部としては荼毘に続く3人目の脱落者となった。 追記・修正お願いします。 #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,27) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #lsd() #comment_num2(num=30) }
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そのため仲間として慕っていたマグネを殺したオーバーホールには愛嬌無しの怒りを見せたことも。 *◆[[個性>個性(僕のヒーローアカデミア)]]:「変身」 血を摂取する事で、その血の持ち主に変身する個性。 直接吸う必要はなく、保管しておいた血液を飲むことでも変身可能。 摂取した血の量に応じて変身時間が変わり、コップ一杯分で一日くらい変身できる。 また対象の服装もコピーしてしまうため、変身する際には&bold(){裸}になる必要がある。 そのため変身が解けると素っ裸に戻ってしまう((アニメでは首から下が白塗りの泥を被ったような状態で表現されている。))。 変身解除時は本人も恥ずかしいと語っているが、好きな相手や苦楽を共にしたメンバーの前ならまだ平気なようである。 この個性を活用するためにトガは刃物や注射器を武器としている。 元々は長い時間変身するために血液を入手しようとすると血を出しすぎてしまい、対象を殺してしまう結果となっていたが、 現在はブローカーから支給された注射器により効率的に血液を吸うことができる装備を持っている。 「異能解放軍編」では“個性”が成長し、&bold(){変身した相手の“個性”を使用できるようになっていたことが判明した}。 ただし、他人の“個性”を使用するのはトガの身体に大きな負担がかかるほか、&bold(){「心から好意を寄せた相手」}でなければ変身しても“個性”のコピーができない模様。 そのためコピー対象は現在では仲間である敵連合のメンバーかトガが(一方的に)気に入った相手のみとなる。 *来歴 開闢行動隊として参加した林間合宿襲撃では最低三人の血を吸うことを命じられていたようだが、[[お茶子>麗日お茶子]]の血しか採取出来なかった。 だが(彼女自身から見て)お茶子や[[梅雨>蛙吹梅雨]]とお友達になれたこと、そして何より自分にとってドストライクな[[出久>緑谷出久]]と知り合えたことで大満足していたので特に気にしていなかった。 やっぱりフリーダムなトガちゃんである。 その後は独断でヒーロー仮免試験に自身の個性を使って現見ケミィに化けて参加、出久の血を入手するなど本当にフリーダムに活動している。 &s(){上鳴と峰田からは変な誤解をされてしまいました。} 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