ロキ(ヴァルキリープロファイル)

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&font(#6495ED){登録日}:2021/02/21 Sun 16:35:34 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 9 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- [[ヴァルキリープロファイル]]の登場人物の一人。CV:[[真殿光昭]] 同[[ゲーム]]は北欧神話をモチーフとしており、ロキもまた北欧神話の[[同名の神>ロキ(北欧神話)]]がモチーフ。 作中ではアース神族とヴァン神族(巨人族)の混血という設定。両神族は対立関係にあり、その間に生まれた故にどちらの神族からも蔑まれていた。だが、[[オーディン]]に招かれアース神族に味方している。 ヴァルキリーに送られたエインフェリアを率いてヴァン神族と戦いを繰り広げアース神族の勢力拡大に日々貢献する。 &s(){神界イベントでしかその姿を見ることはないのでイベントをスキップするプレイヤーからは他のアース神族共々存在自体知られてない。} 見た目は赤い鎧を纏う色黒の少年。神としては神級が低い故か、エインフェリアたちにも親しげに接する。が、エインフェリアたちの過去を蒸し返す等、デリカシーに欠ける発言があったりする。 精神年齢が近いのか、フレイアともよくつるんでいると見られる。 追記・修正をよろしくお願いします。 #include(テンプレ2) #center(){ ロキ「編集は済んだか?」 ルシオ「一人にしてくれ・・・。」 &bold(){ロキ「それはできないな。」}} &color(#F54738){&bold(){以下、ネタバレ注意!!}} 本作の&color(#F54738){真の[[ラスボス]]}。 普段見せていたフレンドリーな性格は演技であり、実際は先に書いた生い立ち故に性格が歪んでおり、その心は悪意に満ちている。また、少年の姿はオーディンによって力を封印された状態の姿であり、封印が解かれると巨人族の血を思わせる巨体を持つ青年の姿になる。 原典を知っている人であれば、「ロキ=[[ラグナロク]]の原因を作った神」であることがわかっているため、それでロキがこんなにおとなしい訳がないと感づくプレイヤーも少しはいたことであろう。 神界に送られたエインフェリアの一人・ルシオが[[ヴァルキリー>レナス・ヴァルキュリア]]に対して特別な感情を抱いていることを知ったロキは、ルシオを唆して共に玉間へ侵入、ルシオにヴァルキリーと交信させるべく水鏡を使わせる。 ルシオはヴァルキリーにイヤリングを送ったが、ヴァルキリーは無断で水鏡を使ったルシオに対して激昂し拒絶、ルシオは悲しみに打ちひしがれる。 だがその隙にロキは近くに安置されていた四宝の一つ・ドラゴンオーブ((グングニル、レヴァンテイン、シルヴァンボウと並ぶ世界のバランスを保つ四つの神器の一つ。元々は人間界・ミッドガルドに安置されていたものだが、オーディンがラグナロクへの備えのために密かに持ち出していた。グングニルはオーディンが所持、レヴァンテインはブラッドヴェインを倒すと手に入る。シルヴァンボウは本作では名前のみ。))を奪い、その罪をルシオに擦り付けて口封じに殺害した。 後に現場に駆けつけたオーディンとフレイはロキの報告と水鏡の波紋(ルシオがイヤリングを投げ込んだ際にできた)を見て、ルシオがドラゴンオーブを人間界に転送し隠したと判断、ロキはまんまとオーブを手中に収めることに成功する。 実際にはこの時受けたロキからの報告には不審な点が多く、オーディンもフレイもロキを疑ってはいたものの、ロキを身体検査してもオーブが見つからず(どうやって隠したのかは不明)、不確かな情報しか存在しない状況故に泳がせるしかなかった。 ロキは盗んだドラゴンオーブを手にヴァン神族の王・スルトに接触。 オーブによって自らにかけられた封印を解き、その力により従属させたフェンリルとブラッドヴェインを引き連れ力を誇示し、スルトにオーディンを倒すべく協力しようと誘い出る。 しかしスルトは「汚れた魔物の力を借りるほど我々は落ちぶれてはおらぬ」と一蹴した((漫画版では仲間を裏切るような者は信用ならないという理由であった。))ため、ロキは(元から協力などするつもりはなかったが)本性を顕にしスルトを殺害、ヴァン神族達を洗脳して率いてヴァルハラへと攻め入った。ラグナロクの始まりである。 遂にオーディンをも倒したロキはアスガルド丘陵の頂上で崩壊したヴァルハラを眺めていた((漫画版ではオーディンの前に比較的仲の良かったフレイヤも手にかけている))。 そこへルシオの仇討ちと、人間たちを巻き込んだ神々の身勝手な争いに終止符を打つためにヴァルキリーが駆けつける。 オーディンを倒したロキにとってその手下に過ぎないヴァルキリーは恐るるに足りない存在。更にヴァルキリーはエインフェリア達を守りながら戦わなければならない故に全力を出すことができない。 ロキはその力と立場の違いを見せつけるため、とうとうドラゴンオーブの力を開放、世界を終末の炎で&color(#F54738){焼き尽くした}。 だが、ロキは知らなかった。 ヴァルキリーはこの時、[[レザード・ヴァレス]]の手によってホムンクルス((人間とエルフを材料とする人造生命体))と神の融合体となっており、人間が持つ「成長の力」を受け継いだ神となっていた。 オーディンはかつて力の弱い神であった。しかし、人間とエルフの混血・ハーフエルフとして生まれた彼は「成長の力」によってあらゆる神を凌ぎ創造の力を手にする主神となった。 そしてホムンクルスもまたその材料故にハーフエルフと同等の存在。ヴァルキリーはオーディンと同じ創造の力を身に着け、その力で滅ぼされた世界を再生させた。 思いがけない事態に狼狽えるも、ロキは再びヴァルキリーもろとも世界を滅ぼさんとする。 ここに、全ての因縁に決着をつける最後の戦いが始まるのだった。 *戦闘 ロキとの戦いは少々特殊で、まず一度戦い始めてから3ターン経過すると戦闘が中断されイベントが発生、イベント終了後に改めて戦闘を再開し、そこで決着となる。 最初の戦闘で無理やり倒したとしてもその後はイベントにつながるだけでクリアにはならない。また、再戦時にはDMEが全回復した状態となる。 そして最終決戦ではイベントで見せつけたドラゴンオーブの力、世界を丸ごと滅亡に追いやったその力を以てにプレイヤーを大いに苦しめ――― &bold(){ない}。 実際に戦ったプレイヤーでこいつに苦戦したという人は恐らくほとんどいないであろう。 別にステータスが低いわけではない。400000という本編中第2位((1位は「アリアンロッドの迷宮」のボスのダークロード(415000)))の圧倒的HPと、魔剣レヴァンテインや剛槍ダイナソア等の高ATK武器でも通りにくい3600という高い防御力を持ち、エクステンションフォースやドラゴンオーブといった全体攻撃では耐性なしだと一人あたり合計30000近いのダメージを叩き出す。 でも正直大したことはない。 &bold(){何故か}。 それは&s(){ゲーム作品でよくありがちな話だが}&bold(){ラスボスより強い前座がいるから}である。 その前座の名は、先程の話の中にも出てきた&bold(){ブラッドヴェイン}。 本編における最難関バトルとして挙げられるこの魔竜は数値上の耐久力こそロキに劣るが、対して火力がわけわからんぐらいに高い。 特に魔法攻撃力はどういうわけか&bold(){ロキの&color(#F54738){2.5倍}}もの数値を誇る。 先程ロキのドラゴンオーブのダメージが30000程度と説明したが、ブラッドヴェインが放つ[[必殺技]]の「グラビティブレス」のダメージはその約3倍である。 &bold(){3倍}である。大事なことなので2回言いました。 一度あちらの猛攻を経験したプレイヤーにとってその3分の1のダメージ程度ではもはやさほど脅威には感じない。 事実、ドラゴンオーブを受けたとしてもちゃんと育成していればDMEが半分近く残ることはザラ。寧ろ[[中途半端]]な育成じゃそもそもブラッドヴェインが倒せないので…。 また、「数値上の」耐久は確かに上なのだが、ブラッドヴェインは長期戦になってしまうと「[[キュア・プラムス>キュア・プラムス(VP)]]」で回復してしまい、いつまでも倒せなくなるという事態が発生し得るのに対し、ロキはそれすら使えないので、ちまちま削りながら戦ったとしてもいずれは勝てる。 そもそもHPや防御力が高くとも、ボス戦では味方の攻撃力を上げる魔法「マイト・レインフォース」や敵の防御力を下げる魔法「レデュース・ガード」([[ラスボス]]であっても効かないなんてことはない)を使うのがお約束で、防御力の突破に苦労することはまずない。 そして魔法防御力の方は前座であるブラッドヴェインやフェンリルと大差ないので、魔法攻撃なら特に対策がなくても普通にダメージも通る。 この時点でもう十分悲惨とも言えるが、ここに更に追い打ちがかかる。 それはラスボス戦限定のヴァルキリー専用武器「神剣グランス・リヴァイパー」。 この武器、なんとATKが6000もある。これはここまでに入手可能な武器で最高火力の「剛槍ダイナソア」の2倍の数値。 この攻撃力の前には3600の防御力も紙切れ同然。 しかもこれを装備したヴァルキリーの決め技「[[ニーベルン・ヴァレスティ]]」は技の最後に爆発を伴う一撃が追加され、これまでの決め技を遥かに凌ぐダメージ倍率を誇るようになる。 「マイト・レインフォース」や「レデュース・ガード」でダメージを引き上げまくれば、2~3ターン程度で決着をつけることも可能。 &bold(){&color(#F54738){ラスボス戦}なのに2~3ターンで終わるのである}。 とまあ散々なことを書いたが、あくまでブラッドヴェイン戦との比較で相対的に弱く感じるのであって、こいつ自身がアホみたいに弱い[[というわけ]]ではない。 腐ってもラスボスではあるのでスキルのセットやアイテムの補充はちゃんとやっておかないと負ける場合もある。 特にヴァルキリーの武器が強制的に剣に変更される都合上、弓装備で戦闘に突入すると&bold(){スキルセットが解除されてしまう}という罠がある。 最後の戦いなのだからそこは気を引き締めて挑もう。 それにしても何故こんなことになってしまってるのかというと、これはおそらくシナリオ上の都合。 先に記したとおり、ヴァルキリーが成長する神と化しパワーアップを果たしたためにドラゴンオーブをもってしても敵わぬ存在となった、そしてそのことを演出するために相対的にロキが弱体化させられた…ということである。 &s(){ブラッドヴェイン戦からの短期間でそんなに一気に強くなったのかという疑問は残るが} あらゆる点で割りを食った不憫なボスと言えよう。 ***セラフィックゲートにて 本編クリア後のお楽しみ要素である裏[[ダンジョン]]「[[セラフィックゲート]]」には多くのボスキャラのコンパチが出現するが、ロキのコンパチもしっかり登場する。 その名は「&bold(){ロキーヌ}」。茶色っぽいロキといった姿で、本編で戦ったロキよりも強化されているが、それでもセラフィックゲート全体で見ると弱い部類の敵。ドロップアイテムは最強の槍「神槍イセリアル・デヴァイド」だが、セラゲでは剣以外の武器は基本役に立たないので狩る意味は薄い。 ちなみに「剛槍ダイナソア」が攻撃力3000の1回攻撃に対してこちらは攻撃力3300の3回攻撃。 これが攻撃力9900の1回攻撃であれば大活躍間違いなしだっただろう… ただし、こいつには重要な役割がある。 それは&color(#3B4EF0){ボイス集め}。ラスボス戦はセーブシステムの仕様上ボイスデータを残すことができなくなっているため、こいつで代わりにボイスデータを集める必要があるのだ。 …が、そのためにうかつ挑むと痛い目に合うことがある。 ロキーヌが出現する敵シンボルは接触時に一定確率で違う敵が出現する場合がある。 その場合、出現するのは「&bold(){[[ハムスター]]}」である。 え?[[ハムスター]]? そう、ハムスター。見た目も名前もまんまハムスターである。 VP未プレイの方々はなんのことやらと思うかもしれないが、実はこいつ、&bold(){セラフィックゲートにおける&color(#F54738){真の最強モンスター}}なのである。 どういうわけかステータスが総じてべらぼうに高く魔法も物理もハムスターとは思えないくらいのダメージを叩き出す。 とりわけヤバいのが必殺技の「カモンレミング」で、これは無属性の全体攻撃なのだがほぼ間違いなく即死レベルのダメージが飛び出る。スキル「ガッツ」を使ったとしても余裕で全滅する。&color(#F54738){冗談ではない}。 おまけに体が小さすぎてこちらの攻撃が当たりにくく、振り下ろすモーションの攻撃や追尾性能が高い技は兎も角、例えばジェイルの決め技はまず当たらない。それでいてHPは400000というふざけた高さ。 ボイスデータを集めたいだけなのにいきなりわけわからん動物なんぞに出くわして[[ゲームオーバー]]なんて日にはマジで心折れます。 防ぐ手段はないのでうまく逃走できることを祈るしかないかもしれない。&bold(){逃走失敗してもコントローラーを投げつけたりしないようにな!} &color(#0087aa){ロキ…あなたの項目だけが分からなかった…} &color(#0087aa){アニヲタ民達はあなたの項目を修正してあげられるかしら…?} #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/} #vote3(time=600,4) #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #areaedit() - 素晴らしいぞ、この力! 終末の炎よ! オーブの力に魅せられながら…死ねッ!(氷属性物理攻撃) -- 名無しさん (2021-02-21 17:39:06) - ぶっちゃけこいつよりスルトの方が倒すの苦労するんだよなぁ。あっちも強くないけど -- 名無しさん (2021-02-21 17:57:27) - 4コママンガ劇場で魔探偵ロキの作者がロキのネタを描いていましたねえ。1本だけだったけど。 -- 名無しさん (2021-02-21 18:26:37) - この子で真殿さん知った人が、のちに変態キャラの多さにびっくりしてたっけなあw -- 名無しさん (2021-02-22 08:00:57) - 裏拳一発で死ぬイメージが強いけど、まともに戦うとフェンリルも相当強敵なんだよなロキまでの道中 -- 名無しさん (2021-02-22 10:02:04) - 紅蓮剣インフェルナス持ってるかどうかで結構違うからな。 -- 名無しさん (2021-02-22 13:07:00) - だからハードモードが分かってるなら一番イージーで分かってないイージーが一番ハードなんてゲームになるんだよな -- 名無しさん (2021-02-22 14:24:06) - そもそも防御だけならドラゴンゾンビの方が高い罠 -- 名無しさん (2021-02-24 04:33:41) - フレイが先走ったりしなければ普通にオーディンに返り討ちにされてたんじゃないかなロキ -- 名無しさん (2021-03-27 17:26:53) - うかつに四宝の力を解放すれば味方にも被害が及ぶのは変わりないから仲間を庇いながら戦わなければならないオーディンの方がどの道不利 -- 名無しさん (2021-04-03 06:53:26) - ゲーム本編のフレイヤって生きてるんかな。 -- 名無しさん (2023-06-13 10:09:18) - ↑ロキが一度ドラゴンオーブで世界滅ぼしたからそのときに死んでるだろう。でもレナスが再生させた -- 名無しさん (2023-06-13 18:41:09) - あくまで再生ではなく創造だから生き返ったわけじゃないんだよねぇ… ルシオほんま可哀そう -- 名無しさん (2023-06-13 18:52:56) #comment(striction) #areaedit(end) }
&font(#6495ED){登録日}:2021/02/21 Sun 16:35:34 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 9 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- [[ヴァルキリープロファイル]]の登場人物の一人。CV:[[真殿光昭]] 同[[ゲーム]]は北欧神話をモチーフとしており、ロキもまた北欧神話の[[同名の神>ロキ(北欧神話)]]がモチーフ。 作中ではアース神族とヴァン神族(巨人族)の混血という設定。両神族は対立関係にあり、その間に生まれた故にどちらの神族からも蔑まれていた。だが、[[オーディン]]に招かれアース神族に味方している。 ヴァルキリーに送られたエインフェリアを率いてヴァン神族と戦いを繰り広げアース神族の勢力拡大に日々貢献する。 &s(){神界イベントでしかその姿を見ることはないのでイベントをスキップするプレイヤーからは他のアース神族共々存在自体知られてない。} 見た目は赤い鎧を纏う色黒の少年。神としては神級が低い故か、エインフェリアたちにも親しげに接する。が、エインフェリアたちの過去を蒸し返す等、デリカシーに欠ける発言があったりする。 精神年齢が近いのか、フレイアともよくつるんでいると見られる。 追記・修正をよろしくお願いします。 #include(テンプレ2) #center(){ ロキ「編集は済んだか?」 ルシオ「一人にしてくれ・・・。」 &bold(){ロキ「それはできないな。」}} &color(#F54738){&bold(){以下、ネタバレ注意!!}} 本作の&color(#F54738){真の[[ラスボス]]}。 普段見せていたフレンドリーな性格は演技であり、実際は先に書いた生い立ち故に性格が歪んでおり、その心は悪意に満ちている。また、少年の姿はオーディンによって力を封印された状態の姿であり、封印が解かれると巨人族の血を思わせる巨体を持つ青年の姿になる。 原典を知っている人であれば、「ロキ=[[ラグナロク]]の原因を作った神」であることがわかっているため、それでロキがこんなにおとなしい訳がないと感づくプレイヤーも少しはいたことであろう。 神界に送られたエインフェリアの一人・ルシオが[[ヴァルキリー>レナス・ヴァルキュリア]]に対して特別な感情を抱いていることを知ったロキは、ルシオを唆して共に玉間へ侵入、ルシオにヴァルキリーと交信させるべく水鏡を使わせる。 ルシオはヴァルキリーにイヤリングを送ったが、ヴァルキリーは無断で水鏡を使ったルシオに対して激昂し拒絶、ルシオは悲しみに打ちひしがれる。 だがその隙にロキは近くに安置されていた四宝の一つ・ドラゴンオーブ((グングニル、レヴァンテイン、シルヴァンボウと並ぶ世界のバランスを保つ四つの神器の一つ。元々は人間界・ミッドガルドに安置されていたものだが、オーディンがラグナロクへの備えのために密かに持ち出していた。グングニルはオーディンが所持、レヴァンテインはブラッドヴェインを倒すと手に入る。シルヴァンボウは本作では名前のみ。))を奪い、その罪をルシオに擦り付けて口封じに殺害した。 後に現場に駆けつけたオーディンとフレイはロキの報告と水鏡の波紋(ルシオがイヤリングを投げ込んだ際にできた)を見て、ルシオがドラゴンオーブを人間界に転送し隠したと判断、ロキはまんまとオーブを手中に収めることに成功する。 実際にはこの時受けたロキからの報告には不審な点が多く、オーディンもフレイもロキを疑ってはいたものの、ロキを身体検査してもオーブが見つからず(どうやって隠したのかは不明)、不確かな情報しか存在しない状況故に泳がせるしかなかった。 ロキは盗んだドラゴンオーブを手にヴァン神族の王・スルトに接触。 オーブによって自らにかけられた封印を解き、その力により従属させたフェンリルとブラッドヴェインを引き連れ力を誇示し、スルトにオーディンを倒すべく協力しようと誘い出る。 しかしスルトは「汚れた魔物の力を借りるほど我々は落ちぶれてはおらぬ」と一蹴した((漫画版では仲間を裏切るような者は信用ならないという理由であった。))ため、ロキは(元から協力などするつもりはなかったが)本性を顕にしスルトを殺害、ヴァン神族達を洗脳して率いてヴァルハラへと攻め入った。ラグナロクの始まりである。 遂にオーディンをも倒したロキはアスガルド丘陵の頂上で崩壊したヴァルハラを眺めていた((漫画版ではオーディンの前に比較的仲の良かったフレイヤも手にかけている))。 そこへルシオの仇討ちと、人間たちを巻き込んだ神々の身勝手な争いに終止符を打つためにヴァルキリーが駆けつける。 オーディンを倒したロキにとってその手下に過ぎないヴァルキリーは恐るるに足りない存在。更にヴァルキリーはエインフェリア達を守りながら戦わなければならない故に全力を出すことができない。 ロキはその力と立場の違いを見せつけるため、とうとうドラゴンオーブの力を開放、世界を終末の炎で&color(#F54738){焼き尽くした}。 だが、ロキは知らなかった。 ヴァルキリーはこの時、[[レザード・ヴァレス]]の手によってホムンクルス((人間とエルフを材料とする人造生命体))と神の融合体となっており、人間が持つ「成長の力」を受け継いだ神となっていた。 オーディンはかつて力の弱い神であった。しかし、人間とエルフの混血・ハーフエルフとして生まれた彼は「成長の力」によってあらゆる神を凌ぎ創造の力を手にする主神となった。 そしてホムンクルスもまたその材料故にハーフエルフと同等の存在。ヴァルキリーはオーディンと同じ創造の力を身に着け、その力で滅ぼされた世界を再生させた。 思いがけない事態に狼狽えるも、ロキは再びヴァルキリーもろとも世界を滅ぼさんとする。 ここに、全ての因縁に決着をつける最後の戦いが始まるのだった。 *戦闘 ロキとの戦いは少々特殊で、まず一度戦い始めてから3ターン経過すると戦闘が中断されイベントが発生、イベント終了後に改めて戦闘を再開し、そこで決着となる。 最初の戦闘で無理やり倒したとしてもその後はイベントにつながるだけでクリアにはならない。また、再戦時にはDMEが全回復した状態となる。 そして最終決戦ではイベントで見せつけたドラゴンオーブの力、世界を丸ごと滅亡に追いやったその力を以てにプレイヤーを大いに苦しめ――― &bold(){ない}。 実際に戦ったプレイヤーでこいつに苦戦したという人は恐らくほとんどいないであろう。 別にステータスが低いわけではない。400000という本編中第2位((1位は「アリアンロッドの迷宮」のボスのダークロード(415000)))の圧倒的HPと、魔剣レヴァンテインや剛槍ダイナソア等の高ATK武器でも通りにくい3600という高い防御力を持ち、エクステンションフォースやドラゴンオーブといった全体攻撃では耐性なしだと一人あたり合計30000近いのダメージを叩き出す。 でも正直大したことはない。 &bold(){何故か}。 それは&s(){ゲーム作品でよくありがちな話だが}&bold(){ラスボスより強い前座がいるから}である。 その前座の名は、先程の話の中にも出てきた&bold(){ブラッドヴェイン}。 本編における最難関バトルとして挙げられるこの魔竜は数値上の耐久力こそロキに劣るが、対して火力がわけわからんぐらいに高い。 特に魔法攻撃力はどういうわけか&bold(){ロキの&color(#F54738){2.5倍}}もの数値を誇る。 先程ロキのドラゴンオーブのダメージが30000程度と説明したが、ブラッドヴェインが放つ[[必殺技]]の「グラビティブレス」のダメージはその約3倍である。 &bold(){3倍}である。大事なことなので2回言いました。 一度あちらの猛攻を経験したプレイヤーにとってその3分の1のダメージ程度ではもはやさほど脅威には感じない。 事実、ドラゴンオーブを受けたとしてもちゃんと育成していればDMEが半分近く残ることはザラ。寧ろ[[中途半端]]な育成じゃそもそもブラッドヴェインが倒せないので…。 また、「数値上の」耐久は確かに上なのだが、ブラッドヴェインは長期戦になってしまうと「[[キュア・プラムス>キュア・プラムス(VP)]]」で回復してしまい、いつまでも倒せなくなるという事態が発生し得るのに対し、ロキはそれすら使えないので、ちまちま削りながら戦ったとしてもいずれは勝てる。 そもそもHPや防御力が高くとも、ボス戦では味方の攻撃力を上げる魔法「マイト・レインフォース」や敵の防御力を下げる魔法「レデュース・ガード」([[ラスボス]]であっても効かないなんてことはない)を使うのがお約束で、防御力の突破に苦労することはまずない。 そして魔法防御力の方は前座であるブラッドヴェインやフェンリルと大差ないので、魔法攻撃なら特に対策がなくても普通にダメージも通る。 この時点でもう十分悲惨とも言えるが、ここに更に追い打ちがかかる。 それはラスボス戦限定のヴァルキリー専用武器「神剣グランス・リヴァイパー」。 この武器、なんとATKが6000もある。これはここまでに入手可能な武器で最高火力の「剛槍ダイナソア」の2倍の数値。 この攻撃力の前には3600の防御力も紙切れ同然。 しかもこれを装備したヴァルキリーの決め技「[[ニーベルン・ヴァレスティ]]」は技の最後に爆発を伴う一撃が追加され、これまでの決め技を遥かに凌ぐダメージ倍率を誇るようになる。 「マイト・レインフォース」や「レデュース・ガード」でダメージを引き上げまくれば、2~3ターン程度で決着をつけることも可能。 &bold(){&color(#F54738){ラスボス戦}なのに2~3ターンで終わるのである}。 とまあ散々なことを書いたが、あくまでブラッドヴェイン戦との比較で相対的に弱く感じるのであって、こいつ自身がアホみたいに弱い[[というわけ]]ではない。 腐ってもラスボスではあるのでスキルのセットやアイテムの補充はちゃんとやっておかないと負ける場合もある。 特にヴァルキリーの武器が強制的に剣に変更される都合上、弓装備で戦闘に突入すると&bold(){スキルセットが解除されてしまう}という罠がある。 最後の戦いなのだからそこは気を引き締めて挑もう。 それにしても何故こんなことになってしまってるのかというと、これはおそらくシナリオ上の都合。 先に記したとおり、ヴァルキリーが成長する神と化しパワーアップを果たしたためにドラゴンオーブをもってしても敵わぬ存在となった、そしてそのことを演出するために相対的にロキが弱体化させられた…ということである。 &s(){ブラッドヴェイン戦からの短期間でそんなに一気に強くなったのかという疑問は残るが} あらゆる点で割りを食った不憫なボスと言えよう。 ***セラフィックゲートにて 本編クリア後のお楽しみ要素である裏[[ダンジョン]]「[[セラフィックゲート]]」には多くのボスキャラのコンパチが出現するが、ロキのコンパチもしっかり登場する。 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