登録日:2025/08/02 Sat 06:03:00
更新日:2025/08/11 Mon 18:35:51
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▼概要▲
二人ともアメリカ政府の機密機関「FBC:Federal Bureau of Control(連邦操作局)」のエージェント。
ニューヨーク州ニューヨークシティにある本部「オールデスト・ハウス」に勤務していた。
様々な未知の異世界の境界──スレッショルド──を調査するレンジャー部隊のチャーリー7チームという分隊に所属していた。
▼ホロウィッツの人物像▲
演者:不明
黒髪、緑の瞳の白人男性で、坊主頭だが頭頂部は禿げていた。
チャーリー7のチームリーダーであり、親しい同僚には砕けた態度を見せたり冗談を言ったりする反面、自身の仕事に対する責任感が強く、いつも自分より他者を優先する自己犠牲的な面もあった。
仲間思いであり、特にウェルズとは親しい関係だった様子。
また、後述の理由から研究部門リーダーの
キャスパー・ダーリング博士を信用していたことがうかがえる。
愛銃はルイス軽機関銃。
▼ウェルズの人物像▲
演者:アレックス・ラニペクン
坊主頭の黒人男性。
チャーリー7の衛生兵で、ホロウィッツと同様に仲間内では冗談を言ったりするが、本質的には仲間思いで責任感が強い。
特に衛生兵としての誇りや使命感を強く抱いていた。
愛銃はルイス軽機関銃で、部隊が全滅するような状況下でも生き延びていたことから生存能力の高さがうかがえる。
他者からホロウィッツを指して「あなたの友達」と言われても否定しなかったため、彼とは単なる同僚以上の関係だったことがわかる。
また、後述の理由からホロウィッツと同様にダーリング博士を信用していたようである。
ちなみに、なぜかセキュリティ部署リーダーの
リン・サルバドールすら所持していない最高レベルのカードキーである「レベル9カードキー」を所持していた。
▼来歴▲
FBC入局以前の二人の経歴は不明。
FBC本部のレンジャー部隊に入隊し、チャーリー7に配属され、ホロウィッツはチームリーダー、ウェルズはメディックとして共に様々な任務でスレッショルドに派遣されたと思われる。
元々仲が良かったのか、あるいは共に行動する内に仲良くなっていったかは不明だが、二人は単なる同僚ではなく「友達」と言える関係になっていった。
時期は不明ながら「ブラックロック採石場」(注記1)の遠征任務を遂行したことが判明しており、ホロウィッツとウェルズが事後報告としてインタビューに応じる形でのボイスメモを残していた。
調査報告者:ズールータイム(協定世界時間)0500ズールー過ぎ、採石場スレッショルド(注記2)に調査に出ていたレンジャーチーム、チャーリー7が帰還。名前を述べて調査の目的を説明していただけますか?
ホロウィッツ:ケビン・ホロウィッツ。
ウェルズ:ルパート・ウェルズ。
ホロウィッツ:我々のミッションは、採石場のグリット座標G-29を地図に描くことだった。第二の目標は、いつも通り、メンテナンス・セクター内のスレッショルド入り口からフォーメーション(注記3)までのルートを見つけること。この第二の目標は失敗に終わった。
ウェルズ:もう驚きもしない話だよな。
調査報告者:そのスレッショルドにいる間、過去に記録されていない出来事、もしくは生物に遭遇しましたか?
ウェルズ:いや、何も…あの人魚について話した方がいいと思うか?
調査報告者:何ですか?
ウェルズ:ああ、人魚だ。ここにいるホロウィッツが採石場で人魚を見つけた。ブラックロックに座っていたんだ。彼女は美しい歌を歌っていた、そして彼は欲望を抑えた。彼女は非常に魅力的だった。
ホロウィッツ:彼女は魅力的と言うより、魅惑的だった。
ウェルズ:分かったよ、魅惑的だった。
調査報告者:ええと…あなたは上にこのことを報告しましたか?
ウェルズ:いいや。何も起こらなかったんだから。
ホロウィッツ:何も起こらなかったんだ。いつも通りさ。採石場は岩だらけで、それだけだ。もう行ってもいいか?
調査報告者:ハハ、クタバレ。もう帰れ。
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注記1 ブラックロック採石場とは |
FBCが認知している異世界の一つ。
全ての超常現象の原因である共鳴体──既知の科学の範囲外にある、現実を変貌させる振動、周波数、波形、フィールド──を無効化できる鉱石「ブラックロック」とその結晶である「ブラックロックプリズム」を大量に採取できるため、FBCからは重要視されている。
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注記2 採石場スレッショルドとは |
オールデスト・ハウスのメンテナンス・セクター内に出現しているスレッショルドの一つ。
ブラックロック採石場に通じており、大量の採掘用の道具や機械が導入され、大規模な採石が行われていた。
ここで採取されたブラックロック鉱石はFBCの各施設へと送られていた。
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注記3 フォーメーションとは |
パワーオブジェクト「ソングマスターのジュークボックス(OOP10-KE)」に専用のトークンを入れた者が転送される、「ブラックロック採石場」の別の地点「採石場ベータ」に存在する、背の高い石の建造物。
4つの「島」で儀式を行うことで何かが解き放たれる。
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また、ダーリング博士が「侵略的な共鳴体」について警告し、「ヘドロン共鳴体増幅器(HRAs)」なる怪しげなハーネスを職員達に配る奇行を見せていた際は、彼を信頼していたのかホロウィッツとウェルズは共にその装置を受け取り、常に身に着けながら業務を行っていた。
ホロウィッツとウェルズは幸運にもHRAsを身に着けていたことで
EID-19929の増幅された共鳴体に守られ、ヒスによる汚染を免れた。
その後ホロウィッツとウェルズは、チャーリー7の他のメンバー達と共にヒスに汚染されてポルターガイストと化し逃亡した変貌アイテム「
オセロットのアンカー(AI11-UE)」を抑制するため、アンカーが逃げ込んだ「スレッショルド9-D」(数年前に封鎖されたスレッショルド)のコアへ派遣された。
チャーリー7は時計で埋め尽くされ閉鎖されていたスレッショルドを通り、シェルターで閉鎖されていたスレッショルドのコアに辿り着くが、そこでアンカーが生成した球体の妨害を受けた。
ホロウィッツはアンカーの回収が不可能だと判断して退却を命じ、スレッショルドのコアをシェルターで封じた。
その後、仲間と共に退却しようとしたが、そこでヒスにより腐敗したエージェント達の襲撃に遭い、部隊は瞬く間に壊滅し、ホロウィッツは負傷しHRAsも破損してしまった。
ウェルズはホロウィッツを担いで「オーシャンビュー・モーテルとカジノ」(あらゆる次元の交差点)に通じる電気スイッチのヒモがある場所まで行き、ヒモを3回引き「オーシャンビュー・モーテルとカジノ」を通って諸設備エリアにワープすることに成功したが、傷付いた仲間を助けるためホロウィッツをその場に残して再びスレッショルドへ戻った。
一方で諸設備エリアに一人で残され、辛うじて命拾いしたホロウィッツだったが、出血が激しく、HRAsも破損していたため死は時間の問題であった。
▼作中の出番▲
新局長
ジェシー・フェイデンは内部ロックダウンを解除し、収容セクターを訪れた。
やがて諸設備エリアにて負傷して動けずにいるホロウィッツを発見した。
ホロウィッツはジェシーに、スレッショルドへ行き取り残されたウェルズを助けるよう頼み、「スレッショルド9-D」にワープできる電気スイッチのヒモの場所を指し示した。
ジェシーは電気スイッチのヒモを3回引き、「オーシャンビュー・モーテルとカジノ」を通ってスレッショルドへ辿り着き、ウェルズと出会った。
ウェルズは懸命に瀕死の仲間であるコールマンを蘇生しようとしていたが、努力も虚しく助けられなかった。
直後にジェシーからホロウィッツに治療が必要だと知らされたウェルズは、共にホロウィッツとの合流を目指す。
ウェルズとジェシーは協力してスレッショルドを進み、道中で仲間のオニールの遺体を見てショックを受けたりヒス生物の襲撃を受けたりしながらも、諸設備エリアへ辿り着くことに成功した。
ようやく再会を果たしたウェルズとホロウィッツだったが、その結末は最悪であった。
HRAsが破損したことで、ホロウィッツはヒスにより腐敗した怪物になってしまったのである。
もはやホロウィッツを助ける術は無く、ウェルズは絶望から慟哭しながらもジェシーとともに彼と対峙した末に倒した。
ウェルズは落ち込みながらもジェシーに感謝を述べ、別れた。
その後、ウェルズはエグゼクティブ・セクターのセントラル・エグゼクティブにて衛生兵として負傷したエージェントの治療を行っていた。
●ヒスにより腐敗したホロウィッツ●
HRAsが破損したことで生命体「EID-19929」による加護を失い、ヒス共鳴体──現実を変貌させる侵略的な振動──に晒され腐敗させられたホロウィッツの成れの果て。
体毛は全て抜け落ち、肌は死人のように白く、身体のあちこちが部分的に赤く発光している。
ホロウィッツは「ヒスレンジャー」と呼ばれる形態に変異し、以下のような能力を持つ。
他のヒス生物とは桁違いの、外的損傷に対して非常に頑強な肉体を持つ。
ヒス共鳴体が生成する、赤い半透明のバリアを纏っている。
全方位からの銃撃を防げるが、物理的ダメージにより破壊可能。
シールドは破壊されても、暫くすると再生する。
人間だった頃の戦闘技術が引き継がれており、正確な射撃が可能。
使用する武器は人間だった頃と同じくルイス軽機関銃。
接近戦ではルイス軽機関銃の銃床で殴りかかる。
それほど威力は無さそうに見えるが、ヒスによる腐敗で筋力が増強されたのか尋常ではない攻撃力となっている。
また上記以外に特筆すべき特徴として、即死攻撃と「洗脳」の無効化が挙げられる。
即死攻撃と「洗脳」とはパワーオブジェクトと結合した超能力者「超常的ユーティリタリアン」が繰り出す特定の攻撃のことで、前者は「投擲」能力の派生で「体力が低下している敵を即死させて引き寄せ射出する」という能力、後者はパワーオブジェクト「レントゲンライトボックス(OOP15-PE)」と結合して得られる能力で、体力か低い敵を洗脳して操る能力である。
理屈は不明だが、通常のヒスレンジャーとは異なりホロウィッツを即死させたり洗脳することはできない。
ボス戦ではウェルズと協力して対峙することになり、雑魚敵も湧かないためそれほど難しくはない。
ただしルイス軽機関銃の威力は高く、精度も高い。
また、接近しすぎると銃弾より遥かに高威力の銃床殴りを繰り出してくるため油断はできない。
その最期は前述の通り、ジェシーとウェルズによって倒され、ガスのように消滅した。
余談
「ホロウィッツ」という名前は時計学を意味する「ホロロジー」のもじりと思われる。
また、「ウェルズ」はSF小説『タイム・マシン』の著者ハーバード・ジョージ・ウェルズが元ネタと思われる。
「時間の問題」というミッション名と掛けたのだろう。
追記、修正は時計を除去してからお願いします。
- >公式の翻訳が劣悪なため項目作成者が一部を独自に翻訳した。
↑これは主観に該当するのではないでしょうか -- 名無しさん (2025-08-02 08:06:03)
- ↑「ズールータイム0500ズールー過ぎ」が公式だと「ズールーの帰還直後(中略)ズールー05100の帰還直後」と物凄い誤訳がされていて前後の繋がりが意味不明になってしまうので流石に修正しました… -- 名無しさん (2025-08-02 09:54:18)
- そもそも主観は「絶対入れるな」という類のものではありませんからね。というか主観0%の記述なんて書きようがありませんし。独自考察なんかも入れて大丈夫ですが、大事なのは「それが読み手に受け入れられる記述か」「独自考察ばかりで信憑性に欠ける内容になっていないか」「独自考察をあたかも公式設定かのように書いてしまっていないか」なのではと。 -- 名無しさん (2025-08-02 10:07:34)
- ↑2了解です。 -- 名無しさん (2025-08-02 10:12:11)
- 違うキャラなのに同一項目にしている根拠を最初に明示しておいた方が良いと思われます -- 名無しさん (2025-08-04 10:03:24)
最終更新:2025年08月11日 18:35