「時の魔術師(遊戯王OCG)」の編集履歴(バックアップ)一覧はこちら
時の魔術師(遊戯王OCG) - (2025/07/14 (月) 14:16:53) の1つ前との変更点
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&font(#6495ED){登録日}:2021/08/23 Mon 23:07:45
&font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red)
&font(#6495ED){所要時間}:約 5 分で読めます
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&link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧
&tags()
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#center(){&color(darkorchid){&bold(){&big(){タイム・マジック!!!}}}}
『時の魔術師』とはカードゲーム『[[遊戯王OCG>遊戯王オフィシャルカードゲーム]]』に登場するモンスターの1つである。
*&sizex(5){【カードテキスト】}
>効果モンスター
>星2/[[光属性>光属性(遊戯王OCG)]]/[[魔法使い族>魔法使い族(遊戯王OCG)]]/攻 500/守 400
>(1):1ターンに1度、自分メインフェイズに発動できる。
>コイントスを1回行い、裏表を当てる。
>当たった場合、相手フィールドのモンスターを全て破壊する。
>ハズレの場合、自分フィールドのモンスターを全て破壊し、
>自分は表側表示で破壊されたモンスターの攻撃力を合計した数値の半分のダメージを受ける。
*&sizex(5){【概要】}
シリーズ初期から登場しているカード。
[[時計]]に手足が生え、魔術師らしく[[杖]]を持った姿をしている。
効果はコイントスを当て、当たりなら相手モンスターを全破壊、
外れたら自分のモンスターを全破壊+その総攻撃力の半分分自分にバーンという、[[ギャンブル>ギャンブル(遊戯王OCG)]]の極みのような効果を持つ。
因みに初期のテキストでは1ターンで複数回の効果発動が可能であり、また当時のテキスト欄の大きさの制約もあってか、
モンスター破壊効果は「当たりは場の&bold(){敵モンスターが全滅}、ハズレは場の&bold(){味方モンスターが全滅}」という刺々しい言葉が使われていた。
外れた時のリスクが非常に大きいが、自分がモンスターを出していなければ被害はこのカードと250ダメージで済む等、ある程度フォローは可能である。
何気にターン1制限はないので、失敗しても蘇生させてもう一度挑戦することもできる。
現環境では賭けをする必要ない[[サンダー・ボルト>サンダー・ボルト(遊戯王OCG)]]が[[準制限>準制限カード(遊戯王OCG)]]まで緩和されたことから効果の価値が薄れた感がある。
魔法ではなくモンスターであることにメリットを活かすことになるだろう。
その低ステータスや、魔法使い族という種族、さらに名指しで融合素材に指定されている事から様々なサポートカードに対応しているので、特殊召喚も容易。
また、自分のモンスターを破壊されることも時にはメリットに働くこともある。
*&sizex(5){【相性のいいカード】}
・融合派兵
・マジカル・コンダクター
・シャインエンジェル
・見習い魔術師
・魔術師の再演
・ネクロの魔導書
このカードを特殊召喚できるカード達。
様々な場所から時の魔術師を呼び出せる。
・ネフティスの鳳凰神
・スクラップ
・機皇帝
自身もしくは別のモンスターが破壊された時に効果を発動させるモンスター達。
ダメージは受けるが、時の魔術師のハズレ効果を有効利用することができる。
またネフティスの鳳凰神のサポートカードであるネフティスの導き手は同じ見習い魔術師にも対応する。
・セカンド・チャンス
お馴染みコイントスやり直しカード。
失敗してもやり直すことができる。
*&sizex(5){【漫画・アニメでの活躍】}
[[原作>遊戯王]]の「王国編」の序盤にて、[[城之内>城之内克也]]が[[遊戯>武藤遊戯]]から譲られたレアカード。かの世界ではかなり希少なカードの一つの様である。
[[漫画]]では効果名を「タイム・マジック」と呼び、手にした杖のルーレットを回し、
当たれば「時を進める」効果を発動し、外れたら自分のモンスターは「時の狭間に吸い込まれて」全滅&LPにもダメージという効果だった。
ちなみにこのルーレットは当たり2つ・ハズレ4つ。成功確率は1/3でありコイントス1回のOCGよりもリスクが高い。
原作では魔法カードであり(アニメでは絵柄が効果モンスターだったが)成功時の効果は回ごとに異なっていた。
ただし、[[ベビードラゴン>ベビードラゴン(遊戯王)]]といった特定のモンスターの進化は毎回同様に発揮される。
遊戯の説明によるとベビー・ドラゴンとのコンボのときだけ百年という決まった時間を経過させるが、単体で使った場合はどうなるか分からないとのこと。
・「ベビー・ドラゴン」を「千年竜」に成長させる(城之内の基本用法)
・「[[ハーピィ・レディ]]」を老化させ、装備魔法やフィールドのパワーアップを無効にする([[孔雀舞]]戦、初使用)
・恐竜系モンスターを化石にして全滅させる([[ダイナソー竜崎]]戦)
・「[[リボルバー・ドラゴン>リボルバー・ドラゴン(遊戯王OCG)]]」を老朽化で錆びさせて弱体化させる([[キース>キース・ハワード(遊戯王)]]戦)
・「[[ブラック・マジシャン]]」を成長させ「黒衣の大賢者」に進化させる(アニオリの遊戯戦)
ダイナソー竜崎戦では初手でベビードラゴンと共に握っていたが、先にベビードラゴンだけ出してやられてしまい計画が破綻。
その際竜崎から「少しは頭使え」と嘲笑われたが、ただモンスター出して殴っただけの彼には言われたくない台詞である。
その後場に伏せて忘れていたが、竜崎が舞への対抗策としてアンティを持ちかけたことで存在を思い出し単体での使用に踏み切って決まり手になった。
ちなみにそのアンティで獲得したのが城之内の代名詞的存在となる[[真紅眼の黒竜]]である。
[[ゴースト骨塚]]戦では無限再生する[[ゾンビ]]軍団に対して使用。だがルーレットに失敗して自滅。
キースの台詞によると、成功していたらヤバかったらしい。ちなみにこの時が唯一の失敗例である。
キース戦ではリボルバー・ドラゴンを錆びさせてステータスを減少させたが、「タイム・マシーン」で[[復活]]してしまった。
原作での出番はここまでだが、バトル・シティ編では[[真紅眼>真紅眼の黒竜]]を失った城之内に残った最後の賭け対象レアカードとして使用している。
ちなみにこのカードで味を占めたのか、城之内は「ルーレット・スパイダー」や、
「天使のサイコロ」「悪魔のサイコロ」といったギャンブルカードを多用するようになり、戦況を優位に進めている。
その姿はデュエリストというよりギャンブラーと言われる程であり、ある意味彼のバトルスタイルを決定付けたカードと言えるかもしれない。
これ以外に、原作では当初予定されていた幻の最終回で出番があったという(文庫版あとがきより)。
本来は実際のラストシーンの後、バトルシティ編のラストで1コマだけ描かれた「遊戯vs城之内」の詳細が具体的に描かれる予定で、その中で追い詰められた城之内が「時の魔術師」を使う予定だったとのこと。
使用した結果、これまでの出来事が二人の前で走馬灯のように映し出される…というドラマチックな展開だったのだとか。
アニメでは出番が増えており、王国編での遊戯戦では「黒衣の大賢者」を生み出したり、
[[エスパー絽場]]戦でも使用されたが、[[サイコ・ショッカー>人造人間-サイコ・ショッカー]]の「錆びない」という設定により[[無効化]]された。
ドーマ編では「ヘルモスの爪」の力で「タイムマジック・ハンマー」となった。
アニメ版ではルーレットのマス数は同じなものの当たり枠が大きくなっているという細かい違いがある。
[[遊戯王R]]でも原作に倣い魔法カードとして登場、キースに対し《確率変動》((サイコロやコイントスの類をやり直すカード。また一度出た出目は出なくなる効果があるため、コイントス効果と一緒に使えば次は確実に当てる事ができるというギャンブルサポートとしては屈指の凶悪な効果を持つ。(原作のタイム・マジックはコイントスではなくルーレットであるため、確実に当たりを引けるとは限らない)))とのコンボを狙うが、
伏せカードの発動を封じる《カード・ヘキサチーフ》を喰らい、発動できないまま最終的に《[[邪神イレイザー]]》の道連れ効果で墓地に送られた。
[[5D's>遊戯王5D's]]では久々に登場し、ゲストキャラクターのレオが使用。父親から貰った超レアカードとのこと。
効果は成功し、[[クロウ>クロウ・ホーガン]]の「BF-アーマード・ウイング」を破壊し、逆転の狼煙となった。
OCG版の効果だったが、例によってソリッドビジョンではルーレットを使っていた。
*&sizex(5){【関連カード】}
・&ruby(サウザンド・ドラゴン){千年竜}
ベビードラゴンが時の魔術師の効果を受けて進化したモンスター。
攻撃名は「サウザンド・ノーズ・ブレス」
OCGではベビードラゴンと時の魔術師を融合して召喚するモンスターとなった。
特に効果もなく攻撃力も高くはないのであまり使われることはないが、一部の[[ゲーム]]作品では時の魔術師とドラゴン族の融合で誕生するので重宝された。
・黒衣の大賢者
時の魔術師の効果成功時にブラック・マジシャンをリリースして特殊召喚するモンスター。
その際デッキから魔法カードをサーチでき、がら空きになった相手フィールド好きに攻めることができる。
アニメでの登場経緯から、遊戯は元々このカードのために時の魔術師を使っていたと思われる。
・時の魔導士
>融合・効果モンスター
>星5/光属性/魔法使い族/攻2000/守1900
>「時の魔術師」+効果モンスター
>(1):1ターンに1度、このカードが融合召喚されている場合に発動できる。
>コイントスを1回行い、裏表を当てる。
>当たった場合、フィールドのモンスターを全て破壊し、
>相手は表側表示で破壊されたモンスターの元々の攻撃力を合計した数値の半分のダメージを受ける。
>ハズレの場合、フィールドのモンスターを全て破壊し、
>自分は表側表示で破壊されたモンスターの元々の攻撃力を合計した数値の半分のダメージを受ける。
時の魔術師のまさかの進化形態。
融合素材が非常に緩く、「超融合」で相手モンスターを処理しつつ召喚できる。
また、「簡易融合」で楽に呼び出すことができる。
効果は全体破壊を行い、コイントスが当たったら相手にダメージ、外れたら自分にダメージ。
コイントスの結果に関係なく全体除去できるのが地味に優秀。自分へのデメリットとなる被ダメージも相手モンスターの数だけ増加しているが、当てた時に相手にダメージを与えるのでリターンも大きくなっている。
・タイムマジック・ハンマー
《ヘルモスの爪》との融合で生まれた装備魔法。
「攻撃時、相手の全モンスターをランダムなターン数後の未来に飛ばす」という効果を持つ。
後にOCG化した際はサイコロで出たターン数だけゲームから除外するという形で再現された。
なお、見た目は時計の意匠と羽が付いた&bold(){ピコピコハンマー}であり、カッコイイというより可愛い系の造形。
実際その見た目の所為でギャラリーや対戦相手の舞からはナメられまくっており、
劇中で装備したのも筋骨隆々の肉体と金色の重厚な甲冑と紺の袴が特徴的な《[[魔導ギガサイバー]]》だったため&bold(){全く似合っていなかった}。
ロケット戦士辺りなら見た目的にも色合い的にもマッチしただろう。
*&sizex(5){【余談】}
・同時期にコイントスを行う「[[きまぐれの女神>きまぐれの女神(遊戯王OCG)]]」も登場しており、揃ってコイントスを行う初のカードである。
・[[Vジャンプ]]で行われたレジェンドモンスター総選挙では、20体中16位にランクインした。
・アプリゲーム「デュエルリンクス」では、モブ決闘者の使うデッキの中にコイントスやダイスロール系カードを集めたものがあり、「時の魔術師」も「きまぐれの女神」「セカンド・チャンス」など共々投入されている。
・OCGの前のバンダイ版にも登場しており、そこでもコイントスを行う効果だった。
・実は原作とOCGでは微妙にデザインが異なっており、原作(及びバンダイ版)では空洞になった胴体に針や目が浮かんでいるデザインだったが、OCGとそれを元にしたアニメ版では胴体の穴が塞がっている。塞がった胴の波模様は、元は穴から覗いていた背中の[[マント]]である。これが意図的な物かイラスト化の際のミスかは不明。
・コイントス効果は&bold(){当たり、ハズレを問わず「モンスターの破壊を行う」}ため、「[[スターダスト・ドラゴン]]」のような&bold(){『破壊する効果を無効にする』効果でカウンターできる}((効果処理の段階で「必ず」破壊するため、発動が可能になる。ただし、「自分の」「相手の」と書かれているものはどちらを破壊するかが未確定のため発動できない。))。通常のデュエルで役に立つかは不明だが、頭の片隅にでも置いておくといい。
追記・修正はルーレットを当ててからお願いします。
#include(テンプレ2)
#right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/
#vote3(time=600,2)
}
#include(テンプレ3)
#openclose(show=▷ コメント欄){
#areaedit()
- これなかったのか かかれてる通り王国編以降出番が何故か激減したんだよなぁ -- 名無しさん (2021-08-23 23:39:14)
- 地味にイラストが解釈違い起こしてるやつ 多分バンダイ版の方が正しい -- 名無しさん (2021-08-24 00:35:50)
- ↑2流石にハイリスクハイリターンすぎて城之内的にも作者からしても扱い辛かったんだろうな。 -- 名無しさん (2021-08-24 00:41:17)
- ↑3原作だと魔法カード扱いだし、モンスターを直接破壊する魔法は禁止だから使用できないのではと思う アンティとして持つだけ持ってるだけで -- 名無しさん (2021-08-24 01:03:30)
- 関連カード、タイムマジックハンマーが抜けてる -- 名無しさん (2021-08-24 04:13:26)
- 闇堕ちしためざまし君 -- 名無しさん (2021-08-24 06:20:57)
- うろ覚えだが、遊戯王Rでも不発に終わったが出てきていた筈。 -- 名無しさん (2021-08-24 12:34:28)
- 本当の顔は上の方にあるという説もある -- 名無しさん (2021-08-24 14:39:28)
- 原作世界に遊戯王カードwikiみたいのがあったら、この説明ページだけ異常に容量大きくなってそう -- 名無しさん (2021-08-24 22:06:23)
- 黒衣の大賢者が「効果成功時、つまりコイントス当てた時とは言ってないから外した時の効果を成功させたから呼び出す!」という屁理屈にはワロタ -- 名無しさん (2021-08-24 23:02:08)
- ミスターチクタク -- 名無しさん (2021-12-29 16:24:21)
- サウザンドドラゴンを原作っぽく効果モンスターで再現するなら、「場に出ているこのモンスター以外の元々の攻撃力と守備力を1000ポイントダウン」とか? -- 名無しさん (2023-12-16 09:48:11)
- ギャンブルカードの扱いは難しいからな。成功失敗は結局作者のさじ加減だからうまく使わないとご都合主義になるし、勝っても運任せの勝利だけだと魅力に欠けるし。時の魔術師は効果がデカすぎて簡単に一発逆転できてしまうから、原作みたいなフェードアウトが一番良い扱いなんじゃないかと思う。 -- 名無しさん (2024-12-29 16:53:42)
#comment(striction)
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『時の魔術師』とはカードゲーム『[[遊戯王OCG>遊戯王オフィシャルカードゲーム]]』に登場するモンスターの1つである。
*&sizex(5){【カードテキスト】}
>効果モンスター
>星2/[[光属性>光属性(遊戯王OCG)]]/[[魔法使い族>魔法使い族(遊戯王OCG)]]/攻 500/守 400
>(1):1ターンに1度、自分メインフェイズに発動できる。
>コイントスを1回行い、裏表を当てる。
>当たった場合、相手フィールドのモンスターを全て破壊する。
>ハズレの場合、自分フィールドのモンスターを全て破壊し、
>自分は表側表示で破壊されたモンスターの攻撃力を合計した数値の半分のダメージを受ける。
*&sizex(5){【概要】}
シリーズ初期から登場しているカード。
[[時計]]に手足が生え、魔術師らしく[[杖]]を持った姿をしている。
効果はコイントスを当て、当たりなら相手モンスターを全破壊、
外れたら自分のモンスターを全破壊+その総攻撃力の半分分自分にバーンという、[[ギャンブル>ギャンブル(遊戯王OCG)]]の極みのような効果を持つ。
因みに初期のテキストでは1ターンで複数回の効果発動が可能であり、また当時のテキスト欄の大きさの制約もあってか、
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外れた時のリスクが非常に大きいが、自分がモンスターを出していなければ被害はこのカードと250ダメージで済む等、ある程度フォローは可能である。
何気にターン1制限はないので、失敗しても蘇生させてもう一度挑戦することもできる。
現環境では賭けをする必要ない[[サンダー・ボルト>サンダー・ボルト(遊戯王OCG)]]が[[準制限>準制限カード(遊戯王OCG)]]まで緩和されたことから効果の価値が薄れた感がある。
魔法ではなくモンスターであることにメリットを活かすことになるだろう。
その低ステータスや、魔法使い族という種族、さらに名指しで融合素材に指定されている事から様々なサポートカードに対応しているので、特殊召喚も容易。
また、自分のモンスターを破壊されることも時にはメリットに働くこともある。
*&sizex(5){【相性のいいカード】}
・融合派兵
・マジカル・コンダクター
・シャインエンジェル
・見習い魔術師
・魔術師の再演
・ネクロの魔導書
このカードを特殊召喚できるカード達。
様々な場所から時の魔術師を呼び出せる。
・ネフティスの鳳凰神
・スクラップ
・機皇帝
自身もしくは別のモンスターが破壊された時に効果を発動させるモンスター達。
ダメージは受けるが、時の魔術師のハズレ効果を有効利用することができる。
またネフティスの鳳凰神のサポートカードであるネフティスの導き手は同じ見習い魔術師にも対応する。
・セカンド・チャンス
お馴染みコイントスやり直しカード。
失敗してもやり直すことができる。
*&sizex(5){【漫画・アニメでの活躍】}
[[原作>遊戯王]]の「王国編」の序盤にて、[[城之内>城之内克也]]が[[遊戯>武藤遊戯]]から譲られたレアカード。かの世界ではかなり希少なカードの一つの様である。
[[漫画]]では効果名を「タイム・マジック」と呼び、手にした杖のルーレットを回し、
当たれば「時を進める」効果を発動し、外れたら自分のモンスターは「時の狭間に吸い込まれて」全滅&LPにもダメージという効果だった。
ちなみにこのルーレットは当たり2つ・ハズレ4つ。成功確率は1/3でありコイントス1回のOCGよりもリスクが高い。
原作では魔法カードであり(アニメでは絵柄が効果モンスターだったが)成功時の効果は回ごとに異なっていた。
ただし、[[ベビードラゴン>ベビードラゴン(遊戯王)]]といった特定のモンスターの進化は毎回同様に発揮される。
遊戯の説明によるとベビー・ドラゴンとのコンボのときだけ百年という決まった時間を経過させるが、単体で使った場合はどうなるか分からないとのこと。
・「ベビー・ドラゴン」を「千年竜」に成長させる(城之内の基本用法)
・「[[ハーピィ・レディ]]」を老化させ、装備魔法やフィールドのパワーアップを無効にする([[孔雀舞]]戦、初使用)
・恐竜系モンスターを化石にして全滅させる([[ダイナソー竜崎]]戦)
・「[[リボルバー・ドラゴン>リボルバー・ドラゴン(遊戯王OCG)]]」を老朽化で錆びさせて弱体化させる([[キース>キース・ハワード(遊戯王)]]戦)
・「[[ブラック・マジシャン]]」を成長させ「黒衣の大賢者」に進化させる(アニオリの遊戯戦)
ダイナソー竜崎戦では初手でベビードラゴンと共に握っていたが、先にベビードラゴンだけ出してやられてしまい計画が破綻。
その際竜崎から「少しは頭使え」と嘲笑われたが、ただモンスター出して殴っただけの彼には言われたくない台詞である。
その後場に伏せて忘れていたが、竜崎が舞への対抗策としてアンティを持ちかけたことで存在を思い出し単体での使用に踏み切って決まり手になった。
ちなみにそのアンティで獲得したのが城之内の代名詞的存在となる[[真紅眼の黒竜]]である。
[[ゴースト骨塚]]戦では無限再生する[[ゾンビ]]軍団に対して使用。だがルーレットに失敗して自滅。
キースの台詞によると、成功していたらヤバかったらしい。ちなみにこの時が唯一の失敗例である。
キース戦ではリボルバー・ドラゴンを錆びさせてステータスを減少させたが、「タイム・マシーン」で[[復活]]してしまった。
原作での出番はここまでだが、バトル・シティ編では[[真紅眼>真紅眼の黒竜]]を失った城之内に残った最後の賭け対象レアカードとして使用している。
ちなみにこのカードで味を占めたのか、城之内は「ルーレット・スパイダー」や、
「天使のサイコロ」「悪魔のサイコロ」といったギャンブルカードを多用するようになり、戦況を優位に進めている。
その姿はデュエリストというよりギャンブラーと言われる程であり、ある意味彼のバトルスタイルを決定付けたカードと言えるかもしれない。
これ以外に、原作では当初予定されていた幻の最終回で出番があったという(文庫版あとがきより)。
本来は実際のラストシーンの後、バトルシティ編のラストで1コマだけ描かれた「遊戯vs城之内」の詳細が具体的に描かれる予定で、その中で追い詰められた城之内が「時の魔術師」を使う予定だったとのこと。
使用した結果、これまでの出来事が二人の前で走馬灯のように映し出される…というドラマチックな展開だったのだとか。
アニメでは出番が増えており、王国編での遊戯戦では「黒衣の大賢者」を生み出したり、
[[エスパー絽場]]戦でも使用されたが、[[サイコ・ショッカー>人造人間-サイコ・ショッカー]]の「錆びない」という設定により[[無効化]]された。
ドーマ編では「ヘルモスの爪」の力で「タイムマジック・ハンマー」となった。
アニメ版ではルーレットのマス数は同じなものの当たり枠が大きくなっているという細かい違いがある。
[[遊戯王R]]でも原作に倣い魔法カードとして登場、キースに対し《確率変動》((サイコロやコイントスの類をやり直すカード。また一度出た出目は出なくなる効果があるため、コイントス効果と一緒に使えば次は確実に当てる事ができるというギャンブルサポートとしては屈指の凶悪な効果を持つ。(原作のタイム・マジックはコイントスではなくルーレットであるため、確実に当たりを引けるとは限らない)))とのコンボを狙うが、
伏せカードの発動を封じる《カード・ヘキサチーフ》を喰らい、発動できないまま最終的に《[[邪神イレイザー]]》の道連れ効果で墓地に送られた。
[[5D's>遊戯王5D's]]では久々に登場し、ゲストキャラクターのレオが使用。父親から貰った超レアカードとのこと。
効果は成功し、[[クロウ>クロウ・ホーガン]]の「BF-アーマード・ウイング」を破壊し、逆転の狼煙となった。
OCG版の効果だったが、例によってソリッドビジョンではルーレットを使っていた。
*&sizex(5){【関連カード】}
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ベビードラゴンが時の魔術師の効果を受けて進化したモンスター。
攻撃名は「サウザンド・ノーズ・ブレス」
OCGではベビードラゴンと時の魔術師を融合して召喚するモンスターとなった。
特に効果もなく攻撃力も高くはないのであまり使われることはないが、一部の[[ゲーム]]作品では時の魔術師とドラゴン族の融合で誕生するので重宝された。
・黒衣の大賢者
時の魔術師の効果成功時にブラック・マジシャンをリリースして特殊召喚するモンスター。
その際デッキから魔法カードをサーチでき、がら空きになった相手フィールド好きに攻めることができる。
アニメでの登場経緯から、遊戯は元々このカードのために時の魔術師を使っていたと思われる。
・時の魔導士
>融合・効果モンスター
>星5/光属性/魔法使い族/攻2000/守1900
>「時の魔術師」+効果モンスター
>(1):1ターンに1度、このカードが融合召喚されている場合に発動できる。
>コイントスを1回行い、裏表を当てる。
>当たった場合、フィールドのモンスターを全て破壊し、
>相手は表側表示で破壊されたモンスターの元々の攻撃力を合計した数値の半分のダメージを受ける。
>ハズレの場合、フィールドのモンスターを全て破壊し、
>自分は表側表示で破壊されたモンスターの元々の攻撃力を合計した数値の半分のダメージを受ける。
時の魔術師のまさかの進化形態。
融合素材が非常に緩く、「超融合」で相手モンスターを処理しつつ召喚できる。
また、「簡易融合」で楽に呼び出すことができる。
効果は全体破壊を行い、コイントスが当たったら相手にダメージ、外れたら自分にダメージ。
コイントスの結果に関係なく全体除去できるのが地味に優秀。自分へのデメリットとなる被ダメージも相手モンスターの数だけ増加しているが、当てた時に相手にダメージを与えるのでリターンも大きくなっている。
・タイムマジック・ハンマー
《ヘルモスの爪》との融合で生まれた装備魔法。
「攻撃時、相手の全モンスターをランダムなターン数後の未来に飛ばす」という効果を持つ。
後にOCG化した際はサイコロで出たターン数だけゲームから除外するという形で再現された。
なお、見た目は時計の意匠と羽が付いた&bold(){ピコピコハンマー}であり、カッコイイというより可愛い系の造形。
実際その見た目の所為でギャラリーや対戦相手の舞からはナメられまくっており、
劇中で装備したのも筋骨隆々の肉体と金色の重厚な甲冑と紺の袴が特徴的な《[[魔導ギガサイバー]]》だったため&bold(){全く似合っていなかった}。
ロケット戦士辺りなら見た目的にも色合い的にもマッチしただろう。
*&sizex(5){【余談】}
・同時期にコイントスを行う「[[きまぐれの女神>きまぐれの女神(遊戯王OCG)]]」も登場しており、揃ってコイントスを行う初のカードである。
・[[Vジャンプ]]で行われたレジェンドモンスター総選挙では、20体中16位にランクインした。
・アプリゲーム「デュエルリンクス」では、モブ決闘者の使うデッキの中にコイントスやダイスロール系カードを集めたものがあり、「時の魔術師」も「きまぐれの女神」「セカンド・チャンス」など共々投入されている。
・OCGの前のバンダイ版にも登場しており、そこでもコイントスを行う効果だった。
・実は原作とOCGでは微妙にデザインが異なっており、原作(及びバンダイ版)では空洞になった胴体に針や目が浮かんでいるデザインだったが、OCGとそれを元にしたアニメ版では胴体の穴が塞がっている。塞がった胴の波模様は、元は穴から覗いていた背中の[[マント]]である。これが意図的な物かイラスト化の際のミスかは不明。
・コイントス効果は&bold(){当たり、ハズレを問わず「モンスターの破壊を行う」}ため、「[[スターダスト・ドラゴン]]」のような&bold(){『破壊する効果を無効にする』効果でカウンターできる}((効果処理の段階で「必ず」破壊するため、発動が可能になる。ただし、「自分の」「相手の」と書かれているものはどちらを破壊するかが未確定のため発動できない。))。通常のデュエルで役に立つかは不明だが、頭の片隅にでも置いておくといい。
追記・修正はルーレットを当ててからお願いします。
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- これなかったのか かかれてる通り王国編以降出番が何故か激減したんだよなぁ -- 名無しさん (2021-08-23 23:39:14)
- 地味にイラストが解釈違い起こしてるやつ 多分バンダイ版の方が正しい -- 名無しさん (2021-08-24 00:35:50)
- ↑2流石にハイリスクハイリターンすぎて城之内的にも作者からしても扱い辛かったんだろうな。 -- 名無しさん (2021-08-24 00:41:17)
- ↑3原作だと魔法カード扱いだし、モンスターを直接破壊する魔法は禁止だから使用できないのではと思う アンティとして持つだけ持ってるだけで -- 名無しさん (2021-08-24 01:03:30)
- 関連カード、タイムマジックハンマーが抜けてる -- 名無しさん (2021-08-24 04:13:26)
- 闇堕ちしためざまし君 -- 名無しさん (2021-08-24 06:20:57)
- うろ覚えだが、遊戯王Rでも不発に終わったが出てきていた筈。 -- 名無しさん (2021-08-24 12:34:28)
- 本当の顔は上の方にあるという説もある -- 名無しさん (2021-08-24 14:39:28)
- 原作世界に遊戯王カードwikiみたいのがあったら、この説明ページだけ異常に容量大きくなってそう -- 名無しさん (2021-08-24 22:06:23)
- 黒衣の大賢者が「効果成功時、つまりコイントス当てた時とは言ってないから外した時の効果を成功させたから呼び出す!」という屁理屈にはワロタ -- 名無しさん (2021-08-24 23:02:08)
- ミスターチクタク -- 名無しさん (2021-12-29 16:24:21)
- サウザンドドラゴンを原作っぽく効果モンスターで再現するなら、「場に出ているこのモンスター以外の元々の攻撃力と守備力を1000ポイントダウン」とか? -- 名無しさん (2023-12-16 09:48:11)
- ギャンブルカードの扱いは難しいからな。成功失敗は結局作者のさじ加減だからうまく使わないとご都合主義になるし、勝っても運任せの勝利だけだと魅力に欠けるし。時の魔術師は効果がデカすぎて簡単に一発逆転できてしまうから、原作みたいなフェードアウトが一番良い扱いなんじゃないかと思う。 -- 名無しさん (2024-12-29 16:53:42)
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