オベロン(Fate)

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&font(#6495ED){登録日}:2021/08/29 Sun 00:16:47 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 16 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 [[FGO>https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/tag/FGO]] [[Fate>https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/tag/Fate]] [[TYPE-MOON>https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/tag/TYPE-MOON]] [[オベロン>https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/tag/オベロン]] [[サーヴァント>https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/tag/サーヴァント]] [[ブリテン>https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/tag/ブリテン]] [[プリテンダー>https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/tag/プリテンダー]] [[夏の夜の夢>https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/tag/夏の夜の夢]] [[妖精円卓領域アヴァロン・ル・フェ>https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/tag/妖精円卓領域アヴァロン・ル・フェ]] [[妖精王>https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/tag/妖精王]] [[羽海野チカ>https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/tag/羽海野チカ]] [[虫>https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/tag/虫]] [[豊永利行>https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/tag/豊永利行]] ---- #center(){&color(#e8e3d1,#84a2d4){やあ。はじめましてマスター。} &color(#e8e3d1,#84a2d4){出迎えが遅くなって申し訳ない。} &color(#e8e3d1,#84a2d4){なんて、とつぜん言われても迷惑かな?} &color(#e8e3d1,#84a2d4){いや迷惑だろう、ふふ、そんな顔してる。} &color(#e8e3d1,#84a2d4){よし。王としてどうかとは思うけど、従者はいないので自分から名乗っちゃおう!} &color(#e8e3d1,#84a2d4){僕の名はオベロン。人理に喚び出された英霊にして、} &color(#e8e3d1,#84a2d4){この異聞帯で君たちを助ける運命を担った、ただひとりのサーヴァント。} &color(#e8e3d1,#84a2d4){人呼んで妖精王オベロン。} &color(#e8e3d1,#84a2d4){どう?かっこいいだろ?}} 『[[Fate/Grand Order]]』に登場する[[サーヴァント>サーヴァント(Fate)]]。 第2部6章『妖精円卓領域 アヴァロン・ル・フェ』に登場する、本ストーリーのキーパーソンの一人である。 ILLUST:羽海野チカ CV:豊永利行 身長:174cm(人間時)/17cm(妖精時) 体重:56kg(人間時)/6kg(妖精時) 出典:ゲルマン民間伝承、中世ヨーロッパ文学 地域:妖精國ブリテン 属性:秩序・善(NPC時のデータ) 性別:男性 クラス:??? *【ステータス】 |筋力|耐久|敏捷|魔力|幸運|[[宝具>宝具(Fate)]]| |D|D|A+|A|EX|EX| *【保有スキル】 陣地作成:E- 本来は[[キャスター>キャスタークラス(Fate)]]のクラススキルであり、魔術師として自分の工房・陣地を作る能力。 かつては『妖精の森』の王であったが、時代とともにその領土は失われ、物語の上を放浪するだけの存在となってしまった。 その為、スキルランクは最低のものとなっており、逆説的に、オベロンが“今では名前だけの王”であることを示している。 オベロン本人はそれを秘密にしており、極力、陣地作成能力が低いコトを明らかにしようとしない。 道具作成:A+ こちらもキャスタークラスが有する、道具を作る能力。 妖精妃ティターニアにすら呪いをかける『三色草の露』など、心を惑わす道具に関しては最高位の職人となる。 ???:D+ 当初は名称も効果も不明な謎のクラススキル。 騎乗:A [[イギリス]]の妖精観では、妖精は虫に乗って移動するとされる。 オベロン本人は王である為、基本的に自らの翅で優雅に移動するが、人目がないところではスズメガ(最高時速130km/h)に乗り、あらゆる場所に飛んで行き、人々の心を導いていく。 夜のとばり:EX 夜の訪れとともに、自軍に多大な成功体験、現実逃避を感じさせることによる、戦意向上をもたらす。 [[マーリン>マーリン(Fate)]]が持つ「夢幻のカリスマ」と同等の効果を持つ。 朝のひばり:EX 朝の訪れとともに、自軍に多大な精神高揚、自己評価の増大をもたらす。 対象者の魔力を増幅させるが、それは一時的な[[ドーピング]]のようなもの。使用は計画的に……。 夢のおわり:EX 詳細不明。 神性:- オベロンの妃である&u(){ティターニアは様々な妖精や女神(マヴ、ディアナ、ティターン)の複合体として創作された}出自から神性を持つが、 彼自身はそうした背景を持たない純然たる『妖精の王』である為、神性は有していない。 *【宝具】 &bold(){『&ruby(ライ・ライム・グッドフェロー){彼方にかざす夢の噺}』} ランク:E 種別:対人宝具 レンジ:5~40人 最大補足:7人 #center(){&color(#e8e3d1,#84a2d4){&bold(){あたたかな「夢の噺」を──}} &color(#e8e3d1,#84a2d4){&bold(){僕に出来ることなんて、この程度さ。童心の君、夏の夜の後。恋は触らず、懐かしむ物。}} &color(#e8e3d1,#84a2d4){&bold(){分かっているとも。誰だって、今より少しだけ幸福になりたいんだろ? いいとも!}} &size(20){&color(#e8e3d1,#84a2d4){&bold(){『&ruby(ライ・ライム・グッドフェロー){彼方にかざす夢の噺}』!!}}}} オベロンが語る、見果てぬ楽園の数え歌。 本人曰く「[[固有結界]]とは似て非なる大魔術」とのこと。 対象者の肉体や霊基を夢の世界の精神体に変質させ、現実世界での行動や思考力を停止させる。 この宝具の術中に落ちたものは、無敵になる代わりに夢の世界にとらわれ、現実への干渉が出来なくなる。 ゲームでの性能は、「敵全体に強力な<秩序>特攻攻撃+攻撃強化状態を解除+1ターンの睡眠状態と無敵状態を付与」。宝具属性は&color(red){Buster}。 *【概要】 『妖精円卓領域 アヴァロン・ル・フェ』に登場する、主人公らの味方となるサーヴァント。 6章配信直前の生放送でその存在が明かされ、イラスト担当がFGO初となる羽海野チカ氏であることも発表された。 もともと、[[菌糸類>奈須きのこ]]と[[社長>武内崇]]が羽海野氏の著書である『[[ハチミツとクローバー]]』の大ファンであり、 両者の共通の知人である[[マフィア梶田>マフィア梶田(SP田中)]]を通じて、今回のコラボレーションが実現した。 なお、羽海野氏にとっては&b(){ゲームキャラクターのデザイン、およびCGデザイン}それぞれで初めての案件でもある。 ちなみに、羽海野氏はオファーされた段階でマフィア梶田&s(){の謀略}によって既に&s(){沼}FGOにハマっており、 オファーを受けた際は「妖精の世界が舞台」ということもあって「女の子が描きたい」と希望していたようだが、男性のオベロンを担当することになった。 また、オベロンのモチーフには虫関連が割とあるが、羽海野氏は虫が非常に苦手であったという。きのこェ… ただ、流石はプロと言うべきか、オベロンの羽や彼に付き従うブランカ(蚕)等の多くの昆虫を描くにあたり、 羽海野氏は昆虫図鑑を取り寄せて生態や特徴もしっかり勉強したらしい。 この勉強の成果はキャラクターデザインのみならず、6章本編における一枚絵でも見事に発揮されている。 2部6章はFGOストーリーとしては異例となる全3部構成の大長編となったのだが、 その理由の一端として、オベロンの登場を盛り込んだことが関係しているとかいないとか・・・。 オベロンについて最も有名とされるのは、[[シェイクスピア>シェイクスピア(Fate)]]によって書かれた&b(){戯曲『夏の夜の夢』}であろう。%%ニコ動の例のアレではない%% 戯曲中において、オベロンは偉大な力を持つ「&b(){妖精王}」として描写されるものの、その人物像は身勝手で大人げない。 #openclose(show=「夏の夜の夢」のあらすじ){ 妖精王のオベロンは、妖精の女王である妻ティターニアと連れて来た人間の子供を巡って大喧嘩を繰り広げる。 怒ったオベロンは、部下である「パック」に命じて、惚れ薬の元となる魔法の薬草を取ってこさせる。 パックの帰還を待つ間にオベロンは、たまたま森に来たデメトリアスとヘレナの会話を立ち聞きし、 惚れ薬の力で両者を娶せようとする。 ……が、パックのいたずら心により魔法の薬草の汁はティターニアと、森に入った頭をロバに変えられた人間の男の まぶたに塗られ、ティターニアの方は男を愛するようになる。 だが、もう一方は本来の目標であったデメトリアスではなくライサンダーという男に魔力がかかり ライサンダーと恋仲であるハーミアも加わり、あわせて二組・男女四人の関係は混迷を極める。 すったもんだの末、オベロンはすぐにパックを叱りつけて魔法の薬草の魔力を解かせ、 自身もティターニアの下へ行って子供の所有権を得て、 彼女のまぶたにディアナの花を塗って正気に戻し、両者は和解する。 そして最後にはパックが「今宵は、皆様、これにてお寝みなさいまし。」と語り この物語は夢とも現実とも分からない話であると締めくくるのである… } だが、実際にはオベロンという登場人物は、中世欧州の伝承にはたびたび登場しており その源流は中世ドイツの「[[ニーベルンゲンの歌]]」の中に登場する「エルフの王たるアルベリヒ」とする説がある。 他にもフランスの英雄詩に、英雄を手助けする妖精としてオベロンが登場したり、 フランスの武勲詩であるユオン・ド・ボルドーにも、[[カエサル>ガイウス・ユリウス・カエサル(Fate)]]の子供として登場したりと、 シェイクスピアの手で作られた人物ではなく、もともと存在していた妖精を統べる王というキャラが、 「夏の夜の夢」という物語で一躍有名になったという方が、表現としては正しいのかもしれない。 「戦闘で前に立って戦うことはしない」と述べるも、ストーリーの中では2度ゲストサーヴァントとして使用することが出来る。 しかし、''2度とも異なるクラス''(うち1つは選択肢の分岐により変化するので合計で3クラス)で参戦しており、「真のクラスは何なのか」とマスターたちに疑問を抱かせた。 後に、初登場からおよそ2か月の時をあけて、限定ピックアップガチャにて実装、その際のクラスが''新たなるエクストラクラス「プリテンダー」''であることが発表された。 &s(){名前が名前だけに、某髭男の同名の楽曲を触媒にしてガチャをぶん回すマスターがあちこちで続出した。そして爆死して「グッバイ 君の運命のヒトは僕じゃない」とサビに煽られるマスターも続出した。} クラス相性として、「三騎士と&bold(){アルターエゴ}に有利、四騎士とフォーリナーに不利」という相互関係が発表され、 &bold(){長らく[[カーマ>カーマ(Fate)]]のスキルや[[宮本武蔵>宮本武蔵(Fate)]]の宝具でしか相性有利を突けなかったアルターエゴに対し、初めての完全有利クラスとして登場したのである}。 なお、前章の[[ラスボス]]であった[[キャスター・リンボ]]と同様、 ・自身で引き当てて第3再臨以上まで育成する ・2部6章をクリア ・上記の両条件すべてを満たすと出現する霊衣解放クエストをクリア という条件を全て満たさなければ、その姿の全貌が明かされない仕様となっている。 その第3再臨の姿は大きく異なる上に、ストーリーの核心に当たるものなので下の折りたたみ内に後述する。 なお、プリテンダーのクラスそのものにおける設定説明は、ゲーム内に一切存在していない。 英単語的な意味では「&bold(){ふりをする者}」「&bold(){装う者}」のほか「&bold(){&color(#FF0000){王位の詐称者}}」を表すなど どれをとっても、胡散臭く物騒な由来を持つが、それが意味するものは──。 *【人物】 優しい碧眼、銀の髪、白い肌をした[[美男子]]。 アゲハ蝶の羽根を背中にはやした[[メルヘン]]チックな外見。 基本的に「&color(#e8e3d1,#84a2d4){より面白い}」ことを優先し、核心をつく発言を避けては周囲を振り回し、その様子を外からみて楽しむ悪戯好きな食わせ者。 同時に、あちこちで借りを作ってはその返済をほっぽりだすだらしない一面もある。 オベロン自身どうも蓄財のできないタイプらしく、返済を迫られると得意の口八丁でのらりくらりと誤魔化して逃亡……というのを繰り返しているらしい。 一方で妖精たちの「王」であるが故に、思慮深さや用意周到さも併せ持っていて、 時には目的を果たすために冷徹なリスクマネジメントを組み立てることも辞さず、 それでいて自軍パーティーが知らないところで暗躍し、目的を果たそうとする強かささえ見せる。 異聞帯では、文字通り身一つでウェールズの森に召喚されてから、主人公らが現れる数か月の間に妖精國を縦横無尽に飛び回り、様々なコネクションを築き上げることに成功している。 その巧みな話術や物事の核心を避ける物言いは、主人公や[[アルトリア・キャスター]]をして「どこかマーリンに似ている」と言わしめるほど。 一方でオベロン自身は自らのそうした立振る舞いに後ろめたさも感じており、ある意味では人間ではないとされるマーリンとは違った"人間臭さ"のようなものを持ち合わせている節がある。 通常時は上記の通り人間と蝶が融合したような姿だが、諜報・偵察等で街中に潜り込む際は、白い絹の外套をまとって目立たないようにしている。通称ミニオベロン 移動の際は、使い魔である妖精蛾のブランカに乗って移動する。 また、小型の妖精に姿を変えることでより素早く動くことも可能だが、この姿だと思考力が幾分か落ちるらしい。 #center(){&color(#e8e3d1,#84a2d4){Foo!まさにスピードスターだ!}} なおカルデア召喚後は他者に対しては若干言葉に棘こそ見えるも爽やか系王子のように振る舞うが、シェイクスピアに関してだけは態度が露骨に変わる。 具体的には&bold(){爽やかなポーカーフェイスを投げ捨て超辛辣になる。} #center(){&color(#e8e3d1,#84a2d4){『拝啓、ウィリアム・シェイクスピア。この度は、素敵な脚本をありがとうございます。私にとって、一生の宝物です。墓まで、持って行きたいと思います』} &bold(){&color(#e8e3d1,#84a2d4){と──この手紙、あの&color(red){クソ野郎}に届けてくれる?}} &bold(){&color(#e8e3d1,#84a2d4){ああ、気を付けてー? 捺し止めの蝋に&color(red){たっぷり毒を混ぜた}から。きみは、触っちゃだめだよ?}} } ちなみに嫌いなものは(借金の)取り立て。&s(){一説によると、父親からの遺伝という疑惑} *【ユニット性能】 『妖精円卓領域アヴァロン・ル・フェ』の完結編配信後に実装された、限定星5サーヴァント。 カード構成はQ2A1B2のランサー型で、宝具はBuster。 なお、宝具効果などを確認しようとすると、上記のクラススキルとともに名前の伏せられた謎のパッシブスキルがあることがわかる。 これは自身がフィールドにいる間、控えも含んだ自軍サーヴァントに対して、「フォーリナークラス以外に対する弱体付与成功率アップ」、 ただし「&b(){[[マーリン>マーリン(Fate)]]による味方への強化付与成功率を下げる}」という複合効果。 オベロンと同時に戦線に立っている間のマーリンが確実にできることは「夢幻のカリスマ」によるNP20%付与しかなくなる。 このデメリットはマーリンが装備している一部の概念礼装にも及ぶ(スター獲得やOC段階アップなどアイコンが表示されるもの)。 マーリンが前衛、オベロンが後衛のときはこの効果は発揮されないため、「オーダーチェンジ」などで交代することが推奨される。 また、オジマンディアスの「太陽神の加護」のような「&b(){味方全体の強化成功率をアップ}」の効果を持つスキル等を使えば、 上記の強化付与成功率低下を無視して二人を同時運用することもできる。 &color(silver){レディ・アヴァロンがマーリン認定外なのは密に、密に} 固有スキルは「夜のとばり」、「朝のひばり」、「夢のおわり」の三つ。 「夜のとばり」は「味方全体の宝具威力アップ(3T)+NP20%配布」、 「朝のひばり」は「味方単体にNP最大50%配布+スター最大20個獲得+ターン終了時にNP20%ダウン」、 そして「夢のおわり」は、「味方単体にBuster性能をアップ(1T)+宝具威力バフブースト状態を付与(1T)」を付与するものの、 ターン終了時にその味方に「強化状態を解除+〔永久睡眠〕状態を付与+ターゲット集中状態を付与(3T)」という強力なデバフを付与する。 ゲスト登場時の時点では「夜のとばり」と「朝のひばり」のみが開示されていたが、この時点で&bold(){単体に70%ものNPを配れる}という破格の性能が判明していた。 宝具威力アップ効果も20%~30%となかなかに有用で、すでに周回クエストなどでの高い需要が予想され、実装を待ち望まれていたのである。 さらにプレイアブル実装で開示された「夢のおわり」はそれ以上に特徴的な効果を持つ。 1Tの間「魔力放出」やマーリンの「英雄作成」に匹敵する高倍率でBuster性能を強化するだけでなく、「宝具威力アップブースト状態」を付与する。 これは次の攻撃宝具使用までに付与されていた「宝具威力アップ」の効果を(概念礼装等によるものも含めて)倍増させる効果なのだが、 &font(b,red){スキルレベル1の時点で50%、MAXなら100%に達する驚異的な倍率}を誇る。 前述のスキル2種でNPを配りやすいことも含め、「黒聖杯」を装備させたサーヴァントに使い、Buster宝具をぶっ放すのが主流な使い方。 ただし伸びしろの非常に大きい効果と引き換えに極めて重たいデメリットを抱えており、 それがターン終了後に「&bold(){強化状態を強制解除+永久睡眠状態を追加+ターゲット集中状態を3ターン付与}」というもの。 この「永久睡眠」とは、「&font(b,red){永続し、絶対に解除されない行動不能状態。さらに生贄やオダチェンの対象にもできない}」というもので、 早い話がこのスキルを使われたサーヴァントは、直後に宝具による最後の一撃を放とうが放つまいが、 ターン終了時には&bold(){ただ無防備に敵に殴られるだけの置物状態になってしまう}ということである。 一応、唯一他者に3T付与するタゲ集中のおかげで肉壁として機能はするが、 場に存在する限りチェインエラーを誘発してしまい、Artsチェインが使い物にならなくなるため、 これを使う場合は基本的に最後の敵のトドメに使い、デメリット効果が発動する前にバトルを終わらせたいところ。 味方ターンの最後に付与される点を生かし、アーラシュや陳宮の射出で自発的に処理するという荒業も可能。 特に前者は宝具がBusterということもあり、うまくハマればとてつもないダメージを叩き出すことも可能(誰が言ったか「&bold(){夢捨テラ}」)。 宝具は上述の通り。 秩序特攻はざっくり1/3強のサーヴァントが対象と範囲が広く、 また自身のスキル効果で威力の底上げも出来るので、対サーヴァント戦ではそれなりの火力が期待できる。 ただ、攻撃後に睡眠と無敵の両方の状態を与えてしまうため、宝具を最初に切ってしまうとその後の攻撃が通らなくなるので注意が必要。 そのあたりを考慮しさえすれば、精神異常無効のない相手にほぼ確定に近いスタンを1ターンの間敵にかけられるということで、 スキルの速攻性に反して宝具は高難易度・長期戦に向いた代物となっている。 総評すると、使うタイミングさえ間違えなければ絶大な性能を発揮する、非常にクセの強いサポーター兼アタッカーである。 妥協を許さない程度に扱いが難しいが、周回でも高難易度でもどちらにも適性を持っており、幅広い戦況で活躍してくれるだろう。 実際、実装後の水着イベ周回から始まり、ぐだぐだイベントの埴輪レイドなどで大活躍して、 気づいたらあっさり絆10になっていたというプレイヤーも多いという。&s(){やることが..やることが多い..!!} *【ストーリーでの活躍】 妖精國に降り立ったものの、「名なしの森」の霧によって自身らが何者かすらも忘れてしまった主人公、[[トリスタン>トリスタン(Fate)]]、 そして彼らが出会った[[アルトリア・キャスター]]の前に登場。 ちなみにアルトリアからはなぜか初見時にマーリンと勘違いされた。 本人はウェールズの森を拠点とし、はぐれてしまった[[マシュ>マシュ・キリエライト]]の捜索、 及び女王[[モルガン>モルガン(Fate)]]が持つ「最果てにて輝ける槍」の獲得に尽力する。 ウェールズの森へカルデア一行らを招待したり、河を見たら最後、 その者が欲しい宝物を呼び寄せて河の中へと引きずり込む「ドラケイの河」にまんまとハマってしまった一行を、 助けるためにひーこら言いながらロープを作って救出するなど、大変ながらもアルトリアたちの旅へ協力する 後編では、「予言の子」としてブリテンの氏族の鐘を鳴らす決意をしたアルトリアに同行し、 自らが結成したロンディニウムの反女王軍と合流する。 この時、ロンディニウムを攻める牙の氏族ウッドワス率いる本隊と交戦中に来る女王からの支援の軍を潰すため、 [[コヤンスカヤ]]に「アルビオンの竜の在処を教える代わりに女王軍を排除してもらう」という内密の取引をしていた。 …が、そこに残っていたのは骨だけ。彼女に一杯食わせた形になる。 ガレス、パーシヴァルの助力もあってついにウッドワスを打倒し、森に帰還するが、 その頃には[[ガウェイン]]とランスロット2名の妖精騎士率いる別動隊により、ウェールズの森が襲撃されていた。 なんとか女王軍を追い払うことには成功するものの、ウェールズの森は焼き払われ、そこに暮らしていた妖精たちは全滅してしまう。 仲間たちの無念を胸に秘め、打倒モルガンの決意を新たにするオベロン。 その後別行動を取っていた主人公たちが交渉を取り付けていた妖精騎士[[ガウェイン]]改め、バーゲストと協力する際は、 彼女と共闘することを受け容れてはいるものの、やはりどこか不服な様子を見せた。 また、自身に騙された上に妖精騎士ランスロット改めメリュジーヌに痛手を負わされ、泣き面に蜂の[[コヤンスカヤ]]に出くわした時には、 もう一つの取引材料として「ケルヌンノス」の名前を出したが──? 全ての鐘を鳴らし終え、仲間の犠牲の末に辿り着いたキャメロットでの最終決戦にて、 死力を尽くしてモルガンを一度は倒したものの、&s(){メタルクウラ状態と化した}モルガンの攻撃からアルトリアを庇って消滅。 #center(){&color(#e8e3d1,#84a2d4){───取るに足りない、いつかの冬を思い出す。} &color(#e8e3d1,#84a2d4){逃げる間も、別れを告げる暇もなかった} &color(#e8e3d1,#84a2d4){悔しいけれど仕方がない。} &color(#e8e3d1,#84a2d4){飾電灯が落ちてきたと思って諦めるさ。} &color(#e8e3d1,#84a2d4){全身を包む冬の光。} &color(#e8e3d1,#84a2d4){冬眠には、ちょっと早すぎる気もするけどね。}} こうして、みんなに愛された妖精王は風のように消滅した。 それはブリテン異聞帯で主人公らと関わり、行動を共にし続けてきて、尽力した人物としてはあまりにもあっけない最期だった。 追記・修正はいつかの冬を思い出しながらお願いします。 #include(テンプレ2) #center(){&link_toppage(-アニヲタWiki-)} #openclose(show=▷ コメント欄){ - 建乙。いやぁ良い記事だね、しっかりと書かれているよ! -- 妖精國の名無しさん (2017-04-01 00:20:21) - この記事真っ白だけど立て逃げかな?流石に削除申請した方がいいんじゃないかい? -- [[楽園の名無しさん>マーリン(Fate)]] (2017-04-01 09:06:11) - ↑みえてないの?みえてないの?ここはぼーてがんのきじだよ! -- 秋の森の名無しさん (2017-04-01 13:07:14) } #center(){ &font(red,b){※注意※} &font(red,b){この先には『妖精円卓領域』後半以降の重大なネタバレが含まれています。} } #center(){#bold(){ &color(#00A4AC,#000000){よく「後の祭り」と言うだろう? まったくもってその通りだ。} &color(#00A4AC,#000000){せめて終わる時くらいは、盛大に奉ってやるよ。} }} #openclose(show=ぼーてがん、ぼーてがん){ モルガン亡き後、炎の厄災アルビオン、獣の厄災バーゲスト、そして呪いの厄災・祭神[[ケルヌンノス>ケルヌンノス(Fate)]]という3つの厄災を 多くの犠牲を払いながらも全て調伏し終えたカルデア一行。にも関わらず、当初の予報通りに崩落を開始するブリテン島… 皆が困惑する中、ストームボーダーの上に見慣れた人物が現れる。 #center(){#bold(){ &color(#e8e3d1,#84a2d4){あるとも。初めから見えていたから、それと認識していなかっただけさ。} }} キャメロットで消滅したはずのオベロンは生きていた。 だが、相棒であるブランカの死骸をゴミのように投げ捨てるなど、今までの彼には思えない行動をし続ける。 ストームボーダー内からは&bold(){「汎人類史に該当するデータは存在しない」「秒単位での霊基の変動」「モニターにすら映らない」}と不穏な連絡が通達される。 #center(){#bold(){ &color(#e8e3d1,#84a2d4){そう。一匹の虫さ。} &color(#e8e3d1,#84a2d4){とはいえ、見ての通り概念の虫だ。ブリテンを滅ぼし、星を裏返す無限の穴。} &color(#e8e3d1,#84a2d4){まあ、果てのないウロだと思えばいい。} &color(#e8e3d1,#84a2d4){そして僕そのものでもある。} &color(#e8e3d1,#84a2d4){どっちが本体で、どっちが影なのかは分からないけどね。} }} そして、ブリテンを飲み干さんとする超巨大な一匹の虫の出現と共に、彼はその正体を現す。 #center(){#bold(){ &color(#e8e3d1,#84a2d4){──────ああ。} &color(#e8e3d1,#84a2d4){ほかならぬ君の頼みだ。聞いてあげよう。} &color(#cccccc,#1f2f54){いいとも。} &color(#cccccc,#1f2f54){俺はおまえたち汎人類史が創りあげた空想、&br()妖精王オベロンのカタチでこの姿になったもの。} &color(#cccccc,#1f2f54){神秘の時代の終わりと共に、自らの破滅を望んだブリテン島の意思の具現。} &color(#cccccc,#1f2f54){──名をヴォーティガーン。} &color(#cccccc,#1f2f54){&bold(){オベロン・ヴォーティガーン}。} &color(#cccccc,#1f2f54){君たちと共に、妖精國ブリテンを滅ぼした『奈落の虫』さ。} }} #center(){ &color(purple){&size(30){真 名 熔 解}} } [[&bold(){&sizex(6){オベロン・ヴォーティガーン}}>オベロン(Fate)]] &font(#6495ED){登録日}:2021/08/29 Sun 00:16:47 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 25 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- 真名:&font(b,#cccccc,#1f2f54){オベロン・ヴォーティガーン} 身長:174cm(人間時)/&font(b,#ff0000){1440km}(虫竜時) 体重:56kg (人間時)/不明(虫竜時) 出典:妖精國ブリテン、Fate/Grand Order 地域:妖精國ブリテン 属性:混沌・悪 クラス:&bold(){&ruby(プリテンダー){役を羽織る者}} 【保有スキル】 妖精眼:- ヒトが持つ魔眼ではなく、妖精が生まれつき持つ『世界を切り替える』視界。 あらゆる嘘を見抜き、真実を映すこの眼は、オベロンに知性体が持つ悪意・短所・性質を明確に見せつけている。 対人理:D+ 人類が生み出すもの、人類に有利に働く法則、その全てに『待った』をかける力。 本来は『[[クラス・ビースト>ビースト(Fate)]]』が持つスキルだが、ただ空気を吸うかのように人類を根絶したくて仕方のないオベロンは、 その長い欺瞞と雌伏の果てに人類悪と同じスキルを獲得した。 端的に言うと、人々の心の方向性(場の空気)をさりげなく悪い方、低い方、安い方へと誘導する悪意。 同じ『夢の世界』の住人である&font(b,Maroon){マーリンとは相性が致命的に悪く、オベロンはマーリンからの支援を拒絶する}。 これは&u(){物語に対するスタンスの違い}から生まれた断絶であり、オベロンはその偽装能力のほぼ全てを対マーリンに振り分けている。 故にマーリンはオベロンを認識することが出来ず、彼と話をしている人物を千里眼で見た場合、その人物が独り言を喋っているようにしか見えなくなる。 夏の夜の夢:EX オベロンがその発生時から持っている呪い。 『'''全ては夢まぼろし。ここで起きた出来事は真実に値しない―――'''』 世界でもっとも有名な妖精戯曲「夏の夜の夢」はそうやって幕を閉じた。 しかしそれは、人類史において、''「彼の言動は『何をやっても嘘』」というレッテル''を貼ることとなってしまい、 故に&font(b,red){「本当の事は(言え)無い」という呪い}が刻まれてしまったのである。 夢のおわり:EX 末期の夢。対象一騎にかける強化スキル。 かけられたサーヴァントは他に類のない能力向上を得られるが、そのターンの終わりに、全ての効果を失って永眠する。 &font(i,red){──夢が喪われた者は、もう二度と、現実に目覚める力は無く。} 【宝具】 &bold(){『&ruby(ライ・ライク・ヴォーティガーン){彼方とおちる夢の瞳}』} ランク:EX 種別:対界宝具 レンジ:無制限 最大補足:無制限 #center(){&font(#cccccc,#1f2f54,b){どこまでも、堕ちてゆけ――} #center(){&font(#cccccc,#1f2f54,b){俺から言うべきことは……もう無い! ──全ては夏の夜の夢だ。}} #center(){&font(#cccccc,#1f2f54,b){夜のとばり。朝のひばり。腐るような、夢のおわり。黄昏を喰らえ!} &font(#cccccc,#1f2f54,b,20){『&ruby(ライ・ライク・ヴォーティガーン){彼方とおちる夢の瞳}』!!}}} 妖精國で発生したオベロンの本当の姿にして宝具。 ブリテンを滅ぼす「空洞の虫」こと、魔竜・ヴォーティガーンへと変貌し、その世界の全てを飲み込み、どこまでも墜落させていく「奈落の穴」。 一度飲み込まれれば、「空洞」の性質を持つこの巨大な穴からどう抗っても脱出する術はなく、 その根源であるヴォーティガーンと「奈落の虫」を殺さない限り解除されない。 相手を殺すのではなく、一切の光のない奈落へ落とし続ける「異界への道」である。 なお、ゲーム的には名前が変わるのみで効果は一緒である。 また、プロフィールに示された全長1440kmから、汎人類史におけるブリテン諸島を余裕で覆える巨体である事は間違いない。 #center(){&font(#cccccc,#1f2f54,b){俺に集るな…吐き気がする。} &font(#cccccc,#1f2f54,b){これ以上の終末を、お前たちに用意できるか!} &font(#cccccc,#1f2f54,b){死ね… 死ね… 死ね…ッ!}} **◆真の概要 ブリテン島が待ち望んだ終末装置。 異聞帯ブリテンが、トリスメギストスⅡによって汎人類史側の地球を巻き込んで崩落・消滅すると観測された原因そのものであり、全ての黒幕。 その正体は、妖精國・ひいてはブリテンを滅ぼす太古からの"厄災"が、「オベロン」という殻に当て嵌められた存在。 厄災の真名を「&b(){ヴォーティガーン}」。伝説上のアーサー王の敵対者であり、汎人類史でもブリテンの滅びの引き金を引いた卑王の名を冠する。 これまでも、「奈落の虫」による厄災は「モースの王」等様々な形でブリテン異聞帯を襲い、滅びを齎そうとしてきたが、 2000年前に女王となったモルガンにより、その悉くが打ち祓われてきた。 そして辺境の掃き溜めである「秋の森」に発生させたのが、今回の&font(#cccccc,#1f2f54,b){「虚言の妖精王・オベロン」}である。 いわば(汎人類史でも)ブリテン島の厄災として存在する「白き竜ヴォーティガーン」、異聞帯ブリテン島が生み出したサーヴァント「オベロン」、 汎人類史の戯曲にも語られる「妖精王オベロン」が混ざり合って誕生した特異な存在であり、故にその目的も二面性を持った。 即ち、「ヴォーティガーン」の目的はあくまでブリテン島そのものの滅亡であるが、「オベロン」の目的は汎人類史の根絶にこそある。 その言動全てに信憑性が無く、どこまでが嘘でどこからが本当か判別する事が極めて困難な、[[根っからの大嘘つき>マホロア(星のカービィ)]]。 「自分は嘘しか言わない」とかたるがそれすらも嘘。いわゆる「嘘つきのパラドックス」を常にまとっており、実際は虚実織り交ぜた戯言を口にし続けている。 彼が好きだと言ったり嫌いと罵る事柄、そしてどうでもいいと切り捨てる主義主張が、どこまでが真実でどこからが嘘なのかは分からない。 &bold(){口から語られる真実と嘘がごちゃ混ぜとなってしまい、それらの境界がすべて曖昧}であるため、彼との意思疎通、セリフの解釈は困難を極める。 それは、&i(){オベロンという英霊としての特性によるものであり、本人ですらも呆れ返るほどの呪縛}である。 表の顔は全て演技だが、オベロンの嘘は完璧なので『作り物』ではない。 その気になればそういう風に生きていける、という『本当の顔』でもあるが、 上述した「呪い」の影響もあり、本当のコト・本当であるかどうかすら何の意味もない。 &s(){嘘を見抜く[[カルナ>カルナ(Fate)]]や嘘を嫌う[[清姫>清姫(Fate)]]と絡んだらどうなるのだろうか。} そういう意味では、別作品ではあるが『スーパーロボット大戦シリーズ』に登場する[[アイム・ライアード]]に似ているのだが、 「正しくない事しか言えない」アイムと違い、オベロンは「正しい事も言える、&b(){信用できないだけで}」と似て非なるもの。 嘘八百の中にクリティカルな真実を混ぜることで真意が読めないのが、虚言王オベロンの恐るべき所以であるのだ。 一方で彼は[[アルトリア・キャスター]]と同じく「嘘に隠された真実」を見通す類の妖精眼を持つが、 ブリテンの妖精たちを&font(#cccccc,#1f2f54,b){「度し難い」「害虫」}と蔑み、汎人類史の世界を&font(#cccccc,#1f2f54,b){「クソ溜まり」}と罵倒する。 [[他者への愛>カーマ(Fate)]]も[[自己愛>殺生院キアラ]]もなく、一生涯「幸福」を感じることが出来ないオベロンにとっては、 何の苦労も工夫もなく生きているだけで『幸福』を獲得できる他の生命はとにかく目障りで理解できない害虫にすぎない。 目に映るもの全てに嫌悪感を抱き、醜悪にまみれたブリテン異聞帯や汎人類史を、さながら人が虫を潰すがごとく&font(#cccccc,#1f2f54,b){「ただみんな気持ち悪いから」}という理由で滅ぼす存在なのである。 **◆人物 根本的な部分でひねくれているダウナー系闇の王子。 上述の通り終末装置、つまり滅亡の概念が形を持った存在であるためか、 あらゆるものを本能的に嫌悪し、幸福を感じることもなく、「滅ぼしたい」という生理的欲求を抱えている。 マスターとの関係は&font(#1f2f54,b){「あくまで契約上」}と述べ、基本的には皮肉と毒舌をまき散らし、誰に対しても悪態と挑発の限りを尽くす。 マスターを&font(#1f2f54,b){「底抜けの善人くん」}と揶揄し、異聞帯の王達に対しても、 &font(#cccccc,#1f2f54,b){「揃いも揃ってカルデアに道を譲ったんだろう? 人が出来てる!」「一方、俺はきっちり目的を果たした勝ち馬だ」}と、 言葉の上では棒読み混じりで称賛しているように取り繕いつつ、暗に&font(#ff0000,b){相手を惨めな負け犬呼ばわり}して嘲笑する。 真名熔解に伴い、性格だけでなく外見も大きく変化。 銀髪は暗い灰色に染まり、背中には鮮やかだった蝶の羽の代わりにトンボやカゲロウを思わせる透明な羽が生え、 右手以外の四肢は竜を思わせる黒い外殻と鋭い爪で覆われ異形化。 総じて元のメルヘンチックな装いから一変し、「虫」と「竜」の要素が融合した禍々しい姿へと変貌している。 ちなみにあの蝶の羽は装飾品の偽物らしい。 ストーリーでも正体を現した際、モース毒で死んだブランカをゴミのように蹴り落していたなど、その徹底した悪役ぶりが目立つ。 ただし、最終再臨絵の構図、ひいては絆礼装および後述するオベロン自身の特性と正体を考えると、この行為などにもまた違った一面が見えてくる。 一見すれば世界そのものを嫌悪する嘘つきのクソ野郎ではあるが、 己の使命・目的にも、その言動と結果にも真摯に向き合っているため、そのことは偽らない(それ故、下手に口には出さない)。 そして、物語の住人(登場人物・個人)にはひそかに感情移入することも少なくない。 特にティターニアやモルガンに対しては彼なりに思うところがあるらしく、マイルームでの会話では意味深な発言が聞ける。 何気に精神世界の中に&b(){ウェールズ領の虫妖精達もちゃっかりついて来ていた}ようで、 絆レベルを上げていくと夢の中でウェールズの妖精達に絡まれているのか、 &font(#cccccc,#1f2f54,b){「はぁ゛ぁ゛あ゛あ゛もぉ゛ぉ゛お゛お゛うんざりだ!! 君たち、眠っている時くらい静かにしてくれないか!?」} と悪童めいた顔を投げ捨てた素顔の苛立ちを見せ、&font(#cccccc,#1f2f54,b){「マスター!! 虫除けスプレー持ってないかなあ!?」}と主人公を頼ってくる。 %%殺虫剤じゃなくて虫除けスプレーを注文してくる辺り彼らに甘い%% また、&bold(){「創作物から生まれた」}という共通項を持つ[[ナーサリー・ライム>ありすのサーヴァント(EXTRA)]]に対しては多少なりとも仲間意識があったようで、 「光の王子」の化けの皮を被っている間にも、 #center(){&font(#e8e3d1,#84a2d4,b){こんにちは、素敵なお嬢さん。全ての読み手がいなくなった後お茶会を開くから、その時は来てくれるかい?} &font(#cccccc,#1f2f54,b){本音:『いけ好かない読者どもが消えた後、誰の主観も偏見も入らない穏やかな世界で、一緒にお茶会をしないか?』}} と笑顔で誘うマイルームセリフがある。 ただしナーサリーからは&color(hotpink){「ごめんなさい、素敵な王子様。あたし、読み手のみんなの輝く顔が大好きなの」}と優しい笑顔で断られているらしく、 #center(){&color(#e8e3d1,#84a2d4){まあ、そうだろうと思ったよ}} と去って行くナーサリーの後ろ姿を皮肉げに笑って、目を細めて見送っている。 &font(#cccccc,#1f2f54,b){「クソども。いずれ全部ブチ壊してやる」}とばかりの苛烈な言動は、 嫉妬や憎しみではなくティターニアへの愛(&u(){虚構として消費されゆく愛妻を救うという想い})が元になっているが、それを口外することは決して無いだろう。 (ちなみにFate世界ではオベロンの出典である物語が完全な虚構ということで、ティターニアは非実在で妖精史にすら存在しないという設定) それ故に、生みの親に等しいシェイクスピアへの恨みもさることながら、上記のナーサリーとの会話や後述する最後の会話にも暗に語られる通り、 それ以上に虚構の世界を用済みとして切り捨てる「読者」を忌み嫌っている節がある。 特に個人に興味を抱けず、物語そのもののより良き結末にこそ重きを置くという真逆な行動原理を持った[[グランドろくでなし>マーリン(Fate)]]は、 その象徴的存在として完全に不倶戴天の者とみなしているらしく、プリテンダーとして持ち得た偽装能力はほぼ100%マーリンへの拒絶のためだけに使われている。 マーリンがオベロンの存在を全く認識できず、彼と会話する主人公も「やけに独り言が多かった」ように見えていたのはこのせいであり、 上述した味方のマーリンの強化成功率を下げてしまう謎のパッシブスキル「対人理」も、そういった「物語の叛逆」が形になった恩讐である。 一言で説明しただけでは正確に理解してもらうのはとても難しい%%二次創作者泣かせの%%曲者だが、 誤解を恐れずにいえば[[コイツ>グランドキャスター(Fate)]]に近い&font(#ff0000,b){ツンデレの究極系}で、上述した通り喋った言葉&u(){全てが嘘な訳ではなく、あくまで「信用できないだけ」}。 なので嘘とも本音ともとれないはぐらかしで他者を煙に巻くかと思えば、本音で他者を評価したり嘲笑う事も少なくない。 虚実が絶妙に入り交じる言動を再現するのは容易ではないとして、ストーリー上での登場機会はかなり少ないと見られている。 *◆ストーリーでの活躍 3度目の終末装置として生まれ落ちたオベロンは、妖精國ブリテンを奈落に導くために各地で謀略を巡らせた。 「奈落の虫」である彼の本体が地上に出るためには、それを封印する役割を担っていたケルヌンノスが邪魔だった。((このことからケルヌンノスは妖精を罰する意思はあっても大地そのものの消滅は望んでいなかったことがうかがえる)) モルガンはケルヌンノスの存在・遺骸そのものを利用して、真にブリテンの終末を齎す脅威を閉じ込めていたのである。 さらに、将来厄災と化す存在にも円卓の騎士の「ギフト」によって封印したうえで、ブリテンを守る武力としていた。 モルガンの敷いた以上の布石を全て打ち砕き、「ヴォーティガーン」としての役割を演じ切るのは容易なことではない。 そこで目を付けたのが、ちょうどその時にカルデアから人類史を救いに……即ち、第六異聞帯・イギリスを滅ぼしにやってきた一人のマスターだった。 #center(){ &font(#cccccc,#1f2f54,b){コイツは本物のバカだ。最高の役者だ。} &font(#cccccc,#1f2f54,b){かならずや、俺の期待に応えてくれる!} &font(#cccccc,#1f2f54,b){何もかも綺麗さっぱり終わらせてくれる、} &font(#cccccc,#1f2f54,b){最悪にして最高の観客だと、心の底から信じたのさ!} } #right(){&s(){&small(){役者と観客、どっちなんだよ}}} 果たして汎人類史でヴォーティガン侯に呼び込まれたサクソン人のごとく、目論見通りカルデアのマスターはモルガン打倒への布石となった。 「予言の子」と共に反女王の勢力を築き、女王軍の力を大いに殺いだのである。 その傍らで彼はモルガンを妖精國もろとも倒すために、自己愛の塊でしかない風の氏族長オーロラを焚き付け扇動させるだけでなく、 女王の後継者ノクナレアも暗殺するよう根回しを整えた他、 厄災となる素養を持った妖精騎士の一人には記憶を改ざんし、最悪のタイミングでより猛威を振るうように仕向けた。 そしてブリテンを終わらせる災厄がすべて起動し、ケルヌンノスが「立ち退いた」ことで、ついに「奈落の虫」の本体が地上にはい出ることに成功。 「女王が統治する妖精國」のサイクルも途絶えさせ、ヴォーティガーンの目的である妖精國ブリテンの滅亡は成った。 そして今度は、オベロンの目的である「カルデア/汎人類史の滅亡」を果たすため、 厄災に成り果ててしまった妖精騎士たちやケルヌンノスを死闘の末に何とか討ち鎮めたカルデアを、 ブリテンごと&s(){妖精から借りた借金も含めて}奈落の穴へと追い落とそうと企む。 果たしてストームボーダーを奈落の底へと飲み込み、勝ちの目を全て摘んだつもりになったオベロンだったが、 この戦いで主人公と縁を結んだ[[楽園の魔術師>アルトリア・キャスター]]が、光と共にストームボーダーに召喚される。 彼女の影響でマシュも意識を取り戻し、「盤上詰み」をひっくり返されたオベロンは、最後の戦いに打って出る。 壮絶な激闘の末に、彼はカルデアの前に敗北し、自らだけが奈落の底へ墜ちていった。 最後の瞬間、その秘められた想いは唐突な夢の中、本人の口から語られる。 #center(){ &font(#cccccc,#1f2f54,b){前にちょっと話したっけ?妖精國がなんなのかってヤツ} &font(#cccccc,#1f2f54,b){ここはさ、すべてが童話だったんだよ。一つの物語だった。} &font(#cccccc,#1f2f54,b){架空の歴史の中にしか居場所のなかったモルガンが描いた、1万4千年もの絵本だ。} &font(#cccccc,#1f2f54,b){おまえたちはそれを、今までのように否定した。} &font(#cccccc,#1f2f54,b){間違っている。意味がないと。} &font(#cccccc,#1f2f54,b){俺はそれが気に食わない。気持ち悪さを忘れるほどにね。} &font(#cccccc,#1f2f54,b){都合のいい存在を、誰もが夢見る物語を創造しておいて、} &font(#cccccc,#1f2f54,b){その物語に人生を変えられてさえいて。} &font(#cccccc,#1f2f54,b){その上で、"これは現実にはない&ruby(もの){空想}だから"と} &font(#cccccc,#1f2f54,b){下に置き、あざ笑う、おまえたちが。} } オベロンは落ちていく。 底のない空洞、果てのない坑道を、どこまでも落ちていく。 敗れはしたものの、オベロン・ヴォーティガーンの目的は果たされた。 しかしカルデアを道連れにすることはついにできなかった。 未だ息のあった炎の厄災アルビオンが自我を取り戻し、新たな名前にかけて最期の力を振り絞り、ヴォーティガーンに牙を剥いたためであった。 #center(){ &font(#cccccc,#1f2f54,b){ひねくれもののオベロンを愛したティターニア。} &font(#cccccc,#1f2f54,b){きみのために、&ruby(アイツら){汎人類史}を無くすという僕の願いは、叶わなかったな。} } 奈落の穴は消えていく。 どこまでも落ちていく。 無限のウロのフタが閉じる。 奈落の虫は、どこに辿り着くこともなく、落ちていく。 #center(){ &font(#cccccc,#1f2f54,b){ふん、あれが汎人類史の空か……} &font(#cccccc,#1f2f54,b){まったく。吐き気がするほど、キレイじゃないか───} } ---- ところで、第2部6章『妖精円卓領域 アヴァロン・ル・フェ』には全編通してとあるギミックが仕込まれていた。 オベロンに関する返答については「すぐ同意する、オベロンを信頼する」か「理由を聞く、オベロンを疑う」という選択肢が、 わざわざ&u(){バトルなしにも関わらずスキップ不可にした上で}明らかに多く仕込まれている。 そしてその殆どでオベロンの言葉を鵜呑みにしないか、詳細を知りたがる選択肢を選び続けていた場合、最後の盤面で&bold(){&color(red){赤い選択肢}}が出現する。 それはプレイヤーがオベロンの正体に勘づこうとしていることを主人公と連動させるギミックであるとともに、 彼の内面に踏み込んでいく合鍵として、全てを嘲笑し舐め腐っている彼に舌戦で一矢報いる一手ともなるのだ。 彼の内面を考察することで、オベロンはいわば主人公と鏡写しの存在であること、 そして「主人公とよく似た女の子」であるアルトリア・キャスターもまた、モルガンだけでなくオベロンとも対のキャラとなっているということがわかる。 -3人は、いずれも「自分にしか務められない大役」を他者から与えられ、それぞれの矜持のままにそれを走り抜いている。 --アルトリアとオベロンは、2人とも妖精眼を持ち、世の悪性を知りすぎた。&br()そんな2人はただ一点をもって、決定的な差を作っているのだが、逆に言えば互いにとって数少ない理解者でもあるということである。 --アルトリアと主人公は、ともに普通の少年少女としての感性を持ちながら、「自分にしか務められない大役」を担わされている。&br()その重荷は、「庭」とアヴァロンで互いの道程を認識した両者にしかわからない。 --主人公とオベロンは、ともに「自分にしか務められない大役」を何故か負わされた傍観者である。&br()「傍観者になりたかったのに役者もしなければならない」という矛盾性はこの2人にしか分からず、故に主人公の失意の象徴はオベロンの姿をとっていた。 似ていると言っても、彼らの取る行動と目的、そして矜持は大きく異なるため、3人の道はあくまで別である。 それでも、彼らはそれぞれにとって最大の理解者に他ならなかったのである。 それは鼎の足のごとく、永遠に交わらぬ平行線の因縁。されど、並び立つにはいずれも欠かせぬ同胞として、妖精国を躍動した。 同時に汎人類史におけるアルトリアとマーリンの関係についても予言の子とオベロンは対になっている。 マーリンはアルトリアの剣の師にして円卓の一員にして、最後に彼女を見送りその罪深さ故に塔へと引き籠もり オベロンは予言の子の魔術の師にして旅路の一員にして、最後に彼女を待ち受けそのみっともなさから奈落へと落ちていった。 *◆余談 -上述したサポート時の登場では別々のクラス扱いで登場して本来のクラスを隠蔽していたが、実は隠し属性も本来のものとは別になっている。&br()例えば、敵対時やプレイアブルにおいては混沌・悪・そして竜それぞれの3カテゴリによる特効を受けるのだが、&br()サポート時では秩序・善対象のバフが効くようになっている。 -アルトリア・キャスターに魔術を教えた自称「マーリン」の正体。明言こそされていないが口調などから彼だと推測できる。&br()自分の計画の為だったのか、はたまた同胞を見つけてついつい声をかけてしまったからなのか、彼は語らないが、&br()どちらにせよこのことが巡り巡って彼の計画を中途半端な形で終わらせてしまったのは運命だったとしか言えないだろう。 --なおアルトリア育成のために必要となった魔術の知識技術・通信教育内容などその他諸々は、&br()&bold(){オベロンがゼロから勉強して2〜3日程度の%%一夜漬け%%猛勉強の末に習得した。}%%やることが..やることが多い..!!%% --アルトリアの方はオベロンとの初対面の際に「マーリンじゃ…ない?」と反応している(声で判断していたため)ことから、「オベロン=自称マーリン」だったことは気づいている。 -魔術の心得こそ持ち得ているが、謀略や裏工作に使える明確な&ruby(スキル){能力}は若干の扇動として使える「対人理」のみ。&br()よって各地への移動や交渉術など&bold(){ブリテン崩壊のために必要なその他諸々の技能・信用度の獲得はオベロンが独力で地道に培った賜物である。}%%やることが..やることが多い..!!%%&br()オベロンが必死になってブリテン全土を駆けずり回らなければカルデア一行もモルガンの前に屈していたはずなので、&br()全ての黒幕でありながら異聞帯攻略のMVPとしての側面も持つ、独特なキャラクターとなっていった。 --先述した通り本体である「奈落の虫」ならばモルガンやケルヌンノスを倒せるほどの力はあるそうだが、シナリオ中でも触れられているように分身体の彼はサーヴァントとしても弱いため、カルデア一行が現れるまでは手詰まりもいいところだったのである。 -第2再臨以前では、ストーリーでずっと一緒だったガレスの事をすっかり忘れているルーム会話がある。 &br()本当に&font(#cccccc,#1f2f54,b){「ガレス?誰だっけそれ?」}というセリフしかない。また第3再臨以降では触れもしない。&br()「人間のガレスと妖精のガレスは別人」と考えるにしても冷酷な台詞であるのだが、こいつの本質を加味してその本意を推理すれば、&br()「忘れたくても忘れられない、脳裏に刻み込まれた人物」「自身の二枚舌で穢すことが憚られる者」だということを暗示したセリフだとわかる。&br()そもそも&u(){本当に無関心ならマイルームセリフなんざ用意する必要はないだろうし…}&s(){そういうとこだぞオベロン} --他にもオベロンが「どうでもいい」と言い放った存在はいくつかあるが、実際は彼にとって重要な存在だったことが多いのを留意しておくと良い。 -同じく同行期間が長かった[[UMA>赤兎馬(Fate)]]については嘘ですら記憶から消し去ることができなかったらしく、彼の話題では&bold(){素に戻っていた}。 -宝具演出の中にある「虫竜の咆哮」はSEではなく、豊永氏の声を加工したもの。 --また虫竜のモチーフは実は羽海野チカ氏のトラウマである「[[密輸後断頭された象の写真>検索してはいけない言葉]]」なのだとか…&br()検索するとそれらしき画像は何件か出てくるが、どれも極めて凄惨かつ胸糞の悪い画像である為、検索する際は十分注意して欲しい。 -ゲーム上では横バフやNP配布に宝具のブーストと、サポーターや周回要員としては直前に実装された光のコヤンスカヤに比肩する破格の性能の持ち主で、&br()ストーリーや通常クエストはおろかイベントや高難易度クエストにも引っ張りだこである。&br()%%「はぁ゛ぁ゛あ゛あ゛もぉ゛ぉ゛お゛お゛うんざりだ!!」%%&br()その分、再臨やスキルアップなどの育成に必要な素材がかなりエグいが、運良く引き当てたマスターにとってはサイドキックとして頼もしい戦力となるだろう。%%やることが..やることが多い..!!%% -オベロンのイラストレーターである羽海野チカ氏はデジタルで絵を描いたことがなく、最初はアナログ、水彩画で進めていこうと考えていたが、&br()画角や霊基再臨、表情差分を考えた際にアナログでの作成は無謀とであると判断されたことで、デジタル制作を初導入した案件となる。&br()まだ不慣れな部分も多かったらしく、オベロンの絵に関しては&bold(){レイヤー10個}で製作されているという。&br()なお「レイヤー10個」は&bold(){あまりに少なすぎてこの数でデジタル絵を作るのは困難}と呼べるものであり、絵のわかるプレイヤーからは氏の労苦が感じられると評される事もある。&br()(ちなみに、平均レイヤー数は60、多い人だと100使う事もあるらしい) -イベントクエストでは、基本的には「光の王子様」の皮を被りつつ、面倒事には極力関わらないようにしており、&br()どう考えても面倒事に巻き込まれるからか、主人公とは絡みたがらない。&br()一方の主人公もオベロンの本性を分かっているためか、関わるときは結構歯に衣着せない対応を取る悪友じみた距離感に。&br()バレンタインイベントでは、選択肢次第で「チョコを雑に投げつける」というある意味オンリーワンな渡し方が可能。&br()このように、主人公と色々と遠慮のない丁々発止なやり取りを繰り返す一方で、レディ・アヴァロンのバレンタインイベントでは、&br()巌窟王、アビゲイル&s(){のメンタルセコム}と共に主人公の精神を守護しているらしいことが判明している。&s(){そういうとこだぞオベロン} -絆礼装「亡き王女のためのパヴァーヌ」は&bold(){「雪原の中で生き絶えているブランカ」}というイラストであり、解説はブランカとオベロンの内心と真実に深く踏み込んだものとなっている。 } #center(){&color(#e8e3d1,#84a2d4){「やあやあこんにちは諸君!今日も楽しく生きているかい?」}} #center(){&color(#e8e3d1,#84a2d4){「秋の森の妖精王、花と平和と童話の伝道師、騒がしきオベロン、追記・修正するよ!」}} #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,85) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #areaedit() - 勘違いしてる人も多いけどオベロンの発言は全部嘘という訳ではなく信用出来ない言葉になる、例えば好きと言っても嫌いとは限らないけど好きと言ったら好きとは限らないって言うエミュ難易度超高いキャラなんだよね -- 名無しさん (2021-08-29 01:57:57) - あれ?自分が先に申請したはずなのに…ルール違反になるんでしょうか、コレ? -- 名無しさん (2021-08-29 02:06:44) - 5月にも他の人が先に申請した項目を他の人が作ったのが申請ルール違反として削除されたのでこの項目も削除になるかと -- 名無しさん (2021-08-29 02:45:17) - 申請時に項目作成ページに表示されなかったので、そのまま作ってしまいました。申し訳ありませんでした。 -- 名無しさん (2021-08-29 07:37:53) - 嘘つきではなく言葉がねじ曲がるというわかるようでわからない理屈。要はライターの都合の良いセリフを吐くだけの舞台装置。ああ、たしかにこれはオベロンだわ -- 名無しさん (2021-08-29 08:30:13) - ハイハイ嘘吐きね噓吐き…とりあえず休んでいる暇はないぞオベロン、周回行こうか(気持ちの悪い汎人類史) -- 名無しさん (2021-08-29 08:54:15) - これからプリテンダーはどれだけ出れるだろう。アルセーヌ・ルパンはほぼ確定として、武田信玄とか、フェイカーに該当するのはみんな入りそうだけど…。アルターエゴとは逆に男ばかりのクラスになりそうな予感。 -- 名無しさん (2021-08-29 08:57:14) - キャスニキの「首吊りスヤスヤ永眠システム」を思いつくとか、そらおぞましき汎人類史とか言われるわなぁ… -- 名無しさん (2021-08-29 09:01:02) - 八月の妖精 -- 名無しさん (2021-08-29 09:20:21) - 宝具のライライムの部分が本性出したらライライク(嘘が好き)に変わる芸の細やかさ -- 名無しさん (2021-08-29 09:39:46) - ↑それ、「嘘が好き」じゃなく「嘘のような」じゃなかろうか。いやダブルミーニングかもしれんが -- 名無しさん (2021-08-29 10:12:11) - 波海野先生のデザインに豊永氏の凄まじい演技の使い分け、菌糸類の予想の斜め上の設定とインパクトが強いキャラだったな -- 名無しさん (2021-08-29 11:13:43) - なるべくならネタバレをシャットアウトして触れて欲しいキャラよね。プレイしてた時の諸々の衝撃度はすごかった -- 名無しさん (2021-08-29 12:05:34) - これユニット性能を折りたたみの中に入れる必要なくないかな -- 名無しさん (2021-08-29 13:06:28) - 最期の一枚絵は海の先生の描き下ろしなのかな。構図含めて印象的だった。 -- 名無しさん (2021-08-29 18:16:00) - ゼクスなのかマシロなのかフリットなのか -- 名無しさん (2021-08-29 18:17:28) - どの面下げて召喚されたのってのは何人かいたけどどの面下げた親召喚したのってのはコイツくらいか -- 名無しさん (2021-08-29 18:29:31) - 知らずに第2段階までで止めると「ちょっと黒いけど穏健な王子様系」になるんだから凄い クラス通り -- 名無しさん (2021-08-30 00:13:11) - 殆ど同タイミングに陳宮の項目がたつ。これだから汎人類史は…… -- 名無しさん (2021-08-30 09:52:22) - 6章の眠らせてくる奴 -- 名無しさん (2021-08-31 21:33:25) - つまり、彼は我輩の事が大好きということですな!! ははは、そう照れなくてもよろしい。吾輩、人理に名を残す大文豪でして、そういった憧憬の念は受け慣れておりますゆえ -- 名無しさん (2021-08-31 22:02:07) - ↑つ手紙(捺し止めの蝋ni) -- 名無しさん (2021-08-31 23:52:19) - ミス ↑×2 つ手紙(捺し止めの蝋に毒混じり) -- 名無しさん (2021-08-31 23:52:55) - ↑3 そういうとこだぞシェイクスピア ...モーション改修と同時のマイルーム会話増量した場合、このオベロンには何を言うのやら -- 名無しさん (2021-09-01 02:03:23) - イベントで弄られるのかトリックスターとして便利キャラになるのか。 -- 名無しさん (2021-09-01 17:49:17) - 顔芸や表情崩れに逃げずに描き切る先生の脅威の表現力、声優さんの恐ろしい演技力、菌糸類のエモさ四段跳びの設定とテキスト、全てが融合して生まれた唯一無二の豪華キャラだったなぁ… -- 名無しさん (2021-10-17 07:27:42) - ↑有名漫画家起用して珍しいと思ったら、オベロンの表情差分や一枚絵見て「これはベテラン漫画家でなくては無理だ…」ってなった。色んな表情描き慣れてる人じゃないとあの顔芸や表情は難しい。 -- 名無しさん (2021-10-28 10:04:36) - ちなみに騎術弓のときは竜属性どころか混沌悪すら隠して秩序善を装う徹底ぶり。セイントグラフも若干違う -- 名無しさん (2021-11-01 00:19:08) - こういう一本芯の通ったトリックスターや悪役は狂おしいくらい好き。 異文帯の王たちに軒並みケンカ売ってて命知らずの天才かってなった。 -- 名無しさん (2021-11-02 16:12:46) - 邪馬台国復刻の高難易度で対人理忘れてオベロンとマーリン同時編成しちゃってごめんね……全体無敵付与失敗したときにノッブの方疑っちゃってごめんね…… -- 名無しさん (2021-11-11 07:56:00) - 使命だとか優しいが厳しい世界を取り戻して欲しいと言う大義だとかぶん投げて主人公に「そんなに傷つくならもう良いだろ!」と心の底から訴えかけられる友人の1人 -- 名無しさん (2021-12-07 03:34:51) - ↑同時に訴えるとブーメランが刺さる友人の1人 -- 名無しさん (2021-12-27 19:43:57) - バレンタインシナリオ、第一声に吹き出したwそれでこそオベロン。 -- 名無しさん (2022-02-10 19:23:00) - 虫嫌いに描かせたしゅうきょいいよね -- 名無しさん (2022-03-03 03:10:10) - 虫嫌いに描かせた宗教画いいよね -- 名無しさん (2022-03-03 03:10:38) - 転身火生三昧からのバスター+バスター+EXの4連撃入れて、キッチリ灰にした弊カルデアの清姫さんなのでした…… オベロン、相手が悪かったな…… -- 名無しさん (2022-03-03 14:03:53) - 汚部屋に住んでる系王子 -- 名無しさん (2022-03-09 11:41:35) - 対人理[D]のデメリットはオジマンディアスの『太陽神の加護』でオジマンディアス・マーリン・自身と強引に踏み倒せたりする なんて光景だ… -- 名無しさん (2022-03-16 02:10:14) - 羽海野チカ先生がネタバレ解禁になったのでTwitterで色々公開している。改めて前進見ると禍々しくも美しいな。 -- 名無しさん (2022-04-06 12:59:41) - 事前に「レジライと似ているから信用できない」って言われてた件について言及欲しい・・・ -- 名無しさん (2022-06-09 19:47:36) - アタッカーをサポートする最後の切り札の一人、レイド戦や超高難易度でお世話になる。 -- 名無しさん (2022-06-09 20:00:04) - オベロン本人の意志とは別に今日も引っ張り出されていく妖精王、彼に明日はどっちだ…。そろそろ賢王じゃないけど過労死しそう。いやもうしてるか。 -- 名無しさん (2022-12-06 14:14:40) - ジョジョのレ○イ○ムよろしく「手に入れた時その者のカルデアを別次元に引き上げることを保証しよう!」ってセリフがしっくりくる。 -- 名無しさん (2022-12-24 18:53:43) - ちなみにキャストリアはオベロンが「マーリン」なことには多分気づいてる(オベロン初登場の時に「マーリンじゃない…?」と反応してる) -- 名無しさん (2023-02-25 21:34:38) - 霊衣2つ貰えたし愛されてるな -- 名無しさん (2023-08-18 20:24:53) - 2023のサバフェス見る限り、オベロンの虚言癖の実態はサグメ様みたいな能力なのかね? -- 名無しさん (2023-08-27 22:45:16) - ↑続き 発言が本音だとバレた瞬間、発言内容ではなく「オベロンの本音」に反するように未来が確定するとか、そういう仕組みなのではと考察 -- 名無しさん (2023-08-27 22:54:46) - 今回のイベント妖精国のフルメンバー大活躍で良かった。元祖円卓の騎士たちも。 -- 名無しさん (2023-08-30 19:07:40) - ✝️闇の精霊王✝️ -- 名無しさん (2023-08-30 21:47:29) - 報告にあった荒らしコメントを削除しました。 -- 名無しさん (2023-11-08 19:42:24) - 好きなキャラだが本音の時とウソの時が本当にわかりづらい。 -- 名無しさん (2023-11-08 20:08:36) - 六章と夏イベントで妖精国組のお話は語り終えた感があるが、もっともっと出番増やして欲しい! -- 名無しさん (2024-05-02 15:59:23) - 奏章が所謂エクストラクラスの深堀りストーリーみたいなものだしオベロン活躍はワンチャンありそう -- 名無しさん (2024-05-30 17:21:44) - 500mlペットボトルに収まる体躯で体重6キロはおかしいだろお前 -- 名無しさん (2024-06-13 10:06:41) - 妖精国で借金しててカルデアでも借金こさえてて、ぶれないなって思う。 -- 名無しさん (2024-08-23 18:57:26) - 一番理解しているであろうきのこですらあれだけの量が最低限必要というとんでもなくひねくれたサーヴァント。最後の一文はさぁ…明らかに主人公意識じゃん……何なのお前 -- 名無しさん (2024-09-16 19:00:38) - 妖精国のメンバーもっとイベントに出て欲しい。 -- 名無しさん (2024-10-12 18:42:43) - 絶世のイケメンじゃなく、少し鼻が低い絶妙なへちゃむくれ具合が好き。 -- 名無しさん (2024-10-12 20:34:56) #comment(striction) #areaedit(end) }
&font(#6495ED){登録日}:2021/08/29 Sun 00:16:47 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 16 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 [[FGO>https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/tag/FGO]] [[Fate>https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/tag/Fate]] [[TYPE-MOON>https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/tag/TYPE-MOON]] [[オベロン>https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/tag/オベロン]] [[サーヴァント>https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/tag/サーヴァント]] [[ブリテン>https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/tag/ブリテン]] [[プリテンダー>https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/tag/プリテンダー]] [[夏の夜の夢>https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/tag/夏の夜の夢]] [[妖精円卓領域アヴァロン・ル・フェ>https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/tag/妖精円卓領域アヴァロン・ル・フェ]] [[妖精王>https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/tag/妖精王]] [[羽海野チカ>https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/tag/羽海野チカ]] [[虫>https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/tag/虫]] [[豊永利行>https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/tag/豊永利行]] ---- #center(){&color(#e8e3d1,#84a2d4){やあ。はじめましてマスター。} &color(#e8e3d1,#84a2d4){出迎えが遅くなって申し訳ない。} &color(#e8e3d1,#84a2d4){なんて、とつぜん言われても迷惑かな?} &color(#e8e3d1,#84a2d4){いや迷惑だろう、ふふ、そんな顔してる。} &color(#e8e3d1,#84a2d4){よし。王としてどうかとは思うけど、従者はいないので自分から名乗っちゃおう!} &color(#e8e3d1,#84a2d4){僕の名はオベロン。人理に喚び出された英霊にして、} &color(#e8e3d1,#84a2d4){この異聞帯で君たちを助ける運命を担った、ただひとりのサーヴァント。} &color(#e8e3d1,#84a2d4){人呼んで妖精王オベロン。} &color(#e8e3d1,#84a2d4){どう?かっこいいだろ?}} 『[[Fate/Grand Order]]』に登場する[[サーヴァント>サーヴァント(Fate)]]。 第2部6章『妖精円卓領域 アヴァロン・ル・フェ』に登場する、本ストーリーのキーパーソンの一人である。 ILLUST:羽海野チカ CV:豊永利行 身長:174cm(人間時)/17cm(妖精時) 体重:56kg(人間時)/6kg(妖精時) 出典:ゲルマン民間伝承、中世ヨーロッパ文学 地域:妖精國ブリテン 属性:秩序・善(NPC時のデータ) 性別:男性 クラス:??? *【ステータス】 |筋力|耐久|敏捷|魔力|幸運|[[宝具>宝具(Fate)]]| |D|D|A+|A|EX|EX| *【保有スキル】 陣地作成:E- 本来は[[キャスター>キャスタークラス(Fate)]]のクラススキルであり、魔術師として自分の工房・陣地を作る能力。 かつては『妖精の森』の王であったが、時代とともにその領土は失われ、物語の上を放浪するだけの存在となってしまった。 その為、スキルランクは最低のものとなっており、逆説的に、オベロンが“今では名前だけの王”であることを示している。 オベロン本人はそれを秘密にしており、極力、陣地作成能力が低いコトを明らかにしようとしない。 道具作成:A+ こちらもキャスタークラスが有する、道具を作る能力。 妖精妃ティターニアにすら呪いをかける『三色草の露』など、心を惑わす道具に関しては最高位の職人となる。 ???:D+ 当初は名称も効果も不明な謎のクラススキル。 騎乗:A [[イギリス]]の妖精観では、妖精は虫に乗って移動するとされる。 オベロン本人は王である為、基本的に自らの翅で優雅に移動するが、人目がないところではスズメガ(最高時速130km/h)に乗り、あらゆる場所に飛んで行き、人々の心を導いていく。 夜のとばり:EX 夜の訪れとともに、自軍に多大な成功体験、現実逃避を感じさせることによる、戦意向上をもたらす。 [[マーリン>マーリン(Fate)]]が持つ「夢幻のカリスマ」と同等の効果を持つ。 朝のひばり:EX 朝の訪れとともに、自軍に多大な精神高揚、自己評価の増大をもたらす。 対象者の魔力を増幅させるが、それは一時的な[[ドーピング]]のようなもの。使用は計画的に……。 夢のおわり:EX 詳細不明。 神性:- オベロンの妃である&u(){ティターニアは様々な妖精や女神(マヴ、ディアナ、ティターン)の複合体として創作された}出自から神性を持つが、 彼自身はそうした背景を持たない純然たる『妖精の王』である為、神性は有していない。 *【宝具】 &bold(){『&ruby(ライ・ライム・グッドフェロー){彼方にかざす夢の噺}』} ランク:E 種別:対人宝具 レンジ:5~40人 最大補足:7人 #center(){&color(#e8e3d1,#84a2d4){&bold(){あたたかな「夢の噺」を──}} &color(#e8e3d1,#84a2d4){&bold(){僕に出来ることなんて、この程度さ。童心の君、夏の夜の後。恋は触らず、懐かしむ物。}} &color(#e8e3d1,#84a2d4){&bold(){分かっているとも。誰だって、今より少しだけ幸福になりたいんだろ? いいとも!}} &size(20){&color(#e8e3d1,#84a2d4){&bold(){『&ruby(ライ・ライム・グッドフェロー){彼方にかざす夢の噺}』!!}}}} オベロンが語る、見果てぬ楽園の数え歌。 本人曰く「[[固有結界]]とは似て非なる大魔術」とのこと。 対象者の肉体や霊基を夢の世界の精神体に変質させ、現実世界での行動や思考力を停止させる。 この宝具の術中に落ちたものは、無敵になる代わりに夢の世界にとらわれ、現実への干渉が出来なくなる。 ゲームでの性能は、「敵全体に強力な<秩序>特攻攻撃+攻撃強化状態を解除+1ターンの睡眠状態と無敵状態を付与」。宝具属性は&color(red){Buster}。 *【概要】 『妖精円卓領域 アヴァロン・ル・フェ』に登場する、主人公らの味方となるサーヴァント。 6章配信直前の生放送でその存在が明かされ、イラスト担当がFGO初となる羽海野チカ氏であることも発表された。 もともと、[[菌糸類>奈須きのこ]]と[[社長>武内崇]]が羽海野氏の著書である『[[ハチミツとクローバー]]』の大ファンであり、 両者の共通の知人である[[マフィア梶田>マフィア梶田(SP田中)]]を通じて、今回のコラボレーションが実現した。 なお、羽海野氏にとっては&b(){ゲームキャラクターのデザイン、およびCGデザイン}それぞれで初めての案件でもある。 ちなみに、羽海野氏はオファーされた段階でマフィア梶田&s(){の謀略}によって既に&s(){沼}FGOにハマっており、 オファーを受けた際は「妖精の世界が舞台」ということもあって「女の子が描きたい」と希望していたようだが、男性のオベロンを担当することになった。 また、オベロンのモチーフには虫関連が割とあるが、羽海野氏は虫が非常に苦手であったという。きのこェ… ただ、流石はプロと言うべきか、オベロンの羽や彼に付き従うブランカ(蚕)等の多くの昆虫を描くにあたり、 羽海野氏は昆虫図鑑を取り寄せて生態や特徴もしっかり勉強したらしい。 この勉強の成果はキャラクターデザインのみならず、6章本編における一枚絵でも見事に発揮されている。 2部6章はFGOストーリーとしては異例となる全3部構成の大長編となったのだが、 その理由の一端として、オベロンの登場を盛り込んだことが関係しているとかいないとか・・・。 オベロンについて最も有名とされるのは、[[シェイクスピア>シェイクスピア(Fate)]]によって書かれた&b(){戯曲『夏の夜の夢』}であろう。%%ニコ動の例のアレではない%% 戯曲中において、オベロンは偉大な力を持つ「&b(){妖精王}」として描写されるものの、その人物像は身勝手で大人げない。 #openclose(show=「夏の夜の夢」のあらすじ){ 妖精王のオベロンは、妖精の女王である妻ティターニアと連れて来た人間の子供を巡って大喧嘩を繰り広げる。 怒ったオベロンは、部下である「パック」に命じて、惚れ薬の元となる魔法の薬草を取ってこさせる。 パックの帰還を待つ間にオベロンは、たまたま森に来たデメトリアスとヘレナの会話を立ち聞きし、 惚れ薬の力で両者を娶せようとする。 ……が、パックのいたずら心により魔法の薬草の汁はティターニアと、森に入った頭をロバに変えられた人間の男の まぶたに塗られ、ティターニアの方は男を愛するようになる。 だが、もう一方は本来の目標であったデメトリアスではなくライサンダーという男に魔力がかかり ライサンダーと恋仲であるハーミアも加わり、あわせて二組・男女四人の関係は混迷を極める。 すったもんだの末、オベロンはすぐにパックを叱りつけて魔法の薬草の魔力を解かせ、 自身もティターニアの下へ行って子供の所有権を得て、 彼女のまぶたにディアナの花を塗って正気に戻し、両者は和解する。 そして最後にはパックが「今宵は、皆様、これにてお寝みなさいまし。」と語り この物語は夢とも現実とも分からない話であると締めくくるのである… } だが、実際にはオベロンという登場人物は、中世欧州の伝承にはたびたび登場しており その源流は中世ドイツの「[[ニーベルンゲンの歌]]」の中に登場する「エルフの王たるアルベリヒ」とする説がある。 他にもフランスの英雄詩に、英雄を手助けする妖精としてオベロンが登場したり、 フランスの武勲詩であるユオン・ド・ボルドーにも、[[カエサル>ガイウス・ユリウス・カエサル(Fate)]]の子供として登場したりと、 シェイクスピアの手で作られた人物ではなく、もともと存在していた妖精を統べる王というキャラが、 「夏の夜の夢」という物語で一躍有名になったという方が、表現としては正しいのかもしれない。 「戦闘で前に立って戦うことはしない」と述べるも、ストーリーの中では2度ゲストサーヴァントとして使用することが出来る。 しかし、''2度とも異なるクラス''(うち1つは選択肢の分岐により変化するので合計で3クラス)で参戦しており、「真のクラスは何なのか」とマスターたちに疑問を抱かせた。 後に、初登場からおよそ2か月の時をあけて、限定ピックアップガチャにて実装、その際のクラスが''新たなるエクストラクラス「プリテンダー」''であることが発表された。 &s(){名前が名前だけに、某髭男の同名の楽曲を触媒にしてガチャをぶん回すマスターがあちこちで続出した。そして爆死して「グッバイ 君の運命のヒトは僕じゃない」とサビに煽られるマスターも続出した。} クラス相性として、「三騎士と&bold(){アルターエゴ}に有利、四騎士とフォーリナーに不利」という相互関係が発表され、 &bold(){長らく[[カーマ>カーマ(Fate)]]のスキルや[[宮本武蔵>宮本武蔵(Fate)]]の宝具でしか相性有利を突けなかったアルターエゴに対し、初めての完全有利クラスとして登場したのである}。 なお、前章の[[ラスボス]]であった[[キャスター・リンボ]]と同様、 ・自身で引き当てて第3再臨以上まで育成する ・2部6章をクリア ・上記の両条件すべてを満たすと出現する霊衣解放クエストをクリア という条件を全て満たさなければ、その姿の全貌が明かされない仕様となっている。 その第3再臨の姿は大きく異なる上に、ストーリーの核心に当たるものなので下の折りたたみ内に後述する。 なお、プリテンダーのクラスそのものにおける設定説明は、ゲーム内に一切存在していない。 英単語的な意味では「&bold(){ふりをする者}」「&bold(){装う者}」のほか「&bold(){&color(#FF0000){王位の詐称者}}」を表すなど どれをとっても、胡散臭く物騒な由来を持つが、それが意味するものは──。 *【人物】 優しい碧眼、銀の髪、白い肌をした[[美男子]]。 アゲハ蝶の羽根を背中にはやした[[メルヘン]]チックな外見。 基本的に「&color(#e8e3d1,#84a2d4){より面白い}」ことを優先し、核心をつく発言を避けては周囲を振り回し、その様子を外からみて楽しむ悪戯好きな食わせ者。 同時に、あちこちで借りを作ってはその返済をほっぽりだすだらしない一面もある。 オベロン自身どうも蓄財のできないタイプらしく、返済を迫られると得意の口八丁でのらりくらりと誤魔化して逃亡……というのを繰り返しているらしい。 一方で妖精たちの「王」であるが故に、思慮深さや用意周到さも併せ持っていて、 時には目的を果たすために冷徹なリスクマネジメントを組み立てることも辞さず、 それでいて自軍パーティーが知らないところで暗躍し、目的を果たそうとする強かささえ見せる。 異聞帯では、文字通り身一つでウェールズの森に召喚されてから、主人公らが現れる数か月の間に妖精國を縦横無尽に飛び回り、様々なコネクションを築き上げることに成功している。 その巧みな話術や物事の核心を避ける物言いは、主人公や[[アルトリア・キャスター]]をして「どこかマーリンに似ている」と言わしめるほど。 一方でオベロン自身は自らのそうした立振る舞いに後ろめたさも感じており、ある意味では人間ではないとされるマーリンとは違った"人間臭さ"のようなものを持ち合わせている節がある。 通常時は上記の通り人間と蝶が融合したような姿だが、諜報・偵察等で街中に潜り込む際は、白い絹の外套をまとって目立たないようにしている。通称ミニオベロン 移動の際は、使い魔である妖精蛾のブランカに乗って移動する。 また、小型の妖精に姿を変えることでより素早く動くことも可能だが、この姿だと思考力が幾分か落ちるらしい。 #center(){&color(#e8e3d1,#84a2d4){Foo!まさにスピードスターだ!}} なおカルデア召喚後は他者に対しては若干言葉に棘こそ見えるも爽やか系王子のように振る舞うが、シェイクスピアに関してだけは態度が露骨に変わる。 具体的には&bold(){爽やかなポーカーフェイスを投げ捨て超辛辣になる。} #center(){&color(#e8e3d1,#84a2d4){『拝啓、ウィリアム・シェイクスピア。この度は、素敵な脚本をありがとうございます。私にとって、一生の宝物です。墓まで、持って行きたいと思います』} &bold(){&color(#e8e3d1,#84a2d4){と──この手紙、あの&color(red){クソ野郎}に届けてくれる?}} &bold(){&color(#e8e3d1,#84a2d4){ああ、気を付けてー? 捺し止めの蝋に&color(red){たっぷり毒を混ぜた}から。きみは、触っちゃだめだよ?}} } ちなみに嫌いなものは(借金の)取り立て。&s(){一説によると、父親からの遺伝という疑惑} *【ユニット性能】 『妖精円卓領域アヴァロン・ル・フェ』の完結編配信後に実装された、限定星5サーヴァント。 カード構成はQ2A1B2のランサー型で、宝具はBuster。 なお、宝具効果などを確認しようとすると、上記のクラススキルとともに名前の伏せられた謎のパッシブスキルがあることがわかる。 これは自身がフィールドにいる間、控えも含んだ自軍サーヴァントに対して、「フォーリナークラス以外に対する弱体付与成功率アップ」、 ただし「&b(){[[マーリン>マーリン(Fate)]]による味方への強化付与成功率を下げる}」という複合効果。 オベロンと同時に戦線に立っている間のマーリンが確実にできることは「夢幻のカリスマ」によるNP20%付与しかなくなる。 このデメリットはマーリンが装備している一部の概念礼装にも及ぶ(スター獲得やOC段階アップなどアイコンが表示されるもの)。 マーリンが前衛、オベロンが後衛のときはこの効果は発揮されないため、「オーダーチェンジ」などで交代することが推奨される。 また、オジマンディアスの「太陽神の加護」のような「&b(){味方全体の強化成功率をアップ}」の効果を持つスキル等を使えば、 上記の強化付与成功率低下を無視して二人を同時運用することもできる。 &color(silver){レディ・アヴァロンがマーリン認定外なのは密に、密に} 固有スキルは「夜のとばり」、「朝のひばり」、「夢のおわり」の三つ。 「夜のとばり」は「味方全体の宝具威力アップ(3T)+NP20%配布」、 「朝のひばり」は「味方単体にNP最大50%配布+スター最大20個獲得+ターン終了時にNP20%ダウン」、 そして「夢のおわり」は、「味方単体にBuster性能をアップ(1T)+宝具威力バフブースト状態を付与(1T)」を付与するものの、 ターン終了時にその味方に「強化状態を解除+〔永久睡眠〕状態を付与+ターゲット集中状態を付与(3T)」という強力なデバフを付与する。 ゲスト登場時の時点では「夜のとばり」と「朝のひばり」のみが開示されていたが、この時点で&bold(){単体に70%ものNPを配れる}という破格の性能が判明していた。 宝具威力アップ効果も20%~30%となかなかに有用で、すでに周回クエストなどでの高い需要が予想され、実装を待ち望まれていたのである。 さらにプレイアブル実装で開示された「夢のおわり」はそれ以上に特徴的な効果を持つ。 1Tの間「魔力放出」やマーリンの「英雄作成」に匹敵する高倍率でBuster性能を強化するだけでなく、「宝具威力アップブースト状態」を付与する。 これは次の攻撃宝具使用までに付与されていた「宝具威力アップ」の効果を(概念礼装等によるものも含めて)倍増させる効果なのだが、 &font(b,red){スキルレベル1の時点で50%、MAXなら100%に達する驚異的な倍率}を誇る。 前述のスキル2種でNPを配りやすいことも含め、「黒聖杯」を装備させたサーヴァントに使い、Buster宝具をぶっ放すのが主流な使い方。 ただし伸びしろの非常に大きい効果と引き換えに極めて重たいデメリットを抱えており、 それがターン終了後に「&bold(){強化状態を強制解除+永久睡眠状態を追加+ターゲット集中状態を3ターン付与}」というもの。 この「永久睡眠」とは、「&font(b,red){永続し、絶対に解除されない行動不能状態。さらに生贄やオダチェンの対象にもできない}」というもので、 早い話がこのスキルを使われたサーヴァントは、直後に宝具による最後の一撃を放とうが放つまいが、 ターン終了時には&bold(){ただ無防備に敵に殴られるだけの置物状態になってしまう}ということである。 一応、唯一他者に3T付与するタゲ集中のおかげで肉壁として機能はするが、 場に存在する限りチェインエラーを誘発してしまい、Artsチェインが使い物にならなくなるため、 これを使う場合は基本的に最後の敵のトドメに使い、デメリット効果が発動する前にバトルを終わらせたいところ。 味方ターンの最後に付与される点を生かし、アーラシュや陳宮の射出で自発的に処理するという荒業も可能。 特に前者は宝具がBusterということもあり、うまくハマればとてつもないダメージを叩き出すことも可能(誰が言ったか「&bold(){夢捨テラ}」)。 宝具は上述の通り。 秩序特攻はざっくり1/3強のサーヴァントが対象と範囲が広く、 また自身のスキル効果で威力の底上げも出来るので、対サーヴァント戦ではそれなりの火力が期待できる。 ただ、攻撃後に睡眠と無敵の両方の状態を与えてしまうため、宝具を最初に切ってしまうとその後の攻撃が通らなくなるので注意が必要。 そのあたりを考慮しさえすれば、精神異常無効のない相手にほぼ確定に近いスタンを1ターンの間敵にかけられるということで、 スキルの速攻性に反して宝具は高難易度・長期戦に向いた代物となっている。 総評すると、使うタイミングさえ間違えなければ絶大な性能を発揮する、非常にクセの強いサポーター兼アタッカーである。 妥協を許さない程度に扱いが難しいが、周回でも高難易度でもどちらにも適性を持っており、幅広い戦況で活躍してくれるだろう。 実際、実装後の水着イベ周回から始まり、ぐだぐだイベントの埴輪レイドなどで大活躍して、 気づいたらあっさり絆10になっていたというプレイヤーも多いという。&s(){やることが..やることが多い..!!} *【ストーリーでの活躍】 妖精國に降り立ったものの、「名なしの森」の霧によって自身らが何者かすらも忘れてしまった主人公、[[トリスタン>トリスタン(Fate)]]、 そして彼らが出会った[[アルトリア・キャスター]]の前に登場。 ちなみにアルトリアからはなぜか初見時にマーリンと勘違いされた。 本人はウェールズの森を拠点とし、はぐれてしまった[[マシュ>マシュ・キリエライト]]の捜索、 及び女王[[モルガン>モルガン(Fate)]]が持つ「最果てにて輝ける槍」の獲得に尽力する。 ウェールズの森へカルデア一行らを招待したり、河を見たら最後、 その者が欲しい宝物を呼び寄せて河の中へと引きずり込む「ドラケイの河」にまんまとハマってしまった一行を、 助けるためにひーこら言いながらロープを作って救出するなど、大変ながらもアルトリアたちの旅へ協力する 後編では、「予言の子」としてブリテンの氏族の鐘を鳴らす決意をしたアルトリアに同行し、 自らが結成したロンディニウムの反女王軍と合流する。 この時、ロンディニウムを攻める牙の氏族ウッドワス率いる本隊と交戦中に来る女王からの支援の軍を潰すため、 [[コヤンスカヤ]]に「アルビオンの竜の在処を教える代わりに女王軍を排除してもらう」という内密の取引をしていた。 …が、そこに残っていたのは骨だけ。彼女に一杯食わせた形になる。 ガレス、パーシヴァルの助力もあってついにウッドワスを打倒し、森に帰還するが、 その頃には[[ガウェイン]]とランスロット2名の妖精騎士率いる別動隊により、ウェールズの森が襲撃されていた。 なんとか女王軍を追い払うことには成功するものの、ウェールズの森は焼き払われ、そこに暮らしていた妖精たちは全滅してしまう。 仲間たちの無念を胸に秘め、打倒モルガンの決意を新たにするオベロン。 その後別行動を取っていた主人公たちが交渉を取り付けていた妖精騎士[[ガウェイン]]改め、バーゲストと協力する際は、 彼女と共闘することを受け容れてはいるものの、やはりどこか不服な様子を見せた。 また、自身に騙された上に妖精騎士ランスロット改めメリュジーヌに痛手を負わされ、泣き面に蜂の[[コヤンスカヤ]]に出くわした時には、 もう一つの取引材料として「ケルヌンノス」の名前を出したが──? 全ての鐘を鳴らし終え、仲間の犠牲の末に辿り着いたキャメロットでの最終決戦にて、 死力を尽くしてモルガンを一度は倒したものの、&s(){メタルクウラ状態と化した}モルガンの攻撃からアルトリアを庇って消滅。 #center(){&color(#e8e3d1,#84a2d4){───取るに足りない、いつかの冬を思い出す。} &color(#e8e3d1,#84a2d4){逃げる間も、別れを告げる暇もなかった} &color(#e8e3d1,#84a2d4){悔しいけれど仕方がない。} &color(#e8e3d1,#84a2d4){飾電灯が落ちてきたと思って諦めるさ。} &color(#e8e3d1,#84a2d4){全身を包む冬の光。} &color(#e8e3d1,#84a2d4){冬眠には、ちょっと早すぎる気もするけどね。}} こうして、みんなに愛された妖精王は風のように消滅した。 それはブリテン異聞帯で主人公らと関わり、行動を共にし続けてきて、尽力した人物としてはあまりにもあっけない最期だった。 追記・修正はいつかの冬を思い出しながらお願いします。 #include(テンプレ2) #center(){&link_toppage(-アニヲタWiki-)} #openclose(show=▷ コメント欄){ - 建乙。いやぁ良い記事だね、しっかりと書かれているよ! -- 妖精國の名無しさん (2017-04-01 00:20:21) - この記事真っ白だけど立て逃げかな?流石に削除申請した方がいいんじゃないかい? -- [[楽園の名無しさん>マーリン(Fate)]] (2017-04-01 09:06:11) - ↑みえてないの?みえてないの?ここはぼーてがんのきじだよ! -- 秋の森の名無しさん (2017-04-01 13:07:14) } #center(){ &font(red,b){※注意※} &font(red,b){この先には『妖精円卓領域』後半以降の重大なネタバレが含まれています。} } #center(){#bold(){ &color(#00A4AC,#000000){よく「後の祭り」と言うだろう? まったくもってその通りだ。} &color(#00A4AC,#000000){せめて終わる時くらいは、盛大に奉ってやるよ。} }} #openclose(show=ぼーてがん、ぼーてがん){ モルガン亡き後、炎の厄災アルビオン、獣の厄災バーゲスト、そして呪いの厄災・祭神[[ケルヌンノス>ケルヌンノス(Fate)]]という3つの厄災を 多くの犠牲を払いながらも全て調伏し終えたカルデア一行。にも関わらず、当初の予報通りに崩落を開始するブリテン島… 皆が困惑する中、ストームボーダーの上に見慣れた人物が現れる。 #center(){#bold(){ &color(#e8e3d1,#84a2d4){あるとも。初めから見えていたから、それと認識していなかっただけさ。} }} キャメロットで消滅したはずのオベロンは生きていた。 だが、相棒であるブランカの死骸をゴミのように投げ捨てるなど、今までの彼には思えない行動をし続ける。 ストームボーダー内からは&bold(){「汎人類史に該当するデータは存在しない」「秒単位での霊基の変動」「モニターにすら映らない」}と不穏な連絡が通達される。 #center(){#bold(){ &color(#e8e3d1,#84a2d4){そう。一匹の虫さ。} &color(#e8e3d1,#84a2d4){とはいえ、見ての通り概念の虫だ。ブリテンを滅ぼし、星を裏返す無限の穴。} &color(#e8e3d1,#84a2d4){まあ、果てのないウロだと思えばいい。} &color(#e8e3d1,#84a2d4){そして僕そのものでもある。} &color(#e8e3d1,#84a2d4){どっちが本体で、どっちが影なのかは分からないけどね。} }} そして、ブリテンを飲み干さんとする超巨大な一匹の虫の出現と共に、彼はその正体を現す。 #center(){#bold(){ &color(#e8e3d1,#84a2d4){──────ああ。} &color(#e8e3d1,#84a2d4){ほかならぬ君の頼みだ。聞いてあげよう。} &color(#cccccc,#1f2f54){いいとも。} &color(#cccccc,#1f2f54){俺はおまえたち汎人類史が創りあげた空想、&br()妖精王オベロンのカタチでこの姿になったもの。} &color(#cccccc,#1f2f54){神秘の時代の終わりと共に、自らの破滅を望んだブリテン島の意思の具現。} &color(#cccccc,#1f2f54){──名をヴォーティガーン。} &color(#cccccc,#1f2f54){&bold(){オベロン・ヴォーティガーン}。} &color(#cccccc,#1f2f54){君たちと共に、妖精國ブリテンを滅ぼした『奈落の虫』さ。} }} #center(){ &color(purple){&size(30){真 名 熔 解}} } [[&bold(){&sizex(6){オベロン・ヴォーティガーン}}>オベロン(Fate)]] &font(#6495ED){登録日}:2021/08/29 Sun 00:16:47 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 25 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- 真名:&font(b,#cccccc,#1f2f54){オベロン・ヴォーティガーン} 身長:174cm(人間時)/&font(b,#ff0000){1440km}(虫竜時) 体重:56kg (人間時)/不明(虫竜時) 出典:妖精國ブリテン、Fate/Grand Order 地域:妖精國ブリテン 属性:混沌・悪 クラス:&bold(){&ruby(プリテンダー){役を羽織る者}} 【保有スキル】 妖精眼:- ヒトが持つ魔眼ではなく、妖精が生まれつき持つ『世界を切り替える』視界。 あらゆる嘘を見抜き、真実を映すこの眼は、オベロンに知性体が持つ悪意・短所・性質を明確に見せつけている。 対人理:D+ 人類が生み出すもの、人類に有利に働く法則、その全てに『待った』をかける力。 本来は『[[クラス・ビースト>ビースト(Fate)]]』が持つスキルだが、ただ空気を吸うかのように人類を根絶したくて仕方のないオベロンは、 その長い欺瞞と雌伏の果てに人類悪と同じスキルを獲得した。 端的に言うと、人々の心の方向性(場の空気)をさりげなく悪い方、低い方、安い方へと誘導する悪意。 同じ『夢の世界』の住人である&font(b,Maroon){マーリンとは相性が致命的に悪く、オベロンはマーリンからの支援を拒絶する}。 これは&u(){物語に対するスタンスの違い}から生まれた断絶であり、オベロンはその偽装能力のほぼ全てを対マーリンに振り分けている。 故にマーリンはオベロンを認識することが出来ず、彼と話をしている人物を千里眼で見た場合、その人物が独り言を喋っているようにしか見えなくなる。 夏の夜の夢:EX オベロンがその発生時から持っている呪い。 『'''全ては夢まぼろし。ここで起きた出来事は真実に値しない―――'''』 世界でもっとも有名な妖精戯曲「夏の夜の夢」はそうやって幕を閉じた。 しかしそれは、人類史において、''「彼の言動は『何をやっても嘘』」というレッテル''を貼ることとなってしまい、 故に&font(b,red){「本当の事は(言え)無い」という呪い}が刻まれてしまったのである。 夢のおわり:EX 末期の夢。対象一騎にかける強化スキル。 かけられたサーヴァントは他に類のない能力向上を得られるが、そのターンの終わりに、全ての効果を失って永眠する。 &font(i,red){──夢が喪われた者は、もう二度と、現実に目覚める力は無く。} 【宝具】 &bold(){『&ruby(ライ・ライク・ヴォーティガーン){彼方とおちる夢の瞳}』} ランク:EX 種別:対界宝具 レンジ:無制限 最大補足:無制限 #center(){&font(#cccccc,#1f2f54,b){どこまでも、堕ちてゆけ――} #center(){&font(#cccccc,#1f2f54,b){俺から言うべきことは……もう無い! ──全ては夏の夜の夢だ。}} #center(){&font(#cccccc,#1f2f54,b){夜のとばり。朝のひばり。腐るような、夢のおわり。黄昏を喰らえ!} &font(#cccccc,#1f2f54,b,20){『&ruby(ライ・ライク・ヴォーティガーン){彼方とおちる夢の瞳}』!!}}} 妖精國で発生したオベロンの本当の姿にして宝具。 ブリテンを滅ぼす「空洞の虫」こと、魔竜・ヴォーティガーンへと変貌し、その世界の全てを飲み込み、どこまでも墜落させていく「奈落の穴」。 一度飲み込まれれば、「空洞」の性質を持つこの巨大な穴からどう抗っても脱出する術はなく、 その根源であるヴォーティガーンと「奈落の虫」を殺さない限り解除されない。 相手を殺すのではなく、一切の光のない奈落へ落とし続ける「異界への道」である。 なお、ゲーム的には名前が変わるのみで効果は一緒である。 また、プロフィールに示された全長1440kmから、汎人類史におけるブリテン諸島を余裕で覆える巨体である事は間違いない。 #center(){&font(#cccccc,#1f2f54,b){俺に集るな…吐き気がする。} &font(#cccccc,#1f2f54,b){これ以上の終末を、お前たちに用意できるか!} &font(#cccccc,#1f2f54,b){死ね… 死ね… 死ね…ッ!}} **◆真の概要 ブリテン島が待ち望んだ終末装置。 異聞帯ブリテンが、トリスメギストスⅡによって汎人類史側の地球を巻き込んで崩落・消滅すると観測された原因そのものであり、全ての黒幕。 その正体は、妖精國・ひいてはブリテンを滅ぼす太古からの"厄災"が、「オベロン」という殻に当て嵌められた存在。 厄災の真名を「&b(){ヴォーティガーン}」。伝説上のアーサー王の敵対者であり、汎人類史でもブリテンの滅びの引き金を引いた卑王の名を冠する。 これまでも、「奈落の虫」による厄災は「モースの王」等様々な形でブリテン異聞帯を襲い、滅びを齎そうとしてきたが、 2000年前に女王となったモルガンにより、その悉くが打ち祓われてきた。 そして辺境の掃き溜めである「秋の森」に発生させたのが、今回の&font(#cccccc,#1f2f54,b){「虚言の妖精王・オベロン」}である。 いわば(汎人類史でも)ブリテン島の厄災として存在する「白き竜ヴォーティガーン」、異聞帯ブリテン島が生み出したサーヴァント「オベロン」、 汎人類史の戯曲にも語られる「妖精王オベロン」が混ざり合って誕生した特異な存在であり、故にその目的も二面性を持った。 即ち、「ヴォーティガーン」の目的はあくまでブリテン島そのものの滅亡であるが、「オベロン」の目的は汎人類史の根絶にこそある。 その言動全てに信憑性が無く、どこまでが嘘でどこからが本当か判別する事が極めて困難な、[[根っからの大嘘つき>マホロア(星のカービィ)]]。 「自分は嘘しか言わない」とかたるがそれすらも嘘。いわゆる「嘘つきのパラドックス」を常にまとっており、実際は虚実織り交ぜた戯言を口にし続けている。 彼が好きだと言ったり嫌いと罵る事柄、そしてどうでもいいと切り捨てる主義主張が、どこまでが真実でどこからが嘘なのかは分からない。 &bold(){口から語られる真実と嘘がごちゃ混ぜとなってしまい、それらの境界がすべて曖昧}であるため、彼との意思疎通、セリフの解釈は困難を極める。 それは、&i(){オベロンという英霊としての特性によるものであり、本人ですらも呆れ返るほどの呪縛}である。 表の顔は全て演技だが、オベロンの嘘は完璧なので『作り物』ではない。 その気になればそういう風に生きていける、という『本当の顔』でもあるが、 上述した「呪い」の影響もあり、本当のコト・本当であるかどうかすら何の意味もない。 &s(){嘘を見抜く[[カルナ>カルナ(Fate)]]や嘘を嫌う[[清姫>清姫(Fate)]]と絡んだらどうなるのだろうか。} そういう意味では、別作品ではあるが『スーパーロボット大戦シリーズ』に登場する[[アイム・ライアード]]に似ているのだが、 「正しくない事しか言えない」アイムと違い、オベロンは「正しい事も言える、&b(){信用できないだけで}」と似て非なるもの。 嘘八百の中にクリティカルな真実を混ぜることで真意が読めないのが、虚言王オベロンの恐るべき所以であるのだ。 一方で彼は[[アルトリア・キャスター]]と同じく「嘘に隠された真実」を見通す類の妖精眼を持つが、 ブリテンの妖精たちを&font(#cccccc,#1f2f54,b){「度し難い」「害虫」}と蔑み、汎人類史の世界を&font(#cccccc,#1f2f54,b){「クソ溜まり」}と罵倒する。 [[他者への愛>カーマ(Fate)]]も[[自己愛>殺生院キアラ]]もなく、一生涯「幸福」を感じることが出来ないオベロンにとっては、 何の苦労も工夫もなく生きているだけで『幸福』を獲得できる他の生命はとにかく目障りで理解できない害虫にすぎない。 目に映るもの全てに嫌悪感を抱き、醜悪にまみれたブリテン異聞帯や汎人類史を、さながら人が虫を潰すがごとく&font(#cccccc,#1f2f54,b){「ただみんな気持ち悪いから」}という理由で滅ぼす存在なのである。 **◆人物 根本的な部分でひねくれているダウナー系闇の王子。 上述の通り終末装置、つまり滅亡の概念が形を持った存在であるためか、 あらゆるものを本能的に嫌悪し、幸福を感じることもなく、「滅ぼしたい」という生理的欲求を抱えている。 マスターとの関係は&font(#1f2f54,b){「あくまで契約上」}と述べ、基本的には皮肉と毒舌をまき散らし、誰に対しても悪態と挑発の限りを尽くす。 マスターを&font(#1f2f54,b){「底抜けの善人くん」}と揶揄し、異聞帯の王達に対しても、 &font(#cccccc,#1f2f54,b){「揃いも揃ってカルデアに道を譲ったんだろう? 人が出来てる!」「一方、俺はきっちり目的を果たした勝ち馬だ」}と、 言葉の上では棒読み混じりで称賛しているように取り繕いつつ、暗に&font(#ff0000,b){相手を惨めな負け犬呼ばわり}して嘲笑する。 真名熔解に伴い、性格だけでなく外見も大きく変化。 銀髪は暗い灰色に染まり、背中には鮮やかだった蝶の羽の代わりにトンボやカゲロウを思わせる透明な羽が生え、 右手以外の四肢は竜を思わせる黒い外殻と鋭い爪で覆われ異形化。 総じて元のメルヘンチックな装いから一変し、「虫」と「竜」の要素が融合した禍々しい姿へと変貌している。 ちなみにあの蝶の羽は装飾品の偽物らしい。 ストーリーでも正体を現した際、モース毒で死んだブランカをゴミのように蹴り落していたなど、その徹底した悪役ぶりが目立つ。 ただし、最終再臨絵の構図、ひいては絆礼装および後述するオベロン自身の特性と正体を考えると、この行為などにもまた違った一面が見えてくる。 一見すれば世界そのものを嫌悪する嘘つきのクソ野郎ではあるが、 己の使命・目的にも、その言動と結果にも真摯に向き合っているため、そのことは偽らない(それ故、下手に口には出さない)。 そして、物語の住人(登場人物・個人)にはひそかに感情移入することも少なくない。 特にティターニアやモルガンに対しては彼なりに思うところがあるらしく、マイルームでの会話では意味深な発言が聞ける。 何気に精神世界の中に&b(){ウェールズ領の虫妖精達もちゃっかりついて来ていた}ようで、 絆レベルを上げていくと夢の中でウェールズの妖精達に絡まれているのか、 &font(#cccccc,#1f2f54,b){「はぁ゛ぁ゛あ゛あ゛もぉ゛ぉ゛お゛お゛うんざりだ!! 君たち、眠っている時くらい静かにしてくれないか!?」} と悪童めいた顔を投げ捨てた素顔の苛立ちを見せ、&font(#cccccc,#1f2f54,b){「マスター!! 虫除けスプレー持ってないかなあ!?」}と主人公を頼ってくる。 %%殺虫剤じゃなくて虫除けスプレーを注文してくる辺り彼らに甘い%% また、&bold(){「創作物から生まれた」}という共通項を持つ[[ナーサリー・ライム>ありすのサーヴァント(EXTRA)]]に対しては多少なりとも仲間意識があったようで、 「光の王子」の化けの皮を被っている間にも、 #center(){&font(#e8e3d1,#84a2d4,b){こんにちは、素敵なお嬢さん。全ての読み手がいなくなった後お茶会を開くから、その時は来てくれるかい?} &font(#cccccc,#1f2f54,b){本音:『いけ好かない読者どもが消えた後、誰の主観も偏見も入らない穏やかな世界で、一緒にお茶会をしないか?』}} と笑顔で誘うマイルームセリフがある。 ただしナーサリーからは&color(hotpink){「ごめんなさい、素敵な王子様。あたし、読み手のみんなの輝く顔が大好きなの」}と優しい笑顔で断られているらしく、 #center(){&color(#e8e3d1,#84a2d4){まあ、そうだろうと思ったよ}} と去って行くナーサリーの後ろ姿を皮肉げに笑って、目を細めて見送っている。 &font(#cccccc,#1f2f54,b){「クソども。いずれ全部ブチ壊してやる」}とばかりの苛烈な言動は、 嫉妬や憎しみではなくティターニアへの愛(&u(){虚構として消費されゆく愛妻を救うという想い})が元になっているが、それを口外することは決して無いだろう。 (ちなみにFate世界ではオベロンの出典である物語が完全な虚構ということで、ティターニアは非実在で妖精史にすら存在しないという設定) それ故に、生みの親に等しいシェイクスピアへの恨みもさることながら、上記のナーサリーとの会話や後述する最後の会話にも暗に語られる通り、 それ以上に虚構の世界を用済みとして切り捨てる「読者」を忌み嫌っている節がある。 特に個人に興味を抱けず、物語そのもののより良き結末にこそ重きを置くという真逆な行動原理を持った[[グランドろくでなし>マーリン(Fate)]]は、 その象徴的存在として完全に不倶戴天の者とみなしているらしく、プリテンダーとして持ち得た偽装能力はほぼ100%マーリンへの拒絶のためだけに使われている。 マーリンがオベロンの存在を全く認識できず、彼と会話する主人公も「やけに独り言が多かった」ように見えていたのはこのせいであり、 上述した味方のマーリンの強化成功率を下げてしまう謎のパッシブスキル「対人理」も、そういった「物語の叛逆」が形になった恩讐である。 一言で説明しただけでは正確に理解してもらうのはとても難しい%%二次創作者泣かせの%%曲者だが、 誤解を恐れずにいえば[[コイツ>グランドキャスター(Fate)]]に近い&font(#ff0000,b){ツンデレの究極系}で、上述した通り喋った言葉&u(){全てが嘘な訳ではなく、あくまで「信用できないだけ」}。 なので嘘とも本音ともとれないはぐらかしで他者を煙に巻くかと思えば、本音で他者を評価したり嘲笑う事も少なくない。 虚実が絶妙に入り交じる言動を再現するのは容易ではないとして、ストーリー上での登場機会はかなり少ないと見られている。 *◆ストーリーでの活躍 3度目の終末装置として生まれ落ちたオベロンは、妖精國ブリテンを奈落に導くために各地で謀略を巡らせた。 「奈落の虫」である彼の本体が地上に出るためには、それを封印する役割を担っていたケルヌンノスが邪魔だった。((このことからケルヌンノスは妖精を罰する意思はあっても大地そのものの消滅は望んでいなかったことがうかがえる)) モルガンはケルヌンノスの存在・遺骸そのものを利用して、真にブリテンの終末を齎す脅威を閉じ込めていたのである。 さらに、将来厄災と化す存在にも円卓の騎士の「ギフト」によって封印したうえで、ブリテンを守る武力としていた。 モルガンの敷いた以上の布石を全て打ち砕き、「ヴォーティガーン」としての役割を演じ切るのは容易なことではない。 そこで目を付けたのが、ちょうどその時にカルデアから人類史を救いに……即ち、第六異聞帯・イギリスを滅ぼしにやってきた一人のマスターだった。 #center(){ &font(#cccccc,#1f2f54,b){コイツは本物のバカだ。最高の役者だ。} &font(#cccccc,#1f2f54,b){かならずや、俺の期待に応えてくれる!} &font(#cccccc,#1f2f54,b){何もかも綺麗さっぱり終わらせてくれる、} &font(#cccccc,#1f2f54,b){最悪にして最高の観客だと、心の底から信じたのさ!} } #right(){&s(){&small(){役者と観客、どっちなんだよ}}} 果たして汎人類史でヴォーティガン侯に呼び込まれたサクソン人のごとく、目論見通りカルデアのマスターはモルガン打倒への布石となった。 「予言の子」と共に反女王の勢力を築き、女王軍の力を大いに殺いだのである。 その傍らで彼はモルガンを妖精國もろとも倒すために、自己愛の塊でしかない風の氏族長オーロラを焚き付け扇動させるだけでなく、 女王の後継者ノクナレアも暗殺するよう根回しを整えた他、 厄災となる素養を持った妖精騎士の一人には記憶を改ざんし、最悪のタイミングでより猛威を振るうように仕向けた。 そしてブリテンを終わらせる災厄がすべて起動し、ケルヌンノスが「立ち退いた」ことで、ついに「奈落の虫」の本体が地上にはい出ることに成功。 「女王が統治する妖精國」のサイクルも途絶えさせ、ヴォーティガーンの目的である妖精國ブリテンの滅亡は成った。 そして今度は、オベロンの目的である「カルデア/汎人類史の滅亡」を果たすため、 厄災に成り果ててしまった妖精騎士たちやケルヌンノスを死闘の末に何とか討ち鎮めたカルデアを、 ブリテンごと&s(){妖精から借りた借金も含めて}奈落の穴へと追い落とそうと企む。 果たしてストームボーダーを奈落の底へと飲み込み、勝ちの目を全て摘んだつもりになったオベロンだったが、 この戦いで主人公と縁を結んだ[[楽園の魔術師>アルトリア・キャスター]]が、光と共にストームボーダーに召喚される。 彼女の影響でマシュも意識を取り戻し、「盤上詰み」をひっくり返されたオベロンは、最後の戦いに打って出る。 壮絶な激闘の末に、彼はカルデアの前に敗北し、自らだけが奈落の底へ墜ちていった。 最後の瞬間、その秘められた想いは唐突な夢の中、本人の口から語られる。 #center(){ &font(#cccccc,#1f2f54,b){前にちょっと話したっけ?妖精國がなんなのかってヤツ} &font(#cccccc,#1f2f54,b){ここはさ、すべてが童話だったんだよ。一つの物語だった。} &font(#cccccc,#1f2f54,b){架空の歴史の中にしか居場所のなかったモルガンが描いた、1万4千年もの絵本だ。} &font(#cccccc,#1f2f54,b){おまえたちはそれを、今までのように否定した。} &font(#cccccc,#1f2f54,b){間違っている。意味がないと。} &font(#cccccc,#1f2f54,b){俺はそれが気に食わない。気持ち悪さを忘れるほどにね。} &font(#cccccc,#1f2f54,b){都合のいい存在を、誰もが夢見る物語を創造しておいて、} &font(#cccccc,#1f2f54,b){その物語に人生を変えられてさえいて。} &font(#cccccc,#1f2f54,b){その上で、"これは現実にはない&ruby(もの){空想}だから"と} &font(#cccccc,#1f2f54,b){下に置き、あざ笑う、おまえたちが。} } オベロンは落ちていく。 底のない空洞、果てのない坑道を、どこまでも落ちていく。 敗れはしたものの、オベロン・ヴォーティガーンの目的は果たされた。 しかしカルデアを道連れにすることはついにできなかった。 未だ息のあった炎の厄災アルビオンが自我を取り戻し、新たな名前にかけて最期の力を振り絞り、ヴォーティガーンに牙を剥いたためであった。 #center(){ &font(#cccccc,#1f2f54,b){ひねくれもののオベロンを愛したティターニア。} &font(#cccccc,#1f2f54,b){きみのために、&ruby(アイツら){汎人類史}を無くすという僕の願いは、叶わなかったな。} } 奈落の穴は消えていく。 どこまでも落ちていく。 無限のウロのフタが閉じる。 奈落の虫は、どこに辿り着くこともなく、落ちていく。 #center(){ &font(#cccccc,#1f2f54,b){ふん、あれが汎人類史の空か……} &font(#cccccc,#1f2f54,b){まったく。吐き気がするほど、キレイじゃないか───} } ---- ところで、第2部6章『妖精円卓領域 アヴァロン・ル・フェ』には全編通してとあるギミックが仕込まれていた。 オベロンに関する返答については「すぐ同意する、オベロンを信頼する」か「理由を聞く、オベロンを疑う」という選択肢が、 わざわざ&u(){バトルなしにも関わらずスキップ不可にした上で}明らかに多く仕込まれている。 そしてその殆どでオベロンの言葉を鵜呑みにしないか、詳細を知りたがる選択肢を選び続けていた場合、最後の盤面で&bold(){&color(red){赤い選択肢}}が出現する。 それはプレイヤーがオベロンの正体に勘づこうとしていることを主人公と連動させるギミックであるとともに、 彼の内面に踏み込んでいく合鍵として、全てを嘲笑し舐め腐っている彼に舌戦で一矢報いる一手ともなるのだ。 彼の内面を考察することで、オベロンはいわば主人公と鏡写しの存在であること、 そして「主人公とよく似た女の子」であるアルトリア・キャスターもまた、モルガンだけでなくオベロンとも対のキャラとなっているということがわかる。 -3人は、いずれも「自分にしか務められない大役」を他者から与えられ、それぞれの矜持のままにそれを走り抜いている。 --アルトリアとオベロンは、2人とも妖精眼を持ち、世の悪性を知りすぎた。&br()そんな2人はただ一点をもって、決定的な差を作っているのだが、逆に言えば互いにとって数少ない理解者でもあるということである。 --アルトリアと主人公は、ともに普通の少年少女としての感性を持ちながら、「自分にしか務められない大役」を担わされている。&br()その重荷は、「庭」とアヴァロンで互いの道程を認識した両者にしかわからない。 --主人公とオベロンは、ともに「自分にしか務められない大役」を何故か負わされた傍観者である。&br()「傍観者になりたかったのに役者もしなければならない」という矛盾性はこの2人にしか分からず、故に主人公の失意の象徴はオベロンの姿をとっていた。 似ていると言っても、彼らの取る行動と目的、そして矜持は大きく異なるため、3人の道はあくまで別である。 それでも、彼らはそれぞれにとって最大の理解者に他ならなかったのである。 それは鼎の足のごとく、永遠に交わらぬ平行線の因縁。されど、並び立つにはいずれも欠かせぬ同胞として、妖精国を躍動した。 同時に汎人類史におけるアルトリアとマーリンの関係についても予言の子とオベロンは対になっている。 マーリンはアルトリアの剣の師にして円卓の一員にして、最後に彼女を見送りその罪深さ故に塔へと引き籠もり オベロンは予言の子の魔術の師にして旅路の一員にして、最後に彼女を待ち受けそのみっともなさから奈落へと落ちていった。 *◆余談 -上述したサポート時の登場では別々のクラス扱いで登場して本来のクラスを隠蔽していたが、実は隠し属性も本来のものとは別になっている。&br()例えば、敵対時やプレイアブルにおいては混沌・悪・そして竜それぞれの3カテゴリによる特効を受けるのだが、&br()サポート時では秩序・善対象のバフが効くようになっている。 -アルトリア・キャスターに魔術を教えた自称「マーリン」の正体。明言こそされていないが口調などから彼だと推測できる。&br()自分の計画の為だったのか、はたまた同胞を見つけてついつい声をかけてしまったからなのか、彼は語らないが、&br()どちらにせよこのことが巡り巡って彼の計画を中途半端な形で終わらせてしまったのは運命だったとしか言えないだろう。 --なおアルトリア育成のために必要となった魔術の知識技術・通信教育内容などその他諸々は、&br()&bold(){オベロンがゼロから勉強して2〜3日程度の%%一夜漬け%%猛勉強の末に習得した。}%%やることが..やることが多い..!!%% --アルトリアの方はオベロンとの初対面の際に「マーリンじゃ…ない?」と反応している(声で判断していたため)ことから、「オベロン=自称マーリン」だったことは気づいている。 -魔術の心得こそ持ち得ているが、謀略や裏工作に使える明確な&ruby(スキル){能力}は若干の扇動として使える「対人理」のみ。&br()よって各地への移動や交渉術など&bold(){ブリテン崩壊のために必要なその他諸々の技能・信用度の獲得はオベロンが独力で地道に培った賜物である。}%%やることが..やることが多い..!!%%&br()オベロンが必死になってブリテン全土を駆けずり回らなければカルデア一行もモルガンの前に屈していたはずなので、&br()全ての黒幕でありながら異聞帯攻略のMVPとしての側面も持つ、独特なキャラクターとなっていった。 --先述した通り本体である「奈落の虫」ならばモルガンやケルヌンノスを倒せるほどの力はあるそうだが、シナリオ中でも触れられているように分身体の彼はサーヴァントとしても弱いため、カルデア一行が現れるまでは手詰まりもいいところだったのである。 -第2再臨以前では、ストーリーでずっと一緒だったガレスの事をすっかり忘れているルーム会話がある。 &br()本当に&font(#cccccc,#1f2f54,b){「ガレス?誰だっけそれ?」}というセリフしかない。また第3再臨以降では触れもしない。&br()「人間のガレスと妖精のガレスは別人」と考えるにしても冷酷な台詞であるのだが、こいつの本質を加味してその本意を推理すれば、&br()「忘れたくても忘れられない、脳裏に刻み込まれた人物」「自身の二枚舌で穢すことが憚られる者」だということを暗示したセリフだとわかる。&br()そもそも&u(){本当に無関心ならマイルームセリフなんざ用意する必要はないだろうし…}&s(){そういうとこだぞオベロン} --他にもオベロンが「どうでもいい」と言い放った存在はいくつかあるが、実際は彼にとって重要な存在だったことが多いのを留意しておくと良い。 -同じく同行期間が長かった[[UMA>赤兎馬(Fate)]]については嘘ですら記憶から消し去ることができなかったらしく、彼の話題では&bold(){素に戻っていた}。 -宝具演出の中にある「虫竜の咆哮」はSEではなく、豊永氏の声を加工したもの。 --また虫竜のモチーフは実は羽海野チカ氏のトラウマである「[[密輸後断頭された象の写真>検索してはいけない言葉]]」なのだとか…&br()検索するとそれらしき画像は何件か出てくるが、どれも極めて凄惨かつ胸糞の悪い画像である為、検索する際は十分注意して欲しい。 -ゲーム上では横バフやNP配布に宝具のブーストと、サポーターや周回要員としては直前に実装された光のコヤンスカヤに比肩する破格の性能の持ち主で、&br()ストーリーや通常クエストはおろかイベントや高難易度クエストにも引っ張りだこである。&br()%%「はぁ゛ぁ゛あ゛あ゛もぉ゛ぉ゛お゛お゛うんざりだ!!」%%&br()その分、再臨やスキルアップなどの育成に必要な素材がかなりエグいが、運良く引き当てたマスターにとってはサイドキックとして頼もしい戦力となるだろう。%%やることが..やることが多い..!!%% -オベロンのイラストレーターである羽海野チカ氏はデジタルで絵を描いたことがなく、最初はアナログ、水彩画で進めていこうと考えていたが、&br()画角や霊基再臨、表情差分を考えた際にアナログでの作成は無謀とであると判断されたことで、デジタル制作を初導入した案件となる。&br()まだ不慣れな部分も多かったらしく、オベロンの絵に関しては&bold(){レイヤー10個}で製作されているという。&br()なお「レイヤー10個」は&bold(){あまりに少なすぎてこの数でデジタル絵を作るのは困難}と呼べるものであり、絵のわかるプレイヤーからは氏の労苦が感じられると評される事もある。&br()(ちなみに、平均レイヤー数は60、多い人だと100使う事もあるらしい) -イベントクエストでは、基本的には「光の王子様」の皮を被りつつ、面倒事には極力関わらないようにしており、&br()どう考えても面倒事に巻き込まれるからか、主人公とは絡みたがらない。&br()一方の主人公もオベロンの本性を分かっているためか、関わるときは結構歯に衣着せない対応を取る悪友じみた距離感に。&br()バレンタインイベントでは、選択肢次第で「チョコを雑に投げつける」というある意味オンリーワンな渡し方が可能。&br()このように、主人公と色々と遠慮のない丁々発止なやり取りを繰り返す一方で、レディ・アヴァロンのバレンタインイベントでは、&br()巌窟王、アビゲイル&s(){のメンタルセコム}と共に主人公の精神を守護しているらしいことが判明している。&s(){そういうとこだぞオベロン} -絆礼装「亡き王女のためのパヴァーヌ」は&bold(){「雪原の中で生き絶えているブランカ」}というイラストであり、解説はブランカとオベロンの内心と真実に深く踏み込んだものとなっている。 } #center(){&color(#e8e3d1,#84a2d4){「やあやあこんにちは諸君!今日も楽しく生きているかい?」}} #center(){&color(#e8e3d1,#84a2d4){「秋の森の妖精王、花と平和と童話の伝道師、騒がしきオベロン、追記・修正するよ!」}} #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,85) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #areaedit() - 勘違いしてる人も多いけどオベロンの発言は全部嘘という訳ではなく信用出来ない言葉になる、例えば好きと言っても嫌いとは限らないけど好きと言ったら好きとは限らないって言うエミュ難易度超高いキャラなんだよね -- 名無しさん (2021-08-29 01:57:57) - あれ?自分が先に申請したはずなのに…ルール違反になるんでしょうか、コレ? -- 名無しさん (2021-08-29 02:06:44) - 5月にも他の人が先に申請した項目を他の人が作ったのが申請ルール違反として削除されたのでこの項目も削除になるかと -- 名無しさん (2021-08-29 02:45:17) - 申請時に項目作成ページに表示されなかったので、そのまま作ってしまいました。申し訳ありませんでした。 -- 名無しさん (2021-08-29 07:37:53) - 嘘つきではなく言葉がねじ曲がるというわかるようでわからない理屈。要はライターの都合の良いセリフを吐くだけの舞台装置。ああ、たしかにこれはオベロンだわ -- 名無しさん (2021-08-29 08:30:13) - ハイハイ嘘吐きね噓吐き…とりあえず休んでいる暇はないぞオベロン、周回行こうか(気持ちの悪い汎人類史) -- 名無しさん (2021-08-29 08:54:15) - これからプリテンダーはどれだけ出れるだろう。アルセーヌ・ルパンはほぼ確定として、武田信玄とか、フェイカーに該当するのはみんな入りそうだけど…。アルターエゴとは逆に男ばかりのクラスになりそうな予感。 -- 名無しさん (2021-08-29 08:57:14) - キャスニキの「首吊りスヤスヤ永眠システム」を思いつくとか、そらおぞましき汎人類史とか言われるわなぁ… -- 名無しさん (2021-08-29 09:01:02) - 八月の妖精 -- 名無しさん (2021-08-29 09:20:21) - 宝具のライライムの部分が本性出したらライライク(嘘が好き)に変わる芸の細やかさ -- 名無しさん (2021-08-29 09:39:46) - ↑それ、「嘘が好き」じゃなく「嘘のような」じゃなかろうか。いやダブルミーニングかもしれんが -- 名無しさん (2021-08-29 10:12:11) - 波海野先生のデザインに豊永氏の凄まじい演技の使い分け、菌糸類の予想の斜め上の設定とインパクトが強いキャラだったな -- 名無しさん (2021-08-29 11:13:43) - なるべくならネタバレをシャットアウトして触れて欲しいキャラよね。プレイしてた時の諸々の衝撃度はすごかった -- 名無しさん (2021-08-29 12:05:34) - これユニット性能を折りたたみの中に入れる必要なくないかな -- 名無しさん (2021-08-29 13:06:28) - 最期の一枚絵は海の先生の描き下ろしなのかな。構図含めて印象的だった。 -- 名無しさん (2021-08-29 18:16:00) - ゼクスなのかマシロなのかフリットなのか -- 名無しさん (2021-08-29 18:17:28) - どの面下げて召喚されたのってのは何人かいたけどどの面下げた親召喚したのってのはコイツくらいか -- 名無しさん (2021-08-29 18:29:31) - 知らずに第2段階までで止めると「ちょっと黒いけど穏健な王子様系」になるんだから凄い クラス通り -- 名無しさん (2021-08-30 00:13:11) - 殆ど同タイミングに陳宮の項目がたつ。これだから汎人類史は…… -- 名無しさん (2021-08-30 09:52:22) - 6章の眠らせてくる奴 -- 名無しさん (2021-08-31 21:33:25) - つまり、彼は我輩の事が大好きということですな!! ははは、そう照れなくてもよろしい。吾輩、人理に名を残す大文豪でして、そういった憧憬の念は受け慣れておりますゆえ -- 名無しさん (2021-08-31 22:02:07) - ↑つ手紙(捺し止めの蝋ni) -- 名無しさん (2021-08-31 23:52:19) - ミス ↑×2 つ手紙(捺し止めの蝋に毒混じり) -- 名無しさん (2021-08-31 23:52:55) - ↑3 そういうとこだぞシェイクスピア ...モーション改修と同時のマイルーム会話増量した場合、このオベロンには何を言うのやら -- 名無しさん (2021-09-01 02:03:23) - イベントで弄られるのかトリックスターとして便利キャラになるのか。 -- 名無しさん (2021-09-01 17:49:17) - 顔芸や表情崩れに逃げずに描き切る先生の脅威の表現力、声優さんの恐ろしい演技力、菌糸類のエモさ四段跳びの設定とテキスト、全てが融合して生まれた唯一無二の豪華キャラだったなぁ… -- 名無しさん (2021-10-17 07:27:42) - ↑有名漫画家起用して珍しいと思ったら、オベロンの表情差分や一枚絵見て「これはベテラン漫画家でなくては無理だ…」ってなった。色んな表情描き慣れてる人じゃないとあの顔芸や表情は難しい。 -- 名無しさん (2021-10-28 10:04:36) - ちなみに騎術弓のときは竜属性どころか混沌悪すら隠して秩序善を装う徹底ぶり。セイントグラフも若干違う -- 名無しさん (2021-11-01 00:19:08) - こういう一本芯の通ったトリックスターや悪役は狂おしいくらい好き。 異文帯の王たちに軒並みケンカ売ってて命知らずの天才かってなった。 -- 名無しさん (2021-11-02 16:12:46) - 邪馬台国復刻の高難易度で対人理忘れてオベロンとマーリン同時編成しちゃってごめんね……全体無敵付与失敗したときにノッブの方疑っちゃってごめんね…… -- 名無しさん (2021-11-11 07:56:00) - 使命だとか優しいが厳しい世界を取り戻して欲しいと言う大義だとかぶん投げて主人公に「そんなに傷つくならもう良いだろ!」と心の底から訴えかけられる友人の1人 -- 名無しさん (2021-12-07 03:34:51) - ↑同時に訴えるとブーメランが刺さる友人の1人 -- 名無しさん (2021-12-27 19:43:57) - バレンタインシナリオ、第一声に吹き出したwそれでこそオベロン。 -- 名無しさん (2022-02-10 19:23:00) - 虫嫌いに描かせたしゅうきょいいよね -- 名無しさん (2022-03-03 03:10:10) - 虫嫌いに描かせた宗教画いいよね -- 名無しさん (2022-03-03 03:10:38) - 転身火生三昧からのバスター+バスター+EXの4連撃入れて、キッチリ灰にした弊カルデアの清姫さんなのでした…… オベロン、相手が悪かったな…… -- 名無しさん (2022-03-03 14:03:53) - 汚部屋に住んでる系王子 -- 名無しさん (2022-03-09 11:41:35) - 対人理[D]のデメリットはオジマンディアスの『太陽神の加護』でオジマンディアス・マーリン・自身と強引に踏み倒せたりする なんて光景だ… -- 名無しさん (2022-03-16 02:10:14) - 羽海野チカ先生がネタバレ解禁になったのでTwitterで色々公開している。改めて前進見ると禍々しくも美しいな。 -- 名無しさん (2022-04-06 12:59:41) - 事前に「レジライと似ているから信用できない」って言われてた件について言及欲しい・・・ -- 名無しさん (2022-06-09 19:47:36) - アタッカーをサポートする最後の切り札の一人、レイド戦や超高難易度でお世話になる。 -- 名無しさん (2022-06-09 20:00:04) - オベロン本人の意志とは別に今日も引っ張り出されていく妖精王、彼に明日はどっちだ…。そろそろ賢王じゃないけど過労死しそう。いやもうしてるか。 -- 名無しさん (2022-12-06 14:14:40) - ジョジョのレ○イ○ムよろしく「手に入れた時その者のカルデアを別次元に引き上げることを保証しよう!」ってセリフがしっくりくる。 -- 名無しさん (2022-12-24 18:53:43) - ちなみにキャストリアはオベロンが「マーリン」なことには多分気づいてる(オベロン初登場の時に「マーリンじゃない…?」と反応してる) -- 名無しさん (2023-02-25 21:34:38) - 霊衣2つ貰えたし愛されてるな -- 名無しさん (2023-08-18 20:24:53) - 2023のサバフェス見る限り、オベロンの虚言癖の実態はサグメ様みたいな能力なのかね? -- 名無しさん (2023-08-27 22:45:16) - ↑続き 発言が本音だとバレた瞬間、発言内容ではなく「オベロンの本音」に反するように未来が確定するとか、そういう仕組みなのではと考察 -- 名無しさん (2023-08-27 22:54:46) - 今回のイベント妖精国のフルメンバー大活躍で良かった。元祖円卓の騎士たちも。 -- 名無しさん (2023-08-30 19:07:40) - ✝️闇の精霊王✝️ -- 名無しさん (2023-08-30 21:47:29) - 報告にあった荒らしコメントを削除しました。 -- 名無しさん (2023-11-08 19:42:24) - 好きなキャラだが本音の時とウソの時が本当にわかりづらい。 -- 名無しさん (2023-11-08 20:08:36) - 六章と夏イベントで妖精国組のお話は語り終えた感があるが、もっともっと出番増やして欲しい! -- 名無しさん (2024-05-02 15:59:23) - 奏章が所謂エクストラクラスの深堀りストーリーみたいなものだしオベロン活躍はワンチャンありそう -- 名無しさん (2024-05-30 17:21:44) - 500mlペットボトルに収まる体躯で体重6キロはおかしいだろお前 -- 名無しさん (2024-06-13 10:06:41) - 妖精国で借金しててカルデアでも借金こさえてて、ぶれないなって思う。 -- 名無しさん (2024-08-23 18:57:26) - 一番理解しているであろうきのこですらあれだけの量が最低限必要というとんでもなくひねくれたサーヴァント。最後の一文はさぁ…明らかに主人公意識じゃん……何なのお前 -- 名無しさん (2024-09-16 19:00:38) - 妖精国のメンバーもっとイベントに出て欲しい。 -- 名無しさん (2024-10-12 18:42:43) - 絶世のイケメンじゃなく、少し鼻が低い絶妙なへちゃむくれ具合が好き。 -- 名無しさん (2024-10-12 20:34:56) - “きみ”とかいうウルトラスーパーぼかしまくって何とか出力できるクソ重ワード好き。この二人称を使う相手がティターニア関連の言及とぐだ相手だけなのも好き。 -- 名無しさん (2025-06-10 10:33:13) #comment(striction) #areaedit(end) }

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