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殉国禁獄鬼軍曹 - (2025/05/13 (火) 13:08:05) の１つ前との変更点
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&font(#6495ED){登録日}：2021/09/10 Fri 03:39:50
&font(#6495ED){更新日}：&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red)
&font(#6495ED){所要時間}：約 3 分で読めます
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&tags()
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#center(){&font(b,20,#fe7c50,#342a65){……死ねない……この程度では……。}
&font(b,20,#fe7c50,#342a65){俺がもっと弱れば……殺せるか？}}
*&sizex(5){&big(){&big(){■}}&bold(){概要}}
『&ruby(じゅんこくきんごくおにぐんそう){殉国禁獄鬼軍曹}』とは『[[ダークギャザリング]]』に登場する幽霊。
CV：[[三木眞一郎]]
作中2番目に登場した『卒業生』で、卒業生の中では数少ない&bold(){善性の霊。}
言霊の口上は&bold(){「散華して～」}。風呂敷を背負った柴犬のぬいぐるみに[[封印]]されている。
他の卒業生である『[[邪経文大僧正]]』『[[魄啜繚乱弟切花魁]]』は卒業生の名の通り『悪霊蟲毒』の末に誕生し部屋から卒業したが、どうやら鬼軍曹は元から卒業生レベルだったようだ。
なので扱いとしては&bold(){「飛び級」}と位置付けられている。
外見は軍刀を構えた全身傷だらけの旧日本軍軍人であり、全身の各部が細く赤い糸で縛られている。
作者の質問回答によると1920年10月30日～2006年2月11日。享年85歳。顕現年齢23歳。180㎝。O型。
*&sizex(5){&big(){&big(){■}}&bold(){人物}}
一人称は&bold(){&color(#fe7c50,#342a65){「俺」}}。
重度の死にたがりであり、口癖は&bold(){&color(#fe7c50,#342a65){「殺してくれ」}}。
だが本音としては&bold(){&color(#fe7c50,#342a65){「死地の中で全身全霊で闘い抜いた末で死にたい」}}という願望も秘めており、全力を出して戦えるような状況では笑みを浮かべながら嬉々として戦いを楽しむため内心はかなり好戦的。
死にたがりの願望と戦闘狂じみた本音が合わさった結果、自分が窮地に追い込まれても戦意が下がるどころか&bold(){&color(#fe7c50,#342a65){「楽しませる」}}と一言呟いて喜悦を見出しながら死傷お構いなしに敵目掛けて突貫し続ける姿は正に&bold(){鬼神}のそれ。
反面善霊なため気質は善良であり、女子供の霊相手では本気が出せず戦力としてあまり当てにならない。
*&sizex(5){&big(){&big(){■}}&bold(){略歴}}
生前は[[太平洋戦争]]時の南方作戦に従軍していた旧日本軍の霊。
生前は『不死身』と形容された高い回復力を以て鬼神の如き戦果を発揮し、生還。
帰国後は天寿を全うするも、死後何故か戦時中だった若い頃の姿で霊体となってしまう(普通は死んだ時の姿)。
更に普通の霊は49日でエネルギーが尽きて成仏するため、
・パワースポットに滞在
・他の霊を食らう
のいずれかでエネルギーを補給しなくてはいけないが、鬼軍曹は再生力のせいで&bold(){エネルギーが尽きても成仏しない。}
エネルギー切れにおける成仏のみが幽霊の死である以上、&bold(){完全な[[不死]]の存在となってしまった。}
更に戦時中自身が殺害した数百人の敵兵の怨霊達にまとわりつかれてしまう。
しかも、敵兵の霊が自分を攻撃しつつ、鬼軍曹への恨みを晴らすまで成仏せぬように周囲の墓の霊を貪り食うという行動を取り出すおまけ付き。
不死身なのですぐ再生する肉体もあって他所様に迷惑をかけてしまう己の現状を嘆き、死を願っていたところを[[寶月夜宵]]と遭遇。&bold(){「自身の成仏に協力すること」}を条件に味方となった。
*&sizex(5){&big(){&big(){■}}&bold(){霊現象}}
常に[[死]]を望む死にたがりではあるが、更に生前より更に強化された超再生力により全身がバラバラに解体されて捕食されようと&bold(){&color(red){極短時間で元の肉体に復元し、相手の腹を突き破ってでも復活する『不死身の肉体』}}が最大の特徴。
更に鬼軍曹を囲む陣から延びて鬼軍曹の体を縛る無数の糸に動かされ、相手の攻撃をフルオートで剣戟で防いでしまったり、体を操作されて回避してしまう&bold(){鉄壁の防御力}まで持ち合わせる。
鬼軍曹を操っている糸は鬼軍曹が怪我を負うと自動的に衣服と傷を縫う事で鬼軍曹を再生させている((この辺はアニメが分かりやすい))。
この糸が何かは未だ不明だが、赤い糸なことから『千人針』の可能性がある。
加えて降霊と同時に鬼軍曹に集る敵兵の霊も具現化。緩慢な動きではあるが自身の飢餓を満たそうと攻撃を仕掛けるようにもなる。
この敵兵の霊は怨念を振りまいてこそいるが、&bold(){実は悪霊ではない。}生きるために必死だった軍人の霊なためか、他者を殺す事に躊躇していないだけらしい。
なので鬼軍曹自体は夜宵達に好意的で協力する気だが、&bold(){こいつらにその気は一切ないため、自分たちの飢餓を癒すために普通に夜宵達を殺しにかかってくる}のが鬼軍曹を扱う点でデメリットになる。
**&sizex(4){衰弱の祈り}
鬼軍曹の霊現象。鬼軍曹は悪霊ではないため、厳密には呪詛ではなく&bold(){祈り}に分類される。
一定範囲内に領域を張り、領域内にいる全存在に彼の念が伝播。
伝播した全ての者に軍曹が戦時中に負った傷病・飢餓・疲労・睡魔を味わせながら&bold(){&color(red){どんなに苦しんでも死ねない不死身}}を齎す。
死にたがりの善霊だが、霊現象そのものは&bold(){敵味方お構いなしの無差別攻撃}である。
加えて自身が新たな武器を装備する度にフェーズが進行しフェーズに応じて攻撃範囲と祈りの効果が強化。
>・&bold(){『&ruby(いちしき){壱式}』：短剣}
>・&bold(){『&ruby(にしき){弐式}』：小銃}
>・&bold(){『&ruby(さんしき){参式}』：手榴弾}
の順で武装が解禁されていき、最終となる第3段階目の『参式』まで進行すると呼吸する筋肉すら動かせなくなった上で死ぬ事も叶わず、最低100年単位で苦しみ悶え続けてしまう。
それだけでなく、『衰弱の祈り』から助かろうとする軍曹にまとわりつく敵兵達に襲われ、肉体を貪られ、血を吸い尽くされる更なる苦しみも味わってしまう。
上記の解放された武器は実際に武器としても使用可能。劇中では「参式」発動後解禁された[[手榴弾]]を自爆目的で起爆し敵も巻き込む大爆発を起こしている。
一方でフェーズが進む度に鬼軍曹自体も痩せ細って生前の傷でボロボロになるほど弱体化していくものの、超再生力を持つ不死の肉体は据え置きのまま。
被祈者は&bold(){「弱体化した肉体でいかにして不死身の鬼軍曹を殺すか」}、それを考える以外に助かる方法はない。
また、フェーズが進行するごとに『衰弱の祈り』の効果範囲が高速で広がる。なので鬼軍曹が『衰弱の祈り』を使い始めたら、&bold(){猛ダッシュで第3段階目の範囲外に逃げなくてはならない}。
なお、強力な力だが、鬼軍曹はこの力を相手を倒すために使うのではなく、&bold(){自分を倒してもらうために使う。}
成仏したい鬼軍曹はこの力で自分を弱くする事で相手に倒してもらおうとしているのだ。だからこそ『祈り』なのである。
***&ruby(れいしき){零式}・殉国禁獄鬼軍曹
#center(){&font(b,#fe7c50,#342a65){…おぉ ここが…俺の死地か…}
&font(b,#fe7c50,#342a65){戦い抜いた先で…ようやく死ねる…}}
&bold(){「全力を出して尚死ねるであろう格上の相手」}に対して解禁される&s(){[[卍解>斬魄刀]]}新たなる段階。
『衰弱の祈り』の陣を軍刀の刃に集約する鬼軍曹の切り札ともいえる形態。
陣による広域攻撃を行えなくなり、自動防御・回避もなくなる代わりに鬼軍曹本体の弱体化も停止。上記の不死性はそのままに降霊直後の&bold(){&color(red){全盛期の身体能力と白兵戦能力}}をフル活用して戦いに臨める。
この形態の事は&color(darkorchid){&bold(){「戦いの中で死ぬ事を欲する玉砕の陣」}}と夜宵は評している。
霊現象は、軍刀の斬撃が命中した瞬間参式相当の衰弱の祈りの弱体化を相手に刻む&bold(){『&ruby(いの){祈}りの&ruby(やいば){刃}』}。
地面に切先が触れると地面に小規模なクレーターが生じるほどの干渉力を誇る上に、この弱体化は累積するため軍刀による傷を受ければ受けるほど敵が一方的に衰弱し続けていく。
応用として敵の霊現象に合わせて刃で受ける事で敵の攻撃のダメージを減衰させることも可能。
無差別攻撃ではないタイマン特化の能力なので安全に運用できるが、[[太歳星君>太歳星君(ダークギャザリング)]]のような&bold(){ただの悪霊を越えるよほどの強敵}が相手でない限り鬼軍曹の目的が果たされないため、それだけの相手を用意しなければ使用したがらない。
**左目
#center(){&bold(){ダメ…ダメ…}
&bold(){いかないで…}}
再生力すら追いつかない消滅の間際に祈りの刃から具現化した、夜宵も鬼軍曹も知らない&bold(){&color(red){鬼軍曹の不死身の力の根源。}}
ビジュアルは[[キリスト教]]などの神話に現れる「プロビデンスの目」。
鬼軍曹が消えそうになると泣きながらに縋り付いて無理矢理回復させるなど、鬼軍曹への執着は極めて強い。
正体は不明ながら太歳星君は&bold(){&color(black,lavender){「随分面倒な奴に魅入られたものだな」}}と語っているため、真っ当な霊ではないことが窺える。
名称は単行本の解説ページから。
鬼軍曹が死の間際になると強制的に鬼軍曹の肉体をコントロール。
祈りの刃に宿って巨大な禍々しい刀身を形成し、命中した相手の体を骨に変えるほどの衰弱効果と大地を直線上に大きく抉るほどの破壊力を伴う斬撃を飛ばす大技を繰り出す。
顕現後は鬼軍曹の新たな霊現象になったのか、普通に鬼軍曹の攻撃手段の1つとして扱われていた。
*&sizex(5){&big(){&big(){■}}&bold(){ステータス}}
レベル：60
タイプ：[[ゴースト>ゴーストタイプ(ポケモン)]]／[[どく>どくタイプ(ポケモン)]]
わんぱくな性格。
お墓でレベル60の時に出会った。
打たれ強い。
*&sizex(5){&big(){&big(){■}}&bold(){余談}}
元ネタは明言されてはいないが、恐らくモデルになったのは旧日本陸軍の軍人「[[舩坂弘]]」。
階級、戦場、人並み以上に高い治癒力、弱体化後に生じた傷の位置、逸話など多くの点で鬼軍曹との共通項が見受けられる。
後に作者が明かしたプロフィールからほぼ確定的になった。
追記・修正は、戦いの末に『死』を望む方がお願いします。
#include(テンプレ２)
#right(){この項目が面白かったなら……＼死ねない…/
#vote3(time=600,24)
}
#include(テンプレ3)
#openclose(show=▷ コメント欄){
#areaedit()
- 手持ちの中で数少ない善良な霊なんだけど味方巻き込んじゃうからとにかく使いにくい -- 名無しさん (2021-09-10 09:31:30)
- その場から素早く離脱できる手段でもあれば多少は使いやすくなるかも -- 名無しさん (2021-09-10 13:37:49)
- 元ネタはまぁ某不死身の分隊長だよねこの人 -- 名無しさん (2021-09-10 20:13:15)
- 柴犬に見えないけど軍曹のぬいぐるみは狐じゃなくて柴犬らしい -- 名無しさん (2023-07-15 12:09:57)
- 行き先が地獄でもよければ大僧正のお経を聞くだけで願いが叶うが、彼がそれを知らされる日は来ないだろうな。 -- 名無しさん (2023-08-11 19:50:28)
- アニメでは初陣、本誌では本領発揮と奇しくも今月は両方ともこの人のターンとなった。 -- 名無しさん (2023-10-06 11:52:55)
- この見た目でまさかのデバフ要員 -- 名無しさん (2023-10-07 01:16:21)
- 全ての祈りを一点に集中させるのだ…… -- 名無しさん (2023-10-26 19:57:00)
- 本作がポケモン呼ばわりされてるけど、コジロウなんだよねこの人。もしアニメ2期以降があるならムサシやニャースも来たりして。 -- 名無しさん (2023-11-15 14:59:44)
- ニャースどこで使うんだよ・・・バーサールか？ -- 名無しさん (2023-11-15 15:10:51)
- 別に既存のキャラじゃなくてもこの先にあの声に合うキャラが出るかもしれないし。ただ声優さんって普段からは想像もつかない演技をする人もいるからなぁ。予想外の配役もありうる。 -- 名無しさん (2023-11-15 15:50:52)
- どくタイプだったんだ… -- 名無しさん (2023-12-04 14:13:51)
- 大歳星君いわく「厄介なやつ」に魅入られたのが不死性の根源らしいが、今度は何が出てくんだよ…弟切花魁の第四の呪いで出てくる前触れにしか見えない -- 名無しさん (2024-03-15 10:35:33)
- あの目玉、クトゥルフの類っぽく見えた -- 名無しさん (2024-05-29 10:44:47)
- 地獄に叩き落とされようが元気いっぱいに這い上がってくんのは笑った あんだけ消耗しても戦うあたり本当にヤバい -- 名無しさん (2024-06-23 19:40:39)
- 住職とのコンボ技はRTAのバグ技みたいな挙動でワロタ -- 名無しさん (2024-08-21 17:47:28)
- カッコよければなんでもよし -- 風吹けば名無し (2024-09-24 15:22:23)
- 作中最強格の大歳星君でさえ「随分厄介なやつ」呼ばわりする根源は一体何なんだ、、、 -- 名無しさん (2025-03-13 10:13:19)
#comment(striction)
#areaedit(end)
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&font(#6495ED){登録日}：2021/09/10 Fri 03:39:50
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『&ruby(じゅんこくきんごくおにぐんそう){殉国禁獄鬼軍曹}』とは『[[ダークギャザリング]]』に登場する幽霊。
CV：[[三木眞一郎]]
作中2番目に登場した『卒業生』で、卒業生の中では数少ない&bold(){善性の霊。}
言霊の口上は&bold(){「散華して～」}。風呂敷を背負った柴犬のぬいぐるみに[[封印]]されている。
他の卒業生である『[[邪経文大僧正]]』『[[魄啜繚乱弟切花魁]]』は卒業生の名の通り『悪霊蟲毒』の末に誕生し部屋から卒業したが、どうやら鬼軍曹は元から卒業生レベルだったようだ。
なので扱いとしては&bold(){「飛び級」}と位置付けられている。
外見は軍刀を構えた全身傷だらけの旧日本軍軍人であり、全身の各部が細く赤い糸で縛られている。
作者の質問回答によると1920年10月30日～2006年2月11日。享年85歳。顕現年齢23歳。180㎝。O型。
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死にたがりの願望と戦闘狂じみた本音が合わさった結果、自分が窮地に追い込まれても戦意が下がるどころか&bold(){&color(#fe7c50,#342a65){「楽しませる」}}と一言呟いて喜悦を見出しながら死傷お構いなしに敵目掛けて突貫し続ける姿は正に&bold(){鬼神}のそれ。
反面善霊なため気質は善良であり、女子供の霊相手では本気が出せず戦力としてあまり当てにならない。
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生前は[[太平洋戦争]]時の南方作戦に従軍していた旧日本軍の霊。
生前は『不死身』と形容された高い回復力を以て鬼神の如き戦果を発揮し、生還。
帰国後は天寿を全うするも、死後何故か戦時中だった若い頃の姿で霊体となってしまう(普通は死んだ時の姿)。
更に普通の霊は49日でエネルギーが尽きて成仏するため、
・パワースポットに滞在
・他の霊を食らう
のいずれかでエネルギーを補給しなくてはいけないが、鬼軍曹は再生力のせいで&bold(){エネルギーが尽きても成仏しない。}
エネルギー切れにおける成仏のみが幽霊の死である以上、&bold(){完全な[[不死]]の存在となってしまった。}
更に戦時中自身が殺害した数百人の敵兵の怨霊達にまとわりつかれてしまう。
しかも、敵兵の霊が自分を攻撃しつつ、鬼軍曹への恨みを晴らすまで成仏せぬように周囲の墓の霊を貪り食うという行動を取り出すおまけ付き。
不死身なのですぐ再生する肉体もあって他所様に迷惑をかけてしまう己の現状を嘆き、死を願っていたところを[[寶月夜宵]]と遭遇。&bold(){「自身の成仏に協力すること」}を条件に味方となった。
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常に[[死]]を望む死にたがりではあるが、更に生前より更に強化された超再生力により全身がバラバラに解体されて捕食されようと&bold(){&color(red){極短時間で元の肉体に復元し、相手の腹を突き破ってでも復活する『不死身の肉体』}}が最大の特徴。
更に鬼軍曹を囲む陣から延びて鬼軍曹の体を縛る無数の糸に動かされ、相手の攻撃をフルオートで剣戟で防いでしまったり、体を操作されて回避してしまう&bold(){鉄壁の防御力}まで持ち合わせる。
鬼軍曹を操っている糸は鬼軍曹が怪我を負うと自動的に衣服と傷を縫う事で鬼軍曹を再生させている((この辺はアニメが分かりやすい))。
この糸が何かは未だ不明だが、赤い糸なことから『千人針』の可能性がある。
加えて降霊と同時に鬼軍曹に集る敵兵の霊も具現化。緩慢な動きではあるが自身の飢餓を満たそうと攻撃を仕掛けるようにもなる。
この敵兵の霊は怨念を振りまいてこそいるが、&bold(){実は悪霊ではない。}生きるために必死だった軍人の霊なためか、他者を殺す事に躊躇していないだけらしい。
なので鬼軍曹自体は夜宵達に好意的で協力する気だが、&bold(){こいつらにその気は一切ないため、自分たちの飢餓を癒すために普通に夜宵達を殺しにかかってくる}のが鬼軍曹を扱う点でデメリットになる。
**&sizex(4){衰弱の祈り}
鬼軍曹の霊現象。鬼軍曹は悪霊ではないため、厳密には呪詛ではなく&bold(){祈り}に分類される。
一定範囲内に領域を張り、領域内にいる全存在に彼の念が伝播。
伝播した全ての者に軍曹が戦時中に負った傷病・飢餓・疲労・睡魔を味わせながら&bold(){&color(red){どんなに苦しんでも死ねない不死身}}を齎す。
死にたがりの善霊だが、霊現象そのものは&bold(){敵味方お構いなしの無差別攻撃}である。
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>・&bold(){『&ruby(いちしき){壱式}』：短剣}
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の順で武装が解禁されていき、最終となる第3段階目の『参式』まで進行すると呼吸する筋肉すら動かせなくなった上で死ぬ事も叶わず、最低100年単位で苦しみ悶え続けてしまう。
それだけでなく、『衰弱の祈り』から助かろうとする軍曹にまとわりつく敵兵達に襲われ、肉体を貪られ、血を吸い尽くされる更なる苦しみも味わってしまう。
上記の解放された武器は実際に武器としても使用可能。劇中では「参式」発動後解禁された[[手榴弾]]を自爆目的で起爆し敵も巻き込む大爆発を起こしている。
一方でフェーズが進む度に鬼軍曹自体も痩せ細って生前の傷でボロボロになるほど弱体化していくものの、超再生力を持つ不死の肉体は据え置きのまま。
被祈者は&bold(){「弱体化した肉体でいかにして不死身の鬼軍曹を殺すか」}、それを考える以外に助かる方法はない。
また、フェーズが進行するごとに『衰弱の祈り』の効果範囲が高速で広がる。なので鬼軍曹が『衰弱の祈り』を使い始めたら、&bold(){猛ダッシュで第3段階目の範囲外に逃げなくてはならない}。
なお、強力な力だが、鬼軍曹はこの力を相手を倒すために使うのではなく、&bold(){自分を倒してもらうために使う。}
成仏したい鬼軍曹はこの力で自分を弱くする事で相手に倒してもらおうとしているのだ。だからこそ『祈り』なのである。
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『衰弱の祈り』の陣を軍刀の刃に集約する鬼軍曹の切り札ともいえる形態。
陣による広域攻撃を行えなくなり、自動防御・回避もなくなる代わりに鬼軍曹本体の弱体化も停止。上記の不死性はそのままに降霊直後の&bold(){&color(red){全盛期の身体能力と白兵戦能力}}をフル活用して戦いに臨める。
この形態の事は&color(darkorchid){&bold(){「戦いの中で死ぬ事を欲する玉砕の陣」}}と夜宵は評している。
霊現象は、軍刀の斬撃が命中した瞬間参式相当の衰弱の祈りの弱体化を相手に刻む&bold(){『&ruby(いの){祈}りの&ruby(やいば){刃}』}。
地面に切先が触れると地面に小規模なクレーターが生じるほどの干渉力を誇る上に、この弱体化は累積するため軍刀による傷を受ければ受けるほど敵が一方的に衰弱し続けていく。
応用として敵の霊現象に合わせて刃で受ける事で敵の攻撃のダメージを減衰させることも可能。
無差別攻撃ではないタイマン特化の能力なので安全に運用できるが、[[太歳星君>太歳星君(ダークギャザリング)]]のような&bold(){ただの悪霊を越えるよほどの強敵}が相手でない限り鬼軍曹の目的が果たされないため、それだけの相手を用意しなければ使用したがらない。
**左目
#center(){&bold(){ダメ…ダメ…}
&bold(){いかないで…}}
再生力すら追いつかない消滅の間際に祈りの刃から具現化した、夜宵も鬼軍曹も知らない&bold(){&color(red){鬼軍曹の不死身の力の根源。}}
ビジュアルは[[キリスト教]]などの神話に現れる「プロビデンスの目」。
鬼軍曹が消えそうになると泣きながらに縋り付いて無理矢理回復させるなど、鬼軍曹への執着は極めて強い。
正体は不明ながら太歳星君は&bold(){&color(black,lavender){「随分面倒な奴に魅入られたものだな」}}と語っているため、真っ当な霊ではないことが窺える。
名称は単行本の解説ページから。
鬼軍曹が死の間際になると強制的に鬼軍曹の肉体をコントロール。
祈りの刃に宿って巨大な禍々しい刀身を形成し、命中した相手の体を骨に変えるほどの衰弱効果と大地を直線上に大きく抉るほどの破壊力を伴う斬撃を飛ばす大技を繰り出す。
顕現後は鬼軍曹の新たな霊現象になったのか、普通に鬼軍曹の攻撃手段の1つとして扱われていた。
*&sizex(5){&big(){&big(){■}}&bold(){ステータス}}
レベル：60
タイプ：[[ゴースト>ゴーストタイプ(ポケモン)]]／[[どく>どくタイプ(ポケモン)]]
わんぱくな性格。
お墓でレベル60の時に出会った。
打たれ強い。
*&sizex(5){&big(){&big(){■}}&bold(){余談}}
元ネタは明言されてはいないが、恐らくモデルになったのは旧日本陸軍の軍人「[[舩坂弘]]」。
階級、戦場、人並み以上に高い治癒力、弱体化後に生じた傷の位置、逸話など多くの点で鬼軍曹との共通項が見受けられる。
後に作者が明かしたプロフィールからほぼ確定的になった。
追記・修正は、戦いの末に『死』を望む方がお願いします。
#include(テンプレ２)
#right(){この項目が面白かったなら……＼死ねない…/
#vote3(time=600,25)
}
#include(テンプレ3)
#openclose(show=▷ コメント欄){
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- 手持ちの中で数少ない善良な霊なんだけど味方巻き込んじゃうからとにかく使いにくい -- 名無しさん (2021-09-10 09:31:30)
- その場から素早く離脱できる手段でもあれば多少は使いやすくなるかも -- 名無しさん (2021-09-10 13:37:49)
- 元ネタはまぁ某不死身の分隊長だよねこの人 -- 名無しさん (2021-09-10 20:13:15)
- 柴犬に見えないけど軍曹のぬいぐるみは狐じゃなくて柴犬らしい -- 名無しさん (2023-07-15 12:09:57)
- 行き先が地獄でもよければ大僧正のお経を聞くだけで願いが叶うが、彼がそれを知らされる日は来ないだろうな。 -- 名無しさん (2023-08-11 19:50:28)
- アニメでは初陣、本誌では本領発揮と奇しくも今月は両方ともこの人のターンとなった。 -- 名無しさん (2023-10-06 11:52:55)
- この見た目でまさかのデバフ要員 -- 名無しさん (2023-10-07 01:16:21)
- 全ての祈りを一点に集中させるのだ…… -- 名無しさん (2023-10-26 19:57:00)
- 本作がポケモン呼ばわりされてるけど、コジロウなんだよねこの人。もしアニメ2期以降があるならムサシやニャースも来たりして。 -- 名無しさん (2023-11-15 14:59:44)
- ニャースどこで使うんだよ・・・バーサールか？ -- 名無しさん (2023-11-15 15:10:51)
- 別に既存のキャラじゃなくてもこの先にあの声に合うキャラが出るかもしれないし。ただ声優さんって普段からは想像もつかない演技をする人もいるからなぁ。予想外の配役もありうる。 -- 名無しさん (2023-11-15 15:50:52)
- どくタイプだったんだ… -- 名無しさん (2023-12-04 14:13:51)
- 大歳星君いわく「厄介なやつ」に魅入られたのが不死性の根源らしいが、今度は何が出てくんだよ…弟切花魁の第四の呪いで出てくる前触れにしか見えない -- 名無しさん (2024-03-15 10:35:33)
- あの目玉、クトゥルフの類っぽく見えた -- 名無しさん (2024-05-29 10:44:47)
- 地獄に叩き落とされようが元気いっぱいに這い上がってくんのは笑った あんだけ消耗しても戦うあたり本当にヤバい -- 名無しさん (2024-06-23 19:40:39)
- 住職とのコンボ技はRTAのバグ技みたいな挙動でワロタ -- 名無しさん (2024-08-21 17:47:28)
- カッコよければなんでもよし -- 風吹けば名無し (2024-09-24 15:22:23)
- 作中最強格の大歳星君でさえ「随分厄介なやつ」呼ばわりする根源は一体何なんだ、、、 -- 名無しさん (2025-03-13 10:13:19)
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