ガイア・ギアα

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&font(#6495ED){登録日}:2021/10/23 (土) 19:59:23 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 8 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- #center(){&sizex(5){&bold(){&color(springgreen){このマン・マシーン…ガイア・ギアに乗ったせいかな…。}}}} #center(){&sizex(5){&bold(){&color(springgreen){シャアと一つになれたような気がする}}}} [[ガイア・ギア]]αとは、小説『[[ガイア・ギア]]』で登場したマン・マシーン(MM)。パイロットは主人公のアフランシ・シャアを初めとするメタトロンのメンバー。 *《諸元》 名称:ガイア・ギアα 型式番号:α000-0001 所属:[[ズィー・ジオン・オーガニゼーション/メタトロン]] 建造:ズィー・ジオン・オーガニゼーション/メタトロン 生産形態:[[試作機]] 頭頂高:20.9m 全高:22.7m 本体重量:31.8t 全備重量:50.2t ジェネレーター出力:14,460kw(3220kw×2+4010kw×2) スラスター推進力:128,000kg(18100kg×2+45900kg×2) センサー有効半径:27,000m 装甲材質:ガンダリウム・コンポジット *《機体解説》 「シャア存続計画」を企むズィー・ジオン・オーガニゼーションが極秘裏に開発したMM。 最先端メカニズムの総称として製造されており、その1号機となるはずだったが結果として唯一の機体となった。 機体名は「&bold(){&color(blue,springgreen){地球という大地(=ガイア)と宇宙・地球の生命を繋ぐもの(=ギア)}}」という命名者の理想が込められている。 作中では、機体の存在意義を想像したアフランシに対して&bold(){&color(red){[[シャア・アズナブル]]の意識が自分が命名者だと訴える}}描写が存在する。 ここから察するに、開発には故人であるはずのシャアが関係している可能性が示唆されているが…? 機体の外観は白色が基本の機体カラーとガンダムタイプを連想させながらもガンダムとは異なるツインアイのフェイスが特徴的。 人型兵器としては[[宇宙世紀>宇宙世紀(ガンダムシリーズ)]]0100年代以降は見かけにくくなった[[可変機]]となっており、人型形態を「PHASE1」、可変時の飛行形態を「PHASE2」として区分する。 機体の各部は可動フレームで接続することでユニットとして機能するモジュール構造で設計されており、機体の優れた可変性を保持している。 基本的に可変機は機体構造の都合で整備性が劣るということが問題点となるが、ガイア・ギアαのモジュール構造はむしろ点検や部品交換に優れているという特徴がある。 また、元々高速戦闘を想定した機体なので変形しなくてもマッハ3レベルの音速飛行は可能。 飛行形態である「フライング・フォーム」は、この状態に変形しておけばオプションなしで大気圏突入や大気圏離脱が行える。 これは機体に新素材や新型熱交換器を導入したことによって実現した成果である。 大気圏内での飛行性能の強化と引き換えに戦闘力は多少低下するが、小説版では最終決戦時にこの状態で戦闘した際に発生させたミノフスキーバリアが電磁波やミノフスキー粒子と衝突したことで発光現象が生じて「&bold(){&color(gold){光の鳥}}」と表現される姿を見せた。 フライング・フォームを形成するバック・ブロックはミノフスキー・フライトの性能低下と引き換えに切り離しが可能であり、これが小説版の戦闘では大きく発揮されることになる。 デザインを担当した伊東守によると「PHASE3」に相当する航空機と人型の中間的な可変形態が存在し、ラジオドラマ版3巻の『スペシャルブックレットVol.3』にてその姿が確認できる。 背中部分に可変を実現するためのウイングバインダー式のVG翼(可変後退翼)が組み込まれており、大気圏内での飛行性能や巡航距離性能を高めている。 VG翼には各1基の大出力熱核反応エンジンを装備し、ミノフスキークラフトによる推進力とIフィールド制御を援助する。 VG翼に留まらず機体の両脚にも大出力熱核反応エンジンを取り付けたことで、結果として現時点の歴代宇宙世紀シリーズの人型兵器としては最高レベルの出力を実現した。 エンジンによる大出力が実弾兵器にも効果のあるIフィールドバリアーの展開を可能とする。 ミノフスキークラフト能力と高推力エンジンが組み合わさった事により、自力での衛星軌道への突入が可能なほどの移動性能を得た。 コックピットの特徴としては、機体が大量発生させているミノフスキー粒子を利用して「浮かんでいる」ことでパイロットを衝撃から保護するという特性も持つ。 全天周囲モニター方式を採用しているが、視界前面の下半分のみは風防ガラスによって直接外部を確認する方式になっている。 コックピット周辺のフレームには[[サイコフレーム]]方式のサイコミュシステムが採用された。 これによってパイロットがサイコミュが採用された専用のヘルメットを通じることで、操縦時の意識を直接駆動系に伝えることでレスポンスの向上と[[脳波コントロールの操作>ラフレシア(MA)]]を実現。 武装にファンネル兵器が搭載されていることもあって、パイロットが[[ニュータイプ>ニュータイプ(ガンダムシリーズ)]]でないとガイア・ギアαの真価は発揮できないとも言える。 「&bold(){究極の万能兵器}」を目指した火器管制システムを司るFCSコンピューター・ユニットは、&bold(){&color(red){補給の問題を無視すれば実質的に無限の容量と拡張性を持つ}}。 1つの機体に欲張りな要求をした結果ではあるが、何でもありな兵装のバリエーションから多様な局面に柔軟な対応が可能。 サイコミュシステムと大容量FCSの併用により、ガイア・ギアαの兵装の多様性は無限と化している。 このようにガイア・ギアαは超高性能な能力を獲得したが、それと引き換えに莫大な製造コストが必要となってしまった。 しかも高性能を引き出すには優れたパイロットも必要となる設計だったため、限定されたパイロットのための例外的な超高級機という立場になった。 [[後継機]]なども予定されていたようだが、メタトロンが地球連邦軍に吸収されて解体したために計画は実現されることはなかった。 そのため、本機から派生した兵器は超高級路線を見直した[[量産機]]のガイヤスのみとなっており、こちらはガイア・ギアのシリーズに属する機体ではない。 *《武装》 **ハイパー・メガ・ランチャー 過去に使われていたメガ・ビーム・ランチャーが携行兵器として小型化された。 **ビームガン 両腰の部分に[[装備]]されたビーム砲。小口径に反する高い威力を誇っていることが特徴。 フライング・フォームの際には機首下部に位置することになり、主砲となる。 **[[ビームライフル]] 宇宙世紀の起動兵器においては基本的な射撃装備。カートリッジ式。 **[[ビームサーベル>ビームサーベル(ガンダムシリーズ)]] 宇宙世紀の起動兵器においては基本的な近接戦闘用の装備。フライング・フォームではバリアーとして機能する。 **サンド・バレル 宇宙世紀0200年代の起動兵器では対MM用兵器としてよく採用される散弾。 **ボンバーポッド 両肩の突起に各種[[ミサイル]]を搭載可能で、作戦の内容によって中身を換装できる。 **[[ファンネル>ファンネル(ガンダムシリーズ)]] ファンネルコンテナに6基搭載されている。フライング・フォーム時にも使用可能。 **ミノフスキー・バリアー/ビーム・バリアー ガイア・ギアαにおける防御網。過去には第五世代MSにおいて採用されていることが確認されている。 機体の大出力によって発生しているミノフスキー粒子を利用したIフィールドであり、必要に応じて局所的に縮退させて粒子の質量の一部をエネルギーへと変換させて攻撃を防ぐ。 ビーム兵器に対して高い防御効果を発揮するが、実体兵器の攻撃も無効化する。 **その他 -&bold(){ロケット弾} -&bold(){榴弾} -&bold(){徹甲弾} -&bold(){多目的ランチャー} -&bold(){20mmガトリング砲} -&bold(){サブミニュッション} -&bold(){ECM/ECCMポッド} -&bold(){4連装ロケットランチャー} -&bold(){ASM(空対地/艦ミサイル)} -&bold(){ハイパーバズーカ}     *《バリエーション》 **ガイア・ギアα試験機 性能評価用に2機が製作された所謂プロトタイプ的な実験機。 トランスフォーム・デモンストレーターとして位置づけられており、フライング・フォームの[[テスト]]を行っている。 試験機の時点では頭部にハイメガキャノンを採用する予定だったが、実際には搭載されていないことから察するに見送られた模様。 この試験機の最大の特徴は機体デザインであり、機体カラーが[[かつての伝説>RX-78-2ガンダム]]を連想させるトリコロールカラーになっていることだろう。 頭部もガイア・ギアαよりも[[ガンダムタイプ>ガンダムタイプ・モビルスーツ]]に限りなく近づいたフェイスとなっている。 ガイア・ギア本編ではガンダムタイプは出てこないが、ガイア・ギアαがガンダムタイプを強く意識していることが読み取れる設定である。 **ガイア・ギア雷電 『VIEW OF THE MANMACHINE』にて掲載。ガイア・ギアαの大気圏内での戦闘能力を向上させた派生機。 人型時よりも飛行形態時の性能向上に重点が置かれており、ステルス技術を応用したことで隠密性に優れているようだ。 大気圏脱出の際にはミノフスキースラスト・ブースターを装着するようだが、具体的にどのようなオプションなのか不明(ミノフスキー・フライトの発展型とも考えられるが…)。 *《劇中での活躍》 小説版・ラジオドラマ版共通でアフランシの相棒機及び主人公機として[[マハ>マハ/マンハンティング部局(ガンダムシリーズ)]]との[[戦争]]を戦い抜いた。 ただし、最初からアフランシの[[専用機]]だった訳ではなく、メタトロンのメンバー(小説版:ケラン・ミード、ラジオドラマ版:ジョー・スレン)から受け継ぐ形でアフランシの専用機となっている。 小説版では一時的にアフランシからメッサー・メットへと正式搭乗者が変更となるが、彼が後に鹵獲したブロン・テクスターへの乗り換えを選んだことで元に戻った。 機体性能の高さとアフランシがシャアから受け継いだ操縦技術が組み合わさり、メタトロンの主戦力として強さを見せた。 最終決戦では、小説版もラジオドラマ版も内容こそ違うがどちらも多数のマハの機体を一騎当千と言わんばかりに撃墜するという無双を展開した。 小説版では最終的にアフランシの逃亡を手助けした末にアイリッシュ海に投棄されるが、その展開が起きていないラジオドラマ版での末路は不明。 *《立体化》 現時点では[[ガンプラ]]などの立体化は行われていないが、ビルドアップから[[ゾーリン・ソール]]や[[ガウッサ]]と共に1/220のガレージキットが発売されている。 *《余談》 -実は連載決定初期時には「ガイア・ギア」は機体や兵器シリーズを指す単語ではなく、「&bold(){かつてのモビルスーツに相当する言葉}」とされていた。&br()つまりは初期設定におけるガイア・ギアは本編で言うマン・マシーンに相当する概念の予定だったことが読み取れる。&br()この設定はなかったことになったと思われるが、小説版における「人型機械の最先端メカニズムの総称」という解説がその名残かもしれない。&br()&br() -ガイア・ギアという作品の複雑な事情からガイア・ギアαはガンダムシリーズの関連作に露出する機会は現時点では殆どないが、カトキハジメのガンダムシリーズを扱う画集『GUNDAM FIX』では歴代ガンダムシリーズの主役機と同様の扱いで登場している。&br()&br() -シャアのクローンが主人公の作品の主役機としてはシャアを象徴する赤色の要素が全くないが、これはあくまでもシャアとアフランシが別の存在であることを機体で強調していると評されることがある。&br()まあシャアもクワトロを名乗っていた時代には[[赤色じゃない機体>百式(MS)]]を愛機にしていたことがあるが…。 #center(){&bold(){&color(red){わたしが追記・修正者だ……}}} #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #areaedit() - 小説の挿絵で、飛行形態のまま武装を地面にずらっと並べて駐機してるイラストがメッチャかっこよかったのを覚えてる -- 名無しさん (2021-10-23 20:43:50) - そしてGセイバーへ……繋がることはなかったか。 -- 名無しさん (2021-10-23 22:18:19) - シャアの意識に関してはUCより先駆けなんだな -- 名無しさん (2021-10-23 22:21:33) - 明確な描写こそなかったけど、ラジオドラマ版だと最後は多分マザー・メタトロンからの爆撃で木っ端微塵だったんだろうな -- 名無しさん (2021-10-24 01:35:30) - 無限にアップデート可能なんて夢のようだ -- 名無しさん (2023-05-28 10:16:01) #comment(striction) #areaedit(end) }
&font(#6495ED){登録日}:2021/10/23 Sat 19:59:23 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 8 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- #center(){&sizex(5){&bold(){&color(springgreen){このマン・マシーン…ガイア・ギアに乗ったせいかな…。}}}} #center(){&sizex(5){&bold(){&color(springgreen){シャアと一つになれたような気がする}}}} ガイア・ギアαとは、小説『[[ガイア・ギア]]』で登場したマン・マシーン(MM)。パイロットは主人公のアフランシ・シャアを初めとするメタトロンのメンバー。 *《諸元》 名称:ガイア・ギアα 型式番号:α000-0001 所属:[[ズィー・ジオン・オーガニゼーション/メタトロン]] 建造:ズィー・ジオン・オーガニゼーション/メタトロン 生産形態:[[試作機]] 頭頂高:20.9m 全高:22.7m 本体重量:31.8t 全備重量:50.2t ジェネレーター出力:14,460kw(3220kw×2+4010kw×2) スラスター推進力:128,000kg(18100kg×2+45900kg×2) センサー有効半径:27,000m 装甲材質:ガンダリウム・コンポジット *《機体解説》 「シャア存続計画」を企むズィー・ジオン・オーガニゼーションが極秘裏に開発したMM。 最先端メカニズムの総称として製造されており、その1号機となるはずだったが結果として唯一の機体となった。 機体名は「&bold(){&color(blue,springgreen){地球という大地(=ガイア)と宇宙・地球の生命を繋ぐもの(=ギア)}}」という命名者の理想が込められている。 作中では、機体の存在意義を想像したアフランシに対して&bold(){&color(red){[[シャア・アズナブル]]の意識が自分が命名者だと訴える}}描写が存在する。 ここから察するに、開発には故人であるはずのシャアが関係している可能性が示唆されているが…? 機体の外観は白色が基本の機体カラーとガンダムタイプを連想させながらもガンダムとは異なるツインアイのフェイスが特徴的。 人型兵器としては[[宇宙世紀>宇宙世紀(ガンダムシリーズ)]]0100年代以降は見かけにくくなった[[可変機]]となっており、人型形態を「PHASE1」、可変時の飛行形態を「PHASE2」として区分する。 機体の各部は可動フレームで接続することでユニットとして機能するモジュール構造で設計されており、機体の優れた可変性を保持している。 基本的に可変機は機体構造の都合で整備性が劣るということが問題点となるが、ガイア・ギアαのモジュール構造はむしろ点検や部品交換に優れているという特徴がある。 また、元々高速戦闘を想定した機体なので変形しなくてもマッハ3レベルの音速飛行は可能。 飛行形態である「フライング・フォーム」は、この状態に変形しておけばオプションなしで大気圏突入や大気圏離脱が行える。 これは機体に新素材や新型熱交換器を導入したことによって実現した成果である。 大気圏内での飛行性能の強化と引き換えに戦闘力は多少低下するが、小説版では最終決戦時にこの状態で戦闘した際に発生させたミノフスキーバリアが電磁波やミノフスキー粒子と衝突したことで発光現象が生じて「&bold(){&color(gold){光の鳥}}」と表現される姿を見せた。 フライング・フォームを形成するバック・ブロックはミノフスキー・フライトの性能低下と引き換えに切り離しが可能であり、これが小説版の戦闘では大きく発揮されることになる。 デザインを担当した伊東守によると「PHASE3」に相当する航空機と人型の中間的な可変形態が存在し、ラジオドラマ版3巻の『スペシャルブックレットVol.3』にてその姿が確認できる。 背中部分に可変を実現するためのウイングバインダー式のVG翼(可変後退翼)が組み込まれており、大気圏内での飛行性能や巡航距離性能を高めている。 VG翼には各1基の大出力熱核反応エンジンを装備し、ミノフスキークラフトによる推進力とIフィールド制御を援助する。 VG翼に留まらず機体の両脚にも大出力熱核反応エンジンを取り付けたことで、結果として現時点の歴代宇宙世紀シリーズの人型兵器としては最高レベルの出力を実現した。 エンジンによる大出力が実弾兵器にも効果のあるIフィールドバリアーの展開を可能とする。 ミノフスキークラフト能力と高推力エンジンが組み合わさった事により、自力での衛星軌道への突入が可能なほどの移動性能を得た。 コックピットの特徴としては、機体が大量発生させているミノフスキー粒子を利用して「浮かんでいる」ことでパイロットを衝撃から保護するという特性も持つ。 全天周囲モニター方式を採用しているが、視界前面の下半分のみは風防ガラスによって直接外部を確認する方式になっている。 コックピット周辺のフレームには[[サイコフレーム]]方式のサイコミュシステムが採用された。 これによってパイロットがサイコミュが採用された専用のヘルメットを通じることで、操縦時の意識を直接駆動系に伝えることでレスポンスの向上と[[脳波コントロールの操作>ラフレシア(MA)]]を実現。 武装にファンネル兵器が搭載されていることもあって、パイロットが[[ニュータイプ>ニュータイプ(ガンダムシリーズ)]]でないとガイア・ギアαの真価は発揮できないとも言える。 「&bold(){究極の万能兵器}」を目指した火器管制システムを司るFCSコンピューター・ユニットは、&bold(){&color(red){補給の問題を無視すれば実質的に無限の容量と拡張性を持つ}}。 1つの機体に欲張りな要求をした結果ではあるが、何でもありな兵装のバリエーションから多様な局面に柔軟な対応が可能。 サイコミュシステムと大容量FCSの併用により、ガイア・ギアαの兵装の多様性は無限と化している。 このようにガイア・ギアαは超高性能な能力を獲得したが、それと引き換えに莫大な製造コストが必要となってしまった。 しかも高性能を引き出すには優れたパイロットも必要となる設計だったため、限定されたパイロットのための例外的な超高級機という立場になった。 [[後継機]]なども予定されていたようだが、メタトロンが地球連邦軍に吸収されて解体したために計画は実現されることはなかった。 そのため、本機から派生した兵器は超高級路線を見直した[[量産機]]のガイヤスのみとなっており、こちらはガイア・ギアのシリーズに属する機体ではない。 *《武装》 **ハイパー・メガ・ランチャー 過去に使われていたメガ・ビーム・ランチャーが携行兵器として小型化された。 **ビームガン 両腰の部分に[[装備]]されたビーム砲。小口径に反する高い威力を誇っていることが特徴。 フライング・フォームの際には機首下部に位置することになり、主砲となる。 **[[ビームライフル]] 宇宙世紀の起動兵器においては基本的な射撃装備。カートリッジ式。 **[[ビームサーベル>ビームサーベル(ガンダムシリーズ)]] 宇宙世紀の起動兵器においては基本的な近接戦闘用の装備。フライング・フォームではバリアーとして機能する。 **サンド・バレル 宇宙世紀0200年代の起動兵器では対MM用兵器としてよく採用される散弾。 **ボンバーポッド 両肩の突起に各種[[ミサイル]]を搭載可能で、作戦の内容によって中身を換装できる。 **[[ファンネル>ファンネル(ガンダムシリーズ)]] ファンネルコンテナに6基搭載されている。フライング・フォーム時にも使用可能。 **ミノフスキー・バリアー/ビーム・バリアー ガイア・ギアαにおける防御網。過去には第五世代MSにおいて採用されていることが確認されている。 機体の大出力によって発生しているミノフスキー粒子を利用したIフィールドであり、必要に応じて局所的に縮退させて粒子の質量の一部をエネルギーへと変換させて攻撃を防ぐ。 ビーム兵器に対して高い防御効果を発揮するが、実体兵器の攻撃も無効化する。 **その他 -&bold(){ロケット弾} -&bold(){榴弾} -&bold(){徹甲弾} -&bold(){多目的ランチャー} -&bold(){20mmガトリング砲} -&bold(){サブミニュッション} -&bold(){ECM/ECCMポッド} -&bold(){4連装ロケットランチャー} -&bold(){ASM(空対地/艦ミサイル)} -&bold(){ハイパーバズーカ}     *《バリエーション》 **ガイア・ギアα試験機 性能評価用に2機が製作された所謂プロトタイプ的な実験機。 トランスフォーム・デモンストレーターとして位置づけられており、フライング・フォームの[[テスト]]を行っている。 試験機の時点では頭部にハイメガキャノンを採用する予定だったが、実際には搭載されていないことから察するに見送られた模様。 この試験機の最大の特徴は機体デザインであり、機体カラーが[[かつての伝説>RX-78-2ガンダム]]を連想させるトリコロールカラーになっていることだろう。 頭部もガイア・ギアαよりも[[ガンダムタイプ>ガンダムタイプ・モビルスーツ]]に限りなく近づいたフェイスとなっている。 ガイア・ギア本編ではガンダムタイプは出てこないが、ガイア・ギアαがガンダムタイプを強く意識していることが読み取れる設定である。 **ガイア・ギア雷電 『VIEW OF THE MANMACHINE』にて掲載。ガイア・ギアαの大気圏内での戦闘能力を向上させた派生機。 人型時よりも飛行形態時の性能向上に重点が置かれており、ステルス技術を応用したことで隠密性に優れているようだ。 大気圏脱出の際にはミノフスキースラスト・ブースターを装着するようだが、具体的にどのようなオプションなのか不明(ミノフスキー・フライトの発展型とも考えられるが…)。 *《劇中での活躍》 小説版・ラジオドラマ版共通でアフランシの相棒機及び主人公機として[[マハ>マハ/マンハンティング部局(ガンダムシリーズ)]]との[[戦争]]を戦い抜いた。 ただし、最初からアフランシの[[専用機]]だった訳ではなく、メタトロンのメンバー(小説版:ケラン・ミード、ラジオドラマ版:ジョー・スレン)から受け継ぐ形でアフランシの専用機となっている。 小説版では一時的にアフランシからメッサー・メットへと正式搭乗者が変更となるが、彼が後に鹵獲したブロン・テクスターへの乗り換えを選んだことで元に戻った。 機体性能の高さとアフランシがシャアから受け継いだ操縦技術が組み合わさり、メタトロンの主戦力として強さを見せた。 最終決戦では、小説版もラジオドラマ版も内容こそ違うがどちらも多数のマハの機体を一騎当千と言わんばかりに撃墜するという無双を展開した。 小説版では最終的にアフランシの逃亡を手助けした末にアイリッシュ海に投棄されるが、その展開が起きていないラジオドラマ版での末路は不明。 *《立体化》 現時点では[[ガンプラ]]などの立体化は行われていないが、ビルドアップから[[ゾーリン・ソール]]や[[ガウッサ]]と共に1/220のガレージキットが発売されている。 *《余談》 -実は連載決定初期時には「ガイア・ギア」は機体や兵器シリーズを指す単語ではなく、「&bold(){かつてのモビルスーツに相当する言葉}」とされていた。&br()つまりは初期設定におけるガイア・ギアは本編で言うマン・マシーンに相当する概念の予定だったことが読み取れる。&br()この設定はなかったことになったと思われるが、小説版における「人型機械の最先端メカニズムの総称」という解説がその名残かもしれない。&br()&br() -ガイア・ギアという作品の複雑な事情からガイア・ギアαはガンダムシリーズの関連作に露出する機会は現時点では殆どないが、カトキハジメのガンダムシリーズを扱う画集『GUNDAM FIX』では歴代ガンダムシリーズの主役機と同様の扱いで登場している。&br()&br() -シャアのクローンが主人公の作品の主役機としてはシャアを象徴する赤色の要素が全くないが、これはあくまでもシャアとアフランシが別の存在であることを機体で強調していると評されることがある。&br()まあシャアもクワトロを名乗っていた時代には[[赤色じゃない機体>百式(MS)]]を愛機にしていたことがあるが…。 #center(){&bold(){&color(red){わたしが追記・修正者だ……}}} #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #areaedit() - 小説の挿絵で、飛行形態のまま武装を地面にずらっと並べて駐機してるイラストがメッチャかっこよかったのを覚えてる -- 名無しさん (2021-10-23 20:43:50) - そしてGセイバーへ……繋がることはなかったか。 -- 名無しさん (2021-10-23 22:18:19) - シャアの意識に関してはUCより先駆けなんだな -- 名無しさん (2021-10-23 22:21:33) - 明確な描写こそなかったけど、ラジオドラマ版だと最後は多分マザー・メタトロンからの爆撃で木っ端微塵だったんだろうな -- 名無しさん (2021-10-24 01:35:30) - 無限にアップデート可能なんて夢のようだ -- 名無しさん (2023-05-28 10:16:01) #comment(striction) #areaedit(end) }

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