ID-F86(星のカービィ)

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#setpagename( ) &br()&br()&br() ---- &bold(){いかがでしたか?&br()[[アニヲタWiki]]の項目見学ドリームツアー!&br()&br()それでは最後に、ゲーム『[[星のカービィ ディスカバリー]]』の&font(u,#ff0000){核心となるネタバレ}「ID-F86」について ご紹介します。} #center(){[[こうかいしませんね?]] } #center()&bold(){それでは ご覧ください!} #center(){ |BGCOLOR(#000):&font(15,b,#0f0){&br()言語設定… オート…&br()認証システム… 作動…&br()認証中…… 認証中……&br()&br()&br()入館コードを承認。&br()&space(1)館内ナビゲーションを 再起動します。&br()&BR()}| } #center(){ |BGCOLOR(#000):&font(15,b,#0f0){&br()いかがでしたか?&br()科学研究所「ラボ・ディスカバール」の ドキドキ発見ドリームツアー!&br()それでは最後に、究極の生命体「ID-F86」について ご紹介します。&br()&br()&space(1)ID-F86は この惑星に飛来して以来、&br()多くの原生種に対し 侵略活動を 続けて来ました。&br()危険性を憂慮した 研究対策チームは その対象を捕獲。&br()&br()&space(1)以来、当研究所にて ID-F86の持つ 空間転移能力の 研究開発が始まり、&br()&space(1)今、我々が手にしている 惑星間ワープ技術の 基礎となるのです!&br()&br()&br()しかし、研究開発から30年…&br()あの歴史的な ワープ実験事故が発生します。&br()&br()&space(1)事故により 体内から分離した別個体は 施設外へ脱走。&br()&space(1)現在もまだ、見つかっておりません。&br()&br()&br()&space(1)その後、ID-F86は 再び活動を再開する事なく&br()今もここ、ラボ・ディスカバールの最上階にある エターナルカプセルにて&br()永久保存されているのです。&br()&br()&br()&sizex(6){それでは ご覧ください!&br()究極の生命体、ID-F86です!}&br()&BR()}| } #div(height=12px){&sizex(6){&bold(){[[ID-F86>ID-F86(星のカービィ)]]}}} ---- &font(#6495ED){登録日}:2022/04/01 Fri 00:07:25 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 35 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- ID-F86とは、ゲーム『[[星のカービィ ディスカバリー]]』の[[最終ボス>ラスボス]]である。 #openclose(show=●目次){ #contents() } *◆概要 ---- [[カービィ]]達が吸い込まれるより遥か昔、まだ先住民が生息していた時代に物語の舞台となる「新世界」を侵略しに降り立った宇宙生物である。 [[ナゾのうず>異空間(星のカービィ)]]を作り出し空間を転移する能力や生き物を吸収し同化する能力などを持ち、惑星の原生種たちへの侵略活動を行っていたが、これを危険視した「ラボ・ディスカバール」の研究対策チームによって捕獲され、空間転移能力の研究材料にされていた。「ID-F86」という名は彼らに付けられた識別番号。 研究開始から30年後、実験中の事故により別個体ID-F87が分離し逃走するトラブルが発生し((この関係性から「86」が年号の類を由来としない通し番号と考えると、F85以前の識別番号を持つ実験生物もいると思われるが、そのことについては作中では一切触れられていない。))、結果としてID-F86は完全に活動を停止。エターナルカプセルに封じられ、見学ツアーの目玉として見世物にされていた。 いつしか、ID-F86の研究によって空間転移技術を我が物とした住民達は、手狭となった母星を捨てて宇宙に旅立っていった。 しかしID-F86はカプセルの中に置き去りにされ、眠り続けていた……。 *◆本編の活躍 ---- #blockquote(){ #center(){&font(b){ある日、飛らいした ID-F86により 多くの原生種が&br()おそわれた。その そしのため ID-F86をほかく。&br()そして かれの能力の 研究がはじまる。夢の技術をえた&br()人びとは、手ぜまになってきた この星から 飛び立つ。&br()目ざめぬ ID-F86は、まるで大きな 忘れものだ。}} } #right(){&sizex(2){ガチャルポンVol.4『侵略種 フェクト・フォルガ(幼体)』}} 物語の最終盤、ステージ6「レッドガル禁足地」の火山頂上に佇む研究施設、ステージ7「ラボ・ディスカバール」にて存在と共にその姿が明らかになる。 エターナルカプセルに封じられており、[[エフィリン>エフィリン(星のカービィ)]]と胎児を混ぜ合わせたような外見をしている。右耳の欠けたエフィリンとは逆に左耳がただれているのが特徴。 別個体……ID-F87「フェクト・エフィリン」が分離した影響で、カプセル外では姿を保てないほど弱体化している。 しかしそこは侵略種、周囲のアニマルにテレパシーを送り「人類と同じように新世界に旅立つ」という野心を植え付け、自身の復活のために利用していた。 そのため&b(){実質的な[[ビースト軍団>ビースト軍団(星のカービィ)]]の真の首領}とも言えなくもない。 ビースト軍団にエフィリンを捜索させつつ、不安定になった空間転移能力で繋がった先の[[生き物>ワドルディ]]を捕らえさせ、奴隷同然の扱いでエネルギーを生産させていた。 しかし、新たな奴隷達に加えてカービィも呼び寄せてしまったのが運の尽き、ビースト軍団は次々と撃退され、ついにはリーダーの[[レオンガルフ]]までも倒されてしまう。 #center(){&font(b){&color(#800080,#99ffdf){おのれェ…&br()あれは一体、なんダ…?&br()&br()あまたの 空間カラ&br()つかエルモノを 引きヨセタガ…&br()あんな ジャマモノガ まざってイタトハ…&br()&br()マァ ヨィ…&br()モハヤ… サクを ネルノモ メンドウダ…&br()&br()&sizex(5){&font(#ff0000,#99ffdf){スベテ 喰ロウテ クレヨウ…!}}}}} **◇侵略種 &color(hotpink,#99ffdf){フェクト・フォルガ} #blockquote(){ #center(){&font(b){エフィリンを うしなった 侵略種は、 エターナル &br()カプセルの中で 夢をみながら 強い思念波をはなち&br()アニマルたちを 少しずつ コントロールしていった。&br()その体は カプセルの外では いじ できなくなっていき、&br()多くの エネルギーを ひつようとしていた。}} } #right(){&sizex(2){ガチャルポンVol.4『侵略種 フェクト・フォルガ』}} レオンガルフの敗北を受け業を煮やしたか、ID-F86は&bold(){&color(ghostwhite,blue){不気味な青い眼}}を見開き、カプセルを破壊。 ドロドロに溶けながらも、レオンガルフと駆け付けたビースト軍団を残らず取り込み、第2形態に変化した。 見た目は&bold(){[[表面に同化されたビースト軍団の顔が蠢く>イズマエル]]巨大な青いスライム。}((表面に確認出来るビーストはレオンガルフ、ガルルフィ、ラビルー、クロコガブル、ポイズンゲロム、ディグー、ガブルネーク4体は確実。あともう一つ顔があるが、恐らくワイルドフロストかバルンマイスターと思われる。また、バッファルホーン、バーナードは顔こそ存在しないもののレオンガルフ部分にパーツが浮き出ている。これ以外にもムービー内ではムッキースとゲンシガルルフィが取り込まれている)) その異様な姿は[[バイオハザードシリーズ]]に[[出ていても違和感が無く思えるほど>G(バイオハザード)]]で((ちなみに、フェクト・フォルガが破って出てくる扉に書かれた文字をよく見ると「BIOLOGICAL HAZARD」と書かれているのが分かる。また、ゼネラルディレクター熊崎信也の個人ブログには好きなボスとしてG1~5形態が挙げられている。))、カービィシリーズ屈指のおぞましさを誇る、本作最大のトラウマ要素。&s(){[[すっげえキモいデザインだな!>トッコリ(星のカービィ)]]} この形態で初めてカービィと直接対峙することになる。 攻撃は以下の二つ。 ・&bold(){捕食行為} 中央にあるレオンガルフの顔で噛みついてくる。 スクロールが止まって顔が移動したら、その直線上に飛んでくる。 ・&bold(){増殖行為} 体の一部を三つ分離して投げてくる。 着弾地点に残留し、触れるとダメージを受ける。 %%にしても技名がどちらも直球すぎる。%% 戦闘は通路を埋め尽くすサイズのフェクト・フォルガがカービィを追い続ける、強制スクロールステージとなっている。 開始直後、または定期的に高速で走り、カービィのダッシュよりも若干早いため下手な距離だとじわじわ追いつかれていく。 技だけでなくフェクト・フォルガに触れてもダメージは受けるが、飲み込まれても即死ではないのでご安心を。 戦闘中はホットヘッド、サーキブル、バーナードが定期的に現れてファイア、カッター、レンジャーをコピーすることもできる。 7匹目のコピー能力キャラが登場した後は強制スクロールが止まるが、やっぱり[[こいつ>HR-H/HR-E]]のような即死の心配はなく、攻撃も捕食行為のみになる。 初見のインパクトこそ凄まじいもののゲームのボスとしては良心的な難易度に設定されている。 戦闘BGMは&bold(){「追獣」}。こちらの不安を煽り立てる不気味なメロディーが耳に残る。曲名も「追う獣」とも「無理矢理追従させられている」とも受け取れる秀逸なネーミングである。 ちなみに、本作のボス曲の中で唯一の石川淳氏の作曲である。 攻撃そのものは単調で回避もしやすいが、これはあくまで前座。 体力を削り切ると、形態を維持できなくなり崩れ始めたフェクト・フォルガは触手での攻撃を開始。 カービィは素早くかわすが、エフィリンが捕らわれ飲み込まれてしまう。 丸い球体となり飛んで行ったID-F86の後を追いかけ、カービィがラボ屋上のヘリポートに登ると…… **◇完全体 &color(#85f5e6,#ff7f50){フェクト・エフィリス} #blockquote(){ #center(){&font(b){かれの 侵略の野心の中に のこされた、小さな&br()はく愛の心が ぶんりして エフィリンが生まれた。&br()その結果、 空間転移能力は 不安定となり、暴走した&br()ナゾのうずが 各地で発生した。 完全体となった&br()かれは、また 次の星への侵略を たくらんでいた。}} } #right(){&sizex(2){ガチャルポンVol.4『完全体 フェクト・エフィリス』}} そこには禍々しくも神々しい、エフィリンに似た姿の完全体、その名もフェクト・エフィリスが佇んでいた。 新世界とエフィリンを救うため、カービィは最後の戦いに挑む。 戦闘BGMは&bold(){「[[いつしか双星はロッシュ限界へ]]」}。作曲は[[安藤浩和]]氏。 女声コーラスが印象的な、前作の『組曲:星羅征く旅人』に近しい神々しさのあるBGMとなっている。 また、戦闘展開に合わせた楽章分けは今回も行われているが、[[破神エンデ・ニル]]と違いシーンごと形態変化は行わない為、体力が一定以下になるごとに楽章が進行していくという形式になっている。前半、中間、後半の全3楽章。 詳細は個別項目を参照。 行動順はほぼランダム。しかも時折背景の空高くまで飛び上がって攻撃が当たらなくなることが多々あり、かのヴォルゲロムを若干アクティブにした感じ。 柱に高く登ったキャロラインすら撃てるレンジャー能力でもこの間のエフィリスには当たらない。加えて行動パターン間の動きが早く、星型弾を遠くから撃つと逃げられることが多い。 これらの性質から、タイムアタックを突き詰める場合はどうしても運ゲーと付き合うこととなる。&font(#ff0000,u){&font(#ffffff){後述の強化版も同様。}} 攻撃パターンに関しては以下の通り。 なお、技名については攻略本「星のカービィ ディスカバリー かんぺきサポートガイド」で公表されており、[[近年のラスボス>星の夢]][[の例に漏れず>破神エンデ・ニル]]ある一つのテーマに沿っている。今回は天文学や宇宙工学由来の用語が多め。 ・&bold(){軌道性パルサー} 無数の槍状のオーラを頭上に出現させ、カービィ目掛けて連続で飛ばす。 基本的には空高くから撃ってくるが、体力が減ると地上でも繰り出してくるほか、1発目に紛れて地上に移動することもある。 地上ではオーラを射出しながら槍での攻撃を行って来る。 パルサーとはパルス状の可視光線、電波、X線を発する天体のこと。フェクト・エフィリスを天体、槍のオーラを光線や電波に見立てているものと思われる。 ・&bold(){アンタレス・メテオ} 空中からカービィ目掛けて突進する。 攻撃後は地面に槍が刺さり隙が生まれ、吸い込める星も大量に発生する。緊急回避からのカウンターが刺さる。 アンタレスはさそり座を構成する、一際輝く赤い星。フェクト・エフィリスが持つ槍もアンタレスという名前である。 ちなみに、アンタレスそのものの名前の由来は、ギリシャ語で「火星に比類する・似た輝きを持つ星」という意味。&font(#0000ff,u){&font(#ffffff){そして、『スターリーワールド』に登場した同族のジェネル・メフィリスの持つ槍は「アーレス」である。}} ・&bold(){グリーンフラッシュ} 槍を構えカービィ目掛けて突進する。 単発のパターンと連続で行うパターンがあるが、いずれも直後に必ず切り払いを行う。 グリーンフラッシュは、沈む直前もしくは昇った直後の太陽が一瞬だけ緑色に見えるレア現象。緊急回避の刹那を表しているのだろうか。 ・&bold(){ムーン/フルムーン} その場で槍を横薙ぎに切り払う。2~4回連続で繰り返す。 緊急回避で避けるのに失敗すると高い確率で次段に引っかかるので、慣れるまではホバリングで回避するのが吉。 名前の由来は言わずもがな。 ・&bold(){アンタレス・ベルト} [[エンデ・ニル>破神エンデ・ニル]]第三形態の「憤怒の斧」に似た技。飛翔し槍を引き摺るように地面を斬りつける。 槍が引き摺られた後の地面にはダメージゾーンが残る他、通過後はわずかに風が発生しエフィリス側に引き寄せられる。 たまに左右へずらしてくるフェイントが混ざる。 尚、バトルフィールド近傍には鉄骨の台座とアンテナの装飾があるが、この技がそれに直撃すると&bold(){真っ二つとなって崩壊する}様子が見られる。 ・&bold(){カイパーベルト・ウェーブ} これまたエンデ・ニルの「愛の槍」に似た技で、地面に開いた異空間ロードを介して、頭上から無数の槍を突き立てる。 その刺さった槍からも衝撃波が広がるという二段構え。 フェクト・エフィリス本体はこの間足が止まるため攻撃のチャンス。 カイパーベルトは、海王星軌道よりも外側にある、氷状の小天体で構成された円盤状の帯のこと。エッジワース・カイパーベルトとも呼ばれる。衝撃波をこれに見立てているのだろうか。 体力が40%以下になると空を異空間に塗り替え、新たな行動パターンが解禁される。 ・&bold(){スペースデブリ/フェルミパラドックス・アンサー} 異空間ロードを開き無数の隕石を降り注がせる。第2形態へ移行した直後は必ずこの攻撃を行う。 攻撃回数は一定ではなく3回だけだったり、6回だったりでマチマチ。着弾地点には影ができるので回避の目安にできる。 最後に撃つ事がある隕石は戦闘エリア(ヘリポート)の大部分を埋め尽くすほど巨大でド迫力。 巨大隕石はアイスのガードすら貫通するので、着弾地点の影から急いで離れるべし。 さらに体力が減少すると、隕石による攻撃に紛れて空中突進(アンタレス・メテオ)をかましてくるようにもなる。 スペースデブリは意味もなく地球の衛星軌道を周回する人工物、転じて使われなくなった人工衛星のこと。[[フェルミパラドックス>フェルミのパラドックス]]は、素朴に考えれば地球外の星間文明が存在する可能性が高いであろうにもかかわらず、それらとの接触の証拠が全くないことを指している。 よく見るとこの隕石、&bold(){ビルか何かの残骸を固めたかのような見た目}をしており、「スペースデブリ」という名前にも納得である。 そして、後者の技名や演出から考えると&bold(){この隕石群は新世界とは別の星から引っ張ってきた瓦礫}と見て間違いないだろう。 技名の「アンサー」の意味合いは「異星の文明同士が出会えないのは、出会う前に自分が滅ぼしているからだ」とでもいったところか。 ・&bold(){ゲノムリペアーズ} カービィボスとしては珍しい自己回復技。3体に分身し光の輪を収束させ回復するが、回復量はパターンが繰り返されるたびに減っていく。 光が収束しきるまでは回復分が体力バーに水色で表示され、&font(l){[[別シリーズの誰かさんのように>ダークサムス(メトロイドプライム)]]}本体をぶん殴って回復分を削り切れれば、回復を止めた上で追加ダメージをも与えることができる。 本体は必ず光の輪の収束点におり、分身には影がないので落ち着いて観察すれば判別は容易。 なお、この光の輪には攻撃判定があるので、あえて止めない場合でもジャンプかホバリングで輪を避けよう。 厄介な点として、撃破ギリギリの体力で分身を使用するとエフィリスの防御力が高い状態となり、水色ゲージを削りにくくなる。 こうなったら[[コピー>コピー能力(星のカービィ ディスカバリー)]]によってはどうあがいても回復を阻止できなくなるので、なるべく削って回復量を減らすしかない。 技名を意訳すれば「遺伝子の修復」で、天文学とは無関係な命名である((ちなみに、エフィリス自身のデザインには遺伝子モチーフの物が多い。具体的には、槍・顔にある角・睫毛が挙げられる。))。 ・&bold(){ソル} 遠距離から地面にもダメージ判定が残るビームをカービィを追うように長い間撃ち続け、最後に小規模な爆発を起こす。 被弾すると&bold(){フェルミパラドックス・アンサー同様に連続ヒットし大ダメージ。} 技名は太陽のラテン語読みから。 体力ゲージをミリまで減らすと、エフィリンが光の球体として背中に浮かび上がる。 これにドームほおばりを行い、念力で飛ばしてきた槍が届く前に引き剥がすことでようやく倒すことができる。 なお、引き剥がしきれなかった場合や、ほおばらずに一定時間が経過した場合は微量回復されたうえで仕切り直しとなる。 エフィリンが分離したことで完全体を維持できなくなり、再び肉体が溶け始めるが…… **◇結末 #center(){ &bold(){&color(#85f5e6){とてつもない力だ!&br()どこにあんな力が残って…?}} &bold(){&color(#85f5e6){カービィ、どうしたの!?}} &bold(){&color(#85f5e6){えっ!?あれが…}} &bold(){&color(#85f5e6){カービィたちの星、&br()[[&color(orange){ポップスター}>ポップスター(星のカービィ)]]だって!?}} } 最後のあがきとして上空に特大の異空間ロードを開き、&b(){[[ポップスターそのものをまるごと>アクシズ(ガンダムシリーズ)]]}&b(){[[新世界にぶつけようとしてくる。>セーファ・セフィロス]]} 時空を超えていきなり大接近させられた星の引力を受け、周辺一帯の瓦礫や建造物がポップスターに向かって次々と浮かび上がってゆき、 ポップスター側も新世界からの引力によって地表の一部が引き剥がされ、見覚えのある地形の断片が隕石のように降り注いでくる。 惑星が衝突する前から徐々に破壊されつつある光景は、その距離が&b(){ロッシュ限界を超えようとしている}ことを意味していた…。 そんな中、カービィは偶然近くに飛ばされてきた[[%%オプティマス・プライム%%>OPTIMUS PRIME/オプティマス・プライム]]モンスタートレーラーをほおばり、2つの世界を救うべくダッシュ全開で走り始める。 この時のBGMは&bold(){「無敵にGOODBYE NEW WORLD!」}。 なんとブロックボール以来となる、キャンディ使用時以外での無敵キャンディの新規アレンジ曲。もう負ける気がしない! 崩壊して浮かび上がったビル群を足場に、降り注ぐポップスターの欠片を打ち砕き、エフィリスの思念から生まれた黒いビーストも轢き倒しながら爆走し、エフィリスの元を目指すカービィ。 ミスって落下しても即死にはならないので安心。&s(){雰囲気はぶち壊しになるが} エフィリスも瓦礫を召喚して目前に迫るカービィを一度は退けるが、エフィリンがカービィにエネルギーを注ぎ込み形成は再度逆転。 レバガチャでの押し合いの末、エフィリンの力を纏ったモンスタートレーラー……カービィの全力の体当たりを受け、光の中に消滅した。 エフィリスの消滅後、なおもポップスターを引き寄せ続けていた異空間ロードもエフィリンの決死の行動により閉ざされたことで2つの世界に平和が戻り、吸収されていたビースト軍団も無事が確認された((後述の説明文を踏まえると全員が完全に無事なのかはちょっと怪しいが。))。 &b(){………ただ一頭、レオンガルフを除いて。} *◆絶島ドリーミー・フォルガ ---- ストーリークリア後のEXステージ。行方不明となったレオンガルフの匂いがする、という異空間ロードの先に繋がっていた、無数の島が浮遊するサイケデリックな色彩の空間。 名称と「エフィリスに取り込まれていた時にいた場所に似ている」というエフィリンの台詞から、この領域はID-F86の精神世界に類すると思われる。 カービィとエフィリンはレオンガルフを救うため、この世界を冒険し散らばった彼のソウル((フィギュアの説明文によれば、彼のソウルはID-F86に抵抗を続けた為、依代とするのに不都合ということで追い出されたとのこと。))を集めることになる。 ソウルの数はワドルディと同じく全部で300個。エリアごとに散らばったソウルを全て集めるとエフィリンが教えてくれる。 一定数以上のソウル((250/300以上。2つ前のステージまでに手に入るソウルは249個のため、必ずすべてのステージを巡る必要がある。))を集めると最終ステージが解禁されレオンガルフを救出できるようになる。 しかし、復活したレオンガルフは突然苦しみ始め……。 **◇憑依獣 &color(orange,black){レオン・フォルガ} #blockquote(){ #center(){&font(b){ソウルとなった ID-F86は、ドリーミー・フォルガの&br()はてから 反げきすべく、 思念のビーストたちを&br()生み出し、自身は レオンガルフの体に とりつく。&br()ただ、かれの 中に残るソウルは ていこうを続け、&br()カービィの こうげきにより 正体が あらわになった。}} } #right(){&sizex(2){ガチャルポンVol.4『憑依獣 レオン・フォルガ』}} 肉体が滅び思念のみとなってもID-F86は生き延びており、再起を図るべく精神世界の絶島に潜み、レオンガルフの肉体を乗っ取ろうとしていた。 レオンガルフの抵抗を受けながらも彼の体を無理矢理操り、カービィに襲いかかる。 初戦はレオンガルフのEX版に相当し、獣王レオンガルフの後半戦と同じ攻撃を繰り出す。 体力ゲージを削り切るとID-F86の思念が浮かび上がった後にレオンガルフの顔が闇に覆われ攻撃が激化した第2形態となる。 更に体力が半減するとレオン・フォルガから思念が分離し、思念も同時に攻撃を行ってくる。&s(){スタンドかな?} 初見だと勘違いしやすいが、&b(){ID-F86の思念は無敵}。 両者の猛攻を躱しつつレオン・フォルガを叩くしかないという、厳しい戦いを強いられる。 ・&bold(){ソウルキャノンボール} レオン・フォルガに追従した思念がカービィ目掛けて光の球を1発撃ち出す。 地面に着弾すると衝撃波が発生するという嫌なおまけつき。 ・&bold(){ソウルクラッシュ} レオン・フォルガからワープで離れた思念が自身を中心にドーム状の衝撃波を発生させる。 フィールドの半分以上を覆うほど巨大な上に、内側にも当たり判定がある。 一度食らうと多段ヒットで大ダメージを受けてしまうので、思念がカービィの近くにワープしてきたら急いで遠くまで離れよう。 思念の攻撃自体はこの二種類だけだが、とにかくレオンガルフとの同時攻撃が厄介。思念が現れた位置をよく見て、どこへ逃げれば安全か瞬時に判断する必要がある。 特に多い被弾ケースは「レオンガルフの攻撃をジャスト回避→キャノンボールの衝撃波で硬直狩り」という流れだろう。 パターン化が非常に難しく場面ごとのアドリブ力が試されるという、アクションゲームにおける厄介なタイプ筆頭の強敵。 **◇思念獣 &color(#85f5e6){ソウル・フォルガ} レオン・フォルガが敗れると、ID-F86は彼の体を捨てフェクト・フォルガ(幼体)の姿から緑色に染まったソウル形態へと変貌。 触手を展開し、カービィに襲いかかる!! ……と思いきや、そこへ一羽の赤い蝶が飛来する。 その蝶はソウル・フォルガの鼻先に止まったかと思うと、次の瞬間には&bold(){ID-F86の身体を炎状に分解して吸収し、「夢啜る極蝶 [[バルフレイナイト]]」が降臨。} ビースト軍団を始めとする多数の者を洗脳や吸収で利用してきたID-F86は、自身もまた[[極蝶再臨の素材>ギャラクティックナイト]]にされるという因果応報にしてあまりに呆気ない最期を迎えた。 ID-F86を吸収した影響か、バルフレイナイトの使用する技「極楽冥獣」が、フェクト・フォルガ(幼体)の姿になった「極楽念獣」へと変貌している。 しかしバルフレイナイト撃破後、散りゆく蝶の中から何かの影が飛び去っており……? *◆TheアルティメットカップZ ---- というわけで、ID-F86との本当の決着はバルフレイナイト撃破後に[[コロシアム>格闘王への道(星のカービィ)]]で挑めるようになる&bold(){「TheアルティメットカップZ」}まで持ち越し。 絶島ドリーミー・フォルガに登場した幻バージョンの強化ボス達やレオン・フォルガ、バルフレイナイト、絶島に姿を見せなかったメタナイト・幻まで揃う強敵達との連戦を乗り越えたその果ての最終戦にて、さらなる変貌を遂げた侵略種と相まみえることとなる。 **◇魂沌新種 &color(red,lavender){カオス・エフィリス} コロシアムの最高難度「TheアルティメットカップZ」最終戦の相手となる裏ボス。 思念獣ソウル・フォルガが、ID-F86の犠牲者達のソウルや、夢見鳥の力をも飲み込み混ざり合い生まれた新種の脅威。体色は吸収したバルフレイナイトの意匠か赤と白色に染まり、より不気味な風貌になっている。 夢見鳥を介し、片割れのエフィリンがいなくとも完全体の姿を維持できるようになったようだ。 しかし、あまりに強大な力を一気にその身に受けた代償か、攻略本曰く「破壊衝動で動いており、感情はあまり残っていない」。目もドス黒く濁っており、唯一光る赤いハイライトも極小のものとなっている。 BGMは本編と同じ「いつしか双星はロッシュ限界へ」だが、戦闘中は前半楽章のみとなっている。必然的に流れる時間が長くなるため、1ループを通じて聞けることも多くなっている。 ・&bold(){ムーン/フルムーン} フェクト・エフィリスのものより威力とスピードがわずかに増加。 また、テレポートを織り交ぜながら行うようにもなった。 ・&bold(){アンタレス・ベルト} 接近時のスローが消え、超高速で突っ込んでくるように。 ・&bold(){軌道性パルサー/集積性パルサー} 威力とスピードが増加。 またカービィを囲んで一斉に放つパターン、地面スレスレを飛ぶためジャンプやホバリングでないと避けにくいパターンが追加された。 地面スレスレを飛ぶパターンはエンデ・ニル第三形態の虹の弓に似た軌道を描く。 ・&bold(){ローゼンブリッジ・エッジ(連続突撃)} グリーンフラッシュの強化版で、マホロア ソウルの「ワープホールアタック」を彷彿とさせる攻撃。 カービィを取り囲むように異空間ロードを発生させ、連続で突進する。 ローゼンブリッジ……正式名称「アインシュタイン・ローゼン・ブリッジ」は、[[ブラックホール]]と、その出口とされるホワイトホールを繋ぐトンネルのこと。ワームホールとも呼ばれる。 ・&bold(){ハーフムーン} 槍を横薙ぎに大きく振り斬撃を飛ばす。 二連版と三連版が有り、三連版は下述のジオ・ストームに連携する。 %%ミルキーロードの某星は関係ない%% ・&bold(){カイパーベルト・ウェーブ} カービィを取り囲むような配置から一直線上に並ぶような配置に変化(実はストーリーモードでもやるが、後半戦で長引かないと見れない)。 発生した衝撃波は完全に消えるまでダメージ判定があり、更に足元の異空間ゲートにも攻撃判定があるので深追いすると危険。 ・&bold(){ジオ・ストーム} ハーフムーン三連版から連続して放って来る。 バルフレイナイト同様の赤い竜巻を複数発生させる。 バルフレイナイトと違いガード可能。 ジオ・ストームは磁気嵐という、太陽フレアなどにより地磁気の乱れる現象のこと。 体力を削っていくと以下の技を使い始める。 ・&bold(){シューメーカーレヴィズ} スペースデブリの強化版で、通常と同じく着弾地点には影ができるが、凄まじい速度で飛んでくるため、影を見てから逃げても間に合わない。 更に着弾と同時に衝撃波が発生する。 ただ、ランダム行動である都合上この技を見る機会はなかなか無い。タイムアタックを突き詰めるなら尚更。 技名の由来は1994年に木星に衝突した彗星、シューメーカー・レヴィ第9彗星。この出来事が起きて以降、地球への隕石衝突が現実的な問題として取り上げられるようになった。それにしても隕石をぶつける気マンマンな技名である。 ・&bold(){ジャイアント・インパクト} パターン変化直後の確定行動。 &b(){巨大な幻影を出現させて、そのまま槍で薙ぎ払うド迫力な大技}。さらに本体も軌道性パルサーを放ってくる。 ……とはいえ槍本体には&b(){ガード削りが存在しない}上、&bold(){ホバリングやジャンプで回避できる}という穴がある。 ぶっちゃけ見掛け倒しのパフォーマンスタイム。油断せず回避しながら呼吸を整えたい。 攻撃終了と同時に空中突進で戻ってくるので、そちらもきちんとかわそう。 「隕石が太古の地球にぶつかって月となった」という、ジャイアントインパクト説が技名の由来。 ・&bold(){ゲノムリペアーズ} 数が5体に増加。影があるのが本体なのは変わらず。 ・&bold(){メーザー・III/メーザー・X(ビーム)} 異空間ロード目掛けてビームを撃ち、ステージを挟み込むように並んだ異空間ロードから連続で射出する、これまた[[マホロア ソウル>マホロア(星のカービィ)]]のマホロア砲を彷彿とさせる攻撃。 四方に異空間ゲートを配置して格子状に放ってくるパターンもある。 前兆として光のラインが出現する。 メーザーはマイクロ波を発生する装置のこと。 撃破すると体力が僅かに残り、背中から空っぽの球体が露出。((球体をほおばり中のみ、戦闘BGMの中間楽章が流れる。))。そのまま動かなくなるので、本編同様球体を分離させることになる。 なお、従来作とは違い、クリア後のタイムアタックの側面を持つモードなのにこのレバガチャパートがカットされていないのはわりと珍しい演出。 &s(){なのでTA勢のコントローラーのスティックに結構ダメージを与える。TAガチ勢は浮き上がった槍が動き出すまでに終わらせる} 空っぽの球体をほおばり、分離させると…… #center(){&sizex(5){&font(b,#f00,#000){それではご覧ください}}} #right(){&sizex(3){&font(b,#f00,#000){それではご覧ください}}} #left(){&sizex(1){&font(b,#f00,#000){それでは}}} #center(){&font(i,#f00,#000){言語設定…オート…}} #right(){&sizex(2){&font(b,#f00,#000){それではご覧ください}}} #center(){&sizex(5){&font(b,#f00,#000){いかがでしたか?}}} #left(){&sizex(5){&font(b,#f00,#000){イカガデシタカ?}}} #center(){&sizex(1){&font(b,#f00,#000){ID-F86です!}}} #right(){&sizex(1){&font(b,#f00,#000){それでは}}} #center(){&sizex(5){&font(b,#f00,#000){ID-F86です!}}} **◇魂沌新種 &color(lavender,crimson){カオス・エフィリス}(第2形態) 外縁が闇色と血のような赤で淀んだような光り輝く球体。今までの本体がバラバラに分解され、無数の赤黒い球体状のビットとなって周囲に展開する。 BGMが一時的に絶島ドリーミー・フォルガの最終ステージ「フォルガトゥン・ランド」のボス戦前エリアと同じ環境音BGM&bold(){「時ドキ残響エターナルツアーアー」}((一見誤字に見えるが、原文ママである))に。ナレーションが狂ったように響き続けるがこれはSEであり、ワドライブでは聴くことが出来ない((フォルガトゥン・ランドで流れる際はナレーションあり。カオス・エフィリスと対決する前の控室でも流れるが、こちらはワドライブ同様ナレーション無し。))。 この空間がID-F86の精神世界だとすれば、見世物にされている間に延々と聞かされ続けていたであろうこのナレーションが、ID-F86にとって極めて根深いトラウマとして木霊し続けているのも無理のない話である。 ・&bold(){ソレデハご覧ください} [[マルク>マルク(星のカービィ)]]初出の「ブラックホール」を踏襲した初見殺し技。初手でいきなり放ってくる。 しかも吸引力が従来に比べてやや強めで、スピードアップバフがない場合、逆方向へ走り続けてもかなりギリギリまで追い詰められる。 一方でマルクと異なり吸い込みの中心が本体である為、発動中でもボム・カッターなどの飛び道具ならダメージを与えられるという特異性も。 ニードルの「トゲを展開している間は強風に流されない」という性質はこの技にも有効。焦燥感溢れるはずのこの技でも安心してやり過ごせる。 前述のとおり、第2形態とのバトル開始時はナレーションが鳴り響くため、&bold(){それと同時に必ず技名通り「それではご覧ください!」のボイスと共にブラックホールを展開してくる。}トラウマレベル。 ……ちなみに、上述通り彼(?)の技名は基本天文学の単語から採られている。カービィボスの技名としてあまりに馴染み深いためうっかり忘れがちだが&bold(){『ブラックホール』もれっきとした天文学用語であり}、規則に照らせば命名はそのまま「ブラックホール」でもよかったはず。 それを捻じ曲げてまで冠された技名がこれである辺り、彼の受け続けてきた苦痛がうかがい知れる。 もしくはここまで来てようやく自身の苦しみを吐露し始めたと言うべきか。 ・&bold(){ダブル・ダブルスター/プラネタリウム・ドリームツアー} ビットからレーザービームを撃つ。 2つのビットからカービィを狙って交差射撃する「ダブル・ダブルスター」と、無数のビットから無作為に回転しながら撃ち続ける「プラネタリウム・ドリームツアー」の2パターン存在。 ダブル・ダブルスターはロックオンがかなり正確で、フィールド中のどこにいても的確に狙いを定めてくる。ジャスト回避で対処しろと言わんばかりの技。 シンプルな見た目の割に被弾した時のダメージは以降の大技に次ぐ重さであり、この狙い撃ち連発がブラックホールに次ぐ初見殺し要因でもある。 ダブル・ダブルスターは2組の二重星からなる「こと座イプシロン星」の別名である。二重星は、2つの星が地球から見てほぼ同じ方向にあり、肉眼ではこれらが重なって1つに見えている物を指す。 //『ダブルスターは「連星」とも呼ばれ』との記述があったが、double starは重星(連星と見かけの重星の双方を含む用語)である。ちなみに、連星は binary star。 プラネタリウム・ドリームツアーは見た目は派手だが、動きが直線的なので軌道が読みやすい。弾幕を掻い潜って接近できればこちらも攻撃のチャンス。 ちなみにタイムアタックでこの技を出される前に倒すのが大方の目標とされていたり。 なお、このビットは吸い込んだり、破壊したりすることが可能で、技の途中で破壊するとそのビットからはビームを撃たなくなる(時間経過でビットは復活する) ビットは大量に密集しているため一度に吸い込んで大型星型弾を作りやすく、今作の大型星型弾は比較的威力が高いので覚えておくと便利かも。 巻き込み攻撃も有効で、スワロトルネイドやクリスタルニードルでは巻き込みから投げにつなげることで特大ダメージを与えられる。 ただし、一定以上のビットを破壊するとビーム攻撃が中断され、即座に次の攻撃に移るので欲張ると危険。 ・&bold(){ブレーザーカッター} [[ソウル系ラスボス>○○ソウル(星のカービィ)]]おなじみの技「シューター カッター」を踏襲した技。 星の夢の「フェイト・ハート」のような瞬間移動を挟んだ後放つ(セクトニアよろしく最後だけ2連続)が、3D化に伴い水平方向に6枚のカッターを放つ技になっている。 カッターは水平方向に飛ぶため、ホバリングで悠々回避できる。 ちなみに、射出されたカッターは吸い込んでコピーできる。 ブレーザーは、銀河の中心で光速のプラズマを放つ「ブレーザー天体」から取られている。この中心にブラックホールが存在するのだ。 そして苛烈な攻撃に対処しつつ、体力をある程度削ると…… ・&bold(){&color(#F54738){デッドリーサン・グレーザー}} [[ドロシア ソウル>ドロシア(星のカービィ)]]からの伝統「デッドリーサン」の踏襲にして、カオス・エフィリス最大の大技。マルクや星の夢のように分裂はせず、本体が炎のオーラを纏い太陽のようになって3発放つ。 1発目は浮遊する巨大な隕石を砕くデモンストレーションであり、攻撃は2発目・3発目。 まずは砕かれた岩がフィールド中に大量落下してくる。第1形態の隕石のように落下地点に影ができるので、それが目印になる。 次に本体が突進してくるが、巨大な火球がフィールド全体を長めに薙ぎ払うのでホバリングでも緊急回避でも絶対に避けられずガードも効かない。 しかも攻撃の当たり判定が本体部分とオーラ部分で個々に存在しており、場所が悪いと2段ヒットしてしまうことも。 さらに威力も凄まじく、2発両方当たってしまうとワイルドモードの体力の8割近く喰らってしまう。 地上に安全地帯は存在しないが、直前の攻撃で降ってきた&u(){岩の一部が階段状に積み重なって残る}ので、それを登れば安全地帯でホバリングできる。 ただ、カメラ位置によっては階段を上手く登れない事も……。 なお、階段は一番上まで登らなくても上から二段目まで登ればホバリングでかわせる高さであり、一番上ならタイミングよくその場ジャンプでも可。 ボスの喰らい判定自体も巨大化して残っており、上級者ならカウンターを差し込むことも出来る。 技名は、太陽を掠めるように通る彗星、サングレーザーから取られている。彗星のようにフィールドを通過するのはエフィリスだが、そのエフィリス自体は太陽のごとき姿と質量という、少々元ネタからのアレンジが激しめの技。単語からのイメージや連想を優先した名付けかも知れない。 前作『スターアライズ』でも見られた、本体が巨大な一つの火球の姿になる様は、『鏡の大迷宮』ラスボスのダークマインド第2形態を彷彿とさせる。 そして、デッドリーサン・グレーザーの発動と同時にナレーションは聞こえなくなり、BGMは改めて「いつしか双星はロッシュ限界へ」の後半楽章に戻る。 炎を纏うタイミング、岩を破壊するタイミング共にBGMにピッタリ合わせているこの演出は多くのプレイヤーから好評を得ている。 その後の使用時はデモンストレーションを見せることなく、本命の攻撃である「岩石降らし→突撃」を2発分繰り返してくる。 ・&bold(){[[インパクトポンド>バウンド ポンド]]} こちらもドロシア ソウルの技、「バウンド ポンド」を踏襲した技。大きく飛び跳ねて着地時に特大の衝撃波を放つが、カービィを狙って来るわけではない&衝撃波には円周を回る雷がくっついてジャンプを邪魔しているので逆に普通には回避がしづらい。 ただ、着地場所はある程度決まっているし他の技も重なってこないので、緊急回避で衝撃波の内側に抜けてしまうのが無難。カウンターにも繋げやすく、大きなチャンスとなる。 つまり、回避をマスターしていれば決して怖い攻撃ではない。ただし勢い余って本体に突っ込むとダメージなので焦らず回避方向とタイミングを見定めること。 ・&bold(){スプラッシュロッシュ} やはりドロシア ソウルの技、「スプラッシュラッシュ」を踏襲した技。無数の流体に分裂して降り注いでくるが、今までとは打って変わってカービィの現在地目掛けて凄い勢いで降り注いでくる。 歴代のそれのような色鮮やかな攻撃ではなく、血飛沫のような赤黒い液体が重い音を響かせながら降り注ぐのはインパクトが強いが、普通に走り回れば当たることはない。 ただし&b(){うっかりガードしようものなら普通に食らうよりも速く死ねる}。 全体的に「ソウル」の元祖と言えるドロシアソウル由来の技が多い。ソウルシリーズおなじみの技を3Dアクション用に再設計したと見ることもでき、シリーズファンであるほど「3Dになったらこうなるのか!」と新鮮さを味わえるだろう。 ……初見では楽しんでる暇などまずないが。 **◇真の結末 荒れ狂う猛撃を捌かれカービィに敗れたカオス・エフィリスは、今度こそ完全崩壊。 眩い光を放ちながら弾け飛んだ後、小さな光の塊となってエフィリンのもとに落ちてくる。 エフィリンもまたそれを受け入れ、分かたれていた存在は再び1つになった。 酷く歪んでいた空間も元通りになり、晴れ渡った青空の下で、カービィ達は喜びを分かち合うのだった。 #blockquote(){ #center(){&font(b){夢見鳥と 原生種たちの 数多のソウルが 混ざり、&br()&ruby(カオス){魂沌}の新種が生まれた。だが その暴走する&ruby(カオス){魂沌}も&br()ついには やぶれ、カービィのキセキの力に よって&br()小さな光へと 生まれ変わる。光は 消えることなく&br()エフィリンの元へと だきとめられ、そして…&br()1つに、なった。}} } #right(){&sizex(2){ガチャルポンVol.4『魂沌新種 カオス・エフィリス』}} #openclose(show=別の意味で怖い話){ なんとこのカオス・エフィリス、よりにもよって&font(b,red){増殖バグ}が発見されている。 第二形態以降でハンマーバグなど((デッドリーサン・グレーザーの4段積みの瓦礫からホバリングすることでもフィールドを脱出してしまえるので、実はどのコピー能力でもOK。))で強引にフィールドを出入りすると、&b(){第一形態が再召喚されてしまう}という現象で、言うまでもなく最速での再現に必要なコピー能力が&b(){ハンマー系}と普通にタイムアタック筆頭格の能力であり、暇を持て余したプレイヤーはタイムアタックの合間にハンマージャンプバグでエフィリスを増殖させるという、別の意味での「魂沌」を齎すのだった…… ムービー中はカービィは無敵だがエフィリスの動きは止まらないため、&b(){青空の中で暴れ回るカオス・エフィリス}というシュールな絵面も見れる。 やろうと思えば3体、4体と増やすことも出来るがやりすぎるとデッドリーサン・グレーザーを避ける暇がなくなったり、プラネタリウム・ドリームツアーが某弾幕STGも真っ青の濃さになったりと収拾がつかなくなる上、&b(){スイッチ本体に多大な負荷がかかり}、&font(b,red){ゲームが強制終了する}危険性も孕んでいるため、実行の際は自己責任で。 幸いハンマージャンプバグは意図しないとまず起こらないので、通常攻略でハンマーを持ち込んで不利になるなんてことにはならないので安心して戦おう。 なお、現状上がっている最高記録は&b(){7体}。 &font(l){敵を増やして自分の首を絞めるのは[[どこかで見たことがあるような……>ダークメタナイト]]} なお、Switch2版では&bold(){ハンマーバグ及び増幅バグがどちらも修正され、不可能となっている。} } #openclose(show=『スターリーワールド』のネタバレ注意){ &size(1){.} 2025年に発売された&bold(){[[星のカービィ ディスカバリー Nintendo Switch 2 Edition+スターリーワールド>スターリーワールド(星のカービィ ディスカバリー)]]}では、「侵略&bold(){種}」の別名通り、種族として存在しており同種の別個体も存在することが判明。 追加されたストーリーではジェネル・メフィリスがラスボスとして立ち塞がり、それを撃破するとアルティメットカップに新たなる難易度&bold(){「Z EX」}が追加。 こちらも全12戦&bold(){?}であり、戦うボスも中ボス以外は全員一緒だが、その実&bold(){行動パターンが大幅に強化}されており難易度はかなり上がっている。特にレオン・フォルガとバルフレイナイトの改修は凄まじく、変わっていないガワに騙されて大苦戦したプレイヤーは数多い。 ただし肝心のカオス・エフィリス戦はジェネル・メフィリスに差し替えられており、最終戦は彼で終わりとなる。 #center(){&b(){&sizex(6){な、なんと… さらなる バトルが まっていましたー!}}} #center(){&b(){&sizex(6){この星の うんめいをにぎる、 さいごの戦いだー!!}}} &bold(){……なんてことはなく}、メフィリスを倒すとなんと&bold(){&color(red){真 最終戦}}が出現。再びカオス・エフィリスと戦うこととなる。 とはいえ、 ・12戦&bold(){?}という曖昧な表記 ・バルフレイナイト撃破後の例のシーンがそのまま残っている ・メフィリス戦でタイマーも表示されたまま ……といった要素から、歴代プレイヤーならメフィリスの時点で&bold(){「これはまだ終わらない」}とある程度察しがつくようにはなっている。 &bold(){「果たしてどれほどの魔改造が為されているのか」}という恐怖も同じくだろうが。 EXな死闘を乗り越え、再び彼のもとへと向かうと、やはり上空から現れる。この時点での姿自体はカオス・エフィリスと変わらず。 しかし、その手にはメフィリスの槍「アーレス」が握られており…… #center(){&b(){&sizex(6){&color(white,#00ffff){魂沌神種}}}} #center(){&b(){&sizex(7){&color(red,lavender){カオス・エフィリス}}}} 容姿こそほとんど変わらない(身体の下に結晶のビットを携えているくらい)ものの、&color(white,#00ffff){神種}となったことで&bold(){&color(#00ffff,black){攻撃は大幅に強化されており非常に強くなっている。}} もはやシリーズで定番となりつつある「強化版ラスボスの強化版」という立ち位置で、人によるだろうがその難易度は&bold(){WiiDXの強化版マホロアソウルに負けず劣らず}と評する声も多いほどの苛烈さ。 結晶にはメフィリス同様&bold(){拘束効果がある}ため、食らったら急いでレバガチャで脱出しよう。 戦闘bgmは&bold(){「いつしか双星はロッシュ限界へ(Starry ver.)」}。 新たに男声コーラスが追加され、ただならぬ緊張感をよそってくる。 ・&bold(){結晶発射(仮)} 開幕からいきなり、遠景にいる際に&bold(){後ろにある結晶をミサイルの如く自機狙いで真っ直ぐ飛ばしてくる。} 食らうと当然拘束されて連続ダメージを受けるのでひたすら逃げるべし。 ・&bold(){軌道性パルサー/集積性パルサー} 行動こそ変わらないが、その隙を埋めるように結晶を飛ばしてくる。 ・&bold(){ムーン/フルムーン} 斬り終わりの際に結晶を飛ばしてくる。地面に付いた結晶はトゲ結晶に変わる。 ・&bold(){グリーンフラッシュ/ローゼンブリッジ・エッジ} 4つの結晶を槍に纏わせてから行うようになり、拘束効果が追加された。 ・&bold(){メーザー・III/メーザー・X} 通常とは違い見当違いな場所に放ってくる……と思いきや&bold(){じわじわと動く}ようになった。その様はまるでダークマインドのレーザーのよう。 十字に放つパターンはどことなく[[リストラ・ショック>プレジデント・ハルトマン(星のカービィ)]]を思わせる。 ・&bold(){アーレス・ベルト(仮)} スローがないのはもとより、槍を2つ複製して&bold(){3列}で突っ込んでくる。 もちろん通り道にトゲ結晶が生えるおまけ付き。 ・&bold(){アーレス・メテオ(仮)} そうして行動範囲を狭めた後にすぐさま突っ込んでくる。緊急回避でないとまず避けれない。 ・&bold(){トゲ結晶生やし(仮)} 槍から出した光でトゲ結晶を生やす。当然行動範囲は狭まる。 後半になるとトゲ結晶を列になるように生やした上で結晶を飛ばしてくる。 ・&bold(){結晶弾幕(仮)} 後半から解禁。 ワープホールを複数出して結晶を大量に飛ばしてくる。3回目になると全方位から放ってくる。 物量は凄まじく多く、もはや弾幕ゲー。 ・&bold(){ゲノムリペアーズ} 分身の数は変わらないが結晶による妨害が追加されている。 ・&bold(){フェルミパラドックス・アンサー} トゲ結晶を生やした後にワープホールから隕石を飛ばし、最後に巨大な隕石を飛ばしてくる。 が、それだけでなく&bold(){もう1つ結晶付きの隕石も飛ばして隕石同士を衝突}させ、その破片をばらまかせる。 ・&bold(){ジャイアント・インパクト} 幻影の数が2体に増加し、幻影の攻撃前にトゲ結晶の生成を行うように。 撃破するとこれまたコアが現れ、引っこ抜くとやはり第二形態戦が始まる。 #center(){&b(){&sizex(6){&color(#00ffff,crimson){カオス・エフィリス 第二形態}}}} 外見が微妙に変わっており、&color(#00ffff){コアの内部}に&color(#0000ff){青い光}が灯っている他、コアを中心として鮮やかな結晶の欠片をまとっている。コア内部から零れ落ちているのかもしれない。 こちらの攻撃パターンも当然猛烈に強化され、よりカービィを殺しにかかってくる。 ・&bold(){ビースト軍団生成(仮)} 身体から固体を出し、&bold(){なんと赤黒いビースト軍団を生成。} この間上に陣取るため攻撃を当てるのは難しく、非常に高い防御力補正も併せ持っている。 ・ゴルルムンバ…ふりおろし3連 ・キャロライン…ハンティング(急降下+衝撃波) ・アルマパラパ…コロガ・パラパ(突進) ・レオンガルフ…豹変のサイコドリーミーガルフ、四肢の牙音 後半からはレオンガルフ&bold(){3連発}等の複数体生成してくるパターンもあり。 ・&bold(){ダブル・ダブルスター} ビットからビームを飛ばして結晶を生成し、そこにビームを発射して全方位に拡散させる。 予告線が出てから攻撃判定発生までが早いため、素早く隙間に入って回避しよう。 後半からは4連続で自機狙いをしてくる。 ・&bold(){プラネタリウム・ドリームツアー} 最初に下から上に向かって薙ぎ払うように2連続でビームを放ち、2回目はトゲ結晶を生やす。 その後に通常のものを放つが、当然結晶が残っているのでかなり動きにくい。 ・&bold(){ソレデハご覧ください} ブラックホールだが、&bold(){なんと途中で場所移動をする。}ついでにもといた場所から全方位にビーム。 そのため、ただ逃げていると場所が丸被りして吸い込まれる……なんてこともある。 吸い込み→ビームを3セット必ず行うまでHPを一定値まで削っても後半に移行しないため、タイムアタックでは敢えてダブル・ダブルスターで攻撃を仕掛けずにこの技を待つ戦法が確立されつつある。 ・&bold(){ブレーザーカッター} 星誕ニルの3回目のような移動しながらの連射に。縦→横→フィールド1周の3回。 後半はフィールド外周にトゲ結晶をびっしり生やした上で射出するパターンが追加。 結晶に当たったカッターは反射するため挙動が読みにくく、そもそもの数と合わせて思わぬ被弾の原因になりやすい。 ・&bold(){&color(#F54738){デッドリーサン・グレーザー}} 後半から解禁。 まず最初のデモンストレーションは一緒で、上で隕石を破壊してかけらを落としてくる。 だが、そこに落ちてきた結晶付きの隕石から&bold(){スターリーフラワーが生えてくる}ので、それを破壊すると&bold(){柱が生成される。} その後カービィに向かって突進……はせずに画面奥に鎮座。 何やら光を放ち始め…… ・&bold(){&color(#F54738){日食攻撃(仮)}} &bold(){&color(white,#F54738){凄まじい光量で地上を照らし、ものすごい熱量を放つ。}} 生成した柱の影にいないと、&bold(){熱ダメージによる凄まじい頻度のスリップダメージを受けてしまう。} しかも&bold(){向こうは徐々に移動する}上、&bold(){同じ柱に居座っていると途中で柱が破壊される}罠もある。 そして万一ガードしてしまえば&bold(){はるかぜモードかつライフアップで体力を2倍にしていても一瞬で消し飛ばされることとなる。} …とまあ非常に複雑な攻撃だが、猶予期間は長めなため観察眼さえあれば初見で凌ぐ事も不可能ではない。 日食攻撃といえば[[星のカービィ2]]の&bold(){[[Mr.シャイン&Mr.ブライト]]}が先に行っており、まさかのラスボスの技に抜擢された。 なお、従来の体当たりも2回目以降は使用してくる。こちらも回避にはスターリーフラワーで生成される柱が必要。 ・&bold(){ビット生成(仮)} 身体から3色の目玉付きビットを4つ放ち、攻撃させる。 ビットは攻撃を受けると&bold(){バチンッ!}とエフィリスに飛んでいきダメージを与えられる。 ただし時間経過ですぐに攻撃してくるため、すぐさま攻撃しないと跳ね返しづらい。 ・・青…頭上に移動して氷の結晶とともに急降下 ・・赤…ゆっくりと接近してから大爆発 ・・黄…上昇してから下に回転ビーム まさかの&bold(){[[ドロシア ソウル>ドロシア(星のカービィ)]]のパラ・マター召喚}を再現。 もちろん攻撃も跳ね返したときのSEも奴らそのまま。 ・&bold(){スプラッシュロッシュ} 自機狙いで降り注ぐのは一緒だが、&bold(){時折進路を塞ぐ形で狙いを変えてくる。} 画面をよく見れば弾の向きが変わるのが確認できるので、確認出来たらすぐさま切り返すべし。 相変わらず&bold(){被弾後の無敵無視の効果は無い}ので&bold(){狙いを変えたところを恐れてガードしてしまうと連続ガード削りの末に倒れる}のは強化前と同じ。 ・&bold(){インパクトポンド} &bold(){&sizex(5){&color(#3B4EF0){8つに増えました。}}}&s(){公式が&bold(){増殖バグ}を意識したかは不明} 流石に全て一斉に降ってくることはないが、時間差や2体同時に落ちてくる上&bold(){最後は超巨大化した個体が降ってくる}。 衝撃波には[[バルフレイナイト]]を彷彿とさせる赤い竜巻が追加されており、この竜巻はバルフレイナイト同様&bold(){回避でかわすことができない}。&s(){[[あの竜巻何回やっても避けれない>DWN.010 エアーマン]]} そのため、回避する際は竜巻がない箇所を通る必要がある。 ・&bold(){本当の結末} 混沌を極めたそれらの攻撃を捌き遂にトドメを刺すと、カオス・エフィリスは真の完全崩壊を迎える。崩壊途中の光球の中にはギャラクタルやスターリー達の姿も確認でき、槍を通じて彼らも取り込んでいたことがわかる。 淡い光と化した時、体内に取り込んでいたスターリー達も解放された。 残りのムービーは大体一緒だが、最後に&bold(){一筋の流星}が流れていった……。 ちなみに、アルティメットカップZ EXクリア後に貰えるフィギュアの説明文を見ると、エフィリスはメフィリスの&bold(){弟(妹?)}であることが明かされている。 メフィリスは「同胞&bold(){たち}の失態を察して飛来」したとのことで、エフィリス以外にも過去に侵略に失敗した同族がいたと思われる。 } *◆余談 ---- 概要の項で説明している通り、このID-F86は侵略を目的としてこの新世界に現れた異生物である。 だがその結果は見ての通りで、つまるところ彼は&b(){この新世界の住民に完膚なきまでに叩きのめされた}という事になる。 エフィリン脱走の時系列から考えるに、当初は完全体の姿で飛来した可能性が非常に高く、やはりその上で&b(){真っ向から敗北している。} そうして捕まった後は研究材料にされ、それが済んだと思ったら今度はツアー見学の見世物として扱われ、挙げ句の果てには能力を我が物とした住民から、エターナルカプセルに囚われた状態で放置される。 正に骨の髄までしゃぶり尽くさんとするレベルで玩具にされており、&b(){仮にもラスボスたるキャラが本編開始前にここまで完全な敗北を喫しているのは非常に珍しい。} よっぽど当時の新世界の人々の技術が優れていたのか、それとも単に慢心してドジを踏んだだけなのかは、明言されていないため不明。 一部のファンの間では、&b(){博愛の心が原因で動きが鈍くなった所を当時の新世界の人々に捕らえられた}と考察する声もある。 新世界の歴史を伝えるアナウンス(CV:[[高山みなみ]])も、この&b(){侵略種の飛来と経歴、捕獲に関してはサラッと流す}くせにその後の&b(){ワープ事故についてはやたら神妙なトーンでスピーチしており}、少なくともツアーの見世物として扱われた時代ではエフィリスの本来の脅威が忘れ去られていたのか、新世界の人々から軽視されていた事がうかがえる。 #openclose(show=『スターリーワールド』を踏まえると){ 追加されたEXフィギュアの解説によると、新世界には幾星霜の月日と言える周期で「大陸を沈める規模の流星が降る」という伝説が詩として伝えられていたという。 最初はただの夢物語としての認識だったものの、エフィリスの襲来と、近い将来さらにメフィリスが襲来するという研究開発チームの予測、そしてその後の調査で実際に沈んだ大陸が確認されたことにより、上記の伝説がおそらく事実であることが新世界の人々の間で判明。 さらに「WELCOME TO THE NEW WORLD!」や「TWINKLING STAR SHOWERS」などのNEICHELの楽曲、遊園地ワンダリアが&bold(){人々が安心して移住船に乗るよう煽動するプロパガンダ}として利用されていた可能性が示唆された。 それらを踏まえて考えてみると、エフィリスは&bold(){「『ディスカバリー』発売時点で推測されていたほど(新世界の人々に)軽視されてはいなかったのではないか?」}という考察も出来るようになった。 ドリームツアーにおける上記アナウンスも一般市民に「大した相手ではなかった」と誤認させる目的があったという推測もできる。あくまでひとつの考察に過ぎないが、明かされた設定を踏まえて想像を巡らせてみるのも面白いだろう。 またエフィリン自身から、彼の元になった良心がスターリーに包まれたことがきっかけで芽生えた可能性が示唆された他、NEICHELの歌声に惹かれて新世界の侵略を開始したことも明かされた。 } なお、この館内ナビゲーションに高山みなみを起用した理由についてはニンテンドードリームのインタビューで、聞き覚えのある声の方が最終局面で押し寄せる情報量によりインパクトを与えられる上に[[真相を語るイベントにふさわしい>江戸川コナン]]キャスティングであると語られている。 実在する言語で流れた設定的な理由は語られていないが、ファンの間では「カービィ達が扱う言語をラボのシステムが解析した」、「偶々ラボが存在していたかつての地域では実在する言語が使われていた」などの考察が出ている。 ちなみに館内ナビゲーションは日本語版だと&s(){ナックルジョー}高山みなみが担当しているが、他言語版ではそれぞれに異なる声優が起用されている。((スタッフロールのキャスト下部に数人分の名前がクレジットされており、この方々が他の言語版におけるナビゲーションボイスを担当しているのだと思われる)) ただ、日本版では日本語版のナビゲーションしか聞けないため、他言語によるナビゲーションを日本版のゲーム内で聞く事はできないが。 エフィリスは星型のゲートを開くことで異空間を転移しているが、新世界の住民はエフィリスから異空間転移技術を解析し、やがて新世界を飛び出している。 夢の技術と形容されるほどの高度な科学技術を持ち、[[星型の異空間ゲート>天かける船ローア(星のカービィWii)]]を使って空間を転移する。 果たして、[[新世界の住民の正体とは……?>ハルカンドラ]]((他にも、新世界関連のフィギュアの説明文にかの文明とされる星のステージと一致する名称が現れるなど、様々な考察要素がある。)) 『星のカービィWii デラックス』では、エフィリスの思念が作り出した絶島のBGMが、異空間を舞台にした「マホロアエピローグ 異空をかける旅人」で使用されるという形で異空間ロードとエフィリスの繋がりが示唆された。 英語でのフィギュア説明文ではエフィリンのような「He」でも、「She」でもなく「They」((いわゆる単数形のThey。性別を問わずに不特定の一人を指す場合や性別不明、あるいは男女でくくることができない・好まない人物に対する代名詞で、一人の人を指す場合は文法も単数として扱う。))と呼称されており、はっきりとした性別についてはボカされている。 &s(){そもそも[[「究極の生命体」に雌雄生殖が必要なのか>カーズ(ジョジョの奇妙な冒険)]]は置いといて} 名前の由来は非常に多くの意味が推測できる。 ・ID-F86……Fは「フェクト」および「フォルガ」の頭文字、そして「エフィリス」の名前の前半の「エフ」から、86は恐らく「HAL」のもじりと思われる。 ・フェクト・エフィリス……「フェクト」はスペイン語で完全という意味の「Fecto」及び英単語の「perfect」、「フォルガ」の名前は絶島のステージ名や本作の海外版タイトルから考えて「忘れられた」という意味の「Forgotten」から取られているものと思われる。「エフィリス」の名前の由来は勿論、生殖活動を止めさせて生態系を絶滅させるアンチナタリズムの思想「エフィリズム」からだろう。 また、研究開始して実験中の事故が発生したのが30年というのは[[星のカービィシリーズ]]が生誕30周年を迎えたことから由来している可能性が高い。 ちなみにフェクト・エフィリスの行動パターンは、実はストーリー上と「Theアルティメットカップ」で順序が微妙に異なっている。 技の性質は変わっていないのだが、コロシアムではフィールド外からの攻撃を手短に済ませる傾向があり、例えば開始直後の行動は軌道性パルサー2連続ではないし、後半戦のスペースデブリも数が少ない。 メタ的な話をすると、ストーリーそのままだとタイムアタックに影響を与えるくらい&s(){それこそ走者から恨み言吐かれてたぐらいに}多かった遅延行動を緩和するための調整なのだが、ラスボスとはいえこのような処置がされているケースはボスラッシュモードとしてもカービィシリーズとしても珍しい。 逆に、ストーリーモードを用いて個別にパターン練習をする、というのがフェクト・エフィリスに限り&bold(){不可能}なのが難点。 //ヴォルゲロムの反省自体はニルの時点で大体されていたのでカット #center(){ID-F86は この惑星に飛来して以来、多くの原生種に対し 侵略活動を 続けて来ました。 危険性を憂慮した 研究対策チームは その対象を捕獲。 以来、当研究所にて ID-F86の持つ 能力の 研究開発が始まり、 今、我々が手にしている 追記・修正技術の 基礎となるのです!} #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,100) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #lsd() #comment_num2(num=30) }
#setpagename( ) &br()&br()&br() ---- &bold(){いかがでしたか?&br()[[アニヲタWiki]]の項目見学ドリームツアー!&br()&br()それでは最後に、ゲーム『[[星のカービィ ディスカバリー]]』の&font(u,#ff0000){核心となるネタバレ}「ID-F86」について ご紹介します。} #center(){[[こうかいしませんね?]] } #center()&bold(){それでは ご覧ください!} #center(){ |BGCOLOR(#000):&font(15,b,#0f0){&br()言語設定… オート…&br()認証システム… 作動…&br()認証中…… 認証中……&br()&br()&br()入館コードを承認。&br()&space(1)館内ナビゲーションを 再起動します。&br()&BR()}| } #center(){ |BGCOLOR(#000):&font(15,b,#0f0){&br()いかがでしたか?&br()科学研究所「ラボ・ディスカバール」の ドキドキ発見ドリームツアー!&br()それでは最後に、究極の生命体「ID-F86」について ご紹介します。&br()&br()&space(1)ID-F86は この惑星に飛来して以来、&br()多くの原生種に対し 侵略活動を 続けて来ました。&br()危険性を憂慮した 研究対策チームは その対象を捕獲。&br()&br()&space(1)以来、当研究所にて ID-F86の持つ 空間転移能力の 研究開発が始まり、&br()&space(1)今、我々が手にしている 惑星間ワープ技術の 基礎となるのです!&br()&br()&br()しかし、研究開発から30年…&br()あの歴史的な ワープ実験事故が発生します。&br()&br()&space(1)事故により 体内から分離した別個体は 施設外へ脱走。&br()&space(1)現在もまだ、見つかっておりません。&br()&br()&br()&space(1)その後、ID-F86は 再び活動を再開する事なく&br()今もここ、ラボ・ディスカバールの最上階にある エターナルカプセルにて&br()永久保存されているのです。&br()&br()&br()&sizex(6){それでは ご覧ください!&br()究極の生命体、ID-F86です!}&br()&BR()}| } #div(height=12px){&sizex(6){&bold(){[[ID-F86>ID-F86(星のカービィ)]]}}} ---- &font(#6495ED){登録日}:2022/04/01 Fri 00:07:25 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 35 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- ID-F86とは、ゲーム『[[星のカービィ ディスカバリー]]』の[[最終ボス>ラスボス]]である。 #openclose(show=●目次){ #contents() } *◆概要 ---- [[カービィ]]達が吸い込まれるより遥か昔、まだ先住民が生息していた時代に物語の舞台となる「新世界」を侵略しに降り立った宇宙生物である。 [[ナゾのうず>異空間(星のカービィ)]]を作り出し空間を転移する能力や生き物を吸収し同化する能力などを持ち、惑星の原生種たちへの侵略活動を行っていたが、これを危険視した「ラボ・ディスカバール」の研究対策チームによって捕獲され、空間転移能力の研究材料にされていた。「ID-F86」という名は彼らに付けられた識別番号。 研究開始から30年後、実験中の事故により別個体ID-F87が分離し逃走するトラブルが発生し((この関係性から「86」が年号の類を由来としない通し番号と考えると、F85以前の識別番号を持つ実験生物もいると思われるが、そのことについては作中では一切触れられていない。))、結果としてID-F86は完全に活動を停止。エターナルカプセルに封じられ、見学ツアーの目玉として見世物にされていた。 いつしか、ID-F86の研究によって空間転移技術を我が物とした住民達は、手狭となった母星を捨てて宇宙に旅立っていった。 しかしID-F86はカプセルの中に置き去りにされ、眠り続けていた……。 *◆本編の活躍 ---- #blockquote(){ #center(){&font(b){ある日、飛らいした ID-F86により 多くの原生種が&br()おそわれた。その そしのため ID-F86をほかく。&br()そして かれの能力の 研究がはじまる。夢の技術をえた&br()人びとは、手ぜまになってきた この星から 飛び立つ。&br()目ざめぬ ID-F86は、まるで大きな 忘れものだ。}} } #right(){&sizex(2){ガチャルポンVol.4『侵略種 フェクト・フォルガ(幼体)』}} 物語の最終盤、ステージ6「レッドガル禁足地」の火山頂上に佇む研究施設、ステージ7「ラボ・ディスカバール」にて存在と共にその姿が明らかになる。 エターナルカプセルに封じられており、[[エフィリン>エフィリン(星のカービィ)]]と胎児を混ぜ合わせたような外見をしている。右耳の欠けたエフィリンとは逆に左耳がただれているのが特徴。 別個体……ID-F87「フェクト・エフィリン」が分離した影響で、カプセル外では姿を保てないほど弱体化している。 しかしそこは侵略種、周囲のアニマルにテレパシーを送り「人類と同じように新世界に旅立つ」という野心を植え付け、自身の復活のために利用していた。 そのため&b(){実質的な[[ビースト軍団>ビースト軍団(星のカービィ)]]の真の首領}とも言えなくもない。 ビースト軍団にエフィリンを捜索させつつ、不安定になった空間転移能力で繋がった先の[[生き物>ワドルディ]]を捕らえさせ、奴隷同然の扱いでエネルギーを生産させていた。 しかし、新たな奴隷達に加えてカービィも呼び寄せてしまったのが運の尽き、ビースト軍団は次々と撃退され、ついにはリーダーの[[レオンガルフ]]までも倒されてしまう。 #center(){&font(b){&color(#800080,#99ffdf){おのれェ…&br()あれは一体、なんダ…?&br()&br()あまたの 空間カラ&br()つかエルモノを 引きヨセタガ…&br()あんな ジャマモノガ まざってイタトハ…&br()&br()マァ ヨィ…&br()モハヤ… サクを ネルノモ メンドウダ…&br()&br()&sizex(5){&font(#ff0000,#99ffdf){スベテ 喰ロウテ クレヨウ…!}}}}} **◇侵略種 &color(hotpink,#99ffdf){フェクト・フォルガ} #blockquote(){ #center(){&font(b){エフィリンを うしなった 侵略種は、 エターナル &br()カプセルの中で 夢をみながら 強い思念波をはなち&br()アニマルたちを 少しずつ コントロールしていった。&br()その体は カプセルの外では いじ できなくなっていき、&br()多くの エネルギーを ひつようとしていた。}} } #right(){&sizex(2){ガチャルポンVol.4『侵略種 フェクト・フォルガ』}} レオンガルフの敗北を受け業を煮やしたか、ID-F86は&bold(){&color(ghostwhite,blue){不気味な青い眼}}を見開き、カプセルを破壊。 ドロドロに溶けながらも、レオンガルフと駆け付けたビースト軍団を残らず取り込み、第2形態に変化した。 見た目は&bold(){[[表面に同化されたビースト軍団の顔が蠢く>イズマエル]]巨大な青いスライム。}((表面に確認出来るビーストはレオンガルフ、ガルルフィ、ラビルー、クロコガブル、ポイズンゲロム、ディグー、ガブルネーク4体は確実。あともう一つ顔があるが、恐らくワイルドフロストかバルンマイスターと思われる。また、バッファルホーン、バーナードは顔こそ存在しないもののレオンガルフ部分にパーツが浮き出ている。これ以外にもムービー内ではムッキースとゲンシガルルフィが取り込まれている)) その異様な姿は[[バイオハザードシリーズ]]に[[出ていても違和感が無く思えるほど>G(バイオハザード)]]で((ちなみに、フェクト・フォルガが破って出てくる扉に書かれた文字をよく見ると「BIOLOGICAL HAZARD」と書かれているのが分かる。また、ゼネラルディレクター熊崎信也の個人ブログには好きなボスとしてG1~5形態が挙げられている。))、カービィシリーズ屈指のおぞましさを誇る、本作最大のトラウマ要素。&s(){[[すっげえキモいデザインだな!>トッコリ(星のカービィ)]]} この形態で初めてカービィと直接対峙することになる。 攻撃は以下の二つ。 ・&bold(){捕食行為} 中央にあるレオンガルフの顔で噛みついてくる。 スクロールが止まって顔が移動したら、その直線上に飛んでくる。 ・&bold(){増殖行為} 体の一部を三つ分離して投げてくる。 着弾地点に残留し、触れるとダメージを受ける。 %%にしても技名がどちらも直球すぎる。%% 戦闘は通路を埋め尽くすサイズのフェクト・フォルガがカービィを追い続ける、強制スクロールステージとなっている。 開始直後、または定期的に高速で走り、カービィのダッシュよりも若干早いため下手な距離だとじわじわ追いつかれていく。 技だけでなくフェクト・フォルガに触れてもダメージは受けるが、飲み込まれても即死ではないのでご安心を。 戦闘中はホットヘッド、サーキブル、バーナードが定期的に現れてファイア、カッター、レンジャーをコピーすることもできる。 7匹目のコピー能力キャラが登場した後は強制スクロールが止まるが、やっぱり[[こいつ>HR-H/HR-E]]のような即死の心配はなく、攻撃も捕食行為のみになる。 初見のインパクトこそ凄まじいもののゲームのボスとしては良心的な難易度に設定されている。 戦闘BGMは&bold(){「追獣」}。こちらの不安を煽り立てる不気味なメロディーが耳に残る。曲名も「追う獣」とも「無理矢理追従させられている」とも受け取れる秀逸なネーミングである。 ちなみに、本作のボス曲の中で唯一の石川淳氏の作曲である。 攻撃そのものは単調で回避もしやすいが、これはあくまで前座。 体力を削り切ると、形態を維持できなくなり崩れ始めたフェクト・フォルガは触手での攻撃を開始。 カービィは素早くかわすが、エフィリンが捕らわれ飲み込まれてしまう。 丸い球体となり飛んで行ったID-F86の後を追いかけ、カービィがラボ屋上のヘリポートに登ると…… **◇完全体 &color(#85f5e6,#ff7f50){フェクト・エフィリス} #blockquote(){ #center(){&font(b){かれの 侵略の野心の中に のこされた、小さな&br()はく愛の心が ぶんりして エフィリンが生まれた。&br()その結果、 空間転移能力は 不安定となり、暴走した&br()ナゾのうずが 各地で発生した。 完全体となった&br()かれは、また 次の星への侵略を たくらんでいた。}} } #right(){&sizex(2){ガチャルポンVol.4『完全体 フェクト・エフィリス』}} そこには禍々しくも神々しい、エフィリンに似た姿の完全体、その名もフェクト・エフィリスが佇んでいた。 新世界とエフィリンを救うため、カービィは最後の戦いに挑む。 戦闘BGMは&bold(){「[[いつしか双星はロッシュ限界へ]]」}。作曲は[[安藤浩和]]氏。 女声コーラスが印象的な、前作の『組曲:星羅征く旅人』に近しい神々しさのあるBGMとなっている。 また、戦闘展開に合わせた楽章分けは今回も行われているが、[[破神エンデ・ニル]]と違いシーンごと形態変化は行わない為、体力が一定以下になるごとに楽章が進行していくという形式になっている。前半、中間、後半の全3楽章。 詳細は個別項目を参照。 行動順はほぼランダム。しかも時折背景の空高くまで飛び上がって攻撃が当たらなくなることが多々あり、かのヴォルゲロムを若干アクティブにした感じ。 柱に高く登ったキャロラインすら撃てるレンジャー能力でもこの間のエフィリスには当たらない。加えて行動パターン間の動きが早く、星型弾を遠くから撃つと逃げられることが多い。 これらの性質から、タイムアタックを突き詰める場合はどうしても運ゲーと付き合うこととなる。&font(#ff0000,u){&font(#ffffff){後述の強化版も同様。}} 攻撃パターンに関しては以下の通り。 なお、技名については攻略本「星のカービィ ディスカバリー かんぺきサポートガイド」で公表されており、[[近年のラスボス>星の夢]][[の例に漏れず>破神エンデ・ニル]]ある一つのテーマに沿っている。今回は天文学や宇宙工学由来の用語が多め。 ・&bold(){軌道性パルサー} 無数の槍状のオーラを頭上に出現させ、カービィ目掛けて連続で飛ばす。 基本的には空高くから撃ってくるが、体力が減ると地上でも繰り出してくるほか、1発目に紛れて地上に移動することもある。 地上ではオーラを射出しながら槍での攻撃を行って来る。 パルサーとはパルス状の可視光線、電波、X線を発する天体のこと。フェクト・エフィリスを天体、槍のオーラを光線や電波に見立てているものと思われる。 ・&bold(){アンタレス・メテオ} 空中からカービィ目掛けて突進する。 攻撃後は地面に槍が刺さり隙が生まれ、吸い込める星も大量に発生する。緊急回避からのカウンターが刺さる。 アンタレスはさそり座を構成する、一際輝く赤い星。フェクト・エフィリスが持つ槍もアンタレスという名前である。 ちなみに、アンタレスそのものの名前の由来は、ギリシャ語で「火星に比類する・似た輝きを持つ星」という意味。&font(#0000ff,u){&font(#ffffff){そして、『スターリーワールド』に登場した同族のジェネル・メフィリスの持つ槍は「アーレス」である。}} ・&bold(){グリーンフラッシュ} 槍を構えカービィ目掛けて突進する。 単発のパターンと連続で行うパターンがあるが、いずれも直後に必ず切り払いを行う。 グリーンフラッシュは、沈む直前もしくは昇った直後の太陽が一瞬だけ緑色に見えるレア現象。緊急回避の刹那を表しているのだろうか。 ・&bold(){ムーン/フルムーン} その場で槍を横薙ぎに切り払う。2~4回連続で繰り返す。 緊急回避で避けるのに失敗すると高い確率で次段に引っかかるので、慣れるまではホバリングで回避するのが吉。 名前の由来は言わずもがな。 ・&bold(){アンタレス・ベルト} [[エンデ・ニル>破神エンデ・ニル]]第三形態の「憤怒の斧」に似た技。飛翔し槍を引き摺るように地面を斬りつける。 槍が引き摺られた後の地面にはダメージゾーンが残る他、通過後はわずかに風が発生しエフィリス側に引き寄せられる。 たまに左右へずらしてくるフェイントが混ざる。 尚、バトルフィールド近傍には鉄骨の台座とアンテナの装飾があるが、この技がそれに直撃すると&bold(){真っ二つとなって崩壊する}様子が見られる。 ・&bold(){カイパーベルト・ウェーブ} これまたエンデ・ニルの「愛の槍」に似た技で、地面に開いた異空間ロードを介して、頭上から無数の槍を突き立てる。 その刺さった槍からも衝撃波が広がるという二段構え。 フェクト・エフィリス本体はこの間足が止まるため攻撃のチャンス。 カイパーベルトは、海王星軌道よりも外側にある、氷状の小天体で構成された円盤状の帯のこと。エッジワース・カイパーベルトとも呼ばれる。衝撃波をこれに見立てているのだろうか。 体力が40%以下になると空を異空間に塗り替え、新たな行動パターンが解禁される。 ・&bold(){スペースデブリ/フェルミパラドックス・アンサー} 異空間ロードを開き無数の隕石を降り注がせる。第2形態へ移行した直後は必ずこの攻撃を行う。 攻撃回数は一定ではなく3回だけだったり、6回だったりでマチマチ。着弾地点には影ができるので回避の目安にできる。 最後に撃つ事がある隕石は戦闘エリア(ヘリポート)の大部分を埋め尽くすほど巨大でド迫力。 巨大隕石はアイスのガードすら貫通するので、着弾地点の影から急いで離れるべし。 さらに体力が減少すると、隕石による攻撃に紛れて空中突進(アンタレス・メテオ)をかましてくるようにもなる。 スペースデブリは意味もなく地球の衛星軌道を周回する人工物、転じて使われなくなった人工衛星のこと。[[フェルミパラドックス>フェルミのパラドックス]]は、素朴に考えれば地球外の星間文明が存在する可能性が高いであろうにもかかわらず、それらとの接触の証拠が全くないことを指している。 よく見るとこの隕石、&bold(){ビルか何かの残骸を固めたかのような見た目}をしており、「スペースデブリ」という名前にも納得である。 そして、後者の技名や演出から考えると&bold(){この隕石群は新世界とは別の星から引っ張ってきた瓦礫}と見て間違いないだろう。 技名の「アンサー」の意味合いは「異星の文明同士が出会えないのは、出会う前に自分が滅ぼしているからだ」とでもいったところか。 ・&bold(){ゲノムリペアーズ} カービィボスとしては珍しい自己回復技。3体に分身し光の輪を収束させ回復するが、回復量はパターンが繰り返されるたびに減っていく。 光が収束しきるまでは回復分が体力バーに水色で表示され、&font(l){[[別シリーズの誰かさんのように>ダークサムス(メトロイドプライム)]]}本体をぶん殴って回復分を削り切れれば、回復を止めた上で追加ダメージをも与えることができる。 本体は必ず光の輪の収束点におり、分身には影がないので落ち着いて観察すれば判別は容易。 なお、この光の輪には攻撃判定があるので、あえて止めない場合でもジャンプかホバリングで輪を避けよう。 厄介な点として、撃破ギリギリの体力で分身を使用するとエフィリスの防御力が高い状態となり、水色ゲージを削りにくくなる。 こうなったら[[コピー>コピー能力(星のカービィ ディスカバリー)]]によってはどうあがいても回復を阻止できなくなるので、なるべく削って回復量を減らすしかない。 技名を意訳すれば「遺伝子の修復」で、天文学とは無関係な命名である((ちなみに、エフィリス自身のデザインには遺伝子モチーフの物が多い。具体的には、槍・顔にある角・睫毛が挙げられる。))。 ・&bold(){ソル} 遠距離から地面にもダメージ判定が残るビームをカービィを追うように長い間撃ち続け、最後に小規模な爆発を起こす。 被弾すると&bold(){フェルミパラドックス・アンサー同様に連続ヒットし大ダメージ。} 技名は太陽のラテン語読みから。 体力ゲージをミリまで減らすと、エフィリンが光の球体として背中に浮かび上がる。 これにドームほおばりを行い、念力で飛ばしてきた槍が届く前に引き剥がすことでようやく倒すことができる。 なお、引き剥がしきれなかった場合や、ほおばらずに一定時間が経過した場合は微量回復されたうえで仕切り直しとなる。 エフィリンが分離したことで完全体を維持できなくなり、再び肉体が溶け始めるが…… **◇結末 #center(){ &bold(){&color(#85f5e6){とてつもない力だ!&br()どこにあんな力が残って…?}} &bold(){&color(#85f5e6){カービィ、どうしたの!?}} &bold(){&color(#85f5e6){えっ!?あれが…}} &bold(){&color(#85f5e6){カービィたちの星、&br()[[&color(orange){ポップスター}>ポップスター(星のカービィ)]]だって!?}} } 最後のあがきとして上空に特大の異空間ロードを開き、&b(){[[ポップスターそのものをまるごと>アクシズ(ガンダムシリーズ)]]}&b(){[[新世界にぶつけようとしてくる。>セーファ・セフィロス]]} 時空を超えていきなり大接近させられた星の引力を受け、周辺一帯の瓦礫や建造物がポップスターに向かって次々と浮かび上がってゆき、 ポップスター側も新世界からの引力によって地表の一部が引き剥がされ、見覚えのある地形の断片が隕石のように降り注いでくる。 惑星が衝突する前から徐々に破壊されつつある光景は、その距離が&b(){ロッシュ限界を超えようとしている}ことを意味していた…。 そんな中、カービィは偶然近くに飛ばされてきた[[%%オプティマス・プライム%%>OPTIMUS PRIME/オプティマス・プライム]]モンスタートレーラーをほおばり、2つの世界を救うべくダッシュ全開で走り始める。 この時のBGMは&bold(){「無敵にGOODBYE NEW WORLD!」}。 なんとブロックボール以来となる、キャンディ使用時以外での無敵キャンディの新規アレンジ曲。もう負ける気がしない! 崩壊して浮かび上がったビル群を足場に、降り注ぐポップスターの欠片を打ち砕き、エフィリスの思念から生まれた黒いビーストも轢き倒しながら爆走し、エフィリスの元を目指すカービィ。 ミスって落下しても即死にはならないので安心。&s(){雰囲気はぶち壊しになるが} エフィリスも瓦礫を召喚して目前に迫るカービィを一度は退けるが、エフィリンがカービィにエネルギーを注ぎ込み形成は再度逆転。 レバガチャでの押し合いの末、エフィリンの力を纏ったモンスタートレーラー……カービィの全力の体当たりを受け、光の中に消滅した。 エフィリスの消滅後、なおもポップスターを引き寄せ続けていた異空間ロードもエフィリンの決死の行動により閉ざされたことで2つの世界に平和が戻り、吸収されていたビースト軍団も無事が確認された((後述の説明文を踏まえると全員が完全に無事なのかはちょっと怪しいが。))。 &b(){………ただ一頭、レオンガルフを除いて。} *◆絶島ドリーミー・フォルガ ---- ストーリークリア後のEXステージ。行方不明となったレオンガルフの匂いがする、という異空間ロードの先に繋がっていた、無数の島が浮遊するサイケデリックな色彩の空間。 名称と「エフィリスに取り込まれていた時にいた場所に似ている」というエフィリンの台詞から、この領域はID-F86の精神世界に類すると思われる。 カービィとエフィリンはレオンガルフを救うため、この世界を冒険し散らばった彼のソウル((フィギュアの説明文によれば、彼のソウルはID-F86に抵抗を続けた為、依代とするのに不都合ということで追い出されたとのこと。))を集めることになる。 ソウルの数はワドルディと同じく全部で300個。エリアごとに散らばったソウルを全て集めるとエフィリンが教えてくれる。 一定数以上のソウル((250/300以上。2つ前のステージまでに手に入るソウルは249個のため、必ずすべてのステージを巡る必要がある。))を集めると最終ステージが解禁されレオンガルフを救出できるようになる。 しかし、復活したレオンガルフは突然苦しみ始め……。 **◇憑依獣 &color(orange,black){レオン・フォルガ} #blockquote(){ #center(){&font(b){ソウルとなった ID-F86は、ドリーミー・フォルガの&br()はてから 反げきすべく、 思念のビーストたちを&br()生み出し、自身は レオンガルフの体に とりつく。&br()ただ、かれの 中に残るソウルは ていこうを続け、&br()カービィの こうげきにより 正体が あらわになった。}} } #right(){&sizex(2){ガチャルポンVol.4『憑依獣 レオン・フォルガ』}} 肉体が滅び思念のみとなってもID-F86は生き延びており、再起を図るべく精神世界の絶島に潜み、レオンガルフの肉体を乗っ取ろうとしていた。 レオンガルフの抵抗を受けながらも彼の体を無理矢理操り、カービィに襲いかかる。 初戦はレオンガルフのEX版に相当し、獣王レオンガルフの後半戦と同じ攻撃を繰り出す。 体力ゲージを削り切るとID-F86の思念が浮かび上がった後にレオンガルフの顔が闇に覆われ攻撃が激化した第2形態となる。 更に体力が半減するとレオン・フォルガから思念が分離し、思念も同時に攻撃を行ってくる。&s(){スタンドかな?} 初見だと勘違いしやすいが、&b(){ID-F86の思念は無敵}。 両者の猛攻を躱しつつレオン・フォルガを叩くしかないという、厳しい戦いを強いられる。 ・&bold(){ソウルキャノンボール} レオン・フォルガに追従した思念がカービィ目掛けて光の球を1発撃ち出す。 地面に着弾すると衝撃波が発生するという嫌なおまけつき。 ・&bold(){ソウルクラッシュ} レオン・フォルガからワープで離れた思念が自身を中心にドーム状の衝撃波を発生させる。 フィールドの半分以上を覆うほど巨大な上に、内側にも当たり判定がある。 一度食らうと多段ヒットで大ダメージを受けてしまうので、思念がカービィの近くにワープしてきたら急いで遠くまで離れよう。 思念の攻撃自体はこの二種類だけだが、とにかくレオンガルフとの同時攻撃が厄介。思念が現れた位置をよく見て、どこへ逃げれば安全か瞬時に判断する必要がある。 特に多い被弾ケースは「レオンガルフの攻撃をジャスト回避→キャノンボールの衝撃波で硬直狩り」という流れだろう。 パターン化が非常に難しく場面ごとのアドリブ力が試されるという、アクションゲームにおける厄介なタイプ筆頭の強敵。 **◇思念獣 &color(#85f5e6){ソウル・フォルガ} レオン・フォルガが敗れると、ID-F86は彼の体を捨てフェクト・フォルガ(幼体)の姿から緑色に染まったソウル形態へと変貌。 触手を展開し、カービィに襲いかかる!! ……と思いきや、そこへ一羽の赤い蝶が飛来する。 その蝶はソウル・フォルガの鼻先に止まったかと思うと、次の瞬間には&bold(){ID-F86の身体を炎状に分解して吸収し、「夢啜る極蝶 [[バルフレイナイト]]」が降臨。} ビースト軍団を始めとする多数の者を洗脳や吸収で利用してきたID-F86は、自身もまた[[極蝶再臨の素材>ギャラクティックナイト]]にされるという因果応報にしてあまりに呆気ない最期を迎えた。 ID-F86を吸収した影響か、バルフレイナイトの使用する技「極楽冥獣」が、フェクト・フォルガ(幼体)の姿になった「極楽念獣」へと変貌している。 しかしバルフレイナイト撃破後、散りゆく蝶の中から何かの影が飛び去っており……? *◆TheアルティメットカップZ ---- というわけで、ID-F86との本当の決着はバルフレイナイト撃破後に[[コロシアム>格闘王への道(星のカービィ)]]で挑めるようになる&bold(){「TheアルティメットカップZ」}まで持ち越し。 絶島ドリーミー・フォルガに登場した幻バージョンの強化ボス達やレオン・フォルガ、バルフレイナイト、絶島に姿を見せなかったメタナイト・幻まで揃う強敵達との連戦を乗り越えたその果ての最終戦にて、さらなる変貌を遂げた侵略種と相まみえることとなる。 **◇魂沌新種 &color(red,lavender){カオス・エフィリス} コロシアムの最高難度「TheアルティメットカップZ」最終戦の相手となる裏ボス。 思念獣ソウル・フォルガが、ID-F86の犠牲者達のソウルや、夢見鳥の力をも飲み込み混ざり合い生まれた新種の脅威。体色は吸収したバルフレイナイトの意匠か赤と白色に染まり、より不気味な風貌になっている。 夢見鳥を介し、片割れのエフィリンがいなくとも完全体の姿を維持できるようになったようだ。 しかし、あまりに強大な力を一気にその身に受けた代償か、攻略本曰く「破壊衝動で動いており、感情はあまり残っていない」。目もドス黒く濁っており、唯一光る赤いハイライトも極小のものとなっている。 BGMは本編と同じ「いつしか双星はロッシュ限界へ」だが、戦闘中は前半楽章のみとなっている。必然的に流れる時間が長くなるため、1ループを通じて聞けることも多くなっている。 ・&bold(){ムーン/フルムーン} フェクト・エフィリスのものより威力とスピードがわずかに増加。 また、テレポートを織り交ぜながら行うようにもなった。 ・&bold(){アンタレス・ベルト} 接近時のスローが消え、超高速で突っ込んでくるように。 ・&bold(){軌道性パルサー/集積性パルサー} 威力とスピードが増加。 またカービィを囲んで一斉に放つパターン、地面スレスレを飛ぶためジャンプやホバリングでないと避けにくいパターンが追加された。 地面スレスレを飛ぶパターンはエンデ・ニル第三形態の虹の弓に似た軌道を描く。 ・&bold(){ローゼンブリッジ・エッジ(連続突撃)} グリーンフラッシュの強化版で、マホロア ソウルの「ワープホールアタック」を彷彿とさせる攻撃。 カービィを取り囲むように異空間ロードを発生させ、連続で突進する。 ローゼンブリッジ……正式名称「アインシュタイン・ローゼン・ブリッジ」は、[[ブラックホール]]と、その出口とされるホワイトホールを繋ぐトンネルのこと。ワームホールとも呼ばれる。 ・&bold(){ハーフムーン} 槍を横薙ぎに大きく振り斬撃を飛ばす。 二連版と三連版が有り、三連版は下述のジオ・ストームに連携する。 %%ミルキーロードの某星は関係ない%% ・&bold(){カイパーベルト・ウェーブ} カービィを取り囲むような配置から一直線上に並ぶような配置に変化(実はストーリーモードでもやるが、後半戦で長引かないと見れない)。 発生した衝撃波は完全に消えるまでダメージ判定があり、更に足元の異空間ゲートにも攻撃判定があるので深追いすると危険。 ・&bold(){ジオ・ストーム} ハーフムーン三連版から連続して放って来る。 バルフレイナイト同様の赤い竜巻を複数発生させる。 バルフレイナイトと違いガード可能。 ジオ・ストームは磁気嵐という、太陽フレアなどにより地磁気の乱れる現象のこと。 体力を削っていくと以下の技を使い始める。 ・&bold(){シューメーカーレヴィズ} スペースデブリの強化版で、通常と同じく着弾地点には影ができるが、凄まじい速度で飛んでくるため、影を見てから逃げても間に合わない。 更に着弾と同時に衝撃波が発生する。 ただ、ランダム行動である都合上この技を見る機会はなかなか無い。タイムアタックを突き詰めるなら尚更。 技名の由来は1994年に木星に衝突した彗星、シューメーカー・レヴィ第9彗星。この出来事が起きて以降、地球への隕石衝突が現実的な問題として取り上げられるようになった。それにしても隕石をぶつける気マンマンな技名である。 ・&bold(){ジャイアント・インパクト} パターン変化直後の確定行動。 &b(){巨大な幻影を出現させて、そのまま槍で薙ぎ払うド迫力な大技}。さらに本体も軌道性パルサーを放ってくる。 ……とはいえ槍本体には&b(){ガード削りが存在しない}上、&bold(){ホバリングやジャンプで回避できる}という穴がある。 ぶっちゃけ見掛け倒しのパフォーマンスタイム。油断せず回避しながら呼吸を整えたい。 攻撃終了と同時に空中突進で戻ってくるので、そちらもきちんとかわそう。 「隕石が太古の地球にぶつかって月となった」という、ジャイアントインパクト説が技名の由来。 ・&bold(){ゲノムリペアーズ} 数が5体に増加。影があるのが本体なのは変わらず。 ・&bold(){メーザー・III/メーザー・X(ビーム)} 異空間ロード目掛けてビームを撃ち、ステージを挟み込むように並んだ異空間ロードから連続で射出する、これまた[[マホロア ソウル>マホロア(星のカービィ)]]のマホロア砲を彷彿とさせる攻撃。 四方に異空間ゲートを配置して格子状に放ってくるパターンもある。 前兆として光のラインが出現する。 メーザーはマイクロ波を発生する装置のこと。 撃破すると体力が僅かに残り、背中から空っぽの球体が露出。((球体をほおばり中のみ、戦闘BGMの中間楽章が流れる。))。そのまま動かなくなるので、本編同様球体を分離させることになる。 なお、従来作とは違い、クリア後のタイムアタックの側面を持つモードなのにこのレバガチャパートがカットされていないのはわりと珍しい演出。 &s(){なのでTA勢のコントローラーのスティックに結構ダメージを与える。TAガチ勢は浮き上がった槍が動き出すまでに終わらせる} 空っぽの球体をほおばり、分離させると…… #center(){&sizex(5){&font(b,#f00,#000){それではご覧ください}}} #right(){&sizex(3){&font(b,#f00,#000){それではご覧ください}}} #left(){&sizex(1){&font(b,#f00,#000){それでは}}} #center(){&font(i,#f00,#000){言語設定…オート…}} #right(){&sizex(2){&font(b,#f00,#000){それではご覧ください}}} #center(){&sizex(5){&font(b,#f00,#000){いかがでしたか?}}} #left(){&sizex(5){&font(b,#f00,#000){イカガデシタカ?}}} #center(){&sizex(1){&font(b,#f00,#000){ID-F86です!}}} #right(){&sizex(1){&font(b,#f00,#000){それでは}}} #center(){&sizex(5){&font(b,#f00,#000){ID-F86です!}}} **◇魂沌新種 &color(lavender,crimson){カオス・エフィリス}(第2形態) 外縁が闇色と血のような赤で淀んだような光り輝く球体。今までの本体がバラバラに分解され、無数の赤黒い球体状のビットとなって周囲に展開する。 BGMが一時的に絶島ドリーミー・フォルガの最終ステージ「フォルガトゥン・ランド」のボス戦前エリアと同じ環境音BGM&bold(){「時ドキ残響エターナルツアーアー」}((一見誤字に見えるが、原文ママである))に。ナレーションが狂ったように響き続けるがこれはSEであり、ワドライブでは聴くことが出来ない((フォルガトゥン・ランドで流れる際はナレーションあり。カオス・エフィリスと対決する前の控室でも流れるが、こちらはワドライブ同様ナレーション無し。))。 この空間がID-F86の精神世界だとすれば、見世物にされている間に延々と聞かされ続けていたであろうこのナレーションが、ID-F86にとって極めて根深いトラウマとして木霊し続けているのも無理のない話である。 ・&bold(){ソレデハご覧ください} [[マルク>マルク(星のカービィ)]]初出の「ブラックホール」を踏襲した初見殺し技。初手でいきなり放ってくる。 しかも吸引力が従来に比べてやや強めで、スピードアップバフがない場合、逆方向へ走り続けてもかなりギリギリまで追い詰められる。 一方でマルクと異なり吸い込みの中心が本体である為、発動中でもボム・カッターなどの飛び道具ならダメージを与えられるという特異性も。 ニードルの「トゲを展開している間は強風に流されない」という性質はこの技にも有効。焦燥感溢れるはずのこの技でも安心してやり過ごせる。 前述のとおり、第2形態とのバトル開始時はナレーションが鳴り響くため、&bold(){それと同時に必ず技名通り「それではご覧ください!」のボイスと共にブラックホールを展開してくる。}トラウマレベル。 ……ちなみに、上述通り彼(?)の技名は基本天文学の単語から採られている。カービィボスの技名としてあまりに馴染み深いためうっかり忘れがちだが&bold(){『ブラックホール』もれっきとした天文学用語であり}、規則に照らせば命名はそのまま「ブラックホール」でもよかったはず。 それを捻じ曲げてまで冠された技名がこれである辺り、彼の受け続けてきた苦痛がうかがい知れる。 もしくはここまで来てようやく自身の苦しみを吐露し始めたと言うべきか。 ・&bold(){ダブル・ダブルスター/プラネタリウム・ドリームツアー} ビットからレーザービームを撃つ。 2つのビットからカービィを狙って交差射撃する「ダブル・ダブルスター」と、無数のビットから無作為に回転しながら撃ち続ける「プラネタリウム・ドリームツアー」の2パターン存在。 ダブル・ダブルスターはロックオンがかなり正確で、フィールド中のどこにいても的確に狙いを定めてくる。ジャスト回避で対処しろと言わんばかりの技。 シンプルな見た目の割に被弾した時のダメージは以降の大技に次ぐ重さであり、この狙い撃ち連発がブラックホールに次ぐ初見殺し要因でもある。 ダブル・ダブルスターは2組の二重星からなる「こと座イプシロン星」の別名である。二重星は、2つの星が地球から見てほぼ同じ方向にあり、肉眼ではこれらが重なって1つに見えている物を指す。 //『ダブルスターは「連星」とも呼ばれ』との記述があったが、double starは重星(連星と見かけの重星の双方を含む用語)である。ちなみに、連星は binary star。 プラネタリウム・ドリームツアーは見た目は派手だが、動きが直線的なので軌道が読みやすい。弾幕を掻い潜って接近できればこちらも攻撃のチャンス。 ちなみにタイムアタックでこの技を出される前に倒すのが大方の目標とされていたり。 なお、このビットは吸い込んだり、破壊したりすることが可能で、技の途中で破壊するとそのビットからはビームを撃たなくなる(時間経過でビットは復活する) ビットは大量に密集しているため一度に吸い込んで大型星型弾を作りやすく、今作の大型星型弾は比較的威力が高いので覚えておくと便利かも。 巻き込み攻撃も有効で、スワロトルネイドやクリスタルニードルでは巻き込みから投げにつなげることで特大ダメージを与えられる。 ただし、一定以上のビットを破壊するとビーム攻撃が中断され、即座に次の攻撃に移るので欲張ると危険。 ・&bold(){ブレーザーカッター} [[ソウル系ラスボス>○○ソウル(星のカービィ)]]おなじみの技「シューター カッター」を踏襲した技。 星の夢の「フェイト・ハート」のような瞬間移動を挟んだ後放つ(セクトニアよろしく最後だけ2連続)が、3D化に伴い水平方向に6枚のカッターを放つ技になっている。 カッターは水平方向に飛ぶため、ホバリングで悠々回避できる。 ちなみに、射出されたカッターは吸い込んでコピーできる。 ブレーザーは、銀河の中心で光速のプラズマを放つ「ブレーザー天体」から取られている。この中心にブラックホールが存在するのだ。 そして苛烈な攻撃に対処しつつ、体力をある程度削ると…… ・&bold(){&color(#F54738){デッドリーサン・グレーザー}} [[ドロシア ソウル>ドロシア(星のカービィ)]]からの伝統「デッドリーサン」の踏襲にして、カオス・エフィリス最大の大技。マルクや星の夢のように分裂はせず、本体が炎のオーラを纏い太陽のようになって3発放つ。 1発目は浮遊する巨大な隕石を砕くデモンストレーションであり、攻撃は2発目・3発目。 まずは砕かれた岩がフィールド中に大量落下してくる。第1形態の隕石のように落下地点に影ができるので、それが目印になる。 次に本体が突進してくるが、巨大な火球がフィールド全体を長めに薙ぎ払うのでホバリングでも緊急回避でも絶対に避けられずガードも効かない。 しかも攻撃の当たり判定が本体部分とオーラ部分で個々に存在しており、場所が悪いと2段ヒットしてしまうことも。 さらに威力も凄まじく、2発両方当たってしまうとワイルドモードの体力の8割近く喰らってしまう。 地上に安全地帯は存在しないが、直前の攻撃で降ってきた&u(){岩の一部が階段状に積み重なって残る}ので、それを登れば安全地帯でホバリングできる。 ただ、カメラ位置によっては階段を上手く登れない事も……。 なお、階段は一番上まで登らなくても上から二段目まで登ればホバリングでかわせる高さであり、一番上ならタイミングよくその場ジャンプでも可。 ボスの喰らい判定自体も巨大化して残っており、上級者ならカウンターを差し込むことも出来る。 技名は、太陽を掠めるように通る彗星、サングレーザーから取られている。彗星のようにフィールドを通過するのはエフィリスだが、そのエフィリス自体は太陽のごとき姿と質量という、少々元ネタからのアレンジが激しめの技。単語からのイメージや連想を優先した名付けかも知れない。 前作『スターアライズ』でも見られた、本体が巨大な一つの火球の姿になる様は、『鏡の大迷宮』ラスボスのダークマインド第2形態を彷彿とさせる。 そして、デッドリーサン・グレーザーの発動と同時にナレーションは聞こえなくなり、BGMは改めて「いつしか双星はロッシュ限界へ」の後半楽章に戻る。 炎を纏うタイミング、岩を破壊するタイミング共にBGMにピッタリ合わせているこの演出は多くのプレイヤーから好評を得ている。 その後の使用時はデモンストレーションを見せることなく、本命の攻撃である「岩石降らし→突撃」を2発分繰り返してくる。 ・&bold(){[[インパクトポンド>バウンド ポンド]]} こちらもドロシア ソウルの技、「バウンド ポンド」を踏襲した技。大きく飛び跳ねて着地時に特大の衝撃波を放つが、カービィを狙って来るわけではない&衝撃波には円周を回る雷がくっついてジャンプを邪魔しているので逆に普通には回避がしづらい。 ただ、着地場所はある程度決まっているし他の技も重なってこないので、緊急回避で衝撃波の内側に抜けてしまうのが無難。カウンターにも繋げやすく、大きなチャンスとなる。 つまり、回避をマスターしていれば決して怖い攻撃ではない。ただし勢い余って本体に突っ込むとダメージなので焦らず回避方向とタイミングを見定めること。 ・&bold(){スプラッシュロッシュ} やはりドロシア ソウルの技、「スプラッシュラッシュ」を踏襲した技。無数の流体に分裂して降り注いでくるが、今までとは打って変わってカービィの現在地目掛けて凄い勢いで降り注いでくる。 歴代のそれのような色鮮やかな攻撃ではなく、血飛沫のような赤黒い液体が重い音を響かせながら降り注ぐのはインパクトが強いが、普通に走り回れば当たることはない。 ただし&b(){うっかりガードしようものなら普通に食らうよりも速く死ねる}。 全体的に「ソウル」の元祖と言えるドロシアソウル由来の技が多い。ソウルシリーズおなじみの技を3Dアクション用に再設計したと見ることもでき、シリーズファンであるほど「3Dになったらこうなるのか!」と新鮮さを味わえるだろう。 ……初見では楽しんでる暇などまずないが。 **◇真の結末 荒れ狂う猛撃を捌かれカービィに敗れたカオス・エフィリスは、今度こそ完全崩壊。 眩い光を放ちながら弾け飛んだ後、小さな光の塊となってエフィリンのもとに落ちてくる。 エフィリンもまたそれを受け入れ、分かたれていた存在は再び1つになった。 酷く歪んでいた空間も元通りになり、晴れ渡った青空の下で、カービィ達は喜びを分かち合うのだった。 #blockquote(){ #center(){&font(b){夢見鳥と 原生種たちの 数多のソウルが 混ざり、&br()&ruby(カオス){魂沌}の新種が生まれた。だが その暴走する&ruby(カオス){魂沌}も&br()ついには やぶれ、カービィのキセキの力に よって&br()小さな光へと 生まれ変わる。光は 消えることなく&br()エフィリンの元へと だきとめられ、そして…&br()1つに、なった。}} } #right(){&sizex(2){ガチャルポンVol.4『魂沌新種 カオス・エフィリス』}} #openclose(show=別の意味で怖い話){ なんとこのカオス・エフィリス、よりにもよって&font(b,red){増殖バグ}が発見されている。 第二形態以降でハンマーバグなど((デッドリーサン・グレーザーの4段積みの瓦礫からホバリングすることでもフィールドを脱出してしまえるので、実はどのコピー能力でもOK。))で強引にフィールドを出入りすると、&b(){第一形態が再召喚されてしまう}という現象で、言うまでもなく最速での再現に必要なコピー能力が&b(){ハンマー系}と普通にタイムアタック筆頭格の能力であり、暇を持て余したプレイヤーはタイムアタックの合間にハンマージャンプバグでエフィリスを増殖させるという、別の意味での「魂沌」を齎すのだった…… ムービー中はカービィは無敵だがエフィリスの動きは止まらないため、&b(){青空の中で暴れ回るカオス・エフィリス}というシュールな絵面も見れる。 やろうと思えば3体、4体と増やすことも出来るがやりすぎるとデッドリーサン・グレーザーを避ける暇がなくなったり、プラネタリウム・ドリームツアーが某弾幕STGも真っ青の濃さになったりと収拾がつかなくなる上、&b(){スイッチ本体に多大な負荷がかかり}、&font(b,red){ゲームが強制終了する}危険性も孕んでいるため、実行の際は自己責任で。 幸いハンマージャンプバグは意図しないとまず起こらないので、通常攻略でハンマーを持ち込んで不利になるなんてことにはならないので安心して戦おう。 なお、現状上がっている最高記録は&b(){7体}。 &font(l){敵を増やして自分の首を絞めるのは[[どこかで見たことがあるような……>ダークメタナイト]]} なお、Switch2版では&bold(){ハンマーバグ及び増幅バグがどちらも修正され、不可能となっている。} } #openclose(show=『スターリーワールド』のネタバレ注意){ &size(1){.} 2025年に発売された&bold(){[[星のカービィ ディスカバリー Nintendo Switch 2 Edition+スターリーワールド>スターリーワールド(星のカービィ ディスカバリー)]]}では、「侵略&bold(){種}」の別名通り、種族として存在しており同種の別個体も存在することが判明。 追加されたストーリーではジェネル・メフィリスがラスボスとして立ち塞がり、それを撃破するとアルティメットカップに新たなる難易度&bold(){「Z EX」}が追加。 こちらも全12戦&bold(){?}であり、戦うボスも中ボス以外は全員一緒だが、その実&bold(){行動パターンが大幅に強化}されており難易度はかなり上がっている。特にレオン・フォルガとバルフレイナイトの改修は凄まじく、変わっていないガワに騙されて大苦戦したプレイヤーは数多い。 ただし肝心のカオス・エフィリス戦はジェネル・メフィリスに差し替えられており、最終戦は彼で終わりとなる。 #center(){&b(){&sizex(6){な、なんと… さらなる バトルが まっていましたー!}}} #center(){&b(){&sizex(6){この星の うんめいをにぎる、 さいごの戦いだー!!}}} &bold(){……なんてことはなく}、メフィリスを倒すとなんと&bold(){&color(red){真 最終戦}}が出現。再びカオス・エフィリスと戦うこととなる。 とはいえ、 ・12戦&bold(){?}という曖昧な表記 ・バルフレイナイト撃破後の例のシーンがそのまま残っている ・メフィリス戦でタイマーも表示されたまま ……といった要素から、歴代プレイヤーならメフィリスの時点で&bold(){「これはまだ終わらない」}とある程度察しがつくようにはなっている。 &bold(){「果たしてどれほどの魔改造が為されているのか」}という恐怖も同じくだろうが。 EXな死闘を乗り越え、再び彼のもとへと向かうと、やはり上空から現れる。この時点での姿自体はカオス・エフィリスと変わらず。 しかし、その手にはメフィリスの槍「アーレス」が握られており…… #center(){&b(){&sizex(6){&color(white,#00ffff){魂沌神種}}}} #center(){&b(){&sizex(7){&color(red,lavender){カオス・エフィリス}}}} 容姿こそほとんど変わらない(身体の下に結晶のビットを携えているくらい)ものの、&color(white,#00ffff){神種}となったことで&bold(){&color(#00ffff,black){攻撃は大幅に強化されており非常に強くなっている。}} もはやシリーズで定番となりつつある「強化版ラスボスの強化版」という立ち位置で、人によるだろうがその難易度は&bold(){WiiDXの強化版マホロアソウルに負けず劣らず}と評する声も多いほどの苛烈さ。 結晶にはメフィリス同様&bold(){拘束効果がある}ため、食らったら急いでレバガチャで脱出しよう。 戦闘bgmは&bold(){「いつしか双星はロッシュ限界へ(Starry ver.)」}。 新たに男声コーラスが追加され、ただならぬ緊張感をよそってくる。 ・&bold(){結晶発射(仮)} 開幕からいきなり、遠景にいる際に&bold(){後ろにある結晶をミサイルの如く自機狙いで真っ直ぐ飛ばしてくる。} 食らうと当然拘束されて連続ダメージを受けるのでひたすら逃げるべし。 ・&bold(){軌道性パルサー/集積性パルサー} 行動こそ変わらないが、その隙を埋めるように結晶を飛ばしてくる。 ・&bold(){ムーン/フルムーン} 斬り終わりの際に結晶を飛ばしてくる。地面に付いた結晶はトゲ結晶に変わる。 ・&bold(){グリーンフラッシュ/ローゼンブリッジ・エッジ} 4つの結晶を槍に纏わせてから行うようになり、拘束効果が追加された。 ・&bold(){メーザー・III/メーザー・X} 通常とは違い見当違いな場所に放ってくる……と思いきや&bold(){じわじわと動く}ようになった。その様はまるでダークマインドのレーザーのよう。 十字に放つパターンはどことなく[[リストラ・ショック>プレジデント・ハルトマン(星のカービィ)]]を思わせる。 ・&bold(){アーレス・ベルト(仮)} スローがないのはもとより、槍を2つ複製して&bold(){3列}で突っ込んでくる。 もちろん通り道にトゲ結晶が生えるおまけ付き。 ・&bold(){アーレス・メテオ(仮)} そうして行動範囲を狭めた後にすぐさま突っ込んでくる。緊急回避でないとまず避けれない。 ・&bold(){トゲ結晶生やし(仮)} 槍から出した光でトゲ結晶を生やす。当然行動範囲は狭まる。 後半になるとトゲ結晶を列になるように生やした上で結晶を飛ばしてくる。 ・&bold(){結晶弾幕(仮)} 後半から解禁。 ワープホールを複数出して結晶を大量に飛ばしてくる。3回目になると全方位から放ってくる。 物量は凄まじく多く、もはや弾幕ゲー。 ・&bold(){ゲノムリペアーズ} 分身の数は変わらないが結晶による妨害が追加されている。 ・&bold(){スペースデブリ/フェルミパラドックス・アンサー} トゲ結晶を生やした後にワープホールから隕石を飛ばし、最後に巨大な隕石を飛ばしてくる。 が、それだけでなく&bold(){もう1つ結晶付きの隕石も飛ばして隕石同士を衝突}させ、その破片をばらまかせる。 因みにこの巨大隕石、隙を見てよーく見てみると、&bold(){あの火山島地下に安置されていたものと同じ宇宙船「NEW WORLD 号」の残骸が紛れている。} 地下の発着場から直輸入したものなのか、それとも……? ・&bold(){ジャイアント・インパクト} 幻影の数が2体に増加し、幻影の攻撃前にトゲ結晶の生成を行うように。 撃破するとこれまたコアが現れ、引っこ抜くとやはり第二形態戦が始まる。 #center(){&b(){&sizex(6){&color(#00ffff,crimson){カオス・エフィリス 第二形態}}}} 外見が微妙に変わっており、&color(#00ffff){コアの内部}に&color(#0000ff){青い光}が灯っている他、コアを中心として鮮やかな結晶の欠片をまとっている。コア内部から零れ落ちているのかもしれない。 こちらの攻撃パターンも当然猛烈に強化され、よりカービィを殺しにかかってくる。 ・&bold(){ビースト軍団生成(仮)} 身体から固体を出し、&bold(){なんと赤黒いビースト軍団を生成。} この間上に陣取るため攻撃を当てるのは難しく、非常に高い防御力補正も併せ持っている。 ・ゴルルムンバ…ふりおろし3連 ・キャロライン…ハンティング(急降下+衝撃波) ・アルマパラパ…コロガ・パラパ(突進) ・レオンガルフ…豹変のサイコドリーミーガルフ、四肢の牙音 後半からはレオンガルフ&bold(){3連発}等の複数体生成してくるパターンもあり。 ・&bold(){ダブル・ダブルスター} ビットからビームを飛ばして結晶を生成し、そこにビームを発射して全方位に拡散させる。 予告線が出てから攻撃判定発生までが早いため、素早く隙間に入って回避しよう。 後半からは4連続で自機狙いをしてくる。 ・&bold(){プラネタリウム・ドリームツアー} 最初に下から上に向かって薙ぎ払うように2連続でビームを放ち、2回目はトゲ結晶を生やす。 その後に通常のものを放つが、当然結晶が残っているのでかなり動きにくい。 ・&bold(){ソレデハご覧ください} ブラックホールだが、&bold(){なんと途中で場所移動をする。}ついでにもといた場所から全方位にビーム。 そのため、ただ逃げていると場所が丸被りして吸い込まれる……なんてこともある。 吸い込み→ビームを3セット必ず行うまでHPを一定値まで削っても後半に移行しないため、タイムアタックでは敢えてダブル・ダブルスターで攻撃を仕掛けずにこの技を待つ戦法が確立されつつある。 ・&bold(){ブレーザーカッター} 星誕ニルの3回目のような移動しながらの連射に。縦→横→フィールド1周の3回。 後半はフィールド外周にトゲ結晶をびっしり生やした上で射出するパターンが追加。 結晶に当たったカッターは反射するため挙動が読みにくく、そもそもの数と合わせて思わぬ被弾の原因になりやすい。 ・&bold(){&color(#F54738){デッドリーサン・グレーザー}} 後半から解禁。 まず最初のデモンストレーションは一緒で、上で隕石を破壊してかけらを落としてくる。 だが、そこに落ちてきた結晶付きの隕石から&bold(){スターリーフラワーが生えてくる}ので、それを破壊すると&bold(){柱が生成される。} その後カービィに向かって突進……はせずに画面奥に鎮座。 何やら光を放ち始め…… ・&bold(){&color(#F54738){日食攻撃(仮)}} &bold(){&color(white,#F54738){凄まじい光量で地上を照らし、ものすごい熱量を放つ。}} 生成した柱の影にいないと、&bold(){熱ダメージによる凄まじい頻度のスリップダメージを受けてしまう。} しかも&bold(){向こうは徐々に移動する}上、&bold(){同じ柱に居座っていると途中で柱が破壊される}罠もある。 そして万一ガードしてしまえば&bold(){はるかぜモードかつライフアップで体力を2倍にしていても一瞬で消し飛ばされることとなる。} …とまあ非常に複雑な攻撃だが、猶予期間は長めなため観察眼さえあれば初見で凌ぐ事も不可能ではない。 日食攻撃といえば[[星のカービィ2]]の&bold(){[[Mr.シャイン&Mr.ブライト]]}が先に行っており、まさかのラスボスの技に抜擢された。 なお、従来の体当たりも2回目以降は使用してくる。こちらも回避にはスターリーフラワーで生成される柱が必要。 ・&bold(){ビット生成(仮)} 身体から3色の目玉付きビットを4つ放ち、攻撃させる。 ビットは攻撃を受けると&bold(){バチンッ!}とエフィリスに飛んでいきダメージを与えられる。 ただし時間経過ですぐに攻撃してくるため、すぐさま攻撃しないと跳ね返しづらい。 ・・青…頭上に移動して氷の結晶とともに急降下 ・・赤…ゆっくりと接近してから大爆発 ・・黄…上昇してから下に回転ビーム まさかの&bold(){[[ドロシア ソウル>ドロシア(星のカービィ)]]のパラ・マター召喚}を再現。 もちろん攻撃も跳ね返したときのSEも奴らそのまま。 ・&bold(){スプラッシュロッシュ} 自機狙いで降り注ぐのは一緒だが、&bold(){時折進路を塞ぐ形で狙いを変えてくる。} 画面をよく見れば弾の向きが変わるのが確認できるので、確認出来たらすぐさま切り返すべし。 相変わらず&bold(){被弾後の無敵無視の効果は無い}ので&bold(){狙いを変えたところを恐れてガードしてしまうと連続ガード削りの末に倒れる}のは強化前と同じ。 ・&bold(){インパクトポンド} &bold(){&sizex(5){&color(#3B4EF0){8つに増えました。}}}&s(){公式が&bold(){増殖バグ}を意識したかは不明} 流石に全て一斉に降ってくることはないが、時間差や2体同時に落ちてくる上&bold(){最後は超巨大化した個体が降ってくる}。 衝撃波には[[バルフレイナイト]]を彷彿とさせる赤い竜巻が追加されており、この竜巻はバルフレイナイト同様&bold(){回避でかわすことができない}。&s(){[[あの竜巻何回やっても避けれない>DWN.010 エアーマン]]} そのため、回避する際は竜巻がない箇所を通る必要がある。 ・&bold(){本当の結末} 混沌を極めたそれらの攻撃を捌き遂にトドメを刺すと、カオス・エフィリスは真の完全崩壊を迎える。崩壊途中の光球の中にはギャラクタルやスターリー達の姿も確認でき、槍を通じて彼らも取り込んでいたことがわかる。 淡い光と化した時、体内に取り込んでいたスターリー達も解放された。 残りのムービーは大体一緒だが、最後に&bold(){一筋の流星}が流れていった……。 ちなみに、アルティメットカップZ EXクリア後に貰えるフィギュアの説明文を見ると、エフィリスはメフィリスの&bold(){弟(妹?)}であることが明かされている。 メフィリスは「同胞&bold(){たち}の失態を察して飛来」したとのことで、エフィリス以外にも過去に侵略に失敗した同族がいたと思われる。 } *◆余談 ---- 概要の項で説明している通り、このID-F86は侵略を目的としてこの新世界に現れた異生物である。 だがその結果は見ての通りで、つまるところ彼は&b(){この新世界の住民に完膚なきまでに叩きのめされた}という事になる。 エフィリン脱走の時系列から考えるに、当初は完全体の姿で飛来した可能性が非常に高く、やはりその上で&b(){真っ向から敗北している。} そうして捕まった後は研究材料にされ、それが済んだと思ったら今度はツアー見学の見世物として扱われ、挙げ句の果てには能力を我が物とした住民から、エターナルカプセルに囚われた状態で放置される。 正に骨の髄までしゃぶり尽くさんとするレベルで玩具にされており、&b(){仮にもラスボスたるキャラが本編開始前にここまで完全な敗北を喫しているのは非常に珍しい。} よっぽど当時の新世界の人々の技術が優れていたのか、それとも単に慢心してドジを踏んだだけなのかは、明言されていないため不明。 一部のファンの間では、&b(){博愛の心が原因で動きが鈍くなった所を当時の新世界の人々に捕らえられた}と考察する声もある。 新世界の歴史を伝えるアナウンス(CV:[[高山みなみ]])も、この&b(){侵略種の飛来と経歴、捕獲に関してはサラッと流す}くせにその後の&b(){ワープ事故についてはやたら神妙なトーンでスピーチしており}、少なくともツアーの見世物として扱われた時代ではエフィリスの本来の脅威が忘れ去られていたのか、新世界の人々から軽視されていた事がうかがえる。 #openclose(show=『スターリーワールド』を踏まえると){ 追加されたEXフィギュアの解説によると、新世界には幾星霜の月日と言える周期で「大陸を沈める規模の流星が降る」という伝説が詩として伝えられていたという。 最初はただの夢物語としての認識だったものの、エフィリスの襲来と、近い将来さらにメフィリスが襲来するという研究開発チームの予測、そしてその後の調査で実際に沈んだ大陸が確認されたことにより、上記の伝説がおそらく事実であることが新世界の人々の間で判明。 さらに「WELCOME TO THE NEW WORLD!」や「TWINKLING STAR SHOWERS」などのNEICHELの楽曲、遊園地ワンダリアが&bold(){人々が安心して移住船に乗るよう煽動するプロパガンダ}として利用されていた可能性が示唆された。 それらを踏まえて考えてみると、エフィリスは&bold(){「『ディスカバリー』発売時点で推測されていたほど(新世界の人々に)軽視されてはいなかったのではないか?」}という考察も出来るようになった。 ドリームツアーにおける上記アナウンスも一般市民に「大した相手ではなかった」と誤認させる目的があったという推測もできる。あくまでひとつの考察に過ぎないが、明かされた設定を踏まえて想像を巡らせてみるのも面白いだろう。 またエフィリン自身から、彼の元になった良心がスターリーに包まれたことがきっかけで芽生えた可能性が示唆された他、NEICHELの歌声に惹かれて新世界の侵略を開始したことも明かされた。 } なお、この館内ナビゲーションに高山みなみを起用した理由についてはニンテンドードリームのインタビューで、聞き覚えのある声の方が最終局面で押し寄せる情報量によりインパクトを与えられる上に[[真相を語るイベントにふさわしい>江戸川コナン]]キャスティングであると語られている。 実在する言語で流れた設定的な理由は語られていないが、ファンの間では「カービィ達が扱う言語をラボのシステムが解析した」、「偶々ラボが存在していたかつての地域では実在する言語が使われていた」などの考察が出ている。 ちなみに館内ナビゲーションは日本語版だと&s(){ナックルジョー}高山みなみが担当しているが、他言語版ではそれぞれに異なる声優が起用されている。((スタッフロールのキャスト下部に数人分の名前がクレジットされており、この方々が他の言語版におけるナビゲーションボイスを担当しているのだと思われる)) ただ、日本版では日本語版のナビゲーションしか聞けないため、他言語によるナビゲーションを日本版のゲーム内で聞く事はできないが。 エフィリスは星型のゲートを開くことで異空間を転移しているが、新世界の住民はエフィリスから異空間転移技術を解析し、やがて新世界を飛び出している。 夢の技術と形容されるほどの高度な科学技術を持ち、[[星型の異空間ゲート>天かける船ローア(星のカービィWii)]]を使って空間を転移する。 果たして、[[新世界の住民の正体とは……?>ハルカンドラ]]((他にも、新世界関連のフィギュアの説明文にかの文明とされる星のステージと一致する名称が現れるなど、様々な考察要素がある。)) 『星のカービィWii デラックス』では、エフィリスの思念が作り出した絶島のBGMが、異空間を舞台にした「マホロアエピローグ 異空をかける旅人」で使用されるという形で異空間ロードとエフィリスの繋がりが示唆された。 英語でのフィギュア説明文ではエフィリンのような「He」でも、「She」でもなく「They」((いわゆる単数形のThey。性別を問わずに不特定の一人を指す場合や性別不明、あるいは男女でくくることができない・好まない人物に対する代名詞で、一人の人を指す場合は文法も単数として扱う。))と呼称されており、はっきりとした性別についてはボカされている。 &s(){そもそも[[「究極の生命体」に雌雄生殖が必要なのか>カーズ(ジョジョの奇妙な冒険)]]は置いといて} 名前の由来は非常に多くの意味が推測できる。 ・ID-F86……Fは「フェクト」および「フォルガ」の頭文字、そして「エフィリス」の名前の前半の「エフ」から、86は恐らく「HAL」のもじりと思われる。 ・フェクト・エフィリス……「フェクト」はスペイン語で完全という意味の「Fecto」及び英単語の「perfect」、「フォルガ」の名前は絶島のステージ名や本作の海外版タイトルから考えて「忘れられた」という意味の「Forgotten」から取られているものと思われる。「エフィリス」の名前の由来は勿論、生殖活動を止めさせて生態系を絶滅させるアンチナタリズムの思想「エフィリズム」からだろう。 また、研究開始して実験中の事故が発生したのが30年というのは[[星のカービィシリーズ]]が生誕30周年を迎えたことから由来している可能性が高い。 ちなみにフェクト・エフィリスの行動パターンは、実はストーリー上と「Theアルティメットカップ」で順序が微妙に異なっている。 技の性質は変わっていないのだが、コロシアムではフィールド外からの攻撃を手短に済ませる傾向があり、例えば開始直後の行動は軌道性パルサー2連続ではないし、後半戦のスペースデブリも数が少ない。 メタ的な話をすると、ストーリーそのままだとタイムアタックに影響を与えるくらい&s(){それこそ走者から恨み言吐かれてたぐらいに}多かった遅延行動を緩和するための調整なのだが、ラスボスとはいえこのような処置がされているケースはボスラッシュモードとしてもカービィシリーズとしても珍しい。 逆に、ストーリーモードを用いて個別にパターン練習をする、というのがフェクト・エフィリスに限り&bold(){不可能}なのが難点。 //ヴォルゲロムの反省自体はニルの時点で大体されていたのでカット #center(){ID-F86は この惑星に飛来して以来、多くの原生種に対し 侵略活動を 続けて来ました。 危険性を憂慮した 研究対策チームは その対象を捕獲。 以来、当研究所にて ID-F86の持つ 能力の 研究開発が始まり、 今、我々が手にしている 追記・修正技術の 基礎となるのです!} #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,100) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #lsd() #comment_num2(num=30) }

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