HALO(ゲーム)

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&font(#6495ED){登録日}:2022/05/28 (土曜日) 10:45:13 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:&font(#6754FF,black){約 21 分で読めるわ} ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- #center(){ &font(#66cc00,black,b,200%){本能直撃。} } 『&bold(){HALO(ヘイロー)}』は、Microsoftより発売された[[Xbox]]専用ファースト・パーソン・シューティングゲーム。 開発はかつて旧Macに[[FPS]]「[[Marathon>Marathon(ゲーム)]]」シリーズを送り出したバンジー。 通称は『HALO1』『HALO:CE』等。 *◆概要 [[HALOシリーズ>HALOシリーズ(FPS)]]の記念すべき第1作であり、2002年度ゲーム・デベロッパーズ・チョイス・アワードをはじめとする50もの賞を受賞した。 シンプルで取っつきやすいゲームシステムと奥深い戦略性、映画さながらの壮大なストーリー、映像・音響共に迫力ある演出などから大ヒットを記録し、 本国[[アメリカ>アメリカ合衆国]]では&bold(){任天堂のマリオシリーズとも並ぶゲーマーの基礎教養}として伝説的人気を誇る。 特に、「左スティックで移動、右スティックで照準、トリガーで射撃」というパッドでも遊びやすい操作系や、自動回復する二重体力ゲージといった本作が打ち出したシステムは数多くのFPSに継承されており、FPS史全体から見ても重要な作品である。 第1作ながら基本的な部分はすでに完成されており、多くの続編がリリースされた今日においても広く愛されている。 なお本作の正式なタイトルは「HALO: COMBAT EVOLVED」だが、日本ではシンプルさを優先した結果か、副題を取り払って「HALO」としてリリースされた。その後PC版の発売時に何故か副題が復活したため、原題が「HALO」、PC移植版が「HALO: COMBAT EVOLVED」と勘違いされやすいものの、これは正確ではない。 2011年には発売10周年を記念し、グラフィックを強化したリマスター版『HALO: COMBAT EVOLVED ANNIVERSARY』が発売されている。 バンジーは2007年にMSから独立してしまったため、開発は343インダストリーズが引き継いでいるが、プレイ中でもボタン一つでオリジナル版グラフィックに切り替えることが可能であり、生みの親であるバンジーも尊重したつくりとなっている。 2019年に発売されたカップリング移植パック『HALO: MASTER CHIEF COLLECTION』にも収録されており、こちらはPC版も存在するため、現在でも気軽にプレイすることができる。 *◆ストーリー 26世紀。 人類は宇宙に進出し、数多くの惑星に植民地を築いていたが、ある時を境に異星人の軍事同盟「コヴナント」との戦争に突入する。 コヴナントは「人類の存在は神々への冒涜である」と断言し、容赦ない虐殺を展開。多くの植民惑星とそこに生きる人々の命が奪われていった。 国連宇宙軍UNSCは切り札として、コヴナントの技術を吸収して生み出された超人兵士部隊「スパルタンⅡ」を投入するが、あまりの戦力差の前に戦況を覆すことが出来ないでいた。 西暦2552年8月22日、[[人類にとって地球に次ぐ要所である惑星リーチが、コヴナントの急襲によって陥落する>Halo Reach]]。 精強を誇ったスパルタンⅡも熾烈な戦いの中で殆どが倒れ、部隊を率いるスパルタン117ことマスターチーフも負傷によって冷凍睡眠状態となっていた。 リーチから辛くも脱出に成功した巡洋艦「ピラー・オブ・オータム」は行先の分からないブラインドワープで逃避行を試みるが、その最中に宇宙空間に浮かぶ巨大な円環状構造物「ヘイロー」を発見する。 直後、コヴナントの追跡部隊が遂にオータムを捉えた。 最早逃げ延びることは不可能だと悟ったキース艦長はマスターチーフを冷凍睡眠から目覚めさせ、オータムのメインAI「コルタナ」の死守を命じる。 人類のあらゆる情報を知るコルタナがコヴナントの手に落ちることは、すなわち人類の滅亡を意味していた。 脱出ポッドでヘイロー地表に降下したマスターチーフは、コヴナントに捕らわれたキース艦長を救出し、ヘイローから脱出してコルタナを人類の勢力圏に持ち帰るべく、生き残ったクルー達をかき集めて部隊の再編と現地の調査を開始する。 そこで、彼はやがて全宇宙の命運を左右する思いがけない発見をするのだった… *◆登場人物 **マスターチーフ 本作の主人公を務める、人類最強のスーパーソルジャー。 「マスターチーフ」とは本来は彼の階級である最先任上級兵曹長(マスターチーフ・ペティオフィサー)のことであり、正式なコードネームは「スパルタン117」。本名はジョン。 緑のミョルニルアーマーを常に纏ったスパルタンⅡであり、ゲーム中で決して素顔を見せることはない((文章媒体である小説版では時折UNSCの制服に着替えて素顔を晒しているシーンもあるが、素顔に関して詳細に描写されることがないのは一貫している))。 心技体全てに優れ、寡黙で[[真面目>まじめ(真面目)]]、任務に忠実な兵士の鑑だが、たまにジョークも口にしたりと人間味を見せることもある。 その圧倒的な戦闘能力でコヴナント兵を蹴散らしながらヘイローを調査していくが、やがて宇宙全体を巻き込んだ大波乱に巻き込まれていくことになる。 本作で装着しているミョルニルアーマーはマークⅤと呼ばれるモデルであり、新型のマークⅥに衣替えした2作目以降とは細かい見た目が結構違う。 **コルタナ オータムに搭載された女性型スマートAI。 本作のヒロインであり、寡黙なチーフに替わってストーリー進行も担う。 AIながら饒舌で勝気な人間臭い性格。 コヴナントのネットワークにたやすく侵入する驚異的なハイスペックの持ち主であり、アーマーを介してチーフの神経回路に直接繋がり、戦闘をアシストする。 『HALO REACH』にてフォアランナーの技術をリバースエンジニアリングして開発されたことが後付けで判明したが、本作の時点では純粋な高性能AIである。 **ジェイコブ・キース オータム艦長。階級は大佐。 チーフをスパルタンに選んだ人物の1人でもある。 過去にコヴナントとの過酷な戦いを幾度も生き延びてきた凄腕指揮官であり、必要とあらば自身も銃を手に取って戦う豪胆さの持ち主でもある。 コヴナントの巡洋艦からチーフの手で救出され、その後部隊を率いてヘイローを調査するが… **エイブリー・J・ジョンソン軍曹 オータム陸戦部隊の指揮官。帽子と葉巻がトレードマーク。 本作の時点では[[モブキャラ]]であり、名前もゲーム中では判明しない。 普通にプレイしていれば序盤でほぼ確実に戦死するが、ゲームが進むと何事もなかったかのようにケロリとして再登場する不死身ぶりが頻繁にネタにされる愛されキャラ。 『[[HALO2]]』からは主要キャラに昇格し、チーフやアービターと共に大活躍する。 後年の作品群では色々と壮大な設定が付加されていった。 **フォーハマー オータム所属の女性パイロット。 本名はキャロル・ロウェリー。 ペリカン級降下艇を操縦し、兵員や乗り物を輸送してチーフ達の戦いをサポートする。 **海兵隊の皆さん UNSC海兵隊の隊員達。 ムービーだけでなくステージ進行中も登場し、共に戦ってくれるが、思考ルーチンがお粗末であまり使い物にならない。 武器も大半は後述のアサルトライフルであり、しかもフルオートではなく3点バーストで撃つ。 武器交換も出来ないので、基本的には気休め程度の援護役か、囮くらいの存在と思っておいた方がいいだろう。 **ギルティスパーク ヘイローを管理するボール状の小型AI。通称モニター。 慇懃無礼で胡散臭い物言いが特徴の、典型的な「FPSの管理AI」。 戦闘は基本的にチーフやセンチネルに[[丸投げ]]しているが、いざとなったらカメラアイから[[ビーム>ビーム/レーザー]]をぶっ放して攻撃する。 フラッド(とHALOに土足で踏み入ってきたコヴナント)を共通の敵とすることから、出会った当初はチーフに協力的だったが…? **グラント コヴナントの最下級兵士。「グラント」は人類がつけたコードネームで、正確な種族名は「アンゴイ」。 メタンガスの大気が満ちた惑星の出身であり、その関係で全員がガスマスクと貝殻のようなガスタンクを装備している。妊娠期間が短く、成長が早いためコヴナントの支配層から実質使い捨て同然の扱いを受けている不遇な存在。 使用武器はプラズマガン、ニードラー、燃料ロッドガン。 体力は低く、シールドも持たず、仲間を殺されるとすぐパニックに陥る雑魚だが、数が多く、一斉射撃を仕掛けてくると厄介な相手にもなる。 アーマーの色で能力に多少の差異があり、以下の通り ・黄:下級兵。最弱の雑兵。 ・赤:上級兵。黄色の個体より多少頑丈だが、気付かずまとめて倒している事も少なくない。ただしプラズマグレネードを投げつけて来る事も。 ・黒:特殊部隊。コヴナント側のロケットランチャーに相当する重火器、燃料ロッドガンを装備している。なお今作のロッドガンは倒すと爆発するので、奪って自分で使う事は出来ない。 低等身で愛嬌のある姿からHALOシリーズのマスコットキャラとして人気を集めており、次作からは狙って可愛らしい吹き替えがされるようになった。 **ジャッカル 鳥人のようなコヴナントの中級兵士(空は飛べない)。正確な種族名は「キグヤー」。 鋭い感覚器官を有し、コヴナントの中では偵察兵のような役割を持つ。人類が最初に遭遇したコヴナントらしい。 使用武器はプラズマガン、ニードラー。 基本性能はちょっと素早くなったグラントといったところだが、右腕にバックラータイプのエネルギーシールドを備えており、防御力が高い。 グラントと違い、プラズマガンの溜め撃ちも容赦なく繰り出してくる。数もグラントに次いで多いので処理がめんどくさい。 シールドの色で能力に多少の差異があり、以下の通り ・青:下級兵。特に特筆するべきところはない。 ・赤:上級兵。シールドは青より耐久力は高いが、ぶっちゃけ誤差の範疇。 なお本作の時点ではみんなの嫌われ者スナイパージャッカルは実装されていないため、厄介度はまだ低い方。 **エリート トカゲのようなコヴナントの上級兵士。正確な種族名は「サンヘイリ」。 高い技術力と戦闘能力を併せ持つ誇り高き戦士種族で、兵士だけでなく一般市民までが何かしらの武器や戦闘技術の扱いに習熟しているというから筋金入りである。 使用武器はプラズマライフル、ニードラー、エナジーソード。 スパルタンのものによく似たエネルギーシールド(設定上はこちらが本家)を[[装備]]し、たいていの攻撃はこれで受け流してしまう。 動きが素早く、火力も高く、個体によっては透明化したりエナジーソードで[[即死攻撃>即死系(ゲーム)]]を仕掛けてくるため、慣れないうちはかなり厄介。 プラズマグレネードの投擲も正確で、こちらも張り付けられてしまうと即死である。 複数体を安定して一気に倒せるようになれば初心者卒業と言っていいだろう。 階級や役職によってアーマーの色と形状が異なるが、キャラクターとしての性能は同じ。内訳は以下の通り。 ・青:下級兵。エリートの中では最弱だが、それでもグラントよりは十分強い。 ・赤:上級兵。青いアーマーの個体より頑強。また身のこなしも軽く、こちらのグレネードを避けて来る事も。 ・灰:隠密部隊。アクティブカモフラージュで常時透明化しており、こちらに奇襲を仕掛けて来る。耐久力は低いが、中にはエナジーソードを装備した個体も居る。&s(){ソードは透明化してないのでバレバレだけど。} ・黒:特殊部隊。大量のプラズマグレネードをこちらに投げつけて来る。 ・金:部隊指揮官。常時多数のグラントを率いて行動しており、自身も赤いアーマーの個体より頑丈。 特徴的な咆哮は、実は英語を[[逆再生]]した音声を使用している。%%また倒された時の断末魔が「アイヒー」と聞こえるのがしばしばネタにされる。%% **ハンター 数メートルの巨体を誇る、青い鎧に身を包んだエイリアン。常に2体1組で行動する。 実は無数のワーム状生命体「レクゴロ」の集合体であり、正式名称は「ムガ・レクゴロ」。 堅牢な鎧と左腕の[[盾]]であらゆる攻撃を跳ね返し、右腕のプラズマキャノンによる砲撃を仕掛けてくる強敵で、装甲の隙間を狙い撃たなければ倒せない。接近した際のシールドバッシュも強力。 …なのだが、本作に限り、首筋と背中だけでなく腹も装甲で覆われていない上、ハンドガンの性能が後述の通りなので、上手く立ち回れば割とあっさり撃破出来る。ロケットランチャーやスコーピオンの主砲などの爆発系武器なら真正面から吹き飛ばすことも可能。 初見では恐ろしい相手だが、慣れれば歴代シリーズにおけるハンター中ではかなり楽に対処できる部類に入る。 **センチネル ヘイローを守護する無人戦闘マシン。 登場してしばらくの間は味方だが、あることがきっかけで敵として襲い掛かってくるようになる。 エネルギーシールドで身を守り、レーザー照射で攻撃する。 それなりに固いが、プラズマ系武器に弱く、プラズマガン溜め撃ちなら一撃で撃破可能。 **フラッド素体 フラッドの本体となる小型生物。通称パラサイト。 知的生命体に[[触手]]を突き刺して寄生し、犠牲者をコンバットフォームに変貌させる。 触手はシールド消滅時かつ薄い部分ならミョルニルアーマーすら貫くほど頑丈で、一度取り付かれれば逃れるのは殆ど不可能である。 体力は極めて低く、アサルトライフル1発でも倒せるが、非常に数が多く、高難易度では仕留めそこなった素体にシールドと体力をガリガリ削られて気が付いたら瀕死になっていることもしばしば。 **コンバットフォーム フラッドに寄生された犠牲者の成れの果て。本作では人間寄生体とエリート寄生体の2種類が登場する。能力に特に差異はない。 一見すると[[ゾンビ]]のような知性を感じない怪物だが、ゲーム中に登場するほぼ全ての武器を使用可能。 圧倒的な物量と、豊富な武装による多彩な戦術が恐ろしい相手で、たまにロケットランチャーで即死攻撃を仕掛けてくる奴もいるが、シールドを持っていないのでショットガンがよく刺さる。 逆にスナイパーライフルは身体を貫通してしまう為か効果が薄い。 頭を撃っても一撃で倒せないため「ヘッドショット不可」と思われがちだが、実は素体が取り付いている心臓にヘッドショット判定がある。人間寄生体とエリート寄生体で若干位置が違うが、素体の赤い触手が露出しているので知っていれば割と狙いやすい。 また今作では後のシリーズのように身体をバラバラにする事が出来ず、倒したと思ってもたまに起き上がって来るため要注意。 **キャリアー フラッド素体を運ぶフラッド。宿主の損傷が激しくなったコンバットフォームはこの姿に作り変えられる。 それ自体はよちよち歩くだけだが、倒されるかプレイヤーに近づくと破裂し、複数の素体を撒き散らす。 こいつの破裂には判定があり、まともに喰らえば一発でシールドが消し飛ぶので接近戦は厳禁。 *◆用語 **UNSC 正式名称は「国連宇宙軍」。早い話がスぺオペでは定番の人類軍。 本作はヘイローのみが舞台なのでそれほど深い描写はないものの、植民地に対する強権支配やスパルタン・プロジェクト等、色々と後ろ暗い部分も持っている。 **スパルタンⅡ サイボーグ化された肉体を専用の装甲宇宙服「ミョルニルアーマー」で覆った超人兵士とその部隊。 過去にコストの問題で中止となった超人兵士開発計画「オリオン・プロジェクト」を前身としている。 コヴナントの技術を取り入れて結成された対コヴナント部隊…とUNSCは発表しているが、 その実態は&bold(){非合法に拉致した子供に特殊訓練と[[洗脳]]教育を施し、薬物投与と成功率の低い改造手術で強化した反乱分子鎮圧用特殊部隊}という、あらゆる面で真っ黒な代物。 法や道徳すら無視して育成されただけあり、[[バイク]]並みのスピードで疾走し、大型車両を素手でひっくり返し、周囲がスローに見えるほどの鋭敏な感覚で敵を捉える、まさにスーパーソルジャーの集団。ミョルニルアーマーの恩恵で更にその能力は跳ね上がっている。 当然コヴナントからも警戒されており、スパルタン1人倒すために艦艇数隻を犠牲にすることすら厭わないことも。 **ピラー・オブ・オータム UNSCが保有するハルシオン級宇宙巡洋艦。[[日本語]]版では終始「オータム」とのみ呼ばれる。 元々は旧式の艦だったが、スパルタンⅡによる預言者捕獲作戦「オペレーション・レッドフラッグ」のために全面改修され、ジェイコブ・キースが艦長に就任。 しかしその直後にコヴナントがリーチを強襲したため、生き残った人々とコルタナを搭載してリーチを脱出し、ブラインドワープで逃走を繰り返すうちにヘイローへと辿り着いた。 最終的には大破し、ヘイローに墜落したものの、それまでにコヴナント艦4隻を撃破し、1隻を操縦不能に追いやる奮戦ぶりを見せた。 小説「ザ・フォール・オブ・リーチ」では対艦戦での活躍を遺憾なく見せてくれる。 **コール・プロトコル コール議定書とも。 コヴナント出現を受け、人類の本拠地である地球の場所を隠すために出された緊急命令。冒頭でキースが発令したのがこれ。 詳細に記述すると長くなるが、端的に説明すると ・いかなる艦艇も地球に不用意に近づくことを禁止する ・コヴナントに拿捕されそうな場合、必ず管理下にあるナビゲーションデータ全てを破壊すること ・地球の位置の手掛かりとなるいかなるものもコヴナントに渡してはならない ・逃走は必ずランダムに開いたスリップスペースを経由して行うこと というもの。 **コヴナント 複数のエイリアンたちによって結成された巨大な軍事同盟国家。 プロフェット(預言者)ことサンシューム族を頂点とする宗教国家であり、フォアランナーとその産物ヘイローを信仰している。 フォアランナー技術のデッドコピーを駆使しており、科学力では人類を凌駕するが、AIや情報関連の技術、及び身体改造技術では人類に一歩劣る模様。 **トゥルース・アンド・レコンシリエーション リーチから脱出したオータムを追跡していた、コヴナントのパーティキュラー・ジャスティス艦隊所属の巡洋艦。 劇中では終始「敵巡洋艦」と呼ばれており、艦名は小説版『ザ・フラッド』で判明。 オータムの猛攻によって航行不能に陥り、ヘイロー上空に停泊していたが、搭載した戦力自体は健在だったためヘイローにおけるコヴナントの臨時基地として機能していた。 捕らえたキース艦長達を収監していたためにチーフ達の奇襲を受けて多数の兵士を失い、さらにその後フラッドの侵食まで受けて更なる犠牲を出す羽目になった災難な船。 **ヘイロー 宇宙に浮かぶリング状の構造物。コヴナントからは「聖なるリング」として崇拝の対象となっている。 外から見ると単なる巨大な輪っかだが、内部には極めて高度なエコシステムが構築されており、地球とほとんど変わらない自然環境が存在する。 しかし、その正体はフラッドを確実に根絶するため、その餌となる知的生命体を消し去る超兵器であり、起動すれば半径2万5千光年の範囲内の知的生命体はたちまち[[消滅]]する。 コヴナントはヘイローが兵器であることまでは把握していたものの、自分達も効果の対象になることは知らない。 ゲーム中では説明されないが、内部のエコシステムはフラッド殲滅後に各惑星を再生するための研究施設として用意されていた模様。 全部で7基存在し、本作で登場するもの(通称アルファ・ヘイロー)は「インストレーション04」と呼ばれる。 **フォアランナー ヘイローを建造した超古代の文明人達。 宇宙の秩序を守るべく奮闘していたが、最後はフラッドを根絶するためにヘイローを起動して残らず消滅した。 宇宙の各地には彼らが建造した遺跡が点在している。 **フラッド ヘイローの最深部に[[封印]]されていた恐るべき寄生生命体。 知的生命体に寄生してその体を乗っ取り、おぞましい姿の怪物へと作り変えてしまう。 異常なほど高い繁殖力を誇る上、犠牲者の知能をそのまま受け継ぐため銃火器や乗り物も使いこなす。 胞子ひとつでも残っていれば際限なく増殖するため、確実に撲滅するには餓死させるしかない。 最終的にヘイローの起動によって殲滅されたものの、フォアランナーは最後の最後で微量の標本をヘイロー内部や専用の封鎖アレイ内部に保存するミスを犯してしまい、 これがコヴナントの手で誤って解放されたことで再びこの世に蘇った。 *◆ゲームシステム 基本システムはラン&ガンのシンプルなものだが、特徴として以下のシステムが挙げられる。 **エネルギーシールド プレイヤーの耐久力は時間経過で[[自動回復]]するエネルギーシールドと、自動回復しない体力ゲージの2段階で構成されている。 シールドが全損しない限り体力は減らないため、多少の被弾であれば無視することが出来る。 ただし、集中的な攻撃を受ければあっという間に削られるし、爆発系武器や落下ダメージなどでシールドと体力両方の上限を超えるダメージを受けたときは即死するので過信は禁物。 **武器の所持数 同時に所持できる銃は2種類までで、これにグレネード2種と近接攻撃を加えた5種類の攻撃手段で戦う。 新しい銃を拾いたいときはすでに所持している銃のどちらかを捨てねばならないため、この取捨選択も戦闘では重要となる。 **ヘッドショット判定 FPSではお馴染みのヘッドショットだが、本作ではヘッドショットが出来る銃と出来ない銃が存在し、後者でいくら頭を撃っても通常のダメージしか与えられない。 ただし、ヘッドショット判定がない銃は大抵何かしらそれに代わる利点があるので、ヘッドショット判定の有無がそのまま武器の強さに直結するわけではない。 *◆武器 UNSC製武器は対ライフ攻撃力が高く、発射後即弾着するが、対シールド攻撃力が低い。 コヴナント製武器は対シールド攻撃力が高いが、対ライフ攻撃力が低く、弾速が遅い。 **M6Dハンドガン 五〇口径のマグナム弾を発射する[[拳銃]]。定番初期装備その1。マガジン弾数12発・所持弾数上限120発 フィンガーガードがグリップ全体を覆いつくすほど大きい、[[トライガーショット>CREW GUYS]]を思わせる造形が特徴。 いかにもサイドアームらしいコンパクトな外見だが、実態は&bold(){単発高火力、2倍ズーム可能、ヘッドショット判定有り、リコイルほぼ無し、速射性良好、所持弾数上限も豊富で、かつ弾も含めて入手が容易}という[[シリーズ屈指のチート銃>バランスブレイカー(ゲーム)#id_578f4ce4]]。 まともに戦うと強いハンターも、これで弱点を狙い撃てば一撃で撃破出来る。 %%アサルトライフルよりもよっぽどアサルトライフルらしい使い勝手と言えないでもない%% 実弾系武器の宿命として対シールド攻撃力は低いが、そこは後述のプラズマガンとの併用でカバーできる。 あまりに強すぎて、後の作品ではどこかしらが大幅に弱体化されることになった。 後にBungieが制作しているMMOFPSゲーム「Destiny2」においてこれをモチーフにした「フォアランナー」というエキゾチックピストルが登場している。 **MA5Bアサルトライフル UNSC海兵隊の基本武装となる、曲線的な外見のガス圧式フルオートマチックライフル。定番初期装備その2。マガジン弾数60発・所持弾数上限600発 長時間の作動や耐久性に優れ、接近戦で力を発揮するとされる。 改良を重ねながら長きにわたって活躍しており、チーフもムービーシーンでは愛用している名銃。…&bold(){設定上は}。 その正体は&bold(){このゲームでも最悪レベルの産廃}。 単発低下力、劣悪すぎる集弾性、ズーム非対応、ヘッドショット判定なし、高い連射力が災いして弾の消耗もマッハと、どこに長所を見出せすべきか分からないレベルのクソ銃であり、間合いによってはグラント1体を仕留めるためにマガジン1本使い尽くすこともザラ。 大抵の場合、他の銃を拾う時に真っ先に捨てられる運命にある。 あまりの使えなさに、ファンからは&bold(){「クソルトライフル」「電動ガン」「UNSCがコヴナントに追い詰められた理由」「銃声がかっこいいのだけが利点」}などと散々な言われようであり、メディアミックス作品でこれが活躍すると大体ツッコミの的になる。 流石にバンジーも問題視したのか、『HALO2』ではサブマシンガンと入れ替わる形でリストラされたが、『[[HALO3]]』では何をトチ狂ったか&bold(){所持弾数をナーフされて復刻}。 その後もシリーズの看板武器兼ネタ武器として安定のクソ銃ぶりを発揮し続け、まともに使えるようになったのは開発が交代した『[[HALO4]]』になってからであった。 強いて強みを挙げるなら、大量のパラサイトを一掃したい時は高い連射力のおかげでそれなりに役に立つことくらいか。%%まあプラズマガンの連射で十分代用出来るんですけどね%% **M90ショットガン ポンプアクション式の[[散弾銃]]。マガジン弾数12発・所持弾数上限60発 ペレット一粒当たりの威力はアサルトライフルと同じだが、一度に沢山ぶっ放すので接近戦では強力。 ヘッドショット判定は無いが、有効射程内で当てればだいたい一撃なのであまり気にならない。 この手の武器としては射程距離も長めで、シールドを持たない相手なら数歩分の間合いを空けて撃っても一撃必殺を狙える。 特にフラッドには極めて有効で、後半で重宝する。 [[弱点]]は全弾撃ち尽くすとリロードに時間がかかるのと、射程長めと言っても結局はショットガンなので狙い撃ちには全く向かないこと。 …が、実はリロード時に弾1発を装填する速度がかなり早いため、トリガー押しっぱなしで1発装填(リロード)→即発射→1発装填→即(ry な具合で使えばリロード速度が実質ほぼ0というとんでも仕様となっている。このせいか時代が経つ毎にリロード速度低下・所持弾数上限低下・マガジン弾数低下と弱体化するハメに…… **S2 AMスナイパーライフル 可変倍率式スコープ搭載の[[狙撃銃]]。マガジン弾数4発・所持弾数上限24発(ステージ3のみ初期の所持弾数64発。ただし24発未満になるまで補充はできない) 威力は非常に高く、ヘッドショットならシールド持ちのエリートすら一撃で撃破出来る。 反面連射は効かず、更に発射後数秒は弾道の軌跡が空中に残るため居場所がバレバレになるリスクもある。 近接攻撃も隙が大きいため、接近戦は苦手。 本作では暗い場所で活動するのが多いためか他シリーズとは違い暗視スコープを持ち、敵に照準を合わせると対象までの距離が表示される。 **M19 SSMロケットランチャー 2連装の無誘導ロケット砲。マガジン弾数2発・所持弾数上限8発 爆風による範囲ダメージと高火力が自慢だが、弾速が遅く狙い撃ちには向かず、至近距離で使うと自爆のリスクもある、FPSのロケットランチャーとしてはベーシックな性能。 デカくて重いからか、近接攻撃の威力が妙に高い。 フィールド上にこれが置いてある場合、その先でハンターかファントムが待ち構えているサイン。 **フラググレネード UNSCの標準的な[[手投げ弾>手榴弾]]。 粘着能力はないが、起爆時間が短く、壁に当たると跳ね返るので当てやすい。 **プラズマガン コヴナント製のエネルギー拳銃。バッテリー式で、5発で1%、溜め撃ちで約14%消費 連射力が高いが、真の強みは溜め撃ち1発で敵のエネルギーシールドを全損させられること。若干だがホーミング性能もある。 そこら中のグラントやジャッカルが装備しているため入手も容易で、ハンドガンとの組み合わせは攻略に欠かせない。 弱点はプラズマ武器故に対ライフ攻撃力が低いことと、溜め撃ちを使うか連射しすぎるとオーバーヒートして短時間発射不能になること。 **プラズマライフル エリート族が携行する連発式の大型火器。2発でバッテリー1%消費 溜め撃ちは出来ないのでプラズマガンほどの瞬間火力は期待できないが、高速連射するので状況次第では素早くエネルギーシールドを破壊できる。 弱点は燃費の悪さと、連射力の高さゆえにオーバーヒートも早いこと。 **ニードラー 針状の弾を発射する小型銃。ホーミング性能有り。マガジン弾数20発・所持弾数上限80発 弾速が遅く癖が強いが、7発の弾が刺さると爆発を起こして大ダメージを与える。 連射力が高く、壁に当たると反射するため、弾幕を張ることも可能。 **プラズマグレネード コヴナント製の手投げ弾。 起爆時間が長いが、粘着能力があるため、敵に上手くくっつければ確殺できる。 逆に言えば、敵にこれをくっつけられたら死が確定するため、使用の予備動作は見逃さないように。 **燃料ロッドガン グラントが持つコヴナント版ロケットランチャー。本作のみバッテリー式で、1発で3-4%消費 弾道からすると次作のブルートショット的な武器。キャンペーンでは敵専用でプレイヤーは使用できない。 所持しているグラントを倒すと一定時間後に自爆((小説版では「バッテリーが切れると自爆する仕組み」と描写されている))してダメージを与えるのですぐに離れること。 取ろうとして近づいたらなぜか拾えずに爆発し、ついでにグレネードに誘爆して吹っ飛んだチーフもいるかもしれない。 PC版での対戦でのみ使用可能。 *◆アイテム **ライフパック 拾うと体力を最大まで回復する。 **弾薬 読んで字のごとく。 プラズマガンとプラズマライフルは使い切りで弾薬補充は出来ず、ニードラーは落ちているニードラーからのみ弾薬を調達できる。 **レッドオーブ 拾うとシールド容量が3倍になる。 上限を超えて増加した分のゲージは時間回復しない。 **ブルーオーブ 拾うと一定時間透明になる。 *◆乗り物 ※今作のゴーストとバンシーは、誰も乗っていない状態だと攻撃を加えても破壊されないようになっている。 **ワートホグ UNSC製のジープ。定員3名。名前は「イボイノシシ」の意味。 車体後部に銃座が取り付けられており、集弾性は悪いが威力が高く、弾数無制限。 車体本体は破壊不可能だが、被弾するとドライバーも(生身の時よりは軽減されるが)ダメージを受ける 最も頻繁に登場する乗り物であり、最終面の攻略には必須なので、見かけたら積極的に乗り込んで練習しておこう。 **スコーピオン UNSC製の[[戦車]]。定員5名。こちらも破壊不可能。 強力な主砲と[[機関銃]]による攻撃力がウリで、防御力も極めて高いが、操縦席をピンポイントで狙われると弱く、小回りも効かない。 **ペリカン フォーハマーが操縦する、UNSC製の輸送機。プレイヤーは操縦できない。 **ゴースト バイクとソリを掛け合わせたようなコヴナントのホバー型ビークル。 機動性能が極めて高く、小回りも効くが、搭載されたプラズマガンは弾速が遅いので当てにくい。 更にUNSC製の乗り物と異なり耐久力の概念があり、あまり被弾しすぎると破壊されてしまう。 **バンシー コヴナント製の小型戦闘機。 速度はあまり出ないが器用な飛行が可能で、武器もプラズマガン2門に燃料ロッドガンと充実している。 ゴースト同様耐久力の概念がある。 **ガンプラント コヴナント製の砲座。 威力はあるが弾速は遅く、移動も出来ないのであまり使いでがない。 これは人類側の乗り物と同じく耐久力の概念がない。 ちなみに攻略本だと"StationaryGun &bold(){SHADE}"と表記されており、他シリーズでシェイドタレットと呼ばれているものである。 **ファントム コヴナント製のホバータンク。 放物線を描いて飛ぶプラズマキャノンが武器。弾速は遅いが当たれば即死であり、見た目の割にはスピードもあるのでロケットランチャーを当てにくい厄介な敵。 プレイヤーは操縦できない。 『HALO2』からは「レイス」に改名され、「ファントム」は新登場の降下艇の名前になった((実は本作でも内部データ上は「レイス」だったりする))。 **スピリット コヴナント製の降下艇。上から見ると音叉のような形。 武器はガンプラントと同じ旋回式のプラズマガン。 プレイヤーは操縦できず、破壊も不可能。 *◆余談 **Marathonとの関連性 本作はバンジーの代表作である[[Marathon>Marathon(ゲーム)]]と少なからぬ接点が設けられている。 分かりやすい点はオータムの側面にそのまんま刻まれている同作のロゴマークで、その他にも超人的サイボーグの主人公やヒロインを務めるAI、敵キャラの生態など、Marathonに関する小ネタが多く盛り込まれている。 こうした点はバンジーが独立後に手掛けた『Destiny』シリーズにも受け継がれている。 **PC展開について 本作はシリーズで唯一Mac版が発売されているが、実は元々はMarathonと同じくMac向けに開発されていたゲームだった。 1999年には既にAppleの新製品として発表されており、開発途中のゲーム画面も公開されて大きな話題を呼んだ。 しかし、2000年6月にMicrosoftがバンジーを買収し、一度Take Two Interactiveに渡っていた本作の独占展開権も取得してしまう。 Microsoftは同年3月に[[Xbox]]を発表したばかりであり、ユーザーは勿論のことAppleにも大いに動揺が走った。中でもCEOの[[スティーブ・ジョブズ]]は直接Microsoftに抗議の電話をかけたという。 そのため、後にMicrosoftはMac版HALOの開発も続けることを発表し、事態をどうにか収束させた。 追記・修正はスパルタンⅡの改造手術を生き残ってからお願いします。 #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,2) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #areaedit() - チーフはボトムズのキリコみたいな設定よな -- 名無しさん (2022-05-28 11:59:11) - 実写ドラマ版でチーフが早々に素顔を晒して大不評とか-- 名無しさん (2022-05-28 17:09:02) - ↑なんなら3話で尻も晒してたり… -- 名無しさん (2022-05-28 17:43:31) - 中盤似たような部屋が続くMAPを往復させられたり、ラスボス戦かと思ったら玉入れが始まるのはどうなんだと思った -- 名無しさん (2022-05-28 19:12:54) - 戦闘パートでの戦死はゲームの都合で良いとして、最終盤のあの状況でどうやって生還したんだ軍曹 -- 名無しさん (2022-05-28 19:57:22) - この頃は「フラッドを滅ぼすべく自分達を犠牲にした」というのが共通認識だったのが、シリーズが続くに連れて(後付けもあるとはいえ)続々とやらかしが明らかになるフォアランナー -- 名無しさん (2022-05-29 00:59:15) - 懐かしい~と思ったら、もう20年以上も前のゲームなのかぁ…… -- 名無しさん (2022-05-29 01:11:34) - 艦長がフラッドキャリアーにされてしまった時の描写がエグ過ぎる。 -- 名無しさん (2022-05-29 07:11:11) - 終盤に登場する黒いグラントとエリートって特殊部隊みたいな設定とかあるのかな? -- 名無しさん (2022-05-29 21:41:17) - フォアランナーのやらかしや外伝小説商法が“正確に”批判されるのはいいんだが、そうじゃなくて実質的に「読んでない小説のキャラを誤った知識や揺れのある解釈でヘイトを向ける」人間を生んでるのどうにかならんかね -- 名無しさん (2022-05-29 22:14:05) - 初代はチーフの豊富な断末魔も谷さんが演じてるのがなんか好き。「ん゛っ、ん゛んんんん!?」みたいなのとか。 -- 名無しさん (2022-05-29 22:43:40) - ハンドガンが強い、というか高難易度だと対エリート戦が「プラズマガン溜め撃ちでシールド破壊、動きが止まった瞬間ハンドガンでヘッドショット」が9割以上というかそれ以外の抵抗手段がなくなっていくんだよな… -- 名無しさん (2022-05-30 21:33:37) - 実際HALOシリーズの適性難易度はアドバンスくらいが適正、レジェンドは他の難易度で通用することが全然できなくなるからマジで別ゲー -- 名無しさん (2022-06-02 10:00:30) - ハンドガンは45口径じゃなく50口径だ -- 名無しさん (2022-07-03 20:39:14) - 「フォアランナー」はゲーム中テキストを見るにモチーフにしてるんじゃなくて「そのもの」なんだよなぁ(正確にはあと1射でもすれば分解してしまうほど損壊した状態のものにD2世界の技術で修復を施したと思われる代物)。スタジオの周年記念のお祭りだからというのもあるが、「現実(作品、或いはゲーム盤?)の壁を跨いで別の現実から何か持ってくる」ことが不可能じゃなさそうな力を持つ存在が出てきているし・・・ -- 名無しさん (2022-10-13 16:33:21) #comment(striction) #areaedit(end) }
&font(#6495ED){登録日}:2022/05/28 (土曜日) 10:45:13 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:&font(#6754FF,black){約 21 分で読めるわ} ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- #center(){ &font(#66cc00,black,b,200%){本能直撃。} } 『&bold(){HALO(ヘイロー)}』は、Microsoftより発売された[[Xbox]]専用ファースト・パーソン・シューティングゲーム。 開発はかつて旧Macに[[FPS]]「[[Marathon>Marathon(ゲーム)]]」シリーズを送り出したバンジー。 通称は『HALO1』『HALO:CE』等。 *◆概要 [[HALOシリーズ>HALOシリーズ(FPS)]]の記念すべき第1作であり、2002年度ゲーム・デベロッパーズ・チョイス・アワードをはじめとする50もの賞を受賞した。 シンプルで取っつきやすいゲームシステムと奥深い戦略性、映画さながらの壮大なストーリー、映像・音響共に迫力ある演出などから大ヒットを記録し、 本国[[アメリカ>アメリカ合衆国]]では&bold(){任天堂のマリオシリーズとも並ぶゲーマーの基礎教養}として伝説的人気を誇る。 特に、「左スティックで移動、右スティックで照準、トリガーで射撃」というパッドでも遊びやすい操作系や、自動回復する二重体力ゲージといった本作が打ち出したシステムは数多くのFPSに継承されており、FPS史全体から見ても重要な作品である。 第1作ながら基本的な部分はすでに完成されており、多くの続編がリリースされた今日においても広く愛されている。 なお本作の正式なタイトルは「HALO: COMBAT EVOLVED」だが、日本ではシンプルさを優先した結果か、副題を取り払って「HALO」としてリリースされた。その後PC版の発売時に何故か副題が復活したため、原題が「HALO」、PC移植版が「HALO: COMBAT EVOLVED」と勘違いされやすいものの、これは正確ではない。 2011年には発売10周年を記念し、グラフィックを強化したリマスター版『HALO: COMBAT EVOLVED ANNIVERSARY』が発売されている。 バンジーは2007年にMSから独立してしまったため、開発は343インダストリーズが引き継いでいるが、プレイ中でもボタン一つでオリジナル版グラフィックに切り替えることが可能であり、生みの親であるバンジーも尊重したつくりとなっている。 2019年に発売されたカップリング移植パック『HALO: MASTER CHIEF COLLECTION』にも収録されており、こちらはPC版も存在するため、現在でも気軽にプレイすることができる。 *◆ストーリー 26世紀。 人類は宇宙に進出し、数多くの惑星に植民地を築いていたが、ある時を境に異星人の軍事同盟「コヴナント」との戦争に突入する。 コヴナントは「人類の存在は神々への冒涜である」と断言し、容赦ない虐殺を展開。多くの植民惑星とそこに生きる人々の命が奪われていった。 国連宇宙軍UNSCは切り札として、コヴナントの技術を吸収して生み出された超人兵士部隊「スパルタンⅡ」を投入するが、あまりの戦力差の前に戦況を覆すことが出来ないでいた。 西暦2552年8月22日、[[人類にとって地球に次ぐ要所である惑星リーチが、コヴナントの急襲によって陥落する>Halo Reach]]。 精強を誇ったスパルタンⅡも熾烈な戦いの中で殆どが倒れ、部隊を率いるスパルタン117ことマスターチーフも負傷によって冷凍睡眠状態となっていた。 リーチから辛くも脱出に成功した巡洋艦「ピラー・オブ・オータム」は行先の分からないブラインドワープで逃避行を試みるが、その最中に宇宙空間に浮かぶ巨大な円環状構造物「ヘイロー」を発見する。 直後、コヴナントの追跡部隊が遂にオータムを捉えた。 最早逃げ延びることは不可能だと悟ったキース艦長はマスターチーフを冷凍睡眠から目覚めさせ、オータムのメインAI「コルタナ」の死守を命じる。 人類のあらゆる情報を知るコルタナがコヴナントの手に落ちることは、すなわち人類の滅亡を意味していた。 脱出ポッドでヘイロー地表に降下したマスターチーフは、コヴナントに捕らわれたキース艦長を救出し、ヘイローから脱出してコルタナを人類の勢力圏に持ち帰るべく、生き残ったクルー達をかき集めて部隊の再編と現地の調査を開始する。 そこで、彼はやがて全宇宙の命運を左右する思いがけない発見をするのだった… *◆登場人物 **マスターチーフ 本作の主人公を務める、人類最強のスーパーソルジャー。 「マスターチーフ」とは本来は彼の階級である最先任上級兵曹長(マスターチーフ・ペティオフィサー)のことであり、正式なコードネームは「スパルタン117」。本名はジョン。 緑のミョルニルアーマーを常に纏ったスパルタンⅡであり、ゲーム中で決して素顔を見せることはない((文章媒体である小説版では時折UNSCの制服に着替えて素顔を晒しているシーンもあるが、素顔に関して詳細に描写されることがないのは一貫している))。 心技体全てに優れ、寡黙で[[真面目>まじめ(真面目)]]、任務に忠実な兵士の鑑だが、たまにジョークも口にしたりと人間味を見せることもある。 その圧倒的な戦闘能力でコヴナント兵を蹴散らしながらヘイローを調査していくが、やがて宇宙全体を巻き込んだ大波乱に巻き込まれていくことになる。 本作で装着しているミョルニルアーマーはマークⅤと呼ばれるモデルであり、新型のマークⅥに衣替えした2作目以降とは細かい見た目が結構違う。 **コルタナ オータムに搭載された女性型スマートAI。 本作のヒロインであり、寡黙なチーフに替わってストーリー進行も担う。 AIながら饒舌で勝気な人間臭い性格。 コヴナントのネットワークにたやすく侵入する驚異的なハイスペックの持ち主であり、アーマーを介してチーフの神経回路に直接繋がり、戦闘をアシストする。 『HALO REACH』にてフォアランナーの技術をリバースエンジニアリングして開発されたことが後付けで判明したが、本作の時点では純粋な高性能AIである。 **ジェイコブ・キース オータム艦長。階級は大佐。 チーフをスパルタンに選んだ人物の1人でもある。 過去にコヴナントとの過酷な戦いを幾度も生き延びてきた凄腕指揮官であり、必要とあらば自身も銃を手に取って戦う豪胆さの持ち主でもある。 コヴナントの巡洋艦からチーフの手で救出され、その後部隊を率いてヘイローを調査するが… **エイブリー・J・ジョンソン軍曹 オータム陸戦部隊の指揮官。帽子と葉巻がトレードマーク。 本作の時点では[[モブキャラ]]であり、名前もゲーム中では判明しない。 普通にプレイしていれば序盤でほぼ確実に戦死するが、ゲームが進むと何事もなかったかのようにケロリとして再登場する不死身ぶりが頻繁にネタにされる愛されキャラ。 『[[HALO2]]』からは主要キャラに昇格し、チーフやアービターと共に大活躍する。 後年の作品群では色々と壮大な設定が付加されていった。 **フォーハマー オータム所属の女性パイロット。 本名はキャロル・ロウェリー。 ペリカン級降下艇を操縦し、兵員や乗り物を輸送してチーフ達の戦いをサポートする。 **海兵隊の皆さん UNSC海兵隊の隊員達。 ムービーだけでなくステージ進行中も登場し、共に戦ってくれるが、思考ルーチンがお粗末であまり使い物にならない。 武器も大半は後述のアサルトライフルであり、しかもフルオートではなく3点バーストで撃つ。 武器交換も出来ないので、基本的には気休め程度の援護役か、囮くらいの存在と思っておいた方がいいだろう。 **ギルティスパーク ヘイローを管理するボール状の小型AI。通称モニター。 慇懃無礼で胡散臭い物言いが特徴の、典型的な「FPSの管理AI」。 戦闘は基本的にチーフやセンチネルに[[丸投げ]]しているが、いざとなったらカメラアイから[[ビーム>ビーム/レーザー]]をぶっ放して攻撃する。 フラッド(とHALOに土足で踏み入ってきたコヴナント)を共通の敵とすることから、出会った当初はチーフに協力的だったが…? **グラント コヴナントの最下級兵士。「グラント」は人類がつけたコードネームで、正確な種族名は「アンゴイ」。 メタンガスの大気が満ちた惑星の出身であり、その関係で全員がガスマスクと貝殻のようなガスタンクを装備している。妊娠期間が短く、成長が早いためコヴナントの支配層から実質使い捨て同然の扱いを受けている不遇な存在。 使用武器はプラズマガン、ニードラー、燃料ロッドガン。 体力は低く、シールドも持たず、仲間を殺されるとすぐパニックに陥る雑魚だが、数が多く、一斉射撃を仕掛けてくると厄介な相手にもなる。 アーマーの色で能力に多少の差異があり、以下の通り ・黄:下級兵。最弱の雑兵。 ・赤:上級兵。黄色の個体より多少頑丈だが、気付かずまとめて倒している事も少なくない。ただしプラズマグレネードを投げつけて来る事も。 ・黒:特殊部隊。コヴナント側のロケットランチャーに相当する重火器、燃料ロッドガンを装備している。なお今作のロッドガンは倒すと爆発するので、奪って自分で使う事は出来ない。 低頭身で愛嬌のある姿からHALOシリーズのマスコットキャラとして人気を集めており、次作からは狙って可愛らしい吹き替えがされるようになった。 **ジャッカル 鳥人のようなコヴナントの中級兵士(空は飛べない)。正確な種族名は「キグヤー」。 鋭い感覚器官を有し、コヴナントの中では偵察兵のような役割を持つ。人類が最初に遭遇したコヴナントらしい。 使用武器はプラズマガン、ニードラー。 基本性能はちょっと素早くなったグラントといったところだが、右腕にバックラータイプのエネルギーシールドを備えており、防御力が高い。 グラントと違い、プラズマガンの溜め撃ちも容赦なく繰り出してくる。数もグラントに次いで多いので処理がめんどくさい。 シールドの色で能力に多少の差異があり、以下の通り ・青:下級兵。特に特筆するべきところはない。 ・赤:上級兵。シールドは青より耐久力は高いが、ぶっちゃけ誤差の範疇。 なお本作の時点ではみんなの嫌われ者スナイパージャッカルは実装されていないため、厄介度はまだ低い方。 **エリート トカゲのようなコヴナントの上級兵士。正確な種族名は「サンヘイリ」。 高い技術力と戦闘能力を併せ持つ誇り高き戦士種族で、兵士だけでなく一般市民までが何かしらの武器や戦闘技術の扱いに習熟しているというから筋金入りである。 使用武器はプラズマライフル、ニードラー、エナジーソード。 スパルタンのものによく似たエネルギーシールド(設定上はこちらが本家)を[[装備]]し、たいていの攻撃はこれで受け流してしまう。 動きが素早く、火力も高く、個体によっては透明化したりエナジーソードで[[即死攻撃>即死系(ゲーム)]]を仕掛けてくるため、慣れないうちはかなり厄介。 プラズマグレネードの投擲も正確で、こちらも張り付けられてしまうと即死である。 複数体を安定して一気に倒せるようになれば初心者卒業と言っていいだろう。 階級や役職によってアーマーの色と形状が異なるが、キャラクターとしての性能は同じ。内訳は以下の通り。 ・青:下級兵。エリートの中では最弱だが、それでもグラントよりは十分強い。 ・赤:上級兵。青いアーマーの個体より頑強。また身のこなしも軽く、こちらのグレネードを避けて来る事も。 ・灰:隠密部隊。アクティブカモフラージュで常時透明化しており、こちらに奇襲を仕掛けて来る。耐久力は低いが、中にはエナジーソードを装備した個体も居る。&s(){ソードは透明化してないのでバレバレだけど。} ・黒:特殊部隊。大量のプラズマグレネードをこちらに投げつけて来る。 ・金:部隊指揮官。常時多数のグラントを率いて行動しており、自身も赤いアーマーの個体より頑丈。 特徴的な咆哮は、実は英語を[[逆再生]]した音声を使用している。%%また倒された時の断末魔が「アイヒー」と聞こえるのがしばしばネタにされる。%% **ハンター 数メートルの巨体を誇る、青い鎧に身を包んだエイリアン。常に2体1組で行動する。 実は無数のワーム状生命体「レクゴロ」の集合体であり、正式名称は「ムガ・レクゴロ」。 堅牢な鎧と左腕の[[盾]]であらゆる攻撃を跳ね返し、右腕のプラズマキャノンによる砲撃を仕掛けてくる強敵で、装甲の隙間を狙い撃たなければ倒せない。接近した際のシールドバッシュも強力。 …なのだが、本作に限り、首筋と背中だけでなく腹も装甲で覆われていない上、ハンドガンの性能が後述の通りなので、上手く立ち回れば割とあっさり撃破出来る。ロケットランチャーやスコーピオンの主砲などの爆発系武器なら真正面から吹き飛ばすことも可能。 初見では恐ろしい相手だが、慣れれば歴代シリーズにおけるハンター中ではかなり楽に対処できる部類に入る。 **センチネル ヘイローを守護する無人戦闘マシン。 登場してしばらくの間は味方だが、あることがきっかけで敵として襲い掛かってくるようになる。 エネルギーシールドで身を守り、レーザー照射で攻撃する。 それなりに固いが、プラズマ系武器に弱く、プラズマガン溜め撃ちなら一撃で撃破可能。 **フラッド素体 フラッドの本体となる小型生物。通称パラサイト。 知的生命体に[[触手]]を突き刺して寄生し、犠牲者をコンバットフォームに変貌させる。 触手はシールド消滅時かつ薄い部分ならミョルニルアーマーすら貫くほど頑丈で、一度取り付かれれば逃れるのは殆ど不可能である。 体力は極めて低く、アサルトライフル1発でも倒せるが、非常に数が多く、高難易度では仕留めそこなった素体にシールドと体力をガリガリ削られて気が付いたら瀕死になっていることもしばしば。 **コンバットフォーム フラッドに寄生された犠牲者の成れの果て。本作では人間寄生体とエリート寄生体の2種類が登場する。能力に特に差異はない。 一見すると[[ゾンビ]]のような知性を感じない怪物だが、ゲーム中に登場するほぼ全ての武器を使用可能。 圧倒的な物量と、豊富な武装による多彩な戦術が恐ろしい相手で、たまにロケットランチャーで即死攻撃を仕掛けてくる奴もいるが、シールドを持っていないのでショットガンがよく刺さる。 逆にスナイパーライフルは身体を貫通してしまう為か効果が薄い。 頭を撃っても一撃で倒せないため「ヘッドショット不可」と思われがちだが、実は素体が取り付いている心臓にヘッドショット判定がある。人間寄生体とエリート寄生体で若干位置が違うが、素体の赤い触手が露出しているので知っていれば割と狙いやすい。 また今作では後のシリーズのように身体をバラバラにする事が出来ず、倒したと思ってもたまに起き上がって来るため要注意。 **キャリアー フラッド素体を運ぶフラッド。宿主の損傷が激しくなったコンバットフォームはこの姿に作り変えられる。 それ自体はよちよち歩くだけだが、倒されるかプレイヤーに近づくと破裂し、複数の素体を撒き散らす。 こいつの破裂には判定があり、まともに喰らえば一発でシールドが消し飛ぶので接近戦は厳禁。 *◆用語 **UNSC 正式名称は「国連宇宙軍」。早い話がスぺオペでは定番の人類軍。 本作はヘイローのみが舞台なのでそれほど深い描写はないものの、植民地に対する強権支配やスパルタン・プロジェクト等、色々と後ろ暗い部分も持っている。 **スパルタンⅡ サイボーグ化された肉体を専用の装甲宇宙服「ミョルニルアーマー」で覆った超人兵士とその部隊。 過去にコストの問題で中止となった超人兵士開発計画「オリオン・プロジェクト」を前身としている。 コヴナントの技術を取り入れて結成された対コヴナント部隊…とUNSCは発表しているが、 その実態は&bold(){非合法に拉致した子供に特殊訓練と[[洗脳]]教育を施し、薬物投与と成功率の低い改造手術で強化した反乱分子鎮圧用特殊部隊}という、あらゆる面で真っ黒な代物。 法や道徳すら無視して育成されただけあり、[[バイク]]並みのスピードで疾走し、大型車両を素手でひっくり返し、周囲がスローに見えるほどの鋭敏な感覚で敵を捉える、まさにスーパーソルジャーの集団。ミョルニルアーマーの恩恵で更にその能力は跳ね上がっている。 当然コヴナントからも警戒されており、スパルタン1人倒すために艦艇数隻を犠牲にすることすら厭わないことも。 **ピラー・オブ・オータム UNSCが保有するハルシオン級宇宙巡洋艦。[[日本語]]版では終始「オータム」とのみ呼ばれる。 元々は旧式の艦だったが、スパルタンⅡによる預言者捕獲作戦「オペレーション・レッドフラッグ」のために全面改修され、ジェイコブ・キースが艦長に就任。 しかしその直後にコヴナントがリーチを強襲したため、生き残った人々とコルタナを搭載してリーチを脱出し、ブラインドワープで逃走を繰り返すうちにヘイローへと辿り着いた。 最終的には大破し、ヘイローに墜落したものの、それまでにコヴナント艦4隻を撃破し、1隻を操縦不能に追いやる奮戦ぶりを見せた。 小説「ザ・フォール・オブ・リーチ」では対艦戦での活躍を遺憾なく見せてくれる。 **コール・プロトコル コール議定書とも。 コヴナント出現を受け、人類の本拠地である地球の場所を隠すために出された緊急命令。冒頭でキースが発令したのがこれ。 詳細に記述すると長くなるが、端的に説明すると ・いかなる艦艇も地球に不用意に近づくことを禁止する ・コヴナントに拿捕されそうな場合、必ず管理下にあるナビゲーションデータ全てを破壊すること ・地球の位置の手掛かりとなるいかなるものもコヴナントに渡してはならない ・逃走は必ずランダムに開いたスリップスペースを経由して行うこと というもの。 **コヴナント 複数のエイリアンたちによって結成された巨大な軍事同盟国家。 プロフェット(預言者)ことサンシューム族を頂点とする宗教国家であり、フォアランナーとその産物ヘイローを信仰している。 フォアランナー技術のデッドコピーを駆使しており、科学力では人類を凌駕するが、AIや情報関連の技術、及び身体改造技術では人類に一歩劣る模様。 **トゥルース・アンド・レコンシリエーション リーチから脱出したオータムを追跡していた、コヴナントのパーティキュラー・ジャスティス艦隊所属の巡洋艦。 劇中では終始「敵巡洋艦」と呼ばれており、艦名は小説版『ザ・フラッド』で判明。 オータムの猛攻によって航行不能に陥り、ヘイロー上空に停泊していたが、搭載した戦力自体は健在だったためヘイローにおけるコヴナントの臨時基地として機能していた。 捕らえたキース艦長達を収監していたためにチーフ達の奇襲を受けて多数の兵士を失い、さらにその後フラッドの侵食まで受けて更なる犠牲を出す羽目になった災難な船。 **ヘイロー 宇宙に浮かぶリング状の構造物。コヴナントからは「聖なるリング」として崇拝の対象となっている。 外から見ると単なる巨大な輪っかだが、内部には極めて高度なエコシステムが構築されており、地球とほとんど変わらない自然環境が存在する。 しかし、その正体はフラッドを確実に根絶するため、その餌となる知的生命体を消し去る超兵器であり、起動すれば半径2万5千光年の範囲内の知的生命体はたちまち[[消滅]]する。 コヴナントはヘイローが兵器であることまでは把握していたものの、自分達も効果の対象になることは知らない。 ゲーム中では説明されないが、内部のエコシステムはフラッド殲滅後に各惑星を再生するための研究施設として用意されていた模様。 全部で7基存在し、本作で登場するもの(通称アルファ・ヘイロー)は「インストレーション04」と呼ばれる。 **フォアランナー ヘイローを建造した超古代の文明人達。 宇宙の秩序を守るべく奮闘していたが、最後はフラッドを根絶するためにヘイローを起動して残らず消滅した。 宇宙の各地には彼らが建造した遺跡が点在している。 **フラッド ヘイローの最深部に[[封印]]されていた恐るべき寄生生命体。 知的生命体に寄生してその体を乗っ取り、おぞましい姿の怪物へと作り変えてしまう。 異常なほど高い繁殖力を誇る上、犠牲者の知能をそのまま受け継ぐため銃火器や乗り物も使いこなす。 胞子ひとつでも残っていれば際限なく増殖するため、確実に撲滅するには餓死させるしかない。 最終的にヘイローの起動によって殲滅されたものの、フォアランナーは最後の最後で微量の標本をヘイロー内部や専用の封鎖アレイ内部に保存するミスを犯してしまい、 これがコヴナントの手で誤って解放されたことで再びこの世に蘇った。 *◆ゲームシステム 基本システムはラン&ガンのシンプルなものだが、特徴として以下のシステムが挙げられる。 **エネルギーシールド プレイヤーの耐久力は時間経過で[[自動回復]]するエネルギーシールドと、自動回復しない体力ゲージの2段階で構成されている。 シールドが全損しない限り体力は減らないため、多少の被弾であれば無視することが出来る。 ただし、集中的な攻撃を受ければあっという間に削られるし、爆発系武器や落下ダメージなどでシールドと体力両方の上限を超えるダメージを受けたときは即死するので過信は禁物。 **武器の所持数 同時に所持できる銃は2種類までで、これにグレネード2種と近接攻撃を加えた5種類の攻撃手段で戦う。 新しい銃を拾いたいときはすでに所持している銃のどちらかを捨てねばならないため、この取捨選択も戦闘では重要となる。 **ヘッドショット判定 FPSではお馴染みのヘッドショットだが、本作ではヘッドショットが出来る銃と出来ない銃が存在し、後者でいくら頭を撃っても通常のダメージしか与えられない。 ただし、ヘッドショット判定がない銃は大抵何かしらそれに代わる利点があるので、ヘッドショット判定の有無がそのまま武器の強さに直結するわけではない。 *◆武器 UNSC製武器は対ライフ攻撃力が高く、発射後即弾着するが、対シールド攻撃力が低い。 コヴナント製武器は対シールド攻撃力が高いが、対ライフ攻撃力が低く、弾速が遅い。 **M6Dハンドガン 五〇口径のマグナム弾を発射する[[拳銃]]。定番初期装備その1。マガジン弾数12発・所持弾数上限120発 フィンガーガードがグリップ全体を覆いつくすほど大きい、[[トライガーショット>CREW GUYS]]を思わせる造形が特徴。 いかにもサイドアームらしいコンパクトな外見だが、実態は&bold(){単発高火力、2倍ズーム可能、ヘッドショット判定有り、リコイルほぼ無し、速射性良好、所持弾数上限も豊富で、かつ弾も含めて入手が容易}という[[シリーズ屈指のチート銃>バランスブレイカー(ゲーム)#id_578f4ce4]]。 まともに戦うと強いハンターも、これで弱点を狙い撃てば一撃で撃破出来る。 %%アサルトライフルよりもよっぽどアサルトライフルらしい使い勝手と言えないでもない%% 実弾系武器の宿命として対シールド攻撃力は低いが、そこは後述のプラズマガンとの併用でカバーできる。 あまりに強すぎて、後の作品ではどこかしらが大幅に弱体化されることになった。 後にBungieが制作しているMMOFPSゲーム「Destiny2」においてこれをモチーフにした「フォアランナー」というエキゾチックピストルが登場している。 **MA5Bアサルトライフル UNSC海兵隊の基本武装となる、曲線的な外見のガス圧式フルオートマチックライフル。定番初期装備その2。マガジン弾数60発・所持弾数上限600発 長時間の作動や耐久性に優れ、接近戦で力を発揮するとされる。 改良を重ねながら長きにわたって活躍しており、チーフもムービーシーンでは愛用している名銃。…&bold(){設定上は}。 その正体は&bold(){このゲームでも最悪レベルの産廃}。 単発低下力、劣悪すぎる集弾性、ズーム非対応、ヘッドショット判定なし、高い連射力が災いして弾の消耗もマッハと、どこに長所を見出せすべきか分からないレベルのクソ銃であり、間合いによってはグラント1体を仕留めるためにマガジン1本使い尽くすこともザラ。 大抵の場合、他の銃を拾う時に真っ先に捨てられる運命にある。 あまりの使えなさに、ファンからは&bold(){「クソルトライフル」「電動ガン」「UNSCがコヴナントに追い詰められた理由」「銃声がかっこいいのだけが利点」}などと散々な言われようであり、メディアミックス作品でこれが活躍すると大体ツッコミの的になる。 流石にバンジーも問題視したのか、『HALO2』ではサブマシンガンと入れ替わる形でリストラされたが、『[[HALO3]]』では何をトチ狂ったか&bold(){所持弾数をナーフされて復刻}。 その後もシリーズの看板武器兼ネタ武器として安定のクソ銃ぶりを発揮し続け、まともに使えるようになったのは開発が交代した『[[HALO4]]』になってからであった。 強いて強みを挙げるなら、大量のパラサイトを一掃したい時は高い連射力のおかげでそれなりに役に立つことくらいか。%%まあプラズマガンの連射で十分代用出来るんですけどね%% **M90ショットガン ポンプアクション式の[[散弾銃]]。マガジン弾数12発・所持弾数上限60発 ペレット一粒当たりの威力はアサルトライフルと同じだが、一度に沢山ぶっ放すので接近戦では強力。 ヘッドショット判定は無いが、有効射程内で当てればだいたい一撃なのであまり気にならない。 この手の武器としては射程距離も長めで、シールドを持たない相手なら数歩分の間合いを空けて撃っても一撃必殺を狙える。 特にフラッドには極めて有効で、後半で重宝する。 [[弱点]]は全弾撃ち尽くすとリロードに時間がかかるのと、射程長めと言っても結局はショットガンなので狙い撃ちには全く向かないこと。 …が、実はリロード時に弾1発を装填する速度がかなり早いため、トリガー押しっぱなしで1発装填(リロード)→即発射→1発装填→即(ry な具合で使えばリロード速度が実質ほぼ0というとんでも仕様となっている。このせいか時代が経つ毎にリロード速度低下・所持弾数上限低下・マガジン弾数低下と弱体化するハメに…… **S2 AMスナイパーライフル 可変倍率式スコープ搭載の[[狙撃銃]]。マガジン弾数4発・所持弾数上限24発(ステージ3のみ初期の所持弾数64発。ただし24発未満になるまで補充はできない) 威力は非常に高く、ヘッドショットならシールド持ちのエリートすら一撃で撃破出来る。 反面連射は効かず、更に発射後数秒は弾道の軌跡が空中に残るため居場所がバレバレになるリスクもある。 近接攻撃も隙が大きいため、接近戦は苦手。 本作では暗い場所で活動するのが多いためか他シリーズとは違い暗視スコープを持ち、敵に照準を合わせると対象までの距離が表示される。 **M19 SSMロケットランチャー 2連装の無誘導ロケット砲。マガジン弾数2発・所持弾数上限8発 爆風による範囲ダメージと高火力が自慢だが、弾速が遅く狙い撃ちには向かず、至近距離で使うと自爆のリスクもある、FPSのロケットランチャーとしてはベーシックな性能。 デカくて重いからか、近接攻撃の威力が妙に高い。 フィールド上にこれが置いてある場合、その先でハンターかファントムが待ち構えているサイン。 **フラググレネード UNSCの標準的な[[手投げ弾>手榴弾]]。 粘着能力はないが、起爆時間が短く、壁に当たると跳ね返るので当てやすい。 **プラズマガン コヴナント製のエネルギー拳銃。バッテリー式で、5発で1%、溜め撃ちで約14%消費 連射力が高いが、真の強みは溜め撃ち1発で敵のエネルギーシールドを全損させられること。若干だがホーミング性能もある。 そこら中のグラントやジャッカルが装備しているため入手も容易で、ハンドガンとの組み合わせは攻略に欠かせない。 弱点はプラズマ武器故に対ライフ攻撃力が低いことと、溜め撃ちを使うか連射しすぎるとオーバーヒートして短時間発射不能になること。 **プラズマライフル エリート族が携行する連発式の大型火器。2発でバッテリー1%消費 溜め撃ちは出来ないのでプラズマガンほどの瞬間火力は期待できないが、高速連射するので状況次第では素早くエネルギーシールドを破壊できる。 弱点は燃費の悪さと、連射力の高さゆえにオーバーヒートも早いこと。 **ニードラー 針状の弾を発射する小型銃。ホーミング性能有り。マガジン弾数20発・所持弾数上限80発 弾速が遅く癖が強いが、7発の弾が刺さると爆発を起こして大ダメージを与える。 連射力が高く、壁に当たると反射するため、弾幕を張ることも可能。 **プラズマグレネード コヴナント製の手投げ弾。 起爆時間が長いが、粘着能力があるため、敵に上手くくっつければ確殺できる。 逆に言えば、敵にこれをくっつけられたら死が確定するため、使用の予備動作は見逃さないように。 **燃料ロッドガン グラントが持つコヴナント版ロケットランチャー。本作のみバッテリー式で、1発で3-4%消費 弾道からすると次作のブルートショット的な武器。キャンペーンでは敵専用でプレイヤーは使用できない。 所持しているグラントを倒すと一定時間後に自爆((小説版では「バッテリーが切れると自爆する仕組み」と描写されている))してダメージを与えるのですぐに離れること。 取ろうとして近づいたらなぜか拾えずに爆発し、ついでにグレネードに誘爆して吹っ飛んだチーフもいるかもしれない。 PC版での対戦でのみ使用可能。 *◆アイテム **ライフパック 拾うと体力を最大まで回復する。 **弾薬 読んで字のごとく。 プラズマガンとプラズマライフルは使い切りで弾薬補充は出来ず、ニードラーは落ちているニードラーからのみ弾薬を調達できる。 **レッドオーブ 拾うとシールド容量が3倍になる。 上限を超えて増加した分のゲージは時間回復しない。 **ブルーオーブ 拾うと一定時間透明になる。 *◆乗り物 ※今作のゴーストとバンシーは、誰も乗っていない状態だと攻撃を加えても破壊されないようになっている。 **ワートホグ UNSC製のジープ。定員3名。名前は「イボイノシシ」の意味。 車体後部に銃座が取り付けられており、集弾性は悪いが威力が高く、弾数無制限。 車体本体は破壊不可能だが、被弾するとドライバーも(生身の時よりは軽減されるが)ダメージを受ける 最も頻繁に登場する乗り物であり、最終面の攻略には必須なので、見かけたら積極的に乗り込んで練習しておこう。 **スコーピオン UNSC製の[[戦車]]。定員5名。こちらも破壊不可能。 強力な主砲と[[機関銃]]による攻撃力がウリで、防御力も極めて高いが、操縦席をピンポイントで狙われると弱く、小回りも効かない。 **ペリカン フォーハマーが操縦する、UNSC製の輸送機。プレイヤーは操縦できない。 **ゴースト バイクとソリを掛け合わせたようなコヴナントのホバー型ビークル。 機動性能が極めて高く、小回りも効くが、搭載されたプラズマガンは弾速が遅いので当てにくい。 更にUNSC製の乗り物と異なり耐久力の概念があり、あまり被弾しすぎると破壊されてしまう。 **バンシー コヴナント製の小型戦闘機。 速度はあまり出ないが器用な飛行が可能で、武器もプラズマガン2門に燃料ロッドガンと充実している。 ゴースト同様耐久力の概念がある。 **ガンプラント コヴナント製の砲座。 威力はあるが弾速は遅く、移動も出来ないのであまり使いでがない。 これは人類側の乗り物と同じく耐久力の概念がない。 ちなみに攻略本だと"StationaryGun &bold(){SHADE}"と表記されており、他シリーズでシェイドタレットと呼ばれているものである。 **ファントム コヴナント製のホバータンク。 放物線を描いて飛ぶプラズマキャノンが武器。弾速は遅いが当たれば即死であり、見た目の割にはスピードもあるのでロケットランチャーを当てにくい厄介な敵。 プレイヤーは操縦できない。 『HALO2』からは「レイス」に改名され、「ファントム」は新登場の降下艇の名前になった((実は本作でも内部データ上は「レイス」だったりする))。 **スピリット コヴナント製の降下艇。上から見ると音叉のような形。 武器はガンプラントと同じ旋回式のプラズマガン。 プレイヤーは操縦できず、破壊も不可能。 *◆余談 **Marathonとの関連性 本作はバンジーの代表作である[[Marathon>Marathon(ゲーム)]]と少なからぬ接点が設けられている。 分かりやすい点はオータムの側面にそのまんま刻まれている同作のロゴマークで、その他にも超人的サイボーグの主人公やヒロインを務めるAI、敵キャラの生態など、Marathonに関する小ネタが多く盛り込まれている。 こうした点はバンジーが独立後に手掛けた『Destiny』シリーズにも受け継がれている。 **PC展開について 本作はシリーズで唯一Mac版が発売されているが、実は元々はMarathonと同じくMac向けに開発されていたゲームだった。 1999年には既にAppleの新製品として発表されており、開発途中のゲーム画面も公開されて大きな話題を呼んだ。 しかし、2000年6月にMicrosoftがバンジーを買収し、一度Take Two Interactiveに渡っていた本作の独占展開権も取得してしまう。 Microsoftは同年3月に[[Xbox]]を発表したばかりであり、ユーザーは勿論のことAppleにも大いに動揺が走った。中でもCEOの[[スティーブ・ジョブズ]]は直接Microsoftに抗議の電話をかけたという。 そのため、後にMicrosoftはMac版HALOの開発も続けることを発表し、事態をどうにか収束させた。 追記・修正はスパルタンⅡの改造手術を生き残ってからお願いします。 #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,2) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #areaedit() - チーフはボトムズのキリコみたいな設定よな -- 名無しさん (2022-05-28 11:59:11) - 実写ドラマ版でチーフが早々に素顔を晒して大不評とか-- 名無しさん (2022-05-28 17:09:02) - ↑なんなら3話で尻も晒してたり… -- 名無しさん (2022-05-28 17:43:31) - 中盤似たような部屋が続くMAPを往復させられたり、ラスボス戦かと思ったら玉入れが始まるのはどうなんだと思った -- 名無しさん (2022-05-28 19:12:54) - 戦闘パートでの戦死はゲームの都合で良いとして、最終盤のあの状況でどうやって生還したんだ軍曹 -- 名無しさん (2022-05-28 19:57:22) - この頃は「フラッドを滅ぼすべく自分達を犠牲にした」というのが共通認識だったのが、シリーズが続くに連れて(後付けもあるとはいえ)続々とやらかしが明らかになるフォアランナー -- 名無しさん (2022-05-29 00:59:15) - 懐かしい~と思ったら、もう20年以上も前のゲームなのかぁ…… -- 名無しさん (2022-05-29 01:11:34) - 艦長がフラッドキャリアーにされてしまった時の描写がエグ過ぎる。 -- 名無しさん (2022-05-29 07:11:11) - 終盤に登場する黒いグラントとエリートって特殊部隊みたいな設定とかあるのかな? -- 名無しさん (2022-05-29 21:41:17) - フォアランナーのやらかしや外伝小説商法が“正確に”批判されるのはいいんだが、そうじゃなくて実質的に「読んでない小説のキャラを誤った知識や揺れのある解釈でヘイトを向ける」人間を生んでるのどうにかならんかね -- 名無しさん (2022-05-29 22:14:05) - 初代はチーフの豊富な断末魔も谷さんが演じてるのがなんか好き。「ん゛っ、ん゛んんんん!?」みたいなのとか。 -- 名無しさん (2022-05-29 22:43:40) - ハンドガンが強い、というか高難易度だと対エリート戦が「プラズマガン溜め撃ちでシールド破壊、動きが止まった瞬間ハンドガンでヘッドショット」が9割以上というかそれ以外の抵抗手段がなくなっていくんだよな… -- 名無しさん (2022-05-30 21:33:37) - 実際HALOシリーズの適性難易度はアドバンスくらいが適正、レジェンドは他の難易度で通用することが全然できなくなるからマジで別ゲー -- 名無しさん (2022-06-02 10:00:30) - ハンドガンは45口径じゃなく50口径だ -- 名無しさん (2022-07-03 20:39:14) - 「フォアランナー」はゲーム中テキストを見るにモチーフにしてるんじゃなくて「そのもの」なんだよなぁ(正確にはあと1射でもすれば分解してしまうほど損壊した状態のものにD2世界の技術で修復を施したと思われる代物)。スタジオの周年記念のお祭りだからというのもあるが、「現実(作品、或いはゲーム盤?)の壁を跨いで別の現実から何か持ってくる」ことが不可能じゃなさそうな力を持つ存在が出てきているし・・・ -- 名無しさん (2022-10-13 16:33:21) #comment(striction) #areaedit(end) }

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