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&font(#6495ED){所要時間}:約 34 分で読めます
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#center(){&sizex(5){&bold(){&color(limegreen){世界中の人が幸せなら、俺も幸せなんで。}}}}
&ruby(さくらい){桜井}&ruby(けいわ){景和}とは、特撮テレビドラマ『[[仮面ライダーギーツ]]』の登場人物。
本項目では彼が変身する&bold(){&color(#ff0066,#00ff00){仮面ライダータイクーン}}についても記載する。
演:佐藤&ruby(りゅうが){瑠雅}
キャラクターソング:&bold(){&color(limegreen){「I Peace」}}
#openclose(show=●目次){
#contents}
*【概要】
就職活動をしている大学3年生。姉の[[沙羅>桜井沙羅(仮面ライダーギーツ)]]と2人暮らしをしている。
履歴書によると生年月日は2000年8月25日、2020年4月に大学に入学&footnote(ただし、高校卒業は2019年3月と書いてあったため、浪人している可能性がある。)。
1話で沙羅や[[鞍馬祢音>鞍馬祢音/仮面ライダーナーゴ]]共々[[デザイアグランプリ]]に巻き込まれ、[[浮世英寿/仮面ライダーギーツ]]に助けられる。
その後、デザ神となった英寿が実現させた理想の世界では[[デザイアグランプリ]]関連の出来事は夢だと思っていたが、ツムリからデザイアドライバーとライダーコアIDを渡されると完全に記憶が戻り、2話以降は仮面ライダータイクーンとしてデザイアグランプリに参加することになった。
本作における準主人公やもう一人の主人公ともいえるキャラクターであり序盤の展開では謎の多い英寿に代わって視点人物となっている。
*【人物像】
趣味はボランティアで、「世界平和」を願っている超が付くほどのお人好し。
ゴミ拾いや募金など昔から困っている人の役に立つ事をたくさんしており、宝くじを買うお金があったら野生動物の為に寄付する奉仕精神の持ち主で、たまに子ども食堂の手伝いもしている。
自身の理想とする世界を書き込むデザイアカードにも当初は&bold(){「平和な世界」}と書き込んでいる。
といったように志こそ高いものの、&bold(){具体的な目標を持つ事は苦手とする傾向にある。}
例えば、就活の集団面接の際に&bold(){&color(#ffed00,black){「もし我が社に入社したら、どのようなことを成し遂げたいですか?」}}という質問には&bold(){&color(limegreen){「求められれば何でもやります」}}といった曖昧な返答を自覚無くしたり、
自身の考えを聞かれた時に明らかに質問からズレている&bold(){&color(limegreen){「世界平和」}}と答えたりしており、これが原因で就活に苦戦している。
序盤では他の参加者達が変身して戦う中、一人だけジャマトから逃げたり物陰に隠れたりと、良くも悪くも戦場とは無縁の一般人である点が強調されている。
[[平孝人/仮面ライダーギンペン]]が倒したジャマトが持っていた強力なブーストレイズバックルを拾うなどそこそこ運は強いが、お人好しな性格が仇となって「世界中の恵まれない子供達のために戦う」という英寿の作り話をあっさり信じ、彼に渡してしまった((ただし英寿はこのグランプリの後、平の息子の手術費用を匿名で寄付しており、全くの嘘とは言い切れなかった。))。
&font(l){[[俺のブーストバックル返してくれよぉぉぉ!!!>影山瞬/仮面ライダーパンチホッパー]]}
だが、平の消滅を切っ掛けに勝ち残らなければ理想の世界は叶えられないとを痛感して以降は、他の参加者を気に掛ける甘さこそ変わらないが、[[ライダー同士の戦いよりもジャマト討伐や人助けなどを優先して>城戸真司/仮面ライダー龍騎]]積極的にスコアを稼ぐようになる。
また、デザイアグランプリの中で次第に戦闘面でも精神面でも成長していき、謀略編以降は&bold(){「退場した全ての人たちが蘇った世界」}というより具体的な願いのため、積極的に戦う姿が描かれた。
他方、&bold(){自分の大切な存在が危険に晒されると周りの人間が見えなくなる}一面もある。
特に姉・沙羅の事になると我を失いやすく、度々ジャマトの被害に遭っている彼女を救出するため、8話では祢音や[[道長>吾妻道長/仮面ライダーバッファ]]の心情を無視して協力を請うたり、20話では[[我那覇冴/仮面ライダーロポ]]のゾンビバックルを一時的とはいえ半ば強奪気味に借りている。
19話では彼の人柄を&bold(){&color(#e6b422){「守りたいものに対しては不器用なくらいまっすぐな人」}}と祢音が評している。
好物は[[たぬきそば>蕎麦]]で、最後の晩餐に躊躇なく選ぶほど思い入れが強い。
*【動向】
**黎明編
行きつけのそば屋で沙羅と食事を取ろうとしていたところ、突如出現したジャマーエリアによって沙羅と分断され、店内に入ってきた和装ジャマトに襲われる。
偶然出会った鞍馬祢音とともに地獄と化した街を[[逃げる]]中、[[豪徳寺武/仮面ライダーシロー]]と[[吾妻道長/仮面ライダーバッファ]]に窮地を救われ、ビルの屋上へ避難する。
だが、そこでスラグフォートレスジャマトの攻撃を受けたシローが消滅。さらに祢音が落下し、その手を掴もうとするも届かず——というところへ浮世英寿が現れ、彼女を救出。
ギーツに変身した英寿がスラグフォートレスジャマトを倒し、世界はリセットされる。
新たな世界にて、景和は自宅のベッドで目を覚ます。前の世界の記憶は失われ、何となく夢を見ていた感覚のみを覚えていた。
だがその後、訪れたそば屋でツムリと邂逅。彼女から渡されたIDコアに触ったことで記憶が蘇る。
**邂逅編
デザグラへの招待を受け、黎明編で面接を受けていた会社の部長・平孝人や袮音とともにエントリーする。
邂逅編では前回の[[あらすじ]]として、大会で起こった出来事をスマホの動画撮影で記録する様子が描かれた((ツムリには「個人的な記録」と説明していたが、恐らくは自分が退場したときに沙羅が真実を知れるようにするためだと思われる。))。
この頃は初めての経験に戸惑いがちで、[[他の参加者>平孝人/仮面ライダーギンペン]]の理不尽な死に打ちひしがれたり、[[周囲に>浮世英寿/仮面ライダーギーツ]][[陥れられたり>小金屋森魚/仮面ライダーメリー]]と振り回されることが多かった。
また、願いのために命を懸ける、他人を蹴落とすといった多くのライダー達の姿勢には否定的であり、「平和な世界」という自らの理想もどこか宙に浮いているようだった。
沙羅が[[ラスボス]]に囚われた際にも、それぞれ譲れない願いをもつ他の面々を無視して協力して攻略することを呼びかけたが、誰からも賛同されず。
さらに&bold(){&color(#e60000,whitesmoke){「自分の姉さえ守れれば他人の幸せはどうでもいいのか?」}}という英寿の言葉を受け、ついに「人々を救う」という望みのため命を懸けることを決意。
決死の奮闘で囚われた人々を解放することに成功したが、それまでの戦いで重傷を負っていたため、運営の判断によりツムリから脱落が宣告された。
世界平和がいかに遠い道のりかを実感しながらも、どこか満足気な表情で消えていった。
**謀略編
脱落によって大会の記憶と理想を願う心を失い、平和な世界に対して消極的になる、募金の呼びかけを無視してスクラッチを削る、沙羅のおごりで自分の好物であるたぬきそばではなく寿司を頼む等、本来の人物像から大きく変わってしまった。
しかし11話で巻き込まれた迷宮脱出ゲームにて、微かながらも以前の記憶を思い出していく。
さらに[[丹波一徹/仮面ライダーケイロウ]]や、同じく巻き込まれた小学生・葉山良樹の勇敢な行動を目の当たりにし、皆を守るために戦うことを決意。
英寿に促されてギーツのIDコアに触り、記憶を取り戻す。
一徹がエントリー権を譲渡する形でデザイアグランプリに復帰し、新たに「&bold(){退場した人達が蘇った世界}」を目指して戦うこととなった。
次のイス取り[[ゲーム]]では生身でポーンジャマトと戦ったり、英寿を信じて協力したりと以前より肉体的・精神的に成長した様子を見せた。
だが、戦いの中でジャマトが過去の退場者と同じ台詞を言っていることに気づき、さらに英寿が不在のまま迎えた[[ラスボス]]戦で苦戦し、吾妻道長までもが退場するといったことが重なって苦悩することに。
ギーツ落としのために設けられたデザ神決定戦では英寿と戦うことを躊躇っていたが、[[ギロリ>ギロリ(仮面ライダーギーツ)]]は彼にコマンドジェットバックルを渡し、英寿を倒すよう唆す。
そして英寿と対峙した景和は&bold(){&color(limegreen){「君にはいろいろ助けてもらったし、感謝してるよ」「けど、俺にも叶えたい世界がある」}}と告げつつ、今までに無い冷たい表情で牙を剥いた。
だが、いくら成長したとはいえ英寿との力量差は歴然。タイクーンが押され気味のまま戦いは進んでいく。
何としても英寿を排除すべく、痺れを切らしたギロリが仮面ライダーグレアとなって割り込もうとしたとき——&bold(){タイクーンの砲撃がグレアに命中する}。
景和はギロリを表に引きずり出し、直接倒すためにわざとピンチを演じていたのだ。
その様子は祢音が連れてきたゲームプロデューサー・ニラムも目撃しており、ギロリの不正が公のものとなる。
尚も&bold(){&color(#d3212d,black){「私はギーツの&color(#884dff){くだらない願いから世界を守ろうと……」}}}と悪態をつく彼に対し、
#center(){
&bold(){&color(#ff6600,#d0e0e0){くだらない&color(#00ccff,#d0e0e0){なんて言うな!!}}}
&bold(){&color(#ff6600,#d0e0e0){今まで、大勢の人達がデザイアグランプリに参加してきた。&color(#00ccff,#d0e0e0){命懸けで、自分の人生を懸けて戦ってきた……。}}}
&bold(){&color(#ff6600,#d0e0e0){どんな願いだって、命を懸けて戦う限り立派な願いなんだ。&color(#00ccff,#d0e0e0){それをくだらないなんて言うあんたが許せない!}}}
&bold(){&color(#ff6600,#d0e0e0){あんたは、みんなの思いを&color(#00ccff,#d0e0e0){踏みにじったんだ!!}}}
}
と、最序盤で足踏みしていた頃とは対照的な言葉を突きつける。
3人の共闘に敗れたギロリはゲームマスターの座を更迭され、謀略編の大会は勝者無しで終了。
景和は英寿、祢音と共に次大会への優先参加権を得ると同時に、ツムリからデザイアグランプリの真実を明かされる。
**乖離編
共同生活やオーディエンスの支持率、裏切り者のデザスターといった新要素を引っ提げて開幕した新章。
前回までの活躍はどこへやら、17話冒頭の参加者紹介で一人だけ飛ばされたり(一応紹介はされているが劇中ではガヤ扱い)、新メンバーから邪険に扱われたりと何かにつけて不憫な役回りに。
2回戦のジャマーボールでは、以前から手伝いをしていた子供食堂がジャマーエリア内に入り、食堂と子供達を守ろうと奮起したが、ジャマトが[[かつての退場者>豪徳寺武/仮面ライダーシロー]]の姿に変貌する様を見たことで攻撃を躊躇ってしまう。
それを[[五十鈴大智/仮面ライダーナッジスパロウ]]に打ち明けるも、彼に騙されてデザスター候補に祭り上げられてしまう。((後半戦で誤って彼に攻撃が当たったのも疑われる要因となった。))
しかし、自身のサポーターである[[ケケラ>ケケラ/仮面ライダーケケラ]]の&s(){説教}叱咤激励や英寿の励ましもあり、延長戦では迷いを捨てて自分の手で決勝点を入れる。
また、実際にジャマトが人間の姿をコピーしていた事実が英寿によって暴かれ、ここでの疑いは晴れた。
次の時限爆弾ゲームではまたもや姉が巻き込まれてしまい、時限爆弾が仕掛けられるという危機的状況に。
襲いかかる道長の相手を英寿に委ね、ロポから奪取したゾンビバックルを使って配達ジャマトを撃破、仕掛けられた爆弾を解除した(ゾンビバックルはその後冴から詰められすぐに返している)。
このときの彼は沙羅が巻き込まれたことで非常に気が立っており、単なるお人好しとも言い切れない一面を見せた。
ゲームマスターの[[チラミ>チラミ/仮面ライダーグレア2]]が敵役となった鬼ごっこゲームでは、デザスターであるナーゴに誘導されて罠に嵌まり、GMライダーに顔を落書きされた挙げ句オーディエンスからの票も失ってしまう。
だが最後は、英寿の完璧人間ぶりに対する信頼と、自分のことを全く疑わない祢音の発言から彼女がデザスターであることを看破してみせた。
しかしその裏で、チラミが[[ベロバ>ベロバ/仮面ライダーベロバ]]達に襲われてヴィジョンドライバーを奪われてしまい、デザイアグランプリが中止してしまう事態に。
そしてベロバが主催した新たなゲーム・[[ジャマトグランプリ]]が開催され……。
**慟哭編
デザイアグランプリ中止に伴い理想の世界は叶えられなくなってしまったが、世界の平和を守るためにジャマトグランプリの打倒に臨む。
だが、1回戦のかみなりジャマト祭りなど今までよりも大幅に強化されたジャマト達に苦戦することも多く、
「闘牛ゲーム」では古代魚ジャマトの乱入で[[ルークジャマト]]に負けて投獄されたりと散々な扱いだった。
31話の「天国と地獄ゲーム」では沙羅が巻き込まれたこともあって今まで以上に奔走するが、ここに来て「犠牲者の幸せは理想の世界を作る力に運用される」ことと「事のきっかけを作った創世の女神こそが英寿の母親」という事実を知ってしまう。
デザイアグランプリのせいで不幸になった境遇も相まって、英寿に八つ当たりするぐらい追い詰められてしまうが、それでもなお世界平和を諦めずに戦い続ける。
しかし、自身が助けた女子高生が生き残りたいがために他者を突き落とす光景に直面し激しく動揺。その隙を乱入したバッファに突かれてしまい、なすすべもなく穴に落下。&bold(){泡となって消滅してしまった。}
世界平和を願う男の戦いはここで終わってしまうのだろうか…?
#center(){&bold(){&color(#a1a46d,#5b6356){こんな最期は笑えねぇ…!桜井景和…!}}}
**慕情編
改変された世界では消息不明となっていたが、創世の女神の力で%%またしてもスクラッチカードに夢中になるダメ人間として%%蘇る。
だが、その真相は&bold(){ケケラが沙羅を[[デザイアロワイヤル]]に参戦させ、とびっきりの不幸を見せてあげることを条件に、ベロバに掛け合ったというもの}。
ナッジスパロウに襲われている沙羅の映像をケケラに見せられ、いても立ってもいられず再びタイクーンとしてデザイアロワイヤルに身を投じる。
ギーツの助けもあって沙羅は助かったが、これまで家族を含む大勢の人を不幸にしてきた創世の女神に罪を償わせるべく、デザイアグランプリの存続を決意する。
英寿個人のことは嫌っていないものの、それは&bold(){「デザイアグランプリを破壊し創世の女神=ミツメを救い出そうとする」英寿との対立を意味するのだった。}
今にも[[闇堕ち]]しそうな雰囲気を醸し出しているが、35話では狸の置き物に声を当てて沙羅のサポーター「ポンチッチ」を名乗るなど相変わらずの一面もあったが、世界平和の思いは固く、37話で創世の女神の真実を告げられても受け入れようとしなかった。
だが、38話のグランドエンド決行に伴いドライバーとIDコアが消滅し、ライダーの記憶を失ってしまった。
**創世編
英寿の計らいでデザイアグランプリに関する記憶が戻り、40話から彼と道長と共にジャマトの殲滅に専念する。
しかし、大智の謀略で&bold(){目の前で沙羅が消滅するという絶対に起きてはならない事態に直面してしまった。}
しかも手を下したのは道長で、そのことを肯定する彼に殴りかかるなど怒りの赴くままに行動する。
#center(){&bold(){&color(limegreen){許さない…許さない…!!!}}}
&bold(){遂に、彼の中の何かが決定的に変わってしまった。}
土砂降りの中で慟哭する景和が真っ先に願ったのは、最愛の姉の蘇生ではなく&bold(){姉を奪った者に復讐する力}。
それに答えるかの如く、傍らに&bold(){&color(#32cd32,black){漆黒のタイクーン}が姿を現した…。}
そもそも景和が世界平和を願う動機は、沙羅の幸せを守る為だった。
デザイアグランプリで脱落した際、沙羅に寿司をねだったりどこか味気ない態度を取っていたのもそれが原因である。
しかし、沙羅亡き今はそんな気力など起きない。
そこに現れたケケラに焚き付けられた結果、&bold(){目からハイライトが消えドスの効いた低い声で話すほど豹変してしまい、}理想の世界を叶えるためにいよいよ手段を選ばなくなる。
その後、利害が一致したジットと結託し、自身の境遇に同情したツムリを利用して&bold(){&color(#32cd32,black){ブジンソード}}という新たな力を手に入れると、沙羅と同じステージ2の感染者を倒し続けていた道長の前に姿を現す。
当然道長も感染者を倒すことは望んでおらず、これ以上被害を出さない為の苦渋の選択である。
だが、景和にとっては&bold(){道長は沙羅を手にかけた実行犯}でしかなかった(加えて道長には[[景和と英寿を一度は消滅させた前科>ジャマトグランプリ]]があるため、なおさらとなってしまっている((尚、その2人とニラム以外の犠牲者については何の描写も無く、消滅 即ち死亡したままとなっている。)))。
もはや完全に両雄並び立たずとなった景和は、タイクーン ブジンソードに変身。
バッファに反撃の隙を一切与えず、完膚なきまで叩きのめす。
従来の優しさが消え、身も心も真っ黒に染まってしまったかのように見えるが、ある1点だけは一切変わっていなかった。
&bold(){己の理想を叶える為に戦う仮面ライダーであることは…。}
#center(){&bold(){&color(#32cd32,black){何も変わってないよ…。俺は俺だ…。}}}
なりふり構わずツムリを女神にしようとする姿勢は、自身を不幸にしたデザイアグランプリ運営と何ら変わっておらず、英寿と祢音からも批判と説得をされるが、その意志は揺らぐことなく大智のアジトに乗り込む。
そして、沙羅を侮辱した彼に激昂するとブジンソードに変身して蹂躙し、殺害寸前まで追い詰める。
ギーツⅨの制止により大智は撃破できなかったものの、大智との交戦の裏で女神の力を得ていたツムリの元に赴くと、&bold(){本懐である「デザイアグランプリの犠牲者が全て蘇った世界」を叶えてもらった。}
だが、犠牲者を見境なく復活させた結果、ジットをして「度し難い悪人」と称される仮面ライダーターボンこと浅利切人まで蘇ってしまったことが運の尽き。
浅利は反社会集団「ギャングライダーズ」を結成し、各地でテロまがいの暴動を引き起こして多数の死傷者を出し、&bold(){蘇ったばかりの沙羅や両親すらもそれに巻き込まれてまたも死亡してしまった。}
予想外の事態に混乱し、もう一度願いを叶えるようジットに詰め寄るも、「願いを叶えたければギーツを倒せ」と一蹴されてしまう。
行き場のない感情のままにギャングライダーズのアジトを訪れた景和は、浅利に敵討ちを挑むとブジンソードの力であっという間に下してしまう。
その上、ケケラやベロバの手引きのままに今度はギャングライダーズの新たなリーダーへと祭り上げられて「一般人」という肩書すらも失う事になってしまった。
葛藤を抱えながらも間違った道を進み続ける&s(){[[黒ミッチ>呉島光実/仮面ライダー龍玄]]ならぬ黒}景和は、説得に来た道長すらも一蹴し、遂にバッドエンドゲームの最終戦として、ジットやケケラに言われるがままに英寿/ギーツに戦いを挑む。
創世の力を持つギーツⅨ相手にも、ブジンソードの戦闘に特化した性能や、レイズバックルを送ってくるVIPオーディエンス達の援助もあって互角以上に立ち回って変身解除にまで追い込むが、景和はそれが相手が戦いを放棄したからだと気付く。
迷える景和と刃を交えるうちに、その心を取り戻すには戦いでは解決しないことを悟った英寿は、「強い願いがあれば、必ずそれは叶う」と説くも、
この状況に納得していない図星を突かれた景和に斬りかかられるが、その瞬間英寿はツムリの創世の力を自身に移し、創世の神へと変貌。
世界再生に巻き込まれるとそのまま英寿と共に創世の間へと転送され、祢音はもちろん、憎しみの対象だった道長も沙羅を救おうと奮戦する姿を見た事、
英寿の「幸せを作るには、罪を憎んで人を憎まない事だ」という言葉に動かされてようやく元の優しい心を取り戻し、現実世界でケケラに止めを刺されそうになった道長を救うと同時に運営やケケラと決別。再びライダー達と共に戦う道を選んだ。
その後、大智が用意した血清により、沙羅と再会。仮面ライダーゲームではケケラの罠で孤立無援に陥るが、大智のアシストのおかげで逆転勝利を収める。
終幕のデザイアグランプリでは巻き込まれた一般人の避難を担当し、[[スエル>スエル(仮面ライダーギーツ)]]との決戦も無事に生き延びた。
全ての戦いが終わった後は警察官になる決意をし、勉強に励む。
&bold(){&color(limegreen){「世界平和」}}という理想は1年前と変わっていないものの、具体的な目標も無く漠然としていたあの頃とは異なり、心身共に成長した&bold(){&color(limegreen){「ホンモノの仮面ライダー」}}として理想を叶えようと努力するのだった。
*【人間関係】
・&bold(){[[&color(#e60000,whitesmoke){浮世英寿/仮面ライダーギーツ}>浮世英寿/仮面ライダーギーツ]]}
デザイアグランプリの[[参加者>仮面ライダー(仮面ライダーギーツ)]]。
掴みどころのない彼に振り回されており、度々化かされて困惑してばかりいる。
マイペースで謎の多い言動にツッコミを入れることはあれど、特に警戒したり毛嫌いする事はなく、そこそこ良好な仲。
謀略編ではコマンドフォーム同士で激突し、自身にも匹敵する能力を見せつけたことで、満足気に「強くなった」と評される。
・&bold(){[[&color(#e6b422,#33aaff){鞍馬祢音/仮面ライダーナーゴ}>鞍馬祢音/仮面ライダーナーゴ]]}
デザイアグランプリの参加者。
黎明編で出会い、その後も何かと縁がある。
邂逅編ではブーストバックルを譲ったり、謀略編では力を合わせてギーツをアシストするなど、友人として一定の信頼を向け合っている。
・[[&bold(){&color(#ff7f00,#5f29cc){吾妻道長/仮面ライダーバッファ}}>吾妻道長/仮面ライダーバッファ]]
デザイアグランプリの参加者。
一時期は[[モブ>モブキャラ]]呼ばわりされたり、敵対する事も何度かあったが、5話の神経衰弱ゲームにて彼と組む際に根っからの悪人ではない事に気付く。
・[[&bold(){&color(#332014,#ccccb4){丹波一徹/仮面ライダーケイロウ}}>丹波一徹/仮面ライダーケイロウ]]
謀略編のデザイアグランプリ参加者。
記憶を失った景和が救助対象の一般人として脱出ゲームに巻き込まれた際、彼とペアを組んでクリアを目指した。
老人故に戦いは不得手だったものの、文字通り命を賭して若者達を守ろうとした勇姿は、記憶を失った景和が再起する大きな一因となった。
・[[&bold(){&color(#a1a46d,#5b6356){ケケラ}/&color(black,#00e65c){仮面ライダー&color(#00e65c,whitesmoke){ケケラ}}}>ケケラ/仮面ライダーケケラ]]
乖離編で登場したデザイアグランプリの[[オーディエンス>オーディエンス(仮面ライダーギーツ)]]で、タイクーンのサポーター。&s(){[[害獣駆除業者>ノザマペストンサービス(仮面ライダーアマゾンズ)]]とは無関係。}
景和の戦いを見守っており、彼にシークレットミッションを介して強力なバックルを度々与えている。
19話では窮地に陥った景和を自身の視聴部屋(本人曰く説教部屋)に招き、&bold(){「これは[[デザスターを食うかデザスターに食われるか>仮面ライダーアマゾンズ]]のゲーム」}だと忠告。
ゲーム終了後も「(デザスターを突き止めてデザ神になるために)&bold(){お人好しとおさらばするんだ}」と促している。
だが、慕情編にて彼の本性が明らかになり……
・[[&bold(){&color(gainsboro,red){城戸真司/仮面ライダー龍騎}}>城戸真司/仮面ライダー龍騎]]
人を守る為、ライダーを守る為、そしてライダー同士の戦いを止める為に命を賭して戦った『[[仮面ライダー龍騎]]』の主人公。
映画『[[仮面ライダーギーツ×リバイス MOVIEバトルロワイヤル]]』のエンドロールにて景和と邂逅し、景和の理想の世界……脱落者の復活を知った真司は、なにか近いものを感じ取ったのか景和に激励を飛ばした。
慕情編での景和はデザイアグランプリの存続派というある意味では真司と真逆の道を行く形になった((デザイアグランプリが存続すれば、再び[[仮面ライダー]]達は戦いに身を投じ、人々が危険に晒されてしまう。))が、
&bold(){&color(limegreen){創世の女神に罪を償わせるため戦う景和}}と、&bold(){&color(red){[[神崎士郎]]の野望を食い止め、考えを改めさせるため戦う真司}}と、少なからず共通点も見受けられる。
・[[&bold(){&color(lightslategray,whitesmoke){五十嵐大二}}>五十嵐大二/仮面ライダーライブ]]/[[&bold(){&color(#8ae6cd,black){カゲロウ}}>カゲロウ/仮面ライダーエビル]]
前作『[[仮面ライダーリバイス]]』の2号ライダーにして五十嵐家の次男坊と、その悪魔。
『MOVIEバトルロワイヤル』で対決するが、大二との絡みはあまりなく、共に[[仮面ライダーリュウガ]]に立ち向かい返り討ちに遭ったくらい。
カゲロウからは「景和の中に悪魔がいる」事実を指摘されているが、後に創世編の展開の伏線になっていたと明かされた。
*【家族】
・[[&bold(){&color(#cfcfcf,black){桜井沙羅/仮面ライダーハクビ}}>桜井沙羅(仮面ライダーギーツ)]]
会社で働いている景和の姉。楽天的な性格で、祢音の大ファン。
詳細は個別項目を参照。
・&bold(){桜井茂}
・&bold(){桜井由紀乃}
演:松山傑、宗本汐理
景和と沙羅の両親。既に事故で他界している。
景和が世界平和を願う理由の中には「自分達以外の人も家族を失う痛みを味わってほしくない」という思いも含まれている。
#openclose(show=その事故とは){
実はその死は事故によってではなく、&bold(){かつて行われたデザイアグランプリのミッション失敗}によって発生したエリア消滅に巻き込まれたもの。
当時、景和は盲腸で入院していた上、その光景を見ていた紗羅は世界の書き換えによってその事実を忘却していたが、沙羅がタイクーンIDコアに触れた事で記憶が蘇り、発覚した。
&font(#0000ff,u){&font(#ffffff){が、IDコアに触れて蘇るのはあくまで「そのIDコアに結び付けられたプレイヤーから見た、デザイアグランプリにおけるその人物についての記憶」という事も後に明かされており、沙羅が&bold(){景和と結び付けられているタイクーンのIDコアに触ってこの一件を思い出す事はないはずなのだが……?}}}
}
*&color(#ff0066,#00ff00){【仮面ライダータイクーン】}
スーツアクター:永徳、米岡孝弘(最強ケミーガッチャ大作戦、ジャマト・アウェイキング)
景和が変身する本作の2号ライダーで、[[英語]]表記は&bold(){&color(#ff0066,#00ff00){「Tycoon」}}。
モチーフは「赤いきつね」のギーツと対になる「[[緑のたぬき>タヌキ]]」。
右脚にプレイヤーの運気を上げるパーソナルアクセサリー「タイクーンバンデージ」を装備しており、その恩恵なのか2話、3話、5話、7話と立て続けにレアアイテムであるブーストバックルを入手している。
乖離編で実際はケケラのサポートによるものだったと判明したが、逆に言えば手厚いサポートをしてくれるオーディエンスを味方に付けることが出来たという点では強運とも取れる。
**&color(limegreen,black){エントリーフォーム}
#center(){&sizex(5){&bold(){&color(limegreen,black){ENTRY}}}}
デザイアドライバーに&bold(){&color(black,#36b35f){仮面ライダータイクーンIDコア}}のみを装填して変身した姿。
頭部「タイクーンヘッド」以外は他のライダーと共通しているが、「タイクーンレストギア」や「タイクーンイヤー」で頭部への衝撃を柔らげたり、「タイクーンアイ」で変身者を強烈な光から守ったりしている。
**[[レイズバックル>レイズバックル(仮面ライダーギーツ)]]単体使用形態
***&color(#adff2f,black){アームドアロー}(上半身)
#center(){
&sizex(5){&bold(){&color(#adff2f,black){SET}}}
&sizex(4){&bold(){変身!}}
&sizex(6){&bold(){&color(#adff2f,black){ARMED ARROW}}}
&sizex(5){&bold(){&color(#adff2f,black){READY FIGHT}}}
}
デザイアドライバーにアローバックルを装填して変身した姿。
クロスボウ型の拡張武装&bold(){&color(#adff2f){「レイズアロー」}}が追加される。
3話から登場。
◇[[必殺技]]
・&bold(){&color(#adff2f,black){アローストライク}}
#center(){&bold(){&color(#adff2f,black){ARROW STRIKE}}}
アローバックルのレバーを引っ張ることで発動。
レイズアローにエネルギーを集中させ、より巨大なエネルギー矢を放つ。
***&color(black,#e60000){ブーストフォーム}(上半身)
#center(){
&sizex(5){&bold(){&color(#e60000,black){SET}}}
&sizex(4){&bold(){変身!}}
&sizex(6){&bold(){&color(black,#e60000){BOOST}}}
&sizex(5){&bold(){&color(black,#e60000){READY FIGHT}}}
}
ブーストバックルをデザイアドライバーの右側に装填して変身した形態。
これまで他の参加者にブーストバックルを渡していた景和だったが、7話でようやく自身の意思で変身した。
基本的な機能はギーツブーストフォームと同一なので省略。
◇必殺技
・&bold(){&color(black,#e60000){ブーストストライク}}
#center(){&bold(){&color(black,#e60000){BOOST STRIKE}}}
ブーストバックルのハンドルを捻って発動。
劇中未使用。
・&bold(){&color(black,#e60000){ブーストグランドストライク}}
#center(){
&bold(){&color(black,#e60000){BOOST TIME}}
&bold(){&color(black,#e60000){BOOST GRAND STRIKE}}}
ブーストバックルのハンドルを2回捻ってブーストタイムへ移行後、さらにもう1回捻って発動。
劇中未使用。
***&color(black,#e60000){ブーストフォーム}(下半身)
#center(){&sizex(5){&bold(){&color(#e7e7eb,black){REVOLVE ON}}}}
ブーストバックルをデザイアドライバーの左側に装填して変身した形態。
上半身の各種装甲が下半身に移動している。
ラスボスの攻撃範囲から離脱して缶蹴りを実行するためにリボルブオンした。
***&color(#ff0066,#00ff00){ニンジャフォーム}(上半身)
#center(){
&sizex(4){&bold(){&color(#e60000,whitesmoke){どこまでもお人好しな奴だ!}}}
&sizex(4){&bold(){&color(#e60000,whitesmoke){なら望み通り、俺が終わらせる!}}}
&sizex(4){&bold(){&color(#e60000,whitesmoke){……え?}}}
&sizex(5){&bold(){&color(#f6f6f6,#00ff00){SET}}}
&sizex(6){&bold(){&color(#ff0066,#00ff00){NINJA}}}
&sizex(5){&bold(){&color(#ff0066,#00ff00){READY FIGHT}}}
&sizex(5){&bold(){&color(#ff0066,#00ff00){言ったでしょ、俺は倒れないって。}}}
}
ニンジャバックルをデザイアドライバーの右側に装填して変身した形態。タイクーンの基本フォームにあたる。
追加武装として分離可能な剣&bold(){&color(#f6f6f6,#00ff00){「ニンジャデュアラー」}}が装備される。
分身や変わり身の術などの忍術を可能とする胸部装甲「ニンジュツチェスター」、忍術発動に必要な情報を集める「マゼンタタイクーンアイ」、戦闘スピードを妨げないように小型・軽量化された肩部装甲「ニンジャアーマーS」など、機動力を高めて忍術をサポートする機能を有する。
8話にて、目的のためなら[[自己犠牲]]をも厭わない景和の[[忍の心>神蔵蓮太郎/仮面ライダーシノビ]]に共鳴したニンジャバックルがひとりでに飛来し、自動変身された。
◇必殺技
・&bold(){&color(#ff0066,#00ff00){ニンジャストライク}}
#center(){&bold(){&color(#ff0066,#00ff00){NINJA STRIKE}}}
ニンジャバックルのクナイスターターを引いて押し込んで発動。
12話で初使用。ギーツの連射に合わせて高速移動しながらニンジャデュアラーで[[ジャマトライダー]]を切り裂いた。
19話ではジャマーボール対決で使用。風を纏ってルークジャマトの攻撃を防ぎ、マスクの一部が壊れるほどのダメージを負いながらも執念でゴールを決める。
・&bold(){&color(#ff0066,#00ff00){タクティカルスラッシュ}}
#center(){
&bold(){&color(#FF1493,gainsboro){ROUND 1}}
&bold(){&color(#FF1493,gainsboro){TACTICAL SLASH}}
}
ニンジャデュアラーのディスクを回転させて発動。
第8話ではツインブレードで発動し、サボテンナイトジャマトにダメージを与えた。
第28話ではシングルブレード、且つラウンド2まで回して発動し、ルークジャマトを退けた。
・&bold(){&color(#ff0066,#00ff00){タクティカルフィニッシュ}}
#center(){
&bold(){&color(#FF1493,gainsboro){ROUND 1}}
&bold(){&color(#FF1493,gainsboro){2}}
&bold(){&color(#FF1493,gainsboro){3}}
&bold(){&color(#FF1493,gainsboro){FEVER}}
&bold(){&color(#FF1493,gainsboro){TACTICAL FINISH}}
}
ニンジャデュアラーのディスクを3回回して発動。
第47話でようやく初使用。
プレミアムケケラの攻撃で吹っ飛ばされながら壁に突き刺して張り付き、ジャンプの瞬間にディスクを回転させて発動させ、
風の勢いで加速しつつライダーパンチを繰り出すという非常に変則的な攻撃となった。
***&color(#ff0066,#00ff00){ニンジャフォーム}(下半身)
#center(){&sizex(5){&bold(){&color(#e7e7eb,black){REVOLVE ON}}}}
バックルをデザイアドライバーの左側に装填して変身した形態。
上半身の各種装甲が下半身に移動している。
12話にて、フィーバースロットバックルを右側に装填してレバーを倒すまでの間に登場した。
その後、最終話における[[仮面ライダーリガドΩ>スエル(仮面ライダーギーツ)]]との決戦でも変身し、ナーゴ・バッファと同時に必殺技を叩き込んだ。
◇必殺技
・&bold(){&color(#ff0066,#00ff00){ニンジャストライク}}
#center(){&bold(){&color(#ff0066,#00ff00){NINJA STRIKE}}}
ニンジャバックルのクナイスターターを引いて押し込んで発動。
緑色の風を纏った跳び蹴りを放つ。
***&color(#ff6600,#d0e0e0){レイジングフォーム}
#center(){
&sizex(5){&bold(){&color(#ff6600,#d0e0e0){SET}}}
&sizex(4){&bold(){変身!}}
&sizex(6){&bold(){&color(#ff6600,#d0e0e0){GREAT}}}
&sizex(5){&bold(){&color(#ff6600,#d0e0e0){READY FIGHT}}}
}
コマンドジェットバックルをデザイアドライバーに装填して変身した形態。
外見の変化は頭部以外に無いが、敵の組成や弱点を解析する「コマンドフラットアンテナ」と「コマンドグラス」が付加される。
また、体の各部位が拡張武装&bold(){&color(#ff6600,#d0e0e0){「レイジング}&color(#00ccff,#d0e0e0){ソード」}}を用いた近接戦のためにカスタマイズされている。
14話で、英寿から譲渡されたジェットバックルで変身。2体のジャマトライダーに率先して立ち向かった。
16話や18話でも変身している。
***&color(#ff7f00,#5f29cc){ゾンビフォーム}(上半身)
#center(){
&sizex(5){&bold(){&color(#ff0066,#00ff00){そのバックル貸せぇ!}}}
&sizex(4){&bold(){&color(whitesmoke,#7dbbfa){え?ちょっと!}}}
&sizex(5){&bold(){&color(#4b0082,#c0c0c0){SET}}}
&sizex(6){&bold(){&color(#ff7f00,#5f29cc){ZOMBIE}}}
&sizex(5){&bold(){&color(#ff7f00,#5f29cc){READY FIGHT}}}
}
ゾンビバックルをデザイアドライバーの右側に装填して変身した形態。
ダメージ軽減や左腕部装甲「ポイズンチェンバーアーム」による毒の生成といった機能をもち、チェーンソー型拡張武装&bold(){&color(gainsboro,#5f29cc){「ゾンビブレイカー」}}を用いた白兵戦を得意とする。
20話で、仮面ライダーロポから強引に借りたゾンビバックルで変身。
沙羅が拘束されたのと同じパイナップルの爆弾をもつ爆弾魔ジャマトを狙い、普段の景和らしからぬ怒り任せのダーティーな戦いを繰り広げた。
◇必殺技
・&bold(){&color(#ff7f00,#5f29cc){ゾンビストライク}}
#center(){&bold(){&color(#ff7f00,#5f29cc){ZOMBIE STRIKE}}}
ゾンビバックルのウェイキングキーをひねって発動。
20話で爆弾魔ジャマトに使用。地面から無数の手を生やして相手を捕縛し、パワーを溜めたバーサークローで斬りつけた。
・&bold(){&color(#ff7f00,#5f29cc){タクティカルブレイク}}
#center(){&bold(){&color(gainsboro,#5f29cc){POISON CHARGE}}
&bold(){&color(gainsboro,#5f29cc){TACTICAL BREAK}}}
ゾンビブレイカーのデッドリーポンプを上部に移動させて「ポイズンチャージ」した後、インプットリガーを引く事で発動。
20話で使用し、爆弾魔ジャマトが逃げ込んだ倉庫の扉を切り裂いた。
***&bold(){&color(#e7e7eb,#65318e){シノビフォーム}}
#center(){
&sizex(5){&bold(){&color(#e7e7eb,#65318e){SINOBI SET}}}
&sizex(4){&bold(){変身!}}
&sizex(6){&bold(){&color(#e7e7eb,#65318e){UNDER COVER ACTION SHINOBI.}}}
&sizex(5){&bold(){&color(#e7e7eb,#65318e){READY FIGHT}}}
}
[[スピンオフ]]『[[ギーツエクストラ 仮面ライダータイクーンmeets仮面ライダーシノビ]]』で登場した、デザイアドライバーにシノビレイズバックルを装填して変身した形態。
「メンキョカイデンプレート」のシュリケンスターターを模した装飾と、[[仮面ライダーシノビ>神蔵蓮太郎/仮面ライダーシノビ]]と同じマフラーなどが追加されている。
ニンジャフォームをシノビベースに再デザインしたような外見だが、運用方法も基本的にはニンジャフォームと同じ。
シノビバックルがデザグラの運営ではなく、デザイアドライバーとシノビの力の共鳴で生成されたイレギュラーであるため、変身時にはデザイアドライバー共通の武装展開ではなく、シノビと同じ「クロガネオオガマ」を召喚してそこからアーマーと武装を装着する形になる。
拡張武装はシノビの「スティッキークナイ」と思しきクナイ。
ニンジャフォームの単純な強化型に近い性能を持っており、それぞれの忍術は全て使用可能。
さらに、本物のシノビと互いの力を共鳴させることで、伝説の力「聖忍術」を使用することができる。
***&color(black,#ff1a00){ブーストフォーム&color(gold){マークⅡ}}
#center{
&sizex(5){&bold(){&color(#e1e3e6,#e60000){SET}}}
&sizex(6){&bold(){&color(black,#ff1a00){BOOST &color(gold){MARKⅡ}}}}
&sizex(5){&bold(){&color(black,#ff1a00){READY &color(gold){FIGHT.}}}}
}
ファイナルステージで登場した形態で、ブーストマークⅡレイズバックルで変身した姿。
ジャマトゲイザーが地域一帯にばら撒いた寄生ジャマトを迅速に処理する必要に駆られた際、駆け付けたジーンから(マグナムブーストフォームだったギーツの分を除く)全員分のブーストバックルを渡されたのだが、なぜか景和だけブーストマークⅡレイズバックルを渡されたことでこの形態に変身した。
頭部以外のアーマーはギーツの同名フォームと全く同じで、あちらと同じく超高速での戦闘が可能だが、戦闘時間が短かったためか時差ぼけによる眠気のリスクは発生しなかった。
***その他
DX玩具のパッケージにおいて、実写あるいはCGで登場している形態。
・&bold(){&color(blue){アームドシールド}}(上半身)
・&bold(){&color(#ff6600,black){アームドチェーンアレイ}}(上半身)
・&bold(){&color(#b36047,black){アームドドリル}}(上半身)
**デュアルオン形態
***&color(#adff2f,black){アームドアロー}&color(black,#e60000){ブースト}
#center(){
&sizex(5){&bold(){&color(#adff2f,black){SET}}}
&sizex(5){&bold(){&color(#e60000,black){SET}}}
&sizex(4){&bold(){変身!}}
&sizex(5){&bold(){&color(#e7e7eb,black){DUAL ON}}}
&sizex(6){&bold(){&color(black,#e60000){BOOST}&color(#adff2f,black){ ARMED ARROW}}}
&sizex(5){&bold(){&color(black,#e60000){READY}&color(#adff2f,black){ FIGHT}}}
}
アローバックルをデザイアドライバーの右側、ブーストバックルを左側に装填して変身した形態。
上半身はアームドアロー、下半身はブーストフォームを引き継いでいるので、詳しい説明は省略。
8話に登場。
◇必殺技
・&bold(){&color(#adff2f,black){アロー&color(black,#e60000){ブーストビクトリー}}}
#center(){&bold(){&color(#adff2f,black){BOOST&color(black ,#e60000){ ARROW VICTORY}}}}
アローバックルの矢を引く、もしくはブーストバックルのハンドルを捻る事で発動。
劇中未使用。
・&bold(){&color(#adff2f,black){アローブースト&color(black,#e60000){グランドビクトリー}}}
#center(){
&bold(){&color(black,#e60000){BOOST TIME}}
&bold(){&color(#adff2f,black){BOOST ARROW&color(black,#e60000){ GRAND VICTORY}}}
}
ブーストバックルのハンドルを2回捻ってブーストタイムへ移行後、アローバックルの矢を引く、もしくはブーストバックルのハンドルを捻る事で発動。
劇中未使用。
***&color(#ff0066,#00ff00){ニンジャブー}&color(black,#e60000){ストフォーム}
#center(){
&sizex(5){&bold(){&color(#f6f6f6,#00ff00){SET}}}
&sizex(5){&bold(){&color(#e60000,black){SET}}}
&sizex(5){&bold(){&color(#e7e7eb,black){DUAL ON}}}
&sizex(6){&bold(){&color(#ff0066,#00ff00){NINJA &&color(black,#e60000){ BOOST}}}}
&sizex(5){&bold(){&color(#ff0066,#00ff00){READY&color(black,#e60000){ FIGHT}}}}
}
ニンジャバックルをデザイアドライバーの右側、ブーストバックルを左側に装填して変身する形態。
上半身はニンジャフォーム、下半身はブーストフォームを引き継いでいるので詳しい説明は省略。
初登場は8話。廃墟やサボテンナイトジャマトの巨体を駆け巡り、沙羅をはじめとする捕まった人々を救出する活躍を見せた。
23話では久々に再登場し、ジャマーガーデンを取り囲むジャマト達に立ち向かった。
◇必殺技
・&bold(){&color(#ff0066,#00ff00){ニンジャブースト}&color(black,#e60000){ビクトリー}}
#center(){&bold(){&color(#ff0066,#00ff00){NINJA BOO}&color(black,#e60000){ST VICTORY}}}
ニンジャバックルのクナイスターターを引くか、ブーストバックルのハンドルを捻って発動。
劇中未使用。
・&bold(){&color(#ff0066,#00ff00){ニンジャブースト}&color(black,#e60000){グランドビクトリー}}
#center(){
&bold(){&color(black,#e60000){BOOST TIME}}
&bold(){&color(#ff0066,#00ff00){NINJA BOOST &color(black,#e60000){GRAND VICTORY}}}}
ニンジャバックルのクナイスターターを引いて押し込み、ブーストバックルのハンドルを2回以上捻ってブーストタイム移行後、再度ブーストバックルのハンドルを捻って発動。
シングルブレードモードで高速回転するニンジャデュアラーに乗って飛行しながら斬り刻み、その後ブーストキッカーのマフラーから炎を噴射し、足先に[[ライダーズクレスト]]を浮かび上がらせながら[[ライダーキック]]を放つ。
***&color(#33a3ff,black){アームドウォーター}&color(#ff0066,#00ff00){ニンジャ}
#center(){
&sizex(5){&bold(){&color(#e7e7eb,black){REVOLVE ON}}}
&sizex(5){&bold(){&color(#e6b422,gold){SET FEVER}}}
&sizex(6){&bold(){&color(#e6b422,gold){GOLDEN &color(#33a3ff,black){FEVER}}}}
}
デザイアドライバーにニンジャバックルとフィーバースロットバックルを装填し、フィーバースロットバックルで「???」の絵柄を出して変身した形態。
上半身はアームドウォーターの装甲を纏い、外部供給により水圧が増す放水銃「レイズウォーター」を装備する。
下半身はニンジャフォームの上半身装甲の役割を引き継いでおり、大腿部装甲「ニンジュツサイ」がニンジュツチェスター、膝部装甲「ニンジャアーマーN」がニンジャアーマーS、脛部装甲「シュリケンレッグ」がシュリケンアームの機能を引き継いでいる。
ぶっちゃけハズレ枠だが、第12話にて&s(){ギーツを見習って}レイズウォーターを鈍器代わりに奮闘した。
***&color(#e6b422,gold){フィーバー&color(#ff0066,#00ff00){ニンジャフォーム}}
#center{
&sizex(5){&bold(){&color(#f6f6f6,#00ff00){SET}}}
&sizex(5){&bold(){&color(#e6b422,gold){SET FEVER}}}
&sizex(5){&bold(){&color(#ff0066,#00ff00){NINJA}}}
&sizex(6){&bold(){&color(#e6b422,gold){HIT FEVER &color(#ff0066,#00ff00){NINJA}}}}
}
デザイアドライバーにニンジャバックルとフィーバースロットバックルを装填し、フィーバースロットバックルでニンジャの絵柄を出して変身した形態。
上下ともにニンジャフォームの装甲を纏っており、元々の高い機動力がさらにアップ。
加えて、フィーバーによる身体的負荷を調整する「フィーバークロスバンデージ」が左脚に装備される。
また、ニンジャデュアラーも2つ同時に使用可能だが、元から2本に分割出来る上、合体時の取り回しが悪いためか本編では使用していない。
劇中では12話で初登場。フィーバービートフォームとなったナーゴと共闘し、ジャマトの群れを掃討した。
◇必殺技
・&bold(){&color(#e6b422,gold){ゴールデンフィーバービクトリー}}
#center(){&bold(){&color(#e6b422,gold){GOLDEN FEVER VICTORY}}}
フィーバースロットバックルのレバーを倒して発動。
目にも止まらぬ速さで跳び回りながらニンジャデュアラーと無数の手裏剣で攻撃する。12話で使用。
・&bold(){&color(#e6b422,gold){ハイパー}&color(#ff0066,#00ff00){ニンジャビクトリー}}
#center(){&bold(){&color(#e6b422,gold){HYPER &color(#ff0066,#00ff00){NINJA VICTORY}}}}
ニンジャバックルのクナイスターターを引いて発動。
劇中未使用。
***&color(#ff6600,#d0e0e0){コマンド&color(#00ccff,#d0e0e0){フォーム}}
#center(){
&sizex(4){&bold(){&color(#ff0066,#00ff00){よし!}}}
&sizex(5){&bold(){&color(#00ccff,#d0e0e0){FULL CHARGE}}}
&sizex(5){&bold(){&color(#00ccff,#d0e0e0){TWIN SET}}}
&sizex(6){&bold(){&color(#00ccff,#d0e0e0){TAKE OFF COMPLETE}}}
&sizex(6){&bold(){&color(#ff6600,#d0e0e0){JET &}&color(#00ccff,#d0e0e0){ CANNON}}}
&sizex(5){&bold(){&color(#00ccff,#d0e0e0){READY FIGHT}}}
&sizex(4){&bold(){&color(#ff0066,#00ff00){今度こそ、勝ち抜く!}}}
}
レイジングソードで敵を倒すことでエネルギーが充填された「コマンドキャノンバックル」を、レイジングフォームにデュアルオンして変身する形態。
ドライバーの右側にコマンドキャノンバックルがセットされている場合は砲撃に特化した&bold(){&color(#00ccff,#d0e0e0){「キャノン&color(#ff6600,#d0e0e0){モード」}}}、
コマンドジェットバックルがセットされている場合は空中戦が可能な&bold(){&color(#ff6600,#d0e0e0){「ジェット&color(#00ccff,#d0e0e0){モード」}}}となり、リボルブオンによって切り替えることもできる。
全身に銀色のゴツいアーマーが新たに装備され、頭部もヘッドガードが固有デザインに変化。
キャノンモードでは両肩に荷電粒子砲の一種「トロンキャノン」を装備しており、約13kmの有効射程を持った精密砲撃を行える。
ジェットモードでは背部には姿勢制御装置「ウインガンカー」を装備しており、風を受けて揚力を発生させ、飛行を可能とする。
いずれも一見動きにくそうに見えるが、実際は各部のジェット装備によって三次元的な機動も問題なく行える。&s(){アクターさんがどう思っているかは不明。}
◇必殺技
・&bold(){&color(#00ccff,#d0e0e0){タクティカル&color(#ff6600,#d0e0e0){レイジング}}}
#center(){
&bold(){&color(#00ccff,#d0e0e0){RAISE &color(#ff6600,#d0e0e0){CHARGE}}}
&bold(){&color(#00ccff,#d0e0e0){TACTICAL &color(#ff6600,#d0e0e0){RAISING}}}
}
バックルスロットの横にあるスイッチを押して発動。
刀身にエネルギーを纏わせて敵を切り裂く。
・&bold(){&color(#00ccff,#d0e0e0){コマンドツイ&color(#ff6600,#d0e0e0){ンビクトリー}}}
#center(){
&bold(){&color(#00ccff,#d0e0e0){LOCK &color(#ff6600,#d0e0e0){ON}}}
&bold(){&color(#00ccff,#d0e0e0){COMMAND TW&color(#ff6600,#d0e0e0){IN VICTORY}}}
}
コマンドキャノンバックルのスイッチを押して、レバー操作で発動。
キャノンモードではトロンキャノンにエネルギーをチャージして、ロックオンした相手に拡散弾を放つ。
***&color(black,#e60000){ブーストニン}&color(#ff0066,#00ff00){ジャフォーム}
#center(){&sizex(5){&bold(){&color(#e7e7eb,black){REVOLVE ON}}}}
ブーストバックルをデザイアドライバーの右側、ニンジャバックルを左側に装填して変身する形態。
上半身はブーストフォーム、下半身はニンジャフォームを引き継いでいるので詳しい説明は省略。
23話にて、ニンジャブーストフォームからリボルブオンして変身。強烈なパンチと俊敏な足技を合わせ、ジャマトの群れを相手取った。
◇必殺技
・&bold(){&color(black,#e60000){ブーストニンジャ}&color(#ff0066,#00ff00){ビクトリー}}
#center(){&bold(){&color(black,#e60000){BOOST NIN}&color(#ff0066,#00ff00){JA VICTORY}}}
ブーストバックルのハンドルを捻るか、ニンジャバックルのクナイスターターを引いて発動。
劇中未使用。
・&bold(){&color(black,#e60000){ブーストニンジャ}&color(#ff0066,#00ff00){グランドビクトリー}}
#center(){
&bold(){&color(black,#e60000){BOOST TIME}}
&bold(){&color(black,#e60000){BOOST NINJA &color(#ff0066,#00ff00){GRAND VICTORY}}}}
ニンジャバックルのクナイスターターを引いて押し込み、ブーストバックルのハンドルを2回捻ってブーストタイムに移行後、再度ブーストバックルのハンドルを捻って発動。
劇中未使用。
**&color(#32cd32,black){ブジンソード}
#center(){
&sizex(4){&bold(){姉ちゃんの仇だ……!}}
&sizex(4){&bold(){&color(#ff7f00,#5f29cc){!? なんだ、それは……!?}}}
&sizex(4){&bold(){叶えさせたんだよ……! 女神の力でなぁ!}}
&sizex(5){&color(#32cd32,black){&bold(){SET AVENGE}}}
#right(){&size(8){(指の骨を鳴らす音)}}
&sizex(4){&bold(){変身……!!}}
&sizex(6){&color(#32cd32,black){&bold(){BLACK GENERAL,BUJIN SWORD.}}}
&sizex(5){&color(#32cd32,black){&bold(){READY……FIGHT……!}}}
&sizex(5){&bold(){&color(#32cd32,black){この力で叶えてやるよ…俺の理想の世界を…!!}}}
}
デザイアドライバーの両スロットにブジンソードバックルをセットして変身する最強形態。
創世の力に目覚めたツムリを利用して景和が手にした新たな力であり、正式名称は&bold(){&color(#32cd32,black){「仮面ライダータイクーンブジンソード」}}。
黒と緑を基調としたシックなカラーリングであり、外套「デルードマント」の存在もあってこれまでのタイクーンとは一転した雰囲気を放つが、造形そのものはニンジャフォームとコマンドフォームを合わせたものになっている。
ちなみにリボルブオンした場合、下半身のアーマーはニンジャフォームのそれになる。
カタログスペックはタイクーンのこれまでの形態を大きくしのぎ、ギーツ ブーストフォームマークⅢをも上回っている。
ツムリの創世の力が不完全であるためか[[仮面ライダーギーツⅨ]]には一歩及んでいないものの、リボルブオンに対応している関係で&bold(){能力・機能の拡張性}ではギーツⅨを上回る。
分割したバックルを左右のスロットに装填し、バックル正面の納刀された小太刀型の入力装置「バッケントリガー」を引っ張り「抜刀」するとシーケンスが始まり、「BUZINSWOAD」のロゴを投影したあとそれを分割、黒い霧の中から出現した腕がロゴを掴んでスーツとアーマーを形成、これを景和に無理矢理貼り付けた上で脳天から一刀両断するように光が走って霧が払われ、変身が完了する。
景和の心情を反映したのか変身音のメロディが竜笛や笙を用いた雅楽じみた、かつ亡霊や妖怪を思わせる響きの和風ホラー的なものに変わり、ドライバーの音声も若干ドスの効いたものになっている。
2号ライダーの最強形態としては珍しい&bold(){完全に変身者の個人的な理由かつネガティブな動機で誕生したフォームである。}
頭部の「ブジンソードタイクーンヘッド」はコマンドフォームのそれに似ているが、機能は完全に更新されており、とにかく剣を用いて敵を斬り倒す剣撃戦闘に特化している。
また、目の部分はこれまでと同じく赤く見えるが、実際には視覚補助ゴーグル「ジーナグラス」のレンズが赤いだけで、&bold(){本体の目は無色になっている。}
胸部アーマー「ソードマスターチェスト」は戦闘力の補助装置であり、これにより武刃を用いた単独戦闘=仲間を頼らない戦いであっても多勢を圧倒できるほどの力をもたらす。
さらに腕部装甲「フェンサーアーム」や右脚に巻かれた布型のパーソナルアクセサリー「ジーナバンテージ」により、運気の上昇を捨てて集中力を高め、武刃の扱いに特化することで剣撃戦闘向けの最適化が施される。
各部の防御装甲「ブジンアーマー」により、防御姿勢が不要なほどの衝撃吸収能力を得ており、これに大腿部の拡張装備「アジャスティングサイ」や脛部の「ノワールレッグ」による下半身の姿勢保持サポートが加わることで、揺るぎのない体勢と踏み込みの鋭さを得る。
総じて、徹底的に単独戦闘を想定した一騎当千型の[[仮面ライダー]]に仕上がっている。
また、バックルには拡張スロット「デュアルカスタマイザー」が隠されており、変身後に取り外すことで別のレイズバックルのデュアルオンが可能。
その場合、拡張武装はブジンソード仕様に調整された状態で出現する。
タイクーンは元々忍者系統のライダーであるが、『タイクーンmeetsシノビ』で共闘した蓮太郎が言っていたように&bold(){「忍と書いて刃の心」のはずが、心を捨てた結果刃だけになってしまったのがこのブジンソードである}……と見えなくもない。
なお、姿だけは40話で幻影として登場していたが、実際に変身した姿はこの幻影とは目や装飾の色が異なっている。
そして英寿を信じ、和解を果たした後に、47話では幻影と同じ&bold(){[[赤い複眼のブジンソードに変身。>アルティメットフォーム(仮面ライダークウガ)]]}
赤くなった複眼「ジャッジメントタイクーンアイ」には力を行使する対象を見極めるための判断材料を提供する機能が追加されている。
映画『[[映画 仮面ライダーギーツ 4人のエースと黒狐]]』にもブジンソード(レッドアイ)が登場しており、実質的な先行登場となった。
◇装備
・&color(#32cd32,black){&bold(){&ruby(ブジン){武刃}}}
ブジンソード専用の[[日本刀]]型拡張武装。
これまでの大型バックルの専用装備とは一線を画した、[[&bold(){玩具にする気など1ミリもなさそうなマジの刃物である。}>ウルトラマンエース]]&s(){エースさん繋がり。}
仮面ライダータイクーンブジンソードの持つ剣技に対応した調整が施され、その破壊力を最大化するだけでなく、デザイアドライバーのエネルギーを超圧縮して纏うことで物質の結合を解除して切り裂く刀身&bold(){「リヅキ」}による絶対の斬撃を放つ。
斬撃自体をエネルギー体として飛ばすことも可能で、専用の鞘&bold(){「カルディベイトスカバード」}は保守機構を搭載。
戦闘後に収納されたリヅキに急速冷却やスキャニング検査、研磨作業などのメンテナンスを実行して、品質を維持する役割を持つ。
DX玩具版は中国バンダイ限定で発売されており、各種斬撃音は元よりガード・打撃音((納刀状態で操作すると鳴る。))、抜刀・納刀音、景和の台詞も一通り((ほとんどはメモリアル版ニンジャレイズバックルの流用だが、新規音声も存在する。))、必殺技音声すらも収録した豪華仕様となっている。のちに日本国内での発売も決定。
◇必殺技
・&color(#32cd32,black){&bold(){ブジンソードストライク}}
#center{&color(#32cd32,black){&bold(){BUJIN SWORD STRIKE}}}
バッケントリガーを納刀し、再度抜刀して発動。
バッケントリガー納刀時に円月殺法のようにゆっくり円を描くように武刃を振り回して構えると背景に紅い満月が出現、トリガーを抜刀して発動し、敵を切り裂く。
・&color(#32cd32,black){&bold(){ブジンソードビクトリー}}
#center{&color(#32cd32,black){&bold(){BUJIN SWORD VICTORY}}}
バッケントリガー納刀→抜刀を2回繰り返して発動。
41話のバッファ戦では丸い斬撃エネルギーを飛ばして攻撃した。
続く42話のバッファ戦では連続斬りからの回し蹴りで変身解除に追い込んでいる。
また、42話のマーレラジャマト戦や47話のプレミアムケケラ戦では闇の旋風を纏った[[ライダーキック]]を繰り出している。
***&color(#32cd32,black){ブジン}&color(black,#e60000){ブースト}
#center{
&sizex(5){&bold(){&color(black,#e60000){SET}}}
&sizex(5){&bold(){&color(#e7e7eb,black){DUAL ON}}}
&sizex(6){&bold(){&color(#32cd32,black){GREAT}}}
&sizex(6){&bold(){&color(black,#e60000){BOOST}}}
&sizex(5){&bold(){&color(#32cd32,black){READY}&color(black,#e60000){ FIGHT}}}
}
仮面ライダータイクーンのデザイアドライバーにブジンソードバックルとブーストバックルをデュアルオンした姿。
上半身がブーストフォームの朱赤色の装甲に換装されている。
この状態では武刃を納刀したまま打撃武器として扱う。
ブーストバックルの特性である、一時的に上半身の各種アビリティを数倍に高める&bold(){&color(black,#e60000){「ブーストタイム」}}の発動が可能となり、ただでさえ高い剣技の性能がさらに強化された他、
&bold(){&color(black,#e60000){「ブーストストライク」}}で納刀状態の武刃に炎を纏わせての打撃など、攻撃力強化が施されている。
特にパンチ力はギーツⅨはおろか、[[仮面ライダーリガド>ジット/仮面ライダーリガド]]や仮面ライダーリガドΩすらも上回り、劇中最高値となっている。
◇必殺技
・&bold(){&color(#32cd32,black){グレイト}&color(black,#e60000){ブーストビクトリー}}
#center{&bold(){&color(#32cd32,black){GREAT BOO}&color(black,#e60000){ST VICTORY}}}
ブーストバックルのハンドルを1回捻って発動。
左右で二連パンチを叩き込む。
***&color(#32cd32,black){ブジン}&color(#ffea00,#0000dd){モンスター}
#center{
&sizex(5){&bold(){&color(#e7e7eb,black){REVOLVE ON}}}
&sizex(5){&bold(){&color(#ffea00,#0000dd){SET}}}
&sizex(5){&bold(){&color(#e7e7eb,black){DUAL ON}}}
&sizex(6){&bold(){&color(#32cd32,black){GREAT}}}
&sizex(6){&bold(){&color(#ffea00,#0000dd){MONSTER}}}
&sizex(5){&bold(){&color(#32cd32,black){READY}&color(#ffea00,#0000dd){ FIGHT}}}
}
仮面ライダータイクーンのデザイアドライバーにブジンソードバックルとモンスターバックルをデュアルオンした姿。
両腕に拡張装備である&bold(){&color(#ffea00,#0000dd){「モンスターグローブ」}}が装着。
剣技は使えない代わりに、モンスターグローブによる格闘戦を得意とする。
**スペック表
|BGCOLOR(gray):CENTER:COLOR(white):~形態|BGCOLOR(gray):CENTER:COLOR(white):~身長(cm)|BGCOLOR(gray):CENTER:COLOR(white):~体重(kg)|BGCOLOR(gray):CENTER:COLOR(white):~パンチ力(t)|BGCOLOR(gray):CENTER:COLOR(white):~キック力(t)|BGCOLOR(gray):CENTER:COLOR(white):~ジャンプ力(m/ひと跳び)|BGCOLOR(gray):CENTER:COLOR(white):~走力(秒/100m)|
|CENTER:&b(){エントリーフォーム}|CENTER:&b(){193.2}|CENTER:&b(){76.3}|CENTER:&b(){1.2}|CENTER:&b(){3.6}|CENTER:&b(){4.8}|CENTER:&b(){8.4}|
|CENTER:&b(){アームドアロー}|~|CENTER:&b(){77.4}|~|~|~|~|
|CENTER:&b(){ブーストフォーム}|~|CENTER:&b(){82.8}|CENTER:&b(){15.6}|CENTER:&b(){46.8}|CENTER:&b(){62.4}|CENTER:&b(){2.8}|
|CENTER:&b(){ニンジャフォーム}|~|CENTER:&b(){79.9}|CENTER:&b(){2.1}|CENTER:&b(){4.9}|CENTER:&b(){19.0}|CENTER:&b(){5.6}|
|CENTER:&b(){レイジングフォーム}|~|CENTER:&b(){76.5}|CENTER:&b(){1.5}|CENTER:&b(){4.6}|CENTER:&b(){6.2}|CENTER:&b(){8.3}|
|CENTER:&b(){ゾンビフォーム}|~|CENTER:&b(){90.3}|CENTER:&b(){2.2}|CENTER:&b(){5.1}|CENTER:&b(){4.8}|CENTER:&b(){8.7}|
|CENTER:&b(){アームドアローブースト}|~|CENTER:&b(){83.9}|CENTER:&b(){1.2}|~|~|~|
|CENTER:&b(){ニンジャブーストフォーム}|~|CENTER:&b(){86.4}|~|CENTER:&b(){46.8}|CENTER:&b(){64.2}|CENTER:&b(){2.8}|
|CENTER:&b(){アームドウォーターニンジャ}|~|CENTER:&b(){81.0}|~|CENTER:&b(){4.9}|CENTER:&b(){19.0}|CENTER:&b(){5.6}|
|CENTER:&b(){フィーバーニンジャフォーム}|~|CENTER:&b(){83.5}|CENTER:&b(){3.0}|CENTER:&b(){6.2}|CENTER:&b(){33.2}|CENTER:&b(){2.8}|
|CENTER:&b(){コマンドフォーム・キャノンモード}|~|CENTER:&b(){94.3}|CENTER:&b(){12.2}|CENTER:&b(){31.1}|CENTER:&b(){14.0}|CENTER:&b(){7.0}|
|CENTER:&b(){コマンドフォーム・ジェットモード}|~|~|CENTER:&b(){10.0}|CENTER:&b(){25.3}|CENTER:&b(){23.0}|CENTER:&b(){6.5}|
|CENTER:&b(){ブーストニンジャフォーム}|~|CENTER:&b(){86.4}|CENTER:&b(){15.6}|CENTER:&b(){4.9}|CENTER:&b(){19.0}|CENTER:&b(){5.6}|
|CENTER:&b(){ブジンソード}|CENTER:&b(){194.0}|CENTER:&b(){131.4}|CENTER:&b(){63.3}|CENTER:&b(){130.0}|CENTER:&b(){118.6}|CENTER:&b(){2.0}|
|CENTER:&b(){ブジンブースト}|~|CENTER:&b(){137.9}|CENTER:&b(){82.2}|~|~|~|
|CENTER:&b(){ブジンモンスター}|~|CENTER:&b(){142.2}|CENTER:&b(){70.3}|~|~|~|
*【余談】
-タイクーン(Tycoon)とは、英語で(主に経済界の)大物を意味する。&br()しかし、この言葉の語源は日本語の大君(たいくん)であり、江戸幕府の将軍の事であった。&br()江戸幕府が朝鮮王朝と外交を行うにあたり困ったのが、幕府の最高権力者である[[将軍>征夷大将軍(江戸幕府)]]の称号である。&br()「将軍」は本来単なる軍事指揮官の事であり、それが国家を代表しているのは外国から見れば不自然であるため、江戸幕府は代わりに「大君」という称号を使用した。&br()この「大君」が幕末になり欧米諸国に対しても使用され、英単語として取り入れられてしまったのが「タイクーン」である。&s(){言うまでもなく[[タイクーン王>FINAL FANTASY Ⅴ]]とは何の関係もない}
--「TAIKUN」を並び替えると「TANUKI」(たぬき)になる他、タヌキの英名「raccoon dog」とも語感が近い。超バトルDVDによるとこの並べ替えから名前が取られている模様。&br()また、江戸幕府の初代将軍である[[徳川家康>徳川家康(戦国武将)]]はその老獪さからしばしば「狸親父」などと呼ばれており、これも意識しているのかもしれない。&br()第2話ではギーツに騙された時「キツネは昔から人を騙す」と言われているが、タヌキもまた人を([[時には>団三郎狸(伝承)]][[狐さえも>平成狸合戦ぽんぽこ]])騙す伝承の持ち主であり、前述の徳川家康は元々は小国の生まれで、幼少期は人質として各地に送られるなど、強者に振り回される体験もしている。&br()登場当初は大物感も老獪さも人を騙す賢しさも全くなかった景和だが、終盤で明かされたその本質は「エゴイストな部分に無自覚で周囲はおろか自分すらもお人好しと思い込み騙し切っていた役者」であり&br()同時に本編の出来事を経て「善人の仮面を被った詐称者から真の善人に到った者」と言える。
-タヌキをモチーフにしたヒーローは特撮界隈ではタイクーンが初。また、仮面ライダーシリーズにおいて純粋なタヌキモチーフの敵怪人は現時点では登場していない。
-「現役大学生で仮面ライダー」という立場は『[[仮面ライダー555]]』の[[草加雅人]]以来久々である。なお、他には[[神敬介>神敬介/仮面ライダーX]]、[[筑波洋>筑波洋/スカイライダー]]、[[南光太郎]]と錚々たる面々が……&footnote(現役でなければ休学中の[[仁藤攻介]]、高校生でライダーであれば[[上城睦月>上城睦月/仮面ライダーレンゲル]]([[パラレルワールド]]設定の映画『[[劇場版 仮面ライダー剣 MISSING ACE]]』では就職活動中)や[[如月弦太朗]]が挙げられ、(この辺の年齢で)学生でも就職した社会人でもないライダーは[[乾巧]]や[[天道総司]]、[[野上良太郎]]など、こちらも上げ出したらキリがない程度には存在する。)
-演じる佐藤瑠雅氏は根っからのライダーファンでもあり、特に変身ポーズに至っては自分の一番好きなライダーとして挙げている[[人助けを性分とし、世界中の人々と手を繋ぐという夢を持つ青年>火野映司]]の変身する際のポーズを元に考案したという。
--また、演技自体は本作が初であるもののそれを感じさせない演技力の高さや、終盤の憔悴するシーンの為にダイエットをするなどストイックな姿勢を見せている。
--ブジンソード変身時に印象的な『指ポキ』は佐藤氏のアイデアで好きな[[アニメ>東京喰種]]が元ネタらしい。&s(){狐「京都○○…」牛「東京です」}
---キャスト達によれば、実はメインメンバー4人の中で最も激しい動きをこなせる身体能力の持ち主らしいが、景和の[[役回りの関係上、それを活かす機会がなかなかない>ウルトラマントリガー]]のだとか。…と思ったら27話では&s(){[[先>野上良太郎]][[輩>仮面ライダー鎧武]]方}ニンジャ顔負けの大立ち回りを見せてくれた。
-ギーツが狐モチーフでイメージカラーが赤、そしてタイクーンが狸モチーフでイメージカラーが緑という点から、かの国民的インスタント麺食品「赤いきつねと緑のたぬき」と結び付けるネタも多かったが……後に&bold(){何と両者に加えてツムリと本当にCMに出演してしまった。}
--もっとも、「流石はスター・オブ・ザ・スターry」と台詞をカットされたり、英寿から緑のたぬきの食レポを無茶ぶりでやらされたり(一応英寿からは「いいね、思わず食べたくなっちまったよ」と好評だった)、和装ジャマトが現れた際にも英寿から食べるので忙しいと対応を押し付けられたりとCMでもやや不憫な役回りだったのだが……
-玩具におけるIDコアはDXニンジャレイズバックルに付属すると思われていたが付属せず((ナーゴのIDコアはDXビートレイズバックルに、パンクジャックのIDコアはDXモンスターレイズバックルに付属している。))、12月3日から開始の「仮面ライダータイクーンIDコアキャンペーン((期間中にDXデザイアドライバー(およびゾンビレイズバックルとのセット品)またはDXレイジングソードを購入することでタイクーンのIDコアが貰える。))」で配布される形になった。&br()[[これまでのキャンペーンで変身に必要な>呉島貴虎/仮面ライダー斬月]][[アイテムが配布対象となったライダー>仮面ライダーゲンム]]は物語の途中から[[新しいベルトを>仮面ライダー斬月・真]][[使用している>クリスマス特別編 狙われた白銀のXmas!(仮面ライダーエグゼイド)]]のだが、タイクーンは最後までデザイアドライバーで戦い抜いた。
-「基本形態が忍者」「嘘(ハッタリ)が得意なライバルがいる」「カエルの姿をした協力者」など、『[[仮面ライダージオウ]]』に2022年のライダーとして登場した[[仮面ライダーシノビ>神蔵蓮太郎/仮面ライダーシノビ]]との共通点が多々見られる。
-創世編にて着用している黒いジャケットは同一のものをかつて[[仮面ライダージオウ]]にて[[加古川飛流>加古川飛流/アナザージオウ]]、『神様ヘルプ』という映画にて[[秋山蓮/仮面ライダーナイト]]を務めた松田悟志が着用している。
#center(){&sizex(5){&bold(){&color(limegreen){追記・修正するしか、なかったんですか…?}}}}
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#right(){この項目が面白かったなら……\ENTRY/
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&font(#6495ED){登録日}:2022/09/18 Sun 00:00:15
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&ruby(さくらい){桜井}&ruby(けいわ){景和}とは、特撮テレビドラマ『[[仮面ライダーギーツ]]』の登場人物。
本項目では彼が変身する&bold(){&color(#ff0066,#00ff00){仮面ライダータイクーン}}についても記載する。
演:佐藤&ruby(りゅうが){瑠雅}
キャラクターソング:&bold(){&color(limegreen){「I Peace」}}
#openclose(show=●目次){
#contents}
*【概要】
就職活動をしている大学3年生。姉の[[沙羅>桜井沙羅(仮面ライダーギーツ)]]と2人暮らしをしている。
履歴書によると生年月日は2000年8月25日、2020年4月に大学に入学&footnote(ただし、高校卒業は2019年3月と書いてあったため、浪人している可能性がある。)。
1話で沙羅や[[鞍馬祢音>鞍馬祢音/仮面ライダーナーゴ]]共々[[デザイアグランプリ]]に巻き込まれ、[[浮世英寿/仮面ライダーギーツ]]に助けられる。
その後、デザ神となった英寿が実現させた理想の世界では[[デザイアグランプリ]]関連の出来事は夢だと思っていたが、ツムリからデザイアドライバーとライダーコアIDを渡されると完全に記憶が戻り、2話以降は仮面ライダータイクーンとしてデザイアグランプリに参加することになった。
本作における準主人公やもう一人の主人公ともいえるキャラクターであり序盤の展開では謎の多い英寿に代わって視点人物となっている。
*【人物像】
趣味はボランティアで、「世界平和」を願っている超が付くほどのお人好し。
ゴミ拾いや募金など昔から困っている人の役に立つ事をたくさんしており、宝くじを買うお金があったら野生動物の為に寄付する奉仕精神の持ち主で、たまに子ども食堂の手伝いもしている。
自身の理想とする世界を書き込むデザイアカードにも当初は&bold(){「平和な世界」}と書き込んでいる。
といったように志こそ高いものの、&bold(){具体的な目標を持つ事は苦手とする傾向にある。}
例えば、就活の集団面接の際に&bold(){&color(#ffed00,black){「もし我が社に入社したら、どのようなことを成し遂げたいですか?」}}という質問には&bold(){&color(limegreen){「求められれば何でもやります」}}といった曖昧な返答を自覚無くしたり、
自身の考えを聞かれた時に明らかに質問からズレている&bold(){&color(limegreen){「世界平和」}}と答えたりしており、これが原因で就活に苦戦している。
序盤では他の参加者達が変身して戦う中、一人だけジャマトから逃げたり物陰に隠れたりと、良くも悪くも戦場とは無縁の一般人である点が強調されている。
[[平孝人/仮面ライダーギンペン]]が倒したジャマトが持っていた強力なブーストレイズバックルを拾うなどそこそこ運は強いが、お人好しな性格が仇となって「世界中の恵まれない子供達のために戦う」という英寿の作り話をあっさり信じ、彼に渡してしまった((ただし英寿はこのグランプリの後、平の息子の手術費用を匿名で寄付しており、全くの嘘とは言い切れなかった。))。
&font(l){[[俺のブーストバックル返してくれよぉぉぉ!!!>影山瞬/仮面ライダーパンチホッパー]]}
だが、平の消滅を切っ掛けに勝ち残らなければ理想の世界は叶えられないとを痛感して以降は、他の参加者を気に掛ける甘さこそ変わらないが、[[ライダー同士の戦いよりもジャマト討伐や人助けなどを優先して>城戸真司/仮面ライダー龍騎]]積極的にスコアを稼ぐようになる。
また、デザイアグランプリの中で次第に戦闘面でも精神面でも成長していき、謀略編以降は&bold(){「退場した全ての人たちが蘇った世界」}というより具体的な願いのため、積極的に戦う姿が描かれた。
他方、&bold(){自分の大切な存在が危険に晒されると周りの人間が見えなくなる}一面もある。
特に姉・沙羅の事になると我を失いやすく、度々ジャマトの被害に遭っている彼女を救出するため、8話では祢音や[[道長>吾妻道長/仮面ライダーバッファ]]の心情を無視して協力を請うたり、20話では[[我那覇冴/仮面ライダーロポ]]のゾンビバックルを一時的とはいえ半ば強奪気味に借りている。
19話では彼の人柄を&bold(){&color(#e6b422){「守りたいものに対しては不器用なくらいまっすぐな人」}}と祢音が評している。
好物は[[たぬきそば>蕎麦]]で、最後の晩餐に躊躇なく選ぶほど思い入れが強い。
*【動向】
**黎明編
行きつけのそば屋で沙羅と食事を取ろうとしていたところ、突如出現したジャマーエリアによって沙羅と分断され、店内に入ってきた和装ジャマトに襲われる。
偶然出会った鞍馬祢音とともに地獄と化した街を[[逃げる]]中、[[豪徳寺武/仮面ライダーシロー]]と[[吾妻道長/仮面ライダーバッファ]]に窮地を救われ、ビルの屋上へ避難する。
だが、そこでスラグフォートレスジャマトの攻撃を受けたシローが消滅。さらに祢音が落下し、その手を掴もうとするも届かず——というところへ浮世英寿が現れ、彼女を救出。
ギーツに変身した英寿がスラグフォートレスジャマトを倒し、世界はリセットされる。
新たな世界にて、景和は自宅のベッドで目を覚ます。前の世界の記憶は失われ、何となく夢を見ていた感覚のみを覚えていた。
だがその後、訪れたそば屋でツムリと邂逅。彼女から渡されたIDコアに触ったことで記憶が蘇る。
**邂逅編
デザグラへの招待を受け、黎明編で面接を受けていた会社の部長・平孝人や袮音とともにエントリーする。
邂逅編では前回の[[あらすじ]]として、大会で起こった出来事をスマホの動画撮影で記録する様子が描かれた((ツムリには「個人的な記録」と説明していたが、恐らくは自分が退場したときに沙羅が真実を知れるようにするためだと思われる。))。
この頃は初めての経験に戸惑いがちで、[[他の参加者>平孝人/仮面ライダーギンペン]]の理不尽な死に打ちひしがれたり、[[周囲に>浮世英寿/仮面ライダーギーツ]][[陥れられたり>小金屋森魚/仮面ライダーメリー]]と振り回されることが多かった。
また、願いのために命を懸ける、他人を蹴落とすといった多くのライダー達の姿勢には否定的であり、「平和な世界」という自らの理想もどこか宙に浮いているようだった。
沙羅が[[ラスボス]]に囚われた際にも、それぞれ譲れない願いをもつ他の面々を無視して協力して攻略することを呼びかけたが、誰からも賛同されず。
さらに&bold(){&color(#e60000,whitesmoke){「自分の姉さえ守れれば他人の幸せはどうでもいいのか?」}}という英寿の言葉を受け、ついに「人々を救う」という望みのため命を懸けることを決意。
決死の奮闘で囚われた人々を解放することに成功したが、それまでの戦いで重傷を負っていたため、運営の判断によりツムリから脱落が宣告された。
世界平和がいかに遠い道のりかを実感しながらも、どこか満足気な表情で消えていった。
**謀略編
脱落によって大会の記憶と理想を願う心を失い、平和な世界に対して消極的になる、募金の呼びかけを無視してスクラッチを削る、沙羅のおごりで自分の好物であるたぬきそばではなく寿司を頼む等、本来の人物像から大きく変わってしまった。
しかし11話で巻き込まれた迷宮脱出ゲームにて、微かながらも以前の記憶を思い出していく。
さらに[[丹波一徹/仮面ライダーケイロウ]]や、同じく巻き込まれた小学生・葉山良樹の勇敢な行動を目の当たりにし、皆を守るために戦うことを決意。
英寿に促されてギーツのIDコアに触り、記憶を取り戻す。
一徹がエントリー権を譲渡する形でデザイアグランプリに復帰し、新たに「&bold(){退場した人達が蘇った世界}」を目指して戦うこととなった。
次のイス取り[[ゲーム]]では生身でポーンジャマトと戦ったり、英寿を信じて協力したりと以前より肉体的・精神的に成長した様子を見せた。
だが、戦いの中でジャマトが過去の退場者と同じ台詞を言っていることに気づき、さらに英寿が不在のまま迎えた[[ラスボス]]戦で苦戦し、吾妻道長までもが退場するといったことが重なって苦悩することに。
ギーツ落としのために設けられたデザ神決定戦では英寿と戦うことを躊躇っていたが、[[ギロリ>ギロリ(仮面ライダーギーツ)]]は彼にコマンドジェットバックルを渡し、英寿を倒すよう唆す。
そして英寿と対峙した景和は&bold(){&color(limegreen){「君にはいろいろ助けてもらったし、感謝してるよ」「けど、俺にも叶えたい世界がある」}}と告げつつ、今までに無い冷たい表情で牙を剥いた。
だが、いくら成長したとはいえ英寿との力量差は歴然。タイクーンが押され気味のまま戦いは進んでいく。
何としても英寿を排除すべく、痺れを切らしたギロリが仮面ライダーグレアとなって割り込もうとしたとき——&bold(){タイクーンの砲撃がグレアに命中する}。
景和はギロリを表に引きずり出し、直接倒すためにわざとピンチを演じていたのだ。
その様子は祢音が連れてきたゲームプロデューサー・ニラムも目撃しており、ギロリの不正が公のものとなる。
尚も&bold(){&color(#d3212d,black){「私はギーツの&color(#884dff){くだらない願いから世界を守ろうと……」}}}と悪態をつく彼に対し、
#center(){
&bold(){&color(#ff6600,#d0e0e0){くだらない&color(#00ccff,#d0e0e0){なんて言うな!!}}}
&bold(){&color(#ff6600,#d0e0e0){今まで、大勢の人達がデザイアグランプリに参加してきた。&color(#00ccff,#d0e0e0){命懸けで、自分の人生を懸けて戦ってきた……。}}}
&bold(){&color(#ff6600,#d0e0e0){どんな願いだって、命を懸けて戦う限り立派な願いなんだ。&color(#00ccff,#d0e0e0){それをくだらないなんて言うあんたが許せない!}}}
&bold(){&color(#ff6600,#d0e0e0){あんたは、みんなの思いを&color(#00ccff,#d0e0e0){踏みにじったんだ!!}}}
}
と、最序盤で足踏みしていた頃とは対照的な言葉を突きつける。
3人の共闘に敗れたギロリはゲームマスターの座を更迭され、謀略編の大会は勝者無しで終了。
景和は英寿、祢音と共に次大会への優先参加権を得ると同時に、ツムリからデザイアグランプリの真実を明かされる。
**乖離編
共同生活やオーディエンスの支持率、裏切り者のデザスターといった新要素を引っ提げて開幕した新章。
前回までの活躍はどこへやら、17話冒頭の参加者紹介で一人だけ飛ばされたり(一応紹介はされているが劇中ではガヤ扱い)、新メンバーから邪険に扱われたりと何かにつけて不憫な役回りに。
2回戦のジャマーボールでは、以前から手伝いをしていた子供食堂がジャマーエリア内に入り、食堂と子供達を守ろうと奮起したが、ジャマトが[[かつての退場者>豪徳寺武/仮面ライダーシロー]]の姿に変貌する様を見たことで攻撃を躊躇ってしまう。
それを[[五十鈴大智/仮面ライダーナッジスパロウ]]に打ち明けるも、彼に騙されてデザスター候補に祭り上げられてしまう。((後半戦で誤って彼に攻撃が当たったのも疑われる要因となった。))
しかし、自身のサポーターである[[ケケラ>ケケラ/仮面ライダーケケラ]]の&s(){説教}叱咤激励や英寿の励ましもあり、延長戦では迷いを捨てて自分の手で決勝点を入れる。
また、実際にジャマトが人間の姿をコピーしていた事実が英寿によって暴かれ、ここでの疑いは晴れた。
次の時限爆弾ゲームではまたもや姉が巻き込まれてしまい、時限爆弾が仕掛けられるという危機的状況に。
襲いかかる道長の相手を英寿に委ね、ロポから奪取したゾンビバックルを使って配達ジャマトを撃破、仕掛けられた爆弾を解除した(ゾンビバックルはその後冴から詰められすぐに返している)。
このときの彼は沙羅が巻き込まれたことで非常に気が立っており、単なるお人好しとも言い切れない一面を見せた。
ゲームマスターの[[チラミ>チラミ/仮面ライダーグレア2]]が敵役となった鬼ごっこゲームでは、デザスターであるナーゴに誘導されて罠に嵌まり、GMライダーに顔を落書きされた挙げ句オーディエンスからの票も失ってしまう。
だが最後は、英寿の完璧人間ぶりに対する信頼と、自分のことを全く疑わない祢音の発言から彼女がデザスターであることを看破してみせた。
しかしその裏で、チラミが[[ベロバ>ベロバ/仮面ライダーベロバ]]達に襲われてヴィジョンドライバーを奪われてしまい、デザイアグランプリが中止してしまう事態に。
そしてベロバが主催した新たなゲーム・[[ジャマトグランプリ]]が開催され……。
**慟哭編
デザイアグランプリ中止に伴い理想の世界は叶えられなくなってしまったが、世界の平和を守るためにジャマトグランプリの打倒に臨む。
だが、1回戦のかみなりジャマト祭りなど今までよりも大幅に強化されたジャマト達に苦戦することも多く、
「闘牛ゲーム」では古代魚ジャマトの乱入で[[ルークジャマト]]に負けて投獄されたりと散々な扱いだった。
31話の「天国と地獄ゲーム」では沙羅が巻き込まれたこともあって今まで以上に奔走するが、ここに来て「犠牲者の幸せは理想の世界を作る力に運用される」ことと「事のきっかけを作った創世の女神こそが英寿の母親」という事実を知ってしまう。
デザイアグランプリのせいで不幸になった境遇も相まって、英寿に八つ当たりするぐらい追い詰められてしまうが、それでもなお世界平和を諦めずに戦い続ける。
しかし、自身が助けた女子高生が生き残りたいがために他者を突き落とす光景に直面し激しく動揺。その隙を乱入したバッファに突かれてしまい、なすすべもなく穴に落下。&bold(){泡となって消滅してしまった。}
世界平和を願う男の戦いはここで終わってしまうのだろうか…?
#center(){&bold(){&color(#a1a46d,#5b6356){こんな最期は笑えねぇ…!桜井景和…!}}}
**慕情編
改変された世界では消息不明となっていたが、創世の女神の力で%%またしてもスクラッチカードに夢中になるダメ人間として%%蘇る。
だが、その真相は&bold(){ケケラが沙羅を[[デザイアロワイヤル]]に参戦させ、とびっきりの不幸を見せてあげることを条件に、ベロバに掛け合ったというもの}。
ナッジスパロウに襲われている沙羅の映像をケケラに見せられ、いても立ってもいられず再びタイクーンとしてデザイアロワイヤルに身を投じる。
ギーツの助けもあって沙羅は助かったが、これまで家族を含む大勢の人を不幸にしてきた創世の女神に罪を償わせるべく、デザイアグランプリの存続を決意する。
英寿個人のことは嫌っていないものの、それは&bold(){「デザイアグランプリを破壊し創世の女神=ミツメを救い出そうとする」英寿との対立を意味するのだった。}
今にも[[闇堕ち]]しそうな雰囲気を醸し出しているが、35話では狸の置き物に声を当てて沙羅のサポーター「ポンチッチ」を名乗るなど相変わらずの一面もあったが、世界平和の思いは固く、37話で創世の女神の真実を告げられても受け入れようとしなかった。
だが、38話のグランドエンド決行に伴いドライバーとIDコアが消滅し、ライダーの記憶を失ってしまった。
**創世編
英寿の計らいでデザイアグランプリに関する記憶が戻り、40話から彼と道長と共にジャマトの殲滅に専念する。
しかし、大智の謀略で&bold(){目の前で沙羅が消滅するという絶対に起きてはならない事態に直面してしまった。}
しかも手を下したのは道長で、そのことを肯定する彼に殴りかかるなど怒りの赴くままに行動する。
#center(){&bold(){&color(limegreen){許さない…許さない…!!!}}}
&bold(){遂に、彼の中の何かが決定的に変わってしまった。}
土砂降りの中で慟哭する景和が真っ先に願ったのは、最愛の姉の蘇生ではなく&bold(){姉を奪った者に復讐する力}。
それに答えるかの如く、傍らに&bold(){&color(#32cd32,black){漆黒のタイクーン}が姿を現した…。}
そもそも景和が世界平和を願う動機は、沙羅の幸せを守る為だった。
デザイアグランプリで脱落した際、沙羅に寿司をねだったりどこか味気ない態度を取っていたのもそれが原因である。
しかし、沙羅亡き今はそんな気力など起きない。
そこに現れたケケラに焚き付けられた結果、&bold(){目からハイライトが消えドスの効いた低い声で話すほど豹変してしまい、}理想の世界を叶えるためにいよいよ手段を選ばなくなる。
その後、利害が一致したジットと結託し、自身の境遇に同情したツムリを利用して&bold(){&color(#32cd32,black){ブジンソード}}という新たな力を手に入れると、沙羅と同じステージ2の感染者を倒し続けていた道長の前に姿を現す。
当然道長も感染者を倒すことは望んでおらず、これ以上被害を出さない為の苦渋の選択である。
だが、景和にとっては&bold(){道長は沙羅を手にかけた実行犯}でしかなかった(加えて道長には[[景和と英寿を一度は消滅させた前科>ジャマトグランプリ]]があるため、なおさらとなってしまっている((尚、その2人とニラム以外の犠牲者については何の描写も無く、消滅 即ち死亡したままとなっている。)))。
もはや完全に両雄並び立たずとなった景和は、タイクーン ブジンソードに変身。
バッファに反撃の隙を一切与えず、完膚なきまで叩きのめす。
従来の優しさが消え、身も心も真っ黒に染まってしまったかのように見えるが、ある1点だけは一切変わっていなかった。
&bold(){己の理想を叶える為に戦う仮面ライダーであることは…。}
#center(){&bold(){&color(#32cd32,black){何も変わってないよ…。俺は俺だ…。}}}
なりふり構わずツムリを女神にしようとする姿勢は、自身を不幸にしたデザイアグランプリ運営と何ら変わっておらず、英寿と祢音からも批判と説得をされるが、その意志は揺らぐことなく大智のアジトに乗り込む。
そして、沙羅を侮辱した彼に激昂するとブジンソードに変身して蹂躙し、殺害寸前まで追い詰める。
ギーツⅨの制止により大智は撃破できなかったものの、大智との交戦の裏で女神の力を得ていたツムリの元に赴くと、&bold(){本懐である「デザイアグランプリの犠牲者が全て蘇った世界」を叶えてもらった。}
だが、犠牲者を見境なく復活させた結果、ジットをして「度し難い悪人」と称される仮面ライダーターボンこと浅利切人まで蘇ってしまったことが運の尽き。
浅利は反社会集団「ギャングライダーズ」を結成し、各地でテロまがいの暴動を引き起こして多数の死傷者を出し、&bold(){蘇ったばかりの沙羅や両親すらもそれに巻き込まれてまたも死亡してしまった。}
予想外の事態に混乱し、もう一度願いを叶えるようジットに詰め寄るも、「願いを叶えたければギーツを倒せ」と一蹴されてしまう。
行き場のない感情のままにギャングライダーズのアジトを訪れた景和は、浅利に敵討ちを挑むとブジンソードの力であっという間に下してしまう。
その上、ケケラやベロバの手引きのままに今度はギャングライダーズの新たなリーダーへと祭り上げられて「一般人」という肩書すらも失う事になってしまった。
葛藤を抱えながらも間違った道を進み続ける&s(){[[黒ミッチ>呉島光実/仮面ライダー龍玄]]ならぬ黒}景和は、説得に来た道長すらも一蹴し、遂にバッドエンドゲームの最終戦として、ジットやケケラに言われるがままに英寿/ギーツに戦いを挑む。
創世の力を持つギーツⅨ相手にも、ブジンソードの戦闘に特化した性能や、レイズバックルを送ってくるVIPオーディエンス達の援助もあって互角以上に立ち回って変身解除にまで追い込むが、景和はそれが相手が戦いを放棄したからだと気付く。
迷える景和と刃を交えるうちに、その心を取り戻すには戦いでは解決しないことを悟った英寿は、「強い願いがあれば、必ずそれは叶う」と説くも、
この状況に納得していない図星を突かれた景和に斬りかかられるが、その瞬間英寿はツムリの創世の力を自身に移し、創世の神へと変貌。
世界再生に巻き込まれるとそのまま英寿と共に創世の間へと転送され、祢音はもちろん、憎しみの対象だった道長も沙羅を救おうと奮戦する姿を見た事、
英寿の「幸せを作るには、罪を憎んで人を憎まない事だ」という言葉に動かされてようやく元の優しい心を取り戻し、現実世界でケケラに止めを刺されそうになった道長を救うと同時に運営やケケラと決別。再びライダー達と共に戦う道を選んだ。
その後、大智が用意した血清により、沙羅と再会。仮面ライダーゲームではケケラの罠で孤立無援に陥るが、大智のアシストのおかげで逆転勝利を収める。
終幕のデザイアグランプリでは巻き込まれた一般人の避難を担当し、[[スエル>スエル(仮面ライダーギーツ)]]との決戦も無事に生き延びた。
全ての戦いが終わった後は警察官になる決意をし、勉強に励む。
&bold(){&color(limegreen){「世界平和」}}という理想は1年前と変わっていないものの、具体的な目標も無く漠然としていたあの頃とは異なり、心身共に成長した&bold(){&color(limegreen){「ホンモノの仮面ライダー」}}として理想を叶えようと努力するのだった。
*【人間関係】
・&bold(){[[&color(#e60000,whitesmoke){浮世英寿/仮面ライダーギーツ}>浮世英寿/仮面ライダーギーツ]]}
デザイアグランプリの[[参加者>仮面ライダー(仮面ライダーギーツ)]]。
掴みどころのない彼に振り回されており、度々化かされて困惑してばかりいる。
マイペースで謎の多い言動にツッコミを入れることはあれど、特に警戒したり毛嫌いする事はなく、そこそこ良好な仲。
謀略編ではコマンドフォーム同士で激突し、自身にも匹敵する能力を見せつけたことで、満足気に「強くなった」と評される。
・&bold(){[[&color(#e6b422,#33aaff){鞍馬祢音/仮面ライダーナーゴ}>鞍馬祢音/仮面ライダーナーゴ]]}
デザイアグランプリの参加者。
黎明編で出会い、その後も何かと縁がある。
邂逅編ではブーストバックルを譲ったり、謀略編では力を合わせてギーツをアシストするなど、友人として一定の信頼を向け合っている。
・[[&bold(){&color(#ff7f00,#5f29cc){吾妻道長/仮面ライダーバッファ}}>吾妻道長/仮面ライダーバッファ]]
デザイアグランプリの参加者。
一時期は[[モブ>モブキャラ]]呼ばわりされたり、敵対する事も何度かあったが、5話の神経衰弱ゲームにて彼と組む際に根っからの悪人ではない事に気付く。
・[[&bold(){&color(#332014,#ccccb4){丹波一徹/仮面ライダーケイロウ}}>丹波一徹/仮面ライダーケイロウ]]
謀略編のデザイアグランプリ参加者。
記憶を失った景和が救助対象の一般人として脱出ゲームに巻き込まれた際、彼とペアを組んでクリアを目指した。
老人故に戦いは不得手だったものの、文字通り命を賭して若者達を守ろうとした勇姿は、記憶を失った景和が再起する大きな一因となった。
・[[&bold(){&color(#a1a46d,#5b6356){ケケラ}/&color(black,#00e65c){仮面ライダー&color(#00e65c,whitesmoke){ケケラ}}}>ケケラ/仮面ライダーケケラ]]
乖離編で登場したデザイアグランプリの[[オーディエンス>オーディエンス(仮面ライダーギーツ)]]で、タイクーンのサポーター。&s(){[[害獣駆除業者>ノザマペストンサービス(仮面ライダーアマゾンズ)]]とは無関係。}
景和の戦いを見守っており、彼にシークレットミッションを介して強力なバックルを度々与えている。
19話では窮地に陥った景和を自身の視聴部屋(本人曰く説教部屋)に招き、&bold(){「これは[[デザスターを食うかデザスターに食われるか>仮面ライダーアマゾンズ]]のゲーム」}だと忠告。
ゲーム終了後も「(デザスターを突き止めてデザ神になるために)&bold(){お人好しとおさらばするんだ}」と促している。
だが、慕情編にて彼の本性が明らかになり……
・[[&bold(){&color(gainsboro,red){城戸真司/仮面ライダー龍騎}}>城戸真司/仮面ライダー龍騎]]
人を守る為、ライダーを守る為、そしてライダー同士の戦いを止める為に命を賭して戦った『[[仮面ライダー龍騎]]』の主人公。
映画『[[仮面ライダーギーツ×リバイス MOVIEバトルロワイヤル]]』のエンドロールにて景和と邂逅し、景和の理想の世界……脱落者の復活を知った真司は、なにか近いものを感じ取ったのか景和に激励を飛ばした。
慕情編での景和はデザイアグランプリの存続派というある意味では真司と真逆の道を行く形になった((デザイアグランプリが存続すれば、再び[[仮面ライダー]]達は戦いに身を投じ、人々が危険に晒されてしまう。))が、
&bold(){&color(limegreen){創世の女神に罪を償わせるため戦う景和}}と、&bold(){&color(red){[[神崎士郎]]の野望を食い止め、考えを改めさせるため戦う真司}}と、少なからず共通点も見受けられる。
・[[&bold(){&color(lightslategray,whitesmoke){五十嵐大二}}>五十嵐大二/仮面ライダーライブ]]/[[&bold(){&color(#8ae6cd,black){カゲロウ}}>カゲロウ/仮面ライダーエビル]]
前作『[[仮面ライダーリバイス]]』の2号ライダーにして五十嵐家の次男坊と、その悪魔。
『MOVIEバトルロワイヤル』で対決するが、大二との絡みはあまりなく、共に[[仮面ライダーリュウガ]]に立ち向かい返り討ちに遭ったくらい。
カゲロウからは「景和の中に悪魔がいる」事実を指摘されているが、後に創世編の展開の伏線になっていたと明かされた。
*【家族】
・[[&bold(){&color(#cfcfcf,black){桜井沙羅/仮面ライダーハクビ}}>桜井沙羅(仮面ライダーギーツ)]]
会社で働いている景和の姉。楽天的な性格で、祢音の大ファン。
詳細は個別項目を参照。
・&bold(){桜井茂}
・&bold(){桜井由紀乃}
演:松山傑、宗本汐理
景和と沙羅の両親。既に事故で他界している。
景和が世界平和を願う理由の中には「自分達以外の人も家族を失う痛みを味わってほしくない」という思いも含まれている。
#openclose(show=その事故とは){
実はその死は事故によってではなく、&bold(){かつて行われたデザイアグランプリのミッション失敗}によって発生したエリア消滅に巻き込まれたもの。
当時、景和は盲腸で入院していた上、その光景を見ていた紗羅は世界の書き換えによってその事実を忘却していたが、沙羅がタイクーンIDコアに触れた事で記憶が蘇り、発覚した。
&font(#0000ff,u){&font(#ffffff){が、IDコアに触れて蘇るのはあくまで「そのIDコアに結び付けられたプレイヤーから見た、デザイアグランプリにおけるその人物についての記憶」という事も後に明かされており、沙羅が&bold(){景和と結び付けられているタイクーンのIDコアに触ってこの一件を思い出す事はないはずなのだが……?}}}
}
*&color(#ff0066,#00ff00){【仮面ライダータイクーン】}
スーツアクター:永徳、米岡孝弘(最強ケミーガッチャ大作戦、ジャマト・アウェイキング)
景和が変身する本作の2号ライダーで、[[英語]]表記は&bold(){&color(#ff0066,#00ff00){「Tycoon」}}。
モチーフは「赤いきつね」のギーツと対になる「[[緑のたぬき>タヌキ]]」。
右脚にプレイヤーの運気を上げるパーソナルアクセサリー「タイクーンバンデージ」を装備しており、その恩恵なのか2話、3話、5話、7話と立て続けにレアアイテムであるブーストバックルを入手している。
乖離編で実際はケケラのサポートによるものだったと判明したが、逆に言えば手厚いサポートをしてくれるオーディエンスを味方に付けることが出来たという点では強運とも取れる。
**&color(limegreen,black){エントリーフォーム}
#center(){&sizex(5){&bold(){&color(limegreen,black){ENTRY}}}}
デザイアドライバーに&bold(){&color(black,#36b35f){仮面ライダータイクーンIDコア}}のみを装填して変身した姿。
頭部「タイクーンヘッド」以外は他のライダーと共通しているが、「タイクーンレストギア」や「タイクーンイヤー」で頭部への衝撃を柔らげたり、「タイクーンアイ」で変身者を強烈な光から守ったりしている。
**[[レイズバックル>レイズバックル(仮面ライダーギーツ)]]単体使用形態
***&color(#adff2f,black){アームドアロー}(上半身)
#center(){
&sizex(5){&bold(){&color(#adff2f,black){SET}}}
&sizex(4){&bold(){変身!}}
&sizex(6){&bold(){&color(#adff2f,black){ARMED ARROW}}}
&sizex(5){&bold(){&color(#adff2f,black){READY FIGHT}}}
}
デザイアドライバーにアローバックルを装填して変身した姿。
クロスボウ型の拡張武装&bold(){&color(#adff2f){「レイズアロー」}}が追加される。
3話から登場。
◇[[必殺技]]
・&bold(){&color(#adff2f,black){アローストライク}}
#center(){&bold(){&color(#adff2f,black){ARROW STRIKE}}}
アローバックルのレバーを引っ張ることで発動。
レイズアローにエネルギーを集中させ、より巨大なエネルギー矢を放つ。
***&color(black,#e60000){ブーストフォーム}(上半身)
#center(){
&sizex(5){&bold(){&color(#e60000,black){SET}}}
&sizex(4){&bold(){変身!}}
&sizex(6){&bold(){&color(black,#e60000){BOOST}}}
&sizex(5){&bold(){&color(black,#e60000){READY FIGHT}}}
}
ブーストバックルをデザイアドライバーの右側に装填して変身した形態。
これまで他の参加者にブーストバックルを渡していた景和だったが、7話でようやく自身の意思で変身した。
基本的な機能はギーツブーストフォームと同一なので省略。
◇必殺技
・&bold(){&color(black,#e60000){ブーストストライク}}
#center(){&bold(){&color(black,#e60000){BOOST STRIKE}}}
ブーストバックルのハンドルを捻って発動。
劇中未使用。
・&bold(){&color(black,#e60000){ブーストグランドストライク}}
#center(){
&bold(){&color(black,#e60000){BOOST TIME}}
&bold(){&color(black,#e60000){BOOST GRAND STRIKE}}}
ブーストバックルのハンドルを2回捻ってブーストタイムへ移行後、さらにもう1回捻って発動。
劇中未使用。
***&color(black,#e60000){ブーストフォーム}(下半身)
#center(){&sizex(5){&bold(){&color(#e7e7eb,black){REVOLVE ON}}}}
ブーストバックルをデザイアドライバーの左側に装填して変身した形態。
上半身の各種装甲が下半身に移動している。
ラスボスの攻撃範囲から離脱して缶蹴りを実行するためにリボルブオンした。
***&color(#ff0066,#00ff00){ニンジャフォーム}(上半身)
#center(){
&sizex(4){&bold(){&color(#e60000,whitesmoke){どこまでもお人好しな奴だ!}}}
&sizex(4){&bold(){&color(#e60000,whitesmoke){なら望み通り、俺が終わらせる!}}}
&sizex(4){&bold(){&color(#e60000,whitesmoke){……え?}}}
&sizex(5){&bold(){&color(#f6f6f6,#00ff00){SET}}}
&sizex(6){&bold(){&color(#ff0066,#00ff00){NINJA}}}
&sizex(5){&bold(){&color(#ff0066,#00ff00){READY FIGHT}}}
&sizex(5){&bold(){&color(#ff0066,#00ff00){言ったでしょ、俺は倒れないって。}}}
}
ニンジャバックルをデザイアドライバーの右側に装填して変身した形態。タイクーンの基本フォームにあたる。
追加武装として分離可能な剣&bold(){&color(#f6f6f6,#00ff00){「ニンジャデュアラー」}}が装備される。
分身や変わり身の術などの忍術を可能とする胸部装甲「ニンジュツチェスター」、忍術発動に必要な情報を集める「マゼンタタイクーンアイ」、戦闘スピードを妨げないように小型・軽量化された肩部装甲「ニンジャアーマーS」など、機動力を高めて忍術をサポートする機能を有する。
8話にて、目的のためなら[[自己犠牲]]をも厭わない景和の[[忍の心>神蔵蓮太郎/仮面ライダーシノビ]]に共鳴したニンジャバックルがひとりでに飛来し、自動変身された。
◇必殺技
・&bold(){&color(#ff0066,#00ff00){ニンジャストライク}}
#center(){&bold(){&color(#ff0066,#00ff00){NINJA STRIKE}}}
ニンジャバックルのクナイスターターを引いて押し込んで発動。
12話で初使用。ギーツの連射に合わせて高速移動しながらニンジャデュアラーで[[ジャマトライダー]]を切り裂いた。
19話ではジャマーボール対決で使用。風を纏ってルークジャマトの攻撃を防ぎ、マスクの一部が壊れるほどのダメージを負いながらも執念でゴールを決める。
・&bold(){&color(#ff0066,#00ff00){タクティカルスラッシュ}}
#center(){
&bold(){&color(#FF1493,gainsboro){ROUND 1}}
&bold(){&color(#FF1493,gainsboro){TACTICAL SLASH}}
}
ニンジャデュアラーのディスクを回転させて発動。
第8話ではツインブレードで発動し、サボテンナイトジャマトにダメージを与えた。
第28話ではシングルブレード、且つラウンド2まで回して発動し、ルークジャマトを退けた。
・&bold(){&color(#ff0066,#00ff00){タクティカルフィニッシュ}}
#center(){
&bold(){&color(#FF1493,gainsboro){ROUND 1}}
&bold(){&color(#FF1493,gainsboro){2}}
&bold(){&color(#FF1493,gainsboro){3}}
&bold(){&color(#FF1493,gainsboro){FEVER}}
&bold(){&color(#FF1493,gainsboro){TACTICAL FINISH}}
}
ニンジャデュアラーのディスクを3回回して発動。
第47話でようやく初使用。
プレミアムケケラの攻撃で吹っ飛ばされながら壁に突き刺して張り付き、ジャンプの瞬間にディスクを回転させて発動させ、
風の勢いで加速しつつライダーパンチを繰り出すという非常に変則的な攻撃となった。
***&color(#ff0066,#00ff00){ニンジャフォーム}(下半身)
#center(){&sizex(5){&bold(){&color(#e7e7eb,black){REVOLVE ON}}}}
バックルをデザイアドライバーの左側に装填して変身した形態。
上半身の各種装甲が下半身に移動している。
12話にて、フィーバースロットバックルを右側に装填してレバーを倒すまでの間に登場した。
その後、最終話における[[仮面ライダーリガドΩ>スエル(仮面ライダーギーツ)]]との決戦でも変身し、ナーゴ・バッファと同時に必殺技を叩き込んだ。
◇必殺技
・&bold(){&color(#ff0066,#00ff00){ニンジャストライク}}
#center(){&bold(){&color(#ff0066,#00ff00){NINJA STRIKE}}}
ニンジャバックルのクナイスターターを引いて押し込んで発動。
緑色の風を纏った跳び蹴りを放つ。
***&color(#ff6600,#d0e0e0){レイジングフォーム}
#center(){
&sizex(5){&bold(){&color(#ff6600,#d0e0e0){SET}}}
&sizex(4){&bold(){変身!}}
&sizex(6){&bold(){&color(#ff6600,#d0e0e0){GREAT}}}
&sizex(5){&bold(){&color(#ff6600,#d0e0e0){READY FIGHT}}}
}
コマンドジェットバックルをデザイアドライバーに装填して変身した形態。
外見の変化は頭部以外に無いが、敵の組成や弱点を解析する「コマンドフラットアンテナ」と「コマンドグラス」が付加される。
また、体の各部位が拡張武装&bold(){&color(#ff6600,#d0e0e0){「レイジング}&color(#00ccff,#d0e0e0){ソード」}}を用いた近接戦のためにカスタマイズされている。
14話で、英寿から譲渡されたジェットバックルで変身。2体のジャマトライダーに率先して立ち向かった。
16話や18話でも変身している。
***&color(#ff7f00,#5f29cc){ゾンビフォーム}(上半身)
#center(){
&sizex(5){&bold(){&color(#ff0066,#00ff00){そのバックル貸せぇ!}}}
&sizex(4){&bold(){&color(whitesmoke,#7dbbfa){え?ちょっと!}}}
&sizex(5){&bold(){&color(#4b0082,#c0c0c0){SET}}}
&sizex(6){&bold(){&color(#ff7f00,#5f29cc){ZOMBIE}}}
&sizex(5){&bold(){&color(#ff7f00,#5f29cc){READY FIGHT}}}
}
ゾンビバックルをデザイアドライバーの右側に装填して変身した形態。
ダメージ軽減や左腕部装甲「ポイズンチェンバーアーム」による毒の生成といった機能をもち、チェーンソー型拡張武装&bold(){&color(gainsboro,#5f29cc){「ゾンビブレイカー」}}を用いた白兵戦を得意とする。
20話で、仮面ライダーロポから強引に借りたゾンビバックルで変身。
沙羅が拘束されたのと同じパイナップルの爆弾をもつ爆弾魔ジャマトを狙い、普段の景和らしからぬ怒り任せのダーティーな戦いを繰り広げた。
◇必殺技
・&bold(){&color(#ff7f00,#5f29cc){ゾンビストライク}}
#center(){&bold(){&color(#ff7f00,#5f29cc){ZOMBIE STRIKE}}}
ゾンビバックルのウェイキングキーをひねって発動。
20話で爆弾魔ジャマトに使用。地面から無数の手を生やして相手を捕縛し、パワーを溜めたバーサークローで斬りつけた。
・&bold(){&color(#ff7f00,#5f29cc){タクティカルブレイク}}
#center(){&bold(){&color(gainsboro,#5f29cc){POISON CHARGE}}
&bold(){&color(gainsboro,#5f29cc){TACTICAL BREAK}}}
ゾンビブレイカーのデッドリーポンプを上部に移動させて「ポイズンチャージ」した後、インプットリガーを引く事で発動。
20話で使用し、爆弾魔ジャマトが逃げ込んだ倉庫の扉を切り裂いた。
***&bold(){&color(#e7e7eb,#65318e){シノビフォーム}}
#center(){
&sizex(5){&bold(){&color(#e7e7eb,#65318e){SINOBI SET}}}
&sizex(4){&bold(){変身!}}
&sizex(6){&bold(){&color(#e7e7eb,#65318e){UNDER COVER ACTION SHINOBI.}}}
&sizex(5){&bold(){&color(#e7e7eb,#65318e){READY FIGHT}}}
}
[[スピンオフ]]『[[ギーツエクストラ 仮面ライダータイクーンmeets仮面ライダーシノビ]]』で登場した、デザイアドライバーにシノビレイズバックルを装填して変身した形態。
「メンキョカイデンプレート」のシュリケンスターターを模した装飾と、[[仮面ライダーシノビ>神蔵蓮太郎/仮面ライダーシノビ]]と同じマフラーなどが追加されている。
ニンジャフォームをシノビベースに再デザインしたような外見だが、運用方法も基本的にはニンジャフォームと同じ。
シノビバックルがデザグラの運営ではなく、デザイアドライバーとシノビの力の共鳴で生成されたイレギュラーであるため、変身時にはデザイアドライバー共通の武装展開ではなく、シノビと同じ「クロガネオオガマ」を召喚してそこからアーマーと武装を装着する形になる。
拡張武装はシノビの「スティッキークナイ」と思しきクナイ。
ニンジャフォームの単純な強化型に近い性能を持っており、それぞれの忍術は全て使用可能。
さらに、本物のシノビと互いの力を共鳴させることで、伝説の力「聖忍術」を使用することができる。
***&color(black,#ff1a00){ブーストフォーム&color(gold){マークⅡ}}
#center{
&sizex(5){&bold(){&color(#e1e3e6,#e60000){SET}}}
&sizex(6){&bold(){&color(black,#ff1a00){BOOST &color(gold){MARKⅡ}}}}
&sizex(5){&bold(){&color(black,#ff1a00){READY &color(gold){FIGHT.}}}}
}
ファイナルステージで登場した形態で、ブーストマークⅡレイズバックルで変身した姿。
ジャマトゲイザーが地域一帯にばら撒いた寄生ジャマトを迅速に処理する必要に駆られた際、駆け付けたジーンから(マグナムブーストフォームだったギーツの分を除く)全員分のブーストバックルを渡されたのだが、なぜか景和だけブーストマークⅡレイズバックルを渡されたことでこの形態に変身した。
頭部以外のアーマーはギーツの同名フォームと全く同じで、あちらと同じく超高速での戦闘が可能だが、戦闘時間が短かったためか時差ぼけによる眠気のリスクは発生しなかった。
***その他
DX玩具のパッケージにおいて、実写あるいはCGで登場している形態。
・&bold(){&color(blue){アームドシールド}}(上半身)
・&bold(){&color(#ff6600,black){アームドチェーンアレイ}}(上半身)
・&bold(){&color(#b36047,black){アームドドリル}}(上半身)
**デュアルオン形態
***&color(#adff2f,black){アームドアロー}&color(black,#e60000){ブースト}
#center(){
&sizex(5){&bold(){&color(#adff2f,black){SET}}}
&sizex(5){&bold(){&color(#e60000,black){SET}}}
&sizex(4){&bold(){変身!}}
&sizex(5){&bold(){&color(#e7e7eb,black){DUAL ON}}}
&sizex(6){&bold(){&color(black,#e60000){BOOST}&color(#adff2f,black){ ARMED ARROW}}}
&sizex(5){&bold(){&color(black,#e60000){READY}&color(#adff2f,black){ FIGHT}}}
}
アローバックルをデザイアドライバーの右側、ブーストバックルを左側に装填して変身した形態。
上半身はアームドアロー、下半身はブーストフォームを引き継いでいるので、詳しい説明は省略。
8話に登場。
◇必殺技
・&bold(){&color(#adff2f,black){アロー&color(black,#e60000){ブーストビクトリー}}}
#center(){&bold(){&color(#adff2f,black){BOOST&color(black ,#e60000){ ARROW VICTORY}}}}
アローバックルの矢を引く、もしくはブーストバックルのハンドルを捻る事で発動。
劇中未使用。
・&bold(){&color(#adff2f,black){アローブースト&color(black,#e60000){グランドビクトリー}}}
#center(){
&bold(){&color(black,#e60000){BOOST TIME}}
&bold(){&color(#adff2f,black){BOOST ARROW&color(black,#e60000){ GRAND VICTORY}}}
}
ブーストバックルのハンドルを2回捻ってブーストタイムへ移行後、アローバックルの矢を引く、もしくはブーストバックルのハンドルを捻る事で発動。
劇中未使用。
***&color(#ff0066,#00ff00){ニンジャブー}&color(black,#e60000){ストフォーム}
#center(){
&sizex(5){&bold(){&color(#f6f6f6,#00ff00){SET}}}
&sizex(5){&bold(){&color(#e60000,black){SET}}}
&sizex(5){&bold(){&color(#e7e7eb,black){DUAL ON}}}
&sizex(6){&bold(){&color(#ff0066,#00ff00){NINJA &&color(black,#e60000){ BOOST}}}}
&sizex(5){&bold(){&color(#ff0066,#00ff00){READY&color(black,#e60000){ FIGHT}}}}
}
ニンジャバックルをデザイアドライバーの右側、ブーストバックルを左側に装填して変身する形態。
上半身はニンジャフォーム、下半身はブーストフォームを引き継いでいるので詳しい説明は省略。
初登場は8話。廃墟やサボテンナイトジャマトの巨体を駆け巡り、沙羅をはじめとする捕まった人々を救出する活躍を見せた。
23話では久々に再登場し、ジャマーガーデンを取り囲むジャマト達に立ち向かった。
◇必殺技
・&bold(){&color(#ff0066,#00ff00){ニンジャブースト}&color(black,#e60000){ビクトリー}}
#center(){&bold(){&color(#ff0066,#00ff00){NINJA BOO}&color(black,#e60000){ST VICTORY}}}
ニンジャバックルのクナイスターターを引くか、ブーストバックルのハンドルを捻って発動。
劇中未使用。
・&bold(){&color(#ff0066,#00ff00){ニンジャブースト}&color(black,#e60000){グランドビクトリー}}
#center(){
&bold(){&color(black,#e60000){BOOST TIME}}
&bold(){&color(#ff0066,#00ff00){NINJA BOOST &color(black,#e60000){GRAND VICTORY}}}}
ニンジャバックルのクナイスターターを引いて押し込み、ブーストバックルのハンドルを2回以上捻ってブーストタイム移行後、再度ブーストバックルのハンドルを捻って発動。
シングルブレードモードで高速回転するニンジャデュアラーに乗って飛行しながら斬り刻み、その後ブーストキッカーのマフラーから炎を噴射し、足先に[[ライダーズクレスト]]を浮かび上がらせながら[[ライダーキック]]を放つ。
***&color(#33a3ff,black){アームドウォーター}&color(#ff0066,#00ff00){ニンジャ}
#center(){
&sizex(5){&bold(){&color(#e7e7eb,black){REVOLVE ON}}}
&sizex(5){&bold(){&color(#e6b422,gold){SET FEVER}}}
&sizex(6){&bold(){&color(#e6b422,gold){GOLDEN &color(#33a3ff,black){FEVER}}}}
}
デザイアドライバーにニンジャバックルとフィーバースロットバックルを装填し、フィーバースロットバックルで「???」の絵柄を出して変身した形態。
上半身はアームドウォーターの装甲を纏い、外部供給により水圧が増す放水銃「レイズウォーター」を装備する。
下半身はニンジャフォームの上半身装甲の役割を引き継いでおり、大腿部装甲「ニンジュツサイ」がニンジュツチェスター、膝部装甲「ニンジャアーマーN」がニンジャアーマーS、脛部装甲「シュリケンレッグ」がシュリケンアームの機能を引き継いでいる。
ぶっちゃけハズレ枠だが、第12話にて&s(){ギーツを見習って}レイズウォーターを鈍器代わりに奮闘した。
***&color(#e6b422,gold){フィーバー&color(#ff0066,#00ff00){ニンジャフォーム}}
#center{
&sizex(5){&bold(){&color(#f6f6f6,#00ff00){SET}}}
&sizex(5){&bold(){&color(#e6b422,gold){SET FEVER}}}
&sizex(5){&bold(){&color(#ff0066,#00ff00){NINJA}}}
&sizex(6){&bold(){&color(#e6b422,gold){HIT FEVER &color(#ff0066,#00ff00){NINJA}}}}
}
デザイアドライバーにニンジャバックルとフィーバースロットバックルを装填し、フィーバースロットバックルでニンジャの絵柄を出して変身した形態。
上下ともにニンジャフォームの装甲を纏っており、元々の高い機動力がさらにアップ。
加えて、フィーバーによる身体的負荷を調整する「フィーバークロスバンデージ」が左脚に装備される。
また、ニンジャデュアラーも2つ同時に使用可能だが、元から2本に分割出来る上、合体時の取り回しが悪いためか本編では使用していない。
劇中では12話で初登場。フィーバービートフォームとなったナーゴと共闘し、ジャマトの群れを掃討した。
◇必殺技
・&bold(){&color(#e6b422,gold){ゴールデンフィーバービクトリー}}
#center(){&bold(){&color(#e6b422,gold){GOLDEN FEVER VICTORY}}}
フィーバースロットバックルのレバーを倒して発動。
目にも止まらぬ速さで跳び回りながらニンジャデュアラーと無数の手裏剣で攻撃する。12話で使用。
・&bold(){&color(#e6b422,gold){ハイパー}&color(#ff0066,#00ff00){ニンジャビクトリー}}
#center(){&bold(){&color(#e6b422,gold){HYPER &color(#ff0066,#00ff00){NINJA VICTORY}}}}
ニンジャバックルのクナイスターターを引いて発動。
劇中未使用。
***&color(#ff6600,#d0e0e0){コマンド&color(#00ccff,#d0e0e0){フォーム}}
#center(){
&sizex(4){&bold(){&color(#ff0066,#00ff00){よし!}}}
&sizex(5){&bold(){&color(#00ccff,#d0e0e0){FULL CHARGE}}}
&sizex(5){&bold(){&color(#00ccff,#d0e0e0){TWIN SET}}}
&sizex(6){&bold(){&color(#00ccff,#d0e0e0){TAKE OFF COMPLETE}}}
&sizex(6){&bold(){&color(#ff6600,#d0e0e0){JET &}&color(#00ccff,#d0e0e0){ CANNON}}}
&sizex(5){&bold(){&color(#00ccff,#d0e0e0){READY FIGHT}}}
&sizex(4){&bold(){&color(#ff0066,#00ff00){今度こそ、勝ち抜く!}}}
}
レイジングソードで敵を倒すことでエネルギーが充填された「コマンドキャノンバックル」を、レイジングフォームにデュアルオンして変身する形態。
ドライバーの右側にコマンドキャノンバックルがセットされている場合は砲撃に特化した&bold(){&color(#00ccff,#d0e0e0){「キャノン&color(#ff6600,#d0e0e0){モード」}}}、
コマンドジェットバックルがセットされている場合は空中戦が可能な&bold(){&color(#ff6600,#d0e0e0){「ジェット&color(#00ccff,#d0e0e0){モード」}}}となり、リボルブオンによって切り替えることもできる。
全身に銀色のゴツいアーマーが新たに装備され、頭部もヘッドガードが固有デザインに変化。
キャノンモードでは両肩に荷電粒子砲の一種「トロンキャノン」を装備しており、約13kmの有効射程を持った精密砲撃を行える。
ジェットモードでは背部には姿勢制御装置「ウインガンカー」を装備しており、風を受けて揚力を発生させ、飛行を可能とする。
いずれも一見動きにくそうに見えるが、実際は各部のジェット装備によって三次元的な機動も問題なく行える。&s(){アクターさんがどう思っているかは不明。}
◇必殺技
・&bold(){&color(#00ccff,#d0e0e0){タクティカル&color(#ff6600,#d0e0e0){レイジング}}}
#center(){
&bold(){&color(#00ccff,#d0e0e0){RAISE &color(#ff6600,#d0e0e0){CHARGE}}}
&bold(){&color(#00ccff,#d0e0e0){TACTICAL &color(#ff6600,#d0e0e0){RAISING}}}
}
バックルスロットの横にあるスイッチを押して発動。
刀身にエネルギーを纏わせて敵を切り裂く。
・&bold(){&color(#00ccff,#d0e0e0){コマンドツイ&color(#ff6600,#d0e0e0){ンビクトリー}}}
#center(){
&bold(){&color(#00ccff,#d0e0e0){LOCK &color(#ff6600,#d0e0e0){ON}}}
&bold(){&color(#00ccff,#d0e0e0){COMMAND TW&color(#ff6600,#d0e0e0){IN VICTORY}}}
}
コマンドキャノンバックルのスイッチを押して、レバー操作で発動。
キャノンモードではトロンキャノンにエネルギーをチャージして、ロックオンした相手に拡散弾を放つ。
***&color(black,#e60000){ブーストニン}&color(#ff0066,#00ff00){ジャフォーム}
#center(){&sizex(5){&bold(){&color(#e7e7eb,black){REVOLVE ON}}}}
ブーストバックルをデザイアドライバーの右側、ニンジャバックルを左側に装填して変身する形態。
上半身はブーストフォーム、下半身はニンジャフォームを引き継いでいるので詳しい説明は省略。
23話にて、ニンジャブーストフォームからリボルブオンして変身。強烈なパンチと俊敏な足技を合わせ、ジャマトの群れを相手取った。
◇必殺技
・&bold(){&color(black,#e60000){ブーストニンジャ}&color(#ff0066,#00ff00){ビクトリー}}
#center(){&bold(){&color(black,#e60000){BOOST NIN}&color(#ff0066,#00ff00){JA VICTORY}}}
ブーストバックルのハンドルを捻るか、ニンジャバックルのクナイスターターを引いて発動。
劇中未使用。
・&bold(){&color(black,#e60000){ブーストニンジャ}&color(#ff0066,#00ff00){グランドビクトリー}}
#center(){
&bold(){&color(black,#e60000){BOOST TIME}}
&bold(){&color(black,#e60000){BOOST NINJA &color(#ff0066,#00ff00){GRAND VICTORY}}}}
ニンジャバックルのクナイスターターを引いて押し込み、ブーストバックルのハンドルを2回捻ってブーストタイムに移行後、再度ブーストバックルのハンドルを捻って発動。
劇中未使用。
**&color(#32cd32,black){ブジンソード}
#center(){
&sizex(4){&bold(){姉ちゃんの仇だ……!}}
&sizex(4){&bold(){&color(#ff7f00,#5f29cc){!? なんだ、それは……!?}}}
&sizex(4){&bold(){叶えさせたんだよ……! 女神の力でなぁ!}}
&sizex(5){&color(#32cd32,black){&bold(){SET AVENGE}}}
#right(){&size(8){(指の骨を鳴らす音)}}
&sizex(4){&bold(){変身……!!}}
&sizex(6){&color(#32cd32,black){&bold(){BLACK GENERAL,BUJIN SWORD.}}}
&sizex(5){&color(#32cd32,black){&bold(){READY……FIGHT……!}}}
&sizex(5){&bold(){&color(#32cd32,black){この力で叶えてやるよ…俺の理想の世界を…!!}}}
}
デザイアドライバーの両スロットにブジンソードバックルをセットして変身する最強形態。
創世の力に目覚めたツムリを利用して景和が手にした新たな力であり、正式名称は&bold(){&color(#32cd32,black){「仮面ライダータイクーンブジンソード」}}。
黒と緑を基調としたシックなカラーリングであり、外套「デルードマント」の存在もあってこれまでのタイクーンとは一転した雰囲気を放つが、造形そのものはニンジャフォームとコマンドフォームを合わせたものになっている。
ちなみにリボルブオンした場合、下半身のアーマーはニンジャフォームのそれになる。
カタログスペックはタイクーンのこれまでの形態を大きくしのぎ、ギーツ ブーストフォームマークⅢをも上回っている。
ツムリの創世の力が不完全であるためか[[仮面ライダーギーツⅨ]]には一歩及んでいないものの、リボルブオンに対応している関係で&bold(){能力・機能の拡張性}ではギーツⅨを上回る。
分割したバックルを左右のスロットに装填し、バックル正面の納刀された小太刀型の入力装置「バッケントリガー」を引っ張り「抜刀」するとシーケンスが始まり、「BUZINSWOAD」のロゴを投影したあとそれを分割、黒い霧の中から出現した腕がロゴを掴んでスーツとアーマーを形成、これを景和に無理矢理貼り付けた上で脳天から一刀両断するように光が走って霧が払われ、変身が完了する。
景和の心情を反映したのか変身音のメロディが竜笛や笙を用いた雅楽じみた、かつ亡霊や妖怪を思わせる響きの和風ホラー的なものに変わり、ドライバーの音声も若干ドスの効いたものになっている。
2号ライダーの最強形態としては珍しい&bold(){完全に変身者の個人的な理由かつネガティブな動機で誕生したフォームである。}
頭部の「ブジンソードタイクーンヘッド」はコマンドフォームのそれに似ているが、機能は完全に更新されており、とにかく剣を用いて敵を斬り倒す剣撃戦闘に特化している。
また、目の部分はこれまでと同じく赤く見えるが、実際には視覚補助ゴーグル「ジーナグラス」のレンズが赤いだけで、&bold(){本体の目は無色になっている。}
胸部アーマー「ソードマスターチェスト」は戦闘力の補助装置であり、これにより武刃を用いた単独戦闘=仲間を頼らない戦いであっても多勢を圧倒できるほどの力をもたらす。
さらに腕部装甲「フェンサーアーム」や右脚に巻かれた布型のパーソナルアクセサリー「ジーナバンテージ」により、運気の上昇を捨てて集中力を高め、武刃の扱いに特化することで剣撃戦闘向けの最適化が施される。
各部の防御装甲「ブジンアーマー」により、防御姿勢が不要なほどの衝撃吸収能力を得ており、これに大腿部の拡張装備「アジャスティングサイ」や脛部の「ノワールレッグ」による下半身の姿勢保持サポートが加わることで、揺るぎのない体勢と踏み込みの鋭さを得る。
総じて、徹底的に単独戦闘を想定した一騎当千型の[[仮面ライダー]]に仕上がっている。
また、バックルには拡張スロット「デュアルカスタマイザー」が隠されており、変身後に取り外すことで別のレイズバックルのデュアルオンが可能。
その場合、拡張武装はブジンソード仕様に調整された状態で出現する。
タイクーンは元々忍者系統のライダーであるが、『タイクーンmeetsシノビ』で共闘した蓮太郎が言っていたように&bold(){「忍と書いて刃の心」のはずが、心を捨てた結果刃だけになってしまったのがこのブジンソードである}……と見えなくもない。
なお、姿だけは40話で幻影として登場していたが、実際に変身した姿はこの幻影とは目や装飾の色が異なっている。
そして英寿を信じ、和解を果たした後に、47話では幻影と同じ&bold(){[[赤い複眼のブジンソードに変身。>アルティメットフォーム(仮面ライダークウガ)]]}
赤くなった複眼「ジャッジメントタイクーンアイ」には力を行使する対象を見極めるための判断材料を提供する機能が追加されている。
映画『[[映画 仮面ライダーギーツ 4人のエースと黒狐]]』にもブジンソード(レッドアイ)が登場しており、実質的な先行登場となった。
◇装備
・&color(#32cd32,black){&bold(){&ruby(ブジン){武刃}}}
ブジンソード専用の[[日本刀]]型拡張武装。
これまでの大型バックルの専用装備とは一線を画した、[[&bold(){玩具にする気など1ミリもなさそうなマジの刃物である。}>ウルトラマンエース]]&s(){エースさん繋がり。}
仮面ライダータイクーンブジンソードの持つ剣技に対応した調整が施され、その破壊力を最大化するだけでなく、デザイアドライバーのエネルギーを超圧縮して纏うことで物質の結合を解除して切り裂く刀身&bold(){「リヅキ」}による絶対の斬撃を放つ。
斬撃自体をエネルギー体として飛ばすことも可能で、専用の鞘&bold(){「カルディベイトスカバード」}は保守機構を搭載。
戦闘後に収納されたリヅキに急速冷却やスキャニング検査、研磨作業などのメンテナンスを実行して、品質を維持する役割を持つ。
DX玩具版は中国バンダイ限定で発売されており、各種斬撃音は元よりガード・打撃音((納刀状態で操作すると鳴る。))、抜刀・納刀音、景和の台詞も一通り((ほとんどはメモリアル版ニンジャレイズバックルの流用だが、新規音声も存在する。))、必殺技音声すらも収録した豪華仕様となっている。のちに日本国内での発売も決定。
◇必殺技
・&color(#32cd32,black){&bold(){ブジンソードストライク}}
#center{&color(#32cd32,black){&bold(){BUJIN SWORD STRIKE}}}
バッケントリガーを納刀し、再度抜刀して発動。
バッケントリガー納刀時に円月殺法のようにゆっくり円を描くように武刃を振り回して構えると背景に紅い満月が出現、トリガーを抜刀して発動し、敵を切り裂く。
・&color(#32cd32,black){&bold(){ブジンソードビクトリー}}
#center{&color(#32cd32,black){&bold(){BUJIN SWORD VICTORY}}}
バッケントリガー納刀→抜刀を2回繰り返して発動。
41話のバッファ戦では丸い斬撃エネルギーを飛ばして攻撃した。
続く42話のバッファ戦では連続斬りからの回し蹴りで変身解除に追い込んでいる。
また、42話のマーレラジャマト戦や47話のプレミアムケケラ戦では闇の旋風を纏った[[ライダーキック]]を繰り出している。
***&color(#32cd32,black){ブジン}&color(black,#e60000){ブースト}
#center{
&sizex(5){&bold(){&color(black,#e60000){SET}}}
&sizex(5){&bold(){&color(#e7e7eb,black){DUAL ON}}}
&sizex(6){&bold(){&color(#32cd32,black){GREAT}}}
&sizex(6){&bold(){&color(black,#e60000){BOOST}}}
&sizex(5){&bold(){&color(#32cd32,black){READY}&color(black,#e60000){ FIGHT}}}
}
仮面ライダータイクーンのデザイアドライバーにブジンソードバックルとブーストバックルをデュアルオンした姿。
上半身がブーストフォームの朱赤色の装甲に換装されている。
この状態では武刃を納刀したまま打撃武器として扱う。
ブーストバックルの特性である、一時的に上半身の各種アビリティを数倍に高める&bold(){&color(black,#e60000){「ブーストタイム」}}の発動が可能となり、ただでさえ高い剣技の性能がさらに強化された他、
&bold(){&color(black,#e60000){「ブーストストライク」}}で納刀状態の武刃に炎を纏わせての打撃など、攻撃力強化が施されている。
特にパンチ力はギーツⅨはおろか、[[仮面ライダーリガド>ジット/仮面ライダーリガド]]や仮面ライダーリガドΩすらも上回り、劇中最高値となっている。
◇必殺技
・&bold(){&color(#32cd32,black){グレイト}&color(black,#e60000){ブーストビクトリー}}
#center{&bold(){&color(#32cd32,black){GREAT BOO}&color(black,#e60000){ST VICTORY}}}
ブーストバックルのハンドルを1回捻って発動。
左右で二連パンチを叩き込む。
***&color(#32cd32,black){ブジン}&color(#ffea00,#0000dd){モンスター}
#center{
&sizex(5){&bold(){&color(#e7e7eb,black){REVOLVE ON}}}
&sizex(5){&bold(){&color(#ffea00,#0000dd){SET}}}
&sizex(5){&bold(){&color(#e7e7eb,black){DUAL ON}}}
&sizex(6){&bold(){&color(#32cd32,black){GREAT}}}
&sizex(6){&bold(){&color(#ffea00,#0000dd){MONSTER}}}
&sizex(5){&bold(){&color(#32cd32,black){READY}&color(#ffea00,#0000dd){ FIGHT}}}
}
仮面ライダータイクーンのデザイアドライバーにブジンソードバックルとモンスターバックルをデュアルオンした姿。
両腕に拡張装備である&bold(){&color(#ffea00,#0000dd){「モンスターグローブ」}}が装着。
剣技は使えない代わりに、モンスターグローブによる格闘戦を得意とする。
**スペック表
|BGCOLOR(gray):CENTER:COLOR(white):~形態|BGCOLOR(gray):CENTER:COLOR(white):~身長(cm)|BGCOLOR(gray):CENTER:COLOR(white):~体重(kg)|BGCOLOR(gray):CENTER:COLOR(white):~パンチ力(t)|BGCOLOR(gray):CENTER:COLOR(white):~キック力(t)|BGCOLOR(gray):CENTER:COLOR(white):~ジャンプ力(m/ひと跳び)|BGCOLOR(gray):CENTER:COLOR(white):~走力(秒/100m)|
|CENTER:&b(){エントリーフォーム}|CENTER:&b(){193.2}|CENTER:&b(){76.3}|CENTER:&b(){1.2}|CENTER:&b(){3.6}|CENTER:&b(){4.8}|CENTER:&b(){8.4}|
|CENTER:&b(){アームドアロー}|~|CENTER:&b(){77.4}|~|~|~|~|
|CENTER:&b(){ブーストフォーム}|~|CENTER:&b(){82.8}|CENTER:&b(){15.6}|CENTER:&b(){46.8}|CENTER:&b(){62.4}|CENTER:&b(){2.8}|
|CENTER:&b(){ニンジャフォーム}|~|CENTER:&b(){79.9}|CENTER:&b(){2.1}|CENTER:&b(){4.9}|CENTER:&b(){19.0}|CENTER:&b(){5.6}|
|CENTER:&b(){レイジングフォーム}|~|CENTER:&b(){76.5}|CENTER:&b(){1.5}|CENTER:&b(){4.6}|CENTER:&b(){6.2}|CENTER:&b(){8.3}|
|CENTER:&b(){ゾンビフォーム}|~|CENTER:&b(){90.3}|CENTER:&b(){2.2}|CENTER:&b(){5.1}|CENTER:&b(){4.8}|CENTER:&b(){8.7}|
|CENTER:&b(){アームドアローブースト}|~|CENTER:&b(){83.9}|CENTER:&b(){1.2}|~|~|~|
|CENTER:&b(){ニンジャブーストフォーム}|~|CENTER:&b(){86.4}|~|CENTER:&b(){46.8}|CENTER:&b(){64.2}|CENTER:&b(){2.8}|
|CENTER:&b(){アームドウォーターニンジャ}|~|CENTER:&b(){81.0}|~|CENTER:&b(){4.9}|CENTER:&b(){19.0}|CENTER:&b(){5.6}|
|CENTER:&b(){フィーバーニンジャフォーム}|~|CENTER:&b(){83.5}|CENTER:&b(){3.0}|CENTER:&b(){6.2}|CENTER:&b(){33.2}|CENTER:&b(){2.8}|
|CENTER:&b(){コマンドフォーム・キャノンモード}|~|CENTER:&b(){94.3}|CENTER:&b(){12.2}|CENTER:&b(){31.1}|CENTER:&b(){14.0}|CENTER:&b(){7.0}|
|CENTER:&b(){コマンドフォーム・ジェットモード}|~|~|CENTER:&b(){10.0}|CENTER:&b(){25.3}|CENTER:&b(){23.0}|CENTER:&b(){6.5}|
|CENTER:&b(){ブーストニンジャフォーム}|~|CENTER:&b(){86.4}|CENTER:&b(){15.6}|CENTER:&b(){4.9}|CENTER:&b(){19.0}|CENTER:&b(){5.6}|
|CENTER:&b(){ブジンソード}|CENTER:&b(){194.0}|CENTER:&b(){131.4}|CENTER:&b(){63.3}|CENTER:&b(){130.0}|CENTER:&b(){118.6}|CENTER:&b(){2.0}|
|CENTER:&b(){ブジンブースト}|~|CENTER:&b(){137.9}|CENTER:&b(){82.2}|~|~|~|
|CENTER:&b(){ブジンモンスター}|~|CENTER:&b(){142.2}|CENTER:&b(){70.3}|~|~|~|
*【余談】
-タイクーン(Tycoon)とは、英語で(主に経済界の)大物を意味する。&br()しかし、この言葉の語源は日本語の大君(たいくん)であり、江戸幕府の将軍の事であった。&br()江戸幕府が朝鮮王朝と外交を行うにあたり困ったのが、幕府の最高権力者である[[将軍>征夷大将軍(江戸幕府)]]の称号である。&br()「将軍」は本来単なる軍事指揮官の事であり、それが国家を代表しているのは外国から見れば不自然であるため、江戸幕府は代わりに「大君」という称号を使用した。&br()この「大君」が幕末になり欧米諸国に対しても使用され、英単語として取り入れられてしまったのが「タイクーン」である。&s(){言うまでもなく[[タイクーン王>FINAL FANTASY Ⅴ]]とは何の関係もない}
--「TAIKUN」を並び替えると「TANUKI」(たぬき)になる他、タヌキの英名「raccoon dog」とも語感が近い。超バトルDVDによるとこの並べ替えから名前が取られている模様。&br()また、江戸幕府の初代将軍である[[徳川家康>徳川家康(戦国武将)]]はその老獪さからしばしば「狸親父」などと呼ばれており、これも意識しているのかもしれない。&br()第2話ではギーツに騙された時「キツネは昔から人を騙す」と言われているが、タヌキもまた人を([[時には>団三郎狸(伝承)]][[狐さえも>平成狸合戦ぽんぽこ]])騙す伝承の持ち主であり、前述の徳川家康は元々は小国の生まれで、幼少期は人質として各地に送られるなど、強者に振り回される体験もしている。&br()登場当初は大物感も老獪さも人を騙す賢しさも全くなかった景和だが、終盤で明かされたその本質は「エゴイストな部分に無自覚で周囲はおろか自分すらもお人好しと思い込み騙し切っていた役者」であり&br()同時に本編の出来事を経て「善人の仮面を被った詐称者から真の善人に到った者」と言える。
-タヌキをモチーフにしたヒーローは特撮界隈ではタイクーンが初。また、仮面ライダーシリーズにおいて純粋なタヌキモチーフの敵怪人は現時点では登場していない。
-「現役大学生で仮面ライダー」という立場は『[[仮面ライダー555]]』の[[草加雅人]]以来久々である。なお、他には[[神敬介>神敬介/仮面ライダーX]]、[[筑波洋>筑波洋/スカイライダー]]、[[南光太郎]]と錚々たる面々が……&footnote(現役でなければ休学中の[[仁藤攻介]]、高校生でライダーであれば[[上城睦月>上城睦月/仮面ライダーレンゲル]]([[パラレルワールド]]設定の映画『[[劇場版 仮面ライダー剣 MISSING ACE]]』では就職活動中)や[[如月弦太朗]]が挙げられ、(この辺の年齢で)学生でも就職した社会人でもないライダーは[[乾巧]]や[[天道総司]]、[[野上良太郎]]など、こちらも上げ出したらキリがない程度には存在する。)
-演じる佐藤瑠雅氏は根っからのライダーファンでもあり、特に変身ポーズに至っては自分の一番好きなライダーとして挙げている[[人助けを性分とし、世界中の人々と手を繋ぐという夢を持つ青年>火野映司]]の変身する際のポーズを元に考案したという。
--また、演技自体は本作が初であるもののそれを感じさせない演技力の高さや、終盤の憔悴するシーンの為にダイエットをするなどストイックな姿勢を見せている。
--ブジンソード変身時に印象的な『指ポキ』は佐藤氏のアイデアで好きな[[アニメ>東京喰種]]が元ネタらしい。&s(){狐「京都○○…」牛「東京です」}
---キャスト達によれば、実はメインメンバー4人の中で最も激しい動きをこなせる身体能力の持ち主らしいが、景和の[[役回りの関係上、それを活かす機会がなかなかない>ウルトラマントリガー]]のだとか。…と思ったら27話では&s(){[[先>野上良太郎]][[輩>仮面ライダー鎧武]]方}ニンジャ顔負けの大立ち回りを見せてくれた。
-ギーツが狐モチーフでイメージカラーが赤、そしてタイクーンが狸モチーフでイメージカラーが緑という点から、かの国民的インスタント麺食品「赤いきつねと緑のたぬき」と結び付けるネタも多かったが……後に&bold(){何と両者に加えてツムリと本当にCMに出演してしまった。}
--もっとも、「流石はスター・オブ・ザ・スターry」と台詞をカットされたり、英寿から緑のたぬきの食レポを無茶ぶりでやらされたり(一応英寿からは「いいね、思わず食べたくなっちまったよ」と好評だった)、和装ジャマトが現れた際にも英寿から食べるので忙しいと対応を押し付けられたりとCMでもやや不憫な役回りだったのだが……
--なお同時期に放映され、同じく[[タヌキ>スレッタ・マーキュリー]]と[[キツネ>ミオリネ・レンブラン]]のネタが囁かれていた『[[機動戦士ガンダム 水星の魔女]]』も、この3年後に東洋水産とコラボしている。
-玩具におけるIDコアはDXニンジャレイズバックルに付属すると思われていたが付属せず((ナーゴのIDコアはDXビートレイズバックルに、パンクジャックのIDコアはDXモンスターレイズバックルに付属している。))、12月3日から開始の「仮面ライダータイクーンIDコアキャンペーン((期間中にDXデザイアドライバー(およびゾンビレイズバックルとのセット品)またはDXレイジングソードを購入することでタイクーンのIDコアが貰える。))」で配布される形になった。&br()[[これまでのキャンペーンで変身に必要な>呉島貴虎/仮面ライダー斬月]][[アイテムが配布対象となったライダー>仮面ライダーゲンム]]は物語の途中から[[新しいベルトを>仮面ライダー斬月・真]][[使用している>クリスマス特別編 狙われた白銀のXmas!(仮面ライダーエグゼイド)]]のだが、タイクーンは最後までデザイアドライバーで戦い抜いた。
-「基本形態が忍者」「嘘(ハッタリ)が得意なライバルがいる」「カエルの姿をした協力者」など、『[[仮面ライダージオウ]]』に2022年のライダーとして登場した[[仮面ライダーシノビ>神蔵蓮太郎/仮面ライダーシノビ]]との共通点が多々見られる。
-創世編にて着用している黒いジャケットは同一のものをかつて[[仮面ライダージオウ]]にて[[加古川飛流>加古川飛流/アナザージオウ]]、『神様ヘルプ』という映画にて[[秋山蓮/仮面ライダーナイト]]を務めた松田悟志が着用している。
#center(){&sizex(5){&bold(){&color(limegreen){追記・修正するしか、なかったんですか…?}}}}
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#right(){この項目が面白かったなら……\ENTRY/
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