必殺仕事人Ⅴ・旋風編

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&font(#6495ED){登録日}:2022/11/08 (火) 00:57:54 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 3 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- #center(){&bold(){雪に白鷺 闇夜に鴉 紛れ隠れる悪い奴&br()正直者は信天翁 これじゃ理屈が合いません&br()世の中こんなもんだよと 諦めないで来て下せい&br()どこに居ようと探し出し 必ず仕留めてご覧に入れやす}} 必殺仕事人V・旋風編とは、1986年11月7日から1987年3月6日まで朝日放送制作・[[テレビ朝日]]系で放送された時代劇である。 必殺シリーズの第27弾で、[[中村主水]]シリーズとしては第13作目となる。 「必殺仕事人V」というタイトルのついた作品では、「無印」「激闘編」に次ぐ第3作となる。 *作品概要 第2作「激闘編」の作風が第2次仕事人ブームからの視聴者に受け入れられず、視聴率は低空飛行を続けていた。 そこで路線変更を行い、放映当時の世相のパロディを豊富に取り入れた娯楽色の強い作品として本作が製作されることになった。 世相パロディは[[サブタイトル]]に特に強く出ており、第1話から10話まではとても時代劇と思えない横文字の入ったサブタイトルが続いている。 +主水、[[エスカルゴ>エスカルゴ(食材)]]を食べる(ラストでせんが貰い物のエスカルゴをおかずに出す。だがエスカルゴの正体を知った中村さんは…) +りつ、ハウスマヌカンになる(りつが呉服屋でマネキンとして働く) +主水、殺人ツアーに出かける +せん、りつ、カチンカチン体操する(カチンカチン体操はうつみ宮土理が考案した[[ダイエット]]に効く体操) +主水、X'マスプレゼントする +主水、バースになる(ヒゲボーボーの中村さん) +主水、せん、りつ、ダブルベッドに寝る(オランダ商館の娘を助けたお礼に大量の贈り物が。ヒョー・ショー・ジョー) +主水、コールガールの仇を討つ(コールガールは今で言う[[デリヘル]]嬢) +主水、りつ、[[ラブホテル]]に行く(鏡張りの壁に回転寝床、眠り薬入りのお茶) +主水、ワープロをうつ(ワープロで「中村主水」と入力してご満悦の中村さん) 本作も視聴率が伸び悩んだことに加え、夜鶴の銀平役の出門英がスケジュールの都合から降板となったため、当初予定の全26話から短縮され全14話で打ち切り。 翌週からは主題歌や劇伴など一部の要素はそのままに、時間軸を1年後とした続編「風雲竜虎編」として仕切り直された。 また、このやりすぎた作風に主演の藤田まことが苦言を呈しており、藤田自身も年齢に相応しい他の作品((前述のひげ姿も、当時藤田が出演していたミュージカル「その男ゾルバ」の役作りで生やしていたものである。))に挑戦してみたいという意向もあってシリーズからの降板を表明。 その後調整の結果、必殺シリーズは年1~2回程度のスペシャル番組として継続することとなり、「風雲龍虎編」を最後に中村主水シリーズはいったん幕を閉じた((連続テレビドラマは1991年に「激突」、2009年に主演が東山紀之に交代した「必殺仕事人2009」が制作されている。))。 後に藤田は自著で当時の状況を振り返り、「『必殺シリーズ』で時代劇は終焉をみたのであり、それ以降の番組は我々の失敗したことをまた懲りずにやってる状態だった」と述べている。 *【主要登場人物】 ◆[[中村主水]] 演:藤田まこと 南町奉行所同心の昼行灯。石川島百軒長屋の番所へ左遷させられる。その事をせんとりつに隠していたが結局バレた。 家では姑と古女房に、職場では上司の筆頭同心や与力からいびられる。 殺し技は二本刺しを利用した突き、斬り技。 ヒゲボーボーになり、寝床を追い出され、出会茶屋へ古女房と共に行き、エレキの素晴らしさを語る。 ◆中村せん/中村りつ 演:菅井きん/白木万理 相変わらず愛情ある婿いびりに余念が無い主水の姑と古女房。 庭にエスカルゴがいると言って捕まえてきたのは野良の[[カタツムリ]]。 ◆鍛冶屋の政 演:村上弘明 普段は金杉町源兵衛長屋で鍛冶屋を営む。 殺し技は組換式手槍を延髄に刺す。 ◆夜鶴の銀平 演:出門英 船宿「磯春」の板前兼船頭。他の仕事人達とあまり関わろうとしない。殺し技は折り鶴の形をした刃物を釣り糸に取り付け、それを対象の首元へ向かって投げて刺し殺す。 高度な殺し技のために撮影では何度もリテイクしていたようでスケジュールの余裕をどんどん食いつぶしてしまい、第3話にして[[万策尽きる。>SHIROBAKO]]完成品を納品出来ないために責任問題になりかけたが、3話の放送が当日発生した三原山噴火の報道特別編成によって2週間延期になったことでお咎めなしになったとか。 第14話で火薬の爆発に巻き込まれるも助けを拒み、夜の川の闇に消える。 演じた出門は「ヒデとロザンナ」の夫婦デュオで知られた音楽家であり、俳優としても活躍していたが、本作終了の4年後に結腸癌のため47歳の若さでこの世を去った。 ◆便利屋お玉 演:かとうかずこ 百軒長屋で古物商を営む女性。長屋の住人とも仲が良い。 仕事人の密偵で、情報収集と仕事の依頼を受ける役目を担う。 仕事の際は順之助のサポートを主に手掛け、ターゲットを誘導する際に忍者ばりの驚異的なジャンプを見せる。 主水とも旧知の往年の大元締『虎』の娘でもある。 ◆西順之助 演:ひかる一平 かつて主水と組んでいた仕事人仲間。西洋医学所の試験に合格して長崎に留学。江戸に戻って百軒長屋で歯科医を開き、仕事人に復帰する。 殺し技は他の仕事人と違ってかなりラフで、竹製グレネードランチャーでターゲットを撃破するというもの。 その破壊力は絶大で、一度に複数名を始末することも。 ◆千代松 演:遠藤太津朗 百軒長屋の住人。順之助にホの字のオカマで、同意を得ずに勝手に歯医者の手伝いをしている。おりんと互いに牽制しあっている。 ◆おりん 演:桃山みつる 百軒長屋の住人。順之助にホの字で同意も得ずに勝手に歯医者の手伝いをしている。千代松と互いに牽制しあっている。&font(b){既婚者}。 ◆筆頭同心 田中 演:山内としお 南町奉行所の筆頭同心。昼行灯の主水をいびりまくる。 ◆与力 鬼塚 演:西田健 南町奉行所の短気な与力。昼行灯の主水をいびりまくる。 追記・修正は恨みを晴らしてからお願いします。 必殺シリーズ 第27弾【必殺仕事人V・旋風編】 前作←【必殺まっしぐら!】 次作→【必殺仕事人V・風雲竜虎編】 #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,0) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #areaedit() - 仕切人や商売人やからくり人の記事すらないのに旋風編の項目!? -- 名無しさん (2022-11-08 14:51:05) - お玉の設定、一応「あの虎」とは明言されてないからぼかした方が… -- 名無しさん (2022-11-08 16:10:27) - 『仕置人』や『寅の会』等のタームは避けて一応ぼかしたつもりではありましたが… -- 名無しさん (2022-11-08 16:22:30) - 銀平はもっとフィーチャーして欲しかったが中の人のあれやこれやがあって仕方が無い…。殺し技も初期の特撮版のが良かった。 -- 名無しさん (2022-11-08 21:24:23) - 主水にとっては遠い昔に失くしてしまった若い頃の自分の投影だった順之助が、何度足を洗わせても裏の世界に戻ってきて裏の仕事のせいで若くして命を散らす、という結末は必殺らしくてもの悲しい、のだがどうみてもやっつけ感の方が買ってしまうのは悲しい -- 名無しさん (2022-11-09 18:35:12) - 順之助がまるで別人になっていて驚いたなぁ。本気で役者さん変わったのかと思ったレベル。そして何の因果か彼の殺し技は虎と同じ作品にいた巳代松の技のグレードアップ版という。 -- 名無しさん (2022-11-09 18:52:33) #comment(striction) #areaedit(end) }
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