Wizardryの罠

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&font(#6495ED){登録日}:2022/11/19 (土) 19:06:29 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 9 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ----  #center(){&bold(){&size(20){* [[おおっと]] &link_anchor(いしのなかにいる){テレポーター} *}}} ここでは[[Wizardry>WizardryⅠ 狂王の試練場]]シリーズに登場する[[罠]]について解説する。 //名前違いは1項目に統合すべき? //#1~5の先頭の#は、半角(#)だと文冒頭に配置した時にWiki構文との混同や表示混乱を引き起こす様なので全角に変更 #openclose(show=▽目次){ #contents() } *概要 WizardryではPCはレベルが上がっても一部の例外を除いてACや攻撃ダメージは伸びない。 そして拠点にある店売りの武器防具はほとんど初級のものしか置いてないので、中盤以降に登場するモンスターには力不足となる。 また、店に置いてある魔法を込められた装備品も中身は頼りないものが多い。 そして一部のシナリオを除いて迷宮内にはより強力な武器を売ってくれる商人なんて便利なものはなく、該当シナリオで融通してくれる彼らのアイテムにしても[[終盤の強敵>強い雑魚(ウィザードリィ)]]に対しては力不足感が否めない。 つまり、パーティーをシナリオの目的にまで導くには、迷宮内で遭遇するモンスターたちを倒した後、彼らが玄室で保管していた宝箱からアイテムを見出さねばならないのだ。 しかし、それらの大半、そして中盤以降に出てくる[[宝箱]]にはほぼ巧妙に隠された[[罠]]が仕掛けられている。 あいにくと屈強な戦士や神羅万象の力を使いこなす魔術師はそれらに対する知識を持ち合わせていないし、神の軌跡を行使する僧侶は[[宝箱の中身を調べる術はあるし>Wizardryの呪文]]、様々な悪品を取り扱うアルケミストは高レベルになると[[罠を丸ごと無力化する呪文を行使できるが>Wizardryの呪文]]それらには回数制限がある。 そこで、腕っぷしや頑強さでは戦士に劣り魔法も使えないが器用でカラクリに対する知識が豊富な盗賊たちの出番となるわけである (一応忍者&途中から追加されたバードとレンジャーも同様の技能を持つが、盗賊と比較すると罠の判別・解除とも大きく劣る事に注意)。 しかし、そんな罠のエキスパートである盗賊にだってミスはある。 一瞬の判断のミスで罠の判別を間違えて罠外しの作業を始めると無防備に引き金を引いてしまうし、正しく判別しても手元が狂ってしまって罠に触れ暴発してしまう。 下手をすると目当ての戦利品がおじゃんになってしまうことすらある。 それにもたらされるハプニングを乗り越え、今の自分の手持ちとは比べ物にならない業物を手に入れ喜ぶことも、迷宮を探索する冒険者たちの醍醐味の一つなわけだ。 **凡例 名前:[[日本語]]名(英語名) 登場作品:登場する作品。試練では存在をオンオフできるので、他作品では登場するが試練で登場しない場合とか試練でのみ登場する罠のみ明記する。 効果:罠の効果 解説:被害と対策 **罠解説 名前:罠はない(NO TRAP) 登場作品:(#1~3)(#5)(外伝1・2)(外伝3)(外伝4)(ディンギル) 効果:罠はない。そのまま開ける、もしくは罠を外す素振りをして中身を得られる。 解説:ありがたいことに相手は罠には無頓着だった。遠慮なくいただことしよう。 名前:石弓の矢(CROSSBOW BOLT)/石つぶて(JAX SLING) 登場作品:(#1~3)(楔)(遺産)/(#5)(外伝1・2)(外伝3)(外伝4)(ディンギル)(監獄)(PSエンパイア)(XTH) 効果:解除者を対象にHPダメージ 解説:基本的な罠の一つ。低レベルの盗賊は魔術師ほどではないとはいえHPが低く、食らうと一撃死しかねないことも多々ある。そうなると寺院での蘇生にお金がかかるので、戦士に頭を下げて代わりにダメージを受けてもらうこともあるようだ。 #5とか外伝からWIZ入りした人には石つぶてのほうがおなじみかもしれない。 名前:毒針(POISON NEEDLE) 登場作品:(#1~3)(#5)(外伝1・2)(外伝3)(外伝4)(ディンギル)(監獄)(PSエンパイア)(XTH) 効果:解除者を対象に確率で毒を付与。 解説:毒はWIZでは結構深刻な状態異常なのだが、大抵の場合迷宮の入り口近くでもこれは仕掛けられている。序盤は駆け出しの盗賊が引っかかったら恐らく入り口まで持たないので毒消しは必須だが、僧侶がラツモフィスを覚えてしまえば一転して脅威でも何でもなくなってしまう。食らった所で絶対に死なないし治せばいいのだから。 名前:電撃(ELECTRIC BOLT) 登場作品:(監獄)(試練) 効果:解除者を対象に確率でダメージ/麻痺/死亡/灰 解説:後述する高圧電線の限定バージョン。何気に試練で新しく実装されたレアな罠。 名前:ガス爆弾(GAS BOMB)/毒ガス 登場作品:(#1~3)(#5)(外伝1・2)(外伝3)(外伝4)(監獄)/(ディンギル)(PSエンパイア)(XTH)(楔)(忘却) 効果:パーティー全員を対象に確率で毒付与。戦闘の監獄、五つの試練では更にHPダメージ 解説:全員に毒をばらまく罠。下手をすると僧侶の手持ちのラツモフィスだけでは足りない可能性も出てくる。五つの試練ではHPダメージも設定できる。 名前:爆弾(EXPLODING BOX)/火薬樽(POWDER KEG) 登場作品:(#1~3)(外伝1・2)(外伝3)(外伝4)(ディンギル)(監獄)(PSエンパイア)(XTH)(楔)(忘却)/(#5) 効果:パーティー全員を対象に確率でHPダメージ 解説:石つぶてよりも大きいダメージを全員にばらまく。元値がでかいので下手をすると結構死人が出る。ちなみに#5の時だけ名称が違っていた。試練では好きな方の名前を設定可能。 名前:におい袋 登場作品:(楔)(忘却) 効果:しばらくの間[[エンカウント]]率が上昇する 解説:DSルネサンス2作に登場する罠。両作品の戦闘自体「攻撃の回避がほぼ無理で戦闘のテンポも悪い」という仕様もあり、とにかく面倒。 名前:スタナー(STUNNER) 登場作品:(#1~3) 効果:解除者を対象に確率で麻痺を付与 解説:初期作品では常連だったが#5以降はすっかりご無沙汰していた麻痺罠。かかっても絶対に死なないし、僧侶系がすぐさま処置すれば済むからだろう。 名前:コブラの呪い(DRAGON'S ASP) 登場作品:(#5)(外伝1・2)(外伝3)(外伝4)(PSエンパイア)(XTH) 効果:パーティー全員を対象に確率で麻痺を付与 解説:#5で初登場し以降も結構顔出ししている危険トラップ。マニフォと同じ。最悪全員がかかって即全滅もありうるし、僧侶がピンポイントでかかって回復不能なんてことも。外伝4では開始直後からこの罠がありうる。 名前:悪魔の目玉(DAEMON EYE)/メデューサの瞳 登場作品:(#5)(外伝1・2)(外伝3)(外伝4)(ディンギル)(PSエンパイア)(XTH)(楔)(忘却)/(魂)(街) 効果:パーティー全員を対象に確率で石化付与 解説:コブラの呪いの石化バージョン。ロクドと同じ。やはり全滅の危険性があり、しかもアルケミストのモルフィスでは回復できないのでリカバリはより難しくなる。 名前:[[虹のきらめき]] 登場作品:(#5)(外伝1・2)(外伝3)(外伝4)(ディンギル)(監獄) 効果:パーティー全員を対象に確率でダメージ/睡眠/毒/麻痺/石化/死亡/灰付与。 解説:やはり#5で初登場。バスカイアーやマウジウツと同じ。ランダムだがかなり厄介で状態異常の引き次第では全滅すらありうる。ディンギルではバスカイアーそのものは出なかったのに罠だけ登場。 名前:げんこつ(FIGBY FIST)/カウンターパンチ 登場作品:(#5)(外伝4)/(PSエンパイア)(XTH) 効果:パーティーの中の一人を確率で死亡させる/解除者を死亡させる 解説:#5で初登場し外伝4で再登場した即死罠。#5では入り口近くの玄室でいきなり遭遇する事もあり、失敗すると折角装備の新調のために稼いでいたお金がパーになって悶絶する((#5だと新米の手持ちが0G・初期装備含む最低ランクの装備は売却額0Gと、初期のお金のやりくりが特に厳しい))。 名前:死の接吻 登場作品:(楔)(忘却) 効果:パーティー全員を対象に確率で死亡させる 解説:全体版げんこつ。全滅まで至る事は稀だが、蘇生手段に乏しくかつ拠点でしか灰から蘇生できない中でほぼほぼ複数人死亡するのは相当にきつい。 名前:サイオニック(PSIONICS) 登場作品:(#5) 効果:パーティーの中の一人を特性値-1 解説:#5で登場してしばらくご無沙汰だった罠。実際にどの能力値が下がったかはキャンプして確認する必要がある。さいわい生死に影響はなく、双方の作品ともにイハロンがあるのでリカバリは容易。 名前:びっくり箱(ASTRAL CUBE) 登場作品:(#5) 効果:パーティーの中の一人をHPダメージor特性値低下or年齢増加(#5)/パーティーの中の一人を特性値低下or年齢増加(試練) 解説:サイオニックの嫌がらせが年齢にも波及したバージョン。やはり地味。 名前:玉手箱 登場作品:(外伝4)(試練未登場)(PSエンパイア)(XTH) 効果:パーティーの中の一人の年齢を大幅増加/(PSエンパイア)(XTH)解除者の年齢を1歳増加 解説:何気に本家と外伝では外伝4のみに登場したレア罠。同作品が和風だったからだろうか。 名前:高圧電線(HIGH VOLTAGE) 登場作品:(#5) 効果:パーティー全員を対象に確率で死亡or灰にする 解説:#5登場の中でも極悪な罠の一つ。死亡どころか一気に灰とかバカディどころじゃない。全滅の可能性もありうる。 名前:亡霊の手(GHOST HANDS) 登場作品:(外伝3)(外伝4)/(楔)(遺産) 効果:パーティーの中の一人を対象にHPを残り1~8にする/解除者にダメージ 解説:パーティー一人にマバディ効果。キャンプを開いてすぐに回復すれば問題ないだろう。生命の楔と忘却の遺産ではただの単体版爆弾。 名前:亡霊の群れ(GHOSTS ATTACK) 登場作品:(外伝3)(外伝4)(ディンギル)(PSエンパイア)(XTH)(楔)(忘却) 効果:パーティー全員のHPをそれぞれ確率で残り1~8にする。 解説:亡霊の手の全体バージョン。即死はしないので普段は有情な方だが、ダメージ床地帯とのコンボには注意。 名前:マジックドレイン(MAGIC DRAIN) 登場作品:(#5)(外伝1・2)(外伝3)(外伝4)(ディンギル)(PSエンパイア)(XTH) 効果:パーティー全員を対象に確率でMP消耗。 解説:#5から追加されたMP減少罠。生死に直に関わる訳ではないものの、消耗次第ではその場から動けなくなり救援を待つ羽目になる。うかつに探索しないでキャンプに引きこもっていれば命は保証されるので…。 名前:強制送還 登場作品:(楔)(忘却) 効果:拠点へ戻される 解説:呼んで字の如く。補助呪文を一通り掛けてからの1戦目の宝箱でこれが発動した日には気落ちする事請け合い。 名前:女神の口づけ(VENUS KISS) 登場作品:(外伝3)(外伝4)(ディンギル)(監獄)/(PSエンパイア)(XTH) 効果:パーティーの中の一人を対象にランダムで『年齢-1(13歳まで)/特性値+1/最大HP+X(上昇量はランダム)/石化/死亡/灰』のいずれか一つが起こる。/解除者が1歳若返る。下限は16歳 解説:サイオニックがマイナスだけだったのに対しこちらはプラス効果も起こりうる。レベリング作業中ならあえて引っかかるのもいいかもしれない。 名前:女神の抱擁 登場作品:(PSエンパイア)/(XTH) 効果:解除者のHP・MP全回復。/HP・MP全快かHP1&MP0 解説:女神の口づけと並ぶわざと引っ掛かりたくなる罠。ただしXTHでは真逆の結果もありえるギャンブル的な内容に。 名前:メイジブラスター(MAGE BLASTER) 登場作品:(#1~3) 効果:パーティーの中の魔術師・司教・侍に確率で麻痺もしくは石化が付与される 解説:初期ウィザードリィにあった、メイジ呪文の使い手狙いの罠。まぁ、僧侶や君主が治療呪文でフォローできるなら立て直しは比較的容易。ちなみに該当職業でなければメイジ呪文が使えても問題はない。 名前:プリーストブラスター(PRIEST BLASTER) 登場作品:(#1~3) 効果:パーティーの中の僧侶・司教・君主に確率で麻痺もしくは石化が付与される 解説:こちらは対象が僧侶系。当の治療要員が動けなくなる為、状況次第では少々厄介な事になる。同じく該当職業でなければプリースト呪文が使えても問題はない。 名前:スペルブラスター(SPELL BLASTER) 登場作品:(ディンギル)(監獄) 効果:パーティー内の呪文使用可能キャラ全員に確率でMP消耗or呪文忘却or死亡or灰。 解説:呪文使い全員を機能不全に陥れる恐ろしい罠。呪文をどれか覚えていれば職業不問なので一層恐ろしい。 名前:マグネット(MAGNETICS) 登場作品:(#5)(監獄) 効果:パーティーの中の一人を対象にアイテムを一つ消去。(装備アイテムも含む) 解説:アイテムが一つ無くなる。鎧や剣がなくなって戦力大幅ダウンとか、イベントアイテムが無くなって引き返す羽目になるとか(下手するとわらしべイベントを1からやり直す羽目になる)、一度しか入手できないアイテムが無くなるとかされたらゲンナリ。 名前:警報(ALARM) 登場作品:(#1~3)(#5)(外伝1・2)(外伝3)(外伝4)(ディンギル)(監獄)(PSエンパイア)(XTH)(楔)(忘却) 効果:モンスターと遭遇。試練では遭遇モンスターが1フロア深いテーブルから選ばれる。 解説:連続戦闘となる罠。消耗している時だとピンチだが、新しく出た敵を仕留めれば無事に戦利品を獲られるので、慣れたプレイヤーの中には[[経験値]]稼ぎのためにあえて発動させる者も。試練では該当フロアよりも強めの敵が出るが、戦利品がそのフロア相応のものになる。 名前:テレポーター(TELEPORTER)/ワープ 登場作品:(#1~3)(#5)(外伝1・2)(外伝3)(外伝4)(ディンギル)(監獄)(PSエンパイア)(XTH)(楔)(遺産)/(魂)(街) 効果:パーティーをランダムな座標に移動させる、その先が石の中だと全滅 解説:WIZおなじみの罠にしてある意味最大級の恐怖の罠。効果は戦闘中マロールと同じで、石の中にテレポートしてしまったら全滅して死体で城に戻る。((原典であるApple版および正確に移植されているファミコン版など。一部のミスが多い移植版のみ、いきなりロストさせられてしまうという致命的な誤設定があるので注意。バージョンによっては、オートセーブ前にリセットし[[ゲーム]]を再起動した後キャンプを開いて別の場所にマロールできれば生還できる))XTHシリーズ、生命の楔、忘却の遺産ではこのランダムワープを使わないと進めない場面があり、リアルラックの如何ではなかなかの苦行。 名前:(無し) 登場作品:(楔)(遺産) 効果:[[ミミック]]、ハンターミミック、キラーミミック、デスミミックのいずれかと戦闘になる、どれなのかは階層に依存 解説:調べただけで発動する罠(?)。その性質から名前は無い。警報と同様、倒せば確実に中身を得られる。1体だけで登場するのが不幸中の幸いか。 #center(){&bold(){&size(20){* &aname(いしのなかにいる,option=nolink){いしのなかにいる} *}}} 追記はテレポーターにかかって石の中に飛び込んでからお願いします。 冒険者「無理言うなや」 #include(テンプレ2) #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #areaedit() - >コブラの呪い ヒュー! -- 名無しさん (2022-11-19 22:55:45) - ガス爆弾は毒ガス名義の作品も無かったっけ? -- 名無しさん (2022-11-20 11:18:36) - モンスターがはびこるダンジョンを進む冒険者の寿命を減らすびっくり箱とは… -- 名無しさん (2022-11-20 11:45:35) - スプリンターという罠がかつてあったと言う話を聞いたことがある。真偽は不明だが。 -- 名無しさん (2022-11-20 12:07:20) - ↑アップル版の1にあったSPLINTERSだね。意味合い的にはたぶん尖った破片が飛び散る罠と思われる。効果は爆弾と同系統でダメージ小さい代わりに当たりやすい物。 -- 名無しさん (2022-11-20 14:21:52) - *おおっと* -- 名無しさん (2022-11-21 10:56:11) - 「宝箱の罠は……江戸っ子風呂!」 -- 名無しさん (2023-07-12 22:39:01) - リメイク版#1の罠でAppleII版準拠につきスプリンターも再登場 -- 名無しさん (2023-10-22 18:39:44) - #1リメイクでブレードなる罠があるんですが⋯詳細が分からない -- 名無しさん (2024-06-15 01:16:58) #comment #areaedit(end) }
&font(#6495ED){登録日}:2022/11/19 (土) 19:06:29 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 9 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- #center(){&font(b,20){* [[おおっと]] &link_anchor(いしのなかにいる){テレポーター} *}} ここでは[[Wizardry>WizardryⅠ 狂王の試練場]]シリーズに登場する[[罠]]について解説する。 //名前違いは1項目に統合すべき? //#1~5の先頭の#は、半角(#)だと文冒頭に配置した時にWiki構文との混同や表示混乱を引き起こす様なので全角に変更 #openclose(show=▽目次){ #contents() } *概要 WizardryではPCはレベルが上がっても一部の例外を除いてACや攻撃ダメージは伸びない。 そして拠点にある店売りの武器防具は大体が初級品。魔法で強化された武具も幾つか置いてはあるが、それらも中盤以降に登場するモンスター相手にはあまり頼りにならない。 そして一部のシナリオを除いて、迷宮内にはより強力な武具を売ってくれる商人なんて便利なものはなく、該当シナリオで融通してくれる彼らの武具にしても[[終盤の強敵>強い雑魚(ウィザードリィ)]]に対しては力不足感が否めない。 つまり、パーティーをシナリオの目的にまで導くには、迷宮内で遭遇するモンスター達を倒した後、彼らが玄室で保管していた[[宝箱]]からアイテムを見出さねばならないのだ。 しかし、それらの大半、そして中盤以降に出てくる宝箱にはほぼ巧妙に隠された[[罠]]が仕掛けられている。 あいにくと屈強な戦士や神羅万象の力を使いこなす魔術師はそれらに対する知識を持ち合わせていない。 神の軌跡を行使する僧侶は宝箱の中身を調べる[[呪文>Wizardryの呪文]]を、様々な悪品を取り扱うアルケミストは高レベルになると罠を丸ごと無力化する呪文を行使できるが、それらには回数制限がある。 そこで、戦士の様な腕っぷしも魔法も無い代わりにが器用でカラクリに対する知識が豊富な「盗賊」の出番となる訳である (一応忍者&途中から追加されたバードとレンジャーも同様の技能を持つが、盗賊と比較すると罠の判別・解除とも大きく劣る事に注意)。 とはいえそんな罠のエキスパートである盗賊にだってミスはある。 罠の種類を見誤ったまま罠を外そうとするなら無防備に引き金を引いてしまうし、正しく判別しても手元が狂うと罠に触れ暴発してしまう。 下手をすると目当ての戦利品がおじゃんになってしまう事すらある。 それにもたらされるハプニングを乗り越え、今の自分の手持ちとは比べ物にならない業物を手に入れ喜ぶことも、迷宮を探索する冒険者達の醍醐味の一つである。 **凡例 名前:[[日本語]]名(英語名) 登場作品:登場する作品。試練では存在をオンオフできるので、他作品では登場するが試練で登場しない場合とか試練でのみ登場する罠のみ明記する。 効果:罠の効果 解説:被害と対策 **罠解説 名前:罠はない(NO TRAP) 登場作品:(#1~3)(#5)(外伝1・2)(外伝3)(外伝4)(ディンギル) 効果:罠はない。そのまま開ける、もしくは罠を外す素振りをして中身を得られる。 解説:ありがたいことに相手は罠には無頓着だった。遠慮なくいただことしよう。 名前:石弓の矢(CROSSBOW BOLT)/石つぶて(JAX SLING) 登場作品:(#1~3)(楔)(遺産)/(#5)(外伝1・2)(外伝3)(外伝4)(ディンギル)(監獄)(PSエンパイア)(XTH) 効果:解除者を対象にHPダメージ 解説:基本的な罠の一つ。#1~3辺りのプレイヤーなら「石弓の矢」、#5とか外伝からWIZ入りした人には「石つぶて」の名称がおなじみかもしれない。 低レベルの盗賊は魔術師ほどではないとはいえHPが低く、食らうと一撃死しかねないことも多々ある。寺院での蘇生にはお金がかかるので、戦士に頭を下げて代わりにダメージを受けてもらうこともあるようだ。 名前:毒針(POISON NEEDLE) 登場作品:(#1~3)(#5)(外伝1・2)(外伝3)(外伝4)(ディンギル)(監獄)(PSエンパイア)(XTH) 効果:解除者を対象に確率で毒を付与。 解説:毒はWIZでは結構深刻な状態異常なのだが、即座に治療できるならダメージは受けない。 この罠は大抵の場合迷宮の入り口近くでも仕掛けられており、序盤は駆け出しの盗賊が引っかかったら恐らく入り口まで持たないので毒消しは必須。一方、僧侶がラツモフィスを使える様になれば一転して脅威でも何でもなくなってしまう。 名前:電撃(ELECTRIC BOLT) 登場作品:(監獄)(試練) 効果:解除者を対象に確率でダメージ/麻痺/死亡/灰 解説:後述する高圧電線の単体限定バージョン。何気に試練で新しく実装されたレアな罠。 名前:ガス爆弾(GAS BOMB)/毒ガス 登場作品:(#1~3)(#5)(外伝1・2)(外伝3)(外伝4)(監獄)/(ディンギル)(PSエンパイア)(XTH)(楔)(忘却) 効果:パーティー全員を対象に確率で毒付与。戦闘の監獄、五つの試練では更にHPダメージ 解説:全員に毒をばらまく罠。下手をすると僧侶の手持ちのラツモフィスだけでは足りない可能性も出てくる。五つの試練ではHPダメージも設定できる。 名前:爆弾(EXPLODING BOX)/火薬樽(POWDER KEG) 登場作品:(#1~3)(外伝1・2)(外伝3)(外伝4)(ディンギル)(監獄)(PSエンパイア)(XTH)(楔)(忘却)/(#5) 効果:パーティー全員を対象に確率でHPダメージ 解説:石弓の矢/石つぶてよりも大きいダメージを全員にばらまく。元値がでかいので下手をすると結構死人が出る。ちなみに#5の時だけ名称が違っていた。試練では好きな方の名前を設定可能。 名前:におい袋 登場作品:(楔)(忘却) 効果:しばらくの間[[エンカウント]]率が上昇する 解説:DSルネサンス2作に登場する罠。両作品の戦闘自体「攻撃の回避がほぼ無理で戦闘のテンポも悪い」という仕様もあり、とにかく面倒。 名前:スタナー(STUNNER) 登場作品:(#1~3) 効果:解除者を対象に確率で麻痺を付与 解説:初期作品では常連だったが#5以降はすっかりご無沙汰していた麻痺罠。かかっても絶対に死なないし、僧侶系がディアルコを使えるならすぐさま処置すれば済むからだろう。 名前:コブラの呪い(DRAGON'S ASP) 登場作品:(#5)(外伝1・2)(外伝3)(外伝4)(PSエンパイア)(XTH) 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名前:びっくり箱(ASTRAL CUBE) 登場作品:(#5) 効果:パーティーの中の一人をHPダメージor特性値低下or年齢増加(#5)/パーティーの中の一人を特性値低下or年齢増加(試練) 解説:サイオニックの嫌がらせが年齢にも波及したバージョン。やはり地味。 名前:玉手箱 登場作品:(外伝4)(試練未登場)(PSエンパイア)(XTH) 効果:パーティーの中の一人の年齢を大幅増加/(PSエンパイア)(XTH)解除者の年齢を1歳増加 解説:何気に本家と外伝では外伝4のみに登場したレア罠。同作品が和風だったからだろうか。 名前:高圧電線(HIGH VOLTAGE) 登場作品:(#5) 効果:パーティー全員を対象に確率で死亡or灰にする 解説:#5登場の中でも極悪な罠の一つ。死亡どころか一気に灰とかバカディどころじゃない。全滅の可能性もありうる。 名前:亡霊の手(GHOST HANDS) 登場作品:(外伝3)(外伝4)/(楔)(遺産) 効果:パーティーの中の一人を対象にHPを残り1~8にする/解除者にダメージ 解説:パーティー一人にマバディ効果。キャンプを開いてすぐに回復すれば問題ないだろう。生命の楔と忘却の遺産ではただの単体版爆弾。 名前:亡霊の群れ(GHOSTS ATTACK) 登場作品:(外伝3)(外伝4)(ディンギル)(PSエンパイア)(XTH)(楔)(忘却) 効果:パーティー全員のHPをそれぞれ確率で残り1~8にする。 解説:亡霊の手の全体バージョン。即死はしないので普段は有情な方だが、ダメージ床地帯とのコンボには注意。 名前:マジックドレイン(MAGIC DRAIN) 登場作品:(#5)(外伝1・2)(外伝3)(外伝4)(ディンギル)(PSエンパイア)(XTH) 効果:パーティー全員を対象に確率でMP消耗。 解説:#5から追加されたMP減少罠。生死に直に関わる訳ではないものの、消耗次第ではその場から動けなくなり救援を待つ羽目になる。うかつに探索しないでキャンプに引きこもっていれば命は保証されるので…。 名前:強制送還 登場作品:(楔)(忘却) 効果:拠点へ戻される 解説:呼んで字の如く、迷宮から追い出される。補助呪文を一通り掛けてからの1戦目の宝箱でこれが発動した日には気落ちする事請け合い。 名前:女神の口づけ(VENUS KISS) 登場作品:(外伝3)(外伝4)(ディンギル)(監獄)/(PSエンパイア)(XTH) 効果:パーティーの中の一人を対象にランダムで『年齢-1(13歳まで)/特性値+1/最大HP+X(上昇量はランダム)/石化/死亡/灰』のいずれか一つが起こる。/解除者が1歳若返る。下限は16歳 解説:サイオニックがマイナスだけだったのに対しこちらはプラス効果も起こりうる。レベリング作業中ならあえて引っかかるのもいいかもしれない。 名前:女神の抱擁 登場作品:(PSエンパイア)/(XTH) 効果:解除者のHP・MP全回復。/HP・MP全快かHP1&MP0 解説:女神の口づけと並ぶわざと引っ掛かりたくなる罠。但しXTHでは真逆の結果もありえるギャンブル的な内容に。 名前:メイジブラスター(MAGE BLASTER) 登場作品:(#1~3) 効果:パーティーの中の魔術師・司教・侍に確率で麻痺もしくは石化が付与される 解説:初期ウィザードリィにあった、魔術師呪文の使い手狙いの罠。まぁ、僧侶や君主が治療呪文でフォローできるなら立て直しは比較的容易。ちなみに該当職業でなければ魔術師呪文が使えても問題はない。 名前:プリーストブラスター(PRIEST BLASTER) 登場作品:(#1~3) 効果:パーティーの中の僧侶・司教・君主に確率で麻痺もしくは石化が付与される 解説:こちらは対象が僧侶系。当の治療要員が動けなくなる為、状況次第では少々厄介な事になる。同じく該当職業でなければ僧侶呪文が使えても問題はない。 名前:スペルブラスター(SPELL BLASTER) 登場作品:(ディンギル)(監獄) 効果:パーティー内の呪文使用可能キャラ全員に確率でMP消耗or呪文忘却or死亡or灰。 解説:呪文使い全員を機能不全に陥れる恐ろしい罠。呪文をどれか覚えていれば職業不問なので一層恐ろしい。 名前:マグネット(MAGNETICS) 登場作品:(#5)(監獄) 効果:パーティーの中の一人を対象にアイテムを一つ消去。(装備アイテムも含む) 解説:アイテムが一つ無くなる。鎧や剣がなくなって戦力大幅ダウンとか、イベントアイテムが無くなって引き返す羽目になるとか(下手するとわらしべイベントを1からやり直す羽目になる)、一度しか入手できないアイテムが無くなるとかされたらゲンナリ。 名前:警報(ALARM) 登場作品:(#1~3)(#5)(外伝1・2)(外伝3)(外伝4)(ディンギル)(監獄)(PSエンパイア)(XTH)(楔)(忘却) 効果:モンスターと遭遇。試練では遭遇モンスターが1フロア深いテーブルから選ばれる。 解説:連続戦闘となる罠。消耗している時だとピンチだが、新しく出た敵を仕留めれば無事に戦利品を獲られるので、慣れたプレイヤーの中には[[経験値]]稼ぎのためにあえて発動させる者も。試練では該当フロアよりも強めの敵が出るが、戦利品がそのフロア相応のものになる。 名前:テレポーター(TELEPORTER)/ワープ 登場作品:(#1~3)(#5)(外伝1・2)(外伝3)(外伝4)(ディンギル)(監獄)(PSエンパイア)(XTH)(楔)(遺産)/(魂)(街) 効果:パーティーをランダムな座標に移動させる、その先が石の中だと全滅 解説:WIZおなじみの罠にしてある意味最大級の恐怖の罠。効果は戦闘中マロールと同じで、石の中にテレポートしてしまったら全滅して死体で城に戻る((原典であるApple版および正確に移植されているファミコン版など。一部のミスが多い移植版のみ、いきなりロストさせられてしまうという致命的な誤設定があるので注意。バージョンによっては、オートセーブ前にリセットし[[ゲーム]]を再起動した後キャンプを開いて別の場所にマロールできれば生還できる))。XTHシリーズ、生命の楔、忘却の遺産ではこのランダムワープを使わないと進めない場面があり、リアルラックの如何ではなかなかの苦行。 名前:(無し) 登場作品:(楔)(遺産) 効果:[[ミミック]]、ハンターミミック、キラーミミック、デスミミックのいずれかと戦闘になる、どれなのかは階層に依存 解説:調べただけで発動する罠(?)。その性質から名前は無い。警報と同様、倒せば確実に中身を得られる。1体だけで登場するのが不幸中の幸いか。 #center(){&font(b,20){* &aname(いしのなかにいる,option=nolink){いしのなかにいる} *}} 追記はテレポーターにかかって石の中に飛び込んでからお願いします。 冒険者「無理言うなや」 #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\[[おおっと]]/ #vote3(time=600,0) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #areaedit() - >コブラの呪い ヒュー! -- 名無しさん (2022-11-19 22:55:45) - ガス爆弾は毒ガス名義の作品も無かったっけ? -- 名無しさん (2022-11-20 11:18:36) - モンスターがはびこるダンジョンを進む冒険者の寿命を減らすびっくり箱とは… -- 名無しさん (2022-11-20 11:45:35) - スプリンターという罠がかつてあったと言う話を聞いたことがある。真偽は不明だが。 -- 名無しさん (2022-11-20 12:07:20) - ↑アップル版の1にあったSPLINTERSだね。意味合い的にはたぶん尖った破片が飛び散る罠と思われる。効果は爆弾と同系統でダメージ小さい代わりに当たりやすい物。 -- 名無しさん (2022-11-20 14:21:52) - *おおっと* -- 名無しさん (2022-11-21 10:56:11) - 「宝箱の罠は……江戸っ子風呂!」 -- 名無しさん (2023-07-12 22:39:01) - リメイク版#1の罠でAppleII版準拠につきスプリンターも再登場 -- 名無しさん (2023-10-22 18:39:44) - #1リメイクでブレードなる罠があるんですが⋯詳細が分からない -- 名無しさん (2024-06-15 01:16:58) #comment #areaedit(end) }

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