武将隊(おもてなし武将隊)

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&font(#6495ED){登録日}:2023/02/22 (水) 18:13:34 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 10 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- 武将隊(あるいは、おもてなし武将隊)とは、戦国武将等になりきった演者が、各種パフォーマンスを通して地域の観光をPRする集団である。 #contents() *概要と定義 2009年に名古屋開府400年に合わせて名古屋市の「ふるさと雇用対策の一環」として、&font(l){後にひと様の金メダルをかじった事でも有名になった}名古屋市長・河村たかし氏の鶴の一声で「名古屋おもてなし武将隊」が結成。 その後、全国各地の自治体がこれに倣って「地域観光の活性化」や「地方の雇用創出」を目的に多くの武将隊が結成され、現在では主だった団体だけでも数十、大小含めて百近い武将隊が存在するとまで言われている。 武将隊という概念が生み出されてから既に10年を越えており、現在においては様々な隊が存在しているが、武将隊の定義とは概ね ・実在の武将になりきっている。 ・演舞や歌、ダンス等のパフォーマンスやトークなどを行う。 ・昔から各地方に存在する「○○○保存会」「○○○同好会」ではない。 といったところ。 しかし逆に言えば、その程度のものでしか無く、上記の定義にすら当てはまらずとも武将隊扱いされる隊もあるため、その定義は非常に曖昧である。 ぶっちゃけ「その団体が武将隊として作られたかどうか」の方が重要かも知れない。 *活動内容 武将隊の主な活動内容は以下の通りである。 ・歴史や観光に関するイベントへの出演。 ・演舞等のパフォーマンス披露。 ・城等の史跡での観光客へのおもてなし、施設案内。街歩き等。 ・テレビやラジオ等各種メディア出演。 その活動は多岐に渡るが、一般的なタレントと違い、あくまでも「観光PR」が本来の目的であるため、当人たちの人気や収益よりも活動拠点の人気が最優先であるのが特徴である。その辺りがいわゆる「ローカルタレント」と大きく違う点と言えるだろう。 主な活動場所は活動拠点としている城跡や公園などの観光施設やその周辺。特に城が現存・再建されている地の武将隊はそこを拠点に活動し、そこにやってきた観光客へのおもてなしを毎日のように行っていたりする。 他にも都市部の駅や商業施設、イベントホール等、様々な場所で活動をしている。 また、全国に武将隊が結成されて以降は、全国の武将隊を集めた武将隊イベントも各地で行われており、多いときには20以上の隊が一同に介することもあって、大勢のファンが詰め掛けるイベントとなっている。 参加する武将隊としても地元のPRを他県で出来るという利点は大きく、老舗の隊同士や地理的・歴史的関わりが深い隊同士であればいつもと違った側面や絡みが見れるとあってファンからの人気も高い。(大きなイベントでは無くとも、関わりの深い隊同士であれば複数の隊が同じイベントに出る事も多いが。) *中の人たち よく「自治体の職員がやっている」と言われる事があるが、実際には不正確である。 確かに自治体職員だけで構成された隊も存在するが、全国にはボランティアだけで運営している隊もあれば、イベント会社等の企業が運営している隊も存在しており、その運営形態は様々である。 中には甲冑、衣装、武具から小道具、移動費等に至るまで全て自腹で活動する隊もいる。らしい。 そのため、演者たる武将たちは公務員だったり一般の会社員だったりと、その素顔は様々である模様。 本職が武将隊の者がいれば、副業としてやっている者、はたまた劇団に所属している役者やタレントが武将隊にいるケースも存在する。 特に名古屋おもてなし武将隊は中の人が実名や別名義で俳優やパフォーマーとして活動している人物が多く、本家Wikipediaには演者本人のページが作られていたりするので、気になる人はチェックされたし。 中には地上波のドラマや特撮、はたまた声優までやっている人物もいる。 *主な武将隊、及び特徴的な武将隊 ※所属武将等は時期によっても変わるため注意されたし。 &bold(){名古屋おもてなし武将隊} 前述の通り全国初の武将隊。活動拠点は[[愛知県]][[名古屋市]]の名古屋城。 戦国三英傑([[徳川家康>徳川家康(戦国武将)]]、[[織田信長>織田信長(戦国武将)]]、[[豊臣秀吉>豊臣秀吉(戦国武将)]])を中心に、前田利家、[[前田慶次>前田利益(戦国武将)]]、加藤清正等、歴史ファンで無くとも知っている武将が揃う正にスター軍団。 個々人のスキルの高さに裏打ちされた高品質のステージや、その活動の幅広さ、資金力等、元祖にして頂点と言っても過言ではない。 2022年では、[[アイドルマスター シンデレラガールズ]]の歴女アイドル[[丹羽仁美]] と名古屋城がコラボした際に、彼女の推しである前田慶次がAR丹羽仁美とツーショットを撮ってTwitterに投稿したばかりか、「お願い!シンデレラ」をノリノリで踊る前田慶次の動画が投稿されて話題になったりした。 なお、いわゆるモバマス内イベントにて[[矢口美羽>矢口美羽(シンデレラガールズ)]]が織田信長役を演じているが、こちらも信長公に捕捉されている模様。&footnote(なお、同イベントにおいて保育士さんアイドルの持田亜里沙が武田信玄を演じているが、現在では主な武将隊に武田信玄はいない。) また、名古屋及び愛知県あるあるを描いた漫画作品「[[八十亀ちゃんかんさつにっき]]」にも登場した他、前田慶次主催イベントに作者が登場したり、アニメ化の際には前田慶次が声優として参加したりした。 &bold(){やまがた愛の武将隊} 名古屋おもてなし武将隊結成の翌年に発足した武将隊で、拠点は[[山形県]][[米沢市]]。 幾度もの隊名変更や人員の変更・増減を繰り返し、一時は存続を危ぶまれながらも、未だに正統派武将隊として活動し続けている老舗。 戦国末期に山形で起きた「慶長出羽合戦」をコンセプトとしており、当時壮絶な戦を行った上杉家と最上家のダブル主人公スタイルが特徴的で、出番は少ないが伊達政宗も在籍している。 メンバーは流動的なため、時期によってかなり陣容は違うが、現在では[[直江兼続>直江兼続(戦国武将)]]と[[最上義光>最上義光(戦国武将)]]が中心となって活動中。 また、何人か非常に似通った顔のメンバーが多いのも特徴か。&color(gray){(実際には全国的にも珍しいくらい兼ね役の多い武将隊なのである)} &bold(){奥州・仙台おもてなし集団 伊達武将隊} 上記やまがた愛の武将隊とほぼ同時期に結成された武将隊。拠点は[[宮城県]]仙台市仙台城(青葉城)。 仙台市内では様々な広告やCMに出演しているため、市内をぶらついてるだけでも目にする事がある。 メンバーはクールで時々お茶目な[[政宗公>伊達政宗(戦国武将)]]を中心に有名な伊達三傑、コミカル担当の支倉常長や何故か松尾芭蕉がいる。しかも演舞もする。 演舞はスタイリッシュで優美なものが多いが、たぶん一番人気は『ございん音頭』 &bold(){忍城おもてなし甲冑隊} 活動拠点は[[埼玉県]]行田市忍城。 映画「[[のぼうの城]]」で一躍脚光を浴びた成田長親を中心にその家臣団で構成されている。 特徴はなんと言っても映画同様コミカルで親しみやすい「のぼう様」こと成田長親自身のキャラクター性で、トークだけでもステージを沸かせる実力から一目置かれている。 &bold(){グレート家康公「葵」武将隊} グレートな家康公を中心としたグレートな武将隊。拠点は[[愛知県]]岡崎市岡崎城。 名前から何となくお察し頂けるかと思うが、数ある武将隊の中でも明るくコミカルな雰囲気が特徴で、家康公がステージ入りでコケたり、家康公が家臣にイジり倒されたり、家康公がやまがたの直江兼続にビンタされたりする。 家康公ばっか扱いが雑だって?家康公は器がデカくて我慢強いお人だから…… 一方、演舞は激しく軽快なダンス調のものが多く、楽曲もヒーローもののようなアップテンポなものや純粋に歌物として優秀な楽曲が多いのも大きな特徴。 2023年には徳川家康を主人公とした大河ドラマ「どうする家康」が放映され、これまでとは違うちょっと頼りない家康像が描かれる事もあり、シナジーを期待できる。 既に大河ドラマ本編でグレートの家康公がチョイ役で出演したり、同じNHKの「鶴瓶の家族に乾杯」において鶴瓶師匠と「どうする家康」で徳川家康を演じる松本潤が岡崎市を訪れた際には、岡崎城にて二人へのおもてなしを行っている。 直政「(遠くにいる自隊の家康公を指して)&color(red){おや、偽者ですかな?}」 康政「(松潤に対して)&color(purple){お帰りなさいませ殿!}」 &bold(){熊本城おもてなし武将隊} 拠点は[[熊本県]]熊本市の[[熊本城]]。なんか小西行長がデカい。 メンバーは加藤清正を中心に、[[島津義弘>島津義弘(戦国武将)]]、[[細川忠興]]、黒田官兵衛、小西行長と熊本だけでなく九州オールスターのようなメンツが揃う。 アップテンポな楽曲と勇壮で激しいダンスが多く、演舞のカッコ良さはピカイチ。 トークスキルも高く、マイペースでイケメンな小西行長の小西ワールドもなんか凄い。 名古屋城に続き[[アイドルマスター シンデレラガールズ]]と熊本城とのコラボ決定しており、こちらもまた注目である。&footnote(アンバサダーは熊本県出身の[神崎蘭子]、[小日向美穂]、海老原菜帆の3名) &bold(){岐阜城盛り上げ隊} 拠点は[[岐阜県]]岐阜市。 こちらも結成10年を越える老舗の武将隊なのだが、一番特徴的なのは&bold(){斎藤道三と帰蝶(濃姫)が兼ね役という点である。} 無論美少年系マムシとかでは無く、マムシ系帰蝶様である。 &bold(){安芸ひろしま武将隊} 拠点は[[広島県]]広島市。 [[毛利元就>毛利元就(戦国武将)]]を中心とした毛利家臣団で構成されており、歌とダンスを中心としたパフォーマンスを行っている。 広島市議会に元就公っぽい人がいるが気にするな! &bold(){清原紅蓮隊} 拠点は[[秋田県]]横手市。 秋田で清原と来れば、歴史ファンならピンと来るかも知れない。 彼らは全国的にも少ない平安時代の武士をモチーフに結成された武将隊で、中核は清原(源)清衡。 こちらもベテランらしく、演舞・トーク共に安定感があり、人気は高い。 &bold(){神戸・清盛隊} 拠点は[[兵庫県]]神戸市。 NHK大河ドラマ「平清盛」放映を機に結成された武将隊。 上記の清原紅蓮隊同様平安時代をモチーフとしている。 歌とダンスと演舞を融合させたパフォーマンスで、10年以上も活動している老舗武将隊であるが、2022年10月以降は定期的な活動を休止し、不定期で活動していくと宣言されている。 &bold(){徳川家康と服部半蔵忍者隊} 拠点は[[愛知県]][[名古屋市]]。 徳川家康を支えた忍者衆の長、服部半蔵を中心とした忍者だけの武将隊。 名前に徳川家康と入っているが、メンバー内に徳川家康はおらず、名古屋おもてなし武将隊の徳川家康が準メンバー的な形で参加している。例えるならば[[ジャッカー電撃隊]]のような編成となっている。 忍者の集団という事で、演舞も刀だけでなく[[鎖鎌]]などを使ったアクロバティックなものとなっている。 &bold(){PRINCESS SAMURAI of JAPAN あいち戦国姫隊} 拠点は[[愛知県]][[名古屋市]]。 戦国の世を力強く生き抜いた女性達で構成された女性だけの武将隊(武将?) 信長の妹であるお市様をはじめ、三代将軍家光の母・江、信長の側室・生駒吉乃、秀吉の正室・おね、前田利家の妻・まつ、天下人徳川家康を産んだ母・於大が現在のメンバー。 衣装が着物な事もあって、演舞も殺陣のような激しいものではなく優美な舞である。 &bold(){越後上越上杉おもてなし武将隊} 拠点は[[新潟県]]上越市春日山城。 軍神・[[上杉謙信>上杉謙信(戦国武将)]]を筆頭に、謙信公時代の家臣団や後継者である、上杉景勝などが主に在籍。 演舞は日本舞踊や剣舞の様な動きが多く、特に扇子を使った演目ではその技巧が楽しめる。 一方トークはほのぼのめ。 &bold(){信州上田おもてなし武将隊 真田幸村と十勇士} 活動拠点は[[長野県]]上田市上田城。 日本一の兵と謳われた[[真田幸村]]を中心とした武将隊。 歌やダンス、演舞、太鼓など様々なパフォーマンスを融合させたステージに人気は高い。 &bold(){古戦場おもてなし武将隊 関ヶ原組} 拠点は[[岐阜県]]関ヶ原町関ヶ原古戦場周辺。 戦国最大の戦「[[関ヶ原の戦い>関ヶ原の戦い(戦国時代)]]」の歴史を伝える武将隊。 左近様が激シブ。 &bold(){清洲城武将隊 煌組/桜華組} 拠点は[[愛知県]]清須市。 共に織田信長を中心とした数名のメンバーで構成されているが、煌組は男女混合、桜花組は女性だけで構成された武将隊である。 煌組[[柴田勝家]]の再現度(?)が高い。 &bold(){おもてなし武将隊 館山里見八犬士} 拠点は[[千葉県]]館山市。 名前通り「南総里見八犬伝」をモチーフとした、全国でもおそらく唯一の架空の人物だけで構成された武将隊。 &bold(){ひおきPR武将隊} 拠点は[[鹿児島県]]日置市 数ある武将隊でも珍しいロックバンド形式の武将隊。 演舞の中で楽器演奏をする武将隊は他にもいるし、やまがた愛の武将隊などもかつて楽器演奏できるメンバーでライブをした事があったが、基本がバンド演奏な武将隊は珍しい。 スキンヘッドで琵琶型ギターを掻き鳴らす島津忠良や、明らかに日本人では無い島津豊久などビジュアル面でも結構異質。 *その他・余談 ○これだけ武将隊が乱立すれば武将被りが頻繁に発生する。特に徳川家康や織田信長、前田慶次、伊達政宗のようなビッグネームで、かつ複数の土地に所縁がある武将が被りやすいため、周囲からは「○○○(地名)の家康公」と言った呼び名で呼ばれる。 イベント等で被り武将同士が会話する際は「よぉ、わし!」「おお、わし!久しぶりじゃ!」というような会話が始まる。 ○ファンはいわゆる歴女が多いイメージを持たれるかもしれないが、いざイベントへ行ってみると、意外と男性も多く女性ばかりという訳ではない(女性が多いのは事実だが)。特に地元メディアへの出演が積極的な隊となると、老若男女問わず知名度が高いため合同イベントでは子供連れのご家族なんかも多いのが実情である。 &bold(){薄い記事には文を足し、余計な事まで書き込まん!我こそはWiki篭もり追記守アニヲタ!} &bold(){わしの名はWiki篭もり修正守キモヲタ!間違い誇張に勘違い、不正確な記事はワシに任せよ!せぇい!はぁあ!} &sizex(4){&bold(){\我ら!アニヲタ城Wiki篭もり武将隊!/}} #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,3) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #areaedit() - 売れる前の名古屋の初代武将隊を見たが、かなりのイケメン揃いで迫力があった。まさかあの後グッズや追っかけできるほど売れるとは思わなかったが納得もする。 -- 名無しさん (2023-02-23 13:32:59) - 地元だとたまにテレビに出るけど、見るたび顔が違ったりするから代替わりしてるのかと思ってた -- 名無しさん (2023-03-07 17:36:27) - 熊本城おもてなし武将隊は -- 名無しさん (2023-03-08 10:32:56) - ↑誤送信しました -- 名無しさん (2023-03-08 10:36:41) - ↑またやらかしたorz 南条元清とか大村喜前みたいなドマイナー武将まで加わってて驚いた -- 名無しさん (2023-03-08 10:38:27) - 島原の武将隊で天草四郎と松倉重政が同居してるのはどうなんだろう… -- 名無しさん (2024-08-28 20:06:42) #comment(striction) #areaedit(end) }
&font(#6495ED){登録日}:2023/02/22 (水) 18:13:34 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 10 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- 武将隊(あるいは、おもてなし武将隊)とは、[[戦国武将]]等になりきった演者が、各種パフォーマンスを通して地域の観光をPRする集団である。 #contents() *概要と定義 2009年に名古屋開府400年に合わせて名古屋市の「ふるさと雇用対策の一環」として、&font(l){後にひと様の金メダルをかじった事でも有名になった}名古屋市長・河村たかし氏の鶴の一声で「名古屋おもてなし武将隊」が結成。 その後、全国各地の自治体がこれに倣って「地域観光の活性化」や「地方の雇用創出」を目的に多くの武将隊が結成され、現在では主だった団体だけでも数十、大小含めて百近い武将隊が存在するとまで言われている。 武将隊という概念が生み出されてから既に10年を越えており、現在においては様々な隊が存在しているが、武将隊の定義とは概ね ・実在の武将になりきっている。 ・演舞や歌、ダンス等のパフォーマンスやトークなどを行う。 ・昔から各地方に存在する「○○○保存会」「○○○同好会」ではない。 といったところ。 しかし逆に言えば、その程度のものでしか無く、上記の定義にすら当てはまらずとも武将隊扱いされる隊もあるため、その定義は非常に曖昧である。 ぶっちゃけ「その団体が武将隊として作られたかどうか」の方が重要かも知れない。 *活動内容 武将隊の主な活動内容は以下の通りである。 ・歴史や観光に関するイベントへの出演。 ・演舞等のパフォーマンス披露。 ・城等の史跡での観光客へのおもてなし、施設案内。街歩き等。 ・テレビや[[ラジオ]]等各種メディア出演。 その活動は多岐に渡るが、一般的なタレントと違い、あくまでも「観光PR」が本来の目的であるため、当人たちの人気や収益よりも活動拠点の人気が最優先であるのが特徴である。その辺りがいわゆる「ローカルタレント」と大きく違う点と言えるだろう。 主な活動場所は活動拠点としている城跡や公園などの観光施設やその周辺。特に城が現存・再建されている地の武将隊はそこを拠点に活動し、そこにやってきた観光客へのおもてなしを毎日のように行っていたりする。 他にも都市部の駅や商業施設、イベントホール等、様々な場所で活動をしている。 また、全国に武将隊が結成されて以降は、全国の武将隊を集めた武将隊イベントも各地で行われており、多いときには20以上の隊が一同に介することもあって、大勢のファンが詰め掛けるイベントとなっている。 参加する武将隊としても地元のPRを他県で出来るという利点は大きく、老舗の隊同士や地理的・歴史的関わりが深い隊同士であればいつもと違った側面や絡みが見れるとあってファンからの人気も高い。(大きなイベントでは無くとも、関わりの深い隊同士であれば複数の隊が同じイベントに出る事も多いが。) *中の人たち よく「自治体の職員がやっている」と言われる事があるが、実際には不正確である。 確かに自治体職員だけで構成された隊も存在するが、全国にはボランティアだけで運営している隊もあれば、イベント会社等の企業が運営している隊も存在しており、その運営形態は様々である。 中には甲冑、衣装、武具から小道具、移動費等に至るまで全て自腹で活動する隊もいる。らしい。 そのため、演者たる武将たちは公務員だったり一般の会社員だったりと、その素顔は様々である模様。 本職が武将隊の者がいれば、副業としてやっている者、はたまた劇団に所属している役者やタレントが武将隊にいるケースも存在する。 特に名古屋おもてなし武将隊は中の人が実名や別名義で俳優やパフォーマーとして活動している人物が多く、本家[[Wikipedia]]には演者本人のページが作られていたりするので、気になる人はチェックされたし。 中には地上波のドラマや特撮、はたまた声優までやっている人物もいる。 *主な武将隊、及び特徴的な武将隊 ※所属武将等は時期によっても変わるため注意されたし。 &bold(){名古屋おもてなし武将隊} 前述の通り全国初の武将隊。活動拠点は[[愛知県]][[名古屋市]]の名古屋城。 戦国三英傑([[徳川家康>徳川家康(戦国武将)]]、[[織田信長>織田信長(戦国武将)]]、[[豊臣秀吉>豊臣秀吉(戦国武将)]])を中心に、前田利家、[[前田慶次>前田利益(戦国武将)]]、加藤清正等、歴史ファンで無くとも知っている武将が揃う正にスター軍団。 個々人のスキルの高さに裏打ちされた高品質のステージや、その活動の幅広さ、資金力等、元祖にして頂点と言っても過言ではない。 2022年では、[[アイドルマスター シンデレラガールズ]]の歴女アイドル[[丹羽仁美]] と名古屋城がコラボした際に、彼女の推しである前田慶次がAR[[丹羽仁美]]とツーショットを撮ってTwitterに投稿したばかりか、「お願い!シンデレラ」をノリノリで踊る前田慶次の動画が投稿されて話題になったりした。 なお、いわゆるモバマス内イベントにて[[矢口美羽>矢口美羽(シンデレラガールズ)]]が織田信長役を演じているが、こちらも信長公に捕捉されている模様。&footnote(なお、同イベントにおいて保育士さんアイドルの持田亜里沙が武田信玄を演じているが、現在では主な武将隊に武田信玄はいない。) また、名古屋及び[[愛知県]]あるあるを描いた漫画作品「[[八十亀ちゃんかんさつにっき]]」にも登場した他、前田慶次主催イベントに作者が登場したり、[[アニメ化]]の際には前田慶次が声優として参加したりした。 &bold(){やまがた愛の武将隊} 名古屋おもてなし武将隊結成の翌年に発足した武将隊で、拠点は[[山形県]][[米沢市]]。 幾度もの隊名変更や人員の変更・増減を繰り返し、一時は存続を危ぶまれながらも、未だに正統派武将隊として活動し続けている老舗。 戦国末期に山形で起きた「慶長出羽合戦」をコンセプトとしており、当時壮絶な戦を行った上杉家と最上家のダブル主人公スタイルが特徴的で、出番は少ないが伊達政宗も在籍している。 メンバーは流動的なため、時期によってかなり陣容は違うが、現在では[[直江兼続>直江兼続(戦国武将)]]と[[最上義光>最上義光(戦国武将)]]が中心となって活動中。 また、何人か非常に似通った顔のメンバーが多いのも特徴か。&color(gray){(実際には全国的にも珍しいくらい兼ね役の多い武将隊なのである)} &bold(){奥州・仙台おもてなし集団 伊達武将隊} 上記やまがた愛の武将隊とほぼ同時期に結成された武将隊。拠点は[[宮城県]]仙台市仙台城(青葉城)。 仙台市内では様々な広告やCMに出演しているため、市内をぶらついてるだけでも目にする事がある。 メンバーはクールで時々お茶目な[[政宗公>伊達政宗(戦国武将)]]を中心に有名な伊達三傑、コミカル担当の支倉常長や何故か松尾芭蕉がいる。しかも演舞もする。 演舞はスタイリッシュで優美なものが多いが、たぶん一番人気は『ございん音頭』 &bold(){忍城おもてなし甲冑隊} 活動拠点は[[埼玉県]]行田市忍城。 映画「[[のぼうの城]]」で一躍脚光を浴びた成田長親を中心にその家臣団で構成されている。 特徴はなんと言っても映画同様コミカルで親しみやすい「のぼう様」こと成田長親自身のキャラクター性で、トークだけでもステージを沸かせる実力から一目置かれている。 &bold(){グレート家康公「葵」武将隊} グレートな家康公を中心としたグレートな武将隊。拠点は[[愛知県]]岡崎市岡崎城。 名前から何となくお察し頂けるかと思うが、数ある武将隊の中でも明るくコミカルな雰囲気が特徴で、家康公がステージ入りでコケたり、家康公が家臣にイジり倒されたり、家康公がやまがたの直江兼続にビンタされたりする。 家康公ばっか扱いが雑だって?家康公は器がデカくて我慢強いお人だから…… 一方、演舞は激しく軽快なダンス調のものが多く、楽曲もヒーローもののようなアップテンポなものや純粋に歌物として優秀な楽曲が多いのも大きな特徴。 2023年には徳川家康を主人公とした大河ドラマ「どうする家康」が放映され、これまでとは違うちょっと頼りない家康像が描かれる事もあり、シナジーを期待できる。 既に大河ドラマ本編でグレートの家康公がチョイ役で出演したり、同じNHKの「鶴瓶の家族に乾杯」において鶴瓶師匠と「どうする家康」で徳川家康を演じる松本潤が岡崎市を訪れた際には、岡崎城にて二人へのおもてなしを行っている。 直政「(遠くにいる自隊の家康公を指して)&color(red){おや、偽者ですかな?}」 康政「(松潤に対して)&color(purple){お帰りなさいませ殿!}」 &bold(){熊本城おもてなし武将隊} 拠点は[[熊本県]]熊本市の[[熊本城]]。なんか小西行長がデカい。 メンバーは加藤清正を中心に、[[島津義弘>島津義弘(戦国武将)]]、[[細川忠興]]、黒田官兵衛、小西行長と熊本だけでなく九州オールスターのようなメンツが揃う。 アップテンポな楽曲と勇壮で激しいダンスが多く、演舞のカッコ良さはピカイチ。 トークスキルも高く、マイペースで[[イケメン]]な小西行長の小西ワールドもなんか凄い。 名古屋城に続き[[アイドルマスター シンデレラガールズ]]と熊本城とのコラボ決定しており、こちらもまた注目である。&footnote(アンバサダーは熊本県出身の[神崎蘭子]、[小日向美穂]、海老原菜帆の3名) &bold(){岐阜城盛り上げ隊} 拠点は[[岐阜県]]岐阜市。 こちらも結成10年を越える老舗の武将隊なのだが、一番特徴的なのは&bold(){斎藤道三と帰蝶(濃姫)が兼ね役という点である。} 無論美少年系マムシとかでは無く、マムシ系帰蝶様である。 &bold(){安芸ひろしま武将隊} 拠点は[[広島県]]広島市。 [[毛利元就>毛利元就(戦国武将)]]を中心とした毛利家臣団で構成されており、歌とダンスを中心としたパフォーマンスを行っている。 広島市議会に元就公っぽい人がいるが気にするな! &bold(){清原紅蓮隊} 拠点は[[秋田県]]横手市。 秋田で清原と来れば、歴史ファンならピンと来るかも知れない。 彼らは全国的にも少ない平安時代の武士をモチーフに結成された武将隊で、中核は清原(源)清衡。 こちらもベテランらしく、演舞・トーク共に安定感があり、人気は高い。 &bold(){神戸・清盛隊} 拠点は[[兵庫県]][[神戸市]]。 [[NHK大河ドラマ]]「平清盛」放映を機に結成された武将隊。 上記の清原紅蓮隊同様平安時代をモチーフとしている。 歌とダンスと演舞を融合させたパフォーマンスで、10年以上も活動している老舗武将隊であるが、2022年10月以降は定期的な活動を休止し、不定期で活動していくと宣言されている。 &bold(){徳川家康と服部半蔵忍者隊} 拠点は[[愛知県]][[名古屋市]]。 徳川家康を支えた忍者衆の長、服部半蔵を中心とした忍者だけの武将隊。 名前に徳川家康と入っているが、メンバー内に徳川家康はおらず、名古屋おもてなし武将隊の徳川家康が準メンバー的な形で参加している。例えるならば[[ジャッカー電撃隊]]のような編成となっている。 忍者の集団という事で、演舞も刀だけでなく[[鎖鎌]]などを使ったアクロバティックなものとなっている。 &bold(){PRINCESS SAMURAI of JAPAN あいち戦国姫隊} 拠点は[[愛知県]][[名古屋市]]。 戦国の世を力強く生き抜いた女性達で構成された女性だけの武将隊(武将?) 信長の妹であるお市様をはじめ、三代将軍家光の母・江、信長の側室・生駒吉乃、秀吉の正室・おね、前田利家の妻・まつ、天下人徳川家康を産んだ母・於大が現在のメンバー。 衣装が着物な事もあって、演舞も殺陣のような激しいものではなく優美な舞である。 &bold(){越後上越上杉おもてなし武将隊} 拠点は[[新潟県]][[上越市]]春日山城。 軍神・[[上杉謙信>上杉謙信(戦国武将)]]を筆頭に、謙信公時代の家臣団や後継者である、上杉景勝などが主に在籍。 演舞は日本舞踊や剣舞の様な動きが多く、特に扇子を使った演目ではその技巧が楽しめる。 一方トークはほのぼのめ。 &bold(){信州上田おもてなし武将隊 真田幸村と十勇士} 活動拠点は[[長野県]]上田市上田城。 日本一の兵と謳われた[[真田幸村]]を中心とした武将隊。 歌やダンス、演舞、太鼓など様々なパフォーマンスを融合させたステージに人気は高い。 &bold(){古戦場おもてなし武将隊 関ヶ原組} 拠点は[[岐阜県]]関ヶ原町関ヶ原古戦場周辺。 戦国最大の戦「[[関ヶ原の戦い>関ヶ原の戦い(戦国時代)]]」の歴史を伝える武将隊。 左近様が激シブ。 &bold(){清洲城武将隊 煌組/桜華組} 拠点は[[愛知県]]清須市。 共に織田信長を中心とした数名のメンバーで構成されているが、煌組は男女混合、桜花組は女性だけで構成された武将隊である。 煌組[[柴田勝家]]の再現度(?)が高い。 &bold(){おもてなし武将隊 館山里見八犬士} 拠点は[[千葉県]]館山市。 名前通り「南総里見八犬伝」をモチーフとした、全国でもおそらく唯一の架空の人物だけで構成された武将隊。 &bold(){ひおきPR武将隊} 拠点は[[鹿児島県]]日置市 数ある武将隊でも珍しいロックバンド形式の武将隊。 演舞の中で楽器演奏をする武将隊は他にもいるし、やまがた愛の武将隊などもかつて楽器演奏できるメンバーでライブをした事があったが、基本がバンド演奏な武将隊は珍しい。 スキンヘッドで琵琶型ギターを掻き鳴らす島津忠良や、明らかに日本人では無い島津豊久などビジュアル面でも結構異質。 *その他・余談 ○これだけ武将隊が乱立すれば武将被りが頻繁に発生する。特に徳川家康や織田信長、前田慶次、伊達政宗のようなビッグネームで、かつ複数の土地に所縁がある武将が被りやすいため、周囲からは「○○○(地名)の家康公」と言った呼び名で呼ばれる。 イベント等で被り武将同士が会話する際は「よぉ、わし!」「おお、わし!久しぶりじゃ!」というような会話が始まる。 ○ファンはいわゆる歴女が多いイメージを持たれるかもしれないが、いざイベントへ行ってみると、意外と男性も多く女性ばかりという訳ではない(女性が多いのは事実だが)。特に地元メディアへの出演が積極的な隊となると、老若男女問わず知名度が高いため合同イベントでは子供連れのご家族なんかも多いのが実情である。 &bold(){薄い記事には文を足し、余計な事まで書き込まん!我こそはWiki篭もり追記守アニヲタ!} &bold(){わしの名はWiki篭もり修正守キモヲタ!間違い誇張に勘違い、不正確な記事はワシに任せよ!せぇい!はぁあ!} &sizex(4){&bold(){\我ら!アニヲタ城Wiki篭もり武将隊!/}} #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,3) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #areaedit() - 売れる前の名古屋の初代武将隊を見たが、かなりのイケメン揃いで迫力があった。まさかあの後グッズや追っかけできるほど売れるとは思わなかったが納得もする。 -- 名無しさん (2023-02-23 13:32:59) - 地元だとたまにテレビに出るけど、見るたび顔が違ったりするから代替わりしてるのかと思ってた -- 名無しさん (2023-03-07 17:36:27) - 熊本城おもてなし武将隊は -- 名無しさん (2023-03-08 10:32:56) - ↑誤送信しました -- 名無しさん (2023-03-08 10:36:41) - ↑またやらかしたorz 南条元清とか大村喜前みたいなドマイナー武将まで加わってて驚いた -- 名無しさん (2023-03-08 10:38:27) - 島原の武将隊で天草四郎と松倉重政が同居してるのはどうなんだろう… -- 名無しさん (2024-08-28 20:06:42) #comment(striction) #areaedit(end) }

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