神社の隠し穴(風来のシレン2)

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&font(#6495ED){登録日}:2023/07/29 (Sat) 23:31:29 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 11 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- &bold(){「神社の隠し穴」}とは、『[[不思議のダンジョン 風来のシレン2 鬼襲来!シレン城!]]』に登場するダンジョンの一つである。 仲間は同行不可、持ち込めるアイテムは後述。 本編クリア後あたりに解禁される「モンスターの能力を活用するダンジョン」の系譜を継いでいる。 **概要 ナタネ村に城を完成させ、鬼退治にも成功……つまりエンディング後に解禁イベントが発生。 ムチゴロウなる男がシレンの前に現れ、彼いわくモンスター達を集めた夢の楽園「もののけ王国」を作りたいとのこと。これと合わせて、ナタネ村の神社横に当ダンジョンの入口が現れるようになる。 神社の隠し穴での目的は、&bold(){「モンスターの壺」でモンスター達を捕まえ、能力を駆使しながらたくさん捕まえること。} このダンジョンに持ち込めるアイテムはモンスターの壺が10個のみとなり、中身の有無は問わない。 それとは別にモンスターの壺3個と持ち帰りの巻物が支給され、ある程度集めたら適当なタイミングで切り上げることができる。 モンスターの壺はダンジョン内にもよく床落ちしており、基本的に多くのモンスターはここで集めることになる。 ただし、ケンゴウ種など不在のモンスターも多少いる。 そういったモンスターは素直に他のダンジョンで集めよう。 捕獲という観点で見たときの最大の目玉は、&bold(){60階から出現する「女王グモ」。} ストーリーでは[[シュテン山道上級>シュテン山(風来のシレン2)]]のボスとしても立ちはだかったことから、「じゃあシュテン山道で捕まえればいいんじゃね?」……と思ったら大間違い。 狙ったかのように&color(red){エンディング後はシュテン山からいなくなり、神社の隠し穴にしか登場しないのだ。} この事情から、もののけ王国コンプリートを目指す上で最低60階の踏破は避けられないものとなる((隠し穴に出てくる他の上位種モンスターは、極端なことを言うとしあわせ草やタベラレルーの壺を駆使すれば深く潜らなくても事足りる。深層限定のタウロス種も他のダンジョンに出るので隠し穴にこだわるメリットは薄い。))。 出現アイテムはモンスターの壺を含めても全体的に少なく、&bold(){武器・盾・腕輪は床落ちしておらず、武器は特定の敵からの低確率ドロップでしか得られない((オトトスピアのオトト種、アイアンヘッドの頭のアイアンヘッド種など。))。} ほぞんの壺も登場しない……というより、モンスターの壺以外に壺は全く出ない。 一方で、床落ちアイテムの中にはモンスターの壺を保護するありがたい「壺われずの巻物」「転ばぬ先の杖」が含まれ、他にはモンスターを直接操れる「のりうつりの杖」も登場する。特に後者の杖は&bold(){隠し穴を楽に攻略するなら必須級アイテム}なので、何が何でも序盤のうちに確保したいところ。 ***モンスターの壺 その名通り、モンスターを捕獲する壺。 初代『[[不思議のダンジョン2 風来のシレン]]』ではモンスターの肉を食うことでそのモンスターに変身したが、こちらは捕まえた個体が&bold(){仲間として一緒に戦う}のが最大の違い。 捕まえたモンスターは印として頭にハートマークが浮かび、以下の特徴を持つ。 ・&bold(){もののけ王国に預ければいつでも連れ出し可能} 捕まえたモンスターが倒れると、普通は壺ごと消滅してしまう。 しかし、もののけ王国でムチゴロウに一度でも預けておけば、それ以降はダンジョン内で倒れても消滅することはない。 遭遇困難なモンスターを捕獲したら不慮の事故を想定し、ナタネ村への帰還を優先するぐらい慎重になってもいいだろう。そのまま連れ歩いて事故死は泣くに泣けない。 ・&bold(){壺から出すと必ず特殊能力を使う} 何かしらの能力を持っている場合、出したターンで必ず使ってくれる。(例外もある) 例えば[[ゲイズ>ゲイズ(風来のシレン)]]なら催眠術を使い、パ王なら封印の杖を振る。 これを知っていると対モンスター戦を有利に進められるだろう。 能力無しでも攻撃は行い、気まぐれのパコレプキンも(最初だけは)素直に戦ってくれる。 ちなみに、仲間にすると特殊能力の中身が少し変わるモンスターもいる。 しおいやん種はシレン相手だとちからの現在値or最大値を下げてくるが、モンスター相手は割合で攻撃力を減らす。 ・&bold(){敵を倒すと成長する} 味方モンスターもシレンと同じく、敵モンスターを倒すたびに成長する。シレンに経験値が入らない点は要注意。 成長によって上昇するパラメータはHP、攻撃力の二つ。 モンスターの種全体で上昇傾向が一括されているわけではなく、各レベルの個体ごとに成長回数の上限や、パラメータの上がり方が事細かに分けられていることが殆ど。 ・&bold(){出した後は気ままに行動する} 壺から出た後はシレンの行動に関係なく、敵モンスターと同様にランダムで移動を繰り返し、勝手に戦闘する。 なので、旅仲間のアスカ等と違って後ろに連れ歩くことは難しいが、モンスターにシレンが追従する形で先頭に据えて歩くことは可能。 戻したい時は一時的に空となった壺を選択し、「よぶ」コマンドを使えば帰還を優先してくれる。後は隣り合うだけで自分から壺に入る。 **持ち込みについて 捕獲目的で潜るだけならともかく、女王グモの捕獲、更には99階の到達を目指すとなるとモンスターの厳選は必須。 お気に入りのモンスターを連れ歩くのはもちろん自由だが、冒険の安定性を取るならば有用なモンスター達もしっかりと集め、戦力となるよう育てきっておくことが求められる。 基本的に特殊能力ありきで選定したいところであり、ただのパワータイプはギガヘッド等の相当な強さの持ち主でもない限り厳しい。 ***連れていくと頼もしいモンスターの一部 ・[[アークドラゴン>ドラゴン(風来のシレン)]] 敵に回すと延々シレンを遠くから焼いてくる癖に、いざ味方にすると部屋の敵にしか炎を吐いてくれない。 これでは只の硬くなったスカイドラゴンだが、こいつの真価はのりうつりの杖を使った時。 乗り移ると敵の時と同じく、フロア中の敵を対象にしたホーミング炎ブレスで殲滅することができる。 後半でも炎を吐きまくって殲滅しておけば、安心してフロアの探索が行えて経験値も稼げるといいこと尽くし。 ・[[にぎりもとじめ>妖怪にぎり変化]] 敵を倒すと必ず大きなおにぎりに変化する。 食料生産において唯一無二の役割を担っている反面、最終的なパラメータは中堅どころなので強敵と戦わせるのはNG。 ・[[イアイ>ケンゴウ/セルアーマー]] このダンジョンでモンスター相手に弾きを行うと、武器はこんぼう、盾は皮の盾しか落とさない。 (腕輪も弾けるシハンの場合、&color(red){デタラメな方向に投げる「ノーコンの腕輪」を弾く}ためむしろ非推奨) しかしランダムで強化値が付くし、皮の盾は満腹度管理にとても重宝するため、下記のマゼゴンと合わせて重要な戦力強化要員。 にぎりもとじめと同じく、イアイは最大まで成長しても中堅どころのため出す相手に注意。 なお、武器と盾が無ければクリアできないということはなく、実はイアイがおらずともクリアは狙えるバランスとなっている。 その理由は後述。 ・しおかんべん ひと舐めで敵の攻撃力を大幅にダウンさせる。 成長回数も種の中では&color(red){40}と多く、特殊能力と相まってある程度の殴り合いにも耐えられる。 敵の時と違ってさすがに分裂しない。 ・プチフェニックス 回復を優先するルーチン上、適当に出しておいても安心感がある。味方モンスターも回復してくれる。 プチフェニックス自身は打たれ弱いので戦わせないように。 ・マルジロウ父 &bold(){超重要モンスター。} 転ばせてそこそこ距離を稼ぎ、アイテムを100%落とさせる……と、優秀な働きを見せてくれる。 特にマゼゴンの運用で転ばぬ先の杖を使わない時は、マルジロウ父が非常に重要となる。 他の強豪モンスターと比べたらやっぱり打たれ弱いので、基本は出したらすぐ戻すのがセオリー。 ・ドシャブリぼうず 隣接した敵モンスターを封印してくれるが、こいつの強みは成長回数にもある。 なんと&color(red){50まで成長する}上、パラメータの伸びも良い。 限界まで育てれば頼もしい味方として大活躍してくれるだろう。 ・[[ダイレップウ>シップウ(風来のシレン)]] 壁抜け・3倍速のおかげで大体の敵に無双できる。 もちろん自分自身……すなわち、敵としてのダイレップウ対策にもなれる。 ただ、壁抜け持ちのせいでかなり気まぐれな移動が悩みの種。呼べばすぐ戻ってくれる。 ・[[マゼゴン>マゼルン]] &bold(){超重要モンスター。} 存在そのものが歩く合成の壺[4]。 イアイ、マルジロウ父とのシナジーは言うまでもなく、もはや必須レベル。 武器・盾にありったけの「弟」印を重複させれば、クリア成功率は一気に高まるといっても過言ではない。アークドラゴンだって怖くない。 注意点として、&bold(){食わせた状態で壺に戻すと&color(red){体内のアイテムが消えてしまう。}} そのため、マルジロウ父に乗り移って体当たりするか、転ばぬ先の杖を振るor当てるなどするかで転ばせる必要がある。 ・タベラレルー 普通なら予期せぬレベルアップを引き起こす厄介者だが、モンスター収集にかけてはまさに生きるしあわせ草。 隠し穴の1階から20階まで広範囲に出現するので、まずはこいつのもののけ王国入りを真っ先に目指そう。常に(敵向け)しあわせ草の在庫が確保されたも同然なので、上位種の捕獲も少し楽になる。 ・水神龍 種全体の特徴として水中のみ移動でき、陸上では動けないが、代わりにこの水神龍は成長回数が&color(red){50}とかなり多い。 動けないということは勝手に行動しないということでもあり、パラメータの伸びの良さからくる殴り力で固定砲台を任せる……という変わった運用もできる。 実際、最終的な攻撃力はゲーム中2位。では1位は誰なのかと言うと…… ・女王グモ 神社の隠し穴における最終目標にして、&bold(){味方モンスター中最強の女王。} というのもこいつ、成長回数が脅威の&font(#ff0000,b){120}と凄まじい多さで、最後まで育て切った暁には&bold(){700を超えるHPに上記の水神龍(成長50)をも突き放す、&color(red){他の追随を許さない超攻撃力}}で敵を屠ってくれる。 ストーリー中に戦ったボスが実はこんなポテンシャルを秘めてたなんて……と驚愕した風来人も多いだろう。60階まで下りるだけの価値はある。 一方、ボス時も使ってきたヨロイグモ3匹召喚は&color(red){ぶっちゃけ役に立たない。}女王グモが成長してもヨロイグモの強さは変わらないからだ。 深層にもなるとせいぜいデコイ程度の働きしか期待できず、攻撃ではなくヨロイグモ召喚を選んだ時のガッカリ感は半端ない。いくら女王グモが(鍛えれば)打たれ強いとはいえ…… **おもな要注意モンスター シレン自身を弱体化させる敵もさることながら、モンスターの壺自体に危害を加えかねない能力持ちはけっこう危険。 ・しおいやん種、毒サソリ このダンジョンはちからを回復する手段が極めて限られているため、迂闊に下げられるとその後にじわじわと響く。 あまりシレンで殴らないプレイスタイルなら影響は小さいが、しおやだんやしおかんべんの分裂能力には注意。 前述したように最上位のしおかんべんは味方にできるとかなり有用。 ・ぬすっトド種 モンスターの壺も容赦なく盗んでくる。 このダンジョンにトドの盾は登場しないので、近づかれると… 中身が入ってる壺を持って水中に逃げられたら絶望的。接近される前に対処すべき。 ・にぎりへんげ、にぎりもとじめ ぬすっトドと同じく、モンスターの壺をおにぎりに変えて事実上&color(red){即死}させるのが怖い。 へんげの出現範囲は通常ダンジョンより増えているので、通路は仲間モンスターに先行させること。 ・ゲイズ種 催眠術で持ち帰りの巻物を読まされてはたまったもんじゃない。 やはり近寄られるより先に対処が一番。 ・かんにんぶくろ 味方モンスターも自爆に巻き込まれたら&color(red){即死}なので、HP調整には気を付けよう。 ・ジライヤ、ダイジライヤ 味方のモンスターが地雷に巻き込まれるとやはり&color(red){即死}。狭い通路には置かせないように。 ・ギャンドラー 中身入りのモンスターの壺を食われた場合、容量が[1]((実際にはモンスターが入っている場合は「❤」で表現される。))→[0]になる……すなわち&color(red){即死}。 ・タイガーウホーン 味方モンスターが落とし穴・デロデロの湯・地雷・大型地雷などに投げ込まれるとやっぱり&color(red){即死}。 距離を離していても2匹のうち1匹が片方を投げつけてきたりするので、特殊能力を封じて急いで対処する事。 ・ダイレップウ 安定と信頼の辻斬り。このダンジョンは盾が貧弱なので、最果てへの道より強敵となる。 通路で壁越しに出くわすと回避もへったくれもない。フロアに下りてすぐは向こうから接近してくるのを待とう。 ・たまらんガッパ 99階における最悪の脅威。 隠し穴の99階はループ式となっていて、持ち帰りの巻物が必ず落ちているのだが&bold(){一度目の99階にしか床落ちしておらず、手持ちに無い状態でたまらんガッパに投げつけられると脱出不可が確定する。} 乗り移りアークドラゴンで事前に焼き払ってしまいたい。 **余談 -前述したように、初代の頃にも「肉を食べてモンスターに変身」することで、苦しめられたモンスターの特殊能力を活用するという要素は存在する。「モンスターを仲間のように扱う」のはこれが初であった。 -これらのシステムはプレイヤーに大ウケしており、以降のシレンシリーズでも『GB2』のンフー、『アスカ見参』のエレキ箱、『シレン5』の「○○の証」「おコンの変身」など、類似したシステムがたびたび登場している。無論、神社の隠し穴に近いコンセプトのダンジョンもセットで登場している。 -モンスターの壺は低確率ながら「[[最果てへの道>最果てへの道(風来のシレン2)]]」にも出現する。神社の隠し穴で有用性に気付いた風来人なら活用しない手は無いだろう。&br()このダンジョンでもやはりマルジロウ父を中心に大活躍してくれる。 #openclose(show=全てのモンスターを集めると……?){ 全てのモンスターを登録し、見事もののけ王国を完成させると更なる変化が起きる。 なんと&bold(){神社に何のイベントも無く、しれっともう一つの穴が開いているのだ。} これこそがもののけ王国を完成させたプレイヤーに向けられた、&color(red){神社の隠し穴の高難易度版ダンジョンである。} ダンジョン名は変わらないものの、プレイヤー達からは通称「裏神社の隠し穴」「上級神社」と呼ばれることが多い。 神社の隠し穴と同じ設定だが、こちらは&bold(){モンスターの壺を持ち込むことができない。} つまり前述の有用なモンスター達に頼れない。当然、イアイやマゼゴンを活用して装備を作ることも不可能。 基本的には必要なモンスターを全て現地調達しながら奥へと進んでいく。 更には&bold(){味方モンスターが倒されると、敵がレベルアップしてしまう。} しかし裏を返せば、タベラレルーを捕らえずとも敵を簡単にレベル上げできるため、上位種をわざと作って倒し、経験値稼ぎに使える。 道のりは表神社よりも厳しいが、それでもモンスター達の能力をフル活用し、時にはモンスターの壺そのものを回避手段にすることで、頑張ればイアイやマゼゴンがいなくとも99階到達はじゅうぶん可能なバランスとなっている。 (裏を返せば、表神社もほぼ同じように素潜りで攻略可能ということ) 番付などは表神社と同一で、特にご褒美も無いため、そっちでは物足りなくなった上級者向けの完全なおまけ要素と言える。 } アニヲタの壺[❤] ツイキの壺[❤] シュウセイの壺[❤] #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,1) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #areaedit() - この調子なら最果ての道も単独記事になりそうだなあ -- 名無しさん (2023-07-30 08:57:23) - バグを厭わないならガゼル教皇を使うともののけ王国コンプが楽になるらしい。なおンドゥバ種 -- 名無しさん (2023-07-30 12:44:35) - 女王グモ以外の目的として城飾りがあるけどあんまりここをやり込む人はいない感じ -- 名無しさん (2023-07-31 19:28:55) #comment(striction) #areaedit(end) }
&font(#6495ED){登録日}:2023/07/29 (Sat) 23:31:29 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 11 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- &bold(){「神社の隠し穴」}とは、『[[不思議のダンジョン 風来のシレン2 鬼襲来!シレン城!]]』に登場するダンジョンの一つである。 仲間は同行不可、持ち込めるアイテムは後述。 本編クリア後あたりに解禁される「モンスターの能力を活用する[[ダンジョン]]」の系譜を継いでいる。 **概要 ナタネ村に城を完成させ、鬼退治にも成功……つまりエンディング後に解禁イベントが発生。 ムチゴロウなる男がシレンの前に現れ、彼いわくモンスター達を集めた夢の楽園「もののけ王国」を作りたいとのこと。これと合わせて、ナタネ村の神社横に当[[ダンジョン]]の入口が現れるようになる。 神社の隠し穴での目的は、&bold(){「モンスターの壺」でモンスター達を捕まえ、能力を駆使しながらたくさん捕まえること。} この[[ダンジョン]]に持ち込めるアイテムはモンスターの壺が10個のみとなり、中身の有無は問わない。 それとは別にモンスターの壺3個と持ち帰りの巻物が支給され、ある程度集めたら適当なタイミングで切り上げることができる。 モンスターの壺は[[ダンジョン]]内にもよく床落ちしており、基本的に多くのモンスターはここで集めることになる。 ただし、ケンゴウ種など不在のモンスターも多少いる。 そういったモンスターは素直に他の[[ダンジョン]]で集めよう。 捕獲という観点で見たときの最大の目玉は、&bold(){60階から出現する「女王グモ」。} ストーリーでは[[シュテン山道上級>シュテン山(風来のシレン2)]]のボスとしても立ちはだかったことから、「じゃあシュテン山道で捕まえればいいんじゃね?」……と思ったら大間違い。 狙ったかのように&color(red){エンディング後はシュテン山からいなくなり、神社の隠し穴にしか登場しないのだ。} この事情から、もののけ王国コンプリートを目指す上で最低60階の踏破は避けられないものとなる((隠し穴に出てくる他の上位種モンスターは、極端なことを言うとしあわせ草や[[タベラレルー]]の壺を駆使すれば深く潜らなくても事足りる。深層限定のタウロス種も他の[[ダンジョン]]に出るので隠し穴にこだわるメリットは薄い。))。 出現アイテムはモンスターの壺を含めても全体的に少なく、&bold(){武器・盾・腕輪は床落ちしておらず、武器は特定の敵からの低確率ドロップでしか得られない((オトトスピアのオトト種、アイアンヘッドの頭のアイアンヘッド種など。))。} ほぞんの壺も登場しない……というより、モンスターの壺以外に壺は全く出ない。 一方で、床落ちアイテムの中にはモンスターの壺を保護するありがたい「壺われずの巻物」「転ばぬ先の杖」が含まれ、他にはモンスターを直接操れる「のりうつりの杖」も登場する。特に後者の杖は&bold(){隠し穴を楽に攻略するなら必須級アイテム}なので、何が何でも序盤のうちに確保したいところ。 ***モンスターの壺 その名通り、モンスターを捕獲する壺。 初代『[[不思議のダンジョン2 風来のシレン]]』ではモンスターの肉を食うことでそのモンスターに変身したが、こちらは捕まえた個体が&bold(){仲間として一緒に戦う}のが最大の違い。 捕まえたモンスターは印として頭にハートマークが浮かび、以下の特徴を持つ。 ・&bold(){もののけ王国に預ければいつでも連れ出し可能} 捕まえたモンスターが倒れると、普通は壺ごと消滅してしまう。 しかし、もののけ王国でムチゴロウに一度でも預けておけば、それ以降は[[ダンジョン]]内で倒れても消滅することはない。 遭遇困難なモンスターを捕獲したら不慮の事故を想定し、ナタネ村への帰還を優先するぐらい慎重になってもいいだろう。そのまま連れ歩いて事故死は泣くに泣けない。 ・&bold(){壺から出すと必ず特殊能力を使う} 何かしらの能力を持っている場合、出したターンで必ず使ってくれる。(例外もある) 例えば[[ゲイズ>ゲイズ(風来のシレン)]]なら催眠術を使い、パ王なら封印の杖を振る。 これを知っていると対モンスター戦を有利に進められるだろう。 能力無しでも攻撃は行い、気まぐれのパコレプキンも(最初だけは)素直に戦ってくれる。 ちなみに、仲間にすると特殊能力の中身が少し変わるモンスターもいる。 しおいやん種はシレン相手だとちからの現在値or最大値を下げてくるが、モンスター相手は割合で攻撃力を減らす。 ・&bold(){敵を倒すと成長する} 味方モンスターもシレンと同じく、敵モンスターを倒すたびに成長する。シレンに[[経験値]]が入らない点は要注意。 成長によって上昇するパラメータはHP、攻撃力の二つ。 モンスターの種全体で上昇傾向が一括されているわけではなく、各レベルの個体ごとに成長回数の上限や、パラメータの上がり方が事細かに分けられていることが殆ど。 ・&bold(){出した後は気ままに行動する} 壺から出た後はシレンの行動に関係なく、敵モンスターと同様にランダムで移動を繰り返し、勝手に戦闘する。 なので、旅仲間のアスカ等と違って後ろに連れ歩くことは難しいが、モンスターにシレンが追従する形で先頭に据えて歩くことは可能。 戻したい時は一時的に空となった壺を選択し、「よぶ」コマンドを使えば帰還を優先してくれる。後は隣り合うだけで自分から壺に入る。 **持ち込みについて 捕獲目的で潜るだけならともかく、女王グモの捕獲、更には99階の到達を目指すとなるとモンスターの厳選は必須。 お気に入りのモンスターを連れ歩くのはもちろん自由だが、冒険の安定性を取るならば有用なモンスター達もしっかりと集め、戦力となるよう育てきっておくことが求められる。 基本的に特殊能力ありきで選定したいところであり、ただのパワータイプはギガヘッド等の相当な強さの持ち主でもない限り厳しい。 ***連れていくと頼もしいモンスターの一部 ・[[アークドラゴン>ドラゴン(風来のシレン)]] 敵に回すと延々シレンを遠くから焼いてくる癖に、いざ味方にすると部屋の敵にしか炎を吐いてくれない。 これでは只の硬くなったスカイドラゴンだが、こいつの真価はのりうつりの杖を使った時。 乗り移ると敵の時と同じく、フロア中の敵を対象にしたホーミング炎ブレスで殲滅することができる。 後半でも炎を吐きまくって殲滅しておけば、安心してフロアの探索が行えて[[経験値]]も稼げるといいこと尽くし。 ・[[にぎりもとじめ>妖怪にぎり変化]] 敵を倒すと必ず大きなおにぎりに変化する。 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シレン自身を弱体化させる敵もさることながら、モンスターの壺自体に危害を加えかねない能力持ちはけっこう危険。 ・しおいやん種、毒サソリ この[[ダンジョン]]はちからを回復する手段が極めて限られているため、迂闊に下げられるとその後にじわじわと響く。 あまりシレンで殴らないプレイスタイルなら影響は小さいが、しおやだんやしおかんべんの分裂能力には注意。 前述したように最上位のしおかんべんは味方にできるとかなり有用。 ・[[ぬすっトド]]種 モンスターの壺も容赦なく盗んでくる。 この[[ダンジョン]]にトドの盾は登場しないので、近づかれると… 中身が入ってる壺を持って水中に逃げられたら絶望的。接近される前に対処すべき。 ・にぎりへんげ、にぎりもとじめ ぬすっトドと同じく、モンスターの壺をおにぎりに変えて事実上&color(red){即死}させるのが怖い。 へんげの出現範囲は通常[[ダンジョン]]より増えているので、通路は仲間モンスターに先行させること。 ・ゲイズ種 催眠術で持ち帰りの巻物を読まされてはたまったもんじゃない。 やはり近寄られるより先に対処が一番。 ・かんにんぶくろ 味方モンスターも自爆に巻き込まれたら&color(red){即死}なので、HP調整には気を付けよう。 ・ジライヤ、ダイジライヤ 味方のモンスターが地雷に巻き込まれるとやはり&color(red){即死}。狭い通路には置かせないように。 ・ギャンドラー 中身入りのモンスターの壺を食われた場合、容量が[1]((実際にはモンスターが入っている場合は「❤」で表現される。))→[0]になる……すなわち&color(red){即死}。 ・タイガーウホーン 味方モンスターが落とし穴・デロデロの湯・地雷・大型地雷などに投げ込まれるとやっぱり&color(red){即死}。 距離を離していても2匹のうち1匹が片方を投げつけてきたりするので、特殊能力を封じて急いで対処する事。 ・ダイレップウ 安定と信頼の辻斬り。この[[ダンジョン]]は盾が貧弱なので、最果てへの道より強敵となる。 通路で壁越しに出くわすと回避もへったくれもない。フロアに下りてすぐは向こうから接近してくるのを待とう。 ・たまらんガッパ 99階における最悪の脅威。 隠し穴の99階はループ式となっていて、持ち帰りの巻物が必ず落ちているのだが&bold(){一度目の99階にしか床落ちしておらず、手持ちに無い状態でたまらんガッパに投げつけられると脱出不可が確定する。} 乗り移りアークドラゴンで事前に焼き払ってしまいたい。 **余談 -前述したように、初代の頃にも「肉を食べてモンスターに変身」することで、苦しめられたモンスターの特殊能力を活用するという要素は存在する。「モンスターを仲間のように扱う」のはこれが初であった。 -これらのシステムはプレイヤーに大ウケしており、以降のシレンシリーズでも『GB2』のンフー、『アスカ見参』のエレキ箱、『シレン5』の「○○の証」「おコンの変身」など、類似したシステムがたびたび登場している。無論、神社の隠し穴に近いコンセプトのダンジョンもセットで登場している。 -モンスターの壺は低確率ながら「[[最果てへの道>最果てへの道(風来のシレン2)]]」にも出現する。神社の隠し穴で有用性に気付いた風来人なら活用しない手は無いだろう。&br()このダンジョンでもやはりマルジロウ父を中心に大活躍してくれる。 #openclose(show=全てのモンスターを集めると……?){ 全てのモンスターを登録し、見事もののけ王国を完成させると更なる変化が起きる。 なんと&bold(){神社に何のイベントも無く、しれっともう一つの穴が開いているのだ。} これこそがもののけ王国を完成させたプレイヤーに向けられた、&color(red){神社の隠し穴の高難易度版ダンジョンである。} ダンジョン名は変わらないものの、プレイヤー達からは通称「裏神社の隠し穴」「上級神社」と呼ばれることが多い。 神社の隠し穴と同じ設定だが、こちらは&bold(){モンスターの壺を持ち込むことができない。} つまり前述の有用なモンスター達に頼れない。当然、イアイやマゼゴンを活用して装備を作ることも不可能。 基本的には必要なモンスターを全て現地調達しながら奥へと進んでいく。 更には&bold(){味方モンスターが倒されると、敵がレベルアップしてしまう。} しかし裏を返せば、タベラレルーを捕らえずとも敵を簡単にレベル上げできるため、上位種をわざと作って倒し、経験値稼ぎに使える。 道のりは表神社よりも厳しいが、それでもモンスター達の能力をフル活用し、時にはモンスターの壺そのものを回避手段にすることで、頑張ればイアイやマゼゴンがいなくとも99階到達はじゅうぶん可能なバランスとなっている。 (裏を返せば、表神社もほぼ同じように素潜りで攻略可能ということ) 番付などは表神社と同一で、特にご褒美も無いため、そっちでは物足りなくなった上級者向けの完全なおまけ要素と言える。 } アニヲタの壺[❤] ツイキの壺[❤] シュウセイの壺[❤] #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,1) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #areaedit() - この調子なら最果ての道も単独記事になりそうだなあ -- 名無しさん (2023-07-30 08:57:23) - バグを厭わないならガゼル教皇を使うともののけ王国コンプが楽になるらしい。なおンドゥバ種 -- 名無しさん (2023-07-30 12:44:35) - 女王グモ以外の目的として城飾りがあるけどあんまりここをやり込む人はいない感じ -- 名無しさん (2023-07-31 19:28:55) #comment(striction) #areaedit(end) }

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