明治設計製図学園

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&font(#6495ED){登録日}:2023/10/07 Sat 01:03:44 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 3 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- 明治設計製図学園とは、日本の[[専門学校]]である。現在は廃校になっている。 *◆概要 製図・トレースの技術を専門的に教える学校。 通学部と通信教育部があり、本校は東京都杉並区に所在した。 この学校には普通科と専攻科があり、普通科を修了したのちに専攻科に進むという流れになっている。 学科・講座については後述。 指導形式としては少人数制の個別指導と実際に使われた図面を用いる実務学習方式を特徴としていた。 また、杉並本校では「&bold(){明治学園コンピュータースクール}」も開講しており、こちらではプログラミングやコンピューター・グラフィックスの指導を行っていた。 *◆主な学科 どの学科・講座も線の引き方や用具の使い方などの基礎的な知識から始まり、実物の図面を使用した学習を通じて実務で通用する技能を修得できた。 -機械製図科 通学の場合6カ月、通信教育の場合10カ月。 JIS機械製図に基づき、実物の図面を使用して学習が進む。 トレースの方法や機械部品の理解など機械製図について総合的に学んでいく。 -建築製図科 通学の場合6カ月、通信教育の場合10カ月。 木造平家建て住宅、ブロック造り住宅、鉄骨造店舗付き住宅など様々な建築物の設計製図について学んでいく。 -設備製図科 通学・通信教育どちらの場合でも6カ月。 給排水設備や電気設備など建物に必要な各種設備の製図について学んでいく。 -電気製図科 通学・通信教育どちらの場合でも6カ月。 電気機器や通信機器に欠かせない電気機器製図やシーケンス回路図、電子回路図について学んでいく。 -立体製図科 通学・通信教育どちらの場合でも6カ月。 カタログや広告等で利用される、図面を読めない人にも伝わるような立体図の製図について学んでいく。 -CAD科 通学のみ。 CADというのは「Computer Aided Design」の略で、コンピューターを用いて図面などの設計ができる設計支援ツールのこと。 この学校にはCADの基本操作について学べる全12回のCADオペレーター科、CADを利用した製図の基礎について学べる3カ月のCAD製図科、より詳しい内容を扱う6カ月のCAD機械製図科・CAD建築製図科が存在した。 -トレース科 通学の場合6カ月、通信教育の場合10カ月。 設計者が下書きした図面を正しく写す「トレース」の技術について学んでいく。 -インテリアデザイン科 通学・通信教育どちらの場合でも6カ月。 一般住宅から商店、飲食店まで様々な種類の室内プランニング・デザイン設計の技術の習得を目的に学んでいく。 -2級建築士科 通学の場合6カ月、通信教育の場合10カ月。 2級建築士試験合格を目指した内容となっており、受験に欠かせない知識と技術が総合的に学べる「総合コース」と難所の設計製図について重点的に学べる「設計製図コース」があった。 その他、建築パース科、インテリアコーディネータ科、グラフィック科、テクニカルイラスト科などが存在した時期もある模様。 *◆「明治学園コンピュータースクール」における学科について いずれの講座も通学のみで通信教育は不可。 -CGパース科 1回単位で何度でも受講可能。 Shade、Photoshopといったソフトを用い、パソコンを利用したCGパースの作成方法について学ぶ。 -Shade科 全10回。 モデリングなど、Shadeを利用したCGの作成について学んでいく。 -C言語講座 全20回。 Linuxを使用し、C言語によって記述するプログラミングについて学んでいく。 -Javaプログラミング講座 全25回。 Javaを使ったプログラミングについて学んでいく。 -VisualBasicプログラム講座 全6回。 VisualBasicを使ったWindowsのプログラミングについて学んでいく。 *◆学園設立までの経緯 &bold(){1943年} のちの理事長・工藤竹美氏と図面との関わりが始まる。 &bold(){1960年}((工藤竹美氏の著書では1956年になっているが、1960年とする資料も多い。)) 明治大学工学部を卒業した工藤竹美氏が有志と共に設計事務所・明治設計を発足させる。 設計や製図、トレースなどの活動を行う。 なお、現在存在する「明治設計一級建築事務所」とは関係ないと思われる。 &bold(){1964年} 製図・トレース等を専門的に教える学校として「明治学園」が発足。 これが当時の正式名称なのか単に略しただけなのかは不明だが、2005年時点の公式ホームページに「ようこそ明治学園へ」という文言があるので恐らくは愛称のようなものだと思われる。 なお、福岡県北九州市に存在する私立学校・明治学園とは特に関係ない。 *◆理事長・工藤竹美氏について 明治大学工学部出身。 1956年に有限会社明治設計を、1964年に明治設計製図学園を設立したのは前述の通り。 その後、中央職業訓練審議会専門調査員、中央技能検定協会技能検定員、日本トレース協会理事長、有限会社明治設計代表取締役、全日本設計製図研究会会長、全日本通信教育連合会会長、日本設計工業会理事などを歴任。 確認できる範囲での著書に『入門 テクニカルイラストレーション』『図解トレース教本』『だれにでもわかる製図用具の正しい使い方』『実用 テクニカルイラストレーション』がある。 *◆近年の動向 杉並区に本校があったのは既に述べたとおりだが、その他にも校舎があったらしい。 2000年前後以降で確認できる動きは以下の通り。 &bold(){1999年} 1月、『全国専修学校・各種学校・スクールガイド 2000年版』に掲載。 同書によれば杉並・市川・池袋・横浜・八王子・大宮・所沢に校舎があった。 &bold(){2000年} 1月、『全国専修学校・各種学校・スクールガイド 2001年版』に掲載。 同書によれば杉並・池袋・八王子・大宮に校舎があった。 &bold(){2003年} 3月、公式サイトの最古のアーカイブ。また、この頃に大宮校がなくなり桶川校ができた形跡が確認できる。 12月、この頃に池袋校がなくなり草加校ができた形跡が確認できる。((但し、『専修・各種学校ガイド : 全国版』では2007年発行の2008年版まで池袋校が掲載され続けているため、詳細は不明。)) &bold(){2004年} 7月、『全国専修・各種学校情報 2005-2006』に掲載。 同書によれば杉並、桶川、草加に校舎があった。 &bold(){2005年} 12月、公式サイトの最新のアーカイブ。 &bold(){2007年} 1月、『全国専修学校・各種学校・スクールガイド 2008年版』に掲載。 校舎の紹介が桶川、草加のみになっているが、所在地は杉並本校の住所になっている。詳細不明。 また、同書に公式サイトのURLが載せられていないため、この頃までに閉鎖されていた可能性がある。 &bold(){2008年} 1月、『全国専修学校・各種学校・スクールガイド 2009年版』に掲載されず。 恐らくこの頃に閉校したと思われる。 &bold(){2009年} 4月、Wikipediaの記事の初版が作成される。 &bold(){2022年} 8月、杉並本校前に設置されていた看板の撤去が確認される。なお、2021年1月時点では残っていた。 追記・修正は明治設計製図学園に入学してからお願いします。 #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,0) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #areaedit() - なんだこのニッチすぎる項目… -- 名無しさん (2023-10-07 10:01:35) - 如何にもどっかの漫画に登場する架空の学園ぽいネーミング思ったら本当にあった。 -- 名無し (2023-10-07 15:59:47) - 以前削除されたTBS関連項目に似てるが、あれ以上に建て主の意図が読めない。 -- 名無しさん (2023-10-08 21:46:14) - ↑建て主が卒業生で思い入れが深いとかだろうか -- 名無しさん (2023-10-10 13:30:21) - ↑1、2 相談所での建て主の方の書き込みによると、あれらの項目とは無関係とのことです。学校自体はもう無くなっているので、売名というほどでもないかな…とは思いました。 -- コメント3番目 (2023-10-11 15:45:37) #comment(striction) #areaedit(end) }
&font(#6495ED){登録日}:2023/10/07 Sat 01:03:44 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 3 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- 明治設計製図学園とは、日本の[[専門学校]]である。現在は廃校になっている。 *◆概要 製図・トレースの技術を専門的に教える学校。 通学部と通信教育部があり、本校は東京都杉並区に所在した。 この学校には普通科と専攻科があり、普通科を修了したのちに専攻科に進むという流れになっている。 学科・講座については後述。 指導形式としては少人数制の個別指導と実際に使われた図面を用いる実務学習方式を特徴としていた。 また、杉並本校では「&bold(){明治学園コンピュータースクール}」も開講しており、こちらではプログラミングやコンピューター・グラフィックスの指導を行っていた。 *◆主な学科 どの学科・講座も線の引き方や用具の使い方などの基礎的な知識から始まり、実物の図面を使用した学習を通じて実務で通用する技能を修得できた。 -機械製図科 通学の場合6カ月、通信教育の場合10カ月。 JIS機械製図に基づき、実物の図面を使用して学習が進む。 トレースの方法や機械部品の理解など機械製図について総合的に学んでいく。 -建築製図科 通学の場合6カ月、通信教育の場合10カ月。 木造平家建て住宅、ブロック造り住宅、鉄骨造店舗付き住宅など様々な建築物の設計製図について学んでいく。 -設備製図科 通学・通信教育どちらの場合でも6カ月。 給排水設備や電気設備など建物に必要な各種設備の製図について学んでいく。 -電気製図科 通学・通信教育どちらの場合でも6カ月。 電気機器や通信機器に欠かせない電気機器製図やシーケンス回路図、電子回路図について学んでいく。 -立体製図科 通学・通信教育どちらの場合でも6カ月。 カタログや広告等で利用される、図面を読めない人にも伝わるような立体図の製図について学んでいく。 -CAD科 通学のみ。 CADというのは「Computer Aided Design」の略で、コンピューターを用いて図面などの設計ができる設計支援ツールのこと。 この学校にはCADの基本操作について学べる全12回のCADオペレーター科、CADを利用した製図の基礎について学べる3カ月のCAD製図科、より詳しい内容を扱う6カ月のCAD機械製図科・CAD建築製図科が存在した。 -トレース科 通学の場合6カ月、通信教育の場合10カ月。 設計者が下書きした図面を正しく写す「トレース」の技術について学んでいく。 -インテリアデザイン科 通学・通信教育どちらの場合でも6カ月。 一般住宅から商店、飲食店まで様々な種類の室内プランニング・デザイン設計の技術の習得を目的に学んでいく。 -2級建築士科 通学の場合6カ月、通信教育の場合10カ月。 2級建築士試験合格を目指した内容となっており、受験に欠かせない知識と技術が総合的に学べる「総合コース」と難所の設計製図について重点的に学べる「設計製図コース」があった。 その他、建築パース科、[[インテリア]]コーディネータ科、グラフィック科、テクニカルイラスト科などが存在した時期もある模様。 *◆「明治学園コンピュータースクール」における学科について いずれの講座も通学のみで通信教育は不可。 -CGパース科 1回単位で何度でも受講可能。 Shade、Photoshopといったソフトを用い、[[パソコン]]を利用したCGパースの作成方法について学ぶ。 -Shade科 全10回。 モデリングなど、Shadeを利用したCGの作成について学んでいく。 -C言語講座 全20回。 [[Linux]]を使用し、C言語によって記述するプログラミングについて学んでいく。 -Javaプログラミング講座 全25回。 Javaを使ったプログラミングについて学んでいく。 -VisualBasicプログラム講座 全6回。 VisualBasicを使ったWindowsのプログラミングについて学んでいく。 *◆学園設立までの経緯 &bold(){1943年} のちの理事長・工藤竹美氏と図面との関わりが始まる。 &bold(){1960年}((工藤竹美氏の著書では1956年になっているが、1960年とする資料も多い。)) [[明治大学]][[工学部]]を卒業した工藤竹美氏が有志と共に設計事務所・明治設計を発足させる。 設計や製図、トレースなどの活動を行う。 なお、現在存在する「明治設計一級建築事務所」とは関係ないと思われる。 &bold(){1964年} 製図・トレース等を専門的に教える学校として「明治学園」が発足。 これが当時の正式名称なのか単に略しただけなのかは不明だが、2005年時点の公式ホームページに「ようこそ明治学園へ」という文言があるので恐らくは愛称のようなものだと思われる。 なお、福岡県北九州市に存在する私立学校・明治学園とは特に関係ない。 *◆理事長・工藤竹美氏について 明治大学工学部出身。 1956年に有限会社明治設計を、1964年に明治設計製図学園を設立したのは前述の通り。 その後、中央職業訓練審議会専門調査員、中央技能検定協会技能検定員、日本トレース協会理事長、有限会社明治設計代表取締役、全日本設計製図研究会会長、全日本通信教育連合会会長、日本設計工業会理事などを歴任。 確認できる範囲での著書に『入門 テクニカルイラストレーション』『図解トレース教本』『だれにでもわかる製図用具の正しい使い方』『実用 テクニカルイラストレーション』がある。 *◆近年の動向 杉並区に本校があったのは既に述べたとおりだが、その他にも校舎があったらしい。 2000年前後以降で確認できる動きは以下の通り。 &bold(){1999年} 1月、『全国専修学校・各種学校・スクールガイド 2000年版』に掲載。 同書によれば杉並・市川・池袋・横浜・八王子・大宮・所沢に校舎があった。 &bold(){2000年} 1月、『全国専修学校・各種学校・スクールガイド 2001年版』に掲載。 同書によれば杉並・池袋・八王子・大宮に校舎があった。 &bold(){2003年} 3月、公式サイトの最古のアーカイブ。また、この頃に大宮校がなくなり桶川校ができた形跡が確認できる。 12月、この頃に池袋校がなくなり草加校ができた形跡が確認できる。((但し、『専修・各種学校ガイド : 全国版』では2007年発行の2008年版まで池袋校が掲載され続けているため、詳細は不明。)) &bold(){2004年} 7月、『全国専修・各種学校情報 2005-2006』に掲載。 同書によれば杉並、桶川、草加に校舎があった。 &bold(){2005年} 12月、公式サイトの最新のアーカイブ。 &bold(){2007年} 1月、『全国専修学校・各種学校・スクールガイド 2008年版』に掲載。 校舎の紹介が桶川、草加のみになっているが、所在地は杉並本校の住所になっている。詳細不明。 また、同書に公式サイトのURLが載せられていないため、この頃までに閉鎖されていた可能性がある。 &bold(){2008年} 1月、『全国専修学校・各種学校・スクールガイド 2009年版』に掲載されず。 恐らくこの頃に閉校したと思われる。 &bold(){2009年} 4月、[[Wikipedia]]の記事の初版が作成される。 &bold(){2022年} 8月、杉並本校前に設置されていた看板の撤去が確認される。なお、2021年1月時点では残っていた。 追記・修正は明治設計製図学園に入学してからお願いします。 #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,0) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #areaedit() - なんだこのニッチすぎる項目… -- 名無しさん (2023-10-07 10:01:35) - 如何にもどっかの漫画に登場する架空の学園ぽいネーミング思ったら本当にあった。 -- 名無し (2023-10-07 15:59:47) - 以前削除されたTBS関連項目に似てるが、あれ以上に建て主の意図が読めない。 -- 名無しさん (2023-10-08 21:46:14) - ↑建て主が卒業生で思い入れが深いとかだろうか -- 名無しさん (2023-10-10 13:30:21) - ↑1、2 相談所での建て主の方の書き込みによると、あれらの項目とは無関係とのことです。学校自体はもう無くなっているので、売名というほどでもないかな…とは思いました。 -- コメント3番目 (2023-10-11 15:45:37) #comment(striction) #areaedit(end) }

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