「ROBOCOP:ROGUE CITY(ゲーム)」の編集履歴(バックアップ)一覧はこちら
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&font(#6495ED){登録日}:2024/01/24 (水) 12:41:09
&font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red)
&font(#6495ED){所要時間}:約 14 分で読めます
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『&b(){ロボコップ:ローグ・シティ}』(&i(){RoboCop: Rogue City})とは、2023年11月よりSteam、PlayStation5、Xbox Series X|S……と、いったマルチプラットフォームにて販売が開始された[[FPS]]&アドベンチャーゲーム。
開発は、[[FPS]]『Terminator: Resistance』を開発した実績のあるポーランドのTeyon社。
販売はフランスのNacon。
日本では3gooより同年11月30日よりの販売開始となった。なお、UIは日本語を選択できるが日本語音声は実装されていない。
主人公のロボコップ/アレックス・マーフィー役(声優/表情キャプチャー)として、原作映画(『初代』~『2』)で主演を務めたピーター・ウェラーが実に34年ぶりに同役に復帰したことも大きな話題となり、原作ファンを大いに喜ばせた。
近年では声優として活動していることもあってか、衰えぬ渋い声質による色褪せない演技も堪能できる。
*【概要と解説】
映画史に残る1980年代のバイオレンスSFヒーローシリーズ『[[ロボコップ>ロボコップ(映画)]]』旧3部作の世界観を忠実に再現した[[ゲーム]]作品。
何と、本ゲーム自体が映画の『[[ロボコップ2>ロボコップ2(映画)]]』と『[[ロボコップ3>ロボコップ3(映画)]]』の中間にあったストーリー……謂わば&b(){『ロボコップ2.5』と呼べるコンセプト}で作られているのが特徴。
そのため、単に世界観を再現したアクションゲームというのには留まらず、ストーリー面に於いても原作ファンですら思わず唸るほどの掘り下げがされている。
単純に[[ゲーム]]としての内容の良さもあってか、口コミでジワジワと評判が広がってきている所である。
Unreal Engine5(UE5)で描かれたリアルなグラフィックが目を引くが、そこから更に原作映画の雰囲気を出すために敢えて粗い処理を施していたり、原作映画でのストップモーションアニメの動きを再現するべく、敢えてコマ抜きをして見せたりといった拘りまでもが為されている。
拠点となるアメリカのデトロイト市警西分署の他、アレックス・マーフィー巡査の死=ロボコップ誕生と初代での最終決戦の場となった例の工場や、デトロイトに聳え立つオムニ本社といった原作映画内の施設も登場。
ゲーム化に伴い、現実に存在し得る施設として内部までもが作り込まれており、ゲーム中にて行ける範囲内ならば、それらの施設内の自由な探索をも可能となっている。((流石にオムニ本社のみは余りに巨大すぎるためか数フロア分のみだが。))
また、前述の通りでゲーム化作品であると同時に、原作映画シリーズ中に組み入れられるエピソードであるという喧伝に嘘偽り無しとでも言いたいのか、なんと、原作から数十年を経て当時の&b(){役者達をも3Dモデルで再現して演技させる}というサプライズがあった。
こうした試みは今回が初ではないし、そもそもが主演のピーター・ウェラーは今回に先駆けて2019年の『[[MORTAL COMBAT 11>モータルコンバット]]』へのロボコップのゲスト参戦に応じた出演((同作内にてピーター・ウェラーはロボコップの顔面のモーションキャプチャーと声優を担当。))にて実績があったとはいえ、原作シリーズのから30年近くもの時を経て、正に本物の『ロボコップ』が媒体を変えつつも帰還したと言っても過言ではない。
その拘りはサンプル画像の公開時点で作り込みが窺えるものであり、情報が公開されるや否や元々の原作映画ファンは勿論のこと、作品の知名度から原作を知らないゲームファンからも俄に注目を集めた。
そして、実際に先行配信でデモ版が遊べるようになると、序盤だけでも“新しいエピソード”を描いているのにもかかわらず原作再現・解像度が非常に高いことが解り、単にガワだけを取り繕った作品にしようとしていないことが理解されると共に製品版への更なる期待が高まることになった。
メインのFPS部分については、ゲームという都合上もあってか&b(){流石に原作のように無敵}とはいかなかった((まあ原作映画でも過剰な攻撃を受ければ損壊していたけれども。))ものの、&b(){ロボコップであることを活かして敵陣に突っ込み、“ロボコップ専用の拳銃 オート9”や、その他の重火器類をぶっ放して敵やドアを鋼鉄の拳で薙ぎ払う}ことも可能と、存分にロボコップの気分を味わうことが出来る。
また、映画では当時の技術や予算的に難しかったであろう、金属製の巨大なゴミ回収ボックスを持ち上げて盾にしたり、それ自体を放り投げたりといった、ロボコップの能力を考えれば可能であろうアクションが盛り込まれているのも面白い所。
敵を狙うときに例の照準システムで狙いを付ける演出が入るが、序盤はぶっちゃけた言い方をすると、ただの見せかけとなっているので、映画のように様々な機能を発揮させるには[[経験値]]を積んで能力を強化していくべし。
相手を確実に殺せる確率が上がるスローモーションや、周囲の壁を利用して死角から撃ち抜いてしまう跳弾といったスキルを解放することで、ますます&b(){映画のロボコップ}に近づいていける。
[[ゲーム]]を盛り上げる[[BGM]]も映画で使用されていた楽曲を忠実に再現しつつアレンジしたものであり、何気に映画シリーズの時点では併用して使われていなかった(作曲者が違った)初代と『2』の楽曲がどちらも採用されているのには、ファンをニヤリとさせられる。
更に、映画が撮影された当時である1980年代のアメリカ文化やガジェットを再現する一方で、そこに、原作映画内で示されていたリアル現代でも実現できていないような近未来的なテクノロジーが共存している独特の文化レベルとして提示することで『ロボコップ』の世界観を更に拡張して見せてくれている。((例えば、モニターの類はブラウン管。電話は有線で[[携帯電話]]と呼べるツールが存在していないのに対して、通信技術そのものは発展していて高度なコンピューターネットワークは存在する等。また、ロボコップやED-209が存在していることからも解るようにサイバネティクスが実用化されており、完全に失われた機能を代替する義手を付けたキャラが登場してくる。))
*【物語】
[[前回の失態>ロボコップ2(映画)]]から数ヶ月後。
デトロイトの混乱はひとまず落ち着いたものの、世間からのオムニ社への風当たりが収まらない中でも「デルタ・シティの建設計画」は推進され、更にはデトロイトで「ヌーク」という名前の新型麻薬を流通させ、カルト宗教団体を運営もしていた「ヌーク教団」が壊滅したにもかかわらず、密かに新型麻薬「ヌーク」製造方法が流出していたのか、勢力を増しているギャング集団「トーチ・ヘッド」が新型麻薬「ヌーク」の流通を続ける等、デトロイトは相変わらずの火種を抱えたままであった。
……そんな中、報道番組「メディア・ブレイク」の生放送中にスタジオがギャング集団「トーチ・ヘッド」に占拠されるという事件が発生。
ギャング集団「トーチ・ヘッド」リーダーであるスートは、カメラを通じて最近のデトロイトの裏社会で話題になっている「新顔」に自分達と商売するようにとアピールするのだった。
テレビ局が占拠されるという大事件にSWATが出動するが迂闊には動けない。そこへやって来たロボコップは、相棒のアン・ルイスと共に事態の打開の為に先行して突入を行うのだが、その捜査の途中で素体であるアレックス・マーフィー巡査の幻影や、更にはマーフィーの妻と息子との存在しない筈の記憶を垣間 見て行動出来なくなってしまい……。
*【主な登場人物】
**■ロボコップ/アレックス・マーフィー巡査
本作の主人公。
プレイヤーの分身でもあるが、[[ゲーム]]中の選択肢については第三者的な視点でプレイヤーは自分の選んだ解答による“ロボコップの境遇の変化”も観察していくことになる。
原作同様に鋼鉄のボディと専用武器[[オート9>ベレッタM93R]]を利用した制圧戦で犯罪者共を蹴散らしていくが、流石にゲームという都合上、ロボコップにもかかわらず&b(){相手からの攻撃でライフは減}るので、そこはゲーム中で入手出来る回復剤やアップグレードで乗り切ろう。((ただし銃によるダメージ数は一発につき1、2程度なので犯罪者からにしては十分脅威ではあるが。))
因みに、アップグレードの方向性もプレイヤーの好み次第であり自分なりのロボコップ像を反映できる。
専用武器オート9もまた、ロボコップ本体同様にアップグレードが可能。
&b(){装弾数50発}が公式設定として採用されたが実際には50発でも足りなかった。(そして、改造次第で映画通りのムービーガン(∞)にも改造可能である。)
また、この他にもステージに置いてある他の重火器を拾っての活用も可能。
強力だが、あくまでも対人用のオート9では火力不足に陥るようなステージでは大きな助けになる。
多彩な重火器を使いこなせるのは勿論のこと、本作では鋼鉄の腕によるパンチや相手やオブジェクトを掴んで盾にした上に投げつけたりといったパワープレイも可、とらしさも全開。
[[FPS]]というジャンルにもかかわらず、ロボコップらしいチート要素と[[ゲーム]]としてのバランスを、開発側も悩みながら許される範囲を考えたのであろうことが窺える。
一方、ストーリー面に於いては前述の通りで、映画よりも情報を詰め込める[[ゲーム]]であることを活かして、ロボコップと人間アレックス・マーフィーの相反するアイデンティティとパーソナリティの在り方に踏み込んだシナリオが展開されることも興味深い。
基本的なシナリオは一本道なれど、ゲーム中にてプレイヤーが選べる選択肢によって&b(){物語の方向性や他の人物の反応が大きく変化していく}ことになるので、是非とも自分なりのロボライフを満喫しよう。
**■アン・ルイス
自他共に認めるアレックス・マーフィー巡査=ロボコップの無二の相棒である歴戦の女性警官。
本作に於いても非常に勇気ある行動ばかりを取る女傑にして、デトロイト市警随一の正義と信念の人。
余りゲーム内容に関係している訳ではないのだが、ファンからも度々に指摘されていたキャラ付けに反するような、中の人の女の子走りやプリケツも確りと再現されているので注目。
スート逮捕の際に、謎の機能不全に陥り何も出来なくなったマーフィーの前で銃弾を受けて倒れてしまうが……。
**■ウォーレン・リード巡査部長
デトロイト市警西分署を預かる責任者で、マーフィーやルイスの直属の上司。
ミッション毎の終了を知らせる役目やミーティング等での出番が多く、何気に映画より目立っている。
今作でも雇い主であるオムニの横暴と陰謀の匂いを嗅ぎ取りつつ、部下達のストレスの行き場を何とか反らして任務に当たらせようとする苦労人。
マーフィーとの関係性も原作の通りで、頼りになる部下としてマーフィーの人格を尊重しつつ、真顔でロボジョークを飛ばして、それをマーフィーもさらりと受け流すという不自然なのに自然な関係にあるのが窺える。
**■ユリシーズ・ワシントン
新たにロボコップの運用を含む警察部門の管轄を任されたベッカーの肝入りで配属されてきた新人警官。
ルイスが負傷したタイミングで強引にロボコップの新パートナーに任ぜられる。
やって来た経緯と、実際にベッカーへの報告義務が課されていたこともあってか市警の面々からは“オムニの犬”として疑われていたものの、当人はそもそもが警察一家生まれの普通の警官志望の青年、且つ&b(){なかなかのロボコップファン}であり全く悪意が無い。
実際、ベッカーの言いつけと上記の事情を踏まえた先輩警官達のイジメもあってか上手く行っていない所もあったものの、他ならぬ監視対象である筈のロボコップ=マーフィーに&b(){見所のある新人}と認められると共にフォローされ、直ぐに有能さを発揮するようになる。
この一連のイベントの際の&b(){マーフィーの地が出てノリノリで先輩しているロボコップ}の姿は、頼もしくも微笑ましいので注目。
**■サマンサ・オーティス
主にTVで活動中の女性リポーター。
地元の出身で、デルタシティ計画の裏側について個人的に調査を進めている。
当初はオムニへの反感もあってかスタジオ占拠の際のロボコップの機能不全の様子を報道する等していたが、個人的に関わりを持つ中でロボコップがオムニの犬などではなく明確に個人と呼べる人格を持つ存在だということを知り、後には頼れるお巡りさんとしてあからさまに面倒事のフォローを頼んでくるという強かで小賢しい所も。
しかし、それと同時に“友人”として自身が行ってしまったロボコップへのネガキャンを取り消すに足る報道をロボ本人へのインタビューとして行っている。
**■Dr.オリビア・ブランシェ
心理面での不調により機能不全に陥ったと判断されたロボコップのカウンセリングの為に呼び寄せられた警察官のストレス軽減を主な職務としている女性心理学者。
過去に、あってはならない奇禍によって片腕が義手になっている。
そのせいもあってか機械に対しての畏れを持っており、その極致とも呼ぶべきロボコップに対する偏見と、実際に目の当たりにしたロボコップ計画の真実=ロボコップが人間を模倣して一から作られた機械ではなく、元は一人の人間として生きていた人物を死後にパーツとして組み込んだサイボーグであるという事実を知り、動揺しながらもプロフェッショナルとして向き合うことに。
選択肢によって多少の変化もあるが、カウンセリングを通じてロボコップ、そしてその内にいるアレックス・マーフィーの人格に触れることで彼女自身にも変化が見られていく。
**■ピクルス
警官達から情報屋として知られるホームレス。
本名は不明だが、かつてギャング集団が奪ったトラックの後をお零れを求めて追いかけた際に、捨てられていたピクルスを拾い集めて売って金を得たからこのあだ名が付いた。
失踪したブリッグス巡査に優しくされており、クズはクズなりに恩義を感じていたのか情報屋をやっていたのもそれが理由。
そうして、ブリッグス失踪の行方を追うロボコップとも関わりを持つようになる。
**■Dr.モーガン
今作にてロボコップのメンテを担当している主任科学者。
オムニの命令に従いつつも、マーフィーの人格を認めて良好な関係を築いている模様。
本体とオート9の改造をしたくなったら彼に頼もう。
**■マックス・ベッカー
オムニの安全構想部門の責任者で、つまりが新しいデトロイト市警の総括責任者。
リードからもオフィスを取り上げてふんぞり返っている。
……しかし、裏では自身の構想に基づく“新しい都市の管理と犯罪の撲滅”の為の計画を推進している。
そのために、内心では邪魔と思っている旧態然としたデトロイト市警と、オムニの管理下から離れたように動くロボコップを毛嫌いしており、常に威圧的な態度で接してくる。
上述の思惑もあってか、こそこそと怪しい動きを見せているようだが……。
**■スート
現在のオールド・デトロイトに“ヌーク”を流通させているパンク系ギャング集団“トーチヘッド”のリーダー。
見た目に反して意外にも頭が回り、大胆にも「新顔」へのアピールのみでTV局を占拠してしまう等の行動力を見せた侮れない男。
本拠地としていた屠畜場をヌーク製造工場兼、ライブハウス風に改装して、独自に作詞・作曲したと嘯く“ヌークを讚える歌”を自らボーカルして信者を沸き立たせていた。
スート「ヌーク♪ヌーク♪ヌ〜〜ク♪」&font(l){実は、というかやっぱり口パクである。}
**■スパイク
“トーチヘッド”と現在のオールド・デトロイトの勢力を二分するバイカーギャング“ストリートバルチャー”のリーダー。
実は、既に「新顔」と繋がっており、当人達も実情を知らないままに裏では奇妙な仕事を一手に引き受けていた。
“トーチヘッド”とは違い“ヌーク”には手を出してはおらず、そういう意味では構成員共々にまともといえばまともな方。
**■ウェンデル・アントノウスキー
オールドデトロイトにて突如として出現した&b(){「&font(New Guy){新顔}」}の通称で呼ばれる謎の男。
バックに何かしらの組織が付いているらしく、莫大な資金力を盾に急速に名前を広めている。
初代に登場したクラレンス一味の一人で&b(){シリーズでも最も悲惨な死に方}をしたことでも有名なエミールの実兄である模様。
金色のライターを妙に大切にしているようだが……?
**■ケイシー・ウォン
『ロボコップ』世界ではお馴染みの報道番組“メディアブレイク”のキャスター。
『初代』同様に、物語は彼の報道番組の件から幕を開けることになるが、今回は“トーチヘッド”の襲撃を受けて自分が被害者になることに。
**■マーヴィン・キューザック
『2』から継続登場のデトロイト市長。
市の運営権をオムニに譲渡するのが決まっていたのを前回の混乱により先延ばしに出来たようで、今作では相変わらずデルタシティ計画への不安と不満を煽ることで再選に結びつけようとしている。&s(){そもそもこの人なんで市長になれたんだろう。}
……相変わらずの言うことだけは立派な無能のようで、挿入されるニュースでも役に立たない施策を取って失笑されたことが報道されたりしているが当人は至って真面目であり、不利な情勢を覆す為に街のヒーローであるロボコップに自分に賛同してくれるように迫りに来る。
**■ジョン・ミルズ
今作にて、キューザック市長の対抗馬として市長選に立候補してきた人物。
彼もまたロボコップを自分の選挙に巻き込む為に、キューザックもやらなかったTV報道を通じてロボコップに唐突に人格権を認めるというアピールをした後に協力を迫ってくる。
**■オールドマン会長
オムニ社トップ。
前回の大失態により批判に晒されつつも未だにデトロイトの支配者として影響力を発揮する怪人物だが、本作では病に冒されて弱った姿を見せている。
一方で、原作シリーズに於いて首尾一貫していたデルタシティ計画へ固執する理由も掘り下げられている。
また、オムニの方針に逆らうかのように存在し、自身の計画の障害となったこともあるロボコップだが、オールドマン個人としては、ある意味でオムニの最高傑作とも呼べる評価を下し愛着も持っているようで、原作映画から引き継いで、多くの意味で常人や善悪の垣根を越えた価値観を備えているのが窺える。
*【主な敵キャラクター】
**■街のチンピラ
単なる犯罪者から、事件を追う過程で黒幕達に雇われてる連中など様々。
中盤にもなると、下記の“トーチヘッド”や“ストリートバルチャー”の元構成員なんかも出てくる。
ヘッドショットや鉄拳制裁で派手に吹っ飛んでいくさまはいかにも『ロボコップ』らしさ(というか[[ヴァーホーヴェン作品>スターシップ・トゥルーパーズ(映画)]][[らしさ>グロテスク]]というか)に満ちている。
**■トーチヘッド
スート率いるギャング集団。
一番初めに戦う敵であり、装備は街のチンピラレベル。
単にパンク系を示す記号なのか、それともチーム名にかかっているのか見事な[[モヒカン]][[ヒャッハー]]が多い。
**■ストリートバルチャー
バイカー集団ともあってか[[バイク]]に乗って襲いかかってくる。
基本的にはチンピラレベルだが、拠点としている例の工場での戦いでは裏からの援助による強力な重火器を使用してくるので注意。
**■傭兵集団(ウルフラム)
[[ゲーム]]後半の刑務所面から登場してくるプロの傭兵集団。
メンバーは、これまでは偶に登場する程度だった頭部への攻撃を防ぐマスクや強固な[[ボディアーマー]]((ちなみに彼らが身に付けている[[ボディアーマー]]は良く見てると『3』に登場したオムニ社お抱えの傭兵部隊リパッブの物と同じである。))を基本装備としているので、狙う場所を手足や股間に変えていく必要がある。
当然のことながら装備のレベルもチンピラやギャング達とは大違いである。
**■ED209
……味方ポジで出てきたと思ったが……やっぱり戦うんかい!
原作映画通り、ロボコップを遥かに凌ぐ火力を誇りバカ正直に正面突破するのは難易度が高い。
ある意味では、原作映画の頃から待望されていたガチバトルとなるので、周囲のオブジェクトを利用して上手く立ち回ろう。
尚、戦うばかりでなく編隊を組んで現場に突入するED209といった格好いい見せ場も用意されている。&font(l){相変わらず段差は苦手だけどな!}
**■UED
ある人物が実用化を目指している[[ロボット]]群。
『ロボコップ』すら越えて『[[STAR WARS>STAR WARSシリーズ(映画)]]』に片足を踏み込んでいるかのような錯覚すら覚えてしまう。
原作映画ファンならば、デザインを見ただけでニヤリとしてしまうかも。
**■??
ED209に続き、今度こそガチバトルだ!!
追記修正はロボコップになってからお願いします。
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#vote3(time=600,5)
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- デルタシティ、ヨウコソ! -- 名無しさん (2024-01-24 19:38:19)
- ロボコップファンなら絶対にやっておくべき作品。 -- 名無しさん (2024-01-24 20:17:24)
- 途中送信orz 記事にもあるけど、完璧と言ってもいい原作再現+原作を壊さず2と3に繋がるストーリー、ED-209は共闘時に誤射したら敵に蜂の巣にされていようがこっちを撃ってくるし、まだ記事に書いてないけど昨日PC版今日CS版に配信されたニューゲーム+でやればもう気分はロボコップ。 -- 名無しさん (2024-01-24 20:22:38)
- ??の走り方がエレベーターを駆け上がって来るあの独特のスタイルなのはこだわりがあると思った -- 名無しさん (2024-01-24 23:05:32)
- オートモ「どうせ俺なんて・・・」 -- 名無しさん (2024-02-26 16:29:29)
- オールドマン会長出てくんの!?いい悪役だったのに3で出てこなかったのずっと気になってたからこれはありがたい -- 名無しさん (2024-05-29 18:57:29)
- ↑オールドマン会長の人も、3では他の仕事のスケジュールで出られなかったはず -- 名無しさん (2024-09-30 15:51:40)
- まだ序盤だけど、暗い背景でロボコップに光が当たるシーン(パトランプの光と装甲に反射etc)で軽く息を呑むくらい格好いい。そのせいで外にあるゴミ箱開けるってだけのシーンも格好良すぎ!市民へのロボコップの返しも実に「らしくて」良い…… -- 名無しさん (2024-09-30 15:54:01)
#comment(striction)
#areaedit(end)
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『&b(){ロボコップ:ローグ・シティ}』(&i(){RoboCop: Rogue City})とは、2023年11月よりSteam、PlayStation5、Xbox Series X|S……と、いったマルチプラットフォームにて販売が開始された[[FPS]]&アドベンチャーゲーム。
開発は、[[FPS]]『Terminator: Resistance』を開発した実績のあるポーランドのTeyon社。
販売はフランスのNacon。
日本では3gooより同年11月30日よりの販売開始となった。なお、UIは日本語を選択できるが日本語音声は実装されていない。
主人公のロボコップ/アレックス・マーフィー役(声優/表情キャプチャー)として、原作映画(『初代』~『2』)で主演を務めたピーター・ウェラーが実に34年ぶりに同役に復帰したことも大きな話題となり、原作ファンを大いに喜ばせた。
近年では声優として活動していることもあってか、衰えぬ渋い声質による色褪せない演技も堪能できる。
*【概要と解説】
映画史に残る1980年代のバイオレンスSFヒーローシリーズ『[[ロボコップ>ロボコップ(映画)]]』旧3部作の世界観を忠実に再現した[[ゲーム]]作品。
何と、本ゲーム自体が映画の『[[ロボコップ2>ロボコップ2(映画)]]』と『[[ロボコップ3>ロボコップ3(映画)]]』の中間にあったストーリー……謂わば&b(){『ロボコップ2.5』と呼べるコンセプト}で作られているのが特徴。
そのため、単に世界観を再現したアクションゲームというのには留まらず、ストーリー面に於いても原作ファンですら思わず唸るほどの掘り下げがされている。
単純に[[ゲーム]]としての内容の良さもあってか、口コミでジワジワと評判が広がってきている所である。
Unreal Engine5(UE5)で描かれたリアルなグラフィックが目を引くが、そこから更に原作映画の雰囲気を出すために敢えて粗い処理を施していたり、原作映画でのストップモーションアニメの動きを再現するべく、敢えてコマ抜きをして見せたりといった拘りまでもが為されている。
拠点となるアメリカのデトロイト市警西分署の他、アレックス・マーフィー巡査の死=ロボコップ誕生と初代での最終決戦の場となった例の工場や、デトロイトに聳え立つオムニ本社といった原作映画内の施設も登場。
ゲーム化に伴い、現実に存在し得る施設として内部までもが作り込まれており、ゲーム中にて行ける範囲内ならば、それらの施設内の自由な探索をも可能となっている。((流石にオムニ本社のみは余りに巨大すぎるためか数フロア分のみだが。))
また、前述の通りでゲーム化作品であると同時に、原作映画シリーズ中に組み入れられるエピソードであるという喧伝に嘘偽り無しとでも言いたいのか、なんと、原作から数十年を経て当時の&b(){役者達をも3Dモデルで再現して演技させる}というサプライズがあった。
こうした試みは今回が初ではないし、そもそもが主演のピーター・ウェラーは今回に先駆けて2019年の『[[MORTAL COMBAT 11>モータルコンバット]]』へのロボコップのゲスト参戦に応じた出演((同作内にてピーター・ウェラーはロボコップの顔面のモーションキャプチャーと声優を担当。))にて実績があったとはいえ、原作シリーズのから30年近くもの時を経て、正に本物の『ロボコップ』が媒体を変えつつも帰還したと言っても過言ではない。
その拘りはサンプル画像の公開時点で作り込みが窺えるものであり、情報が公開されるや否や元々の原作映画ファンは勿論のこと、作品の知名度から原作を知らないゲームファンからも俄に注目を集めた。
そして、実際に先行配信でデモ版が遊べるようになると、序盤だけでも“新しいエピソード”を描いているのにもかかわらず原作再現・解像度が非常に高いことが解り、単にガワだけを取り繕った作品にしようとしていないことが理解されると共に製品版への更なる期待が高まることになった。
メインのFPS部分については、ゲームという都合上もあってか&b(){流石に原作のように無敵}とはいかなかった((まあ原作映画でも過剰な攻撃を受ければ損壊していたけれども。))ものの、&b(){ロボコップであることを活かして敵陣に突っ込み、“ロボコップ専用の拳銃 オート9”や、その他の重火器類をぶっ放して敵やドアを鋼鉄の拳で薙ぎ払う}ことも可能と、存分にロボコップの気分を味わうことが出来る。
また、映画では当時の技術や予算的に難しかったであろう、金属製の巨大なゴミ回収ボックスを持ち上げて盾にしたり、それ自体を放り投げたりといった、ロボコップの能力を考えれば可能であろうアクションが盛り込まれているのも面白い所。
敵を狙うときに例の照準システムで狙いを付ける演出が入るが、序盤はぶっちゃけた言い方をすると、ただの見せかけとなっているので、映画のように様々な機能を発揮させるには[[経験値]]を積んで能力を強化していくべし。
相手を確実に殺せる確率が上がるスローモーションや、周囲の壁を利用して死角から撃ち抜いてしまう跳弾といったスキルを解放することで、ますます&b(){映画のロボコップ}に近づいていける。
[[ゲーム]]を盛り上げる[[BGM]]も映画で使用されていた楽曲を忠実に再現しつつアレンジしたものであり、何気に映画シリーズの時点では併用して使われていなかった(作曲者が違った)初代と『2』の楽曲がどちらも採用されているのには、ファンをニヤリとさせられる。
更に、映画が撮影された当時である1980年代のアメリカ文化やガジェットを再現する一方で、そこに、原作映画内で示されていたリアル現代でも実現できていないような近未来的なテクノロジーが共存している独特の文化レベルとして提示することで『ロボコップ』の世界観を更に拡張して見せてくれている。((例えば、モニターの類はブラウン管。電話は有線で[[携帯電話]]と呼べるツールが存在していないのに対して、通信技術そのものは発展していて高度なコンピューターネットワークは存在する等。また、ロボコップやED-209が存在していることからも解るようにサイバネティクスが実用化されており、完全に失われた機能を代替する義手を付けたキャラが登場してくる。))
*【物語】
[[前回の失態>ロボコップ2(映画)]]から数ヶ月後。
デトロイトの混乱はひとまず落ち着いたものの、世間からのオムニ社への風当たりが収まらない中でも「デルタ・シティの建設計画」は推進され、更にはデトロイトで「ヌーク」という名前の新型麻薬を流通させ、カルト宗教団体を運営もしていた「ヌーク教団」が壊滅したにもかかわらず、密かに新型麻薬「ヌーク」製造方法が流出していたのか、勢力を増しているギャング集団「トーチ・ヘッド」が新型麻薬「ヌーク」の流通を続ける等、デトロイトは相変わらずの火種を抱えたままであった。
……そんな中、報道番組「メディア・ブレイク」の生放送中にスタジオがギャング集団「トーチ・ヘッド」に占拠されるという事件が発生。
ギャング集団「トーチ・ヘッド」リーダーであるスートは、カメラを通じて最近のデトロイトの裏社会で話題になっている「新顔」に自分達と商売するようにとアピールするのだった。
テレビ局が占拠されるという大事件にSWATが出動するが迂闊には動けない。そこへやって来たロボコップは、相棒のアン・ルイスと共に事態の打開の為に先行して突入を行うのだが、その捜査の途中で素体であるアレックス・マーフィー巡査の幻影や、更にはマーフィーの妻と息子との存在しない筈の記憶を垣間 見て行動出来なくなってしまい……。
*【主な登場人物】
**■ロボコップ/アレックス・マーフィー巡査
本作の主人公。
プレイヤーの分身でもあるが、[[ゲーム]]中の選択肢については第三者的な視点でプレイヤーは自分の選んだ解答による“ロボコップの境遇の変化”も観察していくことになる。
原作同様に鋼鉄のボディと専用武器[[オート9>ベレッタM93R]]を利用した制圧戦で犯罪者共を蹴散らしていくが、流石にゲームという都合上、ロボコップにもかかわらず&b(){相手からの攻撃でライフは減}るので、そこはゲーム中で入手出来る回復剤やアップグレードで乗り切ろう。((ただし銃によるダメージ数は一発につき1、2程度なので犯罪者からにしては十分脅威ではあるが。))
因みに、アップグレードの方向性もプレイヤーの好み次第であり自分なりのロボコップ像を反映できる。
専用武器オート9もまた、ロボコップ本体同様にアップグレードが可能。
&b(){装弾数50発}が公式設定として採用されたが実際には50発でも足りなかった。(そして、改造次第で映画通りのムービーガン(∞)にも改造可能である。)
また、この他にもステージに置いてある他の重火器を拾っての活用も可能。
強力だが、あくまでも対人用のオート9では火力不足に陥るようなステージでは大きな助けになる。
多彩な重火器を使いこなせるのは勿論のこと、本作では鋼鉄の腕によるパンチや相手やオブジェクトを掴んで盾にした上に投げつけたりといったパワープレイも可、とらしさも全開。
[[FPS]]というジャンルにもかかわらず、ロボコップらしいチート要素と[[ゲーム]]としてのバランスを、開発側も悩みながら許される範囲を考えたのであろうことが窺える。
一方、ストーリー面に於いては前述の通りで、映画よりも情報を詰め込める[[ゲーム]]であることを活かして、ロボコップと人間アレックス・マーフィーの相反するアイデンティティとパーソナリティの在り方に踏み込んだシナリオが展開されることも興味深い。
基本的なシナリオは一本道なれど、ゲーム中にてプレイヤーが選べる選択肢によって&b(){物語の方向性や他の人物の反応が大きく変化していく}ことになるので、是非とも自分なりのロボライフを満喫しよう。
**■アン・ルイス
自他共に認めるアレックス・マーフィー巡査=ロボコップの無二の相棒である歴戦の女性警官。
本作に於いても非常に勇気ある行動ばかりを取る女傑にして、デトロイト市警随一の正義と信念の人。
余りゲーム内容に関係している訳ではないのだが、ファンからも度々に指摘されていたキャラ付けに反するような、中の人の女の子走りやプリケツも確りと再現されているので注目。
スート逮捕の際に、謎の機能不全に陥り何も出来なくなったマーフィーの前で銃弾を受けて倒れてしまうが……。
**■ウォーレン・リード巡査部長
デトロイト市警西分署を預かる責任者で、マーフィーやルイスの直属の上司。
ミッション毎の終了を知らせる役目やミーティング等での出番が多く、何気に映画より目立っている。
今作でも雇い主であるオムニの横暴と陰謀の匂いを嗅ぎ取りつつ、部下達のストレスの行き場を何とか反らして任務に当たらせようとする苦労人。
マーフィーとの関係性も原作の通りで、頼りになる部下としてマーフィーの人格を尊重しつつ、真顔でロボジョークを飛ばして、それをマーフィーもさらりと受け流すという不自然なのに自然な関係にあるのが窺える。
**■ユリシーズ・ワシントン
新たにロボコップの運用を含む警察部門の管轄を任されたベッカーの肝入りで配属されてきた新人警官。
ルイスが負傷したタイミングで強引にロボコップの新パートナーに任ぜられる。
やって来た経緯と、実際にベッカーへの報告義務が課されていたこともあってか市警の面々からは“オムニの犬”として疑われていたものの、当人はそもそもが警察一家生まれの普通の警官志望の青年、且つ&b(){なかなかのロボコップファン}であり全く悪意が無い。
実際、ベッカーの言いつけと上記の事情を踏まえた先輩警官達のイジメもあってか上手く行っていない所もあったものの、他ならぬ監視対象である筈のロボコップ=マーフィーに&b(){見所のある新人}と認められると共にフォローされ、直ぐに有能さを発揮するようになる。
この一連のイベントの際の&b(){マーフィーの地が出てノリノリで先輩しているロボコップ}の姿は、頼もしくも微笑ましいので注目。
**■サマンサ・オーティス
主にTVで活動中の女性リポーター。
地元の出身で、デルタシティ計画の裏側について個人的に調査を進めている。
当初はオムニへの反感もあってかスタジオ占拠の際のロボコップの機能不全の様子を報道する等していたが、個人的に関わりを持つ中でロボコップがオムニの犬などではなく明確に個人と呼べる人格を持つ存在だということを知り、後には頼れるお巡りさんとしてあからさまに面倒事のフォローを頼んでくるという強かで小賢しい所も。
しかし、それと同時に“友人”として自身が行ってしまったロボコップへのネガキャンを取り消すに足る報道をロボ本人へのインタビューとして行っている。
**■Dr.オリビア・ブランシェ
心理面での不調により機能不全に陥ったと判断されたロボコップのカウンセリングの為に呼び寄せられた警察官のストレス軽減を主な職務としている女性心理学者。
過去に、あってはならない奇禍によって片腕が義手になっている。
そのせいもあってか機械に対しての畏れを持っており、その極致とも呼ぶべきロボコップに対する偏見と、実際に目の当たりにしたロボコップ計画の真実=ロボコップが人間を模倣して一から作られた機械ではなく、元は一人の人間として生きていた人物を死後にパーツとして組み込んだサイボーグであるという事実を知り、動揺しながらもプロフェッショナルとして向き合うことに。
選択肢によって多少の変化もあるが、カウンセリングを通じてロボコップ、そしてその内にいるアレックス・マーフィーの人格に触れることで彼女自身にも変化が見られていく。
**■ピクルス
警官達から情報屋として知られるホームレス。
本名は不明だが、かつてギャング集団が奪ったトラックの後をお零れを求めて追いかけた際に、捨てられていたピクルスを拾い集めて売って金を得たからこのあだ名が付いた。
失踪したブリッグス巡査に優しくされており、クズはクズなりに恩義を感じていたのか情報屋をやっていたのもそれが理由。
そうして、ブリッグス失踪の行方を追うロボコップとも関わりを持つようになる。
**■Dr.モーガン
今作にてロボコップのメンテを担当している主任科学者。
オムニの命令に従いつつも、マーフィーの人格を認めて良好な関係を築いている模様。
本体とオート9の改造をしたくなったら彼に頼もう。
ちなみに元電気屋。
**■マックス・ベッカー
オムニの安全構想部門の責任者で、つまりが新しいデトロイト市警の総括責任者。
リードからもオフィスを取り上げてふんぞり返っている。
……しかし、裏では自身の構想に基づく“新しい都市の管理と犯罪の撲滅”の為の計画を推進している。
そのために、内心では邪魔と思っている旧態然としたデトロイト市警と、オムニの管理下から離れたように動くロボコップを毛嫌いしており、常に威圧的な態度で接してくる。
上述の思惑もあってか、こそこそと怪しい動きを見せているようだが……。
**■スート
現在のオールド・デトロイトに“ヌーク”を流通させているパンク系ギャング集団“トーチヘッド”のリーダー。
見た目に反して意外にも頭が回り、大胆にも「新顔」へのアピールのみでTV局を占拠してしまう等の行動力を見せた侮れない男。
本拠地としていた屠畜場をヌーク製造工場兼、ライブハウス風に改装して、独自に作詞・作曲したと嘯く“ヌークを讚える歌”を自らボーカルして信者を沸き立たせていた。
スート「ヌーク♪ヌーク♪ヌ〜〜ク♪」&font(l){実は、というかやっぱり口パクである。}
**■スパイク
“トーチヘッド”と現在のオールド・デトロイトの勢力を二分するバイカーギャング“ストリートバルチャー”のリーダー。
実は、既に「新顔」と繋がっており、当人達も実情を知らないままに裏では奇妙な仕事を一手に引き受けていた。
“トーチヘッド”とは違い“ヌーク”には手を出してはおらず、そういう意味では構成員共々にまともといえばまともな方。
**■ウェンデル・アントノウスキー
オールドデトロイトにて突如として出現した&b(){「&font(New Guy){新顔}」}の通称で呼ばれる謎の男。
バックに何かしらの組織が付いているらしく、莫大な資金力を盾に急速に名前を広めている。
初代に登場したクラレンス一味の一人で&b(){シリーズでも最も悲惨な死に方}をしたことでも有名なエミールの実兄である模様。
金色のライターを妙に大切にしているようだが……?
**■ケイシー・ウォン
『ロボコップ』世界ではお馴染みの報道番組“メディアブレイク”のキャスター。
『初代』同様に、物語は彼の報道番組の件から幕を開けることになるが、今回は“トーチヘッド”の襲撃を受けて自分が被害者になることに。
**■マーヴィン・キューザック
『2』から継続登場のデトロイト市長。
市の運営権をオムニに譲渡するのが決まっていたのを前回の混乱により先延ばしに出来たようで、今作では相変わらずデルタシティ計画への不安と不満を煽ることで再選に結びつけようとしている。&s(){そもそもこの人なんで市長になれたんだろう。}
……相変わらずの言うことだけは立派な無能のようで、挿入されるニュースでも役に立たない施策を取って失笑されたことが報道されたりしているが当人は至って真面目であり、不利な情勢を覆す為に街のヒーローであるロボコップに自分に賛同してくれるように迫りに来る。
**■ジョン・ミルズ
今作にて、キューザック市長の対抗馬として市長選に立候補してきた人物。
彼もまたロボコップを自分の選挙に巻き込む為に、キューザックもやらなかったTV報道を通じてロボコップに唐突に人格権を認めるというアピールをした後に協力を迫ってくる。
**■オールドマン会長
オムニ社トップ。
前回の大失態により批判に晒されつつも未だにデトロイトの支配者として影響力を発揮する怪人物だが、本作では病に冒されて弱った姿を見せている。
一方で、原作シリーズに於いて首尾一貫していたデルタシティ計画へ固執する理由も掘り下げられている。
また、オムニの方針に逆らうかのように存在し、自身の計画の障害となったこともあるロボコップだが、オールドマン個人としては、ある意味でオムニの最高傑作とも呼べる評価を下し愛着も持っているようで、原作映画から引き継いで、多くの意味で常人や善悪の垣根を越えた価値観を備えているのが窺える。
*【主な敵キャラクター】
**■街のチンピラ
単なる犯罪者から、事件を追う過程で黒幕達に雇われてる連中など様々。
中盤にもなると、下記の“トーチヘッド”や“ストリートバルチャー”の元構成員なんかも出てくる。
ヘッドショットや鉄拳制裁で派手に吹っ飛んでいくさまはいかにも『ロボコップ』らしさ(というか[[ヴァーホーヴェン作品>スターシップ・トゥルーパーズ(映画)]][[らしさ>グロテスク]]というか)に満ちている。
**■トーチヘッド
スート率いるギャング集団。
一番初めに戦う敵であり、装備は街のチンピラレベル。
単にパンク系を示す記号なのか、それともチーム名にかかっているのか見事な[[モヒカン]][[ヒャッハー]]が多い。
**■ストリートバルチャー
バイカー集団ともあってか[[バイク]]に乗って襲いかかってくる。
基本的にはチンピラレベルだが、拠点としている例の工場での戦いでは裏からの援助による強力な重火器を使用してくるので注意。
**■傭兵集団(ウルフラム)
[[ゲーム]]後半の刑務所面から登場してくるプロの傭兵集団。
メンバーは、これまでは偶に登場する程度だった頭部への攻撃を防ぐマスクや強固な[[ボディアーマー]]((ちなみに彼らが身に付けている[[ボディアーマー]]は良く見てると『3』に登場したオムニ社お抱えの傭兵部隊リパッブの物と同じである。))を基本装備としているので、狙う場所を手足や股間に変えていく必要がある。
当然のことながら装備のレベルもチンピラやギャング達とは大違いである。
**■ED209
……味方ポジで出てきたと思ったが……やっぱり戦うんかい!
原作映画通り、ロボコップを遥かに凌ぐ火力を誇りバカ正直に正面突破するのは難易度が高い。
ある意味では、原作映画の頃から待望されていたガチバトルとなるので、周囲のオブジェクトを利用して上手く立ち回ろう。
尚、戦うばかりでなく編隊を組んで現場に突入するED209といった格好いい見せ場も用意されている。&font(l){相変わらず段差は苦手だけどな!}
**■UED
ある人物が実用化を目指している[[ロボット]]群。
『ロボコップ』すら越えて『[[STAR WARS>STAR WARSシリーズ(映画)]]』に片足を踏み込んでいるかのような錯覚すら覚えてしまう。
原作映画ファンならば、デザインを見ただけでニヤリとしてしまうかも。
**■??
ED209に続き、今度こそガチバトルだ!!
追記修正はロボコップになってからお願いします。
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- デルタシティ、ヨウコソ! -- 名無しさん (2024-01-24 19:38:19)
- ロボコップファンなら絶対にやっておくべき作品。 -- 名無しさん (2024-01-24 20:17:24)
- 途中送信orz 記事にもあるけど、完璧と言ってもいい原作再現+原作を壊さず2と3に繋がるストーリー、ED-209は共闘時に誤射したら敵に蜂の巣にされていようがこっちを撃ってくるし、まだ記事に書いてないけど昨日PC版今日CS版に配信されたニューゲーム+でやればもう気分はロボコップ。 -- 名無しさん (2024-01-24 20:22:38)
- ??の走り方がエレベーターを駆け上がって来るあの独特のスタイルなのはこだわりがあると思った -- 名無しさん (2024-01-24 23:05:32)
- オートモ「どうせ俺なんて・・・」 -- 名無しさん (2024-02-26 16:29:29)
- オールドマン会長出てくんの!?いい悪役だったのに3で出てこなかったのずっと気になってたからこれはありがたい -- 名無しさん (2024-05-29 18:57:29)
- ↑オールドマン会長の人も、3では他の仕事のスケジュールで出られなかったはず -- 名無しさん (2024-09-30 15:51:40)
- まだ序盤だけど、暗い背景でロボコップに光が当たるシーン(パトランプの光と装甲に反射etc)で軽く息を呑むくらい格好いい。そのせいで外にあるゴミ箱開けるってだけのシーンも格好良すぎ!市民へのロボコップの返しも実に「らしくて」良い…… -- 名無しさん (2024-09-30 15:54:01)
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