シャア専用ヅダ

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&font(#6495ED){登録日}:2025/07/02 Wed 09:25:19 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 4 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- シャア専用ヅダとは、『機動戦士ガンダム』に登場した&bold(){かもしれない}人型機動兵器である。 *【概要】 その名の通り[[シャア・アズナブル]]の専用機となったモビルスーツ(MS)・[[ヅダ]]である。 ヅダの詳細については当該項目を参照して欲しいが、特徴をまとめると以下の通り。 ・[[ザクⅠ]]とジオン公国主力MSの座を争った機体。 ・スピードは抜群!他の性能もザクに引けを取らない。 ・だけどエンジン推力を一定以上まで上げると&bold(){暴走}してしまい際限なく機体が加速し続ける。 ・・無論そうなった場合は激しいGが掛かりパイロットも気絶ないし死亡、結果制御不能となり加速の果てに機体の耐久限界をも超え、行き着く先は空中分解。 ・挙げ句この欠陥は、熱心なスタッフが心血を注いでも解決しなかった。(もしくは解決の見込みがなく会社から見捨てられた。) ......このように問題だらけの機体であり、要するに&bold(){[[乗れば死ぬカンオケ>動く棺桶(兵器)]]}と言うべき(ある意味)恐るべきMSである。 多数の兵士が扱う兵器としてこの信頼性の低さは致命的なため、主力量産機にはザクが採用される事となった…という経緯が、ヅダ初登場の『[[MS IGLOO>機動戦士ガンダム MS IGLOO]]』で語られている。 生産済みの試作機についても、最終的には&bold(){上記の問題点を身をもって理解させられた}技術試験隊の護衛に回され、そこでも割と繊細な扱いをされつつ運用された (高速戦闘しないように艦艇の護衛に終始したり、戦闘するにしてもエンジン出力を外部から常時モニターして貰うなど)。 オデッサから宇宙に脱出したジオン将兵の救援やその後の同隊での評価試験の支援、 そしてア・バオア・クーでの最終決戦等ではそうした細心の注意の甲斐あってか確かな活躍を見せたものの、根本的な欠陥は最後まで未解決だった。 外伝作品にもいくつか登場しているが「無理にリミッターを付けるくらいならザクⅡでいい」とか「暴走を抑えるための改修をするにしても別のMS作ったほうが手っ取り早い」等がファンからツッコまれるなど、作中、メタ問わず扱いの難しさが議論されてきた。 斯様にピーキーな機体に、&font(b,red){高速戦闘のエキスパートであるシャア}が乗ったらどうなるか。そんなことを考えたガンダムファンは多いが、大抵は&bold(){「空中分解」「調子に乗って自滅」「&font(b,red){物理的に赤い彗星になる}」}といった結論に行き着くのであった。 谷和也の手掛けた『機動戦士ガンダムハイブリッド4コマ大戦線』でもオリヴァー・マイ((『MS IGLOO』の主人公である技術中尉。))がシャア専用のヅダを提案するが「推進力はヅダの&bold(){3倍}、土星エンジンの&bold(){耐久性の低さも3倍}、加速しようものなら&bold(){即分解}です」と&bold(){提案したマイ本人が言って}却下される((その後更に、大気圏突入時の落下速度が3倍=奇襲時間は1/3のシャア専用ゼーゴックだの、名前だけで即却下されたシャア専用オッゴだのも提案した))ネタがあった。 こうしてシャア専用ヅダはガンダムファンの&s(){もしくは熱心なツィマッド社員の}与太話のネタとして片付けられていった。 せいぜい、[[ガンプラ]]やMSのペイント機能のあるゲームで&font(b,red){「シャア専用」と称してヅダを赤く塗る遊び}をしたファンが、SNSで偶に話題になるぐらいだった...... …はずだった。 *【まさかの実現】 &font(b,red){以下、『[[機動戦士Gundam GQuuuuuuX]]』の重大なネタバレがあります。} 『GQuuuuuuX』の最終回「だから僕は…」では、同作の世界観の根幹を成す設定が開示された。 なんと、主人公・[[マチュ>アマテ・ユズリハ]]達の存在する世界は、[[ララァ・スン]]が「シャアが[[白いMS>RX-78-2ガンダム]]に殺されない世界」を願い、αサイコミュと自身の能力を使って作り出したものだったのである。 さらに、ララァは本編の世界(&font(#0000ff,u){&font(#ffffff){要するに「シャア本人が白いMSに乗る」世界}})を生み出す前も数えきれないほどの世界を生み出し、シャアを生存させようと試みてきたことも明かされた。そして世界を生み出すごとに、シャアに様々なMSやMAを与えてきたことも明かされたのである。 上記の説明にあたり、画面には様々な世界の「シャア専用機」が並んだ。[[グフ]]、[[ガルバルディ>ガルバルディ(MS)]]、[[ビグロ>ビグロ(MA)]]、[[ビグザム>ビグ・ザム]]。&font(l,12){流石に[[アッガイ>機動戦士ガンダム(冒険王版)]]はいなかった。} 中には思いっきり技術を加速させたのか、[[サザビー>サザビー(MS)]]と思わしきMSもあった。((いわゆる「山下いくと版サザビー」。ただしデザインした当人は「あれか。サ◯ビーとはおっさん言ってませんからね」と発言しており、「赤いの」などと呼んでいる。)) 全てが角付きかつ[[シャアのパーソナルカラーである赤い塗装>赤(イメージカラー)]]に覆われているが、これらを持ってしてもシャアは白いMSに殺されてしまったらしい。 そんなシャア専用機たちの中にそいつはいた。 &bold(){シャア専用ヅダ}が。 「GQuuuuuuX」はこの回までは富野監督が手掛けていないガンダム作品の要素は匂わせる程度((例えば通貨単位の「ハイト」はポケ戦から引用))であり、少なくともMSは[[数ある>機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争]][[一年戦争前後>機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY]][[の外伝の>機動戦士ガンダム 第08MS小隊]]ものは全く登場していない状況であった。 そんな中突如ガッツリ登場したヅダ。 そのMSの正体を知っている視聴者の情緒が全て持っていかれたのは間違いないだろう。 &s(){無論あちらこちらでデュバル少佐の亡霊が出現した。} 更に言うなら「ヅダに乗せたけど失敗した」と明言されているので、ほとんどのファンは思っただろう。 「あ、&bold(){これ空中分解したわ}」と。 &s(){[[シュウジ>シュウジ・イトウ]]「&bold(){白いMSに殺された}って言ってるのに…」} また、ヅダを知らない視聴者もIGLOOを見たり調べたりして「確かにこりゃダメだ」「皆が騒ぐ理由がわかった」という感想に至ったとか。 このピーキーな性能のMSをララァが選んだ事はファンからは大体&s(){RTA中の}気の迷いのような扱いがされており、 「再走のしすぎで疲れた」「遊びを入れた」「うまくいかないのでダメ元で試してみた」「本気でいけると感じ採用したが空中分解して結果あの顔芸」&s(){「ヅダが出てきたのでこのアニメはギャグです」「むしろヅダを選んで絶望した」}等の散々な意見が続出した。 もちろん、空中分解した云々は視聴者の想像であり、もしかしたらこの世界のヅダは暴走の危険性を無くした&bold(){完全究極体パーフェクトヅダ}である可能性も否定できない。%%ヅダらしさをなくしたそれをヅダと呼べるのかは別として%% あるいは、そんなヅダがザクに代わって制式採用された世界かもしれない。正史でザク制式採用後改良を重ねザクⅡが誕生したことを考えれば、ヅダが制式採用された後「ヅダⅡ」が生み出されてもおかしくはない。 だがそうなったヅダでも勝てないほどの白いMSはどんな化け物だったのか…。%%制式採用された世界なら白いMSの開発参考元からして変わるので負けて当然かもしれないが%% シュウジもララァもその事は語らず、シャア専用ヅダの世界は一つの&s(){風邪ひいた時に見る}夢として砕け散り、露と消えたのであった。 *【余談】 -ヅダにはザクIとのコンペに提出された「EMS-04」と、IGLOO本編でプロパガンダに使用された「EMS-10」の2つが存在するが、このシャア専用ヅダはその2つのチャンポンみたいなデザインである。 --現状、一般流通品ではEMS-10仕様しかガンプラ化されていないため、実は単なるカラー変更だけではシャア専用ヅダ(GQver.)を作ることはできない。&br()この理由から『[[ガンダムブレイカー4]]』でも色変えのみで組み上げることができるのはあくまで「シャアカラーのEMS-10仕様のヅダ」であって、『GQ』で映ったシャア専用ヅダを作るにはオプションパーツ追加や他の機種のパーツへの変更による&s(){整形手術}改造作業が必要。&br()ガンブレ4で作る場合、両手の伸縮ジャッキ機能がないのをヅダ以外の機体の腕への変更で、胴体のデザインがほぼ-04仕様なのを装甲板系のオプションパーツあたりで整形してやるだけでもかなり『GQ』版デザインに寄せられるだろう。 --ちなみに[[ザクマシンガン]]のデザインは、『GQ』のリスペクト元である『1st』ではなく、『MS IGLOO』に準じたものになっている。(ドラママガジンのスリット部分辺りが分かりやすい)。 -『1st』本編ではそのあたりの描写は省かれていたこと、『Ζ』や『逆襲のシャア』では最初から彼が使うことを前提として調整を受けているMSの受領が叶うという幸運に恵まれたことから、シャアが機体に無理をさせる描写は実は存在しない。…と言いたいが、『ORIGIN』の映像化にて、「各種のアラートが鳴り響く中、敵艦目指して全速力でザクをぶっ飛ばすシャア」という描写が登場。やっぱり本項でちょっと心配したように&bold(){多少のアラートは気にせず全速力まで踏む}タイプなのが判明しており、やはりシャアとヅダの相性は悪いのではないかとする意見も見られる。また漫画「ジョニー・ライデンの帰還」ではサイコフレーム発動でリミッターが解除されることを失念してフルパワーで動かしたことでシャア専用ディジェを大破させているやらかしも… -上述の通り「ララァの悪ふざけ」で生まれた…と冗談で言われていたが、beginning再上映記念舞台挨拶によると「この機体は&bold(){半分悪ふざけの悪いオタクが出てしまった}」との事でガチのマジで本気じゃない扱いになっていた。&br()この話自体は一瞬映った機体たちチョイス全体を指した話であるのだが、ヅダに関しては「ヅダとかもそうだけれど」とまであらためて言われており、なんというかヅダの扱いがわかる一幕である。 -[[スーパーロボット大戦シリーズ]]で有名なプロデューサー寺田貴信はプラモデルでシャア専用ヅダを作っており、X(旧ツイッター)にて放送終了後にその画像を掲載「私には見えていたのか?(そんなことない)」とポストした。([[当該ツイート>https://x.com/TakanobuTerada/status/1937542676016169439]])&br()なお2025年7月現在スパロボシリーズにIGLOOは出ていない。 -上記に登場したシャアが乗る様々な機体だが、グフは朝日ソノラマ版テレビ絵本から、ガルバルディαは初期構想である「トミノメモ」からが出典とされている。 --また赤いガルバルディαは、実は既に立体化されている機体だったりする。20年ほど前に展開していたZEONOGRAPHYというフィギュアシリーズにて、「シャア専用ゲルググ」がガルバルディαとのコンパチ仕様となっているのだ((このコンパチ仕様は元々、同シリーズの量産型ゲルググに備わっていたもの。シャア専用にリデコされた際にもそのまま引き継がれている。))。 -かくして、放送直後から話題になった赤いヅダであるが、出番は実の所たった数秒。数多の並行世界におけるシャア専用機群の1つとして登場→ガラスのように砕ける、というのが全てである。これだけでSNSの話題を掻っ攫うのだから、凄いのはシャアなのかヅダなのか。 追記・修正は、ヅダがゴーストファイターではない世界からお願いします。 #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,17) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #lsd() #comment_num2(num=30) }
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