東方不敗マスター・アジア

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東方不敗マスター・アジア - (2025/06/10 (火) 18:52:14) のソース

&font(#6495ED){登録日}:2010/05/13 Thu 12:53:06
&font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red)
&font(#6495ED){所要時間}:約 20 分で読めます

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&link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧
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#contents
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※推奨[[BGM]]:「最強の証~キング・オブ・ハート~」


#center(){#bold(){
&sizex(4){&font(#ff0000){皆さんお待ちかね~!}}

&sizex(4){&font(#ff0000){謎のMS軍団によって、廃墟と化した東京の街。}}

&sizex(4){&font(#ff0000){そこでドモンとレインは、一人の格闘家に助けられます。}}

&sizex(4){&font(#ff0000){彼こそドモンの師匠!}}
&sizex(4){&font(#ff0000){先代のキング・オブ・ハートではありませんか!}}

&sizex(4){&font(#ff0000){機動武闘伝Gガンダム!}}


&sizex(6){その名は&ruby(とうほうふはい){東方不敗}!}
&sizex(6){マスターアジア見参}


&sizex(4){&font(#ff0000){に……!}}

&sizex(5){&bold(){&font(#ff0000){レディィィィ・ゴォォォォウ!!}}}
}}


#include(テンプレ2)


#center(){
&sizex(6){&bold(){&font(#800080){だぁからお前は阿呆なのだぁ!!}}}
}



&font(#800080,b){東方不敗マスター・アジア}とはアニメ『[[機動武闘伝Gガンダム]]』の登場人物。
CV:秋元羊介


*《プロフィール》

生年月日:F.C10年2月22日
年齢:49歳
星座:うお座
身長:193cm
体重:85kg
[[血液型]]:AB型
出場国:ネオホンコン
//出身:ネオジャパン
//7thの設定は公式的に前面に出てはいないので書き換え
搭乗機:クーロンガンダム、[[マスターガンダム]]
※いずれの機体も師匠の動きを完璧に再現する。


*《概要》
第12回ガンダムファイトの覇者にして、&ruby(りゅうはとうほうふはい){流派東方不敗}の創設者。そして、Gガンダム主人公、[[ドモン・カッシュ]]の師匠である。
紫色の胴着と長い三つ編みにまとめられた白髪が特徴。
ガンダムで「師匠」と言えばまずこの人を指す。

名前がややこしいが「東方不敗」が通称・異名に当たるもので、「マスター・アジア」が名前(リングネーム的なもの)になる。本名については後述。
ファンからは専ら「東方不敗」や「師匠」と呼ばれているが公式の紹介では「マスター・アジア」が優先して使われている。

*《人物》
コロニー格闘技の覇者五天王「シャッフル同盟」の頭目"キングオブハート"の称号を持っていたガンダムファイター。現在は弟子のドモンに紋章を継承させている。
ガンダムファイトの実力は勿論、生身も異常に強く、素手でMSを倒したり、布でビームを弾いたり、生身でビルを上空に蹴り飛ばしたりする。
そのため(リアルファイト的な意味で)全ガンダム作品中最強のパイロットと言われることも多い。
49歳だが、髪の色やひげを蓄えたその風貌から老人やらおじいちゃんと呼ばれたりする。

ドモンからは非常に慕われており、師弟仲は極めて良好だった模様。ドモンが8歳の頃、家出しようと思い立ち密航のためにうっかり密輸船に乗り込んでしまったところを助けたのが出会い。
本編の苛烈な言動や師匠キャラという立場からは意外に見えるが厳しいだけの人物ではなく、ドモンを助けるため狼の群れに飛び込む、腹一杯肉を振る舞うなど優しい一面もある。

総じて仁義礼智信厳勇を体現する義侠心にあふれた人物である。


*《本編での活躍》
初登場は第12話『その名は東方不敗!マスター・アジア見参』。
ドモンと[[レイン>レイン・ミカムラ]]に迫った[[デスアーミー]]を体術のみで破壊する、瓦礫ごとデスアーミーを薙ぎ倒す、
敵機の銃弾を素手で受け止める、敵の撃つ機銃の弾を足場にするなど、衝撃的な登場を果たした。

ドモン以外に対しても気配りがきき、怒っている時以外は非常に優しい好人物だったが、その優しさ故に、ガンダムファイト優勝後自分の背後に広がる荒廃した地球と、それを省みることなく安穏と暮らすコロニー民の姿を見て絶望することとなる。


#center(){

&font(#800080,b){「まだわからんのか!? 何がガンダムファイトだ、何が理想的な戦争よ!」}

&font(#800080,b){「我が身を痛めぬ勝利が何をもたらす! 所詮はただのゲームぞ!」}

}


自らが愚かな[[ゲーム]]の一端を担って破壊をもたらしてしまった事を悔い、かつての仲間であったシャッフル同盟とも袂をわかった彼の前に、アルティメットガンダムから変貌した[[デビルガンダム]]が現れる。
デビルガンダムが導き出した「地球環境汚染の原因である人類の抹殺」という目的に共感した東方不敗は、デビルガンダムによる地球の救済を目論む。
これは自身が不治の病((何度も喀血していた事から、肺結核か肺癌と思われる))を患っており、もう残された時間が少ないことを悟っていた事からの焦りでもあった。

人類抹殺の為、デビルガンダムのポテンシャルを発揮できる生体ユニットとして、自身が育て上げた最強の弟子であるドモンを、既に生体ユニットとして取り込まれていたキョウジ、そして病ゆえに生体ユニットに不適格となってしまった自分の代わりに使おうと企てた。((対立するドモンの排除も兼ねてのことだが、彼自身は新宿でドモンに出会ってしまった事、ひいてはドモンがガンダムファイターになってしまった事への嘆きの言葉を2度(1度目はギアナ高地での対決時、2度目は今わの際)に渡り口にしていた))((ドモンさえファイターになっていなければ目的の達成は容易だったのにという恨み節、そして意図せずに忌まわしいガンダムファイトという舞台の上で対立することになってしまったことへの悲しみや苦悩がないまぜになった複雑な感情がうかがえる。))
なお、[[DG細胞]]は人間の精神に感応するディマリウム合金の特性を利用しているため、強い精神力を持って克服する事が可能で、師匠がDG細胞に侵されていないのも持ち前の強大な精神力の賜物である。
//生体ユニットになれてないんだから本体のコントロール自体はできてない。デビルガンダムの動向に合わせて動いてるだけ。

正体を現し敵となってからは、悪人然として振る舞いドモンにも厳しい言葉を向け続けるが、自然の回復と引き換えに人々を傷つけ、愛弟子であるドモンにも拒絶され続けることに時折哀しげな表情を見せることもあった。((『超級!』では若干解釈が変わり、自分が行う事が悪であるという認識もあったため、石破天驚拳を伝授するなど敢えてドモンを鍛え上げるような行動も取っていたとされている。))
ドモンもドモンで「あんたの指図は受けない!」と言いながらも共闘する時は異様に息の合ったコンビネーションを見せ、2人の絆はなおも続いている事を予感させる。

ギアナ高地でドモンに敗れた後は、デビルガンダムを復活させるためウォンと手を組む。

//#region
//注釈入りなのに格納してしまうのはいかがなものか
なお、後に見せた本気の実力と比べると明らかに弱かったりドモンでさえギリギリネオホンコンに辿り着いたのに機体が破損しているのに普通に到着してたりする(これはシュバルツにも言える)のでギアナ高地で[[ゴッドガンダム]]に叩きのめされたマスターアジアはDG細胞で作られた[[影武者]]説もあるが、
&font(b){監督が「ギアナ高地にいたマスターアジアは本物」とぶっちゃけており((影武者の様なものだとしたら熱いイベントの数々に水を差しかねないし、そもそもいちばん大事なデビルガンダム本体をコピーや偽物で守っているのだとしたら流石に大ポカであり、策士として描かれた師匠が間の抜けた存在になってしまう。物語的にも致命的なので、おかしな説明・発言ではない。))}、確かにゴッドガンダムがネオホンコンに制限時間ギリギリで到着する直前に邪魔してきた謎の機体のシルエットをコマ送りすると風雲再起に騎乗しているマスターガンダムが確認できるし、それにドモンもそれに気づいているような表情もしている。
……が、&bold(){どう考えても移動速度も再生速度も異常過ぎるしそんな動けるならまだ戦えただろというツッコミどころにもなる}((これについてはマスターガンダムのシルエットとしては完璧でなかったため、監督も「再生中だった」と少し苦し紛れな答えはしている。まあ自力でいけないから風雲再起に運んでもらったと解釈できるが。))。
キョウジの乗るデビルガンダム本体も再生に1年。他のものも数は多いが破壊に困るほどの再生速度はなく、そこまで速くはない…が、これは乗り手の問題と言えなくもないか。
とはいえ普通に見れば完全に勢いの産物としか思えない描写である。
%%ドモンを庇ったシュバルツ&ガンダムシュピーゲルも完全修復&決勝入りと平然と間に合っていたりするからいまさらなんですけどね。%%

後に見せた実力より明らかに弱い点に関しては、本音を吐露しかけていた事等から、師弟の縁を切ったとはいえ愛弟子ドモンとの争いによって精神的に疲弊していたことはわかりやすく描かれている。
加えて修行が完成する前のドモンを未熟者と完全に見下していたし、実際シュバルツに修行を言い渡される前のドモンはシュバルツからしてみれば「他より少し抜きん出た実力におぼれていた」状況だった。((また、決勝大会から東方不敗の態度もしっかりしたものとなりドモンに返り討ちにされて、心を入れ替えたとも考えられる。同時にドモンを生体ユニットとして選んだことで愛弟子への愛情の多くを切り捨てたとも言える。))
とまあいろいろ考察ができることはできるが、前述の通りぶっちゃけ設定は深く決めずノリと勢いで描写や設定を変更。決定していくと豪語する監督なので気にする方が野暮なのかもしれない。
&s(){ただ誤解のないように言っておくとある程度は辻褄が合うよう、言い訳や理由を後からでも用意は出来るのが今川という人でもあることは忘れずに。}

そして&bold(){公式でもおかしいと思った}のか後のコミカライズの『超級!』ではマスターガンダム遠隔コントロールシステムの存在を利用してネオホンコンから操作していた(=本物であって本物ではない)と描写され、両者の意見を折衷した感じになっている((これに限らず『超級!』では原作にあった描写や設定の矛盾点を解消するために原作から手を加えられたシーンが多い))。

さらにその後の30周年記念で公開された今川泰宏監督直筆の外伝では「コピー」ということになり、俗説に迎合する形となった。
&s(){がこれを採用するとなると先の通り他のツッコミどころがでてくるが大丈夫なのだろうか} 外伝は語り部であるストーカーを通し、近年の調査によって新たな事実が発覚したという形を取っているため、TV本編との齟齬は矛盾ではなく歴史的事実の認識の変化と言えるのかもしれない(現実でも新たな資料の発見により歴史とされていたものが変わることはよくあることである)。
//#endregion

物語後半からは瀕死のキョウジの代わりとなる生体ユニットを確保するため、ガンダムファイト決勝大会を利用。
各国の強豪たちやデビルガンダム四天王をドモンやシャッフル同盟にぶつけることで、彼らをより高みへと導こうとした。
また、ギアナ高地で自分を圧倒したドモンに対する認識を改めたことで、生体ユニットとして以外にも弟子として彼への期待も再燃。
時には助言を与え、強敵シュバルツとの試合前には教えそびれていた、自身の最終奥義を伝授するなど、師としての振る舞いを垣間見せることも増えていった。

そして遂に期待通りシュバルツを打ち倒したドモンを生体ユニットとして協力させるべく、ランタオ島での決戦に臨み、不完全ながら復活したデビルガンダムと共にドモンと対峙する。
しかしシュバルツたちの犠牲によりデビルガンダムを破壊され、野望は潰えてしまった…。


第45話『さらば師匠!マスター・アジア、暁に死す』

第13回ガンダムファイトの最終バトルロイヤル。それは、ドモンと師匠の一対一の最終決戦であった。
ドモンとの語らいの中で自分の過ちに気付く((完全に論破された際、東方不敗が見るドモンの姿はとても大きかった))も戦いを止めず、極限にまで闘気を燃やし、&font(#ffb74c){金色の姿}となり、
ドモンが膝をついた時には拳を入れて叩き起こし、自分を&bold(){悪党}と呼んでまでドモンを鼓舞する師匠。

#center(){
&font(#800080,13,b){「フハハハハ! そこまでか!?」}

&font(#800080,15,b){「貴様の力など、そこまでのものに過ぎんのかぁ!?」}

&font(#800080,20,b){「足を踏ん張り、腰を入れんかぁ! そんな事では、悪党の儂一人倒せんぞ!この馬鹿弟子がぁぁぁぁ!!」}

&font(#800080,25,b){「何をしておる? 自ら膝を付くなど、勝負を捨てた者のする事ぞぉぉぉぉ!!」}

&font(#800080,30,b){「立て! 立ってみせい!!」}
}

終盤は石破天驚拳の撃ち合いになるが、ドモンの&bold(){&font(#ffb74c){“石破天驚ゴッドフィンガー”}}の前に敗れ去る。
//((ただし師匠は最後の最後で病気の発作が現れてしまいその隙を突かれた形となっており、それさえなければ勝負はまだわからないという描写になっている))
//あの回で明確に病の描写があったのはデビルガンダムの真意を語っている時だけでそれ以外は終始全力だったかと。
マスターガンダム爆発の間際には自身のキング・オブ・ハートの紋章を示し、弟子の成長を祝福した。

そして暁の光に照らされる中、砂浜で最愛の弟子に看取られながら、最期は流派東方不敗の言葉を唱えると
穏やかな顔のまま息を引き取り、同志であり嘗ての友のいる場所へと旅立ったのであった。

死後も風雲再起を遣わせたり、キョウジやシュバルツと共に窮地に陥ったドモンを幻のような形で激励するなど彼らの勝利を支え続けた。


*《流派東方不敗》
起源は不明だがある程度受け継がれてきた武術の流派で、生身で使用するのが基本。
かつては東方不敗・マスターアジアが創始した武術とされてきたが、現在は否定されている。
//ゆえにドモンと師匠以外は使えない。と言うかそもそも真似できない。
何故か[[アレンビー>アレンビー・ビアズリー]]も[[ゴッドフィンガー>シャイニングフィンガー/ゴッドフィンガー]]だけ使える。
というよりゴッドガンダムが主導すれば他のガンダムでも使えると言った方が正しいか&font(l){と思ったら遂に[[スパロボ>スーパーロボット大戦T]]で単独使用した}。
あらゆるガンダムファイターやその戦法を差し置いて、最強の流派の名を欲しいままにする。

ただし、『超級!』では彼以前から流派が存在したとされ、彼とドモンがその後継者と言うことになっており、
[[30周年記念で公開された今川泰宏監督直筆の外伝>機動武闘伝Gガンダム外伝 The East is Burning Red]]でもその設定が踏襲されて、先代の掌門の存在に加えて[[東方不敗に共に流派東方不敗を修めた姉弟子がいた>ダーク・シャッフル(機動武闘伝Gガンダム外伝 天地天愕)]]事になった。
ちなみに、同外伝では&bold(){東方不敗の師匠と姉弟子もキング・オブ・ハートであった}事が判明したので、ここ4代は流派東方不敗がキング・オブ・ハートを継承し続けていた模様。



**&bold(){▼演舞}

#center(){
&font(15,b){&font(#ff0000){『}流派!!東方不敗は!!!&font(#ff0000){』}}

&font(17,b){&font(#800080){『}王者の風よ!!&font(#800080){』}}

&font(19,b){&font(#ff0000){『}&ruby(ぜんしん){全新}!!&font(#ff0000){』}}

&font(21,b){&font(#800080){『}&ruby(けいれつ){系列}!!&font(#800080){』}}

&font(23,b){&font(#ff0000){『}&ruby(てんぱ){天破}!!&font(#ff0000){』}}

&font(25,b){&font(#800080){『}&ruby(きょうらん){狭乱}!!&font(#800080){』}}

&font(27,b){&font(#ff0000){『}見よ!!東方は&ruby(あか){紅}く燃えている!!!&font(#800080){』}}
}

流派東方不敗の使い手が節目節目に言い合う言葉。
この時二人は演舞しながら叫び、最後は拳を突き合わせなければいけない。

久々に再会した時、大会演舞に選ばれた時、別れの時などにどうぞ。


**技
・&bold(){&ruby(ちょうきゅう){超級}&ruby(はおう){覇王}&ruby(でんえいだん){電影弾}}
自らの周りに光る渦をまとい敵に突撃する。この時ガンダムの顔がパイロットの顔になる。つまり[[俺がガンダムだ]]状態。
単独で使う場合と師弟の[[合体技]]として使う場合がある。

技が決まったら「爆発!」と叫びながら決めポーズをとる。
初登場時は師匠が弾丸、ドモンが砲台となり、幾千と迫るデスアーミー軍団を一掃、視聴者を唖然とさせた。

ドモンと師匠の戦いでは二人の超級覇王電影弾が絡み合い超級覇王電影弾の竜巻を起こした。
その竜巻の側面にドモンと師匠の顔が無数に浮かび上がるその様は、まるで[[メリーゴーランド]]のよう。


・&bold(){[[~フィンガー>シャイニングフィンガー/ゴッドフィンガー]]}
使い手の機体によって技名が異なるが、元は流派東方不敗の奥義。
指先に気を集中し敵の脳神経&電子回路を麻痺させる。場合によっては掴んだ部分をリアルに握り潰す。
当然、流派の奥義なわけで理論上は&bold(){生身でも打てる。}


・&bold(){マスタークロス}
自分の腰に巻いた布で、敵機を貫いたりビームを弾いたりできる。
捻れば棒になる。
布さえあれば問題ないようでドモンの鉢巻を借りて披露することもある。
明らかに布面積が増えているのは秘密。

ドモンもキラルに対して使用したが、その時はサングラスを割る程度であった。
もし師匠がやってたらキラルの首は飛んでいただろう。


・&bold(){&ruby(じゅうに){十二}&ruby(おうほうぱい){王方牌}&ruby(だいしゃへい){大車併}}
腕を回して梵字を生成し、その気で作った小さな自分の分身で敵を襲う。格闘型ファンネルとでもいおうか。
加えて派生技・&bold(){帰山笑紅塵}を使用することで分身を自らに戻すことも可能。
スーパーロボット大戦では長年十二王方牌大車"輪"(じゅうにおうほう&bold(){はい}だいしゃりん)とされてきていた。((意図的にしたという説があるが詳しくは不明。))
これは後のスパロボTで正しく再度収録された模様。
//ちなみにゴッドガンダムのゴッドシャドーはこの技の応用。
//ソースがない

//・&bold(){帰山笑紅塵}
//上記「十二王方牌大車併」で生み出した分身を呼び戻し消費した気を回復させる。
//これをやるとやらないとではエネルギーの消費が違うらしい。


・&bold(){&ruby(すいぶ){酔舞}・&ruby(さいげん){再現}&ruby(こうこ){江湖} デッドリーウェイブ}
正拳突きを連発するような動作の後、高速で敵の体を突き抜ける技。
「爆発!」の声と例の決めポーズを合図に、敵は爆散してしまう。
実は元々は、TVシリーズ放送中に発売された[[スーパーファミコン]]用ゲーム『機動武闘伝Gガンダム』に登場するオリジナル技「デッドリーウェイブ」だったが、
ゲームで使えた技が本編にでてきたらプレイヤーは喜ぶだろう、という理由で名称を少しアレンジして正式に採用されたという経緯を持つ。
打突版居合い切りといった技であるが、スパロボAPでは乱舞のような連撃を見舞ったうえで相手に突き抜ける技になっている。

・&bold(){▼&ruby(せきは){石破}&ruby(てんきょうけん){天驚拳}}
流派東方不敗最終奥義。かめはめ破が拳のようなエネルギー形になって打ち出されるイメージ。
[[かめはめ波]]は照射ビーム系だが、石破天驚拳は拳を打ち出す形のため打ち方が少し似ているだけで実際は非なるものである。

壁を壊したり狼を倒したり、使用用途を間違えている感がある。当然、生身でも撃てる。
なお生身の時は拳ではなく掌底を打ち出して「拳」の文字を刻み込むという技で、ゴッドガンダムでつかった際に先のようになった。
ボンボン版では&bold(){ドモンが生身で撃った石破天驚拳でデビルガンダムヘッドを粉砕している。}
…師匠はそんな技を狼を倒すのに使ったわけで。
使用すると病の身である師匠はかなり疲労するが、それでも&bold(){生身でビルを蹴り上げれる。}
ちなみにこの時の師匠は足を痛めていた。 &bold(){…え?}

後にドモンが&bold(){石破天驚ゴッドフィンガー}などの派生技を生み出している。
//師匠ではなくドモンのオリジナル技。
//打ち出した石破天驚拳を開き、対象を握り潰す技。

・&bold(){東方不敗・&ruby(はっけ){八卦}の陣}
技ではなく東方不敗の兵法。
狼狽するドモンを自身らが優位に戦えるよう導いた作戦のこと。
元ネタは恐らく[[三国志]]で、東方不敗の台詞も大体そこから来ている。

**&bold(){《&ruby(ふううんさいき){風雲再起}》}

東方不敗の愛馬。モビルホースの方は前回大会で優勝した際に副賞として造ってもらった。
主が正しい乗り方をせず、自分の上にひたすら直立するのにはさぞ困惑しただろう。
自身を大きくした「モビルホース」を操ることができ、東方不敗の移動手段として活躍した。
馬がファイティングスーツを纏うシーンは衝撃的。
東方不敗の死後、ドモンに受け継がれた。待機状態だと、モビルホースは円盤型である。
なお、ドモンの兄弟子という俗説があるが、これは[[がんばれ!ドモンくんシリーズ]]でのネタ設定であり、原作アニメにはそんな設定はない。
だがファイティングスーツは並の人間が着れば全身が砕けるほどに締め上げられることから、それを着用できる風雲再起が並の馬でないことはわかる。

余談だが、『[[機動戦士ガンダムSEED ASTRAY]]』のロウ・ギュールの湯呑みには「風雲再起」と書かれている(戸田版漫画などで確認可能)。


*《乗機》

・&bold(){クーロンガンダム}
中華圏の鎧をモチーフとした鎧武士のようなガンダム。第12回ガンダムファイト優勝MF。
武装はマシンキャノンと布状の武器「クーロンクロス」の二つのみ。
クーロンクロスはマスタークロスと同じく手首の下辺りから射出され、捻って絞ることによってサーベルのようにもなる。
[[必殺技]]は単独のものは存在せず、[[シャイニングガンダム]]とともに放った超級覇王電影弾のみ。
外部作品ではクーロンフィンガーという技を捏造される場合もあるが、劇中ではフィンガー技は披露していない。

・&bold(){[[マスターガンダム]]}
記事を参照。なお劇中ではクーロンガンダムに偽装していた。

・&bold(){シャッフル・ハート}
[[ハート]]型をモチーフとしたMF。他の旧シャッフル同盟達と活動を共にしていた時代の機体とされる。
後にクーロンガンダムへと組み替えられたという設定があるとのことだが、ぶっちゃけ出自となる文献があやふやで定かではない。
設定のみの存在で劇中での登場はないが、GジェネFで有名となった。
なおデザインは同作のメカデザ山根公利ではなく、手違いからか丁度参加していた山根宰に発注された。
恐らく同姓だったことでミス発注となった可能性が高いのだが、担当が違うのにもかかわらず&bold(){まったく違和感のないものが出来上がった}という。


*《声優》
当時は[[オタク]]層にはそこまで知られていはいなかった声優・秋元羊介をアニメオタクに知らしめたキャラクターと言える。
秋元本人にとってもかなり力を入れて演じたとしており、結果他の作品にも影響するようになったと語っている。
(パロディネタとして用いられる機会が非常に多いという意味であろう)
作中では死亡したが、ゲーム作品でしばしば演じる機会があるため、役から離れた感覚もないという。
&s(){もっとも幻覚としてドモンの前に登場してるけど。}

75歳の誕生日を迎えた際は、蒲田のバーで誕生日パーティが開催され、その際にはロウソクの火を消す前に東方不敗(と[[ストーカー]])の一節を演じていたりする。
声優紅白歌合戦2019では、東方不敗のコスチュームに身を纏い、戦闘男児~鍛えよ勝つために~の東方不敗掛け合い部分を演じた。
しかも&bold(){掛け合いをやっただけで舞台の船底に帰っていった}。「ダーッハッハッハッハ!!」

なお、演じている秋元羊介は本作では第一話のナレーションの時点で参加し、しばらくはストーカー役として、その後マスター役に収まるまでは端役をいくつか貰っていた。
前後で秋元は多くのガンダムキャラクターを演じているが、やはりガンダムで秋元羊介と言えば9割がこの東方不敗を選ぶだろう。
//なお、秋元はマスター・アジア以前にもガンダム作品にも出演しており、有名なのでは「[[機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争]]」のハーディー・シュタイナー、また名無しのキャラクターではあるが映画版「[[機動戦士ガンダム]]」のジオン兵、「[[機動戦士ガンダム 逆襲のシャア]]」ではムサカの艦長役で出演している。
//もちろん、それ以降のシリーズにも登場し、「[[機動戦士ガンダムSEED]]」では[[ラクス・クライン]]の父親のシーゲル・クライン、「[[SDガンダム三国伝 BraveBattleWarriors>BB戦士三国伝]]」では袁紹バウ役で出演している。

*《過去?》
過去を描いた作品『機動武闘外伝ガンダムファイト7th』で&bold(){本名は「シュウジ・クロス」}と設定されていた。
ネオ大阪生まれの根っからの日本人であり、過去の[[第7回大会>機動武闘外伝ガンダムファイト7th]]ではネオジャパン代表として出場。(この時の戦友が、後にGガンダム本編に登場する旧シャッフル同盟)
乗機はヤマトガンダムで、かなりシャイニングガンダムを意識しながらもより武士のようなデザインとなっている。しかも少年誌ということもあり、クーロンとは違いかなり技が多い。
大会自体は当時のネオドイツ代表のカイザーガンダムに完敗している。
その後、[[ガンダムエース]]によると同大会にて決勝戦を放棄した罪を問われ、ネオジャパンから国外追放されてしまいネオホンコンに流れ着いた、というストーリーが説明されている。

ただしこのストーリーは番組終了後、Gガンダムの人気が留まらなかったことから後付的に製作された作品で、かなり本編との矛盾が多い。
(特に新宿編でのネオジャパン関係者と、国家反逆罪同然の身の上である東方不敗のやりとりが不自然になる)
この設定を面白いとする声もあれば、この矛盾もあって所謂解釈違いとして嫌う人もいるため、過去の設定を安易に持ち出すのはよろしくない。
なおこれらは当時のスタッフが一定数関わっており、かつ最近はスーパーロボット大戦などでこのネタを持ち出すゲーム作品も増えている。
ただし公式資料や二次作品でもこの設定を用いるものもあれば、省いているものもあるうえ、Gガンダム自体公式設定がそのもの散逸しまくっていて
どれが本当かというのが定まらないものも結構あるので、この作品の存在自体がGガンダム的にはいつも通りなところがある。

………という状況だったのだが、30周年記念に公開された外伝「天地天愕」では&bold(){同作の設定をまるっと否定する内容}が明かされる。
シュウジと弟弟子(後の東方不敗)のデザインがまるで異なり、設定も大きく違うものになっている。
それによると流派東方不敗は自身が開いたものではなく、先代の掌門が存在するうえ、後に独孤求敗と呼ばれるようになる同門の姉弟子がおり、
弟弟子だった東方不敗は彼女と切磋琢磨しながら競っていたという。
これを前提に置いた場合、何故後にガンダムファイトの妥当性を確認するため掌門が問いかけたのか理由が薄くなってしまう((東方不敗(シュウジ)のガンダムファイトを許したのかがわからずそこの理解が及んでいない理由も判然としなくなる。))。
また、元々流派東方不敗は先の通り東方不敗自身が開いたものという説が通っており、だからシュウジが流派東方不敗の技を使えたということになるのだが、
同外伝では先代の掌門と同門の姉弟子がいたということで、その点も通らなくなっている。

なお、シュウジは[[ドモン・カッシュ]]をイメージした精悍な顔立ちと綺麗な筋肉の付き方をしていたが、同外伝における弟弟子(東方不敗)は
筋骨隆々の凄まじいガタイに割れたアゴなど、今の東方不敗をそのまま若くしてムキムキにしたようなデザインになっている。

*《余談》
▼東方不敗のファイティングスーツ
//このため、他のファイターのようなピッチリのスーツは着ない。
東方不敗は他のファイターのようなピッチリスーツは着ない。
放送当時は設定されていなかったが、02年に発売されたMGマスターガンダムにおいては「普段着がファイティングスーツと同様の機能を有する初期の技術による特製のものである」と説明されるようになった。
&s(){ただダハードなどの過去のファイターのそれを見るにちょっと矛盾があるのは御愛嬌。}
なお、Gジェネでは「東方不敗流モビルトレースシステム」という強化パーツが存在する。
//これから派生した俗説としてモビルトレースシステムとしては旧式のものを着ているというものが流れている。
なおルール上の問題はなかったらしい。
//ルール上服装規定がないorかなり緩く、「自分のMFを動かせればよい」程度の規定しか示されていないため別に反則ではない。
因みに東方不敗や先代のシャッフル同盟の仲間だけこれを着用する理由は、放送当時は一切設定されていなかった。
なお今川監督曰く「&bold(){着せたくないから}」らしく、逆に言えばそれだけの見栄えを気にしたような理由なためであった。
よって東方不敗らのモビルトレースシステムがどういう理屈で動いているかは不明であった。
ただしモビルトレースシステムとして動作はしており、ちゃんと東方不敗もガンダムがダメージを受ければ痛みが走るようになっている。
なお東方不敗は服を着ていない手の部分にもダメージを受けているため、先のように普段着に同じものを組み込んでいるという設定はここに若干の矛盾がある。

さらにシュウジの設定は勿論、過去のファイターすらもファイティングスーツを着ていることと矛盾し、しかも放送後のプラモの解説なため、これが公式設定とされているかは定かではない。
&s(){まあそもそも師匠らの仕様でそれだけ動かせるならなんで常人なら死にかねない苦痛に耐えてまでタイツスーツ着てるんだ…?という理屈に説明が付かないのだが…}

ただしときた版の漫画では胴着にファイティングスーツのアンテナを装着し操縦していた他、
島本版の漫画で遠隔操作でマスターガンダムを動かすことになった時はそれ用のヘッドギアを着用していた。

//&font(#ff0000){「ガンダムより師匠の方が強いのでは?」}
//という疑問を抱くかもしれないが、公式で
//&font(#ff0000){「ルールだから仕方なくガンダムに乗っているが、生身が一番強い」}
//とされている。
//なんてこったい。
//…と巷では言われているがソースが無い、都市伝説となっている

▼東方不敗の名前の由来
名称の由来とメチャクチャさ加減は、武侠小説『笑傲江湖』および上記を原作とした映画『スウォーズマン』の[[東方不敗>東方不敗(笑傲江湖)]]から。
元ネタも作中、というか作者が書いた多くの小説の中でも1・2を争うチート。&font(#ff0000){ただしオカマである。しかも東方先生と同じくらい老けている。}
その強烈すぎる個性が危惧されたためかドラマや映画などでは女優(特に映画『スウォーズマン』におけるブリジット・リンのせいで男装の麗人イメージが根付いた)が演じていることが多いので、それらのメディアで元ネタの作品を見てもピンと来ないかもしれない。

&font(#ff0000){ストレートに言っちゃえば出演する作品を間違えちゃった御方。}&s(){だってこっちもこっちで映画最終作の「女神復活の章」(1993年)でスペイン無敵艦隊の砲弾を生身どころか素手で止めるとかワケの解からない事やってるんだもん。[[デッドプール]]かよお前は!}

ちなみにマスターアジアの名言「東方不敗ではなく真の王者、&bold(){東西南北中央不敗・スーパーアジア}となってくれるわぁっ!」も、「女神復活の章」でユーラシア大陸を制覇して「東西方不敗」を名乗ろうとした台詞が由来。

▼デビルガンダム様?
第16話『最強最悪!デビルガンダム現る』では「あのお方」「我が主」と呼び、デビルガンダムの強さに魅せられて自らその配下となったと語る。
第17話『対決!謎の覆面ファイター』ではデビルガンダム様と呼び、元新宿市民だった[[ゾンビ]]兵達に戦術講義を披露する。
当然だがデビルガンダムはおろか死者同然のゾンビ兵が話を理解している様子もない。
まるで御本尊に語り掛ける司祭のようであり、これ以降もたまに「我が王」など敬った呼び方をする事があった。
しかしデビルガンダムは確かに強いが師匠が目指す強さとは別方向であり、同時にぶっちゃけ師匠の方が強い。
そもそも師匠がデビルガンダムに惹かれたのは[[テラフォーミング機能>テラフォーマー(種族)]]とその目的(人類抹殺)であると後半に判明するため、配下ではなかった。
そのため後半では「デビルガンダム」としか呼ばなくなるが、本来の立ち位置的にはこちらの方が違和感はない。

ここらはGガンダムによくある、勢いとノリ重視によるものと考えた方がむしろシンプルで良いだろう。

ちなみにパイロットのキョウジについても強制的に取り込まれて既にまともな自我も持ち合わせていないため、
高笑いはしているが彼との意思疎通も取れない。

▼人類抹殺の意味
上記で出た人類抹殺はその終了後に「最強の力を持ったデビルガンダムさえいればもう誰も地球へ降りられなくなる」と言っているため、
単純な思想としての人類の全否定というよりも、地球に対するコロニーの干渉をシャットアウトするための手段としてデビルガンダムを捉えている節がある。
事実、Gガンダムの世界はコロニー連合が&bold(){異常なまでの優位性と強権、武力}を地球に対して振るっている世界であり、
富める者はコロニーに上がり、貧しき者は地球に取り残されるという図式になっている。
地球とコロニーの市民レベルでの経済格差は似たようなものな宇宙世紀の作品と違い、力関係は完全にコロニー>地球である。
そしてコロニー側に座する富める者が一方的にガンダムファイトと言う名の破壊活動を容認している以上、
これをどうにかしない事には地球環境の修復は難しい。

また今川監督の弁によると終盤で出たスフィンクスガンダムや自由の女神砲はコロニー連合が裏で隠し持っていた超兵器の類であり、
&bold(){ガンダムファイト進行中でも}なおコロニー連合国家間のほぼ一触即発の危険状態は続いていたのだという……
この設定を踏まえれば「何が理想的な戦争だ」と切って捨てられたのも道理と言える。
まあその対抗手段が地球人類抹殺となれば元も子もなく問題外としか言いようがないのだが(なのでドモン達がおかしいわけではない)

さらに言えば正常を失して暴走しているデビルガンダムなど人類抹殺以外で頼りにはならない。
仮に全人類抹殺してもそのまま地球環境浄化に努めるなんて保証は全くなく、計画通りに進んでも彼の理想通りになるかはかなり怪しい。
事実、ネオジャパンに寄生したデビルガンダムは地球を取り込もうとしており、普通に考えれば自己進化や地球人類抹殺のためなら地球環境なんてどうでも良い、あるいは優先度は低そうである。
こういった懸念もあるにもかかわらず邁進していた辺り、余命の問題があるとはいえ盲目的になっていたと言える。
というかそれ以降の描写で忘れがちになるが、当初はドモンをデビルガンダムのユニットにする気だったということは
''師を敬愛している何の罪もない愛弟子を騙して殺す気まんまん''だったということを見逃してはいけない。((先に生体ユニットになったキョウジの顛末を見ており、またシュバルツのような奇跡的なケースが2度もあるわけがないのでデビルガンダムの生体にユニットにされる=人間としては死ぬと認識していながら踏み切ったことになる。))
ドモンもかなり動揺して最終的には許したものの客観的に考えれば外道な行為と言えよう。
『[[スーパーロボット大戦A]]』ではマスターと似たような思想を持つ『[[超電磁ロボ コン・バトラーV]]』の四谷博士(と四谷博士に意見を求められた各参戦作品の博士達)が
「デビルガンダムは自らの維持のために他の生物をDG細胞に取り込む続ける必要があり、地球再生は不可能」とまさにこの問題点をマスターに突きつけるクロスオーバーがあるが、
ここでは「マスターは科学者ではないからこそ、DG細胞の弊害に目を向けていなかった」と解釈されている。

▼第12回ガンダムファイト参加理由
ジェントル・チャップマン操るブリテンガンダムが遠距離射撃系武装を武器として第9~11回までの3連覇を成し遂げたことで、射撃重視の流れが常態化した結果、不満を抱いた各コロニーが軍拡まで進めて一触即発の状態に陥ってしまった。この影響で4年毎に開催されてきたガンダムファイトの足並みが大いに乱れ、第12回開催までに8年も空いてしまった。
この事態を受けてか、東方不敗は劇中のブラック・ジョーカーの言葉を借りれば「ガンダムファイトが正しい戦いかどうか」を確かめるために出場した。
&s(){7thの設定の通りなら彼等は一通りガンダムファイトについて理解しているはずなのだが。}
結果優勝したことで、結果的にかもしれないが射撃重視の風潮は是正され、13回は従来のガンダムファイトのスタイルが主流となる。

//歴史の秩序の担い手と呼ばれ歴史上のあらゆる争いを陰から調停してきたシャッフル同盟として、射撃重視の風潮を是正し、ガンダムファイトをあるべき従来の格闘路線に回帰させるために同盟を代表してマスターが参戦することとなったのである。

しかし、皮肉にもガンダムファイトに参加したことがきっかけで、地球をゲーム盤のようにしか見ていない人類による地球環境破壊の現状と、
権力を得ることしか考えていないコロニー国家連合の醜さの象徴である荒廃した大地を目の当たりにする。
マスターがガンダムファイトにおいて自分自身がその一端を担ってしまったことに気づくと絶望し、その憤りから後の凶行に及んでしまうことになる。

▼キャラソン・「男道、獣道/マスターアジアの恨み節」
演じている秋元羊介が声優人生で初めて歌ったとされる歌。
Gガンダムのレギュラーのほとんどがキャラソンを貰うことになっていたが、
オファーを受けた秋元本人はキャラソンなど歌いたくなかった。
そこで断る理由として「演歌ならいいですよ」と秋元的には無茶振りをしたつもりだったのだが、
後日本当に演歌が出来上がってしまい、引くに引けなくなった秋元は人生初キャラソンを体験する羽目になった。

当時は嫌がっていた秋元だったが、今では&bold(){カラオケの十八番になるくらいのお気に入り}だとか。


*《アニメ以外の活躍》
-『SDガンダム Gジェネレーション』シリーズ
『F.IF』以前では素の格闘と回避が突出して高く、[[NT>ニュータイプ(ガンダムシリーズ)]]至上主義が蔓延るこの時代でも上位の強さを誇る。
限界まで鍛えたオリキャラを[[強化>強化人間(宇宙世紀)]]しても師匠のステータスに届かないことなどザラ。
自慢の格闘値は実質的に[[CCA>機動戦士ガンダム 逆襲のシャア]]版の[[シャア>シャア・アズナブル]]に負けてしまっているのが残念だが。

『NEO』では単機で[[W>新機動戦記ガンダムW]]チーム五人を相手に互角以上の戦いを繰り広げ、ムービーの演出も入る。

以下主な流れ

トロワが[[ミサイル]]で攪乱→デュオと五飛が挟み撃ち→カトルが上から強襲→ヒイロがツインバスターライフル発射→東方不敗がダークネスフィンガーで防ぐ

というもの。その後の実際の戦闘でも驚異的な強さを誇り、近距離や中距離で彼のコンボを受けたらよほど周回してHPを強化した最強クラスの機体でないと即死すらありうる。はっきりいってV2ABやνでIフィールドを持ち距離を保てば被害を減らせる別ルートの連中がかすむぐらいの強さを誇る。

『アドバンス』ではまさかの生身参戦に加え、何人かのキャラが流派東方不敗に影響を受け明鏡止水の境地にたどり着くというムーブメントまで巻き起こしている。
なお、『アドバンス』や続編の『DS』では、『[[ポケ戦>機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争]]』に登場するサイクロプス隊の隊長との中の人繋がりのネタもある。

-『ガンダム無双』シリーズ
同作では東方不敗とドモンとの仲がかなり良い。他にシュバルツがパイロットとしてしか登場していないせいか。
ゴッドガンダムもそうだが元が武闘系なため[[無双シリーズ]]との相性は抜群であり、一騎当千のプレイングを豪快に楽しむことができる。


1作目では[[ヒイロ>ヒイロ・ユイ]]、東方不敗、[[ジェリド>ジェリド・メサ]]の3人でチームになる。
最終的にヒイロに&s(){言葉のドッジボールを経て}流派東方不敗を伝授する。
ヒイロ「流派東方不敗最終奥義、『石破天驚拳』…確かに受け取った」

『2』の自身のシナリオではドモンを引き連れ武力介入し、歴代ガンダム主人公達に活を入れていく。
2の各キャラのストーリーの中では[[シン>シン・アスカ]]シナリオと並び人気が高い。
師弟仲の良い流派東方不敗の二人が見られるので原作ファンにとっては夢の展開。
「さすが師匠、動きが軽い!」
最終局面ではデビルガンダムを破壊させるため、疲弊した自分の代わりにドモンを向かわせている。

-『[[スーパーロボット大戦>スーパーロボット大戦シリーズ]]』シリーズ
当然のことながら文字通り化け物クラスの技能や立ち位置で参戦することが多い。
旧シリーズでさえ[[アムロ>アムロ・レイ]]以上の能力を誇り、敵としてプレイヤーに絶望を、味方になる場合は興奮を与える。

Gガンダム初参戦となった『第2次スーパーロボット大戦G』から、マスターガンダムとは別に、&bold(){生身ユニットとして}スポット参戦。
原作通り、ガンダムに乗ることなく、弟子のドモンと体一つで巨大[[ロボット]]を次々撃破する。
HP、装甲は非常に低く、仮に一撃もらえば撃墜は免れないはずだが、運動性と限界反応が[[カンスト]]している。
サイズ補正とこの面は敵のレベルが低めなことも相まって&bold(){絶対に当たらない}。
[[テッカマンブレード]]や[[ボン太くん]]など、後の後続作品における「等身大ユニット」、「生身ユニット」のはしりとなった。

『[[スーパーロボット大戦R]]』では原作終了後の設定のため、すでに東方不敗は死亡しており出番がない…
と思いきや、&color(#F54738){デュミナス一味の手で遺体を掘り起こされ、再生したデビルガンダムのコアユニットにされてしまう}という衝撃的な登場をする。
だが条件を満たせばデビルガンダムから救出でき、さらに[[ゲッター線]]の力で復活、味方として参戦する(なお、&font(#ff0000){あのゲッター線に詫びを入れさせた唯一の存在である})。
加入直後に部隊分割イベントがあるが、ドモンたち他のGガンダム勢は宇宙に向かうのに対して東方不敗だけは新たな敵を察知して地上に残る、という作品ごとの分割が恒例の当イベントでは珍しい挙動を見せる。
更にこういう条件付きキャラは仲間になっても一言二言挟むだけというのが通例のところ、マスターに関しては割と長いイベントが用意されており凄いインパクトを与える。
と同時に条件を満たせなかった場合のイベントもまた魅力的。余裕があれば見てみよう。
ちなみに味方になった際の乗機はマスターガンダムだが「レプリカ」との事でDG細胞は使われておらずHP回復がないという変なところで拘った仕様となっている。

なお、2019年現在において[[使徒>使徒(新世紀エヴァンゲリオン)]]とは生身での戦闘はしていない([[同じ声の別な人>十傑集]]や変な奴等はしたけど…)。

また、イベントではないものの[[スーパーロボット大戦IMPACT]]においては底力と頑固一徹の組み合わせにより、
[[経験値泥棒で有名な汚いチート忍者>忍者戦士飛影]]すら&font(#ff0000){返り討ちにしてしまう}という恐ろしい現象まで度々見られる。
彼を[[経験値]]&資金泥棒と蔑み、憎悪するプレイヤーも本当に倒されてしまったのを見て唖然としてしまったのではないだろうか。

&font(#ff0000){もはや人間ではない。というか、『新スーパーロボット大戦』では本当に地球人ではなかったという時さえあった。}

&font(#800080){「聞けぇ! わしは、この星の者ではない」}
ドモン「・・・!?」
&font(#800080){「とは言っても、わしとお前は、全く異なる生物と言うわけではない。わしはダグ星系へ逃れたグループの子孫 そして、お前はムーを築いた者達の子孫 元々は、同じ星に住んでいた種族の子孫なのだ」}
ドモン「!?」
&font(#800080){「驚いたか? わしも驚いた。あのムーの遺跡で、わしは、わしらの星の古代文字で書かれた記録を見つけたのだ」}

なお、こうなった理由は&bold(){人類殲滅を考えるなんて地球人が考えるようなことではない}という脚本担当者の考えからである。
[[寺田貴信]]プロデューサーはこの大胆過ぎる脚色に猛反対したが結局採用されてしまい、この件は以後氏の[[トラウマ]]ともなっていた。
ところが[[今川監督>今川泰宏(アニメ監督)]]をはじめとする原作のスタッフからは&bold(){「凄い事考えるね」と大絶賛された}とか。
どういう事なの……。

&font(l){間違っても[[某宇宙警察機構の勇者高校生>勇者指令ダグオン]]とは関係ない。ちなみに別のゲームである『サンライズ英雄譚』シリーズでは共演しているが。}

そして『[[スーパーロボット大戦T]]』ではゲッター線が詫びを入れる隙もなく、&font(#ff0000){第45話『さらば師匠!マスター・アジア、暁に死す』を経ているはずなのに&bold(){堂々と復活}、}馬鹿弟子にも侵略者にもT3にも絶大なインパクトを与えた。
初登場話で[[折れかけた勇者>獅子王凱]]を今川イズムたっぷりに激励したり、&bold(){何故かGストーンが反応したり}、エンペラー・オブ・シャッフルを勝手に名乗って[[現シャッフル同盟を叩きなおすために挑発したり>ダーク・シャッフル(機動武闘伝Gガンダム外伝 天地天愕)]]、
[[弟子の弟子>テンカワ・アキト]]の成長に喜んだり、もしかしたら13回大会決勝戦を見てたかもしれない[[オールバック>シャア・アズナブル]]と共に地球の退廃を払うために連絡を取りあいながら動いたり、
東方不敗を超えた究極・東方不敗を名乗ったり、[[ドジで夢いっぱいなおじいちゃん>カギ爪の男]]のカウンター的な真意を秘めていたり、過去作以上にフリーダムで好漢で活き活きとしていると評判である。
極めつけは激闘ルート分岐後の流れで……この先は是非自分で確かめてほしい。

れっきとした地球人なのに[[宇宙人]]になる、[[お助けキャラ>忍者戦士飛影]]すら返り討ちにする、原作での感動的な死亡シーンをフイにする、別作品のチート支配者に謝罪される…と、よくよく考えたら二次創作、クロスオーバー物のタブーを連発している。
それでも「師匠だから」「マスターだから」と言って自然に受け入れられたり、笑い話になってしまうのはその強烈過ぎるキャラ所以であろう。


*その他

S.H.フィギュアーツで立体試作品が制作され、イベントなどで展示されていた。
一時期は製品化時の衣服の表現等の問題で開発休止状態だったが、後に魂ネイションのイベントにて更に改良した試作品が展示。
現在は一般発売中。ボーナスパーツの都合上、[[ROBOT魂]]マスターガンダムを一緒に購入すればより楽しめるだろう。

ガンダムシリーズのカードゲーム『[[GUNDAM WAR]]』では、東方不敗というユニットが存在し、&font(#ff0000){宇宙}に出撃できる。
このユニットにはセットカードをセットできないのだが…何らかの効果でテキストを無効化する事ができれば、
[[DG細胞]]に浸食させたりビクトルエンジン付けたりタイヤ付けたり[[トランザム>トランザムシステム(機動戦士ガンダム00)]]したりできる。
さらに最高5人まで場に並ぶ。もはや何でもありである。



追記・修正は地球を慈しみつつお願いします。

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