&font(#6495ED){登録日}:2010/08/03(火) 17:20:55 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 3 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- ・棺桶の錠 棺桶の錠は沖雅也の演じる必殺シリーズの登場人物。 初登場は第2作『[[必殺仕置人>必殺仕置人(時代劇)]]』 仲間である[[念仏の鉄]](山崎努)と同様、かんのん長屋に住む若い棺桶職人である。 【人物】 朴訥な印象で口数は少なく、朝から晩まで棺桶作りに勤しんでいるが、内面では世の中の不正や悪に対して怒りをたぎらせており、時には仲間である[[中村主水]](藤田まこと)に体制への不満をぶつける事もあった。 そもそも仕置人チームが結成される契機となったのは、錠がさる冤罪身代り処刑事件の被害者の娘を助けた事であり、架空の礼金をでっち上げて鉄と主水を引っ張り込んだのが元だった(なお、その助けた娘は仕置後に岡場所で女郎へと変貌する運命となり、その身を売った大金を錠達に託す事になった〈他のシリーズにおいても一部の年頃の町娘や田舎娘はそう事になっている〉。)。 その容貌から仲間である鉄砲玉のおきんに惚れられている他、作中に於て様々な女性と関わるも鉄とは正反対にストイックを通していた。 良い歳をしたおっさんであり、時には長い物に巻かれ、時には自分と無関係の他人の不幸を嘲笑う事すらある鉄や主水らとは対照的に、世の中に対して真っ向から挑む事しか出来ない若者として描かれており、その姿は後の若手仕事人の基本形となっている。 琉球出身。如何なる経緯で江戸にやって来て、鉄や主水と知り合いになったかは不明。鉄と同様に佐渡帰りとする記述もあるが、これは本編の描写とは矛盾する。 しばしば故郷沖縄の民謡を口ずさんでおり、鉄から喧嘩か歌を歌うしか能が無いとまで言われた事がある。正式な教育は受けていない様で字が読めない身でもあった。 数多の悪党を鉄、主水らと共に仕置するも水飢饉に絡む陰謀の最中、仕置人チームは解散。江戸を離れた後、その行方は杳として知れなかったが、長崎での主水率いる仕事人チームと外国人殺し屋チームの戦いに参戦【仕事人大集合】 この時には異人相手の女衒商売を営み、世俗に染まった大人の男となっていた。 三味線屋の勇次の危機を救うも[[中村主水]]との邂逅は無かった。(台詞には出て来るが…) 【殺し技】 殺し、及び悪党との立ち回りに於ては琉球唐手を用いる。極めて高い身体能力を持ち、一飛びで塀の上に飛び乗ってしまう程だった。 武器として用いるのは仕事に使う金属製の鏨(たがね)を変形させた手槍で、これで高く跳躍しつつ相手の首筋を貫くのが基本形。 鏨の変型は分割し刃を出現させた後、上下を組み替える事で完成させる。 必殺シリーズの名物の一つであるメカニカル系の武器の元祖で、その際のキリキリキリ…という金属音は死に行く悪党への鎮魂歌となっていた。 【余談】 【仕事人大集合】の後の【アヘン戦争】でも登場するが、演じる沖雅也はこの時には故人であり、【仕事人大集合】のフィルムを編集した物だった。 必殺スタッフが永遠の青年仕事人たる沖雅也の死を悼んでの演出だったと云う。 【必殺仕事人V】にて登場した花屋の政(村上弘明)は後のシリーズで鍛冶屋の政と職業を改めると共に武器が木製の手槍へと変更されたが、そのギミックは錠の手槍を元にした物だった。 勝手に追記してくれりゃ良いんだよ!こんなもん!! #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,10) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #areaedit() - 沖雅也氏が健在であったら以後もスペシャル等の大規模遠征仕置の助っ人として度々再登場してたかもと思うと改めて惜しまれるな… -- 名無しさん (2022-11-08 16:32:25) #comment #areaedit(end) }