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ホルスター - (2025/09/07 (日) 20:35:03) のソース
&font(#6495ED){登録日}:2011/05/17 Tue 15:50:46
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&font(#6495ED){所要時間}:約 5 分で読めます
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#center(){
&bold(){あとですね…まあ、これはそこまでないっすね。}
&bold(){あの、銃入れるやつなんで。}
&bold(){銃入れてください。多分それ以外はもう使い道ないと思います。}
&bold(){これ銃入れるやつです。}
}
(by[[天野浩成]])
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}
*概要
ホルスターとは拳銃を入れるケース。刀でいえば鞘にあたる。
比較的小型の[[銃]]を携行し、いざというときに抜いて(ドロウ)素早く射撃準備を行う。
大型の銃ではスリングを用いて肩にかけるが、カービンや車載の小銃、空挺用の銃などには時たまホルスターが用意されていることがある。
すぐに射撃できるよう為のものなので、何かを撃つ必要がなければ銃をガンケースや金庫にしまおう。
*種類
**装着する位置
***オープンキャリー
・ヒップホルスター
ベルトやファーストラインを介して腰の周囲に装着する。素早く確実に銃を抜く点を重視しているので秘匿性はあまりない。
一番ポピュラーで、西部劇から現代の警官まで使用者は幅広い。
装着位置に関しては左右で&ruby(ストロングサイドドロー){利き腕側側面}と&ruby(クロスドロー){反対側側面}があり、収めた際のグリップの位置でローライド・ハイライド(ベルトより下か上か)にさらに分ける事ができる。
さらにさらに銃口が下を向けば「ナチュラルレイク」、前向きだと「フロントレイク」(競技用)、後向きだと「バックレイク」(私服警官が多く用いる)と呼ぶ。
インサイドベルトホルスターなどズボンの中にしまうことである程度隠密性を上げた者も存在する。
・レッグホルスター
腰のベルトから吊って太股側面にバンドで止める。ちょうど手を下げた位置に銃があるのでヒップホルスターよりとっさに抜きやすい。
特殊部隊でかなり普及したが、移動の際にはかなり煩わしいらしい。見た目がかっこいいのに残念である。
・チェストホルスター
胸の真ん中に装着する。
大型拳銃に向いており、狩猟やサバイバルにて大口径拳銃による護身のために使用される。
軍用チェストリグの胸につけるものもよくあったが、最近は戦術データリンク用のスマホホルダーに場所を奪われてしまった。
***コンシールドキャリー
・ショルダーホルスター
ハーネスを用いて肩から脇の下に銃を吊るす。素早く出し入れするのには不向きだが、上着を着れば隠せる為秘匿性は高め。
私服警官や捜査官が好む。どんなに暑くても上着を脱がないのはこのため。
大型拳銃だと膨らみがどうしても分かってしまうので、なるべく高さと幅のないコンパクトモデルが選ばれる。
・バックサイドホルスター
背後に回して銃身を地面と平行、又は平行に近い角度でお尻の上あたりに装着する。抜きやすさや携帯性よりも秘匿性に重きを置いたもの。潜入捜査官等が使用する。
・アンクルホルスター
足首に装着する。塵埃の害を被りやすいため、主にリボルバーの小型拳銃に限られる。
バックサイドと同様、秘匿携帯を目的としたものだが、&font(#ff0000){長ズボンでないと意味がない。}
***その他
・ホルスターストック
[[マウザーC96]]やルガーP08などドイツの戦前拳銃に[[VP70>H&K VP70]]、スチェッキン機関拳銃で使用できるストック兼用のホルスターのこと。
射撃時にはストックとして射撃を助け、携帯時はしっかりと固定できる。
汎用性はなく、ストック兼用の為硬くてかさばる。
VP70はこれを付けると[[バースト(射撃)]]が可能になるギミックがある。
**素材
・革製
外観や感触に高級感があり値が張る。革との摩擦力や縫い込まれた金属板で銃の保持が確実。銀のスタッドで飾られたベルトと一体になったものは西部劇でよく出てくる。
しかし磨きと保革油は必須で水濡れ厳禁と手入れは大変。大体が特定の機種専用なので流用は出来ない。
・ナイロン布製
汎用性が高く、安い。手入れが簡単で濡れても乾かせばOK。
銃を固定するには[[ストラップ]]やフラップが必須で収納には時間がかかる。
・カイデックス/樹脂製
革と同じく保持が確実で出し仕入れが容易で汎用性はない。手入れも容易で差し込むだけで固定できるのも多い。
樹脂製なので熱で溶けたり割れたりする場合があるため全体を覆うものは耐熱性が必要。トリガー周りのロックだけ樹脂で後は布製というものもある。
*まとめ
このようにホルスターには様々な種類がある。どのホルスターを使うかはホルスターに何を求めるのかで決まる。
銃を隠しつつ携行したい/いざというときに素早く射撃したい(コンシールドキャリー/オープンキャリー)といった目的によって選ぶ位置材質が変わると考えるといい。
例えば以下のような形。
・パトロール中の警官やファストドロウを絡めた射撃競技((スティールチャレンジなど))では樹脂製ヒップホルスターを選択。
・VIP警護などでは小型拳銃とバックサイドホルスターを選択。
たまにはキャラクターの銃や弾薬だけでなく装備品に注目してみると、作品を見る視野が広がるのではなかろうか。
*余談
ガンダム00に登場する[[サバーニャ>ガンダムサバーニャ]]の武装にGNホルスタービットというものがある。ホルスター、シールドとして使用可能。
収納されているGNライフルビットⅡと組み合わせると大出力ビームが撃てる。
[[GUNSLINGER GIRL]]単行本第二巻P55・56でバックサイドホルスターが、同P101でショルダーホルスターが出てきているので確認してみよう。
[[超新星フラッシュマン]]の共通武器プリズムシューターは銃形態から剣と盾の2つに分離させられるが、盾形態は銃から外したパーツにホルスターを合体させるという一風変わった変形ギミックが採用されている。
また、こちらは劇中未使用だが、銃形態も後部にホルスターを合体させてストック状に出来る。
追記・修正よろしくお願いします。
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