&font(#6495ED){登録日}:2012/06/06(水) 21:12:47 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 4 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- 晦(つごもり)の魔法使いとは、[[オッツ・キイム三部作]]の一つ「刻の大地」に登場した組織、及びそこに所属する魔法使いたちのこと。 通常の魔法使いの組合(ギルド)では禁じられている魔法を平気で研究しているため、同じ魔法使いからも毛嫌いされている連中であり、目的も「勝利(ネツァク)の神殿に眠る聖石の一つ、彗玉を手に入れること」といかにも怪しく、明らかに悪役である&font(#0000ff){&u(){&font(#ffffff){と思われていたのだが……。}}} 以下、主な所属者及び[[ネタバレ]] ◆マンフロイ 晦の魔法使いを束ねる者。 いかにも悪の親玉のような面構えをした老人の魔法使い。強い者と自らの力を試すことを好み、同情されることを嫌う。 実は娘夫婦と孫をモンスターに殺害されており、部下たちを家族同然として見ている。また子供の振り仮名(ルビ)を未来と呼ぶ無類の子供好きでもあり、独自に孤児を集めていてまとめて面倒を見ている模様。しかしその見た目で「ぱぱ」はどうかと思うわ何をするやめ(ry 既に余命半月という状況にあるが、延命などは考えておらず、自らの研究と意志をどれだけ次世代に託せるかを重要視していた。 「儂のようなおいぼれが長生きして何になる」 「いつ成果がみられるかわからぬ長寿の魔法より これからの子供達にどれだけ儂の研究や意志を託せるかが大切だ」 「――それを残された時間に費やしたいだけ……」 ◆ラフティ 本作では珍しい、きわどい衣装の魔法使い。ナドゥのセクハラ被害者。 死霊使いの魔女であり、[[ゾンビ]]やスケルトンを呼び出し使役する。性格は外見通りの高飛車。 古い風習が残る村の出身であり、村に不作が続いたため、祈祷によって彼女の妹が人身御供として選ばれてしまったという過去を持つ。しかも不作の原因は実はモンスターだったことが妹が死んだ後に判明。結果として神やそれを信仰する僧侶を強く憎むようになり、妹を生き返らせるために死霊使いとなった。 その執念は凄まじく、研究のために自身さえも[[アンデッド]]([[吸血鬼]])としてしまう程である。 「妹が死んだのはやむを得ない……と?」 「ならば私は神に背く」 ◆ポポロ 無表情でぼーっとした少年。後述の双子姉妹からはポポロっちと呼ばれる。 自身の影を操る魔法を使い、変幻自在の戦いを得意とする。 実は魔力を持たず法力の使い手であり、分類上は魔法使いではなく僧侶。そのため魔法を使う際には無防備になるため少し離れた場所から攻撃してくる。 けっこう面倒臭がりで、ナドゥから沈黙の炎(指輪)を取り返すために「面倒だから街ごと破壊してやろーか」とか呟いている。 もともとはアピン・リオの七神が一柱、オク神を信仰していたが、自分が知りたいこと、興味のあることが「規則と違うから」という理由で迫害を受け、幼いながらに孤独を味わい、僧侶を嫌うようになった。 「そうやって皆…皆で一緒にいろ!」 「僕は独りだってこうやって力を扱うことができるんだ…!」 ◆イサラ ◆リヴ 研究生の中でも優秀な双子の魔法使い。 どっちがどっちかわからなくなった人は彼女たちの瞳をよ~く見てみよう。実は左右で瞳の大きさが異なり、左目の瞳が細い方がリヴ、右目の瞳が細いほうがイサラとなっている(例えば十巻77ページの場合、読者から見て右側がリヴ。左側がイサラ)。 蔦を操り、合成獣を作り出す魔法を得意としており、典型的な[[キメラ]]の他、様々な異形を産み出していた。それらに独自に名前をつけており、愛着もある模様。 かつて故郷の町のはずれの森にある封印された扉を開けてしまい、そこにある魔法書を読んでしまったがために、親から勘当された挙句町から追放されてしまったという過去を持つ。しかし前述のポポロと同様に「何がいけなかったのか」をまったく説明されていないため、納得も反省もできておらず、不満しか感じていない。 「……そうか」 「そうなんだ!! お前達はどうしてと尋ねたら疑問を感じてはいけないと返すんだ!!」 「お前達なんかに絶対負けない! 負けたくない!!」 このように「当たり前に反した者」が大半を占める。スポットが当てられていたのは上記の五名だが、おそらく他の魔法使いたちも似たような理由で晦の魔法使いに所属している可能性が高い。 結果、それまで 「よからぬ事を考え暗躍している魔法使いと、それを止めようとする僧侶」 だった構図が 「自分達のやり方を他人に押し付けようとする者と、それに反発する者」 に変わってしまい、どちらが正しいのか一概には言えない状況となってしまっていた。 晦の魔法使いの一員だというかたは追記・修正をお願いします。 #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,2) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #areaedit() #comment #areaedit(end) }