&font(#6495ED){登録日}:2012/02/20 Mon 17:35:37 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 4 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- 白玉楼は[[東方Project]]に登場する架空の建物。 読みは「はくぎょくろう」であり、「しらたまろう」ではない。 *【立地】 冥界を管理する西行寺家が所有する屋敷で、とてつもなく長い階段を登った先にある。 大陸風の意匠が見える塀に囲まれたものすごく広大な屋敷で、庭は一般公開している。 この庭には多くの桜、妖怪桜、そして桜の幽霊を植えており、春にはそれは見事な景観となる、密かな花見スポット。 内部は一般公開していないが、本殿は「コ」の字型の本殿が枯山水の中庭を囲うように建てられている。 こちらも広間からわびさびのある庭と、低い塀越しの桜が見られて風流。 天井と床と障子で区切られ、扇の形に見えるその景色は文字通り「此の世のものではない」美しさを誇る。 ちなみに[[博麗神社>博麗神社(東方Project)]]や[[紅魔館>紅魔館(東方Project)]]のような東方オリジナルではなく、古代中国において優れた人物が死後に住まうとされていた場所。 「白玉楼中の人となる」とは偉人が死ぬことを意味する慣用句。 なお一説では二百由旬の広さがあるといわれる。 一由旬(ゆしゅん)が11.3kmないし14.5km、もしくは7.2kmとされているので、2260km~2900kmあるいは1440kmとなる。 単純計算で5107600平方km~8410000平方km、もしくは2073600平方km。 それぞれ日本がおよそ13.5個~22.3個分、5.5個分なので、なるほど確かに広い。 もっとも流石に誇張も含まれている気がするが、旧作で自機の速度が計算上光速越えているのでなんとも言えない。 *【冥界】 死後、中有の道を通り、三途の川を渡り、閻魔の裁きを受けた者が行きつく先の一つ。 転生か、成仏を待つ控室のような場所。 地獄と違い四季折々の姿を見せる美しい場所。そのため転生せず留まる死者もいるとか。 雅やかな反面、虫も鳥も獣も、すべてが幽霊のためとても静か。 二、三十年前に死者に対して広さが足りなくなり、一時的に顕界(外の世界含む)の人気のない場所に幽霊を移民させる計画が実行された。 しかし物好きな人間の目にとまり結局人目につくことになり、閻魔様の許可で冥界を拡張して事なきを得た。 現在の冥界は地獄より広い。が、[[八雲 紫]]曰く天界よりは狭いらしい。 春雪異変以降幽明の境に穴が空き、容易に行き来が可能。 本来死後の楽しみである冥界の桜も、今では知る人ぞ知る花見の名所となっている。 *【西行妖】 白玉楼で唯一、春になっても咲くことのない桜。 かつて顕界に植えられていた頃、[[ある歌聖>西行寺 幽々子]]がこの桜の下で死にたいと詠い、実際に死んだ。 それから多くの人がその歌聖に習い桜の下で命を散らすうち、桜の木は死へ誘う妖怪桜『西行妖(さいぎょうあやかし)』となった。 その様子を憂えた歌聖の娘が自刃し、自らの亡骸を封印の礎とすることで、西行妖は満開になることがなくなり、死を呼ぶこともなくなった。 娘は亡霊となり、自らの骸を見ることもできず、また供養もできないため、永遠に成仏も転生もできず冥界に残ることとなった。 *【住人】 ・[[西行寺 幽々子]] 西行寺家のお嬢様。少女の姿だが千年は生きて(?)いる。 幽霊を統率できる能力を閻魔様に買われ、冥界の永住権を持つ亡霊。 何を考えているのか読めない天然だが、頭の回転は恐ろしく早く洞察力に優れる。 ・[[魂魄 妖夢]] 白玉楼の庭師兼幽々子の剣術指南役。賃金休みなし三時のおやつ付き。 まだまだ若輩者で、西行妖のことも祖父から聞いてはいたが理解はしていなかった。 「取りあえず斬る」がモットーだったり「訊くは一時の恥」で考えることを放棄したり、主とは違う意味で天然。 ・[[魂魄 妖忌]] 妖夢の祖父(?)で先代庭師。 生前の幽々子を知る人物の一人で、西行妖と幽々子の関係も知っていた。 現在は妖夢に任せ行方不明。 ・使用人の幽霊 家事専属の幽霊や顕界での所用を行う幽霊がいるらしい。 らしい、というのは実際に登場していないため。そもそも幽霊がどうやって雑務をこなすのかも謎。 良く勘違いされるが料理も彼らの仕事であり、妖夢が行っている様子は無い(精々が団子を作ったぐらいである)。 [[幻想郷>幻想郷(東方Project)]]での勢力(人数)的な意味でみると、実質二人で一番少なかったりする。 追記・修正よろしく #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,4) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #areaedit() #comment #areaedit(end) }