&font(#6495ED){登録日}:2011/07/05 Tue 11:46:15 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 6 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- &bold(){上杉謙信}とは、SEGAのACG『戦国大戦』に登場するカード。モデルとなったのは「越後の龍」こと[[上杉謙信>上杉謙信(戦国武将)]]。 ver.2.1現在までに5種類、コンパチ含めて8種類存在し、すべてのカードが「上杉家」に所属する。 ***[上杉007] SR上杉謙信 #center(){&font(#808080){我こそ、毘沙門天の化身なり}} 上杉勢恒例である漢字一文字は「毘」。 スペック 武家 上杉家 コスト&font(#ff0000){ 4} 兵種 騎馬隊 武力&font(#ff0000){ 12} 統率 7 特技 魅力 計略 毘天の化身:武力と移動速度が大幅に上がり、兵力が回復する。 必要士気 6 イラスト 杉浦善夫 上杉家の代表的カード。その武力はVer2.1Xでも最高の12を誇る。 さらに計略を使用すれば武力が&font(#ff0000){28}まで跳ね上がり、一度の突撃が即死級の威力となる。 軍神の名は伊達ではない。 が、必要コストも最大の4。それだけでデッキコストを約半分も[[埋める]]。 その上計略の消費士気6に対して効果時間はたったの3.1C。 上手く扱わないと完全な士気損になりかねない。 現在の統率依存時間は0.1Cで、伊勢姫+統家宝でも延びる時間はたった0.8C。 よって時間延長による計略の強化は実用的ではない。 それでも、槍のいないデッキで毘天デッキにマッチングすると相手の実力にもよるだろうが苦戦必至。 &b(){…と、言うのも今は昔} 今の謙信は計略中に突撃しても武力差が20を切っていると兵力を100%削り切れない。 さらに本人のコストが重すぎて壁が脆くなったり裏の手が少ない関係上、他の超絶騎馬デッキに比べて相性が露骨になる。 また、老虎の奇手や啄木鳥戦法といった超絶騎馬メタ相手にも弱く、統率が7と2コスト並であり、高統率伏兵に当たるとかなりの痛手になる場合もある。 ちなみに初期はもっと低く5しかなかった。 その後、ver1.2にバージョンアップするにあたり迎撃の仕様が変更になり、計略中は&font(#ff0000){突撃しなくても迎撃される}という事態が発生。突撃準備状態で3割、突撃時は&font(#ff0000){7割以上}削られる。 計略の下方修正もあり、謙信様はこのまま戦場から消えてしまうと思われた。 …が、その後蔓延した&font(#afdfe4){島津家}へのメタカードという事、武力依存度の予想以上の高さで再注目され、再び戦場へと返り咲いた。軍神はまだまだ健在の時代があった。 しかし今は計略の下方に次ぐ下方、コスト比スペックの微妙な悪さ等々で使用率はガタ落ちしている。 乱戦時の弾きや突撃の仕様変更で乱戦ですり潰し易くはなったものの瞬きする間に終わってしまう計略時間がどこまでも足を引っ張る。 とはいえその性能は未だ一級品であり、うまく扱えればどんな相手でも一定の戦果があげられる事から大型バージョンアップなどの環境の変わり目ではよく利用されている。 何気にいつのバージョンでも平均以上の勝率を維持している一枚。 ***[SS025] SS上杉謙信 #center(){&font(#808080){憑依合体!毘沙門天!}} SS上杉謙信 スペック 武家 上杉家 コスト 4 兵種 騎馬隊 武力 12 統率 7 特技 魅力 計略 毘天の化身:武力と移動速度が大幅に上がり、兵力が回復する。 必要士気 6 イラスト 武井宏之 ver1.1で登場したカードで、SRのコンパチカード。上杉恒例の漢字もSR同様「毘」 イラストはまんま[[シャーマンキング]]の麻倉葉&阿弥陀丸である。 コンパチカード故、運用法などはSRと同じ。 アニメでの小林ゆうの「ユルい」演技を全く意識していない声優や台詞のチョイスから付いた渾名がコレジャナイ ***[EX004] EX上杉謙信 #center(){&font(#808080){龍が天を穿つ}} EX上杉謙信 スペック 武家 上杉家 コスト 3.5 兵種 騎馬隊 武力 11 統率 6 特技 魅力 計略 龍、天を穿つ:武力と移動速度が上がるが、兵力が徐々に下がる。さらに突撃が成功するたびに兵力が回復する。 必要士気 6 イラスト 萩谷薫 2011年6〜7月に開催されたEXキャンペーンで11059名に配布されたEXカードの一枚。&del(){通称TENGA。}漢字は「龍」 SRの自身を一回りダウンスケールした様なスペックで、毘天に比べ爆発力は落ちたがコストが落ちた分デッキ構築に幅が広げられる。 計略は武力+7と速度上昇、毒状態が8.3C続き、突撃する度に兵力が回復する。武田の&font(#ff0000){チヲー}ことUC三枝守友の強化版。 武力18の突撃は武力9の兵力を50%削り取る程の火力で、中武力ならだいたい&font(#ff0000){二発}の突撃で落とせる。 効果時間も毘天の倍以上あるので、上手く突撃を決められれば毘天以上の破壊力を生むことも充分可能。 乱戦も出来ない事もないが、兵力が一方的に減ってしまうのでやはり突撃主体で戦いたい。 全体的にピーキーな毘天より大分マイルドで扱い易くなっているので、こちらの謙信を好むプレイヤーもいる。 しかし、如何せんコストの重くなった&font(#ff0000){血の渇き}に相違ないので、壁や裏の手のショボい上杉家でやれる事は高が知れている、というのも事実である。 ***[SS026] BSS上杉謙信 #center(){&font(#808080){龍の化身となり、いざ戦場へ!}} BSS上杉謙信 武家 上杉家 コスト 2.5 兵種 槍足軽 武力 7 統率 10 特技 魅力 攻城 計略 車懸りの陣:自身の武力が上がるが移動速度は下がる。 更に上杉家の味方の移動速度が上がり、陣の前方では武力が上がるが兵力が徐々に下がり、後方では兵力が徐々に回復する 必要士気 7 イラスト 歩鳥 ver1.1で追加されたカードでイラストは[[pixiv]]で行われた「第一回戦国大戦イラストコンテスト」で特賞を受賞した女性版謙信。 上杉家の特徴である漢字は龍。セリフでもよく龍という言葉を発する。 他の謙信と混同しやすい為、「歩鳥謙信」「謙信ちゃん」などと呼ばれる事も多い。 CVは[[平野綾]]と公式でアナウンスされている。 武力は心許ないが、上杉には珍しい高統率で、更に攻城持ち。 計略は自身を中心とした円で、効果はそれぞれ ・前陣:&font(#ff0000){武力+7}、&font(#0000ff){移動速度上昇}、兵力減少 ・自身:&font(#ff0000){武力+6}、移動速度半減 ・後陣:&font(#b8d200){兵力回復}、&font(#0000ff){移動速度上昇} 上杉家では珍しく癖の少ない陣略で、戦国大戦では珍しい「陣の前後で効果が変わる、大名陣形持ち」である。 武力上昇値が高めで、毒効果もそれほど強いものでもなく、弱った味方は後陣に下げて回復を行える。その柔軟さから真正面からのぶつかり合いならトップクラスの爆発力を誇る。 反面、謙信の移動を制限されたり、複数の鉄砲隊に狙われるなどすると真価を発揮できない。特に貫通射撃は前陣の味方ごと撃ち抜かれかねないため危険。 何より上杉の低統率が響いて部隊を前陣に留めにくい。そうなるとただの割高な自己強化付き回復陣に成り下がってしまう。 地味に士気の重さにも注意したい。 前述通りの上杉家には珍しいスペックや特技、計略の爆発力、イラストアドの高さからSS、BSSのカードでは珍しく全国対戦でよく使われ、一時期は対策必至カードの一枚だった。 ver1.2では計略が下方修正された上、相性の悪い&font(#afdfe4){島津家}や&font(#b8d200){毛利家}の出現によりほぼ使われなくなってしまった… …なんて事はなくSS大島山十郎や同直江兼続(通称指し手)、[[R絶姫>絶姫(戦国大戦)]]などの新たなパーツを手に入れ、(さすがに全盛期よりは落ちたが)使用ランキング100位以内をキープ。 さらに宿業や散華といった上杉家特有の陣計が軒並み扱いにくい環境になっており、まともな陣は車懸りのみなどと言われる始末である。 いまは現物を購入する以外に、ゲーム内のくじ引きでもデータを入手する事が可能になった。排出率?聞こえんなぁ!! ***[宴014] BSS上杉謙信 BSS上杉謙信 武家 上杉家 コスト 2.5 兵種 槍足軽 武力 7 統率 10 特技 魅力 攻城 計略 鬼外福内の陣:自身の武力が上がるが移動速度は下がる。 更に上杉家の味方の移動速度が上がり、陣の前方では武力が上がるが兵力が徐々に下がり、後方では兵力が徐々に回復する。 必要士気 7 イラスト 歩鳥 公式バインダーの特典。付属するコードを戦国大戦.netに登録することで(データ上で)使えるようになる。 振り袖姿で鬼の面を頭に着けた節分仕様のイラスト。計略「鬼外福内の陣」も車懸りの陣と同じもの。 ***[宴010] SR上杉謙信 SR上杉謙信 武家 上杉家 コスト 3 兵種 騎馬隊 武力 8 統率 10 特技 攻城 制圧 魅力 計略 車懸りの戦陣:【陣形】自身の武力が上がる。 さらに陣形の前方では後方にいる上杉家の味方の武将コストの合計値が高いほど上杉家の味方の武力が上がり、 後方では前方にいる上杉家の味方の武将コストの合計値が高いほど上杉家の味方の兵力が徐々に回復する。 必要士気 7 イラスト 山中虎鉄 ゲーム内のくじ引きでのみデータが入手できる「[[戦国武将]]・宴」の一枚。 二枚目の女性謙信であり、前述のBSS謙信との差別化の為「謙信さん」「フィレッセ」(突撃時の「ひれ伏せ」の空耳)などの愛称で呼ばれている。 攻城、制圧と筒戦・城戦両方に於いて腐らない特技を併せ持ち、さらに魅力まで持つ贅沢な特技群が魅力的。 統率も10と高いため統率差のある相手を一方的に突撃を当て続ける(通称ヌル突)ことも出来る。 計略「車懸りの戦陣」は一言で言えばデメリットなしの「車懸りの陣」。 謙信ちゃん最大のネックであった「ただでさえ狙われやすい陣を展開しているカードがさらに移動速度が落ちて鉄砲の集中砲火を浴びる」という事態がなくなった。 …とココまで書くととても強く感じるが実際は多くの弱点を含んだカード。 まず武力。女性カードの宿命とはいえ3コスト騎馬で武力8はコスト帯最低武力であり、素のぶつかり合いではやや厳しい。 謙信ちゃんの方は武力7とはいえ、2.5コストなのでまだ許容範囲であったのだが…。 たったの0.5コスト差であるが、出陣武将のチョイスにおいてはそれが大きくモノを言う。 次に計略だが、計略にある「武将コストの合計値が高いほど効果が上がる」という一文がくせ者。 「合計値が高いほど効果が上がる」と言うことは裏返せば「後陣に何コストか割いて置かないと効果が期待できない」ということである。よって謙信ちゃんで出来た「全員前陣に置いて総攻撃」ということができなくなっている。 しかもこのコスト計算、よりによって&font(#ff0000){謙信自身のコストは参照にされない}。つまり、謙信以外の6コストの中からうまいことやりくりしなければならない。前衛を増やそうとすると後衛のコストが下がり武力上昇値が減り、後衛を増やすと前衛がアッサリ溶けて謙信が狙われるというジレンマを抱えた計略である。 よくも悪くも蔵人向けのカードと言える。 我こそが[[毘沙門天]]の化身だと思う方は追記・修正お願いします。 #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #areaedit() #comment #areaedit(end) }