モモちゃんとアカネちゃんの本(児童文学)

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モモちゃんとアカネちゃんの本(児童文学) - (2025/06/07 (土) 13:56:08) のソース

&font(#6495ED){登録日}:2012/02/23 (木) 09:03:55
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松谷みよ子による児童文学シリーズ。かつ作者の代表作でもある。全6巻。文庫本版全4巻

[[食べ物や動物などが当たり前に喋る>擬人化]]ファンタジックな世界観・作風が特徴。

児童文学らしく明るい夢のある話が多い一方で、反戦や離婚、人の死といった重いテーマも扱われている。
ちなみに主人公家族や作中に出てくるエピソードは作者の家族及び実話が元になっており、作者の夫であった人形劇団座長の瀬川拓男とは劇団運営に関する意見の相違などで離婚に至るも、その後も仕事上での関わりがあった。瀬川は作中の「パパ」同様心臓疾患で亡くなっている。

◆登場人物
ママ
シリーズを通しての主人公。職業は文筆業。物語開始当初は通勤をしていたが後に在宅勤務になる。
アカネを出産したばかりのころ、死に神に目をつけられたことがある。
作中雲行きの怪しい場面こそ少なかったが、森のおばあさん(恐らく占い師の類)に勧められモモが小学2年生になる少し前に離婚し、娘二人とクーを連れて引っ越した。舅姑とはその後も娘たちの祖父母としての交流を持っている。

モモ
ママの娘。本名モモコ。シリーズ前半における主人公的立ち位置。物語は彼女の誕生で始まっており、最終的には明言されているだけで13歳になっている。
基本的に聞き分けのある良い子。

アカネ
モモの6歳下の妹。シリーズ後半における主人公的立ち位置。2巻で誕生し、最終的には明言されているだけで小学1年生になった。
年相応に幼くわがままな部分が目立つ。舌もあまり回っていない様子。
まだ物心つかぬころに両親が離婚したためか自分の家族に父親がいないことを気にする描写があった。その後パパ([[オオカミ]]の姿)に会っている。

パパ
深く描写されていないがママと同じく文筆業。離婚の際には以前まで家族が暮らしていた家を引き取った。
ママが相談した「森のおばあさん」の示した彼を表す「歩く木」に[[ヤドリギ]]がついているという描写で、愛人がいたらしいことがほのめかされている。
死神と出会い酒を酌み交わし煽ったために心臓に「シニガミ」とサインを入れられる。
その後[[オオカミ]]の姿でアカネと再会するも、最終巻で亡くなる。
雪国の出身((モデルとなった松谷の元夫瀬川拓男は東京生まれだが、少年時代に[[長野県]]で暮らしていた))らしく、彼の両親と離婚した妻子の交流は続いている。没後は故郷に葬られた。

プー
モモたちの飼い猫。モモが赤ん坊のころに飼われる。それ以前は別の人間に捨てられ、出会ったママに自分を養ってくれるよう頼み込み主人公一家の飼い猫となる。
ママによって最初は「クー」と名付けられたがモモが「プー」と呼んだため1話のうちに改名した。
モモたちが小さいころは両者の面倒を見ていたが、いずれもすぐに成長したため複雑なようだ。
白猫の[[ジャム]]というお嫁さんがおり、子供ももうけている。

タッタちゃん&タアタちゃん
アカネの靴下の名前。当人たちとアカネ以外とは会話ができないため、いつまで経っても彼らを大事にするアカネを周囲は不思議がっている節がある。
乳児用の靴下だったためアカネちゃんの成長によりもうサイズアウトして履けないと思い込んだママが勝手に近所のサチコちゃんにあげてしまうが、ひょんな事で再会を果たす。

くまさん
モモと仲良しの母グマ。ママとパパの離婚に伴う引っ越し後も関係は良好で、忙しいママに代わり家事をこなすことも。

死に神
文字通り、人を死に誘うあの死に神である。外見だけは角が生えているなど悪魔に近い。
ママを襲った際はアカネの歌声により撤退、その後は何故か普通の友人のような関係だった。
その後パパの前に現れ、何にでも化けられる能力を利用されピーナツの姿の自分を食べられてしまう。食べられたあとはパパの心臓に何回も「シニガミ」と書くことで寿命を縮めさせ死に至らせた。


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