&font(#6495ED){登録日}:2011/07/23(土) 20:50:09 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 6 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- 『ゴー!!ゴー!!マリオカート』とは、「ファミ通キューブ+アドバンス」(現ファミ通DS+[[Wii]])2006年2月号から誌名変更を経た「ファミ通DS+キューブ&アドバンス」2006年7月号まで、 別冊付録「ファミ2コミック」に掲載された、『[[マリオカートDS]]』を題材にしたコミカライズ作品である。 作者はおぎのしん氏。本作の終了翌月より[[漫画]]版『[[ロックマンゼクス]]』『ロックマンゼクス アドベント』を連載した。 コメディタッチの作品が多い[[マリオ]]関連のコミカライズ作品の中では珍しく王道の少年漫画的な展開が特徴。 全7話の短期連載作品ながらもしっかり纏まったストーリー、丁寧な描き込みと疾走感を両立させた画風の評価は高い。 残念ながら2019年現在単行本化はされていないため、 知る人ぞ知る幻の作品となっている。 *【あらすじ】 ある日のレース…[[マリオ]]は周回遅れの[[ワリオ]]と[[ドンキーコング>ドンキーコング(二代目)]]による妨害と[[クッパ>クッパ(マリオシリーズ)]]のこうら攻撃により惜しくも優勝を逃してしまう。 しかし[[ルイージ]]はクッパの使ったアイテムに異常な攻撃力の改造アイテムが混じっていたことに気付いていた。 そして始まったカートレースの最高峰と称される大会「ウルトラカップ」。[[マリオブラザーズ]]やクッパ、[[ピーチ姫]]といったお馴染みのメンバーが参加する。 果たしてマリオは改造アイテムを使ったクッパの妨害工作に打ち勝ち、優勝する事が出来るのだろうか!? *【ウルトラカップ】 第1レース:GC・ルイージサーキット((作中では単にルイージサーキットとのみ呼称)) 第2レース:キノコリッジウェイ 第3レース:ワリオスタジアム 第4レース:キラーシップ 最終レース:[[レインボーロード]] の全5コースを順に走り、各レースの順位による得点でチャンピオンが決まる。((なお、作中では各順位毎の配点などについては描かれておらず、詳細は不明。しかし、第4レース終了時点で1位を2回、2位を2回取得したマリオと、同じく1位を2回取得しているものの3位を1回、4位以下を1回取得したクッパが同点となっていることから推測すると、2~4位前後の配点が一律となっている可能性やレース毎に配点が変更・調整されている可能性などが考えられる。)) 改造等の不正行為は基本的に禁止されているはずだが、特にペナルティ等を受けている描写はない。 最終レースでようやく主催者側がマシンチェックを行い、改造アイテムの使用等を禁止した。 *【登場人物】 マリオカートシリーズでは『[[64>マリオカート64]]』以降でお馴染みとなった8人がレーサーとして登場する。 第1レース、第2レースまでは全員が共通デザインのスタンダードカートに搭乗していたが、 第3レースより各キャラクター毎の固有マシンに乗り換えている。((ピーチのみスタートシーンにて、第3レースでもスタンダードカートに搭乗しているかのような描写があったが、それ以降はスポットが当たらなかったため詳細は不明。第4レースからはピアレスに乗り換えていることが確認できる。)) ◆マリオ 搭乗マシン:スタンダードMR→[[Bダッシュ>Bダッシュ(マリオカート)]] カート界のスーパーアイドルにして我らが主人公。 後述のルイージ共々原作よりも頭身が引き上げられており、スマートな印象を持たせる。 改造や卑怯な事を好まない生真面目な性格をしたお人好しの好青年。 恐らく[[ゲーム]]のミニターボが元となったと思われるトリプルドリフトという必殺走法を駆使してウルトラカップに挑戦する。 ルイージの改造に文句を言っている描写はないが、こちらはあくまでも[[正当防衛]]としての使用に限っている為だろうか。 レース中にクッパの妨害工作に巻き込まれた他のレーサーを放っておけず、 身体を張って助けた事が最終レースの大逆転への切っ掛けになった。 ◆[[ルイージ]] 搭乗マシン:スタンダードLG→オバキューム マリオの弟にして[[天才]]レーサー。マリオと並ぶ事実上のもう一人の主人公。 近年の原作ゲームシリーズでは気弱で控えめな性格が強調される部分も多いが、 本作では口調こそおとなしいものの、[[真面目>まじめ(真面目)]]で実直なマリオに対して、 陽気な自信家としてのキャラ付けがなされており、またそれに見合った走行技術を併せ持つ。 クッパの改造にいち早く気付き、対抗策として自らのマシンにも改造を行う事でクッパの改造アイテムに立ち向かった。 改造を嫌うマリオの代わりにクッパとのチート合戦を行なうルイージとキノじいの描写も本作においては大きなウリの一つとなっている為、おいしい活躍シーンも多い。 最終レース終盤でのマリオとのやり取りは必見。 ◆クッパ 搭乗マシン:スタンダードKP→タイラント 最高速にして最重量。本作品のヒール役。甲羅が大きく丸く描かれている。 原作ではマリオをライバル視しているものの、カートシリーズやスポーツシリーズではあくまで正々堂々と勝負し、どこか間抜けで憎めないところがある悪役だったが、今作では勝つためには手段を選ばず、好意を持つピーチであっても容赦なく攻撃し、おまけに改造アイテムや妨害工作を使ってレースを大混乱に陥れる。 あまりにヒドいその走りから他のレーサーや観客からもブーイングを受けていた。 ◆ピーチ 搭乗マシン:スタンダードPC→ピアレス キノコ王国のお姫様にしてウルトラカップ参加者の紅一点。 作者のタッチもあり、かなりの美少女として描かれている。 第2レースのキノコリッジウェイではクッパの改造こうらに襲われてボコボコにされてしまうが、マリオに助けられた。 ◆[[キノピオ]] 搭乗マシン:スタンダードKO→マッシュ 加速性能に優れたマシンを使う小さなレーサー。 ピーチとタメ口で話している為、ピーチの家来ではないようだ。 第4レースのキラーシップではクッパの改造キラーに引っ掛かって振り回され、死にかけた所をマリオとルイージに助けられた。 ◆[[ヨッシー>ヨッシー(マリオシリーズ)]] 搭乗マシン:スタンダードYS→エッグ・ワン 悪路に強いマシンを使う緑色のニクい奴。 第1レースでクッパの改造ボム兵の爆発に偶然巻き込まれ黒コゲになってしまった。 それからしばらくは影が薄かったがクッパに対しては黒コゲにされた事を根に持っていたのか、 最終レースでは大ピンチに陥ったマリオのサポートに打って出る。 ◆ワリオ 搭乗マシン:スタンダードWR→ブルータル 世界のお宝独り占め!お馴染み黄色のヒゲ。 しかし本作品ではクッパがヒール役として暴れまくる為、かなり影が薄い。 中盤以降はドンキーと共に登場するシーンが多い。 一応体当たりや挑発等をする事もあるが、殆ど空回りもしくは自滅している。 ◆ドンキーコング 搭乗マシン:スタンダードDK→ジャングルカーゴ 重量級だが走りは軽快。[[バナナ>バナナ(果物)]]好きのレーサー。 しかしワリオ同様影が薄く、ワリオのミスに巻き込まれる事も。 ◆キノじい マリオブラザーズのメカニック兼サポートスタッフ。 ピーチを呼び捨てにしているシーンがある為、キノコ王国に古くから仕えている設定はないようだ。 ルイージのマシンに改造を施し、クッパの改造アイテムに立ち向かった。 しかし少々マッドサイエンティストの気があり、改造を楽しんでいるような所をルイージに突っ込まれている。 ◆[[ノコノコ>ノコノコ(マリオシリーズ)]] クッパのサポートスタッフの一人。改造アイテムを作っている。 ◆実況 本作[[オリジナルキャラクター]]。 眼鏡と高い鼻が特徴の普通の人間であり、レースを熱く盛り上げた。 マリオのトリプルドリフトの時には観客と共に『ワン!ツー!スリー!』のコールをするのがお約束。 原作ゲームにて隠しキャラクターとして登場したカロン、[[ワルイージ]]、デイジー、HVC-012は登場しない。 *【改造アイテム・改造車】 ◆改造ボム兵 第1レースのGC・ルイージサーキットにてクッパが使用。 コースに大穴を開け、ヨッシーを吹っ飛ばした。 試作品の実験にノコノコが巻き込まれて黒焦げになっている。 ◆ジャンプ台 第1レースにて改造ボム兵によりコースに空いた大穴をマリオに飛び越えさせる為にルイージが自分のマシンを変形させた。 ……やけにピンポイントな改造である。 ◆改造トリプルこうら 第2レースでクッパが使用。 何度当たっても消えず、標的を狙い続けてボコボコにする[[鬼畜]]アイテム。 マリオに当てるはずがピーチにヒットしてしまった。 最後にヒットした相手を何度も狙う特性がある為、こうらなど他の物をぶつける事でターゲットを変えることが出来る。 一瞬で見抜いたキノじいすげえ。過去に同様のこうらを使用した違反者がいたのだろうか? マリオはトリプルミドリこうらでピーチの救出に挑むも三発中一発を外してしまい、 最後の一発からピーチを助ける為にマリオがとった手段は……? ◆泥噴射 第3レースでクッパが使用。 コース上に大量の泥を撒くだけだが、ダッシュボードの効果が無効になる為、 ダッシュボードの多いワリオスタジアムでは非常に厄介。 ◆掃除機 第3レースでルイージが使用。 オバキュームにそのまま掃除機としての機能を付け、クッパの撒いたコース上の泥を吸い取った。 これまたやけにピンポイントな改造ではあるが、泥以外に効果があるのかは不明。 ◆改造キラー 第4レースでクッパが使用。 いつまで経っても変身が解けないチートアイテム。 キノピオのマシン、マッシュと接触した際、腕にキノピオが引っ掛かってしまい、危うく殺しかけた。 マシン自体がバラバラに分離し、クッパがそのパーツを纏って改造キラーに変身するという描写がなされている。 しかし完全無敵な原作ゲームのキラーと比べれば強度は劣るのか、 そのまま完走したとはいえ[[トゲゾーこうら]]2発と赤こうら1発でボロボロになっている。 ◆アイテムセンサー 第4レースでルイージが使用。 アイテムボックスの中身が見えるというシンプルながらもマリオカートの根幹を揺るがすとんでもない改造。 クッパの改造キラーを止めるためにトゲゾーこうらを連続で引いた。 ◆クッパチップ 最終レースにてクッパがスタッフを買収してマリオのマシンのエンジンにつけたチップ。 走行が一切不可能になる。 キノじいが発見し取り外したが、マリオがスタートした時には既に他のマシンは2周目に入っていた。 スリップストリームの効果を知っている方、追記・修正お願いします。 #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,6) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #areaedit() - ピーチが襲われる回は絶対に許さん、それでクッパが一位とか・・・とりあえずウルトラソード100発くらっとけ -- 名無しさん (2014-06-26 20:37:06) - クッパが買収したスタッフがマリオの世界観に合わないただのオッサン。 -- 名無しさん (2016-03-05 10:49:19) - 整備士とかその他普通の人間出てきた時は嬉しかったな -- 名無しさん (2016-09-02 19:54:24) - うろ覚えだけど、今の状態じゃ避けられないバナナに気が付いて「バナナ!?」と驚愕するシーンがあった気がする。別になんて事のない、マリオカートではよくある場面だが、シリアスな空気漂うせいでギャップが凄いというか -- 名無しさん (2018-07-13 13:34:04) - ジャンプ台や掃除機っていうほどピンポイントか? -- 名無しさん (2018-07-13 15:07:49) - この作品以降キノコリッジウェイがトラウマになった -- 名無しさん (2022-03-23 00:54:58) #comment #areaedit(end) }