&font(#6495ED){登録日}:2013/10/22 (火) 19:39:45 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 7 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- 御門院家とは漫画『[[ぬらりひょんの孫]]』に登場する一族。 元ネタは[[安倍晴明]]の末裔・土御門家から。 #center(){【概要】} 本作のラスボスである鵺こと[[安倍晴明]]の子孫の一族。 晴明亡き時は晴明の息子である[[安倍吉平>安倍吉平(ぬらりひょんの孫)]]が、当主代理として御門院家を率いている。 最大の目的は上述した晴明復活の地を守ること。復活後は晴明の望んだ世界を実現することを目的に動いている。 晴明復活前は当時の権力者に取り入り国の中枢を守り、陰で暗躍してきた。 詳しくは描写されていないがその過程で強力な妖怪と戦ってきたと思われる。 晴明が反魂の術と並行して研究していた呪術「泰山府君祭」により、歴代当主は人間でありながら人間の限界を超えて生きながらえ現代に至っても健在である。 不老なのにどうして代替わりをしてたのかと思うのだが、当主は権力者の変化と共に代々変わっていった模様。ただ、具体的な基準は曖昧な上に、この基準のせいで当主としての在任期間がかなり短い者もいる。 また、引退した当主が何をしているのかも明かされなかった。 妖怪の力が強かった時代から生きている為なのか、不老なので人間には不可能なレベルまで修行を重ねることが出来る為なのか、歴代当主達は妖怪の力が弱まった時代に生きる現代の陰陽師よりも優れた力の持ち主ばかりである([[花開院ゆら]]も相当優秀な陰陽師でありながら、水蛭子の力を見て本当に人間かと評したほど)。 ただし、妖怪の強弱も時代が平和か混乱に満ちているかで左右される為か、納めた時代の違いにより当主間にも相当な実力差が存在する。 このように、一応は本作のラスボス配下の幹部集団というポジションなのだが、完全に打ち切りルートと尺不足の被害者と化している。 そもそも終盤近くになってから登場した、メンバーが10人近くいる幹部集団など扱いきれる筈もなく、設定上は大妖怪クラスの怪物揃いの筈なのにいきなり数ページで瞬殺されたり倒される場面すら描かれなかったりと、大半のキャラの扱いはぞんざいそのもの。 中には五代目と十二代目のように、存在はしている筈にも関わらず、一切登場しなかったキャラもいる(五代目については単行本で補完された)。 そもそも作品自体が迷走を始めた後半から登場した為、何故か関東妖怪総元締めである奴良組の存在を知らなかったり、何故か晴明の配下として同じ目的で動いていた筈の京妖怪と一切横の繋がりが無かったりと、突っ込みどころがかなり多い。 そもそも妖怪上位の世界を目指していた晴明が、何故自分の目的を達成する為に陰陽師の集団を組織したのかも謎で、妖怪を不浄の存在とする御門院家側が晴明の目的をどこまで正確に理解していたのかも不明。 というか妖怪を不浄の存在と言うなら、鵺という妖怪として扱われ百鬼夜行を率いていた自分達の当主のことはどう思っていたのだろうか... ・呪術「泰山府君祭」 晴明が究極の目的・反魂の術と並行して研究していた術。人を延命させ不老にする。 この呪術により御門院家の歴代当主は人間の限界を超えて延命することが出来た。 また、この呪術を習得するには才能が必要なのか他の当主と比べると才が劣る天海は老け込むほど長い時間を掛けて準備をしこの術を習得した。 逆を言えば才能さえ溢れていれば少年期の内に不老になることも可能(少年当主である有行と水蛭子は御門院の中でもトップクラスの実力者とされる)。 この術は「不老」をもたらすのであって「不死」をもたらすものでは無く致命傷を負えば死ぬ。人体の限界を超える呪術なのか死ぬときは肉体が解けるように崩れるなどかなり[[グロテスク]]である(長親だけは他の当主と同様にボロボロにならず原型を留めていたが、結衣結衣の傀儡の術が原因か人間の限界寿命の140歳を超えて生きていなかったからなのかは不明)。 白装・安倍姓 御門院家が安倍姓の時に当主になっていた者達の総称。 御門院との違いは安倍家から御門院家に変えた五代目より以前に当主を務めていたというのが主な違い。 だが生まれた時代が荒れていたのか長年の修行で力を付けたのか、その力は黒装・御門院のそれよりも強く立場も御門院よりも上である。(有行と水蛭子は互いに平等な立場で有行は雄呂血様と呼んでいるが結衣結衣には有行様と呼ばれているため有行の位は不明。精神年齢が似ているために平等に接していたのだろうか?) #center(){【構成員】} ・[[安倍晴明]](あべ の せいめい) 御門院家の開祖に当たる初代当主。 ・&bold(){[[安倍吉平>安倍吉平(ぬらりひょんの孫)]](あべ の よしひら)} 二代目当主。在位期間は不明だが、晴明が史実通りに死亡したとすれば、1005年~1185年となり、源平争乱の終結までを統治したと思われる。 晴明が復活するまでは実質的に御門院家の頭領的存在。 リクオと同じく人間と妖怪のクォーター(妖怪の血が四分の一)。 晴明の理想とする世界を実現する為だけに、晴明復活の地を現代に至るまでに御門院家とともに守ってきた ・&bold(){[[安倍雄呂血>安倍雄呂血(ぬらりひょんの孫)]](あべ の おろち)} 三代目当主。在位期間は1185年~1333年で、源平争乱の終結から鎌倉幕府の滅亡までを統治する。 自称この世でもっとも偉大な式神使い。その自称に恥じぬ程の力の持ち主。[[ぬらりひょん]]によると珱姫程ではないがいい女だとのこと ・&bold(){[[安倍有行>安倍有行(ぬらりひょんの孫)]](あべ の ありゆき)} 四代目当主。在位期間は1334年~1392年で、南北朝時代の到来から終幕辺りを統治していた。 800年生きているが何処かのんびりしており度々水蛭子を怒らせているが、この物語の裏では大体彼が関わっている程の策士。 黒装・御門院 五代目当主・御門院泰長が晴明復活の為だけに存在する安倍家に疑問を持ち、心機一転して普通の陰陽師の一族にするべく名を御門院と変え着る服も黒にした結果今の御門院が生まれた。 結局、泰長の意思は適うことなく、名と姿が変わった御門院家は安倍家の時同様に晴明復活の地を守ることを目的に現代まで動いた。 上記したように安倍家と御門院家の違いは当主になった時期の違い程度だが、ここから時代によって闇が薄れ妖怪の力が弱まり必要とされる実力も低くなったためか当主の力も納めた時代に左右される。 そのためか当主の間でも力の差がかなり大きい。ただし、応用範囲は安倍以上の者もいる。 #center(){【構成員】} ・&bold(){御門院泰長(ごかどいん やすなが)} 五代目当主。在位期間は1393年~1477年で、南北朝統一後から[[応仁の乱]]終結までを統治する。 一族のやり方についていけず、御門院家へと変え一族の意思を変えようとしたが結局は適わず失意のうちに御門院家を離れ、半永久的な命を消すためにとある里に隠居する。 いつしかその里には泰長と同じ思いを持つ半妖たちが訪れるようになり、「半妖の里」と呼ばれるようになった。 ちなみに本誌では一切存在には触れられず、単行本25巻のネームダイジェストと番外編にてその存在に言及され、同巻カバー表紙の後ろ側に書かれている半妖の里の説明で彼の詳細も書かれている。 ・&bold(){[[御門院心結心結>御門院心結心結(ぬらりひょんの孫)]](ごかどいん ゆいゆい)} 六代目当主。在位期間は1477年~1568年で、[[応仁の乱]]終結から織田信長の台頭までを統治する。 ゴスロリ服に身を包んだプッツン系女子。「形代」を利用し、周囲の妖怪たちを互いに殺し合わせる。 ・&bold(){[[御門院天海>御門院天海(ぬらりひょんの孫)]](ごかどいん てんかい)} 七代目当主。在位期間は1569年~1643年で、織田信長の上洛から江戸幕府の鎖国完成まで統治する。 素顔不明のイカレ野郎で、蟲たちを利用した結界術を得意とする。 天海僧正その人であり、[[羽衣狐]]が淀殿の体を借りていた時代でも名前のみが登場している。 ・&bold(){御門院泰忠(ごかどいん やすただ)} 八代目当主。在位期間は1644年~1852年で、江戸の太平の期間全てを統治する。 「モアイ」とあだ名されるほどのでっかい顔が特徴。どのくらいでかいかというと、森林から首の上が出るくらいでかい。 方角の禁忌「方違」を操り、妖怪を滅する。 統治期間は一族の中で最も長いが、平和な世の中であったため強力な妖怪を相手にした経験はない。 黒と青のコンビを相手に善戦するが敗北。フォローが描かれた有弘と違い、戦闘シーンはわずか一コマで、敗北シーンも描かれなかった。 ・&bold(){[[御門院水蛭子>御門院水蛭子(ぬらりひょんの孫)]](ごかどいん ひるこ)} 九代目当主。在位期間は1853年~1867年で、黒船来航から大政奉還までの期間を統治する。 少年の姿のまま泰山府君祭を終えた天才児で、御門院家最強の陰陽師。 ・&bold(){御門院有弘(ごかどいん ありひろ)} 十代目当主。在位期間は1868年~1926年で、明治時代の始まりから大正時代の終わりまでを統治する。 口髭が似合うダンディなオジサマ。永遠に出現する鳥の式神「飛びながら盛える鷹の末裔」を召喚する多重式神使い。 この「飛びながら盛える鷹の末裔」は本人曰く「何でも見つける」ため、人間には絶対見つからないはずの土蜘蛛の里を発見することが出来た。 もう少しヒネればいいのに、名前。 才能はあったが所詮は雄呂血の劣化版であり、また妖の闇が浅かった時代を統治していたこともあって実力は低め。 水蛭子の援護に駆けつけ獺祭と対決し、彼の炎に式神もろとも焼き尽くされて死亡。 単行本にて獺祭の反撃シーン及び勝利シーンが補完された。 ・&bold(){御門院長親(ごかどいん ながちか)} 十一代目当主。在位期間は1927年~1945年で、昭和の始まりから第二次大戦の終わりまでを統治する。 長髪を束ねた、イヤらしい笑みが特徴的な三枚目の男。生まれつきの弱視のため目があまり見えない。 自分の周囲を[[日本刀]]「仏及羅」で薙ぎ払い、その間合いに入り込んだもの全てを粉微塵にする「結界眼」を作り出す。 有弘同様、妖の闇が浅い時代を統治していたため、実力は低め。 水蛭子の援護に駆けつけ玉章と対決し、「紅葉礫」をまともに食らって瞬殺される。 さらに死んだ後も心結心結に操られるという悲惨な扱いを受けている。 ・&bold(){???} 十二代目当主。 設定を考えても第二次大戦後に代替わりした当主がいる筈なのだが、五代目の泰長と違って一切詳細は掘り下げられなかった。生きているのか死んでいるのかも不明。 ・&bold(){御門院泰世(ごかどいん たいせい)} 恐山で修行する御門院家の人間。現地では一角の人物と認められていたが、当主にはなれなかった。 ピンク色の髪の毛をしていて、髪型がいかにも中二病キャラである。 妖刀破壊の能力を持つ武器・歯狂鎌を持ち、恐山の亡者たちを使役する陰陽術を使う。 追記・修正をお願いします。 #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,7) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #areaedit() - 有行と圓潮だけでなく、 &br()山ン本の百物語組と引退後かもしれんが天海の江戸幕府が癒着 &br()さらに地獄で山ン本と鵺のトップ会談 &br()その上 茶釜の入手先やら圓潮たちが天海の結界道を移動手段に使ったり 殆ど一体化してんな &br()御門院と百物語組 -- 松永さん (2013-10-22 20:01:03) - まあ人間にしては悪知恵に優れ、人を利用したり騙したりするのに長け巨万の富と様々な要人に顔が利くレベルのコネがあったから人の世を支配させとくのに都合のいい駒だったってことか…? -- 名無しさん (2013-10-22 21:01:48) - ↑それで何で京妖怪を放置したんだろ &br()羽衣狐様と天海なんかガチで覇権争ってるし 人材交流もないし -- 松永さん (2013-10-22 21:16:48) - こいつらの設定は凄く面白いのに、あっちゅうまに終わっちまって -- 名無しさん (2013-10-22 21:58:33) - この作者、キャラを登場させるのはいいけどそれを活かす話を描くことができてないよな。結局処理に困ってやっつけで終わらせるし -- 名無しさん (2013-10-22 22:02:50) - ↑その分 単行本での修正が上手いんだよ -- 松永さん (2013-10-22 22:11:12) - ↑4 多分だが晴明の命令で羽衣狐の援護をするなって言われたんじゃないかな?何というか晴明は転生そのものには手を貸すが貸した時期が鯉伴に邪魔されまくった後だし母親が自分だけの力で埋める程強くなってその強い母胎から生まれたかったという感じもする。この作品は何処からが後付なのかそうなのかがよく分からないが。後、黒装で一括りにするんじゃなくて御門院家で一括りにした方がよくね? -- 名無しさん (2013-10-23 12:55:28) - ↑確かに白装とか別に作ると項目が薄くなりそう -- 松永さん (2013-10-23 15:08:51) - 最近御門院関係の記事が作られまくっているし作られていないのは作れるほどネタが無いのしか残ってないな。これって御門院家に統合して詳細は該当記事でってやっても問題なさそうだな -- 名無しさん (2013-10-26 21:39:41) - 縦割りすぎる &br()羽衣狐様なんか 半妖の里とか天海とか 知ってたのに &br()ぬら組すら知らんとは &br()出し惜しみな天海… -- パキスタン (2013-11-09 20:18:27) - 気が向いたために御門院家の記事をコピーにて作成。前の記事は削除してもOKってことでいいかな?それと晴明の文は詳しくやると長くなりそうなので後回しにしました。気が向いたらやってください -- 名無しさん (2014-04-15 13:59:22) - わざわざ新しい項目建てなくても前の項目の名前変えて追記でよかっただろ -- 名無しさん (2014-04-15 14:25:39) - ↑項目名変更って出来たのかと調べたら何かログインしろって言われたな・・・すまんな、項目名は変更できない物と思っていたし・・・ -- 名無しさん (2014-04-16 12:41:57) - 努力家の吉平と天海が戦いが一番面白かった -- 名無しさん (2014-09-02 20:06:29) - 続編出るなら現当主を主人公であるリクオの息子のライバルかヒロインで登場させて欲しいな -- 名無しさん (2015-11-21 03:43:17) - 五代目の情報は単行本25巻のカバーに載ってたけど、十二代目(戦後〜)の当主って謎のままだよな。 -- 名無しさん (2021-10-02 21:10:50) - 開発者の清明より羽衣狐様の方が反魂に適応とか皮肉にも程がある -- 名無しさん (2021-10-25 13:33:50) - 有行は統治期間が丁度「逃げ上手の若君」の時代と被るけど、朝廷が二分する原因になった足利尊氏のことはどう思ってたんだろう。 -- 名無しさん (2024-07-16 18:39:33) - 打ち切りによって大半が露骨な在庫処分で終わった謎の集団って印象が強いわ。つーか打ち切り云々を抜きにしても終盤が始まってから幹部が10人以上いる集団なんか出して何で扱いきれると思ったんだろう作者... -- 名無しさん (2025-03-11 13:10:30) - ↑↑それこそ天海みたいに羽衣狐様と対立したのもいるから… -- 名無しさん (2025-04-02 07:23:19) #comment #areaedit(end) }