&font(#6495ED){登録日}:2014/11/03 (月) 09:12:47 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 10 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- 『[[Mr.FULLSWING]]』に登場した高校の一つで[[十二支]]高校の県予選での三回戦の相手。 ◆概要 嘗て[[十二支]]高校を三年連続甲子園出場という黄金期を築いた伝説の大打者村中紀洋が率いるチーム。 その息子である村中魁、村中由太郎の兄弟がチームの中核を担っており、投打共に相当に高いレベルで纏まっている。 一回戦で十二支を苦しめた[[武軍>武軍装戦高校]]すらも黒撰には惨敗を喫している。 1~3番打者が切り込み、4番打者である由太郎の超攻撃力で点数を一気に稼ぐ。 他、攻略に厄介な投手が相手の場合は一度見に徹した後、試合後半で大爆発することも。 守備の方も三遊間の小饂飩、緋慈華汰コンビによる鉄壁の守備を中心にハイレベル、 レギュラーピッチャーも二番手沖の多彩な変化球にエース魁の重い球に魔球など隙が無い。 総じて見ればミスフルの中でも華武やセブンブリッジといった最強格に匹敵する程の実力を持っており、 島流し強化合宿で格段にレベルアップした[[十二支]]ですら大苦戦であった。 前述の通り三回戦目の相手であるが、二回戦目の明星学園戦の時点で村中兄弟が先駆けて登場。 その後十二支高校にて兄弟が[[猿野>猿野天国]]、犬飼と勝負をしその圧倒的な実力差を見せつけた。 その結果、今の十二支では実力不足として監督の羊谷が荒療治として当時の十二支が行っていた島流し合宿を決行することとなる。 レベルアップした[[十二支]]メンバーとも互角以上の激戦を繰り広げ、犬飼、鹿目といった[[十二支]]側の投手陣を次々打ち崩すが、 最終兵器として登場した子津の「燕(スワロー)」や「砂燕(すなつばめ)」、そして猿野の奇策によって惜敗となった。 チームのモデルは[[新撰組>新選組]]で、ユニフォームをそれを意識した陣羽織風の物となっている。 これには作者がかつて『[[るろうに剣心>るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-]]』の和月伸宏のアシスタントをしていた時に、いつか自分の漫画でも登場させたいと思った結果生まれた物だという逸話がある。 ◆主要メンバー 上述の通り名前は新撰組隊士の名前から取られている。 ・村中魁(むらなかかい) 3年 右投右打 投手/外野手(ライト) 4月25日生まれ A型 身長186cm 体重80kg 村中兄弟の兄、黒撰のキャプテンでエースピッチャーでもある。 奔放な面が目立つ父や弟と違って寡黙で武士道精神満載の紳士的なキャラ、一人称も「拙者」とかなり古風。 短歌を嗜む心もあり作中でも度々披露している他、蛇神との決戦の際にもそれで返されたことも。 また、小饂飩の放送禁止用語に反応するなどムッツリの疑惑もあり、何だかんだで単なる堅物では終わらない愛嬌のあるキャラでもあったりする。 ジャンプを指で貫けるほどの尋常ではない握力の強さを誇り、それに加えて足を大きく振り上げてから勢いよく投げる「マサカリ投法」の使い手。 最大の特徴はその球質にあり、審判のプロテクターを凹ませ、猿野の使っていた蛇神特製の木製バットをへし折るなどといった恐ろしく重い球を放つ。 それだけではなく通常は100km前後が精々な所、自身の握力の強さを活かして放つ最大32分裂する超高速ナックル「小町」という魔球も持つ。 この小町、十二支高校との対戦では正攻法では破られなかったというトンデモない魔球だが、&font(#ff0000){何故か後の北海道選抜との試合では噛ませ同然にパカパカ打たれていた。} 打の方でも由太郎には及ばないとはいえ、「マサカリ打法」という独自の打法によって柵越えも難なくこなすほどの実力がある。 由太郎と違ってあまり感情を表に出さないものの、 伝説の大打者村中の息子であるという自負から来る想いの強さから彼もまた甲子園出場に対して強い熱意を燃やしていた。 ・村中由太郎(むらなかゆたろう) 1年 右投右打 捕手 12月6日生まれ A型 身長163cm 体重58kg 村中兄弟の弟、黒撰高校打撃陣の中核である4番バッター。 明るく人懐っこい無邪気で子供っぽい性格、作者曰く「ドラゴンボールの悟空みたいなワクワクキャラ」。 あと横文字は苦手なのか「だんでぃー」「ねがてぃぶ」など時折言葉が平仮名表記になる。 純粋に強者との戦いを好みその勝負を楽しむのを良しとしている。 村中の打者としての才能を受け継ぎ、幼少の頃から重たい鉛のバットで練習をしていたことも踏まえ、その実力は高校1年生とはとても思えないレベル。 初登場時点から試合場から[[十二支]]高校までの距離を逆立ちで踏破するなどといった驚異的な腕力を見せつける。 上述した校舎の時計まで軽々届かせる剛腕や、犬飼の四大飛球である蛟竜と飛竜、鹿目の新たな魔球である魔球XXを打ち、 子津の秘密兵器である燕(スワロー)すらも攻略寸前だったなどその打撃センスも相当な実力があることがわかる。 普段使っているバットから重石である鉛を外し、軽量にしたことで超高速のスイングを可能とした村中や猿野と同質の技「覇竹鉛舞」をも使用可能。 それだけに留まらず捕手としての技能も確かなもので、最終的には勘で捉えるしかない魁の小町を難なくキャッチできる他、 県対抗選抜戦では華武の屑桐が投げる新たな必殺球、五光裂華・旋風にすらも対応して見せていた。 因みにその選抜戦では猿野、御柳と共に新たな必殺技である空蝉を修得した筈なのだが、作中では披露しなかった。 勝負に妥協は許さず、試合に先駆けての勝負でも[[十二支]]は油断ならない相手だから本気でないといけないと述べている。 その際に中村が刻み、猿野が二度破った[[十二支]]の止まった時計の伝説を自ら叩き落として終わらせている。 公式戦ではそれに加えてチームとしての勝利に対する責任感も見せており、時折チームメイトに次は絶対自分が打つからと頭を下げていたりもする。 [[十二支]]に敗北後は最初はあっけらかんと笑って見せたものの、兄を含めた今のメンバーで甲子園に行きたかったと涙を見せていた。 ・小饂飩勇(こうどんいさむ) 3年 右投右打 三塁手/二塁手/遊撃手 8月1日生まれ O型 身長176cm 体重64kg 黒撰高校の特攻隊長を務める一番打者で後輩や同僚の面倒見もいいチームのムードメーカー。 黒撰メンバーでも著しい急成長を遂げた有望株らしく、特攻隊長の名に相応しい高い打撃センスを見せる。 が、それ以上の特徴として猿野とタメを張れるエロキャラでもあり、作中のセリフにやたらとピー音が混じる。 曰く「小学生の頃は[[席替え]]の度に隣になった女子全員に惚れた」「国語辞典でエロい単語を見つけては触れる物みな傷つけていた」「定年退職後は[[エロマンガ島]]で余生を過ごす」など数々の伝説がある。 特製のリーチの長いバット「一番太鼓」を用いての片手打ちである「歌舞伎打法」を持ち味としており、 左手を前に突き出してその隙間から球種を見極める「不動の見得 手間にらみ」、 そこから更に右足で前に踏み出しての発展技である「歌舞伎打法 十八番 跳び六方 乱動の見得 手間焠ぎ」、 普段の片手打ちから両手打ちにすることで更に威力を増した「歌舞伎打法・両花道 国崩し」など数々の技を持つ。 守備面でも真横に大きく飛びながら捕球する「八双跳び」やチームメイトの緋慈華汰を台にして超高度の打球すらも捕る「十六双跳び」など隙が無い。 村中就任以前はよくある弱小校でしかなかった黒撰を大躍進させた立役者の一人で甲子園にかける想いは誰よりも強く、 それが急成長の原動力となっていたようである。 あと本人はエロキャラという強烈なボケ属性持ちでありながら、実は黒撰メンバーの中ではツッコミ寄りだったりする。 ・緋慈華汰斗肢(ひじかたとし) 3年 右投左打 遊撃手 3月14日生まれ AB型 身長174cm 体重62kg 黒撰の二番打者、やたら会話文がクドくていつも周囲に薔薇を散らせている貴族風の優男。一見すると悪ふざけにしか見えないが本人的には大真面目。 実は華族出身の元[[テニス]]プレイヤーで実家の没落により[[テニス]]界に顔向け出来なくなり、戯れとして野球部へと入部したという経緯がある。 故になのかビンボー貴族、没落貴族などの単語がブロックワードとなっており、それらを耳にするとマジギレして長文を流し始めて隙だらけになってしまう。 因みに上の名前は自称で本名は泥方歳(ひじかたとし)。 元[[テニス]]プレイヤーということもあって運動神経は良く、[[テニス]]のサーブは時に野球の投球を遥かに超える球速になることから速球打ちも得意。 [[テニス]]の技術を活かし、ふわりとした独特の軌道で相手守備の捕球を惑わす「荒れ狂う神々への贖罪気まぐれな妖精達の悪戯ボレー"FROM楽園(エデン)の東"」が[[必殺技]]。 他にも真横に跳びながら捕球する「天使の血塗られた十字架(エンジェリックブラッディークロス)」や、長ったらしいポエムを交えながら華麗にダイビングキャッチする「ローズカーペットレシーブ」などといった技もある。 入部当初は華族出身としてのプライドもあり何故自分がこんな野蛮人と戯れなければいけないのかと不満げだったが 時間が経つにつれチームメイトとの絆を築いていき、今のこのメンバーでもっと先の世界を見てみたいと熱意を燃やすようになった。 ・沖草次(おきそうじ) 1年 右投右打 投手/外野手(ライト) 10月31日生まれ B型 身長160cm 51kg 常に帽子を被り、超ローテンションで毒を吐きまくりながらあやとりをしているマイナス思考のネガティブ全開な二番手投手。 その陰鬱な体質は常に彼の周辺に怨霊が漂う程で、それを利用して投球のキレが増すという原理もクソもあったもんじゃない特徴がある。 [[十二支]]との試合中に蛇神の「六道眼・明王憤怒」によって怨霊が除霊されて明るい性格になるも、直後に猿野とのあやとり対決に負けてすぐまたネガティブになった。 (尤も、明るい時でもニコニコ笑顔のままサラッと後ろ向きな発言を連発していたが) 球速と重い球で真っ向から押していく魁とは正反対の、多種多様な変化球で相手を惑わすトリッキータイプ。 サイドスローから放たれるのは怨霊の力も交えて生き物みたいに曲がりまくる「ダウナーシンカー」「デビアスシュート」「レストカーブ」など多種多様。 スイッチが入りテンションが下がれば下がるほどその曲がり方は勢いを増すとのこと。 他、怨霊の力を借りて放つ「シェイムバント」という技もあるが、こちらは具体的に何が変わっているかは不明。 中学時代は部活動でいじめに遭っていたらしく、それが現在のネガティブな性格の原因とされている。 高校自体はそれ故に他者との関わりを極力避けており、趣味の的当てをしているのを由太郎に見られて野球部に連れられてきたという経緯がある。 その性格からここ一番の所で塞ぎ込んでしまったりもするが、小饂飩の叱咤と由太郎、村中の説得を受けて立ち直り、 試合の大詰めというところで由太郎へと打順を繋げるという活躍も見せた。 (その際「ミヨちゃんにまでブタゴリラ君なんて言われるくらいなら死んだ方がマシ」というよくわからない例えを出していたが、すかさず小饂飩に「関係ねーだろ!? [[はじめてのチュウ]]すんぞ!!」とツッコまれていた) ・村中紀洋(むらなかのりひろ) 監督 5月8日生まれ A型 身長203cm 体重115kg [[十二支]]高校黄金期の三年を実質的に支えていた伝説の大打者その人。 [[プロ野球]]界でも目覚ましい活躍を見せ、メジャーリーグ挑戦も経てから引退、黒撰高校野球部の監督となる。 由太郎に通ずる自由奔放且つ豪快な性格だが兄弟からは頑固親父としても恐れられており、初登場時にはせがれが迷惑をかけたと兄弟に強烈な拳骨をお見舞いしている。 [[十二支]]高校監督の羊谷とは共に黄金期を築いた仲であり彼の燕(スワロー)をも打ち砕いていたが、その発展系である砂燕だけは最後まで打てず終いだった。 監督しての采配も確かなもので、黒撰高校野球部のメンバーとも硬い信頼関係で結ばれている。 小説によると、日が暮れるまで懸命に練習する小饂飩の熱意に当てられて黒撰高校の監督となることを決意したとのこと。 モデルは実在の[[プロ野球]]選手である中村紀洋であり、ミスフル連載時では正に名打者と呼ぶに相応しい目覚ましい活躍を見せていた。 追記・修正お願いします。 #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,2) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #areaedit() - 蛇神先輩が失明してまで攻略した魔球が、あんなかませにポンポン打たれたのは悲しくなったな -- 名無しさん (2014-11-03 09:47:10) - 蛇神さんって目負傷しすぎじゃね? -- 名無しさん (2014-11-03 13:45:57) - 攻略しきれなかった小町の絶望感は半端じゃなかったから選抜編もエース級以外には打たれないでほしかったな -- 名無しさん (2018-01-28 10:31:28) - まさか本当にノリさんが高校野球の指導者になるとはなあ -- 名無しさん (2018-05-09 00:56:06) - 小町がどれだけすごいと言っても結局のところはナックルボールってことなんだろうな。ブレ過ぎれば待球作戦でボールになるし、調子が悪くてブレが鈍ればいかに魁とはいえただの速球も同然になる、と -- 名無しさん (2018-05-09 11:49:23) - 選抜戦結構多かったのになんでリベンジさせてあげなかったのかね……一応緊張とかあって調子が悪かったからと脳内保管 -- 名無しさん (2018-09-28 13:39:12) #comment #areaedit(end) }