ミ・ル

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ミ・ル - (2024/09/11 (水) 09:41:16) のソース

&font(#6495ED){登録日}:2015/06/03 (水) 15:59:07
&font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red)
&font(#6495ED){所要時間}:約 12 分で読めます

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#center(){&sizex(7){変 幻 の 黒 影}}



『モンスターハンターフロンティアZZ』に登場するモンスター。



**○概要
G級改新という激動の時代の最中にあった、『G2』のアップデートにて実装された正体不明の大型モンスター。
別名「&font(b){黒狐竜}」。
氷狐竜[[デュラガウア]]と似て非なる姿を持ち、[[デュラガウア]]と同じ塔の秘境エリアに生息する。


おおよそモンハンのモンスターらしからぬ奇抜なネーミングで、この項目名を見た人の中にも[[荒らし]]項目かと誤解してしまった人がいるかも知れない。
それぐらい本当に異質な名前である。
ちなみに当初は正式名称がまだ判明しておらず、便宜的にG級UNKNOWNとか黒デュラとか呼ばれていた。

なお、ミ・ルはアイヌ語で「星の輝き」を意味するらしい。


通常は、イベントクエスト以外ではG級クエスト一覧に狩猟対象として掲載されていない。
(中型モンスター以上の)G級クエストからの帰還後に低確率で「緊急クエスト」という形で出現する。
この緊急クエストは成功・失敗だけでなく、ログアウトや途中のクエストリタイアでも一覧から消えてしまう仕様のため、そうなると次の出現を待たねばならない。


外見は結晶が生えた灰色の[[デュラガウア]]。
しかし、これは数ある姿の一つに過ぎない。
ミ・ルの本質は&font(b){様々な能力に特化した姿へ自由自在に変身し、作り変えてしまうことなのである。}
その変身ぶりは凄まじく、体格どころか結晶、眼の色、顔つき等の細部に至るまで別人…もとい別モンレベルで変わる。
&font(l){[[ガッスン>ガスラバズラ]]「俺の立場ないじゃん…」}
実際、ミ・ルが登場するPVでは尽く違う形態で出演した結果、視聴していたユーザー達からは「途中でモデルを作り直した」と誤解された程であった。


立ち位置としてはフォワード時代に猛威を振るった黒き飛竜、「[[UNKNOWN>アンノウン(MHF)]]」の系譜。
紅と蒼の入り混じった炎ブレスを吐く、形態変化を有する、そして共通骨格のモンスター達のモーションを取り入れた集大成である点が共通している。



**▲戦闘概要
登場クエストは難易度★7として扱われるため、&color(red){マイナス900}の防御減算に耐え得る防御力が必要。
通常はハードコアに切り替え不可能なため、難易度(=減算度合い)は個人で任意に下げることが可能。


前述したようにコロコロと変身しながら戦う。
しかし、UNKNOWNと決定的に違うのは&font(b){変身する順番に規則性が無い}ということ。
同じ変身を続けて繰り返さない、という点を除けば何に変身するかはランダム。
なので最悪の場合、&color(red){最初の変身で本気全開のモードになる可能性が十分ありうる。}


外見のみならず攻撃力の倍率、全体防御率、物理・属性肉質も形態毎に異なるため、変身される都度立ち回りを変えていく必要がある。
基本的に属性よりも攻撃力重視の方がいい。
また、変身後に減らせる体力はUNKNOWN同様に一定の数値が定められているようで、麻痺等の拘束を利用して過度にダメージを与えたとしても、次の変身時には規定値まで回復されてしまう。
この仕様もあってミ・ルはなかなかタフな耐久力に仕上がっている。

全体的なモーションはレックス系骨格のものを流用しており、それらのモンスターに慣れていれば以外と苦戦することはない。
しかし、結晶を使った攻撃や、レックス系に少ないブレス攻撃など、レックス系そのもの[[というわけ]]でもないので上手くいなす必要がある。


形態毎による内容は以下の通り。
なお、形態名は公式な呼称が存在していないため、便宜的なものであることを付記しておく。


***●ノーマルモード(黒デュラ/初期形態)
戦闘開始時の形態。灰色の[[デュラガウア]]。
これがデフォルトの姿であり、一度変身するとノーマルモードに戻る事はない。

目立った弱点は全く存在しない。
初期形態に限り罠と[[閃光玉]]が有効となっているが、前述の仕様から拘束中のラッシュで次の変身を促すのがせいぜい。

主に[[デュラガウア]]、[[ティガレックス]]のモーションが中心となる。
たまに[[パリアプリア]]の&font(l){憎たらしいノーモーション}飛び掛りも行う。
突進、引っかき、岩飛ばし等の基礎的な技が殆どで、特にこれといった大技は無い。
強いて言えばデュラのものから変化した熱風状の火炎ブレスぐらいだが、これも後述のノーマル+遠距離モードで流用されるので独自モーションではない。


変身時は両腕から煙を発し、宙返りの間に変身して咆哮する。
これに限らず、ミ・ルの咆哮は全て[[ティガレックス]]と同性質のダメージ付き音圧なので吹っ飛ばされないように。
その後も全ての形態において、同モーションからの変身を行う。



***&color(blue){▼スピードモード}(ナルガクルガ/青形態)
俊敏性を重視した形態。細長い尻尾をはじめとして、全体的にとてもスリムな体格となる。
その見た目通り素早いが、その代わりに全体防御率、(前脚の)肉質ともに柔らかい。

主に、(MHFでは後にG10で登場した[[遷悠種>遷悠種(モンスターハンター)]])[[ナルガクルガ]]のモーションを使う。
ただし軸合わせは[[ヒュジキキ>ヒュジキキ(MHF)]]と同じ一瞬の反転モーションであり、時折デュラガウアのカウンター攻撃や[[ティガレックス]]特異個体の大暴れ攻撃も使ってくる。
突進、尻尾振り回し、ビターン等の技は[[ナルガクルガ]]のそれと共通しているので、元を見慣れている人には対処がしやすいかもしれない。
だが、細かい挙動やスピードは当然本家と違うため、あくまで「似ている」程度の認識で。

また、この形態以降は変身直後に確定で使う技が存在する(以後、「確定行動」と呼称)。
スピードモードの場合は、大きく回りこんでから強烈なタックルで戻ってくる攻撃。
一瞬で突っ込んでくるため、回避タイミングをしっかり覚えておかないと轢かれる。



***&color(red){■パワーモード}(ガチムチ/赤形態)
腕力を重視した形態。上半身が太くなり、驚くほどガチムチ。
予想通り鈍重で、しかし攻撃力も元の2倍と強烈に高い。防御力によっては即死の危険あり。
(ただし、倍率だけの話ならMHFの[[リオレウス]]や剛種[[ラオシャンロン]]等の化け物はゴロゴロといる)
後脚以外はなかなかに硬い。

主に[[ティガレックス]]と[[パリアプリア]]のモーションが中心。
各動作は遅くて対処しやすいのだが、その遅さが原因で逆に回避のタイミングを誤ってしまう可能性がある。
また、時折剛種デュラガウアの打ち上げ→ブレス追撃コンボを&font(b){予備動作無しで繰り出す。}
不意にミ・ルが小さくジャンプしたら間違いなくコレ。ダメージも即死クラスと危険。

確定行動は2連叩きつけ攻撃。
左→右の順に前脚を力強く叩きつける。
脚と地割れにダメージ判定があるのは勿論、避けても&color(red){若干遅れて広範囲に震動が発生してハンターを足止めし}、更に2発目が&color(red){対象ハンターを狙ってホーミングする}という鬼畜の塊みたいな技である。
直撃すれば勿論大ダメージ。
それぞれの判定こそ一瞬なれど、耐震+1以上のスキルが無ければやってられない。

ちなみにPVでこの攻撃を披露した際、ゴツイ見た目と[[ジンオウガ]]のダイナミックお手を連想させるモーションから「牙竜種か?」と誤認されたことがあった。



***&color(grey){☆広範囲モード}(結晶形態)
広範囲への攻撃に特化した形態。身にまとっていた結晶が増えて大きくなる。
攻撃力は控えめであるものの、全体的に硬く、弱点が背中にしかないので大きなダメージを与えにくい。

主に剛種[[デュラガウア]]、[[ティガレックス]]の特異個体のモーションを使う。
「[[結晶やられ>アクラ・ヴァシム/アクラ・ジェビア]]」をともなう攻撃が多く、[[ナルガクルガ]]の棘飛ばしモーションやデュラの[[かまいたち]]、剛デュラの打ち上げコンボ等に付加されている。

MHFの「結晶やられ」についてご存知ない方に説明すると、
ハンターに結晶がまとわりついて&color(red){最大スタミナを最低値まで下げ、しかも一切の攻撃行動や大半のアイテム使用を封じ、トドメに&font(b){時間経過で大爆発する}}というもの。
(旧仕様[[オオナズチ]]の)疲労効果と悪臭と粘菌やられ諸々を合体させた状態異常、と言えばいかに恐ろしいバッドステータスであるか理解いただけるだろうか。
何でもいいので敵味方問わず攻撃を受ければ解除されるものの(音爆弾でもいい)、減らされたスタミナは回復しない。
結晶耐性スキルで対策可能だが、逆にそれが無いと遠距離モード等では非常に危険となる。

確定行動は溜めてからのジャンピングプレスによる結晶撒き散らし。
拡散した結晶はかなり遠くまで届く。
一見すると変身時のモーションと予備動作が似ているのでややこしいが、溜め時間が明らかに長いので気づく筈。



***&color(skyblue){◆遠距離モード}(ノーマル+広範囲/灰蒼形態)
遠距離への攻撃を重んじた形態。広範囲モードと少し似ているが微妙に蒼さが増している。
地味にスピードモードと同じ敏捷性だが、積極的に活かしてくる事はない。
尾が弱点。ただし、尾&font(b){の先っぽではない}ことに注意。

主に[[デュラガウア]]のモーションが中心だが、ノーマルモードの火炎ブレスを主体とした遠距離攻撃が多い。
そのためか、事あるごとに後退やバックステップで距離を取ろうとする。
また、火炎ブレスに気をとられていると[[かまいたち]]で結晶やられにされたり、他モードのそれより素早い打ち上げブレスに巻き込まれたりしてしまいやすい。

確定行動は後退からの熱風ブレス。
遠くに飛ぶほど範囲が拡大する上に、ブレス本体が過ぎ去っても軌道上にいると火傷のスリップダメージを負うことになるので、根性スキルで耐えた後だと貫通されて死ぬ危険性あり。



***★フルモード(本気/黒白形態)
&font(b,#ff0000){全ての形態の長所を結集したミ・ル最大の形態。}
身体の各所にそれぞれの形態の特徴が現れ、眼からUNKNOWN同様の赤い残光を引いている。
全形態複合だけあって、パワーモードの馬鹿力とスピードモードの敏捷性が合わさり(元に比べると若干下がるが)、更に広範囲・遠距離モードの技による攻撃範囲のカバーと隙が無い。
ただ、意外にもこの手の形態としては全体防御率、肉質ともに柔らかめ。

全形態の主な技を一通り行えるため(全部、ではないのがミソ)、基本的には何が来てもいいように備える必要がある。
特に危険視すべきは[[かまいたち]]等の結晶やられを伴う技、強烈なホーミング性能を持った剛デュラ式突進辺りだろうか。

確定行動にしてミ・ル最大の大技は、自身の結晶をばら撒いたのち大爆発を引き起こす攻撃。
事前にその場で爪とぎを行い、左右の前脚で引っかくようにばら撒いてハンターを足止めし、最後に一回転しながら龍風圧を伴う大爆発を引き起こすのが一連の流れである。
やはり、流石に大技だけあって凄まじい威力を誇り、即死を免れても結晶対策無しではその後の追撃からは逃れられない。
ただし、実はガードが可能なので間に合わないと思ったらそれで凌ぐのも手。


なお、前述したが変身法則の都合上、フルモードは瀕死で移行する訳ではない。
(ミ・ルの体力が残っている限りは)ダメージを与えて他の形態に変身させることが出来るので、可能ならさっさとお引取り願ったほうがいい。



**◎武具
生産可能な[[G級武器>G級武器(MHF-G)]]は片手剣、狩猟笛、ガンランス、穿龍棍、弓のいずれも[[無属性]]。
FのG級では属性武器が重視されやすい環境なので不利…&font(b){とはならない。}
[[無属性]]の代わりに性能がぶっちぎっており、攻撃力が恐ろしいほど高く、最高ランクの空色ゲージ(剣士)に会心率まで有しているのだ。
しかも、G級ではシジルという補助強化要素の中に「[[無属性]]武器のダメージを底上げする」という効果のものが存在するため、これを焼き付けたミ・ル武器は属性武器にも劣らぬポテンシャルを発揮することができる。


[[G級防具>G級防具(MHF‐G)]]は何となく忍者チックな姿。
ミ・ル自身がコロコロと姿を変える事と、忍者が変装の名人であるという一般的なイメージにかけているのだろう。
火以外のマイナス属性耐性が目に付くが、剣士防具では最終強化のGX(LV7)を一式着込むと&font(b){防御力2000を越える。}
スキルも回避距離、聴覚保護、一匹狼(エリア内に自分だけのとき、攻撃力超絶UP)等の強い構成である。

…しかし、この防具には最大の特徴にして最悪の短所とも言うべきスキルが存在する。

その名も「&font(b,#ff0000){代償}」。

俗に言う複合スキルであり、コレ一つで「匠(斬れ味レベル+1)」「攻撃力UP【絶大】」「見切り+4」「回避性能+2」が同時発動するという実に強力な効果を併せ持つ。
だが、当然ノーリスクで使えるはずがなく、更にもう一つ「&font(b,#ff0000){死神の抱擁}」というマイナススキルが一緒に付いてくる。
死神の抱擁は、一定確率で被ダメージを0にする「女神の抱擁」スキルとは対極に位置しており、その効果はなんと





#center(){&font(b,#ff0000){&sizex(7){一 定 確 率 で 即 死}}}




#right(){&sizex(2){更に根性スキルも根性札も効果を発揮しない!}}


&font(b,#ff0000){この効果が上記の長所全てを台無しにしてしまっているのである。}

大型モンスターに足踏みされたり、小型モンスターに小突かれるなど、普段は些細なダメージであろうと、効果が発動してしまうとその時点でジ・エンド、無条件1乙となる。
&color(red){どう考えてもメリットに対するデメリットが大きすぎる。}
いつ死んでしまうかも分からない恐怖と戦いながらモンスターを狩る、なんて真似はとても常人には出来ない。
当たらなければどうという事はない?君は最後までヒュジキキの針弾幕を避けきれる自信があるのか?
&font(#0000ff,u){&font(#ffffff){これが廃人だと涼しい顔して「ある」と即答しそうだから怖い。}}

なお防具を装飾品に精錬しても、しっかりスキルポイントが付いてくる。
つまり幾ら足掻いたところで代償の発動を阻止することは不可能である。

加えて、その後に代償無しでも簡単に高攻撃力が実現できる防具・スキルの組み合わせが登場したことも重なり、PTで積極的に代償スキルを発動させるハンターは殆どいないと言ってもいい。
もし野良で平然と一式着ていこうものなら、相手方から「フレに呼ばれる」(=&font(b){避けられる})こと確実である。
※スキル「[[絶対防御態勢>絶対防御態勢(モンスターハンター)]]」併用時を除く


ちなみに、後にMHFが『[[魔法少女まどか☆マギカ]]』とのコラボを行った時は、まどかモチーフの防具一式にこの代償スキルが付いていることで話題になった。
実用性はともかく、原作を知っている人からすると見事に彼女の運命を意識したネタと言える。



**★余談
和風チックな専用[[BGM]]「変幻の黒影」は、モンハンの戦闘曲では非常に1ループが長い曲として知られる。
また、珍しくギターの音色も絡めていることで地味に有名。
モンハンで他にギターを使った曲は、今の所[[ジンオウガ]]と[[アルバトリオン]]、[[ディスフィロア]]ぐらいである。


過去に開催されたイベントクエスト「双頭襲撃戦」では、第1弾として事もあろうに&font(b){ミ・ル&color(red){2頭同時狩猟}}という&font(b){頭のネジが外れたとしか思えないようなクエスト}が配信されたことがあった。
初っ端から世紀末にも程があるクエストである。
&font(#0000ff,u){&font(#ffffff){が、ダメージを与えない限り変身しないという特徴を利用すれば意外と難易度を抑えることができる。}}

最近では新規モンスターが追加され、それに伴う新規武具実装の際に、武具素材となるHC素材を報酬で手に入れられるクエスト、
【果てなき脅威の襲来】で確定配信されることが多く、HC素材をゲット品がら戦うことができる。



追記・修正は代償を発動させながらお願いします。

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- ナンバリングシリーズに逆輸入されたらどうなるんだろうな……。実現不可なのは承知だが  -- 名無しさん  (2015-06-03 21:59:48)
- ↑極限ナルガとか極限ベリオ実装したらこうなるんじゃね?  -- 名無しさん  (2015-06-04 01:02:47)
- しかしこの「代償」、刀匠3+達人4+回避性能2という強力な複合スキルであるが為に保険の絶対防御と合わせて火事場や闘覇や珠秘伝といった火力スキルを空いたスペースにしこたま乗せて、脅威的火力でモンスターを瞬殺するプロハンが居たりもする…  -- 名無しさん  (2015-06-04 04:35:36)
- F特有の頭おかしい難易度補正だけを緩和して、携帯機レベルまで攻撃力を下げたら「超手強いけど楽しいお祭系」になるのだろうか。  -- 名無しさん  (2015-06-04 18:34:58)
- そろそろナンバリングにも結晶状態を輸入して協調しないキッズを泣かせたい  -- 名無しさん  (2016-03-04 16:04:39)
- ↑おとばくだんなげてやくめでしょ  -- 名無しさん  (2016-03-05 10:22:48)
- ↑はやくばくはつしてやくめでしょ  -- 名無しさん  (2018-05-22 09:52:26)
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