妖精さん(人類は衰退しました)

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妖精さん(人類は衰退しました) - (2025/04/02 (水) 16:53:28) のソース

&font(#6495ED){登録日}:2016/09/25(日) 22:02:28
&font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red)
&font(#6495ED){所要時間}:約 3 分で読めます

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&color(yellowgreen){「あにをたうぃきにぼくたちのこーもくができました」}
&color(pink){「うぃきってなにするです?」}
&color(orange){「いろいろなことがかいてあるよ」}
&color(pink){「ないとどうなるですか?」}
&bold(){「じょーほーじゃくしゃになりさがるのだ」}
&color(blue){「しえき、さくしゅされるだけのしゃちくだ」}
&color(yellowgreen){「ぶらっくきぎょーかー」}
&bold(){「かろうしもすてがたい」}
&color(blue){「なんまいだー」}

ついき・しゅうせいするです?


#include(テンプレ2)
#include(テンプレ3) 


#right(){&bold(){おじいさん「近頃アニヲタwiki(仮)に変な項目ができておるようだ。追記・修正してきなさい」}}

#left(){&bold(){&color(hotpink){調停官「はーい(やっぱりだめでしたか)」}}}










&bold(){・ようせいさんのがいよう}

#center(){人類が緩やかな衰退を迎えて、はや数世紀。}
#center(){すでに地球は“妖精さん”のものだったりします。}


妖精さんとは、[[人類は衰退しました]]に登場する種族。
アニメ版のCVは、[[小林由美子]]・あおきさやか・[[明坂聡美]]・ささきのぞみ・[[金元寿子]]・小笠原早紀・小山さくら、
[[小桜エツコ]]・[[新井里美]]・中根久美子・辻あゆみ・矢部雅史・山田きのこ・佐藤なる美・坂本千夏・[[真田アサミ]]が担当している。


緩やかに衰退しつつある「旧人類」に代わり地球に台頭し始めた、体長10cmほどの種族。
人口は推定100~200億人前後。
妖精さんという名前だが、外見はピクシーやフェアリーというよりも小人に近い。
初期には人間が聞き取れないほど早口で話し合ったりカエルを模したレインコートを着たりと佐藤さとる氏のコロボックルのような特徴も見られた。
亜種としてトロールやマンドラゴラさんなどが確認されている。

作品媒体によって衣類や表情に差があり、小説の挿絵、表紙を担当していた山崎透氏のものと、戸部淑氏のものとでも既に大きな差がある。
アニメ版においては戸部淑氏のものを参考にしているが、常に口が開いている。
(・ワ・)←こんな感じである。


セリフは全てひらがなで、アニメでも舌足らずな喋り方をする。
可愛い顔と口調で時折ブラックでギリギリなセリフを吐く。

性格は子供のように無邪気で、言動は喜怒哀楽の真ん中2つが抜けたよう。落ち込むことはたまにあるけど。


新人類と言ってもその自覚は彼ら自身には無く、むしろ旧人類に対しては腰が低い。
旧人類を好いており、彼らの模倣をすることや、彼らのために奴隷のように働くことを生き甲斐としているが、
シャイな性格のため旧人類の前に直接姿を現すことは稀。

見た目からは想像も付かないほどに高度な技術力を持つ種族だが創造性は乏しく、
お菓子や物語などを創り出すことは不得手としており、人間の作った物語や甘いお菓子を好んでいる。

一方で忘れっぽくて子供っぽいと頭がいいのか悪いのかよく分からない種族。
生態には謎が多く、もはや生物なのかすらわからないために旧人類の研究者も匙を投げている。



&bold(){・ようせいさんのせいたい}

・離合集散の法則
楽しい遊びやにんげんさんのブーム、そしてお菓子などがあると増える。
たんに集まってくるだけでなく、文字通り&bold(){増殖}する。
増えた妖精さんが楽しいことに参加し、さらに楽しくなってまた増える……と雪だるま式に増殖していく。
さらに増えることで技術力が跳ね上がる傾向があり、数人のうちは木工レベルでも、数百体規模になると未来都市やら植物文明を作り上げる。
これらに巻き込まれた人間はだいたい酷い目にあうが、(肉体的に)深刻な危害を受けることはまずない。

ただし、飽きるのも早く、祭りが終わるとあっと言う間に散っていき、しかもすぐに忘れる。
逆につまらないとどんどん数が減る。

・まるまり
驚いた時にボール状に丸まり、身を守る性質がある。
ただし、あくまで丸くなるだけで攻撃能力などはなく、猫などには遊ばれ続ける。
また記憶なども少しだけ飛ぶらしく、大抵のことはショックを与えて丸まらせ、ごまかせる。
その他、怖い目にあうと失禁することが確認されている。なお排泄するのはほぼ真水。


・電磁鬱
電磁波を苦手としており、浴びると鬱状態になってだらけきったようになる。
事前に電磁波がくるとわかっている時はどこかへ移動する様である。
こよりになるまで自分をツイストして仮死状態になることで、電磁波対策が可能。水分を吸収すると復活。[[クマムシ]]ですかあなた方は。


・お菓子好き
生存に食料が不要なようだが、甘い物が大好き。
「わたし」ちゃんは趣味のお菓子作りを生かして餌付けもとい交流を頻繁にしている。
お菓子目当てにタイムマシーン(バナナ)を作ったことまである。
ガムはお菓子に入らない。

・つい消滅
妖精さんは物語りの間に挟まってどこかへ消えてしまったりすることがある。
時には人間の記憶の中に消えてしまうことも。

・技術力
旧人類に魔法と喩えられるほどの超科学力を持ち、不可思議な道具を作り出す。
役に立つんだが立たないんだかわからないがほとんどだが、物理法則を無視したような代物だらけ。
(履いて歩くと中に水が溜まる長靴・[[ブラックホール]]の缶詰・人間の知能を小麦粉に変換する軽量スプーン・現実世界を[[ゲーム]]世界と同化させるゲーム機など)
ただ、根がテキトーなためかお菓子作りは苦手。


・童話災害
彼ら作った道具や、彼らが多数集まるだけで周囲で不可思議な現象が起こりやすくなる性質により引き起こされる超常的騒動。
騒動に巻き込まれた者は、心に大きな傷を残すことも少なくない。
一方で、妖精さんが複数集まった環境では、死者が出にくくなるという特性がある。
平たく言うと妖精さんが集まると&bold(){ご都合主義でカオスな展開になる}。

妖精さんが自らまとめた「まぬある(マニュアル)」では地域でもっとも妖精さんと親しい人物が一日でだいたいひとりの妖精さんと出会う環境を1fとした目安が紹介されている。
例えば高層ビル二十階から落下した場合。
10fなら空中でヒーローやペガサスに助けてもらえる、5fでも素早くワイヤーフックを射出すれば神がかりレベルで係留される。0fは潰れる。

・その他
電磁鬱とは別に、妖精さん人口密度があがりすぎると、ストレスを感じて鬱になってしまうことがある。%%餌付け%%交流のやりすぎには注意。
旧人類の赤ん坊を、自分たちの子供と取り替えることもあるようで、
そういった子供は、超常的な力を持ち恐れられることがあるが、
成長するに伴って、力を失い普通の旧人類と変わらなくなってしまうようだ。


ついき・しゅうせいおねがいするです?

#include(テンプレ2)
#include(テンプレ3) 












































&bold(){・ようせいさんのねたばれ}









&color(yellowgreen){「こっからさきじゅうだいなねたばれ」}
&color(pink){「へんしゅうのりょうど」}
&color(orange){「はいっちゃやー」}







#left(){&bold(){&color(hotpink){調停官「そう言われるとますます見たくなりますねー」}}}

&color(yellowgreen){「あ}&color(pink){ー}&color(orange){」}

#center(){&bold(){&big(){&color(red){以下、作品の根幹に関わる大断絶級ネタバレ注意!!}}}}




#openclose(show=「ぼくら、にんげんさんすきすぎてあたまおかしーですからなー」){
最終巻で「わたし」たちは人類文明の再建を全うするが
実際のところ&bold(){「旧人類」は衰退しきり、ほぼ絶滅しており、「旧人類」として地球上で生きているのは、&font(#f00){人間を模倣した妖精}である。}
まさしく人類は衰退しているのだ。

暗い世界で生まれた魂未満の存在だった妖精たちは、
唯一生命が存在する明るい世界の心に惹かれ、生命が進化していく様子を観察し続け、人間に憧れを抱いた。

憧れた人間を模倣し、肉体と死の概念を得て、
最初は少し動くだけで崩れるデリケートな存在から、徐々に人間に近付き交流を持つに至った。

多様性を持てなかった人類が衰退したことで、人間を完全に模倣し成り代わった。
その時期は、大断絶と呼ばれ記録が残っていないため、「わたし」たち妖精が自分たちの正体を誤解したままである理由の一つとなっている。

完璧な模倣により自分達を人間と思い込んだことで、妖精が本来持つ魔法の力は体外に排出されており、
その魔法の力が、ありとあらゆる演算的挙動と結びつき実体を得たのが「妖精さん」と呼ばれる存在である。
ここでいう演算的挙動とは、故障・廃棄された機械のほか重力や自然現象も含まれる。
本質は「命の定義を広げ、万物と対話・行動させる力」。
(気の遠くなる程の昔にあった物質文明の利器の劣化がほぼ無かったのはこの力で修理していた為と思われる)


言ってしまえば願いを叶える力が具体化した存在であり、だから「現在の文明に生きる人類」である「わたし」たち人間さんの役に立ちたがる。

人間を模倣したといっても、妖精には変わりないので、
幼少期には魔法の力は体内に留まっており、成長に伴い現実を理解していくうちに排出するようになる。
妖精さんが電磁波に弱いのは、化学反応により魔法が阻害されてしまうため。

妖精の空想力が高くないと、魔法が妖精さんとして形を成すことはなく、
妖精さんが、「旧人類」の前に姿を見せることが少ない理由も、それによるもの。
しかし、魔法としては存在しているので別の形で発現することもある。

世界に本当の意味での「人間」が何人残っているかは定かではないが、少なくとも主要人物に1人確認されている。
}


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#openclose(show=▷ コメント欄){
#areaedit()
- もうちょとネタバレとの空白開けた方がいいと思う  -- 名無しさん  (2016-09-26 07:19:19)
- せやね、話の核心だし。空白と、作品全体におけるネタバレですよっていうワンクッションが欲しいかも  -- 名無しさん  (2016-09-26 10:39:12)
- もう終わってたのか人類  -- 名無しさん  (2016-09-26 17:07:34)
- ゆるい日常と思ったら重い現実でした  -- 名無しさん  (2016-09-26 17:11:23)
- 「わたし」ちゃん達旧人類に個人名がないのも一種の伏線だった…?  -- 名無しさん  (2016-09-26 21:35:02)
- ↑それは単にプライバシーの保護のためで全員ちゃんと名前あるよ。助手さんはジョシュアくん。わたしちゃんは愛称が「マーゴ」なので本名はたぶんマーガレット。  -- 名無しさん  (2016-09-26 22:37:21)
- 妖精さんの声の中に小桜さんいてわたしちゃんと相まって「ミルモでポンじゃん」と思った放送時  -- 名無しさん  (2016-09-27 09:15:40)
- もうここまで来たら”人間”と定義してもいいじゃないかな  -- 名無しさん  (2016-09-27 09:53:40)
- ひょうりゅうせいかつの時に集まりすぎるとダメになるって性質あったな。どんな名称だったっけ?  -- 名無しさん  (2016-09-27 22:09:04)
- 項目見てから改めて最新刊の表紙を見て口を閉じた妖精さんがいてかなりの驚愕  -- 名無しさん  (2016-09-27 23:53:44)
- ↑4 そういやその回、ツイスト仮死状態から元に戻るとき、マグカップから出てくるんだよね、アニメは(原作は未読なのでわからぬ…)  -- 名無しさん  (2016-10-01 03:47:00)
- ↑ 原作でもカップからやったよ  -- 名無しさん  (2016-10-01 15:18:08)
- けっきょくこれから、どうなるんです?  -- 名無しさん  (2016-10-01 17:44:52)
- 1.ヒトはほぼ絶滅したが、成り代わった妖精たちが繁栄する(明るい未来)2.なんだかんだ妖精たちも緩やかなる衰退を迎え、ヒトや妖精さんたちと共に絶滅の時を迎える(諸行無常)3.やさしい世界の元になっているあの機械が何らかの理由で壊れ、世界はギャグ補正を無くし、シビアで厳しい世界に戻る(暗い未来) この三つのどれかじゃないかな  -- 名無しさん  (2018-12-20 15:59:40)
- ↑いちおー、にんげんさんと「人間」のこんけつがはんえーするかのうせーも あるのでは?  -- 名無しさん  (2018-12-20 17:10:37)
- ↑2 今度は妖精さん達が今の人類に成り代わって新たな人類になるという可能性があってほしい。  -- 名無しさん  (2019-05-04 00:16:52)
- 「旧人類」は人間とほぼ人間になった妖精の両方の血を引く存在だと思ってた。助手さんは数少ない純血の人間で。  -- 名無しさん  (2019-10-16 09:23:30)
- アニメ版のOP「リアルワールド」の歌詞が妖精の視点から本編に至るまでの自分たちの経緯を暗に語っていたとも取れる  -- 名無しさん  (2021-06-27 02:16:07)
- 幸せの…白い粉♡(砂糖)  -- 名無しさん  (2021-12-30 00:10:26)
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