竈門炭治郎

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竈門炭治郎 - (2025/10/19 (日) 09:32:17) のソース

&font(#6495ED){登録日}:2016/11/09 Wed 23:53:00
&font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red)
&font(#6495ED){所要時間}:&font(#660000,b){約 13 分で読めます!}

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&link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧
&tags()
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#center(){
&sizex(4){&font(#660000,b){でも人生には空模様があるからな 移ろって動いていく}}

&sizex(4){&font(#660000,b){ずっと晴れ続けることはないし ずっと雪が降り続けることもない}}



&sizex(5){&font(#660000,b){そして}}



&sizex(5){&bold(){&color(RED){幸せが壊れるときには いつも血の匂いがする}}}
}






&bold(){竈門炭治郎}とは、[[漫画]]『[[鬼滅の刃]]』の主人公である。

[[声>声優(職業)]]:[[花江夏樹]]、[[佐藤聡美]](幼少期)
演 - 小林亮太

●目次
#contents

*◆プロフィール
誕生日―7月14日(かに座)
年齢―15歳
[[身長]]―165㎝(1話時点で156cm) 
体重―61kg(同53㎏) 
出身地―東京府奥多摩郡雲取山(現・[[東京都]]西多摩郡雲取山) 
趣味―&bold(){[[頭突き]]}、掃除 
好きなもの―タラの芽


*◆概要
竈門家の長男。
長女の[[禰豆子>竈門禰豆子]]、次男の竹雄、次女の花子、三男の茂、四男の六太、母の&ruby(きえ){葵枝}と彼を合わせて七人家族だった。
父の炭十郎は本編開始前に既に死去している。禰豆子の言からして父が死んだのはつい最近のことのようだ。

炭焼きを生業としており、作った炭を町で売って糧を得ているほか、障子の張り替えなどちょっとした雑事の手伝いもこなす。
生活は楽でこそないものの家族仲は円満で、炭治郎はそんな生活に幸せを感じていた。

&bold(){だが炭治郎の運命は、竈門家を襲ったある事件により突如大きく変わってしまう。}
正月の近くなったある冬の日、炭治郎はいつものように町へ炭を売りに行くために山を下り、日の入りと共に家へ帰ろうとしていたが、その帰路で町外れに住む三郎爺さんに引き止められた。

&bold(){「日が暮れると[[人食い鬼>鬼(鬼滅の刃)]]がうろつき出す だから夜に出歩くな」}

有無を言わさぬ三郎爺さんの言に従って炭治郎は一泊させてもらい、夜明けを待ってから家に帰る。

……しかし、炭治郎を出迎える声は無かった。&bold(){何者かに惨殺されていた禰豆子以外の家族の遺体だけがそこにあった。}
唯一禰豆子のみまだ身体に温もりを残していたが、彼女もまた無事ではなく、人間ならざるもの――&bold(){人食い鬼へと変貌させられてしまっていたのだ。}

息があるうちに医者に診せなくてはと、禰豆子を負ぶって雪深い山を下り始める炭治郎。
そこへ現れた[[鬼狩りの剣士>鬼殺隊(鬼滅の刃)]]・[[冨岡義勇]]と対峙し、鬼と化してしまった禰豆子を殺されかけるも、義勇は彼ら兄妹に「ある可能性」を見出し、鱗滝という人物のもとを訪ねるよう勧めてその場を去って行く。

禰豆子を人間へと戻し、殺された家族の仇を討つため、炭治郎は妹の手を引きながら故郷を旅立つのだった。


*◆外見
赤みがかった髪と瞳をしており、髪は物語の当初は後ろで結べる程度に長かったが現在は短髪。かき上げた前髪はそのまま。
ちなみに、この髪と瞳の色を持って生まれた子供は、炭治郎の担当刀鍛冶となった[[鋼鐵塚蛍]]によれば&font(#660000,b){&ruby(かくしゃく){赫灼}の&ruby(こ){子}}と呼ぶといい、鍛冶や炭焼きのように火仕事をする家では吉祥とされる。
額にはかつて六太が火鉢を倒したときに庇って負った火傷の痕があり、後に最終選別で傷が開いて血痕が残った。

また、&bold(){人の大まかな感情さえも読み取れる程の鋭く特殊な嗅覚の持ち主で、これをもって言葉の真偽までも判断できる。}
加えて鳥の言葉も理解できる。


*◆人物と性格
[[一人称>一人称(日本語)]]は「俺」。
[[二人称>二人称(日本語)]]は、両親のことは「父さん」「母ちゃん」。きょうだいや同期などの同格相手は呼び捨てか「さん」「君」を付ける。
師匠である[[鱗滝左近次]]や柱など目上に向かっては基本的に「あなた」または苗字に「さん」付けで呼ぶが、その中の例外として兄弟子の冨岡は下の名前に「さん」付け、自分より年少の無一郎には「時透君」。
鬼たちに対しては名前の呼び捨てか「お前」。

**長所
&bold(){とても優しく努力家で家族想いな働き者}、かつ自立した性格をしており、家族だけでなく町の人々からも人気がある。ただし妹と違って異性からはモテなかったらしい。いい奴なのにな。
蝶屋敷にいた年下の看護少女3人から慕われている辺り、いわば長男力による&bold(){妹キラー}といった所だろうか。
と思ったら、蟲柱・[[胡蝶しのぶ]]、彼女の継子[[栗花落カナヲ]]、蝶屋敷に仕える神崎アオイなど、妹とは言えない面子の心を瞬く間に開き、天然タラシ疑惑を受けることに。
#region(……)
「がっつりモテてんじゃねーか!」とか思うかも知れないが、「モテない」設定とバッティングしてはいない。&bold(){肝は「壁の有無」である。}

町の人間とは幼い頃から親交があったとすれば、それはほぼ家族のようなものといえる。一方、上記の面々は方向性は様々だが精神的に壁がある。
そんな彼女らの壁を、持ち前のまっすぐな朗らかさで以て内面を震わせたからこその結果であると思われる。
&bold(){要は、町では彼の天然タラシの効果対象がいなかったからこその「モテない」というわけ。}

ちなみに、一癖ある面々を一気に落とした結果からハーレム主人公とかの声が上がっているが、よくあるラブコメではあまり見られない点がある。
それは、上記の壁を一切&bold(){認識していない点}。意識しないのではなく、全く存在しないかの如くごく自然に内面に触れる。
ごく簡単に言うと、アオイやカナヲの心を開いたやり取りは、&bold(){炭治郎にとってはただ挨拶をしただけに等しい}。そして、炭治郎の熱が伝播するのだ。
ツンツンキャラが落ちる展開に見られる「いざというときに男気を見せる」とは別軸を行っているといえる。 

かと言って女に興味がないのかと言えばそうでもなく、しのぶさんに顔を寄せられて話し掛けられた時や背後から手を置かれた時には顔を赤らめている為、自分よりも年上かつ妙齢の女性には魅かれているかのような描写が見られる(珠世さんは落ち着きすぎて『お母さん』枠に入っているのだろうか。&s(){もしそうなら愈史郎が黙っていないだろうが。})。
#endregion

そして&bold(){その優しさは鬼に対しても注がれ}、&bold(){[[斬った鬼には手を合わせて死後の冥福を祈る。>本郷猛(シン・仮面ライダー)]]}
これは鬼を人が変じてしまった存在で、禰豆子と同質の存在であるという事実から。そのため「~匹」ではなく「&bold(){~人}」と数えている。
事実、街中で[[成りたての鬼>浅草の人(鬼滅の刃)]]と遭遇した際は&font(#660000,b){「この&bold(){人}に誰も殺させたくないんだ!!」}と必死になって取り押さえていた。この姿勢が珠世の心を動かし、仇敵を倒すための協力関係を結ぶことに繋がってゆくこととなる。

だが、&bold(){人を殺し喰らったのなら許さない}という姿勢は一貫しているので、そうなった上は斬滅させることに迷いは見せない。特に唾棄すべき外道には容赦がなく、通称「沼の鬼」に向けた眼はいっそ恐怖を感じる。
ただし、最終的には容赦こそなかったが、最初に対峙したときは条件を満たしてないのに沼の鬼に対しても「慈悲の剣」を使おうとした((ミスではないかという意見もあるが、単行本でも修正されなかったのでそうではない模様。))。
炭治郎の優しさに救われて逝った鬼は複数いるが、&bold(){彼自身は鬼どもの人(?)となりや背景を理解していたわけではない。}
あくまでそうあるべきように炭治郎は振る舞い、そんな彼の当たり前の所作が鬼を救っていただけなのだ。

また&font(#660000,b){「俺は長男だから我慢できる」}という独自の理論(処世術?)の持ち主で((これについては長男である以上炭焼の跡取りとなる運命で、下の兄弟の生活を担う稼ぎ頭であるからという考察がある。ちなみに印象的なセリフなので決め台詞のように繰り返し口にしていると思われることもあるようだが、実はかなり序盤にたった一度しか言っていない。))、父亡きあとの竈門家の実質的な家長として歳不相応に(炭治郎にとっては自然に)強く在れるよう振る舞っていた。この辺は大正という時代の価値観も大きいのかもしれない。
そんな性格なので子供への対応が非常に上手で、傍にいて強い安心感を与える。

意外と筆まめでもあり、刀鍛冶の里編時点で師匠の鱗滝、炎柱・[[煉獄杏寿郎]]の弟である煉獄千寿郎、潜入していた遊郭の女の子たち、音柱・[[宇髄天元]]、更に冨岡とも文を交わしているので、読み書きはしっかり習ったのだろう。ただし冨岡から返事が返ってきたことはないようだ。(それただの報告書じゃないかな?)
これからも文通相手は増えていくものと思われる。

**短所
まず感情が表に出やすく、&bold(){とりわけ地雷を踏むと速攻で切れる}。
妹を傷つけた風柱・[[不死川実弥]]に対しては頭突きを叩き込んだ上、諫められてもなお謝らずさらに頭突きのお替りをお見舞いしようとしたし、[[下弦の壱>十二鬼月]]・[[魘夢>魘夢(鬼滅の刃)]]に家族に罵られるという悪夢を何度も見せられた際は、家族を侮辱したとしてかつてないほどの怒気を見せている。

さらに真面目が過ぎて&bold(){頭が固く(物理的にも)}、こうと決めたら頑として譲らない。
家族想いではあるが、ただ一人残った妹の禰豆子に対してはシスコン気味。これまでの事情と経緯からそうなっても無理はないが。珠世を慕う愈史郎に妹を醜女呼ばわりされた時は&bold(){大層憤慨}し、2ページに亘り訂正を求めたほど(なおその後「お前の妹は美人だよ」とちゃんと言ってもらえた)。
その一方、残された兄弟が鬼殺隊に居続けることを快く思っていなかった実弥や、しのぶの亡き姉で元花柱・カナエと違って、&bold(){禰豆子を鬼と戦わせることや、彼女が鬼になってから得た能力を行使させたり自分も活用したりすることには一切の躊躇がない((仲間が喰らった鬼の毒を禰豆子が血鬼術で解毒したのを止めない、戦いで満身創痍になったため妹におぶってもらい周辺の状況確認に行くなど。))。}

加えて、嘘をつくのを非常に苦手としていて、意識してそうしようとすると&bold(){あまりの辛さにありえないぐらい不自然な表情になるし、不意打ちもできず馬鹿正直にこれから何をしようとしているのか敵に予告しまうことさえあった。}
他にも、山と麓の村以外の様子を知らなかったこともあってか、初めて浅草のような都会に出てきたときには地元とはまるで違う人波に驚いたらしく目を白黒させている描写もあるし、[[蒸気機関車]]のことを知らなかったらしく、初めて見たときは[[嘴平伊之助]]が『土地の主』と攻撃を仕掛けようとするのに対し「&bold(){この土地の守り神かもしれない}」と勘違いしていた。
しかし理解すると順応性が高いのか、無限列車での戦いで汽車に関する一連の用語は把握し使用していた。(八両編成、石炭が積まれた貨車、運転席など)

また芸術方面の才は全くなく、富岡義勇を描いた時はいわゆる頭足人になってしまい(と言うか顔のパーツも滅茶苦茶)、おまけに音痴。ただし料理は上手い。
*◆戦闘能力
山奥にある家と麓の村を日々往復し炭を売っていたこともあり、元々人並み以上の体力を持っていたが、鬼殺隊への入隊試験の準備のために二年をかけた修行により鬼と戦うための心身に鍛え上げられた。入隊当初でも&bold(){一足で二階建ての民家の屋根まで跳躍するくらい余裕。}[[スーパー雲取山人>スーパーマサラ人]]かな?
また、錆兎によれば鱗滝が育てた子供の中では一番大きな岩を刀で斬ったとのこと。

特に生来から持っていた鋭い嗅覚は呼吸によって研ぎ澄まされ、鬼の命を討ち取るための間隙「&bold(){隙の糸}」を感知することができるようになった。
後に&bold(){刀鍛冶の里で小鉄による限度を知らない特訓により死線を超えかけ}、死の匂いに敏感になる。これにより自身に近付く死、すなわち敵の攻撃動作を予知できるようになった。
あくまで嗅覚であるため、強風や他の悪臭などの大気の影響に左右される局面も多いのが弱点。

また、上記の通り物理的にも頭が固く、戦闘でも剣を振るう余裕がない至近距離などで頻繁に&bold(){頭突き}を使用している。
この頭突きで同期の[[嘴平伊之助]]や杏寿郎の父さえKOし、実弥に一撃入れ、上弦の鬼も怯ませるくらいに高威力&高精度で、ある意味炭治郎のとっておき。

戦闘時には機転と柔軟な思考&s(){(頭は固いのに)}を発揮しており、修めた流派の性質もあって対応力は非常に高い。
「全集中の呼吸・常中」を会得するのにかかった時間が[[善逸>我妻善逸]]や[[伊之助>嘴平伊之助]]と比べて遅かったことから先天的なセンスは劣る。
ただし本人が勤勉な努力家というのもあり、技術は時間をかけてでも確実に物にする。
まだまだ未熟な点も多いが、努力次第で彼はどこまでも強くなっていくのだろう。

鬼殺隊士となるための修業で鱗滝から継承した水の呼吸、それ以前に父親から継承していた[[ヒノカミ神楽]]の呼吸の二つの呼吸法・流派を有する。
水の呼吸は負担が少なく汎用性に優れるが適性が低いため攻撃力や精度に劣り、刀を防御に用いても刃こぼれを起こしてしまう。
[[ヒノカミ神楽]]は元々が超人が超人の為に生み出した日の呼吸に最も近い為、要求される身体能力基準が出鱈目に高く負担が大きいため使い続けると反動に襲われると一長一短。

つまり炭治郎は&bold(){日の呼吸にこそ適性があるが要求水準に未到達、水の呼吸に対しては適性が無い}。
特に致命的なのが後者で、RPG風にいうなれば&bold(){LV上限が低い、成長補正が無い/低い}という事になる。
鍛錬さえ積めば実戦に使える程度にはなるが、柱が戦うような相手、[[十二鬼月]]相手は水の呼吸では戦闘力不足。
とはいえ[[ヒノカミ神楽]]では反動が大きすぎて普通には戦えないという欠点を負う事になる。

また二種類の呼吸の切り替えは簡単にできるモノではなく、強引な切り替えは肉体への負担が更に大きくなる。
この為、鍛錬によって[[ヒノカミ神楽]]の要求水準へ到達することが目下の最優先課題となる。
が、んな事構わず実戦は到来するので『二種類の呼吸を混ぜて使う』などの工夫で窮地を潜り抜けていく事になる。
そしてその度に死に掛けになる。


更に彼には、戦闘時において致命的な弱点がある。

不意打ちができない。
不意打ちができないのである。
そう、&bold(){不意打ちができない}のだ。

とてもとても大事なことなので、三回言いました。
背後から接近した際は、とりあえず声を掛けて首を切る宣言をする。&bold(){例外は無い}。正々堂々にも程がある。
仮に容易に頚が斬れる絶好のチャンスであろうと、堂々と攻撃することを宣言してしまうため自らチャンスを台無しにしてしまう。

日輪刀の色は漆黒。当初は&u(){黒刀は皆早くに死ぬのでよく分からない}と言われ、本来の適性が不明のまま扱っていた。
後に漆黒の刀は「はじまりの呼吸」と呼ばれる&color(#F54738){[[日の呼吸>ヒノカミ神楽]]の適性}を示すことが判明。
黒刀使いが早死にするのも、日の呼吸の恐ろしさを知る無惨と上弦の壱という&bold(){鬼の最上位2名から集中的に狙われる}というのが真相だった。
最高戦力から最優先で鬼に狩られる為、黒刀使いが柱になったのを見た事がないというのが常識になるぐらいである。
&s(){この主人公、狐の面と言い耳飾りと言い&bold(){専用アイテムが全部殺しの目印}なんですけど。}

しかも適性があると言っても歴代の日の呼吸の使い手と比較すれば雲泥の差があり、技を繰り出すだけで精一杯、連発すれば疲弊して指一本動かせなくなる。((炭治郎の父・炭十郎は病弱だったが、それでも雪山で一晩中ヒノカミ神楽を続けられるぐらいには日の呼吸を扱えている。))


**技能など
・&bold(){嗅覚}
元来持っていた異常なまでに鋭い嗅覚。警察犬並に嗅ぎ分ける事ができる。
鬼の臭いも簡単に特定し追跡も可能。そのほか、他人の感情を臭いで感知する事もできる。
後に鱗滝の修行を経て、鬼や相手の急所などを嗅ぎ分けることができる「&bold(){隙の糸}」を感知することもできるようになった。
相対していれば相手の人物像、発言の虚実、心理状況まで嗅ぎ分けられる。

・&bold(){&font(#6fa8dc){透き通る世界}}
[[上弦の参>十二鬼月]]・[[猗窩座>猗窩座(鬼滅の刃)]]との無限城での死闘の中で開眼した特殊な知覚領域。
半天狗戦での不可思議な知覚の正体で、&bold(){「無我の境地」}とも称される。
発動すると皮膚が透けて筋肉の収縮や骨格、内臓、血管の流れや動きすら知覚できるようになり、更にあらゆるものの動きが酷くゆっくりに見えるようになる。
動きの予測と攻撃速度、回避速度、各種反応速度が著しく向上するため&bold(){敵の動きを先読みし未来予知の如き行動が可能。}

・&bold(){無意識領域}
下弦の壱・[[魘夢>魘夢(鬼滅の刃)]]に襲撃を受けた際に、炭治郎の深層意識領域のイメージを垣間見ることができた。
その様は&font(#afdfe4){&bold(){どこまでも広がる青い空と、雲が鏡のように映り込むほど澄み切った水面。}}
「精神の核」を破壊するため炭治郎の精神に侵入した青年も、そのあまりの美しさに思わず見入ってしまっていた。
なお「精神の核」は空と水面を暖かく照らす太陽として存在している。
澄み切った空気と暖かさは、登場したどの無意識領域とも比較にならないほど居心地が良い。
侵入したとある青年は[[結核]]((作中の時代では国民病とされるほどに罹患者が多く、また恐れられていた。))に苦しむ不幸な境遇もあり&bold(){現実に帰る気を完全に失くしてしまったほど。}


**流派
・[[&bold(){全集中 水の呼吸}>全集中の呼吸(鬼滅の刃)]]
水の呼吸は「[[全集中の呼吸>全集中の呼吸(鬼滅の刃)]]」における基本の五大呼吸の一つ。
呼吸音は「ヒュウウゥゥ」。
これによって身体能力を強化する他、&bold(){「水の呼吸」}では酸素の乏しい場所での活動をも可能にする。

&bold(){「水はどんな形にもなれる」}とし、十種類の型によって負傷も厭わずあらゆる状況下に耐え得る千変万化の適応能力に長けた流派である。
使い方次第では複数の型を併用したり攻撃の軌道を変えたりなど、型の数に加えて応用性自体が高いのも特徴。
技を放つと、波濤や渦などの水流の演出が描かれるという特徴がある。
同門の先輩である冨岡の技を見る限り、熟練度に応じてこの演出が大きくなるようである。
また同じく先輩の村田も水の呼吸だが、こちらは練度が低すぎて演出が出ていないらしい。
技の特徴としては、捩りや回転、柔軟な足運びなどを駆使した技が多い。逆に他の呼吸と比べると威力や瞬発力の点で他に席を譲る。
さらに炭治郎は水の呼吸に適した身体ではないため、斬撃の鋭さなど攻撃性能は[[ヒノカミ神楽]]の呼吸に劣る。

#openclose(show=型一覧){
・&bold(){水の呼吸 壱ノ型 &ruby(みなも){水面}&ruby(ぎ){斬}り}
両腕を交差し、勢い良く水平に斬撃を繰り出す。
威力・速度に優れた基本の技。ザコ鬼程度なら何体もまとめて一刀両断に切り伏せられる。

・&bold(){水の呼吸 弐ノ型 &ruby(みずぐるま){水車}}
身体を縦に一回転しながら斬り付ける[[回転斬り]]。
360度の広範囲をカバーし、威力も高いため大型の鬼にも有効。
変形として、横に回転する「&bold(){弐ノ型・改 &ruby(よこみずぐるま){横水車}}」もある。

・&bold(){水の呼吸 参ノ型 &ruby(りゅうりゅう){流流}&ruby(ま){舞}い}
独特の足運びで水流のように留まらず動き回る。
攻撃と回避を同時に行える複合技と言える。囚われた味方を避けながら斬撃を加えるなども可能。

・&bold(){水の呼吸 肆ノ型 &ruby(う){打}ち&ruby(しお){潮}}
岸辺に打ち付ける潮のように、繰り返し斬り付ける波状攻撃。
炭治郎の体捌きによって淀みなく斬撃を繋げ、一対多の状況にも対応出来る。

・&bold(){水の呼吸 伍ノ型 &ruby(かんてん){干天}の&ruby(じう){慈雨}}
鬼が自ら首を差し出した時に使う、相手に痛みを与えずに首を切り落とす技。
ただし、泣きたくなるほど優しい炭治郎は、前述通り差し出してなくても使おうとしたりする。
&bold(){なんて状況を想定して作ってんだ、水の流派}。バトル漫画でも、ここまで明言する技はなかなか珍しい。
水の流派開闢からどれほどの時が経っているかは不明だが、この技を受け継ぎ続けてきた酔狂な人が相当数いたことは間違いない。

・&bold(){水の呼吸 陸ノ型 ねじれ&ruby(うず){渦}}
上半身と下半身をそれぞれ逆方向に捩じり、強烈な勢いで放つ乱舞。
水中のような周囲に抵抗のある空間で本領を発揮する技で、それ以外の場所では威力が落ちる。
怒涛の勢いで渦まで発生し、それは鋭利な衝撃波を伴い、辺りを激しく切り裂く。
炭治郎は、参の型の足運びと併用し、距離を詰めて衝撃波で巻き取る変形技&bold(){「ねじれ渦・流流」}も使用した。

・&bold(){水の呼吸 漆ノ型 &ruby(しずく){雫}&ruby(はもん){波紋}&ruby(づ){突}き}
シンプルながら鋭い、同呼吸法内で最速の突き技。
鬼の頸を斬り落とすには威力が足りないため、大抵は牽制に使う。

・&bold(){水の呼吸 捌ノ型 &ruby(たきつぼ){滝壷}}
渾身の力を込め、滝から落ちる水流のように上段から打ち下ろす。
単発では最上級の威力を誇るが、相手へ思い切り飛び掛かる必要がある為、隙も反動も大きい。

・&bold(){水の呼吸 玖ノ型 &ruby(すいりゅうしぶき){水流飛沫}・&ruby(らん){乱}}
着地の動作と面積を最小限にし、縦横無尽に跳ね回る高機動技。主に回避と移動に使用する。
前後上下左右に足場のある室内で最大の威力を発揮する。[[元・下陸>響凱(鬼滅の刃)]]との戦いでは間合いを詰める為にも使った。

・&bold(){水の呼吸 拾ノ型 &ruby(せいせい){生生}&ruby(るてん){流転}}
回転しつつ攻撃を重ねるごとに威力が増す連撃技。
他の型で上位の威力を持つ水車さえ受け止める父親蜘蛛鬼との対決時に使用しようとするが、この時は不発。
後に、日輪刀を破壊するほどの血鬼術の糸を切るために放ち、無事&bold(){その糸の切断には}成功するなど、状況さえ整えれば強力な技。
なお、この技のみ使用時の演出に龍が描かれるが、日本では滝など猛烈な水流を龍に見立てることが多いので「水」の演出としては間違ってない。
}


・&bold(){[[ヒノカミ神楽]]の呼吸}
本編開始前に父親から継承していた、もう一つの呼吸法。
竈門家は炭焼きの家系だが、年の始めには独自の衣装と神楽舞を「ヒノカミ様」なる神的存在に捧げ、怪我や災いが起こらないよう祈る風変わりな慣習があった。
家督を継ぐ嫡男は先祖から伝わる神楽と耳飾りを伝えていく役割を担っているらしく、炭治郎も父が世を去る前に“約束”としてこれら二つを継承している。
なお、神楽舞にはとある特殊な呼吸法が組み込まれており、[[鬼殺隊>鬼殺隊(鬼滅の刃)]]の用いる全集中の呼吸と似通った性質を持っている。
元『炎柱』の発言から、&bold(){総ての呼吸法の発祥たる『日の呼吸』ではないか}と目され、竈門家自体に秘密がありそうだが……?
詳細は[[個別項目>ヒノカミ神楽]]を参照。


・雷の呼吸のコツ
修行時に善逸から教わった雷の呼吸のコツ。
強烈な踏み込みによって急加速して間合いを詰める『霹靂一閃』のような脚さばきが出来る。
ただし劇中では追い詰められた窮地において一度使ったのみ。 


*◆活躍
鱗滝の元で二年の修行を積み、「全集中の呼吸・水の呼吸」を会得。鬼殺隊入隊最終試練に挑みこれに合格する。なお同期には炭治郎の他四人の合格者がいた。
鬼殺隊として隊服、刀、鎹鴉を支給されてからは背中の箱に禰豆子を隠し、任務をこなしながら鬼を人に戻す方法を探し始める。
東京・浅草にて偶然怨敵である[[鬼舞辻無惨]]と遭遇するも、群衆の中で彼の手で鬼に変えられた(即席の足止めとしてであろう)[[男>浅草の人(鬼滅の刃)]]への対処を優先し、取り逃がす。
だがその場で同じく無惨に恨みを持つ珠世という医者の鬼と接触し、協力関係を結ぶことに。
それからは彼女に治療薬を作成してもらうための材料として、鬼舞辻に近しい鬼の血を求めている。
ここで禰豆子を人間に戻すための具体的な筋道が見えたといえるだろう。

その後、入隊から半年も経たず幹部格の敵である「[[十二鬼月]]」のうち、[[元・下弦の陸>響凱(鬼滅の刃)]]を一対一で正面から降した。
現役の[[下弦の伍>累(鬼滅の刃)]]をあと一歩まで追い詰め、更に格上である[[下弦の壱>魘夢(鬼滅の刃)]]との戦いでは仲間と協力して討伐。
「すぐ死ぬ」と言われる鬼殺隊隊士の中でも最下級剣士の域には収まらない目覚ましい戦果を挙げている。
その成果を認められ、遊郭編の時点で知らぬ間に「庚(下から4番目の階級)」に昇格していた。

現在は[[胡蝶しのぶ]]の管理する蝶屋敷を拠点としつつ、主に同期の[[我妻善逸]]、[[嘴平伊之助]]と共に行動することが多い((単独で任務をこなしてきた帰りにメインの事件に遭遇する描写もあるため、常時スリーマンセルというわけではないらしい。))。

遊郭では、[[宇髄天元]]、善逸、伊之助、禰豆子と共に柱を幾人も葬ってきた[[上弦の陸>堕姫/妓夫太郎]]の討伐に成功。(ただしこの時の負傷により宇随は隊士を引退)
刀を取りに行くために刀鍛冶の里を訪れた際には、偶然居合わせた[[甘露寺蜜璃]]と共闘、禰豆子や[[不死川玄弥]]と共に[[上弦の肆>半天狗(鬼滅の刃)]]を討伐した。
この功績が認められたのか、柱稽古の時点で「丙(上から3番目の階級)」にまでスピード出世を果たす((共闘したとはいえ、上弦の鬼を二体も討伐したなら不死川同様、柱に選ばれてもおかしくないかもしれないが、まだ実力不足だったという判断なのだろう。))。



そして縁壱零式内に収納されていた戦国時代の刀を鋼鐵塚が研ぎ直した物を用い、無限城での最終決戦では下弦相当の力を持つ鬼達を瞬殺。
猗窩座との戦いでは「お前のその力は柱に届くと言っても過言ではない」と義勇に思わせる程の成長を遂げた。

無惨との戦いでは、猛毒となる無惨の血を注入され一時生死の境を彷徨った。
その間に&bold(){記憶の遺伝}による夢の中で祖先を通して存命していた頃の縁壱の&bold(){日の呼吸全ての型}を目に刻んだ。
愈史郎が投与した血清で復活した後、窮地に陥っていたカナヲを「ヒノカミ神楽・輝輝恩光」により救いだし戦いに臨む。この時炭治郎は自力で刀を紅くさせている。
夢の中で日の呼吸の見本を見た事で炭治郎の技はより洗練され、「ヒノカミ神楽」改め「日の呼吸」と称して夜明けまで型をつなぎ続けようと試みる。
無惨相手に劣勢を強いられ続けるが、復活した伊黒と共に反撃に出る。両目をやられた伊黒に愈史郎の「目」を貸し与え、わずかながら状況は好転。

が、夜明けまでの時間が近づく中……突如無惨が逃亡し始める(夜明けが近くなったため。無惨は自分の生存が第一なので決着とかどうでも良いのだ)。
鬼殺隊員の亡骸を踏みにじり[[逃げる]]無惨を見て怒りをあらわにしつつ、炭治郎は伊黒と共に足止めをかける。
このままでは逃げられないと判断したのか、無惨は分裂して逃げようと試みるも、分裂しようと膨れ上がった肉が元に戻り失敗。無惨は珠世の薬の効果により分裂が出来なくなっていたのだ。
しかもそれには細胞破壊の効果もあり、これを機に無惨は弱体化していき……。


**◆台詞集
#region()
・なんなんだ頭から腕なんか生やして!&br()(効果音:「ムッカー」)
・だからって突然それを全部回避できるほど急に身体能力が高くなったりはしないけど!!&br()(全集中の呼吸の伏線?)
・ああ 辛抱ばっかりだったな禰豆子お前は。きっと人間に戻してやるから。きっといつか綺麗な着物を買ってやる。みんなにしてやれなかった分まで全部お前に&br()(大好きな兄に甘えまくれているのがせめてもの救い) 
・神様どうか この人が今度生まれてくる時は 鬼になんてなりませんように&br()(あくまで鬼は元人間であることを忘れない)
・いたたっ危ない 落ち着いてください 何歳ですか&br()(年甲斐もなくということで解らなくもないが、ここで唐突に年齢を気にするのが鬼滅流)
・和巳さん 失っても失っても生きていくしかないです どんなに打ちのめされようと
・醜女のはずないだろう!! よく見てみろこの顔立ちを 町でも評判の美人だったぞ禰豆子は!!&br()(隠れ家までの道中ずっと訂正を求めていた)
・二百年以上かかって鬼にできたのは愈史郎ただ一人ですから!? 珠世さんは何歳ですか!?&br()(女性に年齢を訊いてはいけない、いいね?)
・はいわかりました! 気をつけつつ少しも油断せず、まず倒…今まで………はい!! 頑張ります!!&br()(「気をつけろ!! 少しも油断するなよ もし本当にそいつらが十二鬼月なら、まず間違いなくお前が今まで倒した奴らより手強いぞ!!」に対する返答。戦闘開始直後であったこともあって追いつけてない)
・痛い!! いやこれは…かなり痛い!!&br()(その謎な訂正のせいでこちらは腹が痛い!!かなり痛い!!)
・申し訳ないけど手の目玉気持ち悪いな! 申し訳ないけど!!&br()(※戦闘中ですが、申し訳ないのは本当なので二回言いました)
・でも禰豆子は人間だと判断しています。だから守ろうとした
・お前みたいな奴は知人に存在しない 知らん!!
・助けてくれって何だなんで善逸は剣士になったんだ。なんでそんなに恥をさらすんだ
・俺はもうずっと我慢してた!! 善逸を女の子から引き剥がした時も、声を張った時も、すごい痛いのを我慢してた!! 俺は長男だから我慢できたけど次男だったら我慢できなかった&br()(&bold(){長男力}というミラクルパワーの初登場)
・頑張れ炭治郎頑張れ! 俺は今までよくやってきた! 俺はできる奴だ! そして今日も! これからも! 折れていても!俺が挫けることは絶対にない!!&br()(※戦闘中に声に出して叫んでます)
・…凄かった。でも、人を殺したことは許さない&br()(打ち倒す寸前に相手の能力をほめた件について)
・近道なんてなかった 足掻くしかない 今の自分ができる精一杯で前に進む どんなに苦しくても悔しくても&br()(任務の中で己の無力を思い知った炭治郎の苦悩と覚悟)
・君たちのしたことは誰も許してくれない 殺してきたたくさんの人に恨まれ憎まれて罵倒される 味方してくれる人なんていない だからせめて二人だけはお互いを罵り合ったら駄目だ
・義勇さんは錆兎から託されたものを繋いでいかないんですか?
・強い者は弱い者を助け守る そして弱い者は強くなり また自分より弱い者を助け守る これが自然の摂理だ
・一番弱い人が一番可能性を持ってるんだよ 玄弥

・失われた命は回帰しない 二度と戻らない 生身の者は鬼のようにはいかない なぜ奪う?なぜ命を踏みつけにする?何が楽しい?何が面白い? 命を何だと思っているんだ
・わかった &b(){&color(red){もういい}}&br()(度が過ぎるほどゲスな鬼に対するブチギレ宣告。これまで二度放っており、非常に怖い。なお、かつて[[とある人物>耳飾りの剣士(鬼滅の刃)]]も同じ発言をした)
・貴様アアア!!逃げるなアア!!!責任から逃げるなアア お前が今まで犯した罪 悪業 その全ての責任は必ず取らせる&br()(何処までも生き汚く逃げ果せようとする狡猾な鬼に対する執念)
・無惨 お前は存在してはいけない生き物だ&br()(無限城戦で無惨の「私に殺されるのは天災に逢うのと同じことだと思え」という意味不明な持論を聞き激しい怒り……すらも通り越して、&bold(){存在そのものに対する嫌悪}を覚えたときに発した台詞。直前までとは一転、無表情で目に光がなくなっている。)
#endregion





*◆余談
好みの女性のイメージは「&bold(){柴犬}」「すずらん」(聞かれたのが下の弟妹なので彼なりにわかりやすく例えようとした)。
鈴蘭は「優しい」「可憐」、柴犬は「家族の敵には厳しい」「素朴で利口」といったところか。まあ、誰が近いとかは言わないけど。

こと戦闘においては主人公らしくない所を見せる時が多々ある。具体的には&bold(){一際特別ではない}ところ。
受けたダメージ(骨折)を次の任務でも引きずっていたり、気合で痛みを超越できなかったりと、基本的に常人レベルを逸脱しない。
しかし鱗滝にきちんと教わらなかった(わざと彼が教えなかったのだが)全集中の呼吸の感覚を真菰の手伝いがあったとはいえ自力で体得している。
戦闘中にしばしば体感で技術を掴むことがあるなど、新たにその身で学び技術を習得する、向上させる能力には優れている。
本人をして「俺は努力をする事しかできる事がない」と自覚がある為、慢心する事がないのが功を奏しているといえる。
ただし&bold(){よくあるバトルマンガのお約束の『主人公補正』がすこぶる低補正}というのが特徴的。

・&bold(){特殊な嗅覚}で相手の感情や事の真偽、鬼の位置や隙の糸を見抜ける
--ただし序盤はともかく&color(#F54738){激化する戦闘を有利に進められるほどの有用性はない}
・&bold(){限られた者しか使えない強力な力を引き出す呼吸法}が使える
--ただし完全なものでないため、使うと&color(#F54738){反動で身体に大きな負担がかかる}
・作中で彼だけ&bold(){複数の流派の呼吸法を併用できる}
--ただし実は&color(#F54738){そもそもどの流派にも適性がない上、併用すれば反動で大ダメージを負い、最悪の場合戦闘不能になる}
・代々受け継がれた&bold(){真の呼吸を知る唯一の存在}
--ただしその情報はほぼ無く、真相に辿り着いたのが最終局面、しかも&color(#F54738){自身はその適性を持ってない}((より正確に言うなら「黒刀なので日の呼吸の適性はあるが、生まれつき額に赤い痣もなく、代々の伝承者と比較するといわば凡人」ということ。炭治郎はヒノカミ神楽を長時間続けられない。炭十郎には生まれつきの薄い痣があった程度だが、それでも肺が凍るような冬山で朝まで神楽を舞っていられるなど、その差は歴然としている。))。何より皮肉なのは、彼が誰よりも適性と素質があったものが……
・&bold(){鬼の攻撃すらはじき、はるか格上の柱でも倒れる頭突き}の威力
--ただし[[日輪刀>日輪刀(鬼滅の刃)]]しか効かない鬼に対しては&color(#F54738){危険すぎる上に良くて目くらまし程度}にしか通じない
・[[努力の天才>ロック・リー]]ともいえる&bold(){不屈の根性}
--ただし命懸けの努力も&color(#F54738){[[本当の天才>耳飾りの剣士(鬼滅の刃)]]には遠く及ばない}と断言されている

……などなど、長所と言える要素を悉く潰されている悲運の子であり単体では鬼を倒せなかったことも多い。
ただ本当の天才ですら無惨を倒しきることが出来なかったわけだが……あっちは一人で一方的に瞬殺寸前、逃げられたが次に会ったらほぼ確殺であった((無惨に勝てたのも産屋敷の心中自爆+浅草のチート術+珠世の薬攻め+鬼殺隊全員の捨て身特攻+愈史郎の逃げ場封じ+夜明けの朝日によるもので、要因が一つでも欠けていたら良くて再逃走、悪ければ全滅だったし、倒した後も偶然が重ならなければ人類は終わっていた。))。
一方で観察眼や判断力といった面では勘の鋭いところを見せることがある。%%ただし他者との意思疎通が下手くそという%%

炭焼き小屋の長男で顔に火傷がある主人公とか言ったら高確率で火属性担当になる所だが、炭治郎が会得したのは[[水属性]]の流派。
また『[[鬼滅の刃]]』のタイトル候補には『鬼狩りカグツチ』『炭のカグツチ』なる案もあった。
確かに炭治郎の気質は火というより水のそれが近く思われるが、なかなか思い切りのある設定である。
と思ったら、上記のように火属性の技も使えることが判明した。
「実は最初から水と火の技を使えるようにすると明言していた」という説がある。
というのも、&bold(){タイトルにある「滅」の字にはさんずい(=水)・戈(=武器)・火という字が含まれているため}。
あるいは、火とさんずいを除いた字が「戌」であることから、武器(呼吸)ではなく嗅覚を指しているとも。

公式の学園パロディ『[[キメツ学園>中高一貫!!キメツ学園物語/キメツ学園!]]』では、実家はパン屋という設定になっている。

読者からの愛称はそのまんまズバリ&color(red){長男}。
ついでにいつもの同期3人組は&color(red){三}&color(#ffdc00){兄}&color(#808080){弟}ないし&color(red){かまぼこ隊}((伊之助が炭治郎の名字を間違えて呼んだのが元ネタ。))、善逸は&color(#ffdc00){次男}、伊之助は&color(#808080){三男}と呼ばれたりもする。
&s(){善逸の方が年上だが長男が長男だから仕方ない。}


第1回[[人気投票]]の結果は総数26105票の内6742票を獲得し堂々の第1位。
2位の善逸の1.5倍、3位の禰豆子の2倍もの票数である。
&font(#0000ff,u){&font(#ffffff){後、[[&font(#0000ff,u){&font(#ffffff){他社の雑誌}}>週刊少年チャンピオン]]の[[&font(#0000ff,u){&font(#ffffff){吸血鬼漫画}}>吸血鬼すぐ死ぬ]]で17位にランクインしている。}}

&s(){一部の読者の間では、ギャグシーンで見せた例の顔芸はYouTuberのHIKAKINが元ネタではないかと噂されている。}



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&sizex(4){&font(#660000,b)頑張れ!! アニヲタwiki(仮)は追記・修正が原動力だから項目はどこまでも強くなれる!!}}


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