&font(#6495ED){登録日}:2016/12/18 Sun 00:28:08 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 4 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- 『絶対迷宮グリム』(ぜったいめいきゅうグリム)は、2010年4月28日に花梨エンターテイメントから[[PlayStation Portable]]用に発売された恋愛アドベンチャーゲーム。 正式タイトルは『絶対迷宮グリム 〜七つの鍵と楽園の乙女〜』。 2011年7月22日に、PCゲーム用(Windows対応ソフト)にシナリオやCGを追加したディレクターズカット版『絶対迷宮グリム・ディレクターズカット版 〜七つの鍵と楽園の乙女〜』、2013年7月25日にはPSP廉価版が発売された。 *&size(19){●ストーリー} おとぎ話が大好きで、ちょっぴりドジな少女、ヘンリエッタ。 彼女は従兄弟であるグリム3兄弟と、ハーナウの村で平穏な生活を送っていた。 しかしある日――― 森に迷い込んだ夢を見たヘンリエッタが目を覚ますと、村はすっかり寂れており、彼女とグリム兄弟の末っ子・ルートヴィッヒ以外、誰もいなくなっていた。 残された頼りは、ルートヴィッヒの胸に掲げられた鍵だけ。それを手に、2人は兄たちを捜す旅に出る。 行く先々で出会う、不思議な鍵を掲げた“ハーメルン”、“あかずきん”、“ラプンツェル”などのグリム童話の登場人物たち。 冒険の果てにヘンリエッタたちを待ち受ける運命は――― *&size(19){●概要} [[ファンタジー]]世界を舞台とした、グリム童話及びグリム3兄弟をモチーフとした[[乙女ゲーム]]。 ......なのだが、この[[ゲーム]]ならではの味付けや設定が、良くも悪くもかなり濃い。 また選択肢を選ぶ際には時間制限があり、「時間切れ」も選択肢の1つとなっている。(ディレクターズカットのみ前後の選択肢に飛ぶ機能がある)。 攻略対象は全部で10人(&color(#ff0000){そのうち2人は女の子})。 ルートは大きく分けて、魔女ルートと魔王ルートの2つであり、1周目は魔女ルートに該当する3名のみ攻略可能。 魔王ルートのキャラクターは、魔女ルートの誰かのエンディングを見てから初めて攻略できるようになる。 *&size(19){●キャラクター} ◆主人公 ヘンリエッタ・グリム(名前変更・音声ON/OFF可能) 声 - 伊瀬茉莉也 本作の主人公兼ヒロイン。10→15歳。ウェーブがかった茶髪と赤いドレスが特徴。 性格は明るく前向き。正義感が強くお転婆で、相手の身分や姿に拘らずに接することができ、パーティーを導いていく存在。 かなり個性的で能動的に動くため、[[自己投影]]するよりも主人公と他のキャラクターとのストーリーを読み進めるノベル[[ゲーム]]と割り切ったほうが良いかもしれない。 戦闘では、兄から貰った魔法書で召喚獣や精霊を呼び出す。 ***◆魔女ルート 1周目から攻略可能。このルートでは兄探しより、各キャラクターの[[トラウマ]]昇華、成長が話の主軸となっている。 また魔王ルートの誰かを攻略後に再度エンディングを迎えると、シーン回想にEDその後が追加される。 内容は3人とも共通で、魔王ルートにおけるクライマックスの短縮版。正直いって強引かつ突っ込みどころ満載な展開だが、くっついた後のラブラブが見れるのである意味おいしい。 ・ハーメルン 声 - [[寺島拓篤]] 今作の年の差&font(l){ロリコン}枠その1。長い黒髪と黒ずくめの服装の笛吹き。 美しい青年だが、性格は嘘つき、適当、いい加減の三拍子な守銭奴。笛の音で人や動物を操ることができる。 森で出逢ったヘンリエッタに興味を持ち、「演奏料払え」の名目で強引に旅に加わる。 過去の[[トラウマ]]めいた経験のせいであまり自分自身の事を話そうとしないが、一行のなかでは冷静な判断ができ、周囲をよく見ている。 何気に、章のタイトルコールの担当回数が攻略キャラクターのなかでは1番多かったりする。 ・あかずきん 声 - [[柿原徹也]] 本名「カーロッツ・シャルン」。赤い頭巾がトレードマークの愛らしい少年。&bold(){もう一度言う、少年}。 今作の攻略対象では唯一の年下。 気質が荒く、感情が豊かな元気っ子。優れた嗅覚と腕力をもち、岩石を鉄拳で砕く力を持つ。 家族や村人を狼に殺されているため、狼に対しては激しい憎悪の感情を抱いている。 あるイベントでの中の人渾身の裏声は必聴。 ・ラプンツェル 声 - [[阿澄佳奈]] 今作の友情エンド枠その1。美しい金色の髪が特徴の美人だが、二次元と現実を混同しがちな重度のオタク&font(l){腐女子}。 原典の「ラプンツェル」同様の事情で魔女チューマによって塔に閉じ込められており、[[ゲーム]]やDVD三昧の生活を送っていたが、ヘンリエッタ一行と魔女ヘレとのゴタゴタを期に旅に出る事にする。回復系の魔法が得意。 ***◆魔王ルート 所謂真相ルート。このルートで事件のおおまかな真相が語られる。 魔女ルートと違い、兄たちを探す旅がメインで、その合間合間に各キャラクターとの交流が挟まれる印象。 また、ヤーコプ、ヴィルヘルム、夢魔の3名は、他の魔王ルートのキャラクターとのエンディングを見て初めて攻略可能となる。 ・ルートヴィッヒ・グリム 声 - [[水島大宙]] ヘンリエッタの従兄弟かつ幼馴染でグリム3兄弟の三男。11→16歳。今作における幼馴染枠兼[[ツンデレ]]枠。 絵を描くのが趣味で、キャンバスに描いたものを一定時間具現化する力を持つ。 パーティーのなかでは常識人かつ苦労人。 生真面目かつ[[ツンデレ]]な性格だが、ヘンリエッタを非常に大切に想っているのはどのルートでも丸わかり。 とはいえ、ヘンリエッタが他のキャラクターと両想いになった時も、割りとすんなり受け入れてるのが大半だが(唯一一悶着あったのはハーメルン、悔しいのを露わにしたのはヴィルヘルムのみ)。 ・蛙の王子 声 - [[岸尾だいすけ]] 本名「フロッシュケーニヒ・フォン・メーヒェン」。今作における王子様枠その1。 本来は美しい青年だが、魔王の呪いにより蛙に姿を変えられてしまった、メーヒェン国の王子。 キスで一定時間のみ元の姿に戻る事ができる(キスする場所や対象の性別は問わない)。 フェミニストな紳士だが、蛙姿なせいで、ろくな扱いをされない場面が多い。 外見で相手を判断する人々には絶望しており、蛙姿にも拘らず真っ先に自分を信じてくれたヘンリエッタに強く惹かれるよう。 また、彼のキスは「目覚め」の力があるため、魔王ルート中ヘンリエッタ以外の女性にキスする場面もある。 ・いばら姫 声 - 水原薫 本名「ローゼン・フォン・リューネ」。魔王ルートのみ登場。今作の友情エンド枠その2。 誕生パーティーに呼ばれなかった事に腹を立てた魔法使いによって呪いを掛けられ100年の眠りについていたが、蛙の王子のキスで目覚め、彼に一目惚れ。 しかし蛙に戻ってしまった王子に気付かず、運命の王子様を見つけるために強引にパーティーに加わる。 性格は傲慢でワガママな面が目立つが、根は仲間思いで作中 一・二を争う男前。その格好良さたるや、他ルートでヘンリエッタから「王子様みたい」と評されるほど。 ・いばらの王子 声 - [[諏訪部順一]] 本名「ドルン・フォン・リューネ」。魔王ルートのみ登場。今作における王子様枠その2兼[[ツンデレ]]枠その2。 いばら姫の兄で、妹に掛けられた呪いを命懸けで軽減するなど非常に妹想い。 いばら姫は目覚めるが彼の本体は眠ったままであり、妹が術を使わなければ具現化されない為、出番が少なめ。 性格は気位が高くサディスティック。&font(l){あと戦闘エフェクト時の顔が悪役にしか見えない。} 序盤は平民を見下すような発言も多く、自分勝手な印象が強い。 だが後半でいばら姫と共に、ある人物を許す様を見れば、王位に相応しく懐が深い人物なのがわかるだろう。 ・ヴィルヘルム・グリム 声 - [[平川大輔]] グリム3兄弟の次男。18→23歳。メガネを掛けている。今作の年の差&font(l){ロリコン}枠その2。 グリム家の料理番でヤーコプの研究をサポートしていたが、ある日兄とともに失踪。 ・ヤーコプ・グリム 声 - [[成田剣]] グリム3兄弟の長男で一家の大黒柱な存在。23→28歳。 探究心の強い学者でヴィルヘルムと共に家を開けることもしばしば。 ・夢魔 声 - 藤原祐規 ヘンリエッタとルートヴィッヒを5年もの眠りにつかせた張本人。 彼女らが旅に出た後も、時々現れヘンリエッタを夢の世界に閉じ込めようとする。 悪役の印象が強いキャラクターだが、彼のルートでその過去やヘンリエッタに拘る彼個人の事情が明かされる。 追記・修正をお願いします。 #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #areaedit() #comment #areaedit(end) }