&font(#6495ED){登録日}:2012/05/08(火) 20:00:00 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 4 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- #center(){&font(#0000ff){惨劇を追え}} 【概要】 暇潰し編は07th Expansionによる同人ゲーム、[[ひぐらしの&font(#ff0000){な}く頃に>ひぐらしのなく頃に]]の第四話(第四章)のタイトル。サブタイトルは「~最後の謎をあなたに~」。 2004年8月15日の[[コミックマーケット]]66にて販売された。 現在は[[同人ショップ]]やネット通販等でに手に入る。値段は1500円程度。 出題編最終作である本編には他の出題編も全て収録されているのでこれ一本でかなりの時間プレイすることができる。 本編は他のシナリオより5年前の雛見沢を舞台にしており、昭和53年に起きたとある事件の顛末を描いており、 主人公が変わり、部活メンバーも登場しない([[レナ>竜宮レナ]]と[[圭一>前原圭一]]は引っ越してくる前で[[沙都子>北条沙都子]]も梨花と仲良くない)異色作となっている。 題名や扱いからこの話だけ[[スルー]]してしまう人もいるが、後のストーリーにとって非常に重大な設定や展開が目白押しで、何より主人公である赤坂の事を知らないと皆殺し編以降がワケワカメな事になるので、しっかりこちらもプレイするべし。 【[[あらすじ]]】 昭和53年。 建設大臣の孫が下校中何者かに誘拐される事件が起こり、警視庁公安部は全職員を招集し極秘裏に調査を開始する。 公安部に所属する新米刑事、[[赤坂衛]]はダム闘争で沸き立っている雛見沢村での「鬼ヶ淵死守同盟」の調査を言い渡された。 妻の出産を間近に控えた赤坂は東京から離れるのを渋りつつも仕事だからと割りきり、雛見沢村に赴く。 当初は上級職員の手により解決されるだろう、そもそも田舎の市民団体風情に大臣の孫誘拐など出来るわけがない…とタカをくくっていたが、県警公安で鬼ヶ淵死守同盟の実態を聞き、事の大きさと同盟の凶悪さに戦慄する。そして興宮警察署でベテラン刑事である大石と出会い、雛見沢村に精通している彼のサポートの元調査を進めることになる。 その中で赤坂は一般の観光者を装い内情を探ることにし、村人から村の案内を受けつつ、そこで村人から崇められている愛くるしい少女、[[古手梨花]]と出会う。 彼女と共に村を見て回った赤坂は、最後に村を一望できるという高台に案内される。 そこで彼が目にした物は、愛くるしかった彼女から一変、豹変した古手梨花の姿と「東京へ帰れ」という彼女の不吉めいた警告だった… そして昭和60年、定年退職して久しい大石と[[北海道]]で再会した赤坂は、彼から雛見沢大災害の影の衝撃の事実を知る… 【主な登場人物】 ・[[赤坂衛]] 今回の主人公。 警視庁公安部に勤める若き刑事。 既婚者であり、妻の名前は雪絵。 麻雀の腕は超一流。ロリコンではない。 ・[[古手梨花]] 今回のヒロイン(?)。 終盤彼女は今後起こる連続殺人事件、更に自分が殺されることを予言し、死にたくないと打ち明けるが… ・[[大石蔵人]] 今回の副主人公とも言える存在。 赤坂のパートナーとして誘拐事件の解決に奮闘する。 誘拐犯との対決、そして最後のある場面ではこれまで見せなかった漢を見せる。 ・[[入江京介]] 入江診療所の所長。訪問診察の帰りに赤坂、大石とすれ違う。 終盤、戦闘で負傷した赤坂の手当てを行った。 ・おやっさん 大石の飲み友達で麻雀仲間。 ダム工事現場の監督をしており、住民の苛烈なデモ行為に頭を悩まされている。 赤坂から飲み代をたかるべく麻雀を挑むが…。 CVがいろんな意味で凄い御仁なのだが、これは原作者曰く&bold(){「ガキ大将がそのまま大人になったような人」}という直球のイメージからきているらしい。 ・佐藤 恐らく偽名(赤坂曰く)。大石の飲み友達で麻雀仲間で「サトさん」と呼ばれている。 園崎家専門の情報屋を名乗っており、赤坂に情報提供を行う。 ・園崎お魎 園崎家の頭首。 警察の捜査が入っていることを察知しており、親族会議で不穏な発言をし何らかの指示を出す。 一方幕間のTIPSでは周囲の出来事や魅音の世話を焼いたり、今回の事件に本気で憂慮している所を見せる。 ダホマ! ・[[園崎魅音]] 園崎家の次期頭首。 まだほんの10歳前後の幼女だが親族会議でお魎の代弁や取次など、当時から既に次期頭首としての鱗片を見せている。 一方Tipsでは現在と変わらないフランクな姿を見せるが、梨花との絡みは無い。 ・犬飼寿樹 建設大臣の孫で、大臣への脅迫材料にする為誘拐された。 当初は誘拐犯のなすがままだったが尊敬する祖父を陥れようとする彼らにあらがう事を決意し、過去の交通事故で受けた手術痕を利用した演技を決行し…? ・[[知恵留美子]] 雛見沢分校の担任教師。TIPS「母の日記」で彼女と思わしき人物が登場。 過去の授業で梨花が慣れた手つきで自分の大好きなカレーを上手に作って魅せ、料理を教えているなど梨花の母の教育が良い事を褒めていたが… ・梨花の母 古手家7代目頭首。 強気な性格で親族会議でも神主である夫を差し置いてお魎に堂々と物申す豪胆なオカン。だが最終決定を覆す程の権力は無い様子。 一方TIPS「母の日記」では達観し過ぎている娘の扱いに大層苦労している事がうかがえる。 ・熊谷勝也 興宮署の若手刑事。終盤にて大石の口から名前のみ登場。 大石とは別行動で[[富竹ジロウ]]の事件の捜査を行っていたらしく、捜査中に車両ごと失踪してしまう…。 【CS版】 祭には第零章として、絆には第二巻に収録されている。 [[小野大輔]]氏演じる赤坂が戦闘中に敵の隙を作るために演技をするシーンは必見。 【漫画版】 月刊少年ガンガンで連載されていた。全2巻。作画は外海良基。 追加シーンが多く描かれており、なかなかボリューミー。何気に赤坂の娘の初登場作品となっている。 【アニメ版】 第1期の14、15話で描かれた。 唯でさえ尺の短いアニメ版の中でもとりわけ尺が無く、大筋を軽くなぞる程度にしか描かれていない。 細かい知識などを得たいなら、最低でも漫画版との併読は必須。 【ドラマCD】 今回は短めの話ゆえかディスク3枚組。それでも''アニメ版の5倍''近くのボリュームを誇り、原作の内容の殆どを網羅している。 ドラマCDの赤坂はアニメ版などとは違い[[子安武人]]氏(ドラマCDでは竜騎士が本来想定していたキャストを起用している)が演じている。 この時期になるとアニメも放映され先んじて小野Dの声で映像化されていたため、ユーザーからも不安の声があったようであり、なんとそれに際して3枚組のうち&bold(){1枚目を試聴版として丸ごと無償配布}という大胆なサービスを実施、子安声の素晴らしさを存分にアピールした。しかしラストシーンの泣き演技が微妙という声も。 この煽りを受けて今回のデータ配布による宣伝番組は真面目なダイジェストが1本作られたのみ。 フレデリカの詩も雑誌付録ではなくそちらに収録され、今度は原作と同じ内容である。誰が犯人かって?をものすごく色っぽい声で読み上げるゆかりんは必聴。 現在では宣伝番組がダウンロードできないので正規の方法で聴くのは不可能。後はわかるね? 特に麻雀パートでは[[赤坂>子安武人]]&[[大石>茶風林]]&[[佐藤>チョー(声優)]]&[[おやっさん>たてかべ和也]]という中の人的にも凄まじく豪華な面々が超絶[[下ネタ]]&麻雀トークを繰り広げるので必聴。 今回の音声Tipsは誘拐犯一味や園崎お魎などの補完話が多く、登場人物の動きをより正確に知りたいなら必須である。 【小説版】 講談社BOXと星海社文庫から発売中。今回は上下巻に別れていない。 【余談】 ・本編をクリアするとキャラクターが本編を振り返るお疲れ様会と、竜騎士本人が作品の解説をするスタッフルーム、&br()ミニゲーム「お散歩☆梨花ちゃん」がプレイできる。&br()お散歩は梨花のアクションに合わせてタイミング良くクリックすると移動するゲーム。&br()画面外に出たり、ソウルブラザーなどに捕まると即ゲームオーバー。 ・本編で麻雀で一局打つパートがあるが、完全に麻雀経験前提の内容になっているので業界用語や麻雀を知らないと分からない表現などが当たり前のように出てくる。麻雀に縁のない人は、とりあえず「いい年したベテラン3人が新米の赤坂をカモにしようとしたら完膚なきまでに返り討ちにされたでござる」とだけ覚えておけばいい。アニメ版ではこのパート自体がカットされているのでその点の心配(?)はいらない。 ・赤坂と大石が対峙することになる誘拐犯二人組の片割れは、原作では後の登場キャラである[[小此木>小此木(ひぐらしのなく頃に)]]なのだがアニメ版では全く別人のモブキャラになっている。&br()これについては竜騎士とアニメスタッフとの設定の伝達ミスによるものなのか、&br()この設定ができたのがアニメの後だったからなのか(暇潰し編では小此木という名前は表記されていない)、&br()もしくは大人の事情なのか詳しい明言はされていない。&br()何れにせよ、これによって後の祭囃し編のアニメ版のある対決シーンのやり取りが更に淡白になってしまった。 ・この話の直接的な続編も兼ねる「鬼曝し編」が漫画化され、CS版でも鬼曝し編関連の話が実装されている。 みぃ、にぱ~☆(追記、修正お願いします) #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,9) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #areaedit() - ストーリー全体から見ると重要な話だが、推理には全く重要じゃないという話 -- 名無しさん (2014-04-28 03:58:50) - 梨花ちゃまの不必要な魔女演出さえなければ、もしかしたら何もかもうまくいったのかもしれないと思う。赤坂はまだ雛見沢症候群に罹患してなかった可能性が高いから、疑心暗鬼による妄想が出ることもなかっただろうし。梨花ちゃま脅しすぎ。 -- 名無しさん (2014-08-15 10:56:49) - タイトル名が閑話休題のようで読まないでスルーしていく人が多かったって作者が言ってたな -- 名無しさん (2014-08-24 05:57:50) - 暇潰し編は、おまけ程度の物語かと思って蓋を開けてみたら、そんなことなかったぜ!!!! -- 弘直 (2015-03-29 11:46:29) - ↑2まあ、↑4の人がコメントしているように、出題編の推理をする手掛かりとしては、閑話休題だったのではないだろうか。 -- 三吉 (2015-03-29 19:48:04) - ↑4 素の子供な態度で必死に訴えてたところで予言遊びかな?と軽く笑って流されかねないから、兎に角自分は異質な存在だという事をアピールして少しでも真面目に聞いて貰おうとしたんだと思う -- 名無しさん (2020-09-22 01:04:23) - 漫画版の8話では梨花の思い描く夢として圭一、レナ、魅音、沙都子、梨花、悟史、詩音が笑顔で歩いているという部活メンバー全員集合のシーンが描かれている。今となってはどっかの世界線ではそのメンバーで部活を楽しみ、命ではコラボしているいろんな人物達(神に等しい力を持った少女を大いに盛り上げる為の某団体もいる)と日々を楽しんでほしい。 -- 名無しさん (2023-06-14 20:48:15) - 漫画での圭一達の笑顔は10数年後の業卒、巡まで読んで読み直すとマジで涙が出てくる・・・ -- 名無しさん (2025-03-07 23:17:41) #comment #areaedit(end) }