クズリ

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クズリ - (2025/10/10 (金) 13:01:35) のソース

&font(#6495ED){登録日}:2017/05/15 Mon 22:55:00
&font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red)
&font(#6495ED){所要時間}:約 3 分で読めます

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*概要
クズリとは食肉目イタチ科に分類される哺乳類で、漢字で書くと&b(){屈狸}、または&b(){貂熊。}
英語名は&b(){Wolverine(ウルヴァリン)}。
生息域は主に森林や草原だが、寒い地域を好み、暖かい地方にはいない。
全長は65~105㎝と肉食獣としては小柄だがイタチ科の中では比較的大柄な方。
黒い帯状の模様を持つ茶色いコロコロとした子熊のような姿であり、とてもかわいらしい動物…



……かと思いきや、その実態は小柄な体格と可愛らしい外見に似合わぬ&b(){獰猛な性格とタフさを併せ持つ猛獣}である。
普段は木の実や鳥、ネズミなどを食べているが空腹になるとトナカイやヘラジカといった&b(){遥かに大きな獲物を襲って仕留めてしまう}。
とはいえ真っ向から向かって行っても返り討ちに遭ってしまう為、木の上で待ち伏せし、通りかかったところを飛び降り、延髄や脊髄を噛み砕いて仕留める方法が主流。

その勇猛さは同じイタチ科の動物である[[ラーテル]]に負けず劣らずな事でも有名で、
なんと体格がはるかに上回るヒグマやオオカミから&b(){獲物を奪い取ったり急所を引き裂いて重傷を負わせたり殺したり}というケースもあるのだからその勇猛さがうかがえる。
&font(#e5e5e5){(まあまともにやりあったら大抵ヒグマが勝つし、オオカミは群れで来られるとなす術が無い。あくまでたまにジャイキリするよくらいの認識で)}

餌が見つからない時は雪の積もる場所を14㎞も休みなしで移動したという記録もあり、攻撃性だけでなく体力もかなりある。
これは彼らの足の裏が大きく、[[トナカイ]]やヘラジカが足が沈んで動きが鈍くなるような場所でも素早く動けるようになっている為だ。
そしてこの異常な程にタフな体質の秘密は毛皮に隠されており、非常に分厚くできている為に打たれ強くなっていると同じイタチ科の動物[[ラーテル]]に似た毛皮の構造を持っているからである。
小さな猛獣と呼ばれる動物にはこうした体質を共通して持っているのだろう。
その小柄な体格に見合わぬ気の強さをアニメや漫画のキャラで例える場合、男性なら[[三日月・オーガス]]や[[リヴァイ兵長>リヴァイ]]、女性なら[[シャナ>シャナ(灼眼のシャナ)]]といった小柄な強者のようなもんだと解釈して頂ければあながち間違いではない。
ただ、生息地が生息地の為生態に関しては意外と謎な部分も多くヘラジカや[[トナカイ]]を仕留めても流石に大きすぎて1回には食べきれないのでバラバラに解体して雪の中に埋めて保存食にし、
空腹になれば掘り返して再び食べ、保存食のストックが切れれば再び狩りに行くというライフスタイルをとっているらしい事が近年になって判明している程度か。


先述した様に強靭な肉体の為に負け知らず+恐れ知らずで異様な程にタフガイなクズリだが、意外な動物に負けたケースもある。

…なんとビーバーである。
真偽は不明だが、その目撃談によれば池の近くにいたビーバーにクズリが襲い掛かり仕留めようとしたところ、しぶとく転がり回り取っ組み合いになる内に池に落下。
さしものクズリもあまりのしぶとさに戦意喪失しビーバーを放したが、ビーバーは傷を負わされた事にブチキレたのかクズリを追いかけ、追いつくとお返しとばかりに首に食らい付き、哀れクズリは&b(){そのまま引きずり込まれて溺死してしまった}という。


*余談
和名であるクズリはあまり聞いた事がなくても英語名の&b(){Wolverine(ウルヴァリン)}という言葉は聞き覚えがある人もいるだろう。
そう、[[X-MEN]]の主要人物の一人・[[ローガン>ウルヴァリン(X-MEN)]](コードネーム・ウルヴァリン)の&b(){由来がこのクズリである。}
原作では&b(){身長160cmの小柄な体格ながら恐れ知らずの勇猛な性格と正にクズリのような人物}なのである。
(実写映画では演じるのが188cmのヒュー・ジャックマン故に長身なローガンだが、恐れを知らない勇猛果敢さは原作と変わらない)

ヘラジカや[[トナカイ]]を仕留め、クマや[[オオカミ]]とも渡り合う勇猛な動物でヨーロッパでは人間をも喰らうと言われ恐れられているが、実際に人間を襲った記録は確認されていない。
幼少の頃から育てれば非常に懐き、雪に生き埋めになった人を助ける事もあるとのこと。
ただし所詮野生動物である為&b(){機嫌が悪いと人間にも向かっていく}のでやはりペットには向かないという。
&font(l){まあ、それをツンデレと解釈すれば可愛い…かもしれない}

漫画「ぼのぼの」ではクズリの親子が登場。
息子のクズリくんはよくウンチをしてたり臆病だったりと獰猛さの片鱗もない。
親父はよくスナドリネコやヒグマの大将とつるんでいるが、「策略家」と言われるほどの頭脳派。
常に飄々としており、狩りですら罠を使うなど本来のクズリとは真逆の性質を持つ。
しかし若い頃はいろいろ無理をしていたらしく、ヒグマの大将は本来のクズリの強さを知ってるようで彼ら親子が特別温厚なのだと思われる。




&font(#994c00){追記・修正はトナカイを仕留めてから頼むぜ!}

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- 漫画「ぼのぼの」では息子は呑気で常にうんこしてて、父親は頭脳派で回りくどいことが大好きという本来の習性とは真逆の性格で登場  -- 名無しさん  (2017-05-15 23:27:37)
- ラーテルの項目のクズリが姐さんキャラだったからそっちで統一の方が良かったな  -- 名無しさん  (2017-05-16 08:43:27)
- ビーバーに負けたエピソードが項目の半分占めてるってどうなのよ  -- 名無しさん  (2017-05-16 10:07:18)
- ↑3 ヒグマのカシラが「クズリってのは強ぇんだってな」と言ってるあたり、あの世界でも種そのものは獰猛な性質らしい  -- 名無しさん  (2017-05-16 10:51:34)
- ニクニクニク…  -- 名無しさん  (2017-05-16 14:22:41)
- 三日月はクズリと言うよりハダカデバネズミ。主体性の無さといい、そこからくる自分を群れの為に使い切ることができる精神構造といい。まあ、兵ネズミなのに繁殖したけど。  -- 名無しさん  (2017-05-18 11:21:42)
- 初めて知ったのが「キツネの名探偵」という児童文学だった。国から派遣されてきている役人、の顔をしながら裏では泥棒の頭目をしているというキャラだったが。  -- 名無しさん  (2017-05-20 20:03:45)
- ↑役人の屑リがこの野郎  -- 名無しさん  (2018-03-18 13:56:53)
- >この一部始終を文章で表すなら  表さんでいい。気色悪い。  -- 名無しさん  (2018-05-01 16:53:38)
- カンカンでいらっしゃる、是非とも表して差し上げろ  -- 名無しさん  (2018-05-01 17:35:09)
- ファークライ5でクマ倒してたけど、本当に強いんだな  -- 名無しさん  (2019-03-21 08:23:53)
- ビーバーは水中行動に特化した動物だし、陸上性の動物と水中戦すればそりゃ勝つだろうとは思う  -- 名無しさん  (2020-04-19 10:48:59)
- 野生動物で人を襲わないのは復讐され駆除される事を承知しているからだという。余程切羽詰まった状況でない限りは。どの動物視点から見ても人間というのは機嫌を損ねたら一族全滅の危機にさらされるので厄介者なのだ            -- 名無しさん  (2025-03-19 11:07:39)
- 真・異種格闘大戦だとゾウと対戦してた  -- 名無しさん  (2025-10-06 23:17:40)
- ↑そしてそのゾウにとてつもないトラウマを植え付けた。  -- 名無しさん  (2025-10-10 13:01:35)
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