&font(#6495ED){登録日}:2018/10/22 Mon 23:01:20 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 6 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- #center(){&font(20,b){&color(aqua){胸が熱くなる瞬間を、本当は誰だって待ってる──}}} 『恋は雨上がりのように』とは、眉月じゅんの[[漫画]]。ファンからの略称は「恋雨」。 #contents() *概要 『月刊!スピリッツ』2014年8月号から連載が開始された恋愛漫画。 2016年1月号まで連載され、後に『ビッグコミックスピリッツ』に移籍し、2016年8号から隔週連載という形で続き、『スピリッツ』2018年16号でめでたく完結を迎えた。コミックは全10巻。 &bold(){“純粋な正統派ラブストーリー”}として話題を呼び『マンガ大賞2016』『このマンガがすごい!2016』オトコ編などにランクインした実績を持つ。 また2015年度コミックナタリー大賞で2位を受賞、2018年に第63回「[[小学館漫画賞]]」を受賞している。 主人公「&bold(){橘 あきら}」と[[もう一人の主人公>ダブル主人公(創作)]]「&bold(){近藤 正己}」の[[恋愛]]に主軸を置いた作品だが、 単なる恋愛ではなく&bold(){&color(red){年の差28歳}}という「&bold(){年の差恋愛}」をテーマとしている。 年上の男性に密かに想いを寄せる女子高生の恋模様を叙情的に描いており、読者は読んでいくうちに、 純真な恋心を抱く女子高生の青春に思わず&font(l){ニヤニヤ}応援したくなったり、中々進展しない恋愛にヤキモキするかもしれない。 自身の青春や恋愛経験を思い出しながら読むのもまた一興。 後に[[フジテレビ]]「ノイタミナ」枠での[[アニメ化]]が決定。2018年1月より放送が開始され、2018年3月末まで放送された。 ちなみに本作の前番組が『[[いぬやしき]]』、後番組が『ヲタクに恋は難しい』となっている。 更に[[実写映画化>実写化]]も発表され、アニメ終了後の2018年5月25日に公開された。 *ストーリー 陸上部のエースだったが怪我で走ることをやめてしまった&bold(){橘あきら}(17歳)と、 [[夢]]を諦めた過去を持つあきらのバイト先、ファミレス「ガーデン」の店長・&bold(){近藤正己}(45歳)。 海辺の街を舞台に、青春の交差点で立ち止まったままの彼女と、人生の折り返し地点にさしかかった彼が織りなすものがたり。 胸が熱くなる瞬間を、本当は誰だって待ってる――。 #right(){(TVアニメ「恋は雨上がりのように」公式サイトより抜粋)} *登場人物 &bold(){・橘 あきら}([[声>声優(職業)]]:渡部紗弓/実写演者:小松菜奈) 本作の主人公で[[ヒロイン>メインヒロイン]]。17歳の女子高生。 [[黒髪のロングヘアー>黒髪ロング]]に、長身でスレンダーなスタイルをした少女。 整った顔立ちをしているが、感情表現が苦手で一見するとクールな雰囲気を漂わせている。 だが普通に笑顔を見せることもあり、親しい友人や知人の前では素の自分を出せる。 元々は陸上部に所属しており、短距離走のエースとして活躍していたが、1年時の練習で右足アキレス腱を怪我し、競技を続けられなくなったことで部活に出なくなる。 だが、接骨院の帰りに[[雨宿り]]で立ち入ったファミレスで近藤と出会い、彼から励まされたことで密かに想いを寄せるようになる。 以降はウェイトレスのアルバイトとして入り、近藤への想いを募らせながら日々を送る。 原作漫画では[[恋]]の相談をインターネットの相談サイト(明らかに[[Yahoo!知恵袋]]が元ネタ)に度々求める場面があるが、アニメや実写映画ではこれらの描写は削られている。 &bold(){・近藤 正己}(声:[[平田広明]]/実写演者:[[大泉洋]]) 本作のもう一人の主人公。45歳の中年男性で、ファミリーレストラン「ガーデン元住吉店」の店長。 愛煙家で、よくタバコを吸っている様子が見られる。 自他共に認める所謂「冴えない男」で、どこか抜けた所があるドジな性格。仕事のストレスからか、後頭部に10円ハゲがある。 元々は妻と息子との3人家族だったが、現在はわけあって離婚。アパートで寂しく[[一人暮らし]]をしている。 読書が好きで、学生時代には小説家になりたいという夢を持っていた。ファミレスの店長として働く現在もその夢を捨てきれず、密かに執筆を続けている。 部下から少々頼りなく思われている面もあるが、大人としての優しさを垣間見せる格好いい面も。 あきらの好意には気付いておらず、当初はあきらの感情表現下手もあってか、彼女から嫌われているとさえ思っていた。 後に彼女から想いを告白されて「年の差」という大きな隔たりの間で揺り動かされる。 オールバックで小さな黒目の中年男性と、[[パトレイバー>機動警察パトレイバー]]の[[後藤隊長>後藤喜一]]と激似であり、単行本6巻の帯でもパトレイバー側の作者のゆうきまさみ氏によるコラボイラストが描かれた。 本作作者の眉月じゅん氏もゆうきまさみ氏のファンではあるが、モデルにしたわけではなかったらしいとのこと。 &bold(){・西田 ユイ}(声:福原遥/実写演者:松本穂香) あきらのアルバイト仲間である友人。同じくウェイトレスとして働いている。 あきらとは違う学校に通っており、あきらと対照的に明るく朗らかな性格で、非常に喋り好き。 美容師の姉がおり、姉と同じ美容師になりたい夢を持っている。だが肝心のカットの腕前は散々なもの。 実は自分のカットを喜んでくれた吉澤に好意を抱いている。 &bold(){・吉澤 タカシ}(声:池田純矢/実写演者:葉山奨之) あきらのクラスメイト。あきらに片思いをしており、彼女の後を追うようにしてキッチン担当としてアルバイト入社する。だが料理の腕前はイマイチな模様。 明るい性格だが、思考は非常に単純。 &bold(){・加瀬 亮介}(声:前野智昭/実写演者:磯村勇斗) 「ガーデン」のキッチンを担当しているアルバイトの大学生。 少々へそ曲がりな性格で、内心では近藤や同僚のことを見下していた。女癖も悪く、あきらにも目を付けている。 だが単に嫌な奴[[というわけ]]ではなく、近藤との距離感に悩むあきらの悩みを聞いたり、近藤にPC関係のアドバイスをしたり、吉澤の世話を焼いたりと面倒見のよい面がある。 &bold(){・久保 佳代子}(声:[[かないみか]]/実写演者:濱田マリ) 「ガーデン」で働くウェイトレスの女性。 非常に気が強く、近藤は店長でありながら彼女に対してはどうにも頭が上がらない。 &bold(){・大塚}(声:矢部雅史/実写演者:篠原篤) 加瀬と共にキッチンを担当している男性。ガタイのよい大柄な体格をしている。 アルバイトとして入社した吉澤と仲良くなる。 &bold(){・喜屋武 はるか}(声:宮島えみ/実写演者:野菜名) あきらの幼馴染で大の親友。焼けた肌にショートカットが特徴。 あきらとは中学生の頃から陸上に打ち込んでおり、高校でも陸上部で長距離走の選手として活躍している。 あきらがアキレス腱の怪我で陸上を辞めたことで微妙なすれ違いが生じているが、彼女との友情は続いている。 &bold(){・丘嶋 勇斗}(声:竹内順子/実写演者:懸田怜央) 近藤の息子。小学4年生の少年。 両親の離婚後、母方に引き取られているが、父の住むアパートにもちょくちょく訪れている。 あきらとは[[リコーダー]]を教えてもらったことで仲良くなった。 &bold(){・丘嶋 みどり} 近藤の元妻で、勇斗の[[母>お母さん]]。離婚しているが、現在も近藤との仲は良好。 &bold(){・九条 ちひろ}(声:[[宮本充]]/実写演者:戸次重幸) 近藤の[[早稲田大学]]在学中時代の友人で、現在は売れっ子小説家として一躍有名になっている。 長髪で眼鏡を掛けた人物で、「ちひろ」という名だが男性である。 &bold(){・倉田 みずき}(実写演者:山本舞香) あきらとは別の高校に通っている陸上部の1年女子。 短距離走の選手をしており、新人戦の200メートル走で記録保持者になる実力者。 とある競技大会であきらの走りを観て彼女に憧れ、以来彼女のような選手になることを目標にしていた。 実はあきらと同じく過去にアキレス腱を負傷した経験があり、自身はそれを乗り越えて競技を続けていることをあきらに伝え、憧れの彼女が陸上に復帰できるように促した。 [[アニメ版では尺の都合上、出番がバッサリ削られてしまっており>アニメ未登場キャラクター]]、存在が示唆されるに留められている。 *余談 札幌出身のシンガーソングライター「爽」の手がけた楽曲に、本漫画のタイトルと同じ「恋は雨上がりのように」というものがある。 このタイトルの一致は偶然ではなく、漫画を読んだ爽が作品愛で曲を書き上げたという経緯があり、この縁で2019年5月15日にリリースされた爽のシングルCD『Runaway』のジャケットを眉月じゅんが手掛けることに繋がった。 #center(){&font(20,b){&color(aqua){追記・修正がしたくなる瞬間を、本当はアニヲタwikiだって待ってる──}}} #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,3) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #areaedit() - 間々は面白かったしオチはアレで妥当だなとは思ったけど10巻も引っ張る感じの話かと言われるとどうなんだろう -- 名無しさん (2018-10-22 23:13:19) - 原作も好きだけど、個人的には実写映画版の方が終わり方含めて好きかなーって気がする。何だかんだであのやり取りを物語の締めに選んだのは良い采配だと思うんだよね -- 名無しさん (2018-10-22 23:42:58) - 5巻で終わるならあのオチは妥当だと思うが、10巻も続けてあのオチならもっと上手く展開できなかったのかと思ってしまう。俺がエロゲ脳なのもあるんだろうけど。 -- 名無しさん (2018-10-23 03:08:03) - 後藤隊長とのコラボで草生えた -- 名無しさん (2018-10-23 05:53:25) - 首が長くて無理だった -- 名無しさん (2018-10-23 10:35:30) - おっさんと女の子がくっつくのはファンタジーです!と言っとかないといけない気がする。いや話としては面白いんだけどね? -- 名無しさん (2018-10-23 19:53:27) - 大泉洋だとワンチャンオッケーな気がしないでもないと思う -- 名無しさん (2018-10-23 23:04:22) - ラストはあれでよかったと思うけどなぁ。”おっさん”にファンタジーじゃなくて現実を生きる大人として何を為し、JKに何を教えるか、みたいなのをしっかり描いたと思う -- 名無しさん (2018-10-24 13:31:21) - アニメの終わり方は好きだった。 -- 名無しさん (2019-03-11 19:48:00) - 眉月じゅん先生の新連載がヤンジャンで連載開始。恋雨も好きだったし、また違った恋物語が楽しめそうで期待大 -- 名無しさん (2019-11-08 19:16:09) #comment #areaedit(end) }