&font(#6495ED){登録日}:2018/12/01 (土) 01:39:21 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 6 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- #center(){&bold(){同じだな、300年前と……。}} 『魔王ギリ』とは、『[[魔法陣グルグル]]』の[[ラスボス]]である。 ○[[声優>声優(職業)]] 第1期:笹岡繁蔵→[[大友龍三郎]] 第2期:大友龍三郎 第3期:[[銀河万丈]] ○概要 300年前、世界に突如として姿を現し、そしてミグミグ族が使うグルグル「恋する[[ハート]]」によって[[封印]]された魔王。 本編の時代で[[復活]]を果たし、再び世界を%%一応%%恐怖に陥れた。 [[世界征服]]が目的のようだが、その正体については「闇の領域に足を踏み込んだ魔術師らしい」とあるだけで、はっきりとしたことはわかっていない。 作中では徹底して&bold(){影}や&bold(){闇}の存在として描かれていて、 闇のお姉さん%%ことルンルン・フェルメール%%はギリを「&bold(){光に対する闇の存在――光があれば必ず影ができる。それが魔王ギリよ}」と表現しており、 ギリ本人も「&bold(){光ある限り、闇は生まれる。何度でも――よみがえるのだ!!}」とあたかも自分自身が闇そのものであるかのように語っている。 ○外見 黒いローブで全身を包み隠す髭面の老人。目には瞳がなく常に白目。それどころか肌も髭も白い。 長らく外見が不明だったため、アニメ1期と2期では濃い緑色のローブで全身を覆い隠し、顔には赤銅色の影が差し、両目だけが確認できるというオリジナルの姿で登場した。 3期では最初は原作通りの姿で登場するが、最終形態として[[ミケーネ帝国]]の闇の帝王を彷彿とさせる姿が登場。 全身が真っ黒であり、目や口に該当する部分が紫色に光っている。 ○人物像 歯向かう者には容赦しない、敵からも味方からも恐れられる魔王。 破壊や殺戮よりも、呪いをかけるなどして長期的に苦しませるよう指示を出すことが多い。 しかし、付き従う者にはわりと寛容。 どれだけ失策をした配下でも見切りをつけて殺処分することは決してせず、&bold(){イベントの終わったダンジョンの見張り}に左遷する程度に留めている。 失策が原因で処分されるのではないかと恐れる[[カヤ>カヤ(魔法陣グルグル)]]に対し、「そんなことを考える暇があったら、次の作戦を考えい!」と活を入れたこともあった。 また、作中でもかなりの強敵であったドンカマーや、[[舞勇伝キタキタ]]のラスボス・ガガルはギリの弟子。 これに関して[[キタキタおやじ]]は「自分の技術を後世に伝えたかったのではないか」と推測している。 天敵であるグルグル使いこと[[ククリ>ククリ(魔法陣グルグル)]]に関しても、打倒を最優先しつつも軍門に下るのであれば生かそうとしていた節があり、 アニメで[[レイド>レイド(魔法陣グルグル)]]がククリを魔族の一員として勧誘するのは、「そうすればククリはギリに殺されずにすむから」というのが理由の一つになっている。 アニメ3期では原作では放置されてしまったモンクやデマに加え、それまで[[ニケ>ニケ(魔法陣グルグル)]]たちに敗れた配下たちを復活させ総動員し、活躍のチャンスを与えた。 総じて「&bold(){来る者は拒まず、使える人材は温存しておく}」タイプである。 その復活を多くのモンスターが喜び、お祝いのパーティーまで開催されたことから、少なくとも恐怖だけで他人を縛るような統率者ではないようだ。 ○実力 ラスボスだけあって、他の敵とは桁違いの力を持つ。 復活が不完全な状態でも降神祭に乗じて[[ジュジュ>ジュジュ・クー・シュナムル]]の体を乗っ取り、不可視の力で不協和音を起こして窓ガラスを破壊。更に十字架を禍々しい形に変貌させた。 この場面は別の作品かと思うほどに雰囲気が異なっており、グルグルにおける数少ない[[トラウマ]]イベントの一つ。 完全に復活してからは、存在そのものが世界を歪ませる規模の扱いを受けており、 色んな意味で作中最強クラスの爺ファンタジーですら「&bold(){ギリを倒すのは勇者とグルグル使いじゃなきゃ無理}」といった旨の発言をしている。 実際、攻撃力は最強の防具を一撃で破壊するほど高い。 (ただしその防具を装備していたキタキタおやじはほぼ無傷。 アニメ3期ではキタキタおやじが自身のHPである1650以上のダメージを受けても、 泣きべそかくだけですむほどに頑丈になっていたため、素の状態の彼にもダメージを与えることができなかった) 闇の領域を自在に操ってニケたちを苦しめる姿はまさに魔王。 アニメ3期ではあたかも「恋するハート以外に対処法が無い」ともとれる描写までなされた。 しかし、闇の存在であるが故に、それを払うかのような力にはとことん弱い模様。 結局、ある理由(下記参照)から本気を出したニケに一方的に攻撃され、その隙にククリが描いた「自分だけの恋するハート」によって再び封印されることになってしまった。 ○ギャグ漫画のキャラクターとして ボケることも、ツッコミを入れることもなく、至って[[真面目>まじめ(真面目)]]な悪役。(しかしアニメ1期ではニケとククリの「やっぱりやーめた!」に脱力するシーンがある) ……なのだが、&bold(){まわりがボケまくるので、本人が知らないところでどんどん情けないことになっていく。} 以下、ギリが威厳的な意味で受けた被害の数々を記す。 ・ミグミグ族がギリ復活の対策をしっかりしていたため、&br()パンフォスのイベントが正常に進んでいた場合、&bold(){完全に復活する前に再び封印されるところだった。} ・パンフォスのイベントに異常が発生していたのは、ククリに「外に向かうハートが無かったから」なのだが、その原因が&bold(){ククリの「胸の小さい悩み」。} ジュジュ「魔王ギリは[[おっぱい]]に救われたのよ!」 ・ニケとククリに&bold(){存在そのものを忘れ去られる。} ニケ「ギリってダレ?」 ・最終決戦においてニケが本気を出したのは、ギリとの戦闘中に&bold(){便意を催したため、早く終わらせたかったから。} ニケ([[うんこ]]にいきたい……!) ・ギリの最期が&bold(){キタキタ踊りで見えなくなる。} キタキタおやじ「そんなことよりまばゆい光の中のキタキタ踊りを見てくだされ~っ!!」 ・伝説を記録する天使リリックに上記の事実をばっちり記録される。&br()ジュジュがなんとか修正しようと試みるも、キタキタおやじの余計な一言により&bold(){ギリはキタキタ踊りで封印されたことになってしまう。} キタキタおやじ「……いい!!」 ジュジュ(このオヤジ、早くなんとかしとくべきだったわ……) ・&bold(){ニケがククリの告白よりも便意を優先したため、せっかく発動した「恋するハート」が失敗しそうになる。おかげでギリが何度も封印と復活を繰り返す。} リリック「もうめんどくさいわ。「魔王出たり入ったり」と……」 ジュジュ「せめて「復活と封印」にして!!」 ……「恋するハート」の性質上、数100年後にギリが復活することは確定している。 そしてリリックが記録したことは、後の世永遠に語り継がれることになっている。 もしかしたらニケたちは、&bold(){リリックの記録を知って激怒するギリという名の、世界滅亡規模の時限爆弾を残しただけ}なのかもしれない。 ○余談 劇中では正体を明かされずに終わったが、正体を推測できる仮説が存在する。 まず、ギリは魔法に詳しいカヤすら把握してないグルグルの欠点(大人になると使用できなくなる)を何故か知っており、ミグミグ族との関連性が仄めかされている。 そして、劇中でミグミグ族と縁がありかつ動向が不明な人物が一人いる。 恋するハートの原型となったグルグルにまつわる悲劇が劇中で語られるが、死亡を明言されたミグミグ族の少女の方と異なり被害者の少年のその後の消息は一切語られていない。もしかすると…。 最序盤に出オチ気味に登場した「ハズレ大魔王」とは幾つかの共通点がある。 肩書に黒いローブに鎌、「勇者はハズレだったな」という発言がそれである。 …造形は単に魔王のテンプレというだけだし、発言に関しても偶然の可能性は否定できないが、もしかすると連載が早期に終了していた時のオチにする予定があったのかも? ○3期[[最終回]][[ネタバレ]] #region アニメ3期での最終決戦において、なんと&bold(){1期の初代エンディングテーマ曲「Wind Climbing~風に遊ばれて~」が挿入歌として流れた。} 一度はギリの攻撃でかき消されるが、「恋するハート」が発動すると再び流れ出し、&bold(){リコの花びらが舞うシーンとサビの部分がちょうど重なることになる。} この演出は多くの1期からの視聴者の感動を誘い、涙腺を崩壊させたのであった。 #endregion #center(){&bold(){こうなれば闇の大魔法――最大級の追記・修正を食らうがよい!!}} #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,5) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #areaedit() - 色々ミグミグ族絡みの伏線が貼ってあったけど、グルグルのテーマの変遷のせいか結局放置されたまま話の流れで処理されたという、いろんな意味でグルグル最大の被害者。後、あまり知られてないがハズレ大魔王を匂わせる描写もある。もしかするとギリ=ハズレ大魔王みたいな情けないオチも構想にあったのかも? -- 名無しさん (2018-12-01 02:41:05) - 作中で一人どこまでもシリアスだった分最早浮いてた感もあったなあ。ギャグ漫画の中で魔王ぐらいは真面目にしておきたいと言う作者の思いと最早修正不可能なギャグの流れがせめぎ合ってた気がする -- 名無しさん (2018-12-01 02:57:23) - 結果として良くも悪くも"普通の魔王"としてキャラが薄くなってしまったので、2では魔王がキャラの一人として物語にかかわる形になったのかな -- 名無しさん (2018-12-03 10:31:02) - それでも上司としては割といい上司なのかも -- 名無しさん (2018-12-03 11:04:54) - 彼だけがシリアスの側のキャラ・・・・だったな。 -- 名無しさん (2018-12-04 09:44:38) - アニメ3期見ると部下には愛されてたのが救いかな -- 名無しさん (2019-11-19 21:11:02) - 好きなブリ料理はなんだろうな -- 名無しさん (2024-05-16 18:45:48) - 被害者の少年が封印された魔法を応用してギリを封印したから少年はギリとは関係ない -- 名無しさん (2024-05-16 20:39:18) - う○こ行きたさに封印されるラスボスてwww -- 名無しさん (2025-06-11 23:23:07) #comment #areaedit(end) }