タギツヒメ/イチキシマヒメ/タキリヒメ(刀使ノ巫女)

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タギツヒメ/イチキシマヒメ/タキリヒメ(刀使ノ巫女) - (2024/12/19 (木) 13:32:06) のソース

&font(#6495ED){登録日}:2020/02/13 (木曜日) 13:48:04
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タギツヒメ/イチキシマヒメ/タキリヒメとは、オリジナルTVアニメ『[[刀使ノ巫女]]』に登場するキャラクターである。
本作の黒幕的な立ち位置のため、重大な[[ネタバレ]]を含んでいるため閲覧には要注意。

CV:[[日高里菜]]、[[喜多村英梨]]、[[斎藤千和]]

&bold(){胎動編において}
1998年9月。相模湾で起きた「相模湾大災厄」に於いて出現した大荒魂。
大災厄は御刀を作り出す珠鋼から生じる不純物負の神性を持つノロを[[アメリカ>アメリカ合衆国]]に持ち帰ろうと満載していた輸送船が事故を起こし、大荒魂を出現させてしまったという人災だったが、極秘裏に伏されている。
折神紫と、[[姫和>十条姫和]]の母・十条篝((旧姓・柊))、
[[可奈美>衛藤可奈美]]の母・衛藤美奈都((旧姓・藤原))の三人によって隠世の果てへと送られようとしたが、
友を人柱にすることに絶望していた紫に取引を持ち掛け、友を救う代償として彼女に憑依。
以降、紫自身の意思を封じ込めて折神家当主として暗躍。
刀使へのアンプルと加工したノロ投与。全国の神社からのノロの押収と管理。写シへの対策を施した矢の開発などを推し進め、人間に対する復讐の準備を進めていた。

人間に対する復讐と、神として降臨する準備が整いつつあったが、御前試合において行われた姫和による暗殺未遂事件を引き金に舞草の反攻が開始。
絶大な権力を握る折神家当主として舞草を追い詰めたが、S装備を身に纏った可奈美、姫和、舞衣、エレン、薫、沙耶香によって本拠が強襲。
親衛隊を退けられ、一対六の勝負を仕掛けられるも二天一流によって圧倒し、勝利を目前としていたところを僅かに残されていた紫の意思が抵抗し、劣勢に陥って敗北。
本体は隠世に逃げられたが、精神は倫理的矛盾を引き起こし三体に分裂し、関東各地へと逃走を計った。

&bold(){波瀾編において}
個別に身体を得て、それぞれの思惑を叶えんと活動する。
二体の姫を取り込めば本体の意思を得られることが出来るため、相争う。
それぞれ日光東照宮の『見猿』、『聞か猿』、『言わ猿』をモチーフとしたカバーを付けているのが特徴的。


*&bold(){《タキリヒメ》}
人間への支配欲を原動力とする姫。現在、市ヶ谷の防衛省にて軟禁されており、紫の妹である朱音すら面会の許可が下りることは少ない。
獣や虫と同じ存在として人間を見下しており、人間を教え導くことによって神として君臨し、一方的な隷属の元にこの世を支配することを望んでいる。
不完全である人間と言う種は、神である自分によって支配・管理されるのが幸福と豪語し、対話を拒んでいる状態。
『見猿』がモチーフで、目を覆う手のような形をしたカバーで視界を覆っている。
#region(ネタバレ)
人間を見下し対話を拒絶していたが、薫の元から離れて自身を訪ねた、穢れのない荒魂・ねねを不思議に思い記憶を読み取る。
最初こそ他の荒魂と変わらず巨大な化け物として暴れまわっていたが、当時の刀使に止めを刺されず、歴代の益子と共に過ごすにうち穢れを無くすことに成功したねねの記憶と、
立ち合いを要求してきた可奈美と剣を交えたことにより人間の心を理解。
直後、強襲してきたタギツヒメに力を吸収され、カバー越しで見えなかった可奈美を見つめながら、

#center(){&bold(){&size(15){&color(#ff6347,#c0c0c0){その刀のもう一つの名のように…雷すらも切り裂いて飛べ、人よ…速く、高く、遠く…}}}}

と可奈美に言い残して消滅してしまう((可奈美が振るう千鳥は名将、立花道雪の愛刀であり、雷を切り伏せたという伝説がある))。
#endregion


*&bold(){《イチキシマヒメ》}
自分の存在意義を見出すことを原動力とする姫。実は生きていた紫と共に潜水艦で管理されている。
荒魂である自分の存在意義を探しており、その一環でアンプルとして加工したノロを人間に投与するという実験を行っていた。
人類と荒魂を融合させ、新たなる段階へと引き上げて進化させることを目的としており、いずれは全人類と融合することを望む。
復讐に逸るタギツヒメ、人間を見下すタキリヒメ二人のように傲岸不遜ではなく、後ろ向きで臆病な性格をしていて、一言でいえば面倒くさい部類に入る
『言わ猿』がモチーフで、口元を人間の手のようなカバーが覆っている。
#region(ネタバレ)
潜水艦にて三体に分裂してしまった理由を説明。アンプル投与で非業の死を遂げた燕結芽の名を聞いても動じず、自らの理想を語る。
当然、人類から見てみれば恐るべき狂気的な理想を語る侵略者であり、理解は示されなかった。
タギツヒメの強襲により潜水艦を離脱。恩田さんとの交流で、人間に対する見方や態度が変化。

#center(){&bold(){&size(15){&color(#ff6347,#c0c0c0){それでも我は自分をお前に託したいのだ十条姫和。我は折神紫を救いたい}}}}

大荒魂との長年の融合という状況下に陥ったのにもかかわらず、
他の二人より臆病なイチキシマヒメのお陰で人格が崩壊せず、発狂せずにも済んだと告白した紫を見て、
自分を必要としてくれた彼女を守る為、口のカバーを外して姫和に融合を頼み、個体を捨てて彼女を救援。雷神のような圧倒的な力でタギツヒメを退けた。
#endregion


*&bold(){《タギツヒメ》}
人間への怒りを原動力とする姫。&font(l){ヒスおば}こと、高津学長に擁されており、学長と皐月夜見。綾小路の相良学長を操って行動する。
高津学長からは次なる人類の支配者として熱烈に信仰を受けているが、邪険に扱っており、態度もぞんざい。
高慢だが、メディアを利用して人類と荒魂の融合による進化を目的とするイチキシマヒメを悪に仕立てるなど計算高い性格をしている。
タキリヒメと心を交わしていた可奈美からは「人を見ようとしていない」と見抜かれたが、世論を混乱に陥れるなど実力は確か。
流派は二天一流。剣の腕前も衛藤母娘と変わらないほどの実力を持ち、[[刀使ノ巫女]]内最強キャラクターの一角を成す。
『聞か猿』がモチーフで、両耳を人間の手のようなカバーが覆っている。
#region(ネタバレ)
雷神のごとき強さを誇る姫和に吸収→可奈美との試合に敗れた隙を突いて脱出→逆に姫和とイチキシマヒメを吸収し本体と接続する。
という目まぐるしい展開を経て、隠世をこの世に墜落させ人類の滅亡に着手したところで可奈美に切られ、姫和の脱出を許してしまう。
迎えた最終決戦では、S装備を身に纏った六人の刀使と紫と対決。
七人を相手取って、隠世とこの世が融合する境界面に到達。
そこで、イチキシマヒメと融合することによって荒魂が抱える根源的な感情を理解した姫和に、孤独ゆえに暴れていると喝破されてしまう。
現世の存在は成長するとつがいを成して子を産む。
子は大人となり、つがいを成して次の子を産んで血と宿命、そして命が連綿と受け継がれていく。
対する荒魂は時間の概念こそ超越しているが、生命の輪から外れた孤独な存在。
輪に入ることも縁を結ぶことも出来ず、神性を奪われた寂しさで穢れ、怒り狂って荒ぶる((沙耶香に、構ってほしいから暴れる子供と言われるが、あながち間違ってはいない))。

#center(){&bold(){&size(15){&color(#ff6347,#c0c0c0){親子二代で同じ結末を辿るか}}}}
#center(){&bold(){&size(15){&color(whitesmoke,#ff6347){不思議な縁だね、タギツヒメ}}}}

しかし、ふとかけられた可奈美のこの言葉により、剣を交え根源的な孤独感を埋めたいというタギツヒメの対話への渇望は解きほぐされ、
姫和の放った一の太刀により隠世の果てへと送られる。
愛する娘を見送った美奈都に立ち会いを誘われたタギツヒメは、これまで見せていた邪悪なものではなく、穏やかな笑みを顔に浮かばせ彼女達の元へと駆け寄る。
この事件以降、刀剣類監理局はノロを祀る社を再建・創建し始め、各自治体も積極的にそれに参加して支援することとなる。
現世と人類を滅ぼしかけたものの、結果的にタギツヒメがしたことは人々に届いたのである。
将来的に現れたタギツヒメは荒魂ではなく和御魂として迎えられるだろう。
人間と荒魂が共存出来る未来が示唆され、御刀に選ばれた少女達が紡いだ物語は幕を閉じる――。
#endregion

*余談
イチキシマヒメが持っているのは、[[天下五剣]]の一振りであり、破邪顕正の太刀・数珠丸恒次。


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- 長きにわたって憑依・寄生はエボルトと同じ  -- 名無しさん  (2020-02-13 14:57:06)
- 元ネタはアマテラスとスサノオの誓約で生まれた宗像三女神。誰だこんな名前つけたのは。  -- 名無しさん  (2020-02-13 22:08:56)
- イチキシマヒメ可愛いけど出番短くてかなし  -- 名無しさん  (2020-02-13 23:43:24)
- ヒスおばがヒスリヒメって言われるの笑う  -- 名無しさん  (2020-02-14 21:55:43)
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