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SCP-026-JP

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SCP-026-JP - (2026/08/15 (土) 18:01:15) のソース

&font(#6495ED){登録日}:2020/02/17 Mon 14:12:25
&font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red)
&font(#6495ED){所要時間}:約 4 分で読めます

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#center(){&bold(){知らない方が幸せなこともある。}}


SCP-026-JPは、シェアード・ワールド『[[SCP Foundation]]』に登場するオブジェクト(SCiP)のひとつである。

[[オブジェクトクラス>オブジェクトクラス(SCP Foundation)]]はSafe……からの&bold(){Euclid}。


*概要
まずこれが何なのかというと、異常な特性を持った10代の日本国籍の女の子である。
彼女の特性はというと、&bold(){体外に排出したあらゆる物質が食べ物に変化する}というもの。
これらの排泄物は彼女の肉体から完全に離れた瞬間に彼女の&bold(){涙液・尿・血液は何らかの飲料あるいは液体の食物に、嘔吐物・糞便・体組織は固体の食物に変化する。}

これらの "食事" はすべて調理され、タンパク質を含んだ有機的材料によって構成されている、一般的な食器の形状をした "食器" に盛り付けられた状態で現れる。

……&bold(){[[スカトロ]]じゃねーか! 一部の変態しか得しねーよ!}

と思うかもしれないがこれらの料理、見た目もまともで彼女が健康である限りは&bold(){普通に美味しい。}

ただしこの出てくる料理、彼女の健康状態、精神状態によって質が左右され、彼女が病気もしくは精神を病んでいる状態だと不味くなり、酷い場合は&bold(){食べ物が毒物と化す。}


*実験記録

&bold(){実験記録026-い-001}
担当者:井沼博士
対象物:SCP-026-JPの大便
結果:対象物は平皿状の "食器" に入ったマッシュルーム及びマイタケが入った[[トマトソース]]のかかったオムレツへと変化した。Dクラスに食べさせたところ「非常に美味」と述べた。

……自分の[[うんこ]]を人に食われた彼女の心境やいかに。


&bold(){実験記録026-ろ-002}
担当者:井沼博士
対象物:SCP-026-JPの大便
補足:SCP-026-JPには事前にボークビーンズを食べさせた。
結果:対象物は丼状の "食器" に入った山かけ月見蕎麦へと変化した。Dクラスに食べさせたところ「非常に美味」と述べた。
「なるほど、対象が事前に食べた食事とは関係なくこれらの食物は生まれるようだ」 —井沼博士

いやそうなったらそれはそれで食欲無くすわ。


&bold(){実験記録026-と-007}
担当者:井沼博士
対象物:SCP-026-JPの尿
補足:SCP-026-JPには事前に水を1リットル取らせ、実験記録 -ち-008と連続して行った。
結果:対象物はコップ状の "食器" に入ったアイスミルクへと変化した。Dクラスに飲ませたところ、「非常に新鮮で濃厚だ」と述べ、二杯目を要求した。

&bold(){これを見ているアニヲタ諸君はこれを飲んでみたいと思うか?}


&bold(){実験記録026-ち-008}
担当者:井沼博士
対象物:SCP-026-JPの尿
結果:対象物は[[スープ]]皿状の "食器" に入ったソラマメのポタージュスープへと変化した。Dクラスに飲ませたところ、「とても美味しい、こんなスープは食べたことがない」と述べた。
「どうやらこれらの食物はSCP-026-JPの状態がほぼ同じであっても変化するらしい。法則はあるのだろうか」 —井沼博士

どうやらほぼランダムなようだ。
女の子のおしっこから作られたスープ……飲んでみたい人は少なくないんじゃないだろうか。


&bold(){実験記録026-つ-019}
担当者:井沼博士
対象物:SCP-026-JPの皮膚片
補足:皮膚片はSCP-026-JPの皮膚からメスによって引き剥がしたものである。
結果:対象物は平皿状の "食器" に入ったチキンカレーライスに変化した。Dクラスに食べさせたところ、「水っぽくて不味い」と述べた。
「もしかすると、SCP-026-JPが負傷するとこれらの食物の質は落ちるのか? さらに傷を与えてみよう」 —井沼博士

どうやら排泄物でなくても身体の一部でも問題ないようだ。
しかし味は損なわれてしまうらしい。


&bold(){実験記録026-ね-020}
担当者:井沼博士
対象物:SCP-026-JPの筋肉組織
補足:SCP-026-JPを麻酔したうえで脚部にメスを入れ、歩行に支障がない程度に筋肉組織を摘除した。
結果:対象物は平皿状の "食器" に入ったポークカツレツへと変化した。これは著しい腐敗の兆候が見られた。Dクラスに与えたところ拒否されたため、強引に食べさせる。Dクラスは黄色ブドウ球菌による激しい食中毒により死亡した。
「この程度でもこれほどに食品の質が劣化するのか? ならばもし、生命の危機に晒したならどういう結果が起こるのだ?」 —井沼博士

&bold(){おいちょっと待て。}
&bold(){この博士、サラッとサイコパスな事考えてるぞ。}

(歩行に支障が無いとはいえ)筋肉組織を切り取られたSCP-026-JPと毒物を無理矢理食わされたDクラスは気の毒でしか無い。


*補遺
この博士、後から財団の倫理委員会に呼び出され、自身の行為が財団の理念に反するレベルに近づいていることを警告され、SCP-026-JPの担当を変更することを通告された。

&bold(){「財団は冷酷ではあるが残酷ではない」。}
SCP財団は必要ならばいかなる犠牲をも払うが、不必要な犠牲はなるべく出さないようにする方針である。
そして財団の基本理念である&bold(){「確保、収容、保護」。}これは異常存在からの「人類の保護」であると同時に&bold(){「異常存在自体の保護」}という意味も含まれているのだ。
井沼博士の行動は、そんな財団の理念から大きく外れていた。その為彼女の担当職員を変更する事となった。



&bold(){……だがこの博士、何を血迷ったのか、&font(#ff0000){考え得る限り最悪の行為に及んだのであった。}}


井沼博士はその直後、SCP-026-JPの収容室に入り、SCP-026-JPを無理矢理拘束し、



&font(b){&bold(){&color(crimson,black){彼女の脊髄の一部を麻酔無しで、生きたまま無理矢理抉り出した。}}}



彼女は上述のような異常特性を持っている事を除けば、ただの10代の女の子なのである。
それが突然、&bold(){大の大人に無理矢理拘束され、&font(#ff0000){挙句生きたまま脊髄を抉り取られたのである。}}


結果摘出された脊髄は&bold(){自己増殖し触れた有機物を自身に置換する真黒なシチューに変化。事件が終わるまでに井沼博士を含む22人の財団職員が死亡した。}


幸いSCP-026-JPは治療の末脊髄損傷による下半身麻痺は完全に取り去られたが、今回の事件がきっかけで&bold(){対人恐怖症及び刃物恐怖症になってしまった。}
オブジェクトクラスがEuclidに変更されたのは、恐らくこの事件によって結果的に毒物を垂れ流す存在になってしまったからだと思われる。

……記憶処理はしないのだろうか?


#center(){&bold(){&size(25){SCP-026-JP}}}

#center(){&bold(){&size(25){現代のハイヌウェレ}}}


*余談
ちなみにタイトルにもなっている「ハイヌウェレ」はインドネシアの神話の女神様であり、便が宝に、死体が食物に変化したらしい。日本神話のオオゲツヒメ(大宜都比売、大気都比売など)やウケモチ(保食神)のように、類似の存在は世界各地の神話に登場する。


追記・修正は、井沼博士が[[シェルドン級霊魂縛鎖>SCP-2718]]に遭う事を願いながらお願いします。

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#right(){CC BY-SA 3.0に基づく表示

SCP-026-JP - 現代のハイヌウェレ
by tokage-otoko
http://ja.scp-wiki.net/scp-026-jp

この項目の内容は『[[クリエイティブ・コモンズ 表示 - 継承3.0ライセンス>https://creativecommons.org/licenses/by-sa/3.0/deed.ja]]』に従います。}

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- 記憶処理しちゃったら保護から逸脱しちゃうんじゃないの?手をつけずに済むならつけない方が  -- 名無しさん  (2020-02-17 14:22:59)
- 保護および今後の収容に利するなら記憶処理しない理由がないでしょ  -- 名無しさん  (2020-02-17 14:25:22)
- このクソ博士生きてたらどんな処分を受けてたんだろうか…  -- 名無しさん  (2020-02-17 14:33:38)
- 「周囲に自分を傷つけさせようとする」異常性でも疑われてるのかな記憶未処理の場合  -- 名無しさん  (2020-02-17 14:36:52)
- なお数千年前に同じ事をやった女神はスサノオに斬り殺された模様。  -- 名無しさん  (2020-02-17 14:45:23)
- ↑オオゲツヒメだね こっちモチーフかと思ったらまさかのインドネシア神話  -- 名無しさん  (2020-02-17 15:02:19)
- ↑ただの胸糞だけじゃなくって元ネタがあるのか…昔の人もこええ  -- 名無しさん  (2020-02-17 15:07:30)
- これは財団のやらかし案件?  -- 名無しさん  (2020-02-17 15:25:37)
- ↑広義で言えばそうだけど、正確に言えば一人のサイコの暴走案件  -- 名無しさん  (2020-02-17 16:19:16)
- かわいそう  -- 名無しさん  (2020-02-17 17:11:44)
- ↑3~5 民俗学用語で類話をまとめて「ハイヌウェレ型神話」と呼ぶらしい  -- 名無しさん  (2020-02-17 18:42:04)
- なんでこんな博士を雇ったんだ  -- 名無しさん  (2020-02-17 19:54:31)
- 雇った時はまともだったかもしれない。  -- 名無しさん  (2020-02-17 20:11:56)
- 財団も警告してこれなら本当にアレな奴だったんだなと  -- 名無しさん  (2020-02-17 20:54:42)
- ↑4どうも「母なる大地に刃を以て畝を刻み、糧を得る=農業の誕生」を意味している神話類型らしく、傷つけることは結構重大なファクターなんだそうで  -- 名無しさん  (2020-02-17 21:09:51)
- ↑日本神話のほうでも切り殺されてから農業の始まりの話になっていってたけどそういう事だったのね  -- 名無しさん  (2020-02-17 21:37:11)
- 実験記録026-ね-020は『麻酔したうえで』と書いてあるけど026-つ-019は書いてない。……あっ(察し)  -- 名無しさん  (2020-02-17 21:47:09)
- 収容コスト的にも記憶処理するべきなんだろうけど、処理しようとして警戒されてからの劇物生成されたらヤバイからなぁ...  -- 名無しさん  (2020-02-17 21:59:48)
- SCP-1337を彷彿とさせるけど、あっちは(財団の理念に反するとはいえ)一応良かれと思っての行動だったのに対して、こっちはただのサイコだから、なんというか財団の博士ちょっと一通りチェック入れたほうがいいんじゃない?って感じ  -- 名無しさん  (2020-02-17 23:08:55)
- 本家もクソトカゲに意味なく子供食わせまくった外道がいるからある意味伝統  -- 名無しさん  (2020-02-18 00:02:39)
- 職場が職場だから、精神がアレな博士が紛れてても気付かないものなんだろうかね。しかも実験記録的には「負傷・疲弊している場合に産出されたものは毒物になる」と分かってるから完全に無意味でしかないという  -- 名無しさん  (2020-02-18 00:48:30)
- オタマトーンとくすぐりスライムとパッチワークのテディベアで取り囲んで収容しろ(過激派)  -- 名無しさん  (2020-02-18 11:02:48)
- こんだけちょっぴりでも毒物になるのか…からの邪悪なせや!  -- 名無しさん  (2020-02-18 11:49:50)
- 韓国支部にも木曜日で爆弾作ったバカがいたなw  -- 名無しさん  (2020-02-18 19:48:15)
- ↑何それ  -- 名無しさん  (2020-02-19 08:55:31)
- ただただ可哀想  -- 名無しさん  (2020-02-19 18:49:07)
- 地味に下半身不随程度なら治せる事が分かった財団。いやこんなの正常性がどうこう言ってる場合じゃないから万能薬なり何なり使ったのかもしれないけど  -- 名無しさん  (2020-02-28 23:56:35)
- 単にサイコなのもそうだけど、最後の 実験記録026-ね-020で「傷つけて摘出した体組織は食中毒・毒物になる」と判明してるから脊髄摘出した意味すらないんだよね。しかし記憶処理しないんだろうか  -- 名無しさん  (2020-04-30 01:48:58)
- ↑いや、「毒性の上限はどのくらいか」を調べようとしたのだろう。  -- 名無しさん  (2020-04-30 02:09:04)
- もしかしたらSCP-682を始末したり、ほかにも手に負えないオブジェクトの鎮静化が可能な毒物が生成されるかもしれないから全く無意味なわけではない…が、そんな毒物ができたらその前に研究員側が全滅するから結局無意味  -- 名無しさん  (2020-05-01 11:32:50)
- 徳島県で発見されたと明記されてる珍しいSCPだけど、古事記における阿波国の別名がオオゲツヒメだから、そちらもモチーフの一部ではあると思う  -- 名無しさん  (2020-05-28 02:01:18)
- 異常なものと関わってるとやっぱり思考まで異常になっていくのかねぇ。途中まで「この女の子は普通に食べられる料理とはいえ自分の尿や糞を食う人達に対してどんな心境だったんだw」と思ってたところにこの胸糞さよ。  -- 名無しさん  (2020-12-06 23:55:16)
- 記憶処理しないのは映画メンインブラックのディニューアライザーみたいに非接触型じゃなく記憶処理薬を注射する形だから下手すると涙がポロニウムみたいな物質で出てきて周囲がヤバいからかも  -- 名無しさん  (2020-12-18 21:14:22)
- ↑刃物がダメな人が注射針は平気かと言うと無理だろうし、防護服着て物々しい感じだとパニック起こすし、記憶処理するより排出物の処理が楽ならは下手に触れず放置の方針なのかも。財団は冷酷である。  -- 名無しさん  (2020-12-18 21:21:08)
- 最後の事件から言うと、食べ物か毒物かってのを超えてオブジェクト足り得るものが出てきたわけだから以降の実験も発見はあったんだろうね。収容に必要か?ってなるとNoなんだろうけど  -- 名無しさん  (2021-08-18 04:45:56)
- 健康診断で採血とか出来ないから今後の健康維持大変だろうな。癌とかなったら摘出したらエライことになりそうだ。もう可能性なさそうだが妊娠したら体外に出たとたん親子丼にでもなっちゃうんだろうか  -- 名無しさん  (2022-03-22 19:55:03)
- 財団の理念に反し過ぎでは  -- 名無しさん  (2022-05-22 12:26:41)
- ハイヌウェレについては彼女が死んだ後に人類に「寿命=死」が与えられるようになったという話もあるので、瀕死の重傷を負わせた井沼博士達が死ぬのもその後害をなすオブジェクトになってしまったのも神話をなぞらえてる  -- 名無しさん  (2022-06-25 20:57:37)
- 記事のオチのためだけに胸糞悪い要素書いた感じがして微妙 というかなんでJPなのにハイヌウェレなんだ……(ウケモチでいいだろ  -- 名無しさん  (2023-02-07 03:57:56)
- ↑そもそもオチを書くために作品を書くんだからそれは何もおかしなことじゃない  -- 名無しさん  (2023-02-11 01:15:52)
- そもそも記憶処理に近付くことすら危うい  -- 名無しさん  (2023-08-10 18:27:07)
- 財団がオブジェクトを研究するのは収容手順確立のためでなのに、そこを忘れて「研究のための研究」「実験のための実験」に堕するとこういうことになる。  -- 名無しさん  (2024-12-06 16:17:46)
- この鬼畜野郎がぁぁぁぁぁ!!!!!  -- 名無しさん  (2025-07-04 15:07:02)
- 記憶処理って特定の記憶を消して思い出せなくするんだから、あんまホイホイやったらこのSCiP的に精神疾患の判定出て更に酷くなる可能性もあるんじゃね? どういう精神的な疾患がどんな影響を返すか不明なんだし、特定の記憶が消えて思い出せないとか言っちまえば精神疾患みたいなもんだし  -- 名無しさん  (2025-11-10 00:45:49)
- 筋繊維のカレーの食中毒で怖気つくだろうに、いらん事やった結果がこの大惨事である。胴体両断とかの致命傷レベルだったら最悪Kクラスシナリオ起こしかねないゼよ…!!!  -- 名無しさん  (2026-01-31 00:23:03)
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