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酒呑童子(鬼武者 WAY OF THE SWORD)

登録日:2026/09/28 Mon 00:40:42
更新日:2026/09/28 Mon 02:25:40NEW!
所要時間:約6分で読むがよいわ



己が顧みて強いものにつく…

乱世を生き抜く知恵なり

酒呑童子とは、『鬼武者 WAY OF THE SWORD』に登場する敵キャラクター。
CV:拝真之介

概要

大江山を牛耳り、残虐非道の行いを繰り返している山賊の頭領のような幻魔。
人間や並みの幻魔をも見下せるほどの巨漢。紅蓮の長髪を伸ばし左右非対称の角が生えており、左腕は肥大化し竜のような鱗に覆われている。

右手には黄緑色の鉱石のような刀身をした大剣を、左手にはアラビアン風の酒瓶を持ち歩いている。


人物

幻魔でありながら伝承として残る伝説上の鬼・酒呑童子の名を名乗っており、その素性は謎に包まれている。
武蔵達は当初道狂が鵺のように過去に存在した幻魔を再現して生み出した人造の幻魔と思っていた。

かつて酒呑童子が棲み着いていたとされる大江城を根城にし、配下の幻魔達と共に腹心の山伏が攫ってきた周辺の村人たちを押し潰し、切り刻んで作った血酒で酔い潰れ、一ツ目笠達がお互いを斬り殺しあう様を見て楽しむなど文字通り酒池肉林の宴を日夜開いている。
また女好きでもあり、美女たちを脇に置き酒を注がせている。

自身を「無双の鬼」と名乗りその力を誇示しているが同時に幻魔を束ねる存在の源義経への反逆心を燃やす野心家でもあり、義経との戦に備えるためか城周辺に砦や罠を設置しておくなど警戒心の強い一面も持つ。


戦闘力

当世の鬼武者、酒の肴には打ってつけよのう!

巨体を活かした重い攻撃を繰り出し、さらに炎の力を操り口や手から火炎を放つ。
さらに酔拳のような動きで攻撃のタイミングを読みづらくしている。
右手に巨大な剣を持つが、使う頻度は低く、代わりに体術扱いの攻撃が多い。剣を弾くチャンスが少ないため武蔵は中々気焔状態になれないが、その分見切りゲージが溜まりやすく、連斬を多く発動できる。

  • 酒による回復
ダメージを受けるたびに手持ちの酒を口にすることでHPと力動ゲージを回復させる。

  • エボニードロップ
頭上から肘受けを食らわせ、しばらく寝転がった後は回し蹴りをしながら立ち上がる。

  • 火炎攻撃
手から炎を繰り出す技と口から炎を貯めて一気に放出する技。
前者は回避可能であるが、後者は回避や防御が不可能なので放出する前に弓を当てて防ごう。まともに食らってしまえば炎上状態になってしまう。

  • 吸い込み攻撃
酒瓶で吸い込んで回避不能の攻撃を繰り出す。


劇中の活躍

大江山鬼殿

大江山から逃げ延びた娘から「鬼が出た」という話を聞いた宮本武蔵は、一度六堂珍皇寺に戻ることに。時を同じくして小野篁の元に大江山から血肉が詰まった重箱と酒樽、そして道狂の「たんと召し上がれ」と書かれた文が届いていた。
この贈り物から道狂の挑発と受け取るも、大江山の異変を調査すべく破魔鏡で移動する。

なおこの贈り物はただの挑発ではなく、義経への反抗心を抱いた酒呑童子を武蔵に始末させるよう仕向けるためのもの。かといって大江山で暴虐の限りを尽くす酒呑童子を看過することもできず、武蔵は大江城への潜入を試みることに。

大江城の門番をさせられている男から酒を持ってきた山伏しか入れないと聞き、山伏を探すことに。
幻魔を斬りながら山奥を進んで、ようやく山伏を発見。
この山伏は善意を装って村人たちを攫って酒の材料にしていき、「餌に餌をやっただけ」と開き直る畜生だったため、幻魔ではなかったが武蔵に鬼ノ剛弓で抵抗する間もなく射ち殺された。

その後山伏に扮して酒を持って大江城へ戻る。*1酒以外にも村一番の美女も必要だったが、駆け付けた阿国が代わりとなった。

酒呑童子なんざ!あたしの!魅力で…!
…
何だぁ、そのツラァァ!
阿国!

なにわともあれ大江城への侵入に成功した武蔵一行。その先に待つ酒呑童子の正体とは…?


※ここからは『鬼武者 WAY OF THE SWORD』本編のネタバレとなっております。













正体

来よったか。静、久しいのう。

温羅(うら)…!やはりあなたでしたか…!

その正体は義経に寝返り、道狂によって幻魔となった鬼・温羅(うら)。
そして無間地獄に封印されていた幻魔を地獄の上層に引き入れた鬼の一族の裏切り者である。
山伏の正体も温羅と共に一族を裏切った鬼の1人。

自身が生き延び更なる強さを得られるならばどんな手も汚し、自分より弱い者を蔑む外道。
幻魔になったことに対しては一切の未練もなく、むしろ新たな強さを得たことに誇りを感じ義経と共に鬼の一族を奇襲し同胞たちの虐殺に加担していた。
その一方で、義経と道狂からは体のいい道具として見られていることを自覚しているようで、それを突かれた時には炎を吐いて激怒している。
静にとっては一族の恥部のような存在であり、温羅に対してはこれまでにない怒りの表情を見せている。

武蔵から「いいように使われてるとも知らねぇで、阿呆が」と煽られ激しい怒りを見せながらも自身を鬼や人を喰らって強さを極めた無双の鬼「酒呑童子」と豪語する。
だがそれでもなお武蔵は臆せず温羅を一笑に付す。

言ってて恥ずかしくねぇのか
全部、余所から掠め取った力じゃねぇか

まあ、それは俺も同じか

かくして最悪の悪鬼・酒呑童子との戦いが切って落とされる。
酒呑童子は酒による回復や炎の攻撃を繰り出すが、武蔵からの攻撃を受け酒で回復しようとした隙を狙われ、一閃によって首を刎ねられた。

裏切り者ってのはなぁ…そうやって首を刎ねられんだよ…

酒呑童子を退治し大江城を後にしようとする武蔵。
……だが、突如酒呑童子の首は宙を舞い襲ってきた。


第二形態

妙あるかな。これぞ幻魔の力

幻魔の能力を得たことによって、酒呑童子の体は首と胴体を分離されても活動できるようになっていたのだ。
首はかつての酒呑童子の伝承のように浮遊し獅子の鬣のように角が生えてきており、胴体は斬られた首の傷口から角が塞いでいき、2体とも炎に包まれている。

主に胴体が攻撃を行い、パターンは1回戦とほぼ同じである。
ただし本体の首部分が首灯のように突撃や援護射撃を行う。特に顔を膨らませて炎の全体攻撃を仕掛けるのでその前に弓で妨害しよう。


裏切りの鬼の末路

勝ち誇った態度で静に自身に寝返れば義経一派を滅ぼし、幻魔の肉体を与えると誘うも当然静は「裏切り者が恥を知れ」と拒絶する。
しかし、疲労困憊の武蔵は2体同時の攻撃に追い詰められ炎に囲まれた御殿で膝をつき、その姿を酒呑童子は幻魔達とともに嘲笑う。

口を閉じろや…化け物が!

外道の分際で、俺たちを蔑んで笑うんじゃねぇ…!

お主らは、弱い分際でよく吠える
実に滑稽ではないか

ああ。俺は弱ぇ

だがな
静は違う…!阿国も違う!

俺にない強さ、俺に必要な強さ、そのもの…!

肉体と一族全てを失っても現世のために尽くそうとする静。
700年という長い時を生きながら幻魔達から世を守り抜いてきた篁。
雛菊を無残に奪われながらもそれでも前を向き親友の想いを背負う阿国。
仲間たちを嘲笑う幻魔達への怒りによって武蔵は真の鬼武者へと覚醒する。

突然の事態に戸惑いながら武蔵を叩きのめそうとする酒呑童子だったが、完全に覚醒した武蔵が繰り出される一閃によって敗れ去った。

死せる鬼の魂が、力を...!?

己の敗北を信じられぬまま消滅する酒呑童子……否、温羅の亡骸を前に静は語る。
力に屈する事無く、力に溺れる事も無く、己の内にある正義と信念を忘れずに剣を握る武蔵を鬼たちの魂は認めたのだと。自分達の力と無念を託すに足ると。

剣の道……一歩でも前に進めたと思うか?

ええ、一歩だけ

一歩だけ!



余談

  • 酒呑童子の本名である温羅の元ネタは、「桃太郎」伝承のモデルになったといわれる人物にして鬼。そういえば旧シリーズには、桃太郎の伝承の元になった幻魔が居たような……?

  • 根城となった大江山の大江城は、酒呑童子伝説で鬼の城があったという記述が残っているのみで実際には存在していない。

慎め!我こそは酒呑童子!

道狂の力でWiki篭りとなり、追記・修正を繰り返して強さを極めたる、

無双の鬼なるぞ!


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最終更新:2026年09月28日 02:25

*1 なおこの辺りは酒呑童子伝説にて源頼光とその四天王が山伏に扮して酒呑童子の根城に潜入する流れと同一である。