SCP-026-JP

登録日:2020/02/17 Mon 14:12:25
更新日:2020/02/28 Fri 23:56:35
所要時間:約 4 分で読めます




知らない方が幸せなこともある。

SCP-026-JPはシェアード・ワールドSCP Foundationに登場するオブジェクト(SCiP)のひとつである。
項目名は「現代のハイヌウェレ」。
オブジェクトクラスはSafeからのEuclid

概要

まずこれが何なのかというと、異常な特性を持った10代の日本国籍の女の子である。
彼女の特性はというと、体外に排出したあらゆる物質が食べ物に変化するというもの。
これらの排泄物は彼女のの肉体から完全に離れた瞬間に彼女の涙液・尿・血液は何らかの飲料あるいは液体の食物に、吐瀉物・糞便・体組織は固体の食物に変化する。

これらの"食事"はすべて調理され、タンパク質を含んだ有機的材料によって構成されている、一般的な食器の形状をした"食器"に盛り付けられた状態で現れる。

スカトロじゃねーか!一部の変態しか得しねーよ!

と思うかもしれないがこれらの料理、見た目もまともで彼女が健康である限りは普通に美味しい。

ただしこの出てくる料理、彼女の健康状態、精神状態によって質が左右され、彼女が病気もしくは精神を病んでいる状態だと不味くなり、酷い場合は食べ物が毒物と化す。

ちなみにタイトルにもなっている「ハイヌウェレ」はインドネシアの神話の女神様であり、便が宝に、死体が食物に変化したらしい。

実験記録


実験記録026-い-001
担当者:井沼博士
対象物:SCP-026-JPの大便
結果:対象物は平皿状の"食器"に入ったマッシュルーム及びマイタケが入ったトマトソースのかかったオムレツへと変化した。Dクラスに食べさせたところ「非常に美味」と述べた。

…自分のうんこを人に食われた彼女の心境やいかに。

実験記録026-ろ-002
担当者:井沼博士
対象物:SCP-026-JPの大便
補足:SCP-026-JPには事前にボークビーンズを食べさせた。
結果:対象物は丼状の"食器"に入った山かけ月見蕎麦へと変化した。Dクラスに食べさせたところ「非常に美味」と述べた。
「なるほど、対象が事前に食べた食事とは関係なくこれらの食物は生まれるようだ」 —井沼博士

いやそうなったらそれはそれで食欲無くすわ。

実験記録026-と-007
担当者:井沼博士
対象物:SCP-026-JPの尿
補足:SCP-026-JPには事前に水を1リットル取らせ、実験記録 -ち-008と連続して行った。
結果:対象物はコップ状の"食器"に入ったアイスミルクへと変化した。Dクラスに飲ませたところ、「非常に新鮮で濃厚だ」と述べ、二杯目を要求した。

これを見ているアニヲタ諸君はこれを飲んでみたいと思うか?

実験記録026-ち-008
担当者:井沼博士
対象物:SCP-026-JPの尿
結果:対象物はスープ皿状の"食器"に入ったソラマメのポタージュスープへと変化した。Dクラスに飲ませたところ、「とても美味しい、こんなスープは食べたことがない」と述べた。
「どうやらこれらの食物はSCP-026-JPの状態がほぼ同じであっても変化するらしい。法則はあるのだろうか」 —井沼博士

どうやらほぼランダムなようだ。
女の子のおしっこから作られたスープ…飲んでみたい人は少なくないんじゃないだろうか。

実験記録026-つ-019
担当者:井沼博士
対象物:SCP-026-JPの皮膚片
補足:皮膚片はSCP-026-JPの皮膚からメスによって引き剥がしたものである。
結果:対象物は平皿状の"食器"に入ったチキンカレーライスに変化した。Dクラスに食べさせたところ、「水っぽくて不味い」と述べた。
「もしかすると、SCP-026-JPが負傷するとこれらの食物の質は落ちるのか? さらに傷を与えてみよう」 —井沼博士

どうやら排泄物でなくても身体の一部でも問題ないようだ。
しかし味は損なわれてしまうらしい。

実験記録026-ね-020
担当者:井沼博士
対象物:SCP-026-JPの筋肉組織
補足:SCP-026-JPを麻酔したうえで脚部にメスを入れ、歩行に支障がない程度に筋肉組織を摘除した。
結果:対象物は平皿状の"食器"に入ったポークカツレツへと変化した。これは著しい腐敗の兆候が見られた。Dクラスに与えたところ拒否されたため、強引に食べさせる。Dクラスは黄色ブドウ球菌による激しい食中毒により死亡した。
「この程度でもこれほどに食品の質が劣化するのか? ならばもし、生命の危機に晒したならどういう結果が起こるのだ?」 —井沼博士

おいちょっと待て。
この博士、サラッとサイコパスな事考えてるぞ。

(歩行に支障が無いとはいえ)筋肉組織を切り取られた026JPと毒物を無理矢理食わされたDクラスは気の毒でしか無い。

補遺

この博士、後から財団の倫理委員会に呼び出され、自身の行為が財団の理念に反するレベルに近づいていることを警告され、SCP-026-JPの担当を変更することを通告された。

「財団は冷酷ではあるが残酷ではない」。
SCP財団は必要ならばいかなる犠牲をも払うが、不必要な犠牲はなるべく出さないようにする方針である。
そして財団の基本理念である「確保、収容、保護」。これは異常存在からの「人類の保護」であると同時に「異常存在自体の保護」という意味も含まれているのだ。
井沼博士の行動は、そんな財団の理念から大きく外れていた。その為彼女の担当職員を変更する事となった。




…だがこの博士、この直後何を血迷ったのか、考え得る限り最悪の行為に及んだのであった。


井沼博士はその直後、SCP-026-JPの収容室に入り、SCP-026-JPを無理矢理拘束し、







彼女の脊髄の一部を麻酔無しで、生きたまま無理矢理抉り出した。





彼女は上述のような異常特性を持っている事を除けば、ただの10代の女の子なのである。
それが突然、大の大人に無理矢理拘束され、挙句生きたまま脊髄を抉り取られたのである。


結果摘出された脊髄は自己増殖し触れた有機物を自身に置換する真黒なシチューに変化。事件が終わるまでに井沼博士を含む22人の財団職員が死亡した。


幸いSCP-026-JPは治療の末脊髄損傷による下半身麻痺は完全に取り去られたが、今回の事件がきっかけで対人恐怖症及び刃物恐怖症になってしまった。
オブジェクトクラスがeuclidに変更されたのは、恐らくこの事件によって結果的に毒物を垂れ流す存在になってしまったと思われる。

…記憶処理はしないのだろうか?





追記・修正は井沼博士がシェルドン級霊魂縛鎖に遭う事を願いながらお願いします。


CC BY-SA 3.0に基づく表示

SCP-026-JP - 現代のハイヌウェレ
by tokage-otoko
http://ja.scp-wiki.net/scp-026-jp

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