&font(#6495ED){登録日}:2020/03/05 Thu 23:19:29 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 5 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- #center(){&font(b,i,green,16px){IT'S NOT A QUESTION OF STOMACH, MY FRIEND-- IT'S QUESTION OF STYLE!}} #center(){&font(b,i,green,16px){ANY IDIOTS… NOTHING PERSONAL OF COURSE… CAN GO OUT AND SLAUGHTER A FEW THOUSAND PEOPLE-- BUT WHERE'S THE LAUGHTER AND TEARS? THE HANDSTANDS AND HISTRIONIC? IN SHORT, MY DENSE AND SANGUINE PAL--}} #center(){&font(b,i,green,16px){WHERE'S THE THEATER?}} #center(){&font(b,i,green,16px){I ALWAYS THOUGHT OF MYSELF AS THE ORSON WELLES OF CRIME AND CHAOS-- WHILE YOU, APPARENTLY, ASPIRE TO BE NOTHING MORE THAN DAVID HASSELHOFF!}} #center(){&font(b,i,green,16px){ALAS, DEAR CARNAGE-- I THOUGHT WE HAD MAKINGS OF A CLASSIC TEAM-- BUT AS HARD AS IT IS TO BELIEVE--}} #center(){&font(b,i,green,20px){I WAS WRONG.}} *概要 『&font(b){Spider-Man and Batman: Disordered Minds}』とは1995年に[[MARVEL COMICS]]から発売されたコミック誌。 タイトルの通り、マーベルとDCそれぞれの顔である[[スパイダーマン>スパイダーマン(アメコミ版)]]と[[バットマン>バットマン(人物)]]のコラボが主軸。ヴィランは両者と因縁深い狂気の申し子たち[[ジョーカー>ジョーカー(バットマン)]]が[[カーネイジ>カーネイジ(SPIDER-MAN)]]が登場しており、普段なら絶対に見られない異色の組み合わせが特徴。両ヒーローの持つ[[トラウマ]]や宿敵との因縁、不殺の信条にも焦点を当てた構成となっている。 アートを担当するのはマーク・バグリー。カーネイジの誕生にも携わった大御所アーティストである。 *あらすじ 犯罪者専用の精神病棟レイヴンクロフトに収監されていた&font(b,red){カーネイジ}ことクレタス・キャサディ。 一度は収容を破り虐殺を始めようとするが、再びあえなく捕らえられて特殊なロボトミー手術を施されてしまう。その影響で彼の狂気は"抑えられ"、自我を持たない人形へと作り替えられたのだった。 丁度その頃、ゴッサム・シティに君臨する混沌の貴公子&font(b,green){ジョーカー}が街全体を巻き込む凶悪犯罪の計画を実行に移そうとしていた。 しかしそれはいつものようにバットマンによって食い止められ、捕らえられてアサイラムで無理矢理手術を受けさせられる。 人々を恐れさせていた二人の[[殺人鬼]]が無力化されたことを機に、ゴッサムで記者を集めた会見が開かれることに。狂気を失った犯罪者二人が皆にお披露目されたその瞬間、突如としてキャサディがカーネイジとして復活。スパイダーマンとバットマンの妨害も空しく、ジョーカーが連れ拐われてしまい、彼もまた狂気を取り戻す。 二人のヒーローは互いに手を組み、同じく協力関係を結んだ二人の狂人たちに立ち向かうのだった。 *登場人物 ●&font(b){ピーター・パーカー/スパイダーマン} NYを守る親愛なる隣人。 友人のカフカ博士に呼ばれてレイヴンクロフトを訪れ、カーネイジを監視しつつ彼が手術を受ける様子を見届ける。案の定カーネイジが復活した際はすぐにその場に現れ、バットマンと共闘。彼とチームアップして狂人たちに挑む。 ジョーカーを実際に目の当たりにした際、その凶行を止めるには彼を殺すしかないと判断するが…。 スパイダーシグナルをジョーカーからパクり呼ばわりされた。 ●&font(b){ブルース・ウェイン/バットマン} ゴッサムを守る闇の騎士。 冒頭でジョーカーの目論見を阻止した後、復活したカーネイジの前に立ちはだかる。突如ゴッサムに現れたよそ者ヒーローであるスパイダーマンと当初は手を組むつもりでなかったようだが、後に&del(){珍しく}自分から彼に協力を申し出る。 カーネイジと対峙した際、その狂気と高い実力に気圧されて彼を「死そのもの」と評した。スパイダーマンでさえ太刀打ちできないカーネイジとタイマンで渡り合えるのは常人として何かがおかしい気もするが。 ●&font(b){ジョーカー} 混沌と狂気に生きる犯罪界の[[道化師]]。 人々を狂気に陥れるウイルスを町中にばら蒔く計画を阻止され、クレタスと同じ手術を受けることで人形へと成り下がってしまう。しかしカーネイジによってチップを取り除かれ、同じく復活。 彼と手を組むが犯罪をジョークだと捉える者とただの快楽として捉える者が相容れるはずもなく、すぐに仲間割れを起こす。バットを殺すくらいなら皆を道連れにしてウイルスを解き放つと高らかに宣言し、クレタスですらついていけないレベルのイカれっぷりを遺憾なく発揮した。 ●&font(b){クレタス・キャサディ/カーネイジ} 血と狂気に生きる虐殺の帝王。 狂気を抑えるチップを脳に埋め込まれるがシンビオートを用いてすぐにそれを破壊し、操られている振りを続けてジョーカーと接触する機会をうかがっていた。 ジョーカーのチップも破壊したはいいものの、彼とは狂気のレベルが違ったのか振り回されっぱなし。遂には仲間割れを起こすが、結局彼には敵わなかった。 ●&font(b){カーネイジ・シンビオート} キャサディの"片割れ"。 宿主の脳内に埋め込まれたチップをすぐさま破壊し、彼の狂気を取り戻した。クレタスが恐怖を感じたりすることで取り乱すと著しく弱体化してしまうらしい。 ●&font(b){メリー・ジェーン・ワトソン} ピーターの妻。 ベンおじさんを殺した強盗の悪夢にうなされるピーターに寄り添う良い奥さん。クローン・サーガまわりのゴタゴタに巻き込まれる前のストーリーなので幸せな結婚生活真っ只中である。 ●&font(b){アルフレッド・ペニーワース} ブルースを支える執事。 クレタスとジョーカーの戦いに身を投じる主を見守る。 ●&font(b){アシュリー・カフカ} レイヴンクロフトに勤める精神科医。 スパイダーマンの友人でもある。連続[[殺人鬼]]であるクレタスを見捨てずに彼の治療に専念し、ブライヤーの主導する手術を非人道的であると非難する。 ●&font(b){キャサンドラ・ブライヤー} 凶悪犯罪者へのロボトミー手術を強行する科学者。 自我のない操り人形となってしまったクレタスとジョーカーを見て手術は成功したと確信。二人を世間にお披露目しようとするが… *余談 ・97年にDCの方から『Batman and Spider-Man: New Age Dawning』という同じ二人を主軸としたコミックが発売されている。そちらではラーズアルグールとキングピンがヴィランとして活躍する。 ・本誌に登場するスパイダーマンらマーベル勢は正史世界の人間ではなく、クロスオーバーバースと呼ばれる"Earth-7642"が舞台となっている。DC以外にも[[トランスフォーマー]]とコラボしたことも。 &font(b,red){そういう話を聞きたいんだろ?先生。} &font(b,red){俺が小さい頃に虐待されていたってな?} &font(b,red){母が殴ってきたとか?父に手を出されたとか?} &font(b,red){割れたガラスの上を歩かされたとか?} &font(b,red){まあ、どれも本当のことかもしれないな。} &font(b,red){それとも…ただ俺がイカれているだけなのか。} &font(b,red){俺の心が真っ黒で、歪んでいて、憎しみに満ちていて、理屈なんて通らないだけなのかもしれない。} &font(b,red){俺を治すことなんてできないぜ、先生。} &font(b,red){俺に償いをさせるなんて無理な話だ。} &font(b,red){俺を止めたいのなら殺すことだな。} &font(b,red){さもなきゃ、ここをぬけ出してやる。本気だぜ。} &font(red,b){そして追記が…輝かしい修正が…} &font(red,b){ワインみたいに流れるのさ!} #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,2) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #areaedit() - なんでカーネジーとわたりあえるのバッドマン?? -- 名無しさん (2023-11-02 01:30:14) #comment #areaedit(end) }