&font(#6495ED){登録日}:2020/04/13 Mon 23:35:13 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 14 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- 十王とは、仏教で、地獄において亡者の審判を行う、裁判官的な存在である。 人間を初めとする全ての生類は、聖人君子や蕩児愚人でない限り、没後に中陰と呼ばれる存在となり、初七日-七七日(四十九日)及び百か日、一周忌、三回忌には、順次十王の裁きを受ける事となる。 彼らは死者の罪の多寡に鑑み、地獄へ送ったり、六道への輪廻を司るなどの職掌を持つ為、畏怖の対象となった。 当項目は地獄を題材にした漫画・アニメ『[[鬼灯の冷徹]]』の十王と補佐官について記す。 なお、補佐官は十王の最側近である五官がモチーフ。 重要案件を担う第一補佐官を筆頭に、第一補佐官の業務を手助けする形で残る4人の補佐官達が執務にあたっている(葉鶏頭は「十王が校長、第一補佐官が副校長、残りの補佐官を学年主任」と喩えた)((第一補佐官が数日単位で不在の場合、重要案件は他の十王第一補佐官達がフォローに入る。一度シロの采配で白澤が鬼灯の代理に入ったが、「わざとミスだらけにするよりも完璧にこなした方があいつの癪に触るから」という理由で仕事をやり遂げた。))。 また、第二-第五補佐官には幹部候補生としての研修や試験のような意味合いも含まれており、優秀な獄卒が人事異動の際に任命され、数か月から数年ほどで交代するのが通例。 衆合地獄主任の地獄大夫や記録課主任・葉鶏頭、不喜処のドーベルマン部長など各部署の責任者には補佐官を経験した者も多い。 **~十王~ #co(){ #center(){#bold(){ &font(#afeeee){ひ~とり} &font(#483d8b){ふ~たり} &font(#d70035){さんにんいるよ} &font(#f0908d){よ~にん} &font(#a22041){ご~にん} &font(#badcad){ろくにんいるよ} &font(#783c1d){しちにん} &font(#895b8a){はちにん} &font(#006400){きゅうにんいるよ} &font(#003f8e){10人の裁判官~♪}}} &font(#dc143c){鬼灯「どうです?覚えられたでしょう?」} &font(#cd5c5c){唐瓜「&bold(){&font(#a22041){閻魔大王}ちょくちょく見切れて}ましたけど…」} } //替え歌(原曲「テンリトルインディアンズ」)コメントアウト &b(){◆&font(#afeeee){秦広王(しんこうおう)}}(CV:松山鷹志) 初七日を担当する第一裁判官。三途の川の手前で罪に対する嘘の有無の審議を行っている。 目つきが鋭く貫禄のある風貌の壮年男性で、鬼灯曰く「秦広王の方が閻魔大王っぽい」。 趣味は骨董品集めと蕎麦打ち。秦広庁には彼がこれまで集めてきた骨董品が置かれている。 現世視察の際はおしゃれな部下(後述)とは対照的に、シンプルな服装で行動するらしい。 &b(){◆&font(#483d8b){初江王(しょこうおう)}}(CV:佐々健太) 二七日を担当する第二裁判官。秦広王の裁きを受けた亡者が、その裁きに応じた努力で三途の川を渡ったかどうかの審議を行う。また、生前に関わり合いのあった動物(ペット)が呼ばれ、その亡者について証言を行う。 仙境の出身。とにかく動物が大好きで、初江庁には珍しい生き物((ハシビロコウ、オカピ、コビトカバ、イリオモテヤマネコ、ヤンバルクイナ、キーウィ、カカポ、フェネックギツネ、チベットスナギツネなど。))がたくさんいる。そして、彼自身も動物に好かれやすい体質である。鬼灯が動物獄卒の採用に積極的なのはこの人を見て「こういうのもアリなのか」と思ったかららしい。 %%妖怪だの公害だの化け物だの散々な言われようの%%猫好好を「珍しい猫だね」と言った数少ない人物である。 鬼灯曰く「動物の変態」、柿助曰く「[[&bold(){&font(#ff0000){白雪姫}}>白雪姫(ディズニー映画)]]以上のアビリティを持った下膨れのおっさん」。 『窮鼠猫を噛む大一番』((芥子ちゃんが屈強そうな動物獄卒にバトルを挑むイベント。))では&font(#ff0000){専門家}として指導している。 &b(){◆&font(#d70035){宋帝王(そうたいおう)}}(CV:鈴木琢磨) 三七日を担当する第三裁判官。性犯罪・痴漢・セクハラの疑いについての審議を行う。 &font(#ff0000){赤い服}と蓄えた白い顎髭が原因で、よく亡者から[[サンタクロース]]と間違えられる。 %%亡者から「プレゼント(恩赦)くれ」とねだられた事も…%% &b(){◆&font(#f0908d){五官王(ごかんおう)}}(CV:佐藤奏美(第1シーズン)→[[本名陽子]](第2シーズン)) 四七日を担当する第四裁判官。亡者の罪の重さを量る。 見目麗しい容姿の為、五官庁を訪れたアヌビスから「東洋のクレオパトラ」と評された((ただし他の女性キャラにも同じような事を言っていた為、鬼灯には「それがエジプト式のお世辞なのか?」とツッコまれている。))。上品で物腰は柔らかだが、裁判の時は口調が荒々しくなる。 正義感が強く、嘘を平気でつく人間が大嫌いで、彼女曰く「十王は嘘には異様に厳しい」らしい。 &b(){◆&font(#a22041){閻魔王(えんまおう)}}(CV:長嶝高士) 伍七日を担当する第五裁判官。日本地獄の顔・閻魔大王その人。 審理の際は厳しく判決を下す一方、私人としては好々爺然としたおじさん。 孫を溺愛するお爺ちゃんで、裁判に孫の坊を同伴する事も。 鬼灯と比べるとトトロみたいなサイズ感。 現世視察の際は&bold(){身長165センチ}に縮むという、何気にすごい事をやっている。 もし万引きした子を見つけたら「叱ってから親に言う」らしい。 詳しくは[[本作>鬼灯の冷徹]]の項目にて。 &b(){◆&font(#badcad){変成王(へんじょうおう)}} 六七日を担当する第六裁判官。本来は閻魔の裁きで地獄行きを宣告された上で、さらに詳しく八大地獄又は八寒地獄の何れかへ亡者が流刑されるか決まる。 ギョロっとした目の男性。 新しもの好きで絡繰に興味があり、結果彼の職場である変成庁は絡繰屋敷となっているが、他に予算がまわされるなどの理由で工期が伸びに伸びて&font(#ff0000){サグラダファミリア}状態になっている。 技術絡みで閻魔庁の技術課と親交がある。 &b(){◆&font(#783c1d){泰山王(たいざんおう)}} 七七日(四十九日)を担当する第七裁判官。通常はここで結審する。 補佐官の都合で虫が多い。 &b(){◆&font(#895b8a){平等王(びょうどうおう)}} 百か日を担当する第八裁判官で、ここからは再審となる。 「老紳士」の概念を人型にしたかのような御仁で、現世視察の際は大企業の会長という設定がほとんど。補佐官は運転手。 &b(){◆&font(#006400){都市王(としおう)}} 一周忌を担当する第九裁判官。気品と知性を備えた[[老婦人>老婆(属性)]]。 &b(){◆&font(#003f8e){五道転輪王(ごどうてんりんおう)}}(CV:手塚ヒロミチ) 三回忌を担当する第十裁判官。裁判官になる前は道士だった。 不良道士を自称し、本人曰くネクロマンサー系の術以外は苦手だったらしい。 麻雀が趣味で、彊尸にチュンと名付けたのも、術を行った際に袖口から麻雀牌の中(チュン)が落ちたから。 聡明な人物だが天然な部分があり、サタンに召鬼法と反魂術を教えるよう((本人曰く、可愛い[[アンデッド]]を[[メイド]]にする為。))迫られても「忘れたから無理」と嘘をついてすっとぼけた((尤も、チュンを見て分かる様に危険な術である事と、墓の下の遺体が望み通りであるとは限らない為、どのみち教えないスタンスである様子。あの世には『天使・キョンシー・魔女・鬼神』という諺(意:逆らってはいけないものランキング)がある程危険なのだから。))事も。 [[劇中漫画>作中作]]『鬼卒道士チャイニーズエンジェル』の登場人物・太乙道士((一般的なバトルものにおける司令官的な人。))のモデルでもある。 **~補佐官・その他~ &b(){◆&font(#8b0000){小野篁(おののたかむら)}}(CV:井上剛) 秦広王の第一補佐官の亡者。天然パーマがチャームポイントの平安貴族で、小倉百人一首の「参議篁」。 #openclose(show=「六道珍皇寺の井戸を介して冥府へ渡り、閻魔の審判を手伝っていた」という伝説を持つ。){ 件の井戸に誤って落ちた結果、生きたままあの世に行ってしまう。その髪質故に鬼と間違われて、しばらく地獄で働いていた。 その後、鬼灯を介して現世に戻る事になるが、嵯峨天皇に召喚されていた篁の立場を利用して鬼灯が宮中視察に赴き、その間は篁が鬼灯に代わって閻魔王の手伝いをしていた((そこへやってきた臨死体験中の藤原良相氏を弁護しており、生還した彼の口から例の伝説が伝わっている。))。 篁もその後順当に現世へ戻り、この時の縁で現在の地位に至る…というのが『[[鬼徹>鬼灯の冷徹]]』での流れとなっている。} 優秀な官僚でできる男だが、反骨精神が強く破天荒な自由人でもある。 生前のあだ名も「野宰相」で、遣唐使として海外出張するのをとんずらしてサボった事さえある。 意外な特技は弓術。多様なやらかしの結果、謝罪行脚の際にお土産として獲物を用意する過程で磨く事になったのだとか。 抜群のファッションセンスの持ち主で、現世視察の際はおしゃれなデザインの服をチョイスし、鬼灯とお香を感心させている。なお、肝心の上司(前述)とはコンセプトが合わない所為で並んだら「なんの繋がりの知り合い?」と思ってしまうほどちぐはぐになるらしい。 妻帯者で、奥さんは美人。 //詳しくは[[本作>鬼灯の冷徹]]の項目にて。 &b(){◆&font(#e3d7a3){パン吉}}(CV:手塚ヒロミチ) 初江王の第一補佐官。帽子を被ったジャイアントパンダ。 日中親善大会で好成績を収め、ヘッドハンティングで雇われた。 初江王の方針か、初江庁の動物達には個体名が付けられていない為、実は&bold(){この名前も暫定的なモノ}。 亡者からも「トントン」「パンちゃん」など自由に呼ばれている為か、本人も名前にあまりこだわりはない。 原作者が幼少時に考えたオリキャラがモデル。 &b(){◆&font(#c37854){禊萩(みそはぎ)}}(CV:長谷川芳明) 宋帝王の第一補佐官を務める鬼神。 考課で今の地位に上り詰めた凄い人だが、&font(#ff0000){モブ}と見紛うほどのシンプルな顔立ちで、宋帝庁も含めてとにかく地味なのが悩みの種。周囲から普通扱いされる事も嫌っており、「[[普通>普通(属性)]]」と言われるとキレる。そして、自分の名前の由来の植物がマイナーである為、名前を覚えて貰えない事にも悩んでいる様子((取材の為、宋帝庁を訪れた小判から「鹿の人」と呼ばれていた。))。 神鹿(しんろく)の角をつけたコートを愛用している為、宋帝王とあわせて[[トナカイ]]のコスプレ扱いされがち。ちなみにコートなのは、冷え性だから。また、現世視察の際は地味な色合いの服をチョイスする事が多い。 各省庁の飲み会の話で「次はいっそクリスマスパーティーやろうか」と自虐していた事もある。 &font(#0000ff,u){&font(#ffffff){弟切乾と婚約中。結婚式の際、十王は裁判を丸一日休むか半日休むかで相当迷ったらしい。}} &b(){◆&font(#d20a13){樒(しきみ)}}(CV:坂本千夏) 五官王の第一補佐官である女性鬼神。 博愛精神の持ち主で、何かと部下の世話を焼く姿は獄卒から「お母さんとお呼びしたい…」と言われる程。 料理上手で五官庁の食堂のレシピは彼女が全て考えており、得意料理は唐揚げとハンバーグ。ふくよかな体型に違わず、彼女自身も食べるのが好き。 現世視察の際は学校の校章入り靴下を堂々と履き、鬼灯とお香を驚愕させている((鬼灯曰く「『娘の制服の小物勿体ないから使ってるお母さん』感まで演出してます」、お香曰く「この人の変装完璧」らしい。))。 五官王の審理では亡者と大きな岩を『業の秤』に放り投げて、その罪を量る。そして、罪の方が重いと判定されると(鬼灯が「五官庁名物」と称する)樒によるお尻百叩きの刑が執行される。 慈愛に満ち溢れた言動から、シロとアヌビスから「なんで補佐官やってんの!?」と疑問視されたが、彼女の亡者の罪を量る姿と亡者に罰を与える姿を見て、納得している様子だった。 樒さんからの罰が&font(#ff0000){いい年してお尻ペンペン}と結構精神にくるものがあるが、次の補佐官が鬼灯様である為、亡者はシロに同情された。 アヌビスとは秤マニア同士で仲が良い。 補佐官になる前は「高速千切りの鬼」の通り名を持つ、優秀な獄卒だった((鬼灯曰く「地獄の拷問は料理に通じる物がある」との事。例として、石臼や斬り刻み、釜茹でなどが挙げられる。))。 &b(){◆[[&font(#dc143c){鬼灯}>鬼灯(鬼灯の冷徹)]]}(CV:[[安元洋貴]]) 閻魔王(閻魔大王)の第一補佐官の鬼神。本作の主人公。 平時・有事を問わず政務の合切を取り仕切る日本地獄の官房長官。 現世視察の際は「加々知」((名前の由来は「輝血」又は「酸漿」。「鬼灯」又は「蛇」の古称。))と名乗り、大きな帽子を被って角を隠す。 もし万引きした子供を見つけたら「鼻血が出るまでひっぱたく」らしい。ちなみに閻魔の別側面でもある地蔵菩薩は「諭す」とこの質問に答え、閻魔の「叱ってから親に言う」という答えとあわせ、&bold(){鬼灯の方が(飴と鞭の)鞭の化身}と言われた。 元人間であり、旧名は&font(#dc143c){「丁」}。余所者で孤児という出自ゆえに良い待遇ではなく、雨乞いの儀式の生贄にされ夭逝、鬼火と合体した事で鬼となり、そのまま当時はまだ黄泉だった地獄へ行く事となった。その際に後の閻魔大王と出会い、「鬼火」と「丁」で「鬼灯」と名付けられた。 ちなみに彼を生贄に選んだ村の連中は生前の鬼灯の「死後なんらかの制裁を加える」の宣言通り、&bold(){先代・伊邪那美命の隠居先の屋敷の入り口の柱に磔にされている}。 その後、「さらに精神的なダメージを与えたい」として茄子に協力してもらい、柱のデザインは作り直されたのだが… なお、村人連中は地獄制度が出来る前に死亡した=現在どこにいるのかが掴めていないとして探すのには苦労した模様。本人も記憶は朧げだったようだ。 神獣・[[白澤>白澤(鬼灯の冷徹)]]とは犬猿の仲。 「ハロウィンのカボチャは日本で言い換えれば私です」という持ちネタはこいつの起こしたハロウィンテロや閻魔大王の名付けの理由が元ネタ。 詳しくは[[個別項目>鬼灯(鬼灯の冷徹)]]にて。 &b(){◆&font(#4682b4){焙烙斎(ほうろくさい)}}(CV:二又一成) 変成王の現補佐官である老鬼神。よぼよぼの老爺だが、確かな腕を持った技師で[[マッドサイエンティスト>博士/発明家キャラ]]。 孫を溺愛するお爺ちゃんで、孫娘の苺々子をモデルにした絡繰補佐官・めめこ((ちなみに原材料はリリスから提供された呪いの人形。鬼灯から「こんないたいけな孫をよく狂気人形のモデルにしましたね」とツッコまれている。))を開発した。 &font(#ff0000,b){耄碌斎ではない。} &b(){◆&font(#9e3d3f){天の御柱(あまのみはしら)}} 泰山王の第一補佐官である日本最古の御神木。顔は木霊に似ているが、「彼女」と言われている通り、性別は女性。 名前にあまりこだわりはない為か、皆には「オノゴロの樹」「ナンジャモンジャ」など自由に呼んで欲しいと言っている。 樹木として老齢である為、魂たる精霊体も頭(毛髪のように見える)が木の枝と半ば一体化して動きづらい。なので、動きを要する仕事は木の眷属である虫達を使役して補っている。地声も小さい為、テレパシー…ではなく虫達を介して伝えている。 #openclose(show=そして、年齢的な問題から引退を視野に入れているらしいが…){ &b(){◇桃太郎ブラザーズ} 最終回でとうとう隠居を決断した御柱様に代わる、新たな泰山王の補佐官。 レギュラー出演してきた、犬の&font(#e2e2e2,b){シロ}(CV:[[小林由美子]])、猿の&font(#d2691e,b){柿助}(CV:後藤ヒロキ)、雉の&font(#008b8b,b){ルリオ}(CV:松山鷹志)。 元々閻魔王の第五補佐官になるくらいには優秀だったルリオと、彼に足りない部分を補うチームワーク(シロだと柔軟で明るい考え方)と絆が評価されての抜擢である。 とはいえ、晩年といえど樹木感覚なので御柱様の完全引退までは後100~200年くらいはある。その間、3匹は彼女や鬼灯の指導のもと研修する事となった。} &b(){◆&font(#640125){弟切丑寅(おとぎりひろのぶ)}} 平等王の第一補佐官の亡者。市井の目線を求めて登用された人物で、生前は忍者だった。生前は忍者服を着用していたが死後は書生スタイルであり、着物の袖には様々な忍び道具を隠し持っている。ちなみに名前の&b(){丑寅}は&b(){うしとら}、すなわち鬼門転じて&b(){鬼}の事を指す。コードネームは田吾作。 現世視察の際は大企業の会長(平等王)のお付の運転手という設定がほとんど。 見目麗しい容姿で女性にモテた為、陽忍としてハニートラップ的に多くの女性から情報をすっぱ抜いてきた。結果、腹違いの子供が沢山おり、三途の川にいた子供(成人前に亡くなった子供)だけで31人もいる(おまけに全員腹違い)。 本来ならば衆合地獄の受刑者となるところを、彼の手に入れた情報や本人の働きで国難を未然に防いだ功績や、最期に人を庇った事もあり、総勢31人の我が子を成人するまで養育する事で相殺となり、シングルファーザーとして子育てに励んでいる。 31人の子供のうち、名前が判明しているのは丙(ひのえ)、甲(きのえ)、未申(ひでのぶ)、辰巳(たつみ)、乾(いぬい)。 生前は忍者だった名残なのか、自分の子供にもコードネームを与えている((コードネームが判明しているのは丙=ハナ、甲=ヒロシ、未申=マサル、辰巳=ユリ。))。 &font(#0000ff,u){&font(#ffffff){乾は禊萩と婚約中。そして、2人の結婚式に出席し、結婚をお祝いした上で天国に高飛びしようとした亡者を二丁拳銃で討伐した。}} &b(){◆&font(#8b4513){葛(つづら)}} 都市王の補佐官の雀。亡者を罰する立場上、「舌切る雀」を自称している。 だいたいの相手が自分よりもはるかに大きいという小動物のコンプレックス故か、過剰に偉そうに接してしまうきらいはあるものの、職務は真面目に取り組み、部下に気を配る良き上司。 現世視察の際は装備を脱ぎ捨て、&bold(){ありのままの姿}で現世の雀に紛れているらしい。 『舌切り雀』の雀・チュン子は彼の姪にあたる。 &font(#0000ff,u){&font(#ffffff){ルリオを高く評価しており、何気に隠居を決意した天の御柱が桃太郎ブラザーズを後継者に指名するきっかけに一役買っている。}} &b(){◆&font(#b30077){チュン(中)}}(CV:?(第1シーズン)→[[丹下桜]](第2シーズン)) 五道転輪王の第一補佐官。召鬼法と反魂の術で墓から召喚された美少女彊尸。 補佐官にもかかわらず読み書きが出来ない為、事務仕事は一切行わず、キョンシーの秀でた身体能力で逃げた亡者の捕獲のみを仕事としている。 その為、五道転輪庁の壁と塀は彼女と亡者の(一方的な)乱闘が原因でボロボロである。 [[劇中漫画>作中作]]『鬼卒道士チャイニーズエンジェル』の主人公・エンジェル朱色のモデルで、彼女自身も[[描いた絵を実物にする能力]]を会得している。 実は、神獣・[[白澤>白澤(鬼灯の冷徹)]]の元カノで、白澤の女癖の悪さにブチギレて別れた((どちらが悪い、というよりも彼女自身が生きていた大昔の感覚(付き合う=夫婦)が抜けきっていないというのもある。))が、その後も鉢合わせるたび鉄拳制裁という名の暴力を加えており、白澤が恐れる数少ない人物。 &b(){◆&font(#a8c97f){麻殻(あさがら)}} 閻魔大王の第二補佐官。「The鬼」な厳つい顔が特徴。未婚。 前職は教師で、鬼灯達の教え所((現世日本の小-中学校に相当するものと思われる。))での恩師。以後、教え処が寺子屋・学校と名前を変えても教員として子供達に勉強を教えていた。 教師の鑑と言うべき人柄だが、鬼灯と烏頭と蓬の問題児ぶりに手を焼き((例を挙げると、彼女が居ない前提で質問をする(確かにいないが)、「嫁を考える」と称して般若を描くなど。))、彼ら3人を『バカ、アホ、マヌケ』と呼んでいた。 お香さんの事は優等生として絶大な信頼を寄せていたらしい。 そして、弟切の子供の何人かも、彼のお世話になっている((弟切の子供の学年を担当した事について「授業参観や保護者会でのママ達のオシャレ具合が半端ない」と言及しており、唐瓜から「パパ達が可哀想だから出禁にしろ」とツッコまれている。))。 その教育手腕を見込んだ鬼灯によるダメ元のスカウトを受けて現職となってからは見習い補佐官の指導が主な仕事。 この為、10年くらいが慣例となる補佐官を麻殻は数十年に渡り続けている。 また、指導用に用意した教習所はキッザニアのようであり、最近は小学校の社会見学に利用されるようになった。 &b(){◇&font(#f4a460){漢(かん)}}(CV:[[若本規夫]]) &b(){◇&font(#ccc1b8){艶(えん)}}(CV:斉藤貴美子) 亡者の証言の真偽を見抜く為に衆合地獄から宋帝庁に派遣されている動物獄卒。 漢は雄の猫。猫なのに二足歩行で背筋をピッと伸ばしている為、周囲から&font(#ff0000){猫らしくない猫}と思われている((しかし、初江王だけは唯一彼を「可愛い(猫)」と言っている。))。 ダンスを踊るのが上手で、ゲームセンターではDANDAN舞((地獄でポピュラーなゲームで、『DanceDanceRevolution』によく似ている。))でパーフェクトなダンスを披露し、ゲームセンターに遊びに来たお客を魅了している。 ご先祖様はエジプト冥界の女神・バステトの部下。…と思われるが、実際のところは不明。 艶は雌の蛇。猫だけあってとにかく自由に振る舞う相方にたまにツッコミを入れる。漢曰く「勝気なメスだがいいヤツ」との事。 この2匹(特に漢)のインパクトが強い事も禊萩が地味に見えてしまう一因。 &b(){◆&font(#7fff00){伊邪那美命(いざなみのみこと)}}(CV:[[小林沙苗]]) かの伊邪那岐命(いざなぎのみこと)の妻にして妹。 彼女を取り巻く神話については割愛するが、死後は閻魔大王の初代第一補佐官として働いていた。つまり鬼灯の先代。 初代第一補佐官となるだけあって聡明ではあったが、私怨からくだらない罰のある地獄を作り過ぎた事で鬼灯から「天下り先で好き勝手するただの年寄り」と糾弾され、その後は鬼灯に後を託した。 現在は大焼処の御殿にて隠居中。鬼灯を生贄に選んだ村人達は「刑期:鬼灯の気が済むまで」の元、この御殿に%%猫好好やねうねうと共に%%飾られている。 猫好好を「可愛らしい」と言える方は追記修正お願いします。 #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=,5) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #areaedit() - ついに十王達の項目もできたか。アニメではよく閻魔殿で逃走を図って鬼灯様に締められる亡者が出てくるけど、あいつらって尻叩き食らっても懲りないってことだよね… -- 名無しさん (2020-04-13 23:44:20) - こんだけ大勢が長い時間をかけているのだから本来はそうそう地獄行きになる死者は少ないはず -- 名無しさん (2020-04-13 23:56:35) - ↑普通に生きてきた人は大概舌引っこ抜く刑罰で天国や転生させてもらえるって言ってたね。あと罪人でも供養や動物可愛がってたりしたり、先に亡くなった人の嘆願書やなんかで軽くしてもらえることもあるとか、被害者が許してると軽くなるとかもある。 -- 名無しさん (2020-04-14 00:35:44) - 閻魔大王は鬼太郎5期だと十王のトップみたいに描かれてるけど、鬼灯の冷徹ではちゃんと対等に描かれてて安心した -- 名無しさん (2020-04-14 07:16:14) - 鬼灯様の十王の説明で印象深いのは、やっぱり これ → ひと~り、ふ~たり、さんにん いるよ~♪ -- 名無しさん (2020-04-14 09:50:24) - 尚、禊萩さんは弟切さんところの娘の一人と結婚した -- 名無しさん (2020-04-14 19:34:33) - ↑2 よ~にん、ご~にん、ろくにんいるよ ↑ あれを見た時、殺されないか心配 → 案の定だった。 -- 名無しさん (2020-04-14 19:52:07) - 1330aaさんへ。ルールとして明確に禁止されているわけではありませんが、あまりに頻繁に更新を繰り返すのは、正直更新リストに常にリストアップさせようという意図があるのでは?と疑わざるを得ません。もちろん、「後からここを編集したいと思ったから」と加筆修正するのは全く問題ない行為ですが、ここまで特定個人の編集だけで履歴が埋まっているのは異様です。可能ならば、一度の編集で出来る限りの編集は済ませて、更新頻度を減らすよう努力してもらえないでしょうか? -- 名無しさん (2020-09-23 20:27:56) - 「センス完璧」と言われていたのは樒さんじゃなかったっけ?「もったいないから娘の靴下を使ってる母親」という演出もしていたような -- 名無しさん (2021-02-27 20:52:13) #comment #areaedit(end) }