&font(#6495ED){登録日}:2020/04/16 Thu 12:15:00 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 10 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- &bold(){&font(#ff0000){※この項目にはUndertale TPルートにおけるネタバレが含まれています。}} Amalgamates(アマルガム)はインディーズゲーム「[[UNDERTALE]]」におけるボスの1体である。 プレイヤーがモンスターを誰も殺さずゲームを進めると突入するルート・通称TP(True Pacifist=真の平和主義者)ルートの「True Lab(真実のラボ)」にのみ登場する。 *概要 そもそもの発端は「&b(){地上と地下世界を隔てるバリアを破壊するために、人間のソウル以外で代用できるものはないか?}」という研究から始まる。 人間のソウルから抽出した、生き続けたいと願う強い意志……「[[ケツイ>Determination(UNDERTALE)]]」。もしもこの力がモンスターに備わることがあれば、モンスターのソウルでも代用できるのではないか。その考えの元、[[アズゴア>Asgore(UNDERTALE)]]の指示で集められた死んだモンスター達に決意を注入する実験が行われた。 実験の結果、&b(){死んだモンスター達が全員生き返る}という結果となる。望む成果こそ得られなかったもののどうにかハッピーエンドを迎えられたと喜ぶアルフィーは嬉々として遺族に彼らを帰す連絡をした。 &b(){だが、悲劇はここからだった……} &b(){身体の大部分が魔法で構成されているモンスターには強すぎる決意の力に耐えきれず、&font(#ff0000){被験者の肉体はドロドロに崩壊し、精神も肉体も溶けて混ざり合い、不気味な姿へと変容してしまったのであった。}} 自身の研究のせいで彼らをおぞましい姿へと変えてしまった。そして迂闊に連絡したばかりに日々くる遺族からの「家族に早く会わせてほしい」という電話と手紙。全てに絶望したアルフィーは変わり果てた被験者達をラボに閉じ込め、ゴミ捨て場に入り浸るようになってしまった。 このためプレイヤーが通常ルートで遭遇する機会はなく、TPルートでアルフィーの後を追う形で真実のラボに突入し、停止した電源復帰のための鍵を探す際に遭遇することになる。 *特徴 ・特定の場所でシンボルエンカウントする 立ち位置的には中ボスクラスなのでこれそのものはさして珍しいことではない。 しかし遭遇する場所が悉く恐怖心を煽るような場所だったり、休めると思った瞬間のどんでん返しだったりと、大変心臓に悪い。 ・戦闘コマンドやステータス画面の表記がおかしい さながらバグったかのように複数のフォントが重なったり、そもそも表示されなかったりなど。無論バグではなくそう言った仕様であるのだが。 ・フィールド上のアイコンと戦闘時の姿が完全に異なる これに関しては一部例外(後述)もいる。 ・こちらの攻撃が全く通じない 最大の特徴。攻撃をヒットさせても&font(#ff0000){「効果がない」「ざんねん」「気にするな」}などの文字が一瞬で表記され、さらにバグったかのようにHPが伸びるなどする。 このため&b(){攻撃して倒すことが絶対にできない}。戦闘を終えるにはACTで生前の記憶を思い出させて逃がす他にない。 &s(){まぁもともとFIGHTを使わない前提のルート確定後の登場キャラだし・・・} *一覧 **Memoryhead(メモリーヘッド) #center(){&font(#ff0000){}*drew near!} #center(){(* が にじりよってきた!)} 手術室の蛇口を捻ると出現する、一番最初に遭遇するアマルガム。 出現時は複数の顔が浮かんだ液体の姿をしており、その全体像は人間の脳とも頭蓋骨とも見てとれる。 戦闘時は三体一組で、&bold(){原型をとどめぬほどに混ざり合っている}。 何かを喋っているが聞き取ることはできず、電話越しに話すと「&bold(){こっちにおいでよ}」「&bold(){仲間になろうよ}」と語りかけており、どうやら主人公との同化を望んでいる模様。不気味だが素直に断ると見逃せる。 ダイアルログ内に無数の点が出現した後にうねうねと動く顔に変化する弾幕での攻撃のみ。しかし点が出現するパターンは完全にランダムな上に、数が多く攻撃の速度も速いので全てを避けるのはかなり難しい。 また、プレイヤーが戦うこととなるアマルガムの中では唯一&bold(){正体が最後まで明かされない}。 戦闘終了後には&font(#ff0000){赤い鍵}を入手できる。 **Endogeny(わんさいぼう) #center(){It's unclear how many dogs this counts as.} #center(){(イヌなんびきぶんかは ふめい。)} 無数の換気扇がある部屋で冷蔵室を換気するスイッチを押すと、部屋内の空気中のチリが収束して出現。&bold(){廊下の奥という絶対に逃げられない状況の中、じわじわと近づいてくる形でエンカウントする。} 唯一出現時の姿と戦闘時の姿が一致しており、&bold(){6本脚の巨体・表情の代わりに穴の開いた顔の犬型モンスター}。実際その正体はスノーフルで遭遇するロイヤルガードの犬兵士達の親達が融合したものである。 顔に開いた穴から液体を放出したり、足を収納しての飛びかかりが攻撃手段。しかし当人からすればただじゃれついているだけにすぎず、本質は犬と何ら変わらない。 攻撃をうまくしのぎつつ、一緒に遊んだりなでたりすることで見逃せるようになる。ちなみに他の犬モンスター同様に&bold(){ぼうきれを使うと一発でクリアとなる}。 見逃せるようになった後は奇妙な姿形の謎が明らかになり、アマルガム達の中ではある意味癒やしポイント。BGMも低速で再生されるDog Songに変わる。 ちなみにUNDERTALEのSteamストアページには「犬が何匹いるか」というネタが有る。 **LemonBread(LEMON PAN) #center(){Welcome to my special hell. } #center(){(ステキな じごくへ ようこそ。)} ラボ内の1室に&font(#0000ff,u){&font(#ffffff){フォトショップフラウィのようにも見える}}骸骨のような形の決意抽出機がある。このモンスターは決意抽出機のセーブポイントに擬態していて、調べると正体を現して襲い掛かる。傷だらけで回復しようとした安堵していたプレイヤーの多くを粉砕した強敵((よく見ると通路を塞ぐように存在しているので、落ち着いて観察すれば怪しいことに気づける。))。 出現時は白くて細長い人型だが、戦闘時は&bold(){シャイレーンをベースにデカカビのパーツやアーロンの腕が混ざり合い巨大な口を持つ姿}をしている。そのベースはウォーターフェルで遭遇したシャイレーンの姉。 ダイヤルログと同化しての噛みつき・ビームの照射で攻撃してくる。前者は歯がない部分に逃げ込まないとダメージ、後者は弾だけでなく周囲の歯に触れてもダメージと、いずれも避けにくい上に強烈。ハミングを行い、ポーズを取り、放っておいて早く見逃そう。 #center(){Could this be goodbye!? } #center(){(これで サヨナラなの!?)} **ReaperBird(しにがみちょう) #center(){,} 鏡が無数にある廊下で遭遇する……のだが、この手のお約束である「鏡をぶち破って出現する」ではなく、主人公が鏡を見る→&bold(){エンカウント時の「!」マークが変化して出現する。}この時鏡に映った主人公とグラフィックが重なり合い、&bold(){まるで主人公を捕食しているかのように映ることも。} 出現時は巨大な口の形だが、戦闘時は&bold(){ランシーを横にして鳥の頭に見立て、ファイナル・フロギーの胴体を分解して翼に、ナキムシャの武器を胴体にして脚をそのまま脚部にして構成している}。あまりにも全長が長すぎるため。ダイアログにまではみ出してしまっている。 攻撃方法は最初は必ず「鳥の頭をした人型のキャラクター((内部データおよびアートブックでは「Everyman(へいぼんマン)」という名前が付けられている。))に無数の虫がたかってもがき苦しむ」から始まり、「&bold(){虫がたかった状態で近づきながら虫を飛ばす}」「&bold(){頭を次々と分裂させて飛ばす}」というアマルガムの中でもトップクラスにトラウマになる攻撃をしかけてくる。ナゾの行動をとってからかいつつ祈れば見逃せるようになる。 **Snowdrake'sMother(オワライチョウの母) #center(){It's so cold. } #center(){(とても さむい。)} 冷蔵室の無数の冷蔵庫の内一つに擬態している。出現時は雪だるまのような巨体だが、戦闘時は&bold(){目がベジトイドになった溶解しかけているオワライチョウのような外観}となる((外観からは分かりにくいが他に14体ものモンスターが融合している模様。))。ベースとなったのはオワライチョウの母親。 息子同様に三日月型の弾を飛ばして攻撃してくるのだが、「攻撃の数が遅い上に少ないため動かなくても当たらない」「ダイアログの外にあることもある」「仮に自分から当たりにいっても受けるダメージは1」と非常に弱々しい。((元々モンスターは感情に合わせて攻撃の激しさが変わる習性があるため、全く戦意が無いのがうかがい知れる。)) BGMが……なんというか&font(b,#0000ff){不安定}で、おどろおどろしい印象も受けるのだが……。((オワライチョウが住むスノーフルのBGMを低速で再生したもの。))あまりにも心身ともに弱っているようで、別の意味での不安を掻き立てられる。 自我も崩壊しかけているが、息子がよく言っていた雪にちなんだダジャレを聞かせ続ければ落ち着きを取り戻して和解できる。 戦闘終了後には&font(#0000FF){青い鍵}を入手できる。 **WatchingMan((内部データにのみ存在する名前で、本編には出ない。)) 無数のベッド(そのうち一つに&font(#FFFF00){黄色の鍵}が隠れている)が並ぶ部屋に一つだけある&bold(){快適そうなベッド}に横になると突然出現する、綿棒のように細長くのっぺりとした外観の謎の存在。 #openclose(show=そしてゆっくりと主人公に手を伸ばしてきて…………){ &bold(){毛布をかけた後、「よしよし」と頭を撫でて消えていく。}登場演出こそ怖いが 実際は&bold(){一切危害を加えてこないただの滅茶苦茶良い奴}である。 } **?????? バスルームで不気味にうごめく謎の影。接近するほど(&bold(){何故か移動スピードが落ちている})に激しく揺れ動き、意を決してカーテンを開けると……&font(#008000){緑の鍵}が落ちているだけで、&bold(){誰もいない}。 最後までその正体が明らかになることもなく、ひたすら不気味な存在である。 #openclose(show=と思いきや){ 実は&bold(){上記のWatchingManがここに鍵が落ちていることを親切に教えてくれたのではないか}という心温まる説もある。 } **?????? 前述の冷蔵室では換気扇を動かさないともやがかかっていて何も見えないのだが、それでも立ち入ることは可能。この時冷蔵庫のある場所を調べると四角いもの、&bold(){人の形をしたもの、果実を付けた樹のようなもの}があることが分かる。 四角いものは冷蔵庫、樹はオワライチョウの母だと思われるが、人の形をしたものが何なのかは一切不明。襲ってくる気配もないようだが、ひたすら不気味な存在である。 #openclose(show=と思いきや){ 実は&bold(){上記のWatchingManが主人公が壁にぶつかったり転んだりしないよう見守っていたのではないか}という心温まる説もある。 } *その後 四苦八苦しながら電源ルームの電源を再起動させると、見逃したはずのモンスター達がにじりよってくる。もはやこれまでか……と思われたその時、アルフィーが現れる。 彼らが主人公を襲ったのは食べ物を持っているのではないかと思われたこと、彼らが生まれた経緯……全てを主人公に語ったアルフィーは自分の罪と向き合うことを決め、彼らを外で待っている家族の元に帰すのであった。 ラスボス戦後に世界を見て回ると実際に家族と再会した姿を見ることができ、 ・わんさいぼう→スノーフルの犬兵士達 ・LEMON PAN→ウォーターフェルのシャイレーン((この時会話が可能で妹のシャイレーンに会えて喜んでいる他、自身の1部となっているアーロンに会いたがっているが大部分が会いたくないと思ってもいるらしい。アーロンが他のモンスター達に嫌われてるのか、それともその大部分に筋肉嫌いのテミーが混ざっているのかは不明)) ・オワライチョウの母→オワライチョウとその父親 の元に帰っている。メモリーヘッド、しにがみちょう、WatchingManの行方は不明だが、エピローグを見る限り彼も無事に家族の元に帰ったようだ。 &s(){WatchingManはこっそり主人公についてきているのかも} ちなみに彼らに差別的な発言をするモンスターは一人しか存在せず、ほぼ全員が戸惑うことなく受け入れている。人間と違い彼らは見た目で差別するような真似はそうそうしないのだろう。 *余談 -Nルートにて[[アンダイン>Undyne(UNDERTALE)]]を殺害した際のケツイに耐えられずにドロドロに溶ける様子はアマルガム達の誕生経緯と合致する。&br()そう考えると、Gルートにおける[[不死身のアンダイン>Undyne the Undying(UNDERTALE)]]はアマルガムの成功バージョンとも言えるだろう。 -ケツイを注入する実験の際「タマシイを持たぬ物が意思を持つとどうなるのか」という実験も行われており、地上から持ち帰られた花にケツイが注入されている。その花はいつの間にか姿を消していたらしいが、おそらくこれが[[フラウィ>Flowey(UNDERTALE)]]だと思われる。 -Gルートでは遭遇する機会がないため、もし戦ったらどういう結果になるかは不明。「殺意に満ちた攻撃には耐えられないのではないか」とも予想されている。 -わんさいぼうと和解後は相手からも攻撃されなくなるため、基本的にみのがすしかない。しかしいくら攻撃してもノーダメージで反撃もされないため、人によってはこげたフライパンやからっぽのピストルのような連続武器の練習台にすることもあるとか。%%要するにGルートの練習である。TPルートでGルートの練習とはこれいかに%% 追記・修正はアマルガム達を見た目で差別せず受け入れられる人がお願いします。 #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,17) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #areaedit() - アンダインのソウルなら人間の代用できそう -- 名無しさん (2020-04-16 12:33:47) - まあPルート目指してる以上は倒しちゃいかんってのが前提ではあるので、解決方法は別にあるんだろうなってのはわかる。 -- 名無しさん (2020-04-16 13:26:02) - watchingmanがガスターという説もある。他の説と比べると少々弱いが -- 名無しさん (2020-04-16 15:32:41) - 伏線自体はあちこちにある。(メタトンの日記、オワライチョウの父親等) -- 名無しさん (2020-04-16 17:59:46) - 融合ってエロいよね… -- 名無しさん (2020-04-16 22:56:34) - amalgamatesは平たく読めば『融合体』ってとこだけど、matesを『友達』と解釈したいところだね -- 名無しさん (2020-04-16 23:38:50) - ぶっちゃけ初見時は水銀合金生命体かと思った。 -- 名無しさん (2020-04-17 21:17:22) - 融合体ならぬ"友"合体ってとこだな -- 名無しさん (2020-04-18 11:23:34) - ↑\ツクテーン/ -- 名無しさん (2020-04-18 18:25:22) - メタトン倒しちゃうとアルフィーがいなくなっちゃうけどこの子達は放置かな? -- 名無しさん (2021-08-21 17:18:35) - ケツイ(セーブ&ロードやHP尽きても復活する能力)の力を曲がりなりにも持ってるから システムメタ(セーブポイントに偽装したりウィンドウはみ出したり)に干渉できる説好き -- 名無しさん (2021-09-30 23:47:38) - わんさいぼうかわいい -- 名無しさん (2021-11-18 11:55:25) - 初めてのGAMEOVERがレモンパイ -- バトルエンジン (2023-08-22 14:16:50) - 実は防御力高いだけで倒せる -- バトルエンジン (2023-08-22 14:17:52) - オワライチョウの母が辛いンゴ… -- 名無しさん (2024-09-16 18:38:52) #comment #areaedit(end) }