&font(#6495ED){登録日}:2020/05/06 (水曜日) 01:37:10 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 5 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- #center(){&bold(){&color(red){好きな女の子と会話するのって、どうすればいいんだ……!}}} ザガンは『[[魔王の俺が奴隷エルフを嫁にしたんだが、どう愛でればいい?]]』の主人公。 CV:小林裕介(TVアニメ) / 内田雄馬(ドラマCD) *【概要】 年齢は18歳。黒髪に銀色の瞳を持ち、顔立ちは端正だが、悪人面。漫画の[[プロフィール]]によると身長は175㎝前後で、体型は細マッチョ。 元の出自は孤児で、実験用に《怨嗟》の異名を持つアンドレスという魔術師にさらわれるという悲惨な幼少期を過ごすが、弱冠8歳でその魔術師を逆に殺してその財産と知識を手に入れた。 ある時、唯一の悪友であるバルバロスにせがまれてついていったマルコシアスのオークションで競売にかけられていたネフィに一目ぼれ、全財産をはたいて買い取り、以降はネフィといかに距離を縮めるかに悪戦苦闘することとなる。 性格については基本冷徹で、自分の邪魔をする相手には容赦がない。これは幼少期の厳しい時代や、魔術師になってから助けた少女から侮蔑の言葉を受けた経験があってのことで、ネフィと出会う前は「世の中の全てを恨むような顔」をしていた。 そんな表情なので普段から付き合いのある人物と言えば悪友であるバルバロス以外におらず、そのせいで少々コミュ障気味。故にネフィに対しては当初伝えたいことを思うように言葉にできず、懊悩することになる。 生活能力ははっきり言ってゼロ。住んでいた古城は当初書庫と玉座の間以外使われておらず、食事もネフィが来るまでは干し肉とミルクといった簡易なもの(ネフィ曰く奴隷が食べるようなもの)で済ませていた。 *【能力】 得意としているのは肉体強化魔術で、戦闘方法はもっぱら拳で直接ぶん殴る、あるいは拳を介して魔術を叩き込むスタイルとなる。次に扱いがうまいのは雷の魔術で、治癒魔術は苦手な部類に入っていた。 バルバロス曰く「繊細な魔術」も得意とのことだが、&bold(){相手を殺す一撃を打ち込みながら同時に治癒魔術で瞬時に癒し、さらに悪性の魔術を焼き払って救う}という神業を事も無げに成して見せたこともあった。 殴る戦い方が堂に入っているが、実は孤児時代に同じ境遇の子から素手の戦い方について学んでおり、いくつかの技も修めている。ただ、魔術師になってからは「自身の魔術以外の力を頼るのは恥だから」という理由で、技の使用を控えていた。 ・&bold(){魔術師殺し} ザガンの異名の由来ともなった能力、ザガンが扱える唯一無二の魔術。 この世界の魔術は基本魔法陣を作成するのだが、全く同じ魔法陣を重ねることで共振現象を起こすことができる。 かつて8歳のザガンは偶発的にこの現象を引き起こし、自身をさらった魔術師…《怨嗟》アンドレスを殺害して見せた。 だが、そもそもそんな芸当ができたのは、ザガンに&bold(){[[相手の魔術を一度見ただけで仕組みまで理解することができる解析能力>複写眼(アルファ・スティグマ)]]が備わっていたから}に他ならなかった。 のちにザガンはこの現象を研究して、相手の魔術の発動を阻害、さらに共振させた魔術を自身の魔力として還元させること…つまり、魔術の吸収を可能とさせた。初めてこの現象を見たバルバロスは「魔術を喰った」と表現している。 対抗のための魔術はすべて吸収され、体を強化しようにも身体強化の部門でザガンに及ぶものはいない。&bold(){ザガンが拳を振るえば、それを止められる魔術師は存在しない}ため、他の魔王たちは&bold(){「畏怖すべき魔術」「忌避すべき才能」}と評した。 ただ、吸収した魔術については当初自身の得意な魔術…肉体強化魔術にしか還元できず、その特性上魔術以外…種族特有の力は吸収できないといった弱点も存在する。 また、ザガンの魔術の構造を瞬時に見抜く解析能力なら完全な模倣も可能だが、魔術喰らいは無効化して効果を発動させないため、相手の魔術を模倣する機会も奪ってしまう事をある相手から指摘されている。 ・&bold(){天鱗} 周囲の魔力を吸収し続け、硬度を増し続ける魔法陣を構築・展開する守りの魔術で、ザガンの切り札の一つ。 聖剣に魔術の魔法陣を切り裂かれた経験から対聖剣用に開発したもので、先代魔王マルコシアスの遺産である知識を取り込んで完成させた。 13巻によると、今後紹介する魔術は天燐・天輪も含めてこの術から始まっているとの事。 #region(天鱗のバリエーション) ・&bold(){天鱗・竜式} 天鱗を構成する回路で巨大な竜の&ruby(ゴーレム){人造生命}を編み上げたもの。魔力や霊気に起因する様々な攻撃を吸収する力があり、通常の天鱗と違って広範囲の味方を守ることができる。さらに相手の攻撃を受けることが前提だが、生み出された竜に蓄えられた魔力を&ruby(ブレス){吐息}に変換して放つことも可能。 元々天鱗はこの術を完成させるための理論を固めるために開発しており、幼いながらも竜であり魔術師である[[フォル>ウォルフォレ(魔王の俺が奴隷エルフを嫁にしたんだが、どう愛でればいい?)]]の協力もあって完成させた。 ・&bold(){天鱗・雪月花} フォルのために開発した天鱗。細かい天鱗を周辺に展開することで、広範囲を守ることができる。 当初は末端一つ一つの天鱗まで制御する必要があったために術者が動けないという欠点があったが、ネフィの助言によりマイルドに調整されることとなった。 ・&bold(){天鱗・右天左天} 天鱗を構成する回路で巨大な腕を編み上げたもの。どちらか片方だけを出すことも可能。 天鱗・竜式が天鱗の完成形であるが、対人戦に使うには大げさすぎて問題があったことから、新たに開発した対人戦用の天鱗。 ・&bold(){天鱗・祈甲} 魔力を変質・物質化させ、失われた体組織に置き換える魔術。通常の治癒魔法では治せない呪いの傷でも創り直すことが出来る。 「魔力を物質化させる」という経験を医療に転用する事を思いつき、研究の末に天鱗を利用することで完成した。 ・&bold(){天鱗・三連} 天鱗の盾を三枚同時に発動させる。一枚壊れるごとにその盾の魔力を回収し、二枚目以降をより強固なものとする。 #endregion ・&bold(){天燐} 際限なく触れたものの魔力を吸い、吸収した魔力を黒い炎で焼き尽くす魔法陣を対象の内側に送り込む。対魔族用に開発したザガンの切り札の一つ。 先に紹介した天鱗とは表裏一体の術式。ザガンはこの術式を紹介するときに「天鱗を裏返した」と表現したが、実際に天鱗→天燐に切り替えることができる。 その余りの威力から、ほぼ確実に禁術にするべきものだと考えているが、相応の実力を持つ自身の配下にこの術を授けており、最終的には全ての配下に天燐を授けている。 #region(天燐のバリエーション) ・&bold(){天燐・五連大華} 無作為に広がる天燐の炎を刃の形に凝縮、指向性を持たせて五本の指に宿し、敵に突き立てることで内側から焼き尽くす。 天燐の炎が表面だけを焼くために倒しきれなかった敵がいたことから、改良を重ねたもの。 ・&bold(){天燐・御雷} 黒い雷を落とし、その雷より発生させた幾重にも分かれる黒い枝で周囲の魔力を焼き尽くす。 貫通力は五連大華に及ばないが、効果範囲に優れる。 ・&bold(){天燐・竜式} 竜式の天鱗バージョン。基本盾となる天鱗・竜式に対し、こちらは触れたものの魔力を喰らい尽くし、己の力に変えていく。 ・&bold(){天燐・鬼火} 天鱗・雪月花を天燐に変えたもの。威力は通常より低いが、広範囲の対象を選んで攻撃できる利点がある。 ・&bold(){天燐・一爪} 天鱗・五連大華を指一本から放つ。五連大華より威力は低いが扱いやすい。 ・&bold(){天燐・紫電} 天燐を構成する回路で肘から先を覆う小手を編み上げたもの。 ザガンが持つ体術を活かしながら天燐を扱うもので、後述する天輪と併用するための術である。 ・&bold(){天燐・鬼哭驟雨} 天燐の雨を広範囲に降らせ、範囲内の物質から形なき魔力・霊力まで全てを滅ぼす。(さらに言えば敵味方の識別も可能な模様) 天燐を与えられたザガンの配下30名による合同魔術で、最後の起動にはザガンの承認が必要となる。 #endregion ・&bold(){天輪} 周囲の魔力を喰らって、吸収した魔力を強度ではなく推力に変換する魔術。さらなる強敵を想定して開発したザガンの切り札の一つ。 現在は&bold(){天輪・絶影}のみが登場している。 *【活躍】 概要で述べた通りネフィを買い取ったザガンは不器用ながらも彼女との距離を縮めていくが、ネフィを買い取ってから半月後、十二人の魔王より呼び出しを受け、新たな十三番目の魔王となるかを迫られ、これを了承する。 陽の当たる道を歩み始めたネフィを巻き込むまいと、ザガンは魔王となったその日に彼女の首輪の封印を解き、彼女を追いだすも、直後にネフィとシャスティルが攫われる事件が発生。彼女らの友人であるマニュエラに助けを求められて一度は逡巡するが、マニュエラの一喝で心を決める。 #center(){&bold(){&color(red){「ネフィは俺のものだ。そのネフィに手を出した馬鹿は血祭りに上げないとな」}}} そしてネフィ達を攫った犯人……バルバロスを存分にぶちのめした後、ザガンは堂々と宣言する。 #center(){&bold(){&color(red){「俺は俺のやりたいように振る舞う。ネフィを陽の光の下で息させたいなら、陽の光の下も支配すればいいだけの話だ」}}} その後は様々な思惑で魔王となったザガンに接触する者が現れるが、敵対する者は撃退し、味方となるなら受け入れていく道を選ぶことになる。 そんなザガンの元に、年齢種族問わず様々な者達が集まり、騒動も絶えずやってくるのだが、ザガンに一つの悩みは尽きることなく存在し続けるのであった。 #center(){&bold(){&color(red){魔王の俺が奴隷エルフを嫁にしたんだが、どう愛でればいい?}}} 追記・修正は、好きな子に対して言いたいことが言えない人がお願いします。 #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,4) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #areaedit() - ナツ「魔術師の癖に肉弾戦すんなよ」リウイ「パンチが必殺技とかそれでも魔術師か」仮面ライダーウィザード「魔術師が近接戦闘かましてんじゃねーよ」 -- 名無しさん (2020-05-06 07:10:05) - 名前といい性格といい能力といい某ゲームのラスボス()を彷彿する -- 名無しさん (2020-05-06 08:25:08) - ↑2 オーフェン「まあそう言ってやるなよ」 -- 名無しさん (2020-05-06 09:09:13) - ↑スバル・ナカジマ「そうですよ」 -- 名無しさん (2020-05-06 16:00:07) - ↑2 オーフェンはアニメ初見さんに「範囲が狭くて地味で魔術師として雑魚な主人公」と見てる人が感想で結構いたなあ。地味でいいんだよな、対人用、暗殺用の技なんだから。 -- 名無しさん (2020-05-06 17:45:30) - ニコ静のコミカライズ版では毎回読者によるザガン保護者の会になってるのがまたおもしろい -- 名無しさん (2020-05-07 22:48:18) - 強くて不器用だが素の性格はわりとまともで嫁一筋。愛す…愛でるべき主人公 -- 名無しさん (2020-05-31 20:50:48) - 部下への配慮や報酬を渡す事に躊躇ない所を見てると、ホント度量がデカい主人公だなぁって思う。それでいて嫁一筋で他の女性キャラから慕われてまるで嫌味がない。知ってるラノベの中だと一番好きな主人公だわ。 -- 名無しさん (2021-06-27 02:40:46) #comment(striction) #areaedit(end) }