&font(#c0c0c0){登録日}:2020/08/05 Wed 12:10:01 &font(#c0c0c0){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=#808080) &font(#c0c0c0){所要時間}:約 3 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- #center(){ &font(#F00,10,b){四次元の世界を克服し} &font(#F00,13,b){不可能を可能ならしめ} &font(#F00,16,b){あらゆる科学兵器より強く} &font(#F00,20,b){正義と平和の為に斗う} &font(#F00,24,b){ナショナルキッド} } 『&font(b){ナショナルキッド}』とは、1960年に松下電器(現・パナソニック)が企画し、東映が制作した特撮テレビ番組である。 ---- 目次 #contents ---- *【概要】 1960年8月から1961年4月まで、日本教育テレビ→NETテレビ(現・[[テレビ朝日]])にて放送された。全39話の4部構成。 本作は松下電器が「子供達に科学への興味を持たせたい」というコンセプトで東映に制作を依頼し、主人公の名前も当時のブランドであった「ナショナル」から取られている。((企画当時はもう1つのブランドである「ハイパー乾電池」から『ハイパーキッド』という名前でもあった。)) また、[[日本>日本国]]の裏側に位置するブラジルでも放送されていたため、鹿島アントラーズのコーチであるジーコも本放送時に見ていたそうな。 2022年8月15日より東映特撮YouTube Officialにて公式配信も行われていた。 *【主なキャラクター】 -&font(b){旗竜作/ナショナルキッド} アンドロメダからやってきた[[異星人>宇宙人]]であり、[[地球]]では科学者として活動している。 劇中では後述の少年探偵グループに「マジックラジオ」というトランジスタラジオ型の通信機を与える場面があり、当時の松下電器が製造・販売していた[[ラジオ]]をそのまま使い回しているらしい。 なお、小池淳監督によると「ナショナルキッドは頭が金、胴体が青、「N」マークが赤、[[マント]]と手袋、靴が銀、タイツが濃いグレーのカラーリング」と明かしており、後のフィギュアやDVD-BOXのパッケージもその設定を踏襲している。((当時の商品等でも胴体が黄緑や銀色だったりとかなりまちまちだったが、「頭部が黄ないしは金」なのは共通していた模様。)) なお、画像検索すると&font(b){&font(#F00){真っ赤っかで}&font(#F6A){頭がピンク}}のカラーもあるが、これは「ワンショットプロセス」という合成に使用されたスーツ。 詳しい事は各自調べてもらいたいが、合成の都合で赤系統かつ白黒フィルムで濃淡を出す為にあの色になった。&font(11,l){当時の商品パネルやレコードジャケットはなぜかこのカラーを採用している。} -&font(b){少年探偵グループ} 旗青年を「先生」と呼び、彼の研究所によく遊びに来る[[小学生>小学校]]のグループ。 リーダーである小畑幸男少年は、旗青年の助手であるチャコこと小畑尚子(演じているのは、若くして亡くなった後の名女優・太地喜和子)の弟であり、大谷蔵三・吾郎兄弟は孤児のため研究所に引き取られている。 -&font(b){インカ金星人の皆さん} 第1部(第1~13話)の敵。 「[[核兵器]]の使用を止める」という目的の下、地球人を皆殺しにするため宇宙船に乗り金星から飛来してきた。 劇中では「アビカ」という唯一神を信仰しており、そのアビカ様の名を叫びながら行動する場面がチラホラ存在する。 -&font(b){海底魔王ネルコン} 第2部(第14~22話)に登場し、平和に暮らしていた海底人の皆さんを利用して地上征服を開始した。 しかしその正体は海洋学者の川村博士であり、最終的には彼を裏切った海底人達や地上と海底の危機に駆けつけたキッドのおじさんに追い詰められて自害する。 -ヘルンシュタイン総統 第3部(第23~30話)と第4部前半(第31~35話)の悪役。 第3部では資源問題の影響により地底人を指揮して地上を襲わせる(先述の海底人達は地底人に全滅させられたらしい)。 やがて側近の黒岩博士と共にマゼラン遊星の大統領を唆して地球攻撃をさせようとするが、あえなく失敗した挙句に黒岩博士に裏切られ死亡する。 -大空太郎 マゼラン遊星大統領の側近・第一参謀の息子であり、[[スパイ]]として地球を偵察する事になったがその時に記憶を失い、偶然であった少年探偵グループの子供達から「大空太郎」の名を与えられた。 第4部後半(第36~39話)で故郷の星に帰還する最中、ザロック人の母艦とすれ違ったために再び地球へと戻るが……。 -ザロック人 ザロック遊星を追われて地球侵略を開始した生臭いらしい宇宙人で、本作の[[ラスボス]]とも言える存在。 着ぐるみの制作が遅れたせいで透明怪獣となったギャプラと共に暗躍する。 しかしキッドのおじさんの放った「[[放射線]]Z銃」によりギャプラが倒され、ザロック人自体も太郎の卵型円盤により母艦ごと射殺された。 *【余談】 1987年にリリースされたナムコの特撮ヒーローアクションゲーム『超絶倫人ベラボーマン』の主人公ベラボーマンのモチーフとなったほか、[[暴太郎戦隊ドンブラザーズ]]の敵組織・[[脳人>脳人(暴太郎戦隊ドンブラザーズ)]]のソノゴのモチーフにもなっている。 追記・修正はマジックラジオのダイヤルを合わせてからお願いします。 ただし悪戯には使わないでください。 #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,2) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #areaedit() - 同名の初音ミク曲もある -- 名無しさん (2020-08-05 14:04:26) - フルタマンがどうも初めて見た気がしないと思ったら、こいつに似てるんだ。 -- 名無しさん (2020-08-05 14:30:18) - キモダサいデザインが一周回ってイカす -- 名無しさん (2020-08-05 14:57:14) - ラジオもそうだが、武器にしていた光線銃も当時松下が出していた懐中電灯をそのまま使ってたやつだったりする -- 名無しさん (2020-08-05 18:41:39) - ↑2たぶんあの当時はああいうデザインが標準だったんじゃないかなあ。そう考えるとマンやセブンが如何に斬新だったか…ということになるのでは? -- 名無しさん (2020-08-06 00:41:40) - 今ならパナソニックマン -- 名無しさん (2020-08-06 23:47:18) - 20世紀少年のカツマタ君がいつも被っていたお面ということしか知らない作品 -- 名無しさん (2020-08-07 00:06:01) - 東映特撮チャンネルにて不思議コメディーシリーズに代わりまさかまさかの配信開始 -- 名無しさん (2022-08-16 20:46:16) - 漫画版もあるがこっちも現代の価値観で見るとツッコミどころ満載なのでおヌヌメ -- 名無しさん (2022-08-17 15:23:23) - 昭和の貸本漫画の雰囲気を感じる -- 名無しさん (2022-08-22 22:25:34) - 公式配信で見てるけど、特撮の質がかなり高いし、ストーリーも意外と面白い。 -- 名無しさん (2022-11-30 20:58:07) #comment(striction) #areaedit(end) }