&font(#6495ED){登録日}:2020/12/13 (日曜日) 13:58:33 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 ? 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- #center(){&bold(){&color(#696969){無粋な!}}} 渾沌とは[[高橋留美子]]の[[漫画]]作品『[[犬夜叉]]』の続編であるアニメ『[[半妖の夜叉姫]]』の登場人物。 [[CV>声優(職業)]].[[安元洋貴]] *【概要】 [[麒麟丸>麒麟丸(半妖の夜叉姫)]]という妖怪に仕える四凶という妖怪たちの一体。 一見、烏帽子を被った道士の衣服に身を包んだ壮年男性であるが額には角が生えており、トカゲのような[[尾]]をもっている異形。 他の四凶が本編前に死んだので[[復活]]の為((正確には息子が父親復活のために動いていた。))や麒麟丸への[[下剋上>裏切り(展開)]]の為に虹色真珠を求めていたのに対して 渾沌はそういうことはなく自分の鎧にするために冥王獣を襲ったり自分が好きな雅なものを探したりと、好きに[[日本>日本国]]を放浪していた模様。 大陸出身((現代での中国大陸。ただ当時は中国という国はなかったのでどこの国出身かは不明。))である大陸由来の道術や方術を操る。 術以外にも[[剣]]での戦いも強く式神も連れている強敵。 *【性格】 雅さを好み、その為なら砦一つ、破壊することも厭わない凶悪さがある一方で とわたちが現れた際には「舞のひとつでも披露すれば褒美を与える」と、無暗に力を振るう輩ではなく また、とわの質問にはきちんと答え、数十年前に自分が殺し鎧にした冥王獣の息子である冥福のことを覚えているなど律儀な面もある。 自分の気に入らないことに対しては「無粋」とよく口にする。 実際に無粋かどうかは関係なく、傍から見ていればむしろ「粋」と言える状況でも&bold(){自分に都合が悪ければ全部無粋扱いである}。 **装備 ・&bold(){『神剣』} 太古より伝わる神剣。 ・&bold(){『札』} 渾沌が術を使う時に使用する札。 日本の法師が使う長方形の札と違い正方形で陣が描かれている。 ・&bold(){『冥王獣の鎧』} 嘗て渾沌が倒した冥王獣の鎧甲から作り上げた鎧。 数ある妖怪の中でも最も固い甲羅を持ち金剛すら通さぬ冥王獣の鎧だけあって、とわたちの攻撃がまったく通じなかった。 また妖気を抜き術法をもって矯め鎧へと捻じ曲げて作ったようで妖気を吸い取るなどの攻撃は無意味。 しかし…。 **技 ・&bold(){『気の刃』} 神剣を振るって気の刃を放つ。 ・&bold(){『神速』} 神剣に気を与え刃を伸ばしたり攻撃したりする。 ・&bold(){『不動陣』} 地面に赤く発光する陣があらわれて相手を動けなくする結界。 これで罠をはり、冥王獣を動けなくなったところを術で甲羅の一部を剥ぎ取り、剥ぎ取って露になった部分を攻撃して冥王獣を殺害した。 ・&bold(){『爆陣』} 札を投げて爆破を起こす。 ・&bold(){『式神』} 風の獅子・雷の獅子という風神と雷神と狛犬を合わせたような見た目の式神。 不意打ちが得意で追跡もこなせるなど優秀。 *◆略歴 半妖の夜叉姫の第9話「冥王獣の冥福」で登場。 ある夜、自分好みの雅な木があったがそこには砦が建っていたので邪魔として木以外を破壊した。 #center(){&bold(){&color(#696969){これにて絶景。}}} 砦を破壊した後は酒を嗜みながら絶景を楽しんでいた。 だが壊した砦の持ち主であったさる武将に[[賞金>お金]]((報酬は一貫文らしい。一貫文が米一石でお米1年分くらいの報酬ぐらい。))をかけられ、賞金首となった渾沌を狩りに[[とわ>日暮とわ]]、[[せつな>せつな(半妖の夜叉姫)]]、[[もろは>もろは(半妖の夜叉姫)]]たちが現れる。 最初は敵意などはなかったが自分に賞金がかけられたことを知り、[[怒り出す>怒り(感情)]]。 #center(){&bold(){&color(#696969){賞金?この渾沌を賞金首にしたというのか!?無粋な!ええい無粋な!}}} 自分の首をとりに来たとわたち相手に神剣、式神や絶対的な防御を誇る冥王獣の鎧もあって圧倒。 とわたちにとどめをさそうとしたが鎧にした冥王獣の息子である冥福によってとわたちを逃がしてしまうが式神に追跡させ、 自分が冥王獣を殺した池で見つけだし、今度こそ倒そうと挑む。 式神を倒されたもののもろはの紅龍破、せつなの旋風陣もものともせず、とわを倒そうとしたが 冥福がひっつき、とわの鎧代わりになっていた為、攻撃が通用しなかった。 しかも、とわが冥王獣の鎧に妖気を与えたことで冥王獣の意思が復活。 さらに自身のことを怨んでいる冥王獣が冥福に雷冥胞を撃ち込むように呼び掛ける。 それを阻止しようと爆陣をしようとしたがもろはに邪魔されてしまい、そのまま、冥福の雷冥胞、とわの攻撃を受け、冥王獣の鎧は弾き飛ばされ元の甲羅に戻ってしまう。 冥王獣の鎧を失ったが妖気を与えたことで妖力を失ったとわを倒そうとするも、せつなともろはの不意打ちの紅龍破と旋風陣をくらってしまう。 形勢不利となり、とどめを刺されそうになったが術で逃亡した。 #center(){&bold(){&color(#696969){おのれ。このままにはしておかぬぞ半妖ども。}}} 逃亡後はどこかの洞窟で身を隠し、とわたちへの[[復讐]]を誓った。 その後、第12話の「朔の夜、黒髪のとわ」で再登場。 #center(){&bold(){&color(#deb887){渾沌様、二枯仙ここに。}}} #center(){&bold(){&color(#696969){お主は人間を極めた形態から妖になったと聞くが相違ないか?}}} #center(){&bold(){&color(#deb887){いかにも。}}} 身を隠している洞窟で配下の二枯仙を呼びだす。 #center(){&bold(){&color(#696969){ならば舞ってみせよ。}}} #center(){&bold(){&color(#deb887){舞うとは?}}} #center(){&bold(){&color(#696969){ここに虹色真珠を持つ半妖どもがおる。}}} #center(){&bold(){&color(#deb887){半妖?}}} 割と噛み合ってない会話をしながら混沌は[[火]]の中にとわたちを映し出し夜叉姫達の始末を二枯仙に命じる。 #center(){&bold(){&color(#696969){まこと無粋よ。}}} #center(){&bold(){&color(#deb887){なるほど。彼奴らを始末するなら人間と妖怪の両方を極めたこの二枯仙がうってつけ。仰せの通り優雅に舞ってみせましょう。}}} #center(){&bold(){&color(#696969){見事興じてみよ。}}} その後は自分は動かずとわたちと二枯仙の戦いを火に映し出して見ており、戦いの中でとわが妖力を失ったことで半妖には妖力を失う日があり、とわは朔の時に力を失うということを知る。 #center(){&bold(){&color(#696969){よい余興であった。}}} そう言って火を消す、混沌。 とわの[[弱点]]を知った混沌…果たして、彼の次なる手はいかなるものか? *◆[[漫画版>半妖の夜叉姫(漫画)]] こちらでも麒麟丸配下の四凶の一角だが、なんと&bold(){第一部のラスボスに抜選。}ヒゲが削除され若返っている他、窮奇とは兄妹という設定になっている&footnote(これによりアニメでの窮奇の下剋上の野心が無かったことに。)。 「無粋」という発言もするが、自分が気に入らなければ何でもかんでも無粋扱いしていたアニメとは異なりしっかりとした意味で使う。 是露の指示により東国を任されており、律儀かつマメな性格は相変わらずだが、冷静かつ知的なのは「未来を見た」と語る是露に「これから先、妖怪が生きていくには荒々しいだけではいけない(要約)」と諭されたため。実際は自身を「暴力に従う妖怪」と語っている。 &font(l){化けた[[七宝>七宝(犬夜叉)]]にクソ真面目に対応したり、とわとせつなの想像する殺生丸像にツッコミを入れたりと面白い姿も見せた。} とわとせつなとの決戦では角と翼の生えた巨大な獅子のような姿へと変化。更に窮奇が兄の勝利のために自らの心臓を差し出したことでより強大な力を得る。 だがとわとせつなも負けじと奮戦し、二人が放った膨大な妖力の前に爆散、敗北した。 *◆余談 他の四凶が本編前に死んでたり、登場してすぐに倒されたこともあって渾沌もあっさりと倒されると思った視聴者は多かった。 しかし、予想に反して本編の強敵ぶりを見せ、しかも生き延びた。 今後の彼の動向も気になるところである((逃げたことで奈落を思い出した視聴者もいたとかなんとか。))。 実は彼、アニメ・漫画共に&bold(){[[原典>渾沌(中国神話)]]の要素が皆無}だったりする。また、四凶と言えば「最強は饕餮」というイメージが強いので渾沌である彼の活躍ぶりに驚く者は少なくない。 追記・修正は無粋な輩はしないでください。 #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #areaedit() - 奈落に続く逃げるが勝ち的な敵? -- 名無しさん (2020-12-13 16:13:45) - コントンなんて名前の割にルールや風情を重んじるやつ。半妖の夜叉姫は大物染みてても呆気なく死ぬので色んな意味で変わってる。 -- 名無しさん (2020-12-14 12:13:37) - 次に出てくる四凶もあっさり死にそうなのに対しこいつは策略キャラとして手こずらせてくれそう -- 名無しさん (2020-12-23 14:12:01) - 渾沌ここで殺してどうするんだよ? とうこつじゃただの肉弾戦になってあまり苦戦するイメージがねえぞ。 -- 名無しさん (2021-02-06 22:26:15) #comment(striction) #areaedit(end) }