ジャハナム/宇宙用ジャハナム

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ジャハナム/宇宙用ジャハナム - (2025/02/23 (日) 16:11:25) のソース

&font(#6495ED){登録日}:2020/12/23 Wed 23:42:49
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&font(#6495ED){所要時間}:約 6 分で読めます

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#center{&sizex(5){&bold(){&font(blue){アメリアが建造した宇宙戦用ジャハナムってなぁ、}}}}
#center{&sizex(5){&bold(){&font(blue){宇宙世紀の成果とも言うぞ!}}}}




&bold(){&font(#32cd32){ジャハナム}}及び&bold(){&font(green){宇宙用ジャハナム}}とは、『[[ガンダム Gのレコンギスタ]]』に登場するモビルスーツ(MS)である。


*【&font(#32cd32){ジャハナム}】
JAHANNAM

所属:アメリア軍
開発:アメリア軍
動力:フォトン・バッテリー
武装:[[バルカン砲>バルカン(ガンダムシリーズ)]] ×2門
   [[ビームライフル]]
   プラズマ・アックス ×1基
   シールド
   他
パイロット:[[ベルリ・ゼナム]]
      アメリア軍兵士



**【機体解説】
アメリア軍の主力量産型MS。
汎用性を重視した堅実な造りのMSであり、オプションを装備して様々な状況に対応可能な信頼性の高い機体としてアメリア軍で広く運用された。


明るめのグリーンの色合いと丸みを帯びた形状は何処となく[[ザク>ザクⅡ]]を思わせるが、こちらはアメリア軍MS特有の球形コックピットの影響で腹部が大きい&font(l){ビールっ腹のオッサン体型}ずんぐりむっくりな体型となっている。

そして一際印象的なものが、本機の「眼」である頭部カメラ。
これは球形のセンサーボールとなっていて、センサーにある2本のラインの交差で視線方向を示すクロスセンサー方式を採用している。
また、センサーを保護する目的でセンサーカバーが設けられており、&bold(){「瞬き」}をすることが出来る。
これはゴミなどが付着した時にカバーが瞼のように開閉することでワイパーの役割を果たし、センサーの障害を排除するというもの。
砂漠地帯などで運用する際はカバーを閉じたままにしてセンサーを保護するとされるが、当然索敵精度は低下する。


なお、見た目からは想像もつかないが重力下でも飛べる。
[[最終回]]でキャピタル・テリトリィに侵攻した部隊のものは普通に飛んでおり、キャピタル・アーミィに空中戦を仕掛けていた。
派生機のグリモアが飛べるので不可能ということはないだろうが、前半では短距離でも[[SFS>サブ・フライト・システム(ガンダムシリーズ)]]を使っていたので改良されていたのかもしれない。


地上用のMSだが一応も宇宙で使えないこともないらしく、劇中ではメガファウナの甲板上から迎撃を行う様子もみられた。



**【装備】
・&bold(){バルカン砲}
頭部に搭載された近接防御火器。
[[G-セルフ]]の[[レールガン]]式やウーシァのようなビーム式ではなく、実体を持つ炸薬式。


・&bold(){ビームライフル}
主武装。
[[古の時代のアサルトライフル>AK-47]]のような形状が特徴的。


・&bold(){プラズマ・アックス}
バックパック右側面にマウントしている接近戦用の実体斧。
使用時には刃の表面にプラズマを纏わせて切断力を強化するが、威力は[[ビーム・サーベル>ビームサーベル(ガンダムシリーズ)]]に劣る。
それでもウーシァくらいならぶった切る程の威力を誇る。


・&bold(){シールド}
実体型のシールド。
スパイクが付いているくらいしか言及する点はないが、強いて言うなら[[ギラ・ドーガ]]の右肩のシールドに似ている気がする。


・&bold(){その他}
汎用性が売りのMSだけあって、本編未登場ながら多彩なオプションが用意されている。(らしい)
実際、終盤に登場したものは左肩に謎の装置(投光器かミサイルランチャー?)を付けているものもいた。



*【劇中の活躍】
第4話から登場。
アメリアの補給艦からそのまま1機がメガファウナに合流、以降戦力として運用された。
特に活躍らしい場面もなく専らやられ役であったが、一度だけベルリが搭乗したことがある。
もっとも、ラライヤの乗ったG-セルフと合流する為の移動手段程度だったが……

地上用の機体なので物語が宇宙に移行してからは殆ど登場しなくなったが、最終回ではアメリア軍のキャピタル侵攻に際して再登場、ウーシァを撃墜する雄姿を見せた。


この他メガファウナ所属機は宇宙でも何度か姿を見せていたが、トワサンガ本国に向かうあたりで姿を消した。




*【&font(green){宇宙用ジャハナム}】
SPACE JAHANNAM

型式番号:MSAM-034
所属:アメリア軍
開発:アメリア軍
全高:17.5m
重量:43.2t
動力:フォトン・バッテリー
武装:バルカン砲 ×2門
   ビームライフル
   ビーム・アックス ×1基
   シールド
   他
パイロット:[[クリム・ニック]]
      アメリア軍兵士



**【機体解説】
来たるべき宇宙戦争に備えて、ジャハナムをベースに開発されたMS。
「宇宙用」とあるが、実質的な[[後継機]]に相当する。


[[モンテーロ>モンテーロ(MS)]]などアメリア軍第3世代MSの運用データを基にジャハナムを再設計した機体で、肩部や脚部を中心にスラスターやバーニアを追加して機動性の向上を図り、装甲の追加や形状の見直しにより対弾性も向上した。

このため外観はジャハナムに比べて目つきが鋭くいかり肩の、直線を多用した鋭くマッシブな印象の機体となり、もはや原型機との共通点はメインカメラとカラーリングが緑系((厳密に言えばカラーリングも深緑に変わっている。))というくらいしか残っていない。


扱い易く配備数が多いジャハナムがベースというだけあって生産性・操縦性にも優れ、アメリア軍の宇宙進出と共に無数の宇宙用ジャハナムが配備された。



**【装備】
・&bold(){バルカン砲}
宇宙用ジャハナムにも引き続き装備されているが、装備位置が両肩に変更された。


・&bold(){ビームライフル}
ジャハナムのそれに比べて大型で直線的なものを使用する。
より優れた技術力を持つトワサンガやビーナス・グロゥブのライフルと比べても謙遜ない火力を持つ。


・&bold(){ビーム・アックス}
シールド裏に取り付けてある接近戦用装備。
収納時は折り畳まれてコンパクトにまとまっているが、展開すると長柄になって先端部から高圧粒子を放出、ビームの戦斧を形成する。

ビーム圧が強く、切断力は通常のビーム・サーベルを上回る。


・&bold(){シールド}
左腕にマウントする実体型シールド。積層構造になり、防御力が強化された。
[[旧世紀>宇宙世紀(ガンダムシリーズ)]]の[[MSが>陸戦型ガンダム/ガンダムEz-8]][[使っていたもの>陸戦型ジム/ジム・スナイパー]]に似た形状をしている。
また、裏側には折り畳んだビーム・アックスを懸架する。

左腕専用の装備らしく、右腕には装備出来ないとか。


・&bold(){ミサイルランチャー}
左肩に備え付けるオプション装備。[[ミサイル]]を2発搭載する。

劇中ではクリム[[専用機]]が使用したのみだが、ビーム[[マント]]を用いる攻防一体のMS・ガイトラッシュに直撃させて見せるなど、クリムの天才的な操縦技術を演出した。


・&bold(){ブレードアンテナ}
指揮官機を示す、頭部に装備される角状のアンテナ。
通信能力を強化する他、半径300mに対して常にレーザー照射を行い、索敵を補助する。

劇中ではクリム専用機のみが装備していた。




*【劇中の活躍】
物語の舞台が宇宙に映った第11話から登場。アメリア軍の主力として度々登場した。

多くは戦場でよく見かけるモブ程度の出番だったが、クリム専用機はメガファウナ一行がビーナス・グロゥブに向かうまで出ずっぱりだったこともあって印象深い出番が多く、終盤にクリムが[[ダハック]]に乗り換えるまで多くの活躍と名(迷)言を残した。




*【派生機】

#center{&sizex(5){&bold(){&font(blue){初めての宇宙戦で蝶のように舞い!}}}}
#center{&sizex(5){&bold(){&font(blue){蜂のように刺す!!}}}}

#center{&sizex(5){&bold(){&font(#ff69b4){さっすが天才クリム!}}}}

**・&font(blue){宇宙用ジャハナム(クリム・ニック専用機)}
型式番号:MSAM-034a

天才クリム専用の宇宙用ジャハナム。
[[試作機]]故にパーツのスペアが不足がちだったモンテーロの反省から、機体・武装そのものは単なる色違いの宇宙用ジャハナムであるが、モンテーロから得られたデータを基にクリム向けに調整されている。

特殊な兵装がないシンプルな構成なので天才クリムの技量が一番顕著に現れる機体であり、
クリムの卓越した技量と相棒ミック・ジャックの駆るヘカテーとの連携によってキャピタル・アーミィやドレット軍のMS部隊を相手に獅子奮迅の活躍を見せた。


**・高機動ジャハナム
宇宙用の高機動も備えたジャハナムベースの実験機。
脚部にはヘカテーに装備されたホバー機構が採用され、武装としてバックパックに接続された[[ガトリング砲]]2基を装備するなど宇宙用以上に見た目がゴツい。
宇宙用ジャハナムと正式採用の座を争ったらしい。

本編には未登場で、[[プラモデル]]作例ムック『ガンダムウェポンズ [[ガンダム Gのレコンギスタ]]』に掲載された。


**・[[グリモア>グリモア(MS)]]
ジャハナムをベースに偽装を施して開発された機体。
主に海賊部隊に配備されたが、[[宇宙海賊]]とアメリアの関与がバレて以降は評価の高さから正規軍にも配備された。




*【立体化】
・[[ガンプラ]]
1/144スケールのHGから宇宙用ジャハナムが量産型とクリム[[専用機]]が発売。
特に目を引くギミック等は無いが、可動・色分けは良好。




*【余談】
デザインは形部一平氏。

名前はイスラム教において&bold(){「地獄」}を意味する「ジャハンナム」から。

……であるが、リギルド・センチュリーが宇宙世紀の未来であるからには、旧世紀に[[レジスタンス>リガ・ミリティア]]を率いて[[宇宙からの脅威と戦った>ザンスカール戦争]]&bold(){「ジン・ジャハナム」}を連想せずにはいられない。
ひょっとしたら、1000年以上の年月が過ぎても彼の名は伝説として語り継がれていたのかもしれない。








&bold(){&font(blue){先程の項目の追記・修正は何だ!項目一つ直せなかったとはWiki籠りとして恥ずかしいぞ!}}

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- Vの偽ジャハナムの名前が語り継がれてこの時代まで残った説好き  -- 名無しさん  (2020-12-24 00:07:42)
- 過去作品とのつながりを意識しているならジャハナムを選ぶかなって気もする シャイニングフィンガーとは~と比べて   -- 名無しさん  (2020-12-24 00:29:35)
- ジャハナムでガイトラッシュをビームライフル数発で中破・撤退させる天才クリムが天才すぎる  -- 名無しさん  (2020-12-24 00:40:57)
- ジン・ジャハナムの名が形は変われども残ってたってほうがなんかロマンがあって好き  -- 名無しさん  (2020-12-24 03:43:36)
- 良かったねジャハナムおじさん。語り継がれたみたいですよw  -- 名無しさん  (2020-12-24 07:47:52)
- 戦艦ごと特攻した偽ジャハナムから付けられたのだとしたら少々縁起が悪い気もする  -- 名無しさん  (2020-12-24 20:35:41)
- ブグといいこいつといい、取り回しの良さと高性能の両立を目指した結果として自然とザクっぽい見た目になった機体っていいよね  -- 名無しさん  (2020-12-24 20:50:04)
- トンデモMSが出てくるGレコだと異様に堅実な作りが逆に目立つ  -- 名無しさん  (2020-12-24 22:48:44)
- ゴンドワン側のMSのデザインが気になる  -- 名無しさん  (2024-04-11 18:20:19)
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