陀艮(呪術廻戦)

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陀艮(呪術廻戦) - (2025/06/10 (火) 08:36:41) のソース

&font(#6495ED){登録日}:2021/01/04 Mon 09:15:30
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&font(#6495ED){所要時間}:約 4 分で読めます

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#center(){&bold(){&color(red, #e8ecef){ぶふぅー}}}


&bold(){&ruby(だごん){陀艮}}とは、[[漫画]]・アニメ『[[呪術廻戦]]』の登場キャラクターの一体である。

●目次
#contents


*プロフィール
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等級:特級呪霊
発生源:水
嗜好・興味:泳ぐこと、[[花御>花御(呪術廻戦)]]
嫌いなもの:[[人間>ヒト(生物)]]

CV:[[遠藤綾]](呪胎)、[[三宅健太]](成体)

*概要
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呪霊((いわゆる悪霊。))の最上位階級&bold(){「特級呪霊」}の一体にして、人々が水や[[海]]を恐れる感情から生まれた呪霊。
見た目はフードを被ったタコのような頭部と筋肉質な腕を持つ姿。
丸く大きな眼に脚のないイモムシのような下半身という特級呪霊にしては愛嬌のある特徴もある。
最初期から姿を見せている一方で目立った活躍が殆どなく、名前も107話に入るまで不明だった。

*人物像
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言語能力を持たないのか、常に&bold(){&color(red, #e8ecef){「ぶふぅー」「ぶぅー」}}という鳴き声を発する。
性格は仮にも特級呪霊とは思えないほど臆病で、[[直毘人>禪院直毘人(呪術廻戦)]]、[[真希>禪院真希(呪術廻戦)]]、[[七海>七海建人(呪術廻戦)]]の3人と遭遇した際には柱に隠れながら怯えていた。
しかし、大量の一般人を躊躇なく捕食するなど、曲がりなりにも呪霊らしい残酷さを秘めている。

**成体

#center(){&bold(){&color(#c3b091,crimson){呪霊ではない 私は陀艮}}}

#center(){&bold(){&color(#c3b091,crimson){花御 漏瑚 真人にも 我々には名前があるのだ!!}}}


実はこれまでの姿は呪胎に過ぎなかった。
渋谷事変にて大量の一般人を捕食し、仲間を殺された怒りにより成体に変貌を遂げる。

成体は変態前より精悍になった頭部、筋肉質な四肢、腰には翼を生やしている等特級呪霊に相応しい禍々しい姿。 
性格はこれまでの臆病な気質から一転し、呪術師に躊躇なく戦いを挑むなど勇敢な性格に成長した。仲間意識も強いが、その一方で大多数の人間を食い殺した事は一切気にも留めない邪悪さを垣間見せる。 

特筆すべき点として、知性を持つ呪霊の中では個体名を尊重している事が挙げられる。
故に&bold(){「呪霊」}という一括りにした呼び方を嫌い、自分達の名前を名乗りながら憤慨するなど、仲間意識もさる事ながら一つの種族として並々ならぬ誇りを持つそぶりも見せる。((同胞達も歴とした名前を持ってはいるが、陀艮と異なり人間からの呼称を気にする様子はない))

*戦闘能力
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#center(){&bold(){&color(#c3b091,crimson){海は 万物の生命 その源}}}

海に起因する膨大な水や水棲生物の式神を駆使する遠距離タイプの術の使い手。 
恵の式神「満象」とは比べものにならない程の量の水を容易く生み出して攻防に使用する他、空中に浮く事も可能。
素の格闘能力も高く、(領域のバフ効果が乗っていたとはいえ)[[パンチ>パンチ(技)]]1つで特別1級術師の直毘人を大きく飛ばす程の怪力を誇る。
特級呪霊の中では花御と同じくタフネスに秀でており、1級相当の力量を持つ七海と直毘人の攻撃を受けても余裕で戦闘を続行できる。[[七海>七海建人(呪術廻戦)]]曰く&bold(){&color(#bdb76b){「ダメージなしというよりHPが果てしない感覚」}}らしい。
一方で経験の浅さ故か、敵の作戦や実力を見誤ったり、同じ術中に何度も嵌ったりする場面も見受けられる。


**●&bold(){術式解放『&ruby(しるる){死累累}&ruby(ゆうぐん){湧軍}』}
凶悪で鋭利な牙を持つ巨大な水性生物の式神を無数に具現化して攻撃させる生得術式。
強大な呪力量と合わさることにより&bold(){無限に湧き出る性質}を持つ。 
シンプル故に相手に応じて式神の攻撃配分を自由に調整したり、膨大な式神で相手の視界を奪ってその隙に陀艮が肉弾戦で攻勢を掛けるなど応用も効きやすい。 

更に領域展開と合わせると、&bold(){&color(red){対象に命中するまで存在しない}}((目くらましへの転用を見るに、敵が認識できるか否かは切り替えができる模様))性質を得て、必中効果と合わさる事により領域対策や飛び道具を使えない術師はあっという間に劣勢に追い込まれる。

アニメ版では式神で拘束した相手を水中に引きずり込んで機動力を奪う搦手も披露した。

名前の元ネタは地球の地質時代の一つ「シルル紀」に[[四字熟語]]の「死屍累々」を掛け合わせたもの。

**技
・&bold(){吸引攻撃(仮称)}
呪胎の姿で使用。
口から大量の水を吐き出し、それに触れたものを吸い込み捕食する。

・&bold(){水の塊(仮称)}
指先に球状の呪力の塊を形成し、地面へ叩きつける攻撃。 
着弾と同時に凄まじい量の水が溢れ出し、並の人間ならあっという間に押し流されてしまう。

・&bold(){水の防壁(仮称)}
自身の周囲に円形に流れる水の壁を形成する技。 
七海ですら破れない程の強度を誇る。


**●&ruby(たううんへいせん){蕩蘊平線} 
陀艮の[[領域展開>領域展開(呪術廻戦)]]。 
内部は砂浜と海岸線、青空、森が広がる穏やかなビーチサイド。
名称判明前から生得領域((術式効果がない領域))として登場しており、夏油と呪霊達の会議室のように使われていた。

発動時の印相のモチーフは宝袋。
本来は手で印を描き発動するが、手が使えない状況下であったので腹に呪印を描くことで発動に成功した。

*活躍
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初登場から目立った出番が殆ど無かったが、[[真人>真人(呪術廻戦)]]が提案した&bold(){「[[虎杖>虎杖悠仁(呪術廻戦)]]殺しまSHOW」}に参加する形で本格的に活動を開始。真人の進言を受けて一般人を大量に貪り食うも、虎杖を探す最中で[[直毘人>禪院直毘人(呪術廻戦)]]が率いる禪院班と遭遇。直毘人の攻撃を受け&bold(){夥しい量の人骨を吐き出してしまった。}

しかし、直後に[[花御>花御(呪術廻戦)]]の死を思い出し激怒。遂に成体へ変貌を遂げた。

#center{&bold(){&color(red, #e8ecef){よくも花御を}&color(#c3b091,crimson){殺したな!!}}}

#center(){&bold(){&color(#ded7cb,gray){成程 弱いハズだ まだ呪胎だったというわけか}}}

3人の攻撃自体は持ち前の体力で凌ぐも、直毘人の投射呪法による高速移動とフリーズに翻弄される陀艮。不利を悟り領域展開を発動しようとするが、手を攻撃され妨害されてしまう。
しかし陀艮は&bold(){腹に印を描くという離れ業で}領域展開に引き込むことに成功する。

一同をまんまと己の土俵に引き込んだ陀艮は死累累湧軍を発動し、[[七海>七海建人(呪術廻戦)]]の左目、直毘人の右腕を奪う重傷を負わせる。続いて[[真希>禪院真希(呪術廻戦)]]にも式神をけしかけようとしたが、途中で特級呪具游雲を持った[[恵>伏黒恵(呪術廻戦)]]が領域展開を発動しながら参戦。術式の必中効果が消えてしまい、恵を優先して始末する方針に転換した。

真希は游雲を手に取り、何とか陀艮に一矢報いることに成功する。
一方恵は領域の端に穴を開け、脱出を図ろうとするもその穴から&bold(){なんと降霊術が暴走し殺戮人形と化した[[伏黒甚爾>伏黒甚爾(呪術廻戦)]]が参戦。}((この時陀艮は「脱出ではなく増援が目的だったのか(要約)」と誤認していたが、本来領域展開は外からの攻撃に弱いため、増援を狙うならわざわざ穴を開ける必要はない。戦闘経験が浅いせいでこのような考えに至ったと言えよう))恵が真希に渡した游雲を強奪し戦闘態勢に入った。
当初は呪力が全く無い為&bold(){&color(#c3b091,crimson){「言うに及ばんな」}}とタカを括っていたが、甚爾は死累累湧軍の猛攻を歯牙にも掛けず粉砕。そのまま陀艮にもかなりのダメージを負わせる。
しかし甚爾はまだ飽き足らず、&bold(){游雲の先端を削って尖らせることで殺傷力を更に高める}という凶行に走る((ちなみにこの呪具は5億は下らない代物))。

何とか恵を始末すべく上空に避難するも、直毘人に足止めされてしまい、甚爾に脳天を滅多刺しにされ死亡。特級でありながら余りにも呆気ない退場を迎えたのだった。

*余談
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デザインや名前の由来は恐らく「[[クトゥルフ]]」と「ダゴン」。どちらも[[クトゥルフ神話]]に登場する海をテリトリーとする架空の邪神。
また、タコは「悪魔の魚」という蔑称が付けられており、そこら辺も元になっていると考えられる。

呪胎の声を担当した[[遠藤綾]]は、家入硝子の声も[[担当している>一人多役(配役)]]。


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- 他の大自然呪霊もそうなんだけど、とにかく相手が悪い。特に陀艮は車に轢かれたような物。  -- 名無しさん  (2021-01-04 09:23:49)
- うん、相手が悪かった  -- 名無しさん  (2021-01-04 16:05:26)
- 他の呪霊と比べて地力は優れてるけど、戦闘経験と年月が足りてなかった感じがある  -- 名無しさん  (2021-01-04 18:46:39)
- 甚爾抜きでも1級2人に領域を邪魔できる伏黒で対等レベルの戦力。そこに特級並みの甚爾が乱入したらそりゃ負けるよなあ  -- 名無しさん  (2021-01-04 18:56:12)
- 飛べるんだもんなぁ、俺でもそうする  -- 名無しさん  (2021-01-04 19:31:06)
- 狂化パパ黒with游雲(恵の領域で必中無効)とか負けイベント以外の何物でも無いよ……漏瑚辺りでもキツいんじゃないだろうか  -- 名無しさん  (2021-01-05 13:03:14)
- 呪胎のときは可愛かったのに…  -- 名無しさん  (2021-01-05 20:53:53)
- 死累累湧軍は死屍累々、シルル紀以外にルルイエもネタに入ってる気がする…  -- 名無しさん  (2021-01-07 14:28:24)
- 能力自体は強いのにあっけなさすぎる最期だった。やっぱ戦闘の経験が不足すぎたせいか  -- 名無しさん  (2021-03-03 21:50:29)
- パパ黒とのタイマンなら普通に勝てたんだろうけど、サポートメンバーが優秀だった  -- 名無しさん  (2021-04-07 17:31:33)
- 必中あればパパ黒に勝てると思ったけど後に明かされた情報的にパパ黒とタイマンなってもまず勝てなかったな  -- 名無しさん  (2023-07-16 00:16:00)
- 声は雷十太と同じ三宅健太さん…憂憂は由太郎だし何故だかるろ剣と縁のあるキャスティング。ってか受胎時の声は家入さん(遠藤綾さん)かよ!  -- 名無しさん  (2023-10-27 00:31:35)
- 伏黒もせっかく巻き込まれなかったんだからわざわざ結界に入って領域で綱引きして穴作って脱出して…って危険と手間をかけるより、象でも出して脆い外側の攻撃で壊しちゃえば良かったのにね  -- 名無しさん  (2023-10-27 20:57:37)
- 成体になる前はけっこうかわいい。  -- 名無しさん  (2023-10-27 21:08:29)
- 海って普通に森とか陸より凄そう  -- 名無しさん  (2024-01-05 10:38:22)
- 相手が悪すぎただけで決して弱くない。  -- 名無しさん  (2024-04-12 15:55:32)
- 必中効果無効化中だったから一方的に殴られて終わったかと思ったら、そもそも完全に呪力無いパパ黒には必中効果も対象外だったんでまあどの道終わってたという無情  -- 名無しさん  (2024-09-27 19:40:14)
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