&font(#6495ED){登録日}:2021/3/13 (土曜日) 22:07:28 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 2 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- #center(){でん、でん、ででん} #center(){お姉ちゃん、あちきと遊ばねぇ?} 『&ruby(はぐれぐも){浮浪雲}』は、ジョージ秋山による[[漫画]]作品のうちの一つである。 単行本:&bold(){全112巻} 話数:&bold(){全1039話} 掲載:ビッグコミックオリジナル(1973年~2017年) *◆あらすじ 時は、幕末時代。 江戸・東海道の宿場町『品川宿』で問屋『夢屋』を営む青年、雲。 彼は妻子を持ちながらも無類の酒好き女好き遊び好きで、仕事はそっちのけで遊んでばかりいるが、やる時はやる頼もしい男。 これは、戦乱の世でありながらも、飄々と生きる雲と、その周りを取り巻く街の人々の人情を描いたお話である。 ◆登場人物 ・浮浪雲 CV:山城新伍/演:渡哲也(1978年版),[[ビートたけし]](1990年版) 主人公。 品川宿で問屋『夢屋』の頭で、かつては武士だった経歴の持ち主。 飄々とした性格で、酒と女と遊びが何よりも好き。 それ故、仕事そっちのけで遊ぶことの方が多いが、番頭の欲次郎が体調不良を訴えて寝込んだ際は渋々ながらも仕事をするなど、決して遊び呆けている訳ではない。 白地に赤い桜の花弁の模様が入った着物を着用し、キセルを愛用。 元武士だったという経歴故か、特技は居合斬りで、両刃を仕込んだ杖でそれを披露することもあり、かの有名な沖田総司や中村半次郎(後の桐野利秋)を打ち負かしている他、[[芹沢鴨>芹沢鴨(新選組)]]とも交流があり、「一緒に[[日本>日本国]]を変えないか?」と持ちかけられたこともあるが、「あちきは浮浪雲ですからね、日本を変える気なんてありませんよ」と返して断っている。 柔軟かつ強靭な精神力の持ち主である他、老若男女問わず様々な人々を惹きつけるオーラも持ち合わせており、「雲が一声かければ東海道中の雲助が集まる」と言われる程。 ・かめ CV:熊谷真実/演:桃井かおり(1978年版),大原麗子(1990年版) 雲の妻。 ちょっぴり太めの奥様で、飄々とした夫と共に夢屋を切り盛りしている。 ・新之助 CV:加瀬悦孝/演:伊藤洋一(1978年版),高橋覚(1990年版) 雲の息子。11歳。 眼鏡を掛けており、飄々とした雲とは対照的に生真面目な性格をしているが、世の中の不条理に惑わされやすいのが玉に瑕。 雲の飄々とした生き方に対しては苦言を入れてはいる物の、実は誰よりも雲に対して尊敬の念を抱いている。 そんな彼も単行本28巻に収録されている『シャカモト竜馬』のエピソードでは青田先生のところでお酒を飲んでぐでんぐでんに酔っ払い、帰路に着くなり後述のお花に尻ペロをやらかしたことも。 ・お花 CV:白石冬美/演:安達美加(1990年版) 雲の娘。8歳。兄同様、生真面目な性格をしているが、まだまだヤンチャなお年頃。 雲のことが何より好きで、新之助とは対照的に雲とはスキンシップをとっている他、『シャカモト竜馬』では酔っぱらった新之助から尻ペロを食らった際は、「此処も舐めてみる?」と、着物の裾をめくって見せるなど、将来は大物になりそうな娘さんである。 ・青田先生 演:柴俊夫(1978年),松村雄基(1990年) 新之助が通っている塾の先生。 うわべだけで物事を判断するのが玉に瑕だが、根は生徒お思いの熱血漢。 まだ11歳の新之助に酒を飲ませたこともある。 ・欲次郎 CV:雨森雅司/演:谷啓(1978年)、岡本信人(1990年) 夢屋の番頭。 主人である雲が飄々とした性格かつ遊び好きなため、雲に代わって夢屋を切り盛りしている。 それでも雲とその家族や雲助達の事は誰よりも大切に思っている。 ・渋沢先生 CV:八奈見乗児/演:笠智衆(1978年)、田村高廣(1990年) 雲の奥深い人間性などを評価している楽隠居さん。 雲の家族の良き相談相手でもある一方で、雲と共にならず者達を顔色一つ変えることなく始末した事があるなど、色々と謎が多い経歴の持ち主でもある。 もしかしたら若い頃は雲をも凌ぐ腕前の武士だったのかも知れない。 ・鬼虎 岡っ引き。 無銭飲食などの軽い罪であろうが、罪人に対しては十手で死ぬまで殴りまくるため、その現場を目撃した町人たちは「あれじゃあ番所に行く前に殺されちまうよ」と、罪人の方を心配したほど。 後述の少年が賽銭泥棒をした際は、足跡を辿って捕まえてやろうとしたが、雪が降ったため、断念した。 ・家族思いの少年 名称不明。 単行本28巻の『しあわせの雪』に登場。 蝦夷へ出稼ぎに行った父親に代わり、受け取り証を届ける仕事をしながら家を支えている。 次の仕送りが来る前に金欠になった際、「父上から送金があったら必ず返す。それまで銭をお貸しください。」と呟き、賽銭泥棒をやってしまった。 その後、鬼虎が「半殺しの目に合わせてやる」と意気込み、足跡を辿って捕まえようとするも、大雪が降ってきたため、断念。 その時、雲はこう呟いた。 「こういうのを、恵みの雪ってんでしょうね。」 ・絵馬子 『艶吹雪』に登場。 後述の栄次郎に食い物にされるも、その身体の感触が忘れられない自分を恨めしく思っていたため、それを断ち切るために雲に頼んで自分を抱いてもらっていた。 後に浪花の方へ渡り、小さなお店をやるつもり。 ・栄次郎 絵馬子を食い物にしていたならず者の男。 [[刀]]の他、[[拳銃]]を武器に扱う。 雲と決闘の際、拳銃で雲を撃ち殺そうとするも、弾丸は雲の左の目蓋と眉の間を掠めただけであり、雲によって成敗された。 その他、[[坂本龍馬]]や近藤勇、[[勝海舟]]、土方歳三、芹沢鴨、沖田総司、楠本イネ等と言った実在の人物たちが多数登場した。 *◆ドラマ版 1978年に放送されたテレ朝版と1990年に放送されたTBS版の二作品が存在している。 前者はソフト化されてはいる物の、後者は未だにソフト化はされていない。 また、前者にはお花が登場しないという問題点があるが、これに関しては「まだお花が生まれる前」と据えるのが妥当である。 *◆アニメ版 1982年に東映が劇場用アニメとして制作。「[[戦国魔神ゴーショーグン]]」劇場版を同時上映した。 主題歌は「いとしのファニー」(OP)「夢色ララバイ」(ED)、歌:吉田日出子 お姉ちゃん、あちきと追記・修正しねぇ? #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,2) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #areaedit() - 旧SNKにもファンが居たらしく、月華の剣士にほぼ浮浪雲そのままのキャラが出演している -- 名無しさん (2021-03-13 23:57:35) - 何とも言えない後味の話も多かったな。なんの理由もないのに自殺した男の話が記憶に残ってる -- 名無しさん (2021-03-14 01:02:14) - ↑2 天野漂ね。飄々としすぎてメタ発言までする辺り、なんか「らしい」なと(はぐれさんも現実の時事ネタ話してたりしたし) -- 名無しさん (2021-03-14 08:36:26) - 焼酎だったかのCMに起用されてたこともあったよね -- 名無しさん (2025-01-16 18:53:42) #comment(striction) #areaedit(end) }