真ゲッターロボ タラク

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真ゲッターロボ タラク - (2025/10/01 (水) 20:47:33) のソース

&font(#6495ED){登録日}:2021/08/16 Mon 13:28:35
&font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red)
&font(#6495ED){所要時間}:約 6 分で読めます

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#center(){&bold(){&sizex(7){&color(LIMEGREEN,black){&sizex(7){ぬううううううううおおおおおおおおおお!}}}}}


#center(){&bold(){&sizex(7){&color(silver){&color(silver){この声は、まさか…!}}}}}


#center(){&bold(){&sizex(7){&color(red,black){ウウウウオオオオオオオオオオオオオオオ!!}}}}


#center(){&bold(){&sizex(7){&color(silver){貴様は誰だ! 誰なんだ!?}}}}



&bold(){&color(LIMEGREEN,black){真ゲッターロボ &color(red,black){タラク}}}とはアニメ版『[[ゲッターロボ アーク>ゲッターロボアーク(作品)]]』に登場する巨大ロボット「ゲッターロボ」の一体。



*&color(LIMEGREEN,black){【概要】}

原作:永井豪/作画:[[石川賢]]による[[ゲッターロボ・サーガ]]最終章 『ゲッターロボ アーク』。
この機体は2021年に放送されたアニメ版第6話「竜の末裔」から登場する[[&bold(){オリジナルロボット}>オリジナルキャラクター]]である。
[[ゲッターチーム]]不在でピンチに陥る[[早乙女研究所]]に突然現れ、強烈な戦闘力で敵を殲滅した。
姿は[[黒い>色違いキャラ]][[真ゲッターロボ]]であり、発表前は公式には「黒い真ゲッター」、視聴者には「ブラック真ゲッター」などと呼ばれていた。

このゲッターは上記のように存在自体がアニメオリジナルであり、原作に&b(){全く登場しない}。
しかしサーガ[[旧主人公]]にあたる[[一文字號]]が黒い真ゲッターに乗って現れ、OVA『[[真ゲッターロボ対ネオゲッターロボ>真ゲッターロボ対ネオゲッターロボ【再作成】]]』の主題歌のアレンジ曲「&bold(){黒いゲッターロボ}」((BGM名は『アーク』ブルーレイ2巻特典のサウンドトラックCDより抜粋。))をバックに大暴れし、
最後にはストナーサンシャインまで繰り出すという怒涛のサプライズ展開はアニメ放送で多量の[[ゲッター線]]を浴びたファンたちを狂気させた。
&font(l){ついでに地下で進化中の[[ゲッタードラゴン>ゲッターロボG(機体)]]も「リョウマアアア」と喜んでいた。}

アニメ版『アーク』は原作未完による話数の少なさもあって世界観の補完や肉付け、他作品のファンサービスなど独自の要素も多く含んでいたが、
まさか&b(){ゲッターの新機体が登場する}とは予想されていなかったので非常に驚かれた。
サラッと主人公機である[[ゲッターロボアーク>ゲッターロボアーク(機体)]]ですら本編でまだやっていなかった、主題歌(正確には中盤のED、OVA主題歌)をバックに[[必殺技]]を放つという[[ロボットアニメ]]の燃えシーンを先んじて行われている。

漫画原作の[[アニメオリジナルエピソード]]は[[賛否両論]]になる事も多いが、元々ゲッターロボ自体が漫画とアニメが別物上等の昭和からの作品である事、
謎の機体を引っさげて號の台詞あり登場、黒く禍々しいシルエットで隠され最後に明らかになる姿、ロック調の『STORM 2021』をバックに戦う圧倒的な強さ、
その後の期待もあって概ね好意的に受け入れられている。ちなみに第6話は数少ない原作パートですらゲッターカーンの初登場に改変されていたりする。

何となく察した人も多いだろうが「タラク」も梵字であり、&bold(){「宝生如来」「虚空蔵菩薩」}を意味する。
詳しく話すとややこしくなるのでここでは割愛するが、&bold(){どちらも物凄く真ゲッターにぴったりな名}である。


*&color(LIMEGREEN,black){【パイロット】}

パイロットは『[[ゲッターロボ號(漫画版)]]』の主人公 一文字號。
事前情報として『真ゲ対ネオゲ』で號を担当した[[櫻井孝宏]]が約20年振り(『[[スーパーロボット大戦GC]]』を含めると16年)に演じる事はアナウンスされていたが、
それまで過去回想として號の登場こそあっても台詞がなかった中、突如として謎のゲッターロボに乗って登場した事も大きなインパクトを残した。
號時代の回想では同乗している[[流竜馬]]と[[メシア・タイール]]の台詞は2人がメインキャラの拓馬と獏の親族なのを含めてもそこそこあったので、
不自然に號が無言だったのはこの回への溜めだった模様。

初登場の6話では拓馬たちの[[恐竜帝国]]への帰省以外の展開がアニオリで構成されており、
OVAシリーズにて『真ゲ対ネオゲ』で橘翔を演じた浅川悠と『[[真(チェンジ!!)ゲッターロボ 世界最後の日]]』でシュワルツを演じた安井邦彦がそれぞれ同役で出演。

アニメ版アーク公式ホームページの「ゲッターロボシリーズの印象は?」というキャストへの問いに対して、
櫻井は&b(){「絶叫、雄叫び、咆哮 とにかく叫ぶ!」}と答えており、登場回で號はこれらを行い、まさかの伏線であった事が発覚した。

後に橘翔と会話した際の会話では、號は本人曰くゲッターの力によって『アーク』の世界に存在出来ているようだが、
滞在時間には限りがあるようで、翔と会話した時点で既に残り時間が僅かであると感じているようだ。

その後、ニコニコ動画で行われた一挙放送の際に、『アーク』の號は&b(){ゲッタードラゴンの記憶から作られた存在}であり、
一文字號としての記憶も持っているが、厳密にいうと本人ではなく、似て非なる存在であったことが判明した。

*&color(LIMEGREEN,black){【能力・戦闘力】}

姿は真ゲッター1を基本に、[[ブラックゲッター]]のフェイスガード((あちらが不良のマスクがモチーフなのに対して、タラクはマジンガーZのフェイスガードが元ネタだそう。))と黒と金色、それらに[[ゲッター線]]が混じった配色が特徴的。
また翼とゲッターレザーを従来の真ゲッターの1.5倍のサイズでデザインされている。
基本的に目に眼球は描かれていないが、要所要所で意思があるようにギョロッと描写される。

戦闘能力は多数のインセクター相手に無双できるレベルで、ゲッタービームの余波だけで敵を壊滅、
少し動くだけで巨大な両腕をバラバラにするなど、真ゲッターの名を冠するだけあってゲッターチームに劣らない強さを見せた。
地下のゲッタードラゴンから溢れ出したゲッター線と同じようにストナーサンシャインで[[ストーカー]]に干渉して消滅させ、他のゲッターでも有効打となりうる可能性を示した。

立場上、正体不明の第3軍であるが、[[早乙女研究所]]や連合軍の味方のような動きをしている。

原作では拓馬たちが恐竜帝国に行っている時に
拓馬「アーク居ないけど研究所大丈夫?」隼人「量産ゲッターとバリヤーあるけど辛い」(意訳)
という話があり、アニメでは代わりに前話の研究所襲撃で動ける[[ゲッターD2]]は一機しかおらず、
連合軍の支援を受け翔を責任者とした[[空母テキサスII>陸戦用戦艦テキサス]]とUAVステルバーが配備される流れになっている。
&font(l){高速変形や小隊での連携などなかなかカッコいいのだが、無人の量産型&ゲッターではないのであっさり倒されてしまった。}

真ゲッターロボタラクの登場は主人公機たるゲッターロボアークが居ない空白部分の穴埋めにあたり、
今のところ凄まじい印象を残したにもかかわらず、意外にも原作部分の大筋のストーリーには影響していない。
とはいえ明確に原作とは違う存在なので読者も今後の展開を読む事はできず、その動向が注目されている。


*&color(LIMEGREEN,black){【武装】}

-&bold(){ゲッタートマホーク}
真ゲッター1のメイン武器でもある身の丈ほどのトマホーク。
一眼で巨大インセクターの弱点を見切って破壊し、周辺の敵を相手に無双した。
ゲッター1でお馴染みの片刃、短い柄の出力を抑えた状態でも使用し、&bold(){トマホークブーメラン}も披露している。
隼人によると號や竜馬の搭乗した真ゲッターの戦い方と似ていて、視聴者にも號時代の動きと同じであると指摘されている。

-&bold(){ゲッタービーム}
ゲッターロボの代名詞でもある武器。
空間の裂け目から挨拶代わりに発射し、直接当てなかったにもかかわらず&bold(){余波だけで巨大インセクターを破壊した。}

-&bold(){ゲッターレーザー}
人差し指の先から放たれる超収束型ゲッターエネルギーで、一瞬で敵の深部にまで影響を及ぼす。
牽制として使用した際には巨大インセクターの顔面を半壊させ体勢を崩すなどこちらの威力はそこそこ。
[[立ち絵の都合で指から出すように見えた>第4次スーパーロボット大戦]]訳ではなくゲッターがアニメで手からビームを撃つのは珍しく、この使用方法は大いに驚かれた。
&font(l){&bold(){股間から青いビーム}じゃなくて本当に良かった}((『スパロボα』以前の『スパロボ』シリーズでゲッター1が指からビームを撃ってるように見えたのはよくネタにされるが、この時の真ゲッター1は「股間から青いビームを撃つ」というあんまりな演出になっていた。))

-&bold(){ストナーサンシャイン}
言わずと知れた真ゲッター1の必殺武器も勿論使用可能。
両掌の間にゲッターエネルギーの光球を作り出し、相手にぶつける事で消滅させる。
絶大な威力は健在であり、一撃でストーカーと無数のインセクター軍団を光の中に消し去った。
ちなみにアニメ作品で前回ストナーサンシャインが使われたのは&bold(){『チェンゲ』で2連発して全く役に立たなかった時}。
更に言えば、『真ゲ対ネオゲ』では映像作品では未使用だったため號操縦かつアニメ作品では初使用になる。
長すぎる雌伏の時であった。


*&color(LIMEGREEN,black){【活躍】}

アニメ版『アーク』第6話「竜の末裔」より登場。

[[アンドロメダ流国]]率いる巨大インセクターをゲッターロボアーク不在のゲッターD2や連合軍のステルバーでなんとか奮闘するも絶体絶命の状況に陥る早乙女研究所。
突如ゲッター線が集まった空間の裂け目から一筋の光線が発射され、その余波だけで大苦戦していたインセクターを破壊。

一文字號の咆哮と共に、黒く禍々しいシルエットを纏った謎のゲッターが裂け目をぶち破り登場。
再びストーカーより現れた小型インセクターが集まり敵が復活するも、ゲッタートマホークで大暴れして一掃する。
隼人はその声、姿、戦い方から號たちが乗った真ゲッターを思い出し驚愕するも、その正体を測りかねていたが…


#center(){&bold(){&size(30){&color(red,black){ならばっ!!}}}}


#center(){&bold(){&size(30){&color(silver){ストナーサンシャイン!?}}}}


#center(){&bold(){&size(30){&color(LIMEGREEN,black){ぬううううううあああああああ!!!!}}}}


なおも増え続けるインセクターに対して、ストナーサンシャインを使用。
徐々に光で禍々しいシルエットが晴れていき、黒い真ゲッター1のような姿である事が判明。
ストーカーとインセクターを強烈な光の中に巻き込み、共に姿を消した。

ゲッターロボアークの抜けた穴を[[埋める]]ように世界中のストーカーから出現するインセクターを前に再び姿を現し、単機で破壊して回っている。
ゲッター軌道により数秒でカナダからアジア南東まで移動し、かつての真ゲッターのような人知を超えた性能の片鱗を見せた。

その後休憩中に號と翔の交流があったりした後、「ゾルド」を使ってアンドロメダ流国の本拠地のある星系に向かおうとしていて、
恐竜帝国のマシーンランド圏内でアンドロメダ流国の軍勢と戦っていたメカザウルス軍およびゲッターアークとゲッターザウルスに助太刀する。

#center(){&bold(){&sizex(6){&color(LIMEGREEN,black){あきらめるな!}}}

&bold(){&sizex(6){&color(LIMEGREEN,black){まだ終わっちゃいねえ!!}}}}

自分たちの知らないゲッターの戦いに見入る拓馬に、隼人は「かつて俺と竜馬と共に戦った者だ」と告げる。

#center(){&bold(){&sizex(5){&color(#ff4d4d){號がなぜ我々の目の前に……&br()この世界に存在しているのか、わからない。}}}

&bold(){&sizex(5){&color(#ff4d4d){だが……ヤツは信じていい!}}}}

かつて號と共に戦った翔も、拓馬らに彼を信じろと促すのだった。
だが、インセクターの襲撃の余波によってセンターリングが損傷しており、ゾルドが暴走を始める。
重力崩壊は無数のインセクターだけでなく、アークとザウルスまでも飲み込まんとしていた。


#center(){&bold(){&sizex(6){&color(LIMEGREEN,black){俺がお前達を送り届ける!!}}}}


勝ち誇る&font(l){ミミズ}コーメイのビジョンを打ち破ったタラクは、そのままセンターリングに突入。
己と機体そのものを媒介にすることで命がけの制御を試みる。


#center(){&bold(){&sizex(6){&color(LIMEGREEN,black){&sizex(6){くううううううううぅぅぅぅ!}}}}

&bold(){&sizex(7){&color(LIMEGREEN,black){&sizex(7){拓馬ああああぁぁぁぁぁ!!}}}}

&bold(){&sizex(6){&color(LIMEGREEN,black){&sizex(6){俺達はまだ、本当の答えにたどり着いてない!}}}}

&bold(){&sizex(6){&color(LIMEGREEN,black){&sizex(6){だが、竜馬はお前を残してくれた!}}}}

&bold(){&sizex(6){&color(LIMEGREEN,black){&sizex(6){お前が見極めろ!!}}}}
&bold(){&sizex(6){&color(LIMEGREEN,black){&sizex(6){俺は多分……お前達を送り出すそのために、この世界に現れたんだ!!}}}}


&bold(){&sizex(5){&color(#ff4d4d){號……!}}}

&bold(){&sizex(5){&color(gray){お前たちの目的は、時空を超え地球に対する&br()ストーカーの攻撃を阻止することにある!}}}


&bold(){&sizex(6){&color(LIMEGREEN,black){&sizex(6){答えを出すんだ!!}}}}

&bold(){&sizex(6){&color(LIMEGREEN,black){&sizex(6){奴らの宇宙に渡り……見極めてこいっ!!}}}}


&bold(){&sizex(6){&color(red){&sizex(6){よっしゃあああっ!!&br()燃えてきたぜぇぇぇぇぇっ!!!}}}}

&bold(){&sizex(6){&color(silver){&sizex(6){ザウルス!&br()続け!!}}}}

&bold(){&sizex(6){&color(crimson){は}&color(#5266cc){っ}&color(#6bb347){!}}}


&bold(){&sizex(6){&color(LIMEGREEN,black){&sizex(6){行けえええええええええ!!}}}}}


この言葉と共に拓馬たちゲッターチームを鼓舞した後、彼らとザウルスチームがゾルドで飛んだ直後、號と共にタラクは消滅した。


#center(){&bold(){&sizex(7){&color(LIMEGREEN,black){&sizex(7){後は任せたぜ……。}}}}}


かくして作戦は成功したが、隼人と翔は無力感を感じずにはいられなかった。
しかし、恐れることはない。
すべては熱く燃えて、未来へと繋がっていくのだから……。



*&color(LIMEGREEN,black){【余談】}
黒をメイン配色にしたゲッターが版元、及び公認作品に登場しだしたのはOVA『世界最後の日』のブラックゲッターから。
ブラックゲッターは他にも[[PS>PlayStation]]専用SLG『[[ゲッターロボ大決戦!]]』に別デザインで登場している。
以降もブラックカラーのゲッターは[[スーパー系玩具・模型の定番>リデコ・リペイント製品]]として多数発売されている。

2020年以降もアニメ版『アーク』のロボットデザインも行っている堀井敏之により、ソシャゲ『スーパーロボット大戦X-Ω』のゲッターノワール1〜3号機、
同じくソシャゲの『[[スーパーロボット大戦DD]]』のゲッターノワール・Gと一気に増えていき、ちょっとしたブラックゲッターブームが起きた。
やや遅れて2022年、『DD』にてこのタラクも攻撃&命中タイプで実装された。家庭用媒体で初の『アーク』参戦が報じられた『[[スパロボY>スーパーロボット大戦Y]]』&s(){での&bold(){ホントに指からゲッタービーム}}にも期待が持たれている。
ただし真ゲッターが公式作品でブラックカラーで登場したのはこれが初であり、元の真ゲッターやこれまでの模型のブラックカラーアレンジともデザインが違うことから注目を集めている。

なお、事前予告無しでいきなり現れたゲッターということで、初登場した回の初放送時のSNSでは「&bold(){俺の知らないゲッターだと!?}」と叫ぶ&s(){武蔵}視聴者が大量発生したとかなんとか。
隼人もアニメから入った勢も原作勢も知らないゲッター故に「&bold(){石川賢も知らないゲッター}」と言われることもある。&s(){…いや、でもケン・イシカワならあるいは…}


追記・修正は空間の裂け目を破ってからお願いします。

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