&font(#6495ED){登録日}:2021/11/22 Mon 00:00:03 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 8 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- #center(){&font(b,24,#8b4513,#00fa9a){野性の血流交わりしとき、大地を切り裂くパワーが目覚める!} &font(b,24,#8b4513,#00fa9a){咆哮せよ!} } 獣族とは、[[遊戯王OCG>遊戯王オフィシャルカードゲーム]]におけるモンスターの[[種族>種族(遊戯王OCG)]]の1つ。 #openclose(show=●目次){ #contents() } *概要 その名の通り、様々な野生動物をモチーフにしたモンスターが所属している。 ただし一口に野生動物と言っても多くの種類があり、中には[[鳥>鳥獣族(遊戯王OCG)]]や[[恐竜>恐竜族(遊戯王OCG)]]など「獣」以上に適切な種族分類があるものも多い。 強いて言うなら、野生生物かつ他の種族には当てはまらないその他大勢を纏める括りと呼べるだろうか。 そうかと思えば、[[巨体で屈強なライオンファイター>No.54 反骨の闘士ライオンハート]]が獣族でも獣戦士族でもなく「戦士族」だったりするのだが。 アニメや原作では、獣族中心のデッキを組んだ登場人物は多くない。 無いのだが、GXにてひょんなことから[[万丈目準]]が使用したおジャマモンスターを始め 熱いデュエル描写と誤解されかねない仕草の[[チームユニコーン]]であったり、どこか親近感すら感じさせるへっぽこぶりを披露した島直樹だったりと &font(l){[[天使族>天使族(遊戯王OCG)]]を使用する「非」女性デュエリストほどではないにしろ}妙なところで印象に残りやすい。 またサーカスの猛獣をイメージしているのか[[榊遊矢]]の使う【[[EM>EM(遊戯王OCG)]]】にはこの種族のモンスターが多く、エースモンスターである《[[オッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴン]]》には獣族との融合体である《[[ビーストアイズ・ペンデュラム・ドラゴン]]》という派生がいたりする。 そもそも主人公勢が地味に使用するモンスター郡でもあり、遊星と遊作以外の主人公は何らかの形で一度は獣族を召喚していたりする。 *特色 メインデッキからエクストラに至るまで上級モンスターの層が薄く、獣族をサポートする魔法・罠もほとんどない。 それでいて本来それらが担うはずだった展開・除去・制圧の役割が全部下級モンスター&低ランクのシンクロ・エクシーズモンスターに詰め込まれているという歪な種族。 テーマによってはレベル7以上の最上級獣族モンスターが絡んでくることもあるが、それら同士のまとまりはよくない。 そのため獣族という種族単位で戦う場合、最低クラスのレベル帯であるレベル1~3の小粒モンスターに頼ることになる。同じく小型のモンスターのみで戦う獣戦士族はレベル4がメインであるため、低さがなおさら際立つことだろう。 当然攻撃力も雀の涙程度しかなく、真正面からのやり合いはとても望めないが…… そこで真正面からやり合わないのが獣族のやり方。 レベルとステータスこと貧弱そのものだが、代わりに獣族モンスターの多くが特殊召喚に関係する効果を持っており、手札・フィールド・墓地を縦横無尽に行ったり来たりしながら相手の盤面を荒らしつつ凄まじい速度で盤面を広げる優れた展開力を持つ。 《[[No.64 古狸三太夫>No.64 古狸三太夫]]》のように、低ランクエクシーズを中心に戦闘向きの効果を持つモンスターも充実しているため、やろうと思えばモンスターとわずかなサポートカードだけで必要な布陣はある程度敷けてしまう。 魔法・罠サポートがないとも書いたが、裏を返せば「獣族の下級モンスターで必要なものは全部なんとかできるのでほぼ不要」というのが正しく、やろうと思えばモンスターとわずかなサポートカードだけで必要な布陣はある程度敷けてしまう。 この性質上、魔法・罠を一切使わない「[[フルモンスター>フルモンスター(遊戯王OCG)]]」デッキを構築しやすい種族でもあり、フルモン構築の際は[[魚族>魚族(遊戯王OCG)]]や[[海竜族>海竜族(遊戯王OCG)]]、[[水族>水族(遊戯王OCG)]]と並んで頻繁にお呼びがかかる。 他種族のように一旦墓地へ溜め込む必要もなく、デッキから直接引っ張り出してこれるため、《[[マクロコスモス>マクロコスモス(遊戯王OCG)]]》などのメタカードにも強い。 しかし、この方法で出せる獣族は総じてレベルも攻撃力も低い下級モンスターばかり、というのが欠点。 上述の通り、低レベルの大量展開だけでも戦えはするのだが、それらは往々にしてモンスター効果ありきの為、効果[[無効化]]系のカードを使われると一網打尽にされがち。 モンスターに戦術を依存しているという意味でも、頼りない素の攻撃力を強力な効果でカバーしているという意味でも、無効化系カードの代表である《[[スキルドレイン>スキルドレイン(遊戯王OCG)]]》は天敵となる。 他には[[鳥獣族>鳥獣族(遊戯王OCG)]]や[[獣戦士族>獣戦士族(遊戯王OCG)]]と一緒のサポートを受けられる「ビースト系」に属していることも大きなメリットになっている。 一昔前までは「ビースト系」の強さは凡俗だったものの、《[[獣王アルファ>獣王アルファ(遊戯王OCG)]]》や【[[鉄獣戦線>トライブリゲード(遊戯王OCG)]]】などの登場により、第一線のデッキに進化している。 *代表的な獣族関連カード 個別項目のあるものは下線付きで表記。これ以外は[[タグ:獣族>https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/sp/tag/獣族]]も参照。 **メインデッキの獣族モンスター // #co(テンプレ){ 通常 -&font(b,#deb887){《[[&font(u,#deb887){}>]]》(☆)} 効果 -&font(b,#ff8c00){《[[&font(u,#ff8c00){}>]]》(☆)} 儀式 -&font(b,#4169e1){《[[&font(u,#4169e1){}>]]》(儀式・☆)} } // -&font(b,#ff8c00){《[[&font(u,#ff8c00){レスキューキャット}>レスキューキャット]]》(☆4)} -&font(b,#ff8c00){《レスキューフェレット》(〃)} -&font(b,#ff8c00){《レスキューヘッジホッグ》(〃)} -&font(b,#ff8c00){《レスキューラット》(☆4・Pスケール5)} -&font(b,#ff8c00){《[[&font(u,#ff8c00){レスキューラビット}>レスキューラビット(遊戯王OCG)]]》(☆4)} レベル4の獣族シリーズ。 制約などはそれぞれで異なるものの、いずれもデッキから複数体のモンスターを特殊召喚する効果を持っている。 レスキューモンスター自体に召喚権を使うものの、《緊急救急救命レスキュー》という専用サーチ手段もあり、展開補助としては一級品。 それぞれの対応範囲は以下の通り(効果モンスターはいずれも効果無効化)。 --《レスキューキャット》:レベル3以下の獣族2体 --《レスキューフェレット》:レベルの合計が6になるように、予め場にいるリンクモンスターのリンク先に任意の数 --《レスキューヘッジホッグ》:レベル3以下で種族・属性・レベルが同じとなる通常モンスター・効果モンスター1体ずつ --《レスキューラット》:エクストラデッキに表側でいるレベル5以下のペンデュラムモンスターと同名モンスター2体 --《レスキューラビット》:レベル4以下の同名通常モンスター2体 -&font(b,#ff8c00){《王虎ワンフー》(☆4)} 攻撃力1400以下のモンスターが召喚・特殊召喚されるたびに該当モンスターを破壊する、疑似的な[[召雷弾>オシリスの天空竜]]効果を持つ。 エクストラデッキからの展開のために攻撃力の低い素材モンスターを並べるという流れは一般的になっており、それを強烈に妨害してくれる。 偶に素材のためのモンスターなのに攻撃力が1400を超える場合もあるので、《強者の苦痛》など攻撃力を下げる永続効果と合わせるとより盤石になる。 -&font(b,#ff8c00){《[[&font(u,#ff8c00){スクラップ・コング}>スクラップ・コング(遊戯王OCG)]]》(☆4)} いくら効果破壊がコンセプトだからって、スクラップ使いに希望を与えてそれを奪い取るのはいかがなものか。 ……と言われてたのも昔。今はカードプール増加と色んな新規も合わさり、スクラップで普通に使えるカードになりました。マジで。 「召喚権を増やせるカード」や「破壊をトリガーにモンスターを持ってこれるカード」がスクラップに追加された現在、かつて悲観されていた「召喚権を使った結果が自爆するゴリラ」という特性もコンボに活かせる様になっている。 -&font(b,#ff8c00){《&ruby(バーサークゴリラ){怒れる類人猿}》(☆4)} 攻撃力2000とレベル4にしては破格だが、攻撃可能な場合は必ず攻撃しなければならない上、(&ruby(《つまずき》や){うっかりつまずいたり}&ruby(《重力解除》){無重力に晒されたり}などで)表側守備表示になると自壊してしまう。 それでも[[どこぞの女邪神>女邪神ヌヴィア(遊戯王OCG)]]などと比べればよっぽどマシな部類であり、半上級のパイオニアたる《[[サイバー・ドラゴン>サイバー・ドラゴン(遊戯王OCG)]]》が登場する前まではそれなりに活躍していた元祖[[デメリットアタッカー>デメリットアタッカー(遊戯王OCG)]]。 -&font(b,#ff8c00){《飛行エレファント》(☆4)} &bold(){「[[トム>トム(遊戯王)]]の勝ちデース!」}を忠実かつ斜め上に再現した特殊勝利モンスター。 -&font(b,#ff8c00){《[[&font(u,#ff8c00){森の番人グリーン・バブーン}>森の番人グリーン・バブーン(遊戯王OCG)]]》(☆7)} かつての獣族デッキにおけるエースモンスター。 当初の効果は「戦闘破壊・効果破壊どちらもトリガーにできた」「ダメージステップ中でも発動できた」「一回の破壊で複数枚バブーンを出せた」のだが、度重なるエラッタによりそれらの利点を失ってしまった。 -&font(b,#ff8c00){《[[&font(u,#ff8c00){地縛神 Cusillu}>地縛神 Cusillu]]》(☆10)} 無理して固有効果を活かそうとすると「モンスターと戦闘しないで済む」という共通効果を台無しにしてしまう、&bold(){[[地縛神>地縛神(遊戯王)]]ならぬ「自爆神」}。 ただし《Ai打ち》と合わせれば[[ロマン]]ダメージを叩き出せる。 こいつの本領は「特殊召喚に縛りが無い」・「攻撃対象にならないので攻撃抑制の壁になる」・「レベル10獣族」という点から、[[ネムレリア>ネムレリア(遊戯王OCG)]]での運用だろうか。 -&font(b,#ff8c00){《[[&font(u,#ff8c00){獣王アルファ}>獣王アルファ(遊戯王OCG)]]》(特殊召喚・☆8)} 容易な召喚条件、使いやすい除去効果、十分な打点が揃った、《[[ダイナレスラー・パンクラトプス>ダイナレスラー(遊戯王OCG)]]》に引けを取らない汎用カード。 単体で使用しても十分だが、ビースト系統デッキに使用することでさらに力を発揮する。 -&font(b,#ff8c00){《[[&font(u,#ff8c00){EMモンキーボード}>EMモンキーボード]]》(☆6・Pスケール1)} ただでさえ安定性が高くて強力だった【[[EM>EM(遊戯王OCG)]]】デッキに、更に追加された超優秀サーチャー。 過ちを繰り返した結果、最速禁止記録(&bold(){167日})と憎しみを生み出してしまった。 それでも環境インフレは恐ろしいもので、2023年7月に[[制限カード>制限カード(遊戯王OCG)]]として復帰を果たし、2025年4月をもって無制限カードとなった。 **エクストラデッキの獣族モンスター // #co(テンプレ){ 融合 -&font(b,#800080){《[[&font(u,#800080){}>]]》(融合・☆)} シンクロ -&font(b,#87ceeb){《[[&font(u,#87ceeb){}>]]》(シンクロ・☆)} エクシーズ -&font(b,#696969){《[[&font(u,#696969){}>]]》(エクシーズ・★)} リンク -&font(b,#000080){《[[&font(u,#000080){}>]]》(リンク・L)} } // -&font(b,#800080){《マスター・オブ・OZ》(融合・☆9)} 「《ビッグ・コアラ》+《デス・カンガルー》」を融合素材に指定する融合モンスター。 効果のない[[バニラ>バニラ(TCG)]]融合だが、《[[青眼の究極竜]]》に次ぐ4200打点を誇る。 《野性解放》で攻撃力7900と1キル一歩手前、《[[巨大化]]》なら8400と文句なく1キル達成可能な数値となる。 しかし、同じ正規融合でも融合素材代用モンスターを使えば攻撃力5000の《究極竜騎士》を出せてしまう。 種族サポートで差別化したい所だが獣族はドラゴン族に比べて目ぼしい正規融合サポートがない。 《融合呪印生物-地》の起動効果でも特殊召喚できる所や、1キル特化以外でも《エアーズロック・サンライズ》で素材共々蘇生できる点等を活かしたい所か。 -&font(b,#800080){《ナチュル・エクストリオ》(融合・☆10)} 実質ノーコストで相手の魔法罠を阻止し続けることができる、最高クラスの妨害カード。 融合素材は「《ナチュル・ビースト》+《ナチュル・パルキオン》」。 シンクロモンスターを名指しで2体要求しており、馬鹿正直に用意するのはいくらなんでもなので、《やぶ蛇》などで負担の少ない抜け道を使って召喚されている。 《[[デビル・フランケン]]》が[[禁止カード>禁止カード(遊戯王OCG)]]入りするまでは、あちらの効果による融合召喚先の筆頭候補でもあった。 -&font(b,#87ceeb){《魔轟神獣ユニコール》(シンクロ・☆4)} [[魔轟神獣>魔轟神獣(遊戯王OCG)]]のシンクロモンスター。チューナーが[[魔轟神>魔轟神(遊戯王OCG)]]に限定されているので、実質【[[魔轟神>魔轟神(遊戯王OCG)]]】専用。 「自分と相手の手札枚数が一緒」という非常に厳しい条件のもと「相手のカードの発動を無限に阻止し続ける」厳しいパーミッション効果を発揮する。 頭の良い暴れ馬を手懐けるためにも、フリーチェーンで手札枚数を増減できるカードとの併用が必須。 -&font(b,#87ceeb){《ナチュル・ビースト》(シンクロ・☆5)} チューナー・非チューナー共に地属性を指定するシンクロモンスター。 回数制限無し、デッキコストで魔法封殺という破格のパーミッション効果を持つ。 攻守ステータスは低めなので、魔法に頼らない戦闘破壊は苦手。 -&font(b,#87ceeb){《[[&font(u,#87ceeb){氷結界の虎王 ドゥローレン}>氷結界の虎王ドゥローレン]]》(シンクロ・☆6)} 非チューナーに水属性を指定するシンクロモンスター。 自分自身も含めたセルフバウンスコンボの申し子であり、その手の[[無限ループ]]戦術では重宝されていた。 自分をエクストラデッキに戻してしまえば事実上回数制限なしのため、良からぬコトに手を染めるのは時間の問題だった。 後年「このカード名の効果は1ターンに1度しか使用できない」のエラッタを課せられたことで無限ループは不可能になり更生している。 &font(l){《[[氷結界の龍 ブリューナク]]》の時点で反省してください} -&font(b,#87ceeb){《星風狼ウォルフライエ》(シンクロ・☆9)} 自己強化効果と、攻撃力4000以上の場合は&bold(){フリーチェーンの全体デッキバウンスを行う}豪快な汎用効果の持ち主。 元々の攻撃力が2500とやや大人しいので、条件を満たす手続きは相手ではなく自分から積極的に進めていく必要がある。 -&font(b,#87ceeb){《ナチュル・ガオドレイク》(シンクロ・☆9)} こちらもチューナー・非チューナー共に地属性を指定するシンクロモンスター。 ……なのだが、地属性縛りをしてまで《[[大地の騎士ガイアナイト]]》する利点が現状全く存在しない。 打点で言っても他に追い抜かれ、そもそも《[[氷結界の龍 トリシューラ]]》を始めとした他のレベル9シンクロを差し置いて使いたいかと言われると…。 バニラや獣族サポート、《[[一族の結束>一族の結束(遊戯王OCG)]]》などの種族縛りを意識するとしても、レベル9なのでレベルを合わせづらい点でも使い勝手が悪い。 ただしフレーバー的にはものすごく優遇されている。 星の観測者に選ばれた事でガオドレイクが進化した《神樹の守護獣-牙王》、その牙王と《ナチュル・ランドオルス》と融合した《ナチュル・ガイアストライオ》、そしてガイアストライオが背中にレラを乗せた状態である《聖霊獣騎 ガイアペライオ》と、派生カードとストーリー上での活躍が多い。 -&font(b,#696969){《[[&font(u,#696969){No.56 ゴールドラット}>No.56 ゴールドラット]]》(エクシーズ・★1)} わざわざ重い素材条件をクリアしてまで《カードトレーダー》を欲する物好きがどこにいるのか。 効果の弱さもさることながら、このカードにかけられた誇大広告も見逃せない。 -&font(b,#696969){《[[&font(u,#696969){No.64 古狸三太夫}>No.64 古狸三太夫]]》(エクシーズ・★2)} 「獣族レベル2モンスター×2」をエクシーズ素材に指定するエクシーズモンスター。 フィールド上の最も強いモンスターの攻撃力をコピーした[[トークン]]を生成する。 自分のモンスターの攻撃力が高いなら戦闘ダメージを飛躍的に増やすことができ、相手モンスターの攻撃力が高い場合は攻撃力を拝借して攻めに回るかトークンとの相打ちで敵を始末するかを選べる。 幅広いシチュエーションで活躍できる様は、変幻自在に姿を変える化け狸のよう。 &bold(){ローレベル獣族デッキの最大の利点は、コレをエクシーズ召喚できることにある、と言っても過言ではない}。 -&font(b,#696969){《[[&font(u,#696969){No.44 白天馬スカイ・ペガサス}>No.44 白天馬スカイ・ペガサス]]》(エクシーズ・★4)} 相手モンスターの破壊or1000のライフロスを&color(red){相手が選ぶ}効果を持つ。 そもそもの攻守ステータスが低いうえに不安定すぎる効果の持ち主なので、他の優秀なランク4から置いてきぼりにされる。 「相手に選択権があるカードは弱い」というTCGの通説にしっかり当てはまった事例である。 -&font(b,#000080){《クロシープ》(リンク・L2)} リンク先に特定のモンスターが特殊召喚されることで効果を発動するリンク2モンスター。 基本的には手札交換ができる儀式モンスターか、直接的にアドバンテージを得られる融合モンスターの効果が優先される。 素材縛りが緩いところも高評価。 ちなみに、分かりづらいが効果の発動条件は「リンク先にモンスターが特殊召喚された時(任意)」で、適用する効果は「効果解決時にリンク先にいるモンスター」で決まる。 なので片方のリンクマーカーにモンスターを出したときにあえて効果を発動せず、もう片方に特殊召喚したところで発動することにより、リンクマーカーに2つのモンスターがいるため2つの効果を適用できる、というテクニックがある。 -&font(b,#000080){《ドリトル・キメラ》(リンク・L2)} リンク召喚黎明期から存在する、[[属性強化リンクモンスター>属性強化リンクモンスター(遊戯王OCG)]]の炎属性担当。 「炎属性モンスター2体」をリンク素材に指定する。《リトル・キメラ》のリメイク。 単なる全体強化のみならず、炎属性モンスター2体を能動的に墓地へ送る手段と見る事もできるので、癖が無く使いやすいモンスターの1体。 **魔法・罠カード // #co(テンプレ){ 魔法 -&font(b,#008000){《[[&font(u,#008000){}>]]》(通常魔法)} 罠 -&font(b,#ff1493){《[[&font(u,#ff1493){}>]]》(通常罠)} } // -&font(b,#008000){《エアーズロック・サンライズ》(通常魔法)} [[遊戯王GX>遊戯王デュエルモンスターズGX]]にて、前田隼人が[[自分の人生を決めるデュエル>隼人VSクロノス!エアーズロックサンライズ(遊戯王デュエルモンスターズGX)]]で使用したキーカード。 獣族モンスターの完全蘇生と、自分の墓地の獣族・[[鳥獣族>鳥獣族(遊戯王OCG)]]・[[植物族>植物族(遊戯王OCG)]]モンスターの数に比例した全体弱体化効果を持つ。 単純に癖のない蘇生カードというだけで素晴らしい1枚であり、弱体化の効果も十分に戦闘補助として機能する。 -&font(b,#008000){《魔獣の懐柔》(通常魔法)} ローレベル獣族デッキの生命線。 「自分フィールドにモンスターがいないとき」という発動条件と「ターン終わりまで獣族しか特殊召喚できない」という厳しい制約が付いているが、レベル2以下の獣族の効果モンスター3体をデッキから特殊召喚という圧倒的なアドバンテージ確保を見せてくれる。 ちなみにこのカードの制約は通常召喚には何の影響も及ぼさないので、特殊召喚した3体を[[三幻神]]や[[三邪神>三邪神(遊戯王OCG)]]のアドバンス召喚に使うことは可能。 -&font(b,#008000){《野性解放》(通常魔法)} 自分フィールドの獣族1体の攻撃力を、そのモンスターの守備力分だけアップする。ただしそのモンスターはターン終わりに破壊される。 獣族におけるメジャーな戦闘補助だが、(リンクモンスターも含め)モンスターの守備力を軽視する風潮と合っていないのが難点。 《[[リミッター解除]]》に比べると単体強化・かつ速攻ではなく通常という短所も目立つ。 現在は【獣族】の主力というよりも、攻守の合計値が高い大型モンスターを活かす特殊なデッキでの採用が主。 -&font(b,#008000){《スケープ・ゴート》(速攻魔法)} 発動したターン中は他の召喚・反転召喚・特殊召喚行為ができなくなるものの、獣族の「羊[[トークン]]」を一気に4体特殊召喚できる。 [[アニメDM>遊戯王デュエルモンスターズ]]での活躍にならって相手の攻撃を耐えしのぐ壁としてはもちろん、発動した次のターン以降は元通り召喚行為が行えるため、相手ターンに発動して破壊されずに残った羊トークンをシンクロやリンク素材に使用すれば巻き返しも狙える。 -&font(b,#ff1493){《キャトルミューティレーション》(通常罠)} 自分フィールドの獣族を手札に戻し、それと同じレベルの獣族を手札から特殊召喚する。 戻したモンスターをそのまま出すこともできるが、基本的にそれはアド損になる。 サクリファイス・エスケープに使用する、バトルフェイズ中に使って再度攻撃、《野性解放》などの自壊デメリット回避などが主な用途になる。 カード名の由来は、1970年代にアメリカで起こった牛の死骸にまつわる怪現象から。 -&font(b,#ff1493){《幻獣の角》(通常罠)} 獣族or[[獣戦士族>獣戦士族(遊戯王OCG)]]用の装備カードとなり、攻撃力を800上げ、更に戦闘破壊するたびに1ドローを行える。 単なる戦闘補助というよりは、《王虎ワンフー》などの長期戦を見据えたメタビートデッキでお呼びがかかるか。 *獣族テーマ -&bold(){【[[おジャマ>おジャマ(遊戯王OCG)]]】} キモさが一周回って可愛らしくも見える、[[万丈目準]]の相棒。 相手のモンスターゾーンを使用不能にして動きを制限したり、専用フィールド魔法《おジャマ・カントリー》で攻守ステータスを入れ替えるなど、見た目通り(?)トリッキーな戦法を得意とする。 &color(red){言われなければ、誰一人としてこいつらを獣族だと認識できないだろう}。 -&bold(){【[[鉄獣戦線(トライブリゲード)>トライブリゲード(遊戯王OCG)]]】} 俗に「ビースト系」と括られる「獣族・[[獣戦士族>獣戦士族(遊戯王OCG)]]・[[鳥獣族>鳥獣族(遊戯王OCG)]]」を中心にしたリンク召喚デッキ。 墓地のモンスターを素材にリンクモンスターを召喚し、着々と場を整えていく。 ビースト系のカードを存分に採用できるため、デッキの融通はかなり利く。 -&bold(){【[[ネムレリア>ネムレリア(遊戯王OCG)]]】} ぐっすり眠っているお姫様の見ている夢の世界に住む、お菓子でできた獣たち。 戦術がシンプルで扱いやすく、かつ《[[覇王龍ズァーク]]》だの《光のピラミッド》だのといった[[ラスボス]]級のカード群とシナジーの強いテーマ。 いったいどんな夢を見てるのやら。 -&bold(){【[[ベアルクティ>ベアルクティ(遊戯王OCG)]]】} 水属性かつ獣族・[[獣戦士族>獣戦士族(遊戯王OCG)]]で統一されたデッキ。 さながら[[5D's>遊戯王5D's]]に登場したダークシンクロのような動きを披露している。 -&bold(){【[[魔轟神獣>魔轟神獣(遊戯王OCG)]]】} [[悪魔族>悪魔族(遊戯王OCG)]]が主軸のカテゴリ・【[[魔轟神>魔轟神(遊戯王OCG)]]】に属する光属性・獣族のモンスター群。 「手札」に密接に関係した効果を持ち、特に手札から墓地へ行くだけでアドバンテージを稼いでくれる者も多い。 -&bold(){【[[メルフィー>メルフィー(遊戯王OCG)]]】} 攻撃力が低いながらもフィールドから手札に戻りつつ状況を整えていくデッキ。 &font(l){一見するとメルヘンチックな雰囲気だが、物騒で厳つい「おともだち」が大勢いることでも有名。} -&bold(){【[[ヤミー>ヤミー(遊戯王OCG)]]】} クレーンゲームを題材にした、光属性・獣族のデッキ。 テーマのSモンスターは「リンク1モンスターをレベル1チューナー扱いでS召喚できる」特徴を持っており、これにより低レベルのSモンスターをS召喚していく。 また各ヤミーモンスターは特殊召喚/S召喚に反応して効果を発動、実質テーマチューナーの《ヤミー★スナッチー》は相手ターンにS召喚できる効果を持つため、SS時効果を積極的に相手ターン中でも使用できる。 「S召喚のルール破壊効果」そして「かわいらしい見た目」という色々嫌な予感を感じさせるテーマであり、その予想通りに奇想天外な動きを披露している。 追記・修正は《怒れる類人猿》を自壊させてからお願いします。 #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,3) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #areaedit() - 基本的には「陸上生活をする哺乳類」かつ「獣人では無い物」をさすと考えていいかな。例外は多数いるが、それはほかの種族でもいえることだし。 -- 名無しさん (2021-11-22 21:03:51) - そういやラッシュデュエルの方はこういう記事どうするんだろうか -- 名無しさん (2021-11-23 15:25:38) #comment(striction) #areaedit(end) }